JPH10172883A - シンクロトロン放射装置及びx線露光装置 - Google Patents

シンクロトロン放射装置及びx線露光装置

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JPH10172883A
JPH10172883A JP32874296A JP32874296A JPH10172883A JP H10172883 A JPH10172883 A JP H10172883A JP 32874296 A JP32874296 A JP 32874296A JP 32874296 A JP32874296 A JP 32874296A JP H10172883 A JPH10172883 A JP H10172883A
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Eijiro Toyoda
英二郎 豊田
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンクロトロン放射光のうち不要な波長成分
の光をカットし、必要な波長成分の減衰を抑制すること
が可能なシンクロトロン放射装置を提供する。 【解決手段】 軌道平面に沿って荷電粒子が周回運動す
る放射光源から、軌道平面に垂直な断面内において、軌
道平面を中心として第1の広がり角を持って伝搬する放
射光が放出される。放射光源から放出された放射光のう
ち、第2の広がり角よりも小さな広がり角に相当する向
きに放射された光が、遮光手段により遮光される。第2
の広がり角よりも大きな広がり角に相当する向きに放射
された光は遮光手段を通過する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シンクロトロン放
射装置及び、それを用いたX線露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線露光では、波長1nm近傍の光で露
光することが望ましい。波長1nmよりも長波長の光で
は、回折による半影ボケが大きくなり、短波長の光で
は、レジスト中で発生する光電子の飛程が大きくなり、
同様にボケが生じるからである。
【0003】以下、シンクロトロン放射光から波長1n
m近傍の光のみを取り出す方法を説明する。電子軌道か
ら発生した放射光が、反射ミラーに入射角90°に近い
角度で入射する。反射ミラーで反射した放射光は、ベリ
リウム薄膜を透過した後、マスクを通してウエハ表面を
照射する。反射ミラーを揺動させることによって反射光
を走査し、ウエハ表面の広い領域を露光する。
【0004】放射光は、反射ミラーによって反射するこ
とにより、短波長成分がカットされる。さらに、ベリリ
ウム薄膜を透過することによって長波長成分がカットさ
れる。このように、短波長成分と長波長成分がカットさ
れて波長1nm近傍の光のみが取り出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例では、反
射ミラーが放射光を走査する作用と、短波長成分をカッ
トする作用を果たす。X線ミラーの反射率は、図6のよ
うに波長によって大きく変わる。図6は、表面に金をコ
ーティングした場合の反射率を示す。反射率を高くする
には、ミラー表面から小さい角度(90°に近い入射
角)で入射させることが望ましい。波長が短い側では反
射率は角度の僅かな変化で大きく変動するので、露光範
囲を広げるためにミラーの角度を変えると反射率が変化
し、均一な露光が困難になる。反射率の変動を抑えるた
めには、大きな角度で入射することが望ましいが、反射
率が低くなる欠点がある。いずれにせよ角度を変化させ
る限り、露光の均一性を維持することは困難になる。
【0006】本発明の目的は、シンクロトロン放射光の
うち不要な波長成分の光をカットし、必要な波長成分の
減衰を抑制することが可能なシンクロトロン放射装置を
提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、シンクロトロン放射
光から、X線露光に有害な波長成分をカットし、かつ有
効な波長成分の減衰を抑制することが可能なX線露光装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点による
と、軌道平面に沿って荷電粒子が周回運動し、該軌道平
面に垂直な断面内において、該軌道平面を中心として第
1の広がり角を持って伝搬する放射光を放出する放射光
源と、前記放射光源から放出された放射光のうち、第2
の広がり角よりも小さな広がり角に相当する向きに放射
された光を遮光し、前記第2の広がり角よりも大きな広
がり角に相当する向きに放射された光を通過させる遮光
手段とを有するシンクロトロン放射装置が提供される。
【0009】この放射光源から放射された放射光の広が
り角は、波長に依存する。波長の短い光ほど広がり角が
小さい。従って、小さな広がり角に相当する向きに放射
された光を遮光すると、主として波長の短い光を遮光
し、波長の長い光を取り出すことができる。
【0010】本発明の他の観点によると、軌道平面に沿
って荷電粒子が周回運動し、該軌道平面に垂直な断面内
において、該軌道平面を中心として第1の広がり角を持
って伝搬する放射光を放出する放射光源と、前記放射光
源から放出された放射光のうち、第2の広がり角よりも
小さな広がり角に相当する向きに放射された光を遮光
し、前記第2の広がり角よりも大きな広がり角に相当す
る向きに放射された光を遮光しない遮光手段と、前記放
射光源と遮光手段とを内部に有し、前記遮光手段を通過
した光を外部に導出するための透過窓が設けられた真空
容器と、前記透過窓を通して外部に導出された放射光が
照射されるように、マスクと半導体ウエハとを、その相
対位置を固定して保持する保持台とを有するX線露光装
置が提供される。
【0011】波長の短い光がカットされて半導体ウエハ
表面に照射されるので、波長の短い光が原因となるボケ
の発生を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1(A)は、本発明の実施例に
よるX線露光装置の概略図を示す。電子蓄積リングの真
空容器10内に、電子の周回軌道1が水平(xz面に平
行)に配置され、半径0.9mの円軌道に沿って周回運
動する電子からシンクロトロン放射光Aがz軸方向に放
出される場合を考える。シンクロトロン放射光Aは、水
平面内には360°方向に放射されるが、垂直面(yz
面)内に関しては、小さな広がり角を有する。
【0013】シンクロトロン放射光の垂直方向への分散
σSR(標準偏差値)は波長によって異なり、
【0014】
【数1】σSR=0.565(λ/λc 0.425 γ-1 と表される。ここで、γは電子の運動エネルギの静止質
量に対する比、すなわちγ=E/mc2 (mは電子の静
止質量、cは光速)であり、λc は臨界波長、すなわち
放射光の全スペクトルのエネルギ平均値に相当する波長
である。
【0015】図1(B)は、シンクロトロン放射光の垂
直方向の広がりの様子を示す。横軸は、放射方向と水平
面とのなす角度を単位mradで表し、縦軸は、光子密
度を任意目盛りで表す。横軸の角度0の位置が、水平方
向に放射される光子密度に対応する。光子密度は周回軌
道1の軌道面に関して対称に分布する。光子密度の分布
の対称中心面を中立平面と呼ぶ。図中の曲線a、b、
c、d、eは、それぞれλ/λc が0.01、0.1、
1、10、100の場合を示す。波長が長くなるに従っ
て広がり角が大きくなることがわかる。
【0016】図1(A)に戻って、放射光Aの中立平面
に沿って遮光板2が配置されている。遮光板2は、例え
ば銅により形成される。なお、放射光Aを遮光できる材
料であればその他の材料を用いてもよい。電子蓄積リン
グの周回軌道1の放射光発生点から遮光板2までの距離
1 は、例えば5.4mであり、遮光板2の厚さは、約
2.2mmである。このとき、水平面とのなす角度が
0.2mrad以内の方向に放射された放射光、すなわ
ち、広がり角0.4mradよりも小さな広がり角に相
当する向きに放射された光が、遮光板2によって遮られ
る。
【0017】これを図1(B)にあてはめると、角度0
〜0.2mradの範囲の光が遮られることになる。曲
線a及びbで示すλ/λc =0.01及び0.1の光の
大部分が遮光される。λ/λc =1の光はほぼ1/3が
遮光される。曲線d、eで示すλ/λc =10または1
00の光の遮光量は更に少ない。すなわち、波長の短い
光ほど遮光量が多くなる。
【0018】図1(C)は、放射光のスペクトルを示
す。縦軸の光強度とは、X線露光装置に向かう全光子数
を表す。曲線Aは、電子蓄積リングの周回軌道1から放
出された放射光Aのスペクトルを示す。X線露光に適し
た波長λe 近傍の光の強度が強くなるように設定されて
いる。遮光板2の後方の放射光のスペクトルは、曲線B
に示す特性を有する。すなわち、波長λe よりも短い波
長を有する光強度が大きく低下する。
【0019】図1(A)に戻って、遮光板2により遮ら
れなかった光は、真空容器10に取り付けられたベリリ
ウム薄膜3を透過して外部に放出される。ベリリウム薄
膜3は、例えばその周囲を補強リングに溶接し、この補
強リングをフランジに溶接し、フランジを真空容器10
に取り付けることにより固定される。遮光板2とベリリ
ウム薄膜3との距離L2 は、例えば0.3mである。ベ
リリウム薄膜3は、波長λe よりも長い波長の光を主に
吸収する。
【0020】図1(C)の曲線Cは、ベリリウム薄膜3
を透過した放射光Cのスペクトルを示す。波長λe より
も長い波長領域の光が吸収され、波長λe 近傍にピーク
を有するスペクトルが得られる。
【0021】図1(A)に戻ってベリリウム薄膜3に対
向するように、ウエハ保持台4が配置されている。ウエ
ハ保持台4のウエハ保持面とベリリウム薄膜3との距離
は、例えば0.3mである。この空間には、X線の減衰
を防止するためヘリウムガスが満たされている。ウエハ
保持台4のウエハ保持面にウエハ5が保持され、その前
方に10〜30μm離してマスク6が配置されている。
ウエハ5の表面には、X線に感光するレジスト膜が塗布
されている。ウエハ保持台4は、ウエハ5とマスク3の
相対位置を固定したまま垂直方向(y軸に平行な方向)
に並進移動することができる。
【0022】ベリリウム薄膜3を透過した放射光Cは、
マスク6を介してウエハ5の表面に照射され、マスク6
に形成されているパターンがウエハ5の表面のレジスト
膜に転写される。ウエハ保持台4を垂直方向に移動する
ことにより、ウエハ5の表面の広い領域を露光すること
ができる。
【0023】図2は、遮光板2が配置された位置におけ
る真空容器10の内部の概略断面図を示す。真空容器1
0の上壁に貫通孔が設けられ、この貫通孔を通して支軸
20が上下方向に微動可能に支持されている。支軸20
と真空容器10との間は、ベローズ22により気密に保
たれている。真空容器10の内側において、支軸20の
先端に逆U字型の断面を有する接続治具21が取り付け
られ、その先端に遮光板2が保持されている。支軸20
を上下方向に微動させることにより、遮光板2の位置を
調節することができる。遮光板2は、放射光Aの中立平
面に沿って保持される。
【0024】真空容器10の側壁に銅製のサーマルアン
カ24が取り付けられ、遮光板2とサーマルアンカ24
とが、銅編線23により熱的に結合されている。サーマ
ルアンカ24は必要に応じて水冷される。銅編線23と
サーマルアンカ24とにより、遮光板2を効率的に冷却
することができる。
【0025】上記実施例によると、図1(C)に示すよ
うに、遮光板により短波長成分の光が多くカットされる
スペクトルBが得られる。また、ミラーを用いないの
で、均一に近い露光が可能である。
【0026】上記実施例では、広がり角0.4mrad
よりも小さい広がり角の相当する方向に放射された放射
光を遮光板でカットする場合を説明した。X線露光に有
効な波長の光を得るためには、広がり角0.1〜0.3
mradよりも小さな広がり角に相当する方向に放射さ
れた放射光をカットするようにしてもよい。
【0027】次に、図3を参照して他の実施例によるX
線露光装置について説明する。図3のX線露光装置で
は、真空容器10内において、遮光板2とベリリウム薄
膜3との間に揺動可能な反射ミラー7が配置されてい
る。電子蓄積リング1から放射された放射光Aは、遮光
板2を通過する。遮光板2を通過した放射光Bは、反射
ミラー7で反射し、その進行方向を変える。反射した放
射光C’は、ベリリウム薄膜3を透過して真空容器の外
部に放射される。ベリリウム薄膜3に対向する位置に、
図1(A)の場合と同様に、マスク6、ウエハ5がウエ
ハ保持台4により保持されている。
【0028】例えば、揺動角度±0.2°、揺動周波数
1〜10Hzで反射ミラー7を揺動運動させると、放射
光がウエハ5の表面上を1方向に走査する。図1(A)
の場合と異なり、ウエハ保持台4を並進移動させること
なく、ウエハ5の表面の広い領域を露光することができ
る。
【0029】図3(B)は、放射光のスペクトルを示
す。曲線A、B、C’、C”は、それぞれ電子蓄積リン
グ1から放射された放射光A、遮光板2を通過した後の
放射光B、反射ミラー7により反射した放射光C’、及
びベリリウム薄膜3を透過した放射光C”のスペクトル
を表す。
【0030】反射ミラー7で反射することにより、放射
光の強度が曲線Bから曲線C’まで低下する。ただし、
反射ミラー7は、放射光を走査する機能のみを有すれば
よく、短波長成分をカットする機能を有する必要はな
い。このため、反射効率を高めるように最適化すること
が可能である。例えば、反射ミラー7に短波長成分をカ
ットする機能を持たせるためには、一般に入射角(ミラ
ーの法線と入射光線とのなす角度)を88.8°程度に
する。短波長成分をカットする必要がない場合には、入
射角を88.8°からさらに90°に近づけ、反射率を
高く設定することが可能である。発明者の計算による
と、反射率の20%程度の改善が期待できる。
【0031】反射率に着目して反射ミラー7の配置を最
適化することにより、放射光C’の光強度を比較的高く
維持することができる。最終的に、ベリリウム薄膜3を
透過した放射光C”の波長λe 近傍の光強度を高く維持
することが可能になる。
【0032】図3(A)では、遮光板2を反射ミラー7
の前方に配置した場合を説明したが、後方に配置しても
よいよい。遮光板2を反射ミラー7の後方に配置する場
合には、反射ミラー7の揺動運動に応じて遮光板2を往
復移動させる必要がある。
【0033】図4は、遮光板2を反射ミラー7の後方に
配置した場合のX線露光装置の概略正面図を示す。基台
30の上に真空容器10が固定されている。真空容器1
0は、ダクト10A、ミラーボックス10B、ダクト1
0C、ベローズ10D及びダクト10Eが、この順番に
連結されて構成される。ダクト10Aの左方には、図3
(A)と同様の電子蓄積リングが取り付けられている。
ミラーボックス10B内に図3(A)と同様の反射ミラ
ー7が配置されている。反射ミラーは、揺動中心軸31
の回りに揺動運動する。ダクト10Eの先端は、ベリリ
ウム薄膜部分を有する蓋34により気密に閉じられてい
る。ダクト10Eは、揺動腕32を介して揺動中心軸3
1に結合し、揺動中心軸31を中心として揺動運動可能
である。
【0034】揺動腕32の先端近傍が、基台30に固定
された往復駆動機構33に接続されている。往復駆動機
構33が揺動腕32の先端を往復駆動(より厳密には円
弧に沿った往復駆動)することにより、ダクト10Eを
揺動運動させることができる。
【0035】ダクト10Eの揺動角がミラーボックス1
0B内の反射ミラーの揺動角の2倍になるように、反射
ミラーとダクト10Eとを連動させる。このように連動
させることにより、ダクト10E内に配置された遮光板
を、常時、放射光の中立平面の位置に設置することがで
きる。反射ミラーとダクト10Eとの連動は、電気的に
行ってもよいし機械的に行ってもよい。
【0036】図3(A)に示すX線露光装置では、ベリ
リウム薄膜3上の放射光C’の透過位置が変動する。こ
のため、放射光C’が振られる最大振幅に対応するよう
にベリリウム薄膜3を比較的大きくする必要がある。例
えば、50mm×50mm程度の正方形状とする。これ
に対し、図4の場合には、ベリリウム薄膜上の放射光の
透過位置がほぼ固定するため、ベリリウム薄膜を小さく
することができる。例えば、50mm×20mm程度の
長方形状とすることができる。
【0037】一般に、ベリリウム薄膜の厚さは10〜2
0μmであり、ベリリウム薄膜を大きくすると、機械的
強度が弱くなる。図4に示す構成とすることにより、ベ
リリウム薄膜の機械的強度を高くすることができる。
【0038】図5は、蓋34の断面図を示す。ベリリウ
ム薄膜3の周囲が外周補強部材3aに溶接され、外周補
強部材3aがフランジ3bに溶接されている。フランジ
3bが真空容器10の端部に気密に取り付けられてい
る。ベリリウム薄膜3と放射光の中立平面との交線に沿
って補強部材3cがベリリウム薄膜3に接着されてい
る。補強部材3cにより、ベリリウム薄膜3の機械的強
度をさらに高くすることができる。
【0039】中立平面近傍の放射光は、図4のダクト1
0E内に設置された遮光板によってカットされているた
め、補強材3cは放射光の伝搬に影響を与えない。ま
た、補強材3cが遮光板を兼ねてもよい。
【0040】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
反射率の波長依存性を利用することなく、シンクロトロ
ン放射光の短波長成分をカットすることができる。
【0042】このシンクロトロン放射装置をX線露光用
光源に適用すると、X線露光に有効な波長成分の減衰を
抑制し、かつ有害な波長成分を効率的にカットすること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるX線露光装置の概略を示
す断面図、シンクロトロン放射光の広がり角の波長依存
性を示すグラフ、及び放射光のスペクトルを示すグラフ
である。
【図2】図1に示すX線露光装置の遮光板の保持方法を
説明するための真空容器内の断面図である。
【図3】本発明の他の実施例によるX線露光装置の概略
を示す断面図、及び放射光のスペクトルを示すグラフで
ある。
【図4】図3の他の実施例の変形例によるX線露光装置
の概略を示す正面図である。
【図5】図4のX線露光装置の蓋部の断面図である。
【図6】表面にAuをコーティングした反射ミラーの反
射率を、ミラー面と入射光軸との間の角度の関数とし
て、波長ごとに示すグラフである。
【符号の説明】
1 電子蓄積リングの周回軌道 2 遮光板 3 ベリリウム薄膜 4 ウエハ保持台 5 ウエハ 6 マスク 7 反射ミラー 10 真空容器 20 支軸 21 接続部材 22 ベローズ 23 銅編線 24 サーマルアンカ 30 基台 31 揺動中心軸 32 揺動腕 33 往復駆動機構 34 蓋

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道平面に沿って荷電粒子が周回運動
    し、該軌道平面に垂直な断面内において、該軌道平面を
    中心として第1の広がり角を持って伝搬する放射光を放
    出する放射光源と、 前記放射光源から放出された放射光のうち、第2の広が
    り角よりも小さな広がり角に相当する向きに放射された
    光を遮光し、前記第2の広がり角よりも大きな広がり角
    に相当する向きに放射された光を通過させる遮光手段と
    を有するシンクロトロン放射装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記遮光手段の後方に配置さ
    れ、前記遮光手段を通過した光を反射し、反射光を前記
    軌道面に垂直な方向に走査する反射手段を有する請求項
    1に記載のシンクロトロン放射装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記放射光源と前記遮光手段と
    の間に配置され、前記放射光源から放射された光を反射
    し、反射光を前記軌道面に垂直な方向に走査する反射手
    段と、 前記反射手段によって反射した反射光の走査に応じて前
    記遮光手段を移動させる移動手段とを有する請求項1に
    記載のシンクロトロン放射装置。
  4. 【請求項4】 軌道平面に沿って荷電粒子が周回運動
    し、該軌道平面に垂直な断面内において、該軌道平面を
    中心として第1の広がり角を持って伝搬する放射光を放
    出する放射光源と、 前記放射光源から放出された放射光のうち、第2の広が
    り角よりも小さな広がり角に相当する向きに放射された
    光を遮光し、前記第2の広がり角よりも大きな広がり角
    に相当する向きに放射された光を遮光しない遮光手段
    と、 前記放射光源と遮光手段とを内部に有し、前記遮光手段
    を通過した光を外部に導出するための透過窓が設けられ
    た真空容器と、 前記透過窓を通して外部に導出された放射光が照射され
    るように、マスクと半導体ウエハとを保持する保持台と
    を有するX線露光装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記保持台を、該保持台の配置
    された位置における前記放射光の進行方向に対して垂直
    な方向に並進移動させる保持台移動手段を有する請求項
    4に記載のX線露光装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記遮光手段の後方に配置さ
    れ、前記遮光手段を通過した光を反射し、反射光を前記
    軌道面に垂直な方向に走査する反射手段を有する請求項
    4に記載のX線露光装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記放射光源と前記遮光手段と
    の間に配置され、前記放射光源から放射された光を反射
    し、反射光を前記軌道面に垂直な方向に走査する反射手
    段と、 前記反射手段によって反射した反射光の走査に応じて前
    記遮光手段を移動させる移動手段とを有する請求項4に
    記載のX線露光装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の広がり角が、0.1〜0.3
    mradである請求項4〜7のいずれかに記載のX線露
    光装置。
  9. 【請求項9】 前記遮光手段が前記透過窓に機械的に固
    定され、前記透過窓を補強する請求項4〜8のいずれか
    に記載のX線露光装置。
JP32874296A 1996-12-09 1996-12-09 シンクロトロン放射装置及びx線露光装置 Withdrawn JPH10172883A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6947518B2 (en) 1999-05-28 2005-09-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha X-ray exposure apparatus, X-ray exposure method, X-ray mask, X-ray mirror, synchrotron radiation apparatus, synchrotron radiation method and semiconductor device
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