JPH10172721A - エンボス加工用ヒータチップ - Google Patents

エンボス加工用ヒータチップ

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JPH10172721A
JPH10172721A JP33382296A JP33382296A JPH10172721A JP H10172721 A JPH10172721 A JP H10172721A JP 33382296 A JP33382296 A JP 33382296A JP 33382296 A JP33382296 A JP 33382296A JP H10172721 A JPH10172721 A JP H10172721A
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JP
Japan
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heater chip
block
embossing
temperature
chip
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JP33382296A
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Kazuyuki Motoki
和行 元木
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工温度を正確に制御することができると共
に、小型化を図ることができるエンボス加工用ヒータチ
ップを提供することを目的とする。 【解決手段】 ヒータチップは、導線が接続される1対
の接続部50と、熱電対54が配設された発熱部52と
が設けられたブロックを有し、この発熱部52の外面に
はドーム状の押圧部53が設けられている。また、ブロ
ックの通電断面積は発熱部52で最小であり、押圧部5
3とブロックとは一体成形されている。このようにして
構成されたヒータチップ45は、ヒータチップ自体の抵
抗発熱により加熱されるため、チップの小型化を図るこ
とができる。また、ヒータチップ45のブロック自体を
抵抗発熱させるため、その発熱効率が良好であると共
に、熱電対54によりブロックの温度を直接測定してい
るため、押圧部53の温度を正確に制御することができ
る。従って、PETシートのエンボス加工温度を高精度
で制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PETシート等の
シートのエンボス加工すべき部分を局所的に加熱して押
圧することによりエンボス加工するエンボス加工用ヒー
タチップに関し、特に、良好な製品を供給することがで
きると共に小型化を図ることができるエンボス加工用ヒ
ータチップに関する。
【0002】
【従来の技術】PETシート等に凸部を加工したり、薄
板金等に補強リブ等を浮き出させる成形加工として、エ
ンボス加工がある。図7、8、9は、従来のエンボス加
工方法を示す概念図である。先ず、図7に示すように、
凹型のエンボス上型81と凸型のエンボス下型84の一
対の成形用金型を用い、これらの金型間に、例えば、ク
ッションシート82とPET(ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂)シート83とを挟む。次に、図8に示すよう
に、上型81に開設されたヒータ線に通電してこれを加
熱し、この加熱、加圧状態を数分間保持して、プレス加
工を施す(ホットプレス工程)。そして、図9に示すよ
うに、常温の上型81及び下型84でシート83を挟ん
でシート83を冷却すると共に、この常温で加圧状態を
数分間保持して、プレス加工を施す(コールドプレス工
程)。このようにして、金型の凸形状をPETシート8
3に転写する。
【0003】このような成形加工は製品の全体を一括で
加工することができ工程が単純であるため、低コストで
エンボス加工することができ、大量生産に向いている。
【0004】しかしながら、この従来のエンボス加工法
には以下に示す欠点がある。即ち、先ず、金型全体を加
熱冷却するので、熱効率が悪く成形時間がかかるという
問題点がある。また、エンボス加工部分以外にも加圧、
加熱処理が施されるため、既に回路及びレジストが形成
されたPETシートをエンボス加工すると、回路又はレ
ジストを金型に転写してしまう。このため、電子部品が
表面実装されたPETシートをエンボス加工しようとす
ると、部品を壊してしまうので、このような電子部品が
実装されたPETシートにはエンボス加工することがで
きず、エンボス加工後に部品を実装する必要があるとい
う問題点がある。
【0005】そこで、本願発明者等は、チップによりエ
ンボス加工すべき部分にのみ、加熱し押圧するエンボス
加工方法を既に提案し、出願した(特開平8−2581
47号公報)。即ち、図10に示すように、ニクロム線
92が内蔵されたチップ87を保持体(図示せず)に取
り付け、孔89が形成されたプレート88上にPETシ
ート86を載置する。そして、チップ87をPETシー
ト86のエンボス加工を施す所定位置に移動させる。そ
の後、チップ87を下降させてPETシート86に押し
当て、電源91からチップ87に通電し、PETシート
86を局所的に加熱する。所定時間経過した後、チップ
87の加熱を停止し、冷却風供給装置88からノズル9
0を介して冷却風をPETシート86の押圧部に吹き出
す。その後、チップ87を上昇させ、冷却風の吹き出し
を停止する。これによりPETシート86の下型プレー
ト88の貫通部89位置に凸形状のエンボスが形成さ
れ、エンボスシートが製造される。
【0006】このような成形加工においては、エンボス
加工すべき部分を局所的に加熱し加圧するので、チップ
を任意の位置に移動させることにより、種々の形状の製
品をエンボス加工することができる。また、既に回路及
びレジストが印刷形成されたPETシートについても、
回路及びレジストに接触することなく、エンボス加工す
ることができる。更に、電子部品が表面実装されたPE
Tシートをエンボス加工する場合においても、部品を壊
すことなく、PETシートに加熱加圧することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
エンボス加工方法においては、チップ内にニクロム線を
短絡しないように配置するために、チップ87が大型化
し、またニクロム線の発熱部以外の部分同士が短絡して
加工部の発熱が低下することがあり、加工温度を正確に
制御することが難しいという欠点がある。このため、チ
ップが大型化してしまい、高密度にエンボス加工を施す
ことができないと共に、温度制御が困難でエンボス形状
にバラツキが生じるという問題点がある。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、加工温度を正確に制御することができると
共に、小型化を図ることができるエンボス加工用ヒータ
チップを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエンボス加
工用ヒータチップは、エンボス加工すべき部分を局所的
に加熱して押圧するエンボス加工用ヒータチップにおい
て、導線が接続される1対の接続部及び発熱部が設けら
れたブロックと、このブロックの前記発熱部の外面に設
けられたドーム状の押圧部とを有することを特徴とす
る。
【0010】また、前記ブロックの通電断面積は前記発
熱部で最小であり、前記押圧部とブロックとは一体成形
されていることが好ましい。更に、前記ヒータチップは
純チタンで構成されることが好ましい。
【0011】本発明においては、ヒータチップ内にニク
ロム線を配置せず、ヒータチップを構成するブロック自
体の抵抗発熱によりシートを局所的に加熱するため、チ
ップの小型化を図ることができる。
【0012】また、ヒータチップのブロック自体を抵抗
発熱させるため、その発熱効率が良好であると共に、熱
電対によりブロックの温度を直接測定しているため、押
圧部の温度を正確に制御することができる。従って、局
所的に製品の加工温度を高精度で制御することができ
る。
【0013】更に、請求項2のように、ヒータチップの
ブロックとこのブロックの発熱部の外側に設けられたド
ーム形状の押圧部とが一体型に加工されていると、ヒー
タチップの発熱部に対して押圧部の温度応答性を優れた
ものにすることができるため、加工時間を短縮すること
ができる。
【0014】更にまた、ヒータチップのブロックの通電
断面積を発熱部で最小になるように形成することによ
り、発熱が主としてヒータチップのドーム形状の押圧部
にてなされ、ヒータチップの発熱効率をより一層優れた
ものにすることができる。
【0015】更にまた、請求項3のように、ヒータチッ
プの材質を純チタンにすることにより、ヒータチップの
耐腐食性を良好にすることができると共に、ブロックの
温度応答性をより一層優れたものにすることができる。
更にまた、ヒータチップの強度が向上すると共に加工性
が良好となり、押圧部のドーム形状加工のような微妙な
加工が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の
実施例に係るエンボス加工装置の模式図である。図1に
示すように、基部1上に配置されたボード10を跨ぐよ
うに門型の架台11が基部1に設置されている。この架
台11にはメインヘッド12がボールネジにより水平の
X方向に移動可能に設置されている。また、基部1上の
ボード10は基部1に対しX方向に垂直のY方向に移動
可能に配置されている。従って、ボード10は架台11
に対してY方向に移動することができる。また、ボード
10の近傍には複数個の電源ユニット15が設置されて
おり、この電源ユニット15にはサーモコントローラ1
6が内蔵されている。メインヘッド12には複数個(図
示例は4個)の加工ヘッド13が配置され、そのヒータ
チップ14を下方にして配置されている。各加工ヘッド
13はメインヘッド12に対して個別に昇降移動するこ
とができるようになっている。従って、ヒータチップ1
4は、メインヘッド12がX方向に移動し、ボード10
がY方向に移動することによりX−Y方向に移動でき、
加工ヘッド13が昇降することにより、ボード10上の
シートに対して押圧し、また退避することができる。
【0017】図2はヒータチップ14を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図であ
る。ヒータチップ14は、1対の接続部20及び発熱部
22を有するブロック状をなす。接続部20には、サー
モコントローラ16に接続された導線(図示せず)が接
続され、更に固定用の孔24が形成されている。また、
発熱部22には、熱電対21がスポット溶接により接合
されている。そして、発熱部22の外面にはドーム状の
押圧部23が設けられている。1対の接続部20と発熱
部22との間は延出部25により連結されている。この
ように構成されたヒータチップは孔24にネジを締結す
ることにより各加工ヘッド13に固定される。
【0018】そして、サーモコントローラ16からヒー
タチップ14に電流が供給されると、ヒータチップ14
は抵抗体であるためジュール熱が発生し、押圧部23が
昇温する。図3に示すように、このヒータチップ14の
近傍には冷却エアーを噴出するノズル41が配置されて
いる。このノズルは電源ユニット15内の冷却風供給装
置(図示せず)に接続されている。なお、ボード10に
はエンボス加工すべき位置に貫通孔36が形成されてい
る。
【0019】このように構成されたエンボス加工装置に
おいては、図3に示すように、ボード10上の所定位置
にPETシート42を載置する。そして、架台11に対
してボード10をY方向に移動させると共に、メインヘ
ッド12をX方向に移動させて、エンボス加工を施すべ
き位置に加工ヘッド13を移動させる。そして、所要の
加工ヘッド13を下降させてその下部に取り付けたヒー
タチップ14を下降させる。そうすると、ヒータチップ
14がPETシート42に接触し、更に下降してヒータ
チップ14がPETシート42を介して貫通孔36内に
進入し、PETフィルム42を局部的に押し下げる。こ
のとき、サーモコントローラ16がオンし、ヒータチッ
プ14へ大電流を供給する。そうすると、ヒータチップ
14の発熱部22がジュール熱により発熱し、押圧部2
3を加熱する。この発熱部22の温度は熱電対21によ
り検出され、検出信号はサーモコントローラ16へ入力
される。そうすると、サーモコントローラ16は発熱部
22延いては押圧部23の温度が所定温度になるよう
に、ヒータチップ14への供給電流を制御する。ヒータ
チップ14への電流供給はパルス的に行い、所定時間こ
の状態を保持すると、ヒータチップ14への通電を停止
する(パルスヒート方式)。その後、ノズル41からエ
アーをPETシート42の加工部に噴射してPETシー
ト42の加工部を冷却する。その後、ヒータチップ14
を上昇させて待避させる。次いで、メインヘッド12及
び架台11を移動させ、次順の箇所にエンボス加工を施
す。このようにして、高効率でPETフィルム42にエ
ンボス加工を施すことができる。
【0020】本実施例においては、ヒータチップ14内
にニクロム線を配置せず、ヒータチップ14を構成する
ブロック自体の抵抗発熱によりシートを局所的に加熱す
るため、チップの小型化を図ることができる。また、ヒ
ータチップのブロック自体を抵抗発熱させるため、その
発熱効率が良好であると共に、熱電対21によりブロッ
クの温度を直接測定しているため、押圧部23の温度を
正確に制御することができる。従って、PETシートの
製品のエンボス加工温度を高精度で制御することができ
る。更に、パルスヒート方式によりヒータチップの発熱
部22が制御されるので、発熱部22を瞬時に所定温度
に設定することができる。
【0021】次に、本発明の第2の実施例について、具
体的に説明する。本実施例に係るエンボス加工装置が図
1に示す第1の実施例と異なる点は、ヒータチップの発
熱部の構造が異なる点であり、その他の構成は図1と同
様である。図4(a)、(b)、(c)は本発明の第2
の実施例に係るエンボス加工用ヒータチップの正面図、
右側面図及び底面図であり、図6はヒータチップの取付
構造を示す模式図であり、図4、5において、図1と同
一構成物は同一符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
【0022】図4(a)〜(c)に示すように、純チタ
ンからなるヒータチップは、1対の接続部50及び発熱
部52を有するブロック状をなす。また、1対の接続部
50と発熱部52との間は延出部51により連結されて
いる。接続部50には、サーモコントローラー16に接
続された導線(図示せず)が接続され、孔55が形成さ
れている。更に、発熱部52には、熱電対54がスポッ
ト溶接により接合されている。ブロックの通電断面積は
発熱部52で最小となるように形成されている。なお、
延出部51の通電断面積も発熱部52の通電断面積と等
しくなるように形成されている。そして、発熱部52の
外面にはドーム状の押圧部53が一体成形加工されて、
例えば、直径が5mmでPETシートと接触する面は面
粗度4で加工されている。この押圧部53の接触面(先
端面)の断面形状を図5に示す。図5は図4においてヒ
ータチップの中心軸方向をZ方向、その直交する方向を
X方向としたときに、縦軸に押圧部のドーム形状の表面
のZ位置、横軸に押圧部のドーム形状の表面のX位置を
とって、押圧部のドーム形状の半分の表面形状を示すグ
ラフ図である。この図5においては、図4に示すX、Z
方向の矢印の方向を正とした。この図に示す曲線は発熱
部52からドーム形状の押圧部53に均一に熱が伝達さ
れた場合に、その熱がドーム形状の押圧部53の表面に
伝達され、押圧部表面が均一な温度になる場合のドーム
形状をシミュレーション計算して求めたものである。
【0023】このようにして構成されたヒータチップ4
5は2つの孔55にネジ等が挿入されてシャンク60に
装着される。このシャンク60はクランプ61及びジャ
ンパ62を介して、加工ヘッド12に装着され、加工ヘ
ッド12は大電流対策用のCu製のウェルドケーブル6
3を介してサーモコントローラー16に接続される。サ
ーモコントローラー16からヒータチップ45に電流が
供給されると、ヒータチップ45にジュール熱が発生す
る。
【0024】本実施例に係るエンボス加工用ヒータチッ
プにおいては、第1の実施例と同様の効果を奏するのに
加えて、以下に示す効果を得ることができる。即ち、ヒ
ータチップ45のブロック(50、51、52)と、こ
のブロックの発熱部52の外側に設けられたドーム形状
の押圧部53とが一体型に加工されているため、ヒータ
チップ45のブロック50にパルス的に瞬時に大電流が
供給されると、ブロックの発熱部52から押圧部53に
高効率で熱伝導が生じる。このため、ヒータチップ45
の発熱部52に対して押圧部53の温度応答性を優れた
ものにすることができる。また、ブロックの通電断面積
は発熱部52で最小となるように形成されているので、
抵抗発熱が主として発熱部52で生じ、ドーム形状の押
圧部53が高速で加熱され、ヒータチップ45の発熱効
率が優れたものとなる。更にまた、ヒータチップ45の
材質を純チタンにすることにより、ヒータチップ45の
耐腐食性を良好にすることができると共に、ブロックの
温度応答性をより一層優れたものにすることができる。
そして、ヒータチップ45の強度が向上すると共に加工
性が良好となり、押圧部53のドーム形状加工のような
微妙な加工が可能となる。そして、純チタンでヒータチ
ップを作製すると、ヒータチップに熱電対54を容易に
溶接することができ、モリブデン等の他の材質と比較し
て、熱電対54とヒータチップとの溶着力を向上させる
ことができる。更にまた、純チタンはヒータチップ用に
汎用的に使用されており、抵抗発熱効率が優れている。
更にまた、押圧部53の形状は図5に示す形状を有する
ので、押圧部53の表面の温度は均一であり、PETシ
ート42の接触部を均一に加熱することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエン
ボス加工用ヒータチップは、ヒータチップ内にニクロム
線を配置せず、ヒータチップを構成するブロック自体の
抵抗発熱によりシートを局所的に加熱するため、チップ
の小型化を図ることができる。また、ヒータチップのブ
ロック自体は抵抗発熱させるため、その発熱効率が良好
であると共に、熱電対によりブロックの温度を直接測定
しているため、押圧部の温度を正確に制御することがで
きる。従って、局所的に製品の加工温度を高精度で制御
することができる。更に、本発明では、パルスヒート方
式によりヒータチップの発熱部を制御できるので、発熱
部を瞬時に所定温度に設定することができる。
【0026】更にまた、請求項2のように、ヒータチッ
プのブロックとこのブロックの発熱部の外側に設けられ
たドーム形状の押圧部とを一体的に成形すると、ヒータ
チップの発熱部に対して押圧部の温度応答性を更に一層
優れたものにすることができるため、加工時間を短縮す
ることができる。更にまた、ヒータチップのブロックの
通電断面積を発熱部付近で最小になるように形成するこ
とにより、発熱が主としてヒータチップのドーム形状の
押圧部にてなされ、ヒータチップの発熱効率をより一層
優れたものにすることができる。
【0027】更にまた、請求項3のように、ヒータチッ
プの材質を純チタンにすることにより、ヒータチップの
耐腐食性を良好にすることができると共に、ブロックの
温度応答性をより一層優れたものにすることができる。
更にまた、ヒータチップの強度が向上すると共に加工性
が良好となり、押圧部のドーム形状加工のような微妙な
加工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るエンボス加工装置
を示す模式図である。
【図2】(a)は本発明の第1の実施例に係るエンボス
加工用ヒータチップの正面図であり、(b)はその右側
面図であり、(c)はその底面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るエンボス加工装置
の底部近傍を示す模式図である。
【図4】(a)は本発明の第2の実施例に係るエンボス
加工用ヒータチップの正面図であり、(b)はその右側
面図であり、(c)はその底面図である。
【図5】縦軸に押圧部のドーム形状の表面のZ位置をと
り、横軸に押圧部のドーム形状の表面のX位置をとっ
て、押圧部のドーム形状の半分の表面形状を示すグラフ
図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係るエンボス加工用ヒ
ータチップの取付構造を示す模式図である。
【図7】従来のエンボス加工方法を示す模式図である。
【図8】同じく従来のエンボス加工方法を示す模式図で
ある。
【図9】同じく従来のエンボス加工方法を示す模式図で
ある。
【図10】従来の第2のエンボス加工方法を示す模式図
である。
【符号の説明】
15;電源ユニット 13;加工ヘッド 10;ボード 11;架台 14、45;ヒータチップ 16;サーモコントローラー 20、50;接続部 23、53;押圧部 24、54;熱電対 41、90;ノズル 60;シャンク 61;クランプ 62;ジャンパ 63;ウェルドケーブル 92;ニクロム線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンボス加工すべき部分を局所的に加熱
    して押圧するエンボス加工用ヒータチップにおいて、導
    線が接続される1対の接続部及び発熱部が設けられたブ
    ロックと、このブロックの前記発熱部の外面に設けられ
    たドーム状の押圧部とを有することを特徴とするエンボ
    ス加工用ヒータチップ。
  2. 【請求項2】 前記ブロックの通電断面積は前記発熱部
    で最小であり、前記押圧部とブロックとは一体成形され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のエンボス加工
    用ヒータチップ。
  3. 【請求項3】 前記ヒータチップは純チタンで構成され
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンボス加
    工用ヒータチップ。
JP33382296A 1996-12-13 1996-12-13 エンボス加工用ヒータチップ Pending JPH10172721A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109290653A (zh) * 2018-10-19 2019-02-01 江西联创宏声电子股份有限公司 音频器件焊接装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109290653A (zh) * 2018-10-19 2019-02-01 江西联创宏声电子股份有限公司 音频器件焊接装置
CN109290653B (zh) * 2018-10-19 2024-02-23 江西联创宏声电子股份有限公司 音频器件焊接装置

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