JPH10172713A - 成型品内における基板への金属端子板接続方法及び成型品内での電子部品と基板の固定方法 - Google Patents

成型品内における基板への金属端子板接続方法及び成型品内での電子部品と基板の固定方法

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JPH10172713A
JPH10172713A JP8354109A JP35410996A JPH10172713A JP H10172713 A JPH10172713 A JP H10172713A JP 8354109 A JP8354109 A JP 8354109A JP 35410996 A JP35410996 A JP 35410996A JP H10172713 A JPH10172713 A JP H10172713A
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terminal plate
metal terminal
conductive pattern
electronic component
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JP8354109A
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English (en)
Inventor
Jiro Inagaki
二郎 稲垣
Shinji Mizuno
伸二 水野
Takashi Shinoki
高司 篠木
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Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易且つ安価に行なえる成型品内にお
ける基板への金属端子板接続方法を提供する。 【解決手段】 フレキシブル基板10の導電パターンと
電子部品30の金属端子板39を直接接合し、この状態
でフレキシブル基板10を上下金型71,73で挟持す
る。キャビティー75,77内のピン81,87によっ
てフレキシブル基板10の導電パターンと金属端子板3
9との接合部を適正な挟持力で挟持する。ピンゲート8
9から高温高圧の溶融モールド樹脂を射出すると、その
多くは貫通穴19を通して機能部本体31の裏面に直接
吹き付けられ、機能部本体31の表面33は当接面79
に圧接される。従って表面33上にモールド樹脂が入り
込まない。一方溶融モールド樹脂の圧力によってフレキ
シブル基板10と金属端子板39の接合部はその上下か
ら圧接され、その後溶融モールド樹脂を固化すれば、該
接合部は電気的・機械的に強固に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成型品内における
基板への金属端子板接続方法及び成型品内での電子部品
と基板の固定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、モールド樹脂からなる支持台にフ
ォトセンサや磁気抵抗素子等の電子部品を取り付けたも
のをフレキシブル基板上に固定し、このフレキシブル基
板をさらに別の固定部材に固定することによって、前記
電子部品を他の被検出体(例えば光ディスクの表面近
傍)に所定距離離間した状態で対向せしめて設置するこ
とが行なわれている。
【0003】ここで電子部品をモールド樹脂製の支持台
に一旦固定しさらにこれをフレキシブル基板に固定した
ものを前記固定部材に固定するのは、電子部品と前記被
検出体との離間距離などの位置関係を正確に一定とする
ためである。
【0004】ところでフレキシブル基板上にモールド樹
脂製の支持台と電子部品を取り付ける方法としては、以
下のようなものがあった。 予め成形したモールド樹脂製の支持台に電子部品を取
り付け、さらに該支持台を他の金具を用いてフレキシブ
ル基板に固定する方法。このとき電子部品から突出する
金属端子板とフレキシブル基板に形成した導電パターン
間の接続は、前記支持台に取り付けた弾性部材で前記金
属端子板を前記導電パターンに押しつけることによって
行なわれる。
【0005】電子部品の金属端子板を、予めフレキシ
ブル基板の導電パターンに接着剤などを用いて固着して
おき、次にこの電子部品とフレキシブル基板を上下金型
で挟み込んで該電子部品の周囲にモールド樹脂を成形し
て支持台を形成する方法。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例には以下のような問題点があった。 (1) 上記の従来例の場合、支持台をフレキシブル基板
に固定する固定作業が煩雑であるばかりか、電子部品の
金属端子板をフレキシブル基板の導電パターンに押しつ
けるための弾性部材が必要となるためその部品点数が増
加し、コストダウンが図れない。
【0007】(2) 上記の従来例の場合は、電子部品の
金属端子板とフレキシブル基板の導電パターンとを予め
固着する工程と、モールド樹脂を成形する工程の2つの
工程が必要となり、その製造工程が煩雑であった。
【0008】またこの従来例において、電子部品がフ
ォトセンサのようにその表面を露出する必要がある場合
は、該電子部品の露出しようとする表面をモールド樹脂
成形時に金型の面に密着させておかなければならない
が、該密着が強固に行なわれない場合があった。該密着
が強固でないと露出しようとする表面と金型の間にモー
ルド樹脂が入り込み、該表面をモールド樹脂によるバリ
が覆って不良品になってしまう恐れがあった。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、製造が容易且つ安価に行なえる成型品
内における基板への金属端子板接続方法を提供すること
にある。
【0010】また本発明の他の目的は、モールド樹脂に
よるバリが電子部品の表面を覆う恐れのない成型品内で
の電子部品と基板の固定方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、導電パターンを形成した基板と、該導電パ
ターン上に接続される金属端子板と、該導電パターンと
金属端子板を接続する部分の上下を覆うようにキャビテ
ィーを設けた上下金型とを用意し、前記基板の導電パタ
ーンと前記金属端子板を直接接合し、この状態で前記基
板を前記上下金型で挟持し、該挟持の際に上下金型のキ
ャビティー内の少なくともいずれか一方に設けたピンに
よって前記基板の導電パターンと金属端子板の接合部を
挟持し、次に上下金型の前記キャビティー内に溶融モー
ルド樹脂を射出成形し、該溶融モールド樹脂の圧力によ
って前記導電パターンと金属端子板の接合部を圧接し、
この状態で冷却することによって前記溶融モールド樹脂
を固化して前記導電パターンと金属端子板の接合部を電
気的、機械的に固定することで、成型品内における基板
への金属端子板接続方法を構成した。また本発明は、機
能部本体から金属端子板を突出してなる電子部品と、該
電子部品の金属端子板を接合する導電パターンを設けた
基板と、該基板をその上下面から挟持する上下金型とを
用意し、前記電子部品の機能部本体の真下に位置する基
板の部分に貫通穴を設け、前記上下金型の内の前記電子
部品が位置する側の金型には、前記機能部本体の表面を
当接する当接面を設け、一方前記上下金型にはさらに前
記導電パターンと金属端子板を接合する部分の周囲にキ
ャビティーを設け、前記基板の導電パターンと前記電子
部品の金属端子板とを直接接合し、この状態で前記電子
部品と基板を上下金型で挟持し、上下金型による挟持の
際に上下金型のキャビティー内の少なくともいずれか一
方に設けたピンによって前記基板の導電パターンと金属
端子板の接合部を挟持し、この状態で上下金型の内の前
記電子部品が位置しない側の金型の前記基板に設けた貫
通穴に対向する位置に設けたピンゲートから溶融モール
ド樹脂を射出し、該溶融モールド樹脂を基板の貫通穴を
通して前記機能部本体の裏面に直接当てることで該機能
部本体の表面を前記キャビティーの当接面に強く押し付
けた状態でキャビティー内に溶融モールド樹脂を充填す
るとともに、該溶融モールド樹脂の圧力によって前記導
電パターンと金属端子板の接合部を圧接し、この状態で
冷却することによって前記溶融モールド樹脂を固化して
上下金型を取り外し、前記機能部本体の表面を露出する
と同時に前記導電パターンと金属端子板の接合部を電気
的、機械的に固定することで、成型品内での電子部品と
基板の固定方法を構成した。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図2,図3は本発明にかかる
方法を用いて製造した成型品内での電子部品とフレキシ
ブル基板の固定構造を示す図であり、同図(a)は平面
図、同図(b)は同図(a)のA−A断面図、同図
(c)は同図(a)のB−B断面図、同図(d)は裏面
図、図3は図2(a)のC−C断面図である。
【0013】両図に示すように、成型品内での電子部品
とフレキシブル基板の固定構造は、フレキシブル基板1
0の上面に電子部品30を取り付け、その周囲を支持台
50でモールドして構成されている。以下各構成部品に
ついて説明する。
【0014】図4はフレキシブル基板10を示す平面図
である。同図に示すようにこのフレキシブル基板10
は、可撓性を有する合成樹脂フイルム(例えばPETフ
イルム)からなる基板18上に、銀ペーストからなる4
つの導電パターン11,12,13,14と、該各導電
パターン11,12,13,14から引き出される銀ペ
ーストからなる3本の回路パターン15,16,17を
スクリーン印刷することによって構成されている。
【0015】またフレキシブル基板10の4つの導電パ
ターン11,12,13,14の中心部には円形の貫通
孔19が設けられ、また2つの導電パターン11,12
の側部にも円形の貫通孔21が設けられ、さらに4つの
導電パターン11,12,13,14の周囲には6つの
貫通する小孔23が設けられている。
【0016】次に図5は電子部品30を示す図であり、
同図(a)は平面図、同図(b)は側面図である。
【0017】この電子部品30はフォトセンサであり、
モールド樹脂製の機能部本体31の表面33には、発光
部35と受光部37の両方が設けられている。そしてこ
の電子部品30は、例えば発光部35から発射した光を
図示しない被検出体(例えば光ディスクの表面)に照射
し、その反射光を受光部37で受光するように使用され
る。従って表面33と被検出体との間隔は正確に位置決
めされなければならない。
【0018】また機能部本体31の両側部からは、それ
ぞれ2本ずつ、金属端子板39が突出している。これら
金属端子板39は、いずれもその途中2か所で直角に折
り曲げられており、これによって金属端子板39をフレ
キシブル基板10上に載置したときに、機能部本体31
がフレキシブル基板10よりも所定高さ高い位置に位置
するようにしている。
【0019】次に図2に戻って支持台50は、フレキシ
ブル基板10の上下面に設けた支持台上部51及び支持
台下部53とを、フレキシブル基板10に設けた小孔2
3と貫通孔19を介して一体に成形して構成されてい
る。
【0020】ここで支持台上部51は略矩形状であり、
フレキシブル基板10上の電子部品30の表面33を露
出した状態でその周囲全体をモールドするように形成さ
れている。
【0021】そして電子部品30の金属端子板39の位
置する部分には、それぞれ2つずつの円形の穴55が形
成されている。
【0022】また電子部品30の機能部本体31から金
属端子板39を突出した左右の根本部分にも長方形状の
3つずつの穴57が形成されている。
【0023】ここで前記穴55は、支持台50の成形時
に前記金属端子板39とフレキシブル基板10間を挟持
するための下記する固定ピン81を挿入したために形成
されるものであり、また前記穴57は支持台50の成形
時に前記金属端子板39の位置決め用のガイドピン83
を挿入したために形成されるものである。
【0024】一方支持台下部53は略矩形状であり、前
記支持台上部51に対向する面の他に、前記フレキシブ
ル基板10に設けた貫通孔21の下面にも到るように形
成されている。
【0025】貫通穴21の部分には、ネジ止め用の円形
の貫通穴61が形成されている。
【0026】またこの支持台下部53の前記穴55に対
向する位置にも、それぞれ円形の穴63が形成されてい
る。
【0027】次に本発明を用いて上記成型品内での電子
部品とフレキシブル基板の固定構造を製造する方法を説
明する。ここで図1はその製造方法を示す概略断面図で
あり、同図(a)は図2(b)の断面に対応し、同図
(b)は図2(c)の断面に対応している。
【0028】即ちまず、前記フレキシブル基板10と、
電子部品30と、図1(a)に示す上下金型71,73
を用意する。
【0029】ここで上金型71には前記支持台下部53
を形成する形状のキャビティー75が設けられており、
また下金型73には前記支持台上部51を形成する形状
のキャビティー77が設けられている。
【0030】そしてまず図1(a)に示すように、下金
型73のキャビティー77内に電子部品30を挿入す
る。このとき電子部品30の機能部本体31の表面33
(図5参照)は、キャビティー77内に設けた当接面7
9に当接する。
【0031】またキャビティー77内の各金属端子板3
9に対向する位置には2本ずつの円柱状の固定ピン81
が設けられており、各固定ピン81は各金属端子板39
に当接している。
【0032】またキャビティー77内の金属端子板39
の根本部分には、左右2本ずつの金属端子板39の位置
決めを行なう2組のガイドピン83,83が設けられて
いる。
【0033】ここで図6はガイドピン83の部分の断面
図であり、図3の断面に対応する断面を示している。同
図に示すようにガイドピン83の間には、2つの金属端
子板39挿入用の凹部85が設けられており、これに金
属端子板39を挿入することで電子部品30のキャビテ
ィー77内における位置決めが行なわれる。
【0034】図1に戻って、前記電子部品30を挿入し
た下金型73の上に、前記フレキシブル基板10を載置
する。これによってフレキシブル基板10の4つの導電
パターン11,12,13,14と4本の金属端子板3
9は直接接合する。
【0035】次にフレキシブル基板10の上に上金型7
1を載置し、上下金型71,73間を所定の力で挟持す
る。
【0036】上金型71の前記固定ピン81に対向する
位置にはそれぞれ円柱状の固定ピン87が設けられてい
るので、固定ピン81と固定ピン87によってフレキシ
ブル基板10と金属端子板39は適正な挟持力で挟持さ
れる。
【0037】この状態で上金型71の前記フレキシブル
基板10に設けた貫通孔19に対向する位置に設けたピ
ンゲート89から高温・高圧の溶融モールド樹脂、例え
ばPBT(ポリブチレンテレフタレート)やLCP(液
晶ポリエステル)等の吸湿しにくく且つ熱膨張の小さい
材料、を射出し、該溶融モールド樹脂をフレキシブル基
板10の貫通穴19を介して前記機能部本体31の裏面
に直接当てる。
【0038】これによって機能部本体31の表面33は
キャビティー77の当接面79に強く押し付けられ、こ
の状態で両キャビティー75,77内全てに溶融モール
ド樹脂が充填される。
【0039】従ってモールド樹脂充填中に、機能部本体
31の表面33とキャビティー77の当接面79の間に
隙間が生じる恐れはなく、従って該表面33と当接面7
9の間にモールド樹脂が入り込むことはなく、該モール
ド樹脂が機能部本体31の表面33にバリを形成する恐
れはない。
【0040】またフレキシブル基板10の導電パターン
11,12,13,14と金属端子板39間は、両固定
ピン81,87によって適正な挟持力で挟持されている
ので、両者間に溶融モールド樹脂が入り込む恐れはな
く、その接続は確実となる。
【0041】同時に溶融モールド樹脂の射出圧力によっ
て、導電パターン11,12,13,14と金属端子板
39の接合部はその上下から圧接されるので、この点か
らも両者の接続は更に確実となる。
【0042】従ってその後、溶融モールド樹脂を冷却・
固化すれば、前記導電パターン11,12,13,14
と金属端子板39の接合部は電気的、機械的に強固に固
定される。
【0043】その後前記上下金型71,73を取り外せ
ば、図2に示すフレキシブル基板への電子部品固定構造
が完成する。
【0044】ところで図2に示す支持台50の支持台下
部53に設けた貫通穴61は、この支持台50を他の固
定部材にネジ止めするために設けられているものであ
り、この固定によって電子部品30の表面33を別の光
ディスクなどの被検出体に対して正確に所定距離離間し
た状態で設置することができる。
【0045】また本実施形態においては、モールド樹脂
として吸湿しにくく熱膨張の小さい材料を選択したの
で、成型後の支持台50が水分や熱によって膨張する恐
れはほとんどなく、前記導電パターン11,12,1
3,15と金属端子板39の接合部が接続不良を起すこ
とはない。
【0046】以上、本発明の一実施形態を説明したが、
本発明はこれに限定されず、例えば以下のような変形が
可能である。 上記実施形態では電子部品から突出する金属端子板の
基板への接続方法を示しているが、単独の金属端子板を
基板に固定するのに用いても良いことは言うまでもな
い。
【0047】上記実施形態では基板としてフレキシブ
ル基板を用いたが、その代りに硬質基板やセラミック基
板などを用いても良い。
【0048】上記実施形態では電子部品としてフォト
センサを用いたが、その代りに他の電子部品を用いても
良い。
【0049】上記実施形態では上下金型の両者にそれ
ぞれピンを設けたが、該ピンは上下金型のキャビティー
内のいずれか一方のみに設けてもよい。このときは該ピ
ンと他方の金型の表面とによって金属端子板などの挟持
が行なわれる。
【0050】上記実施形態の金属端子板39の面に、
導電パターン11,12,13,14方向に凸となる突
起を設けても良い。このように構成すれば両者の接触状
態が更に良好になる。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、以下のような優れた効果を有する。 金属端子板と基板の導電パターン間の電気的接続と、
その周囲を覆うモールド成形樹脂による機械的固定とが
一工程で行なえるため、その製造が容易且つ迅速に行な
える。
【0052】上下金型に設けたキャビティー内に溶融
モールド樹脂を射出成形する際、上下金型のキャビティ
ー内の少なくともいずれか一方に設けたピンによって導
電パターンと金属端子板の接合部を挟持しているので、
金属端子板と導電パターンの間にモールド樹脂が入り込
まず、その接続が確実且つ容易に行なえる。
【0053】電子部品と基板と支持台の3部品のみで
構成できるので、部品点数が少なく、コストダウンが図
れる。
【0054】溶融モールド樹脂を基板の貫通穴を介し
て電子部品の機能部本体の裏面に直接当て、該機能部本
体の表面を金型の当接面に強く押し付けた状態でキャビ
ティー内に溶融モールド樹脂を充填するので、モールド
樹脂が電子部品の表面に入り込んでバリを形成する恐れ
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を示す概略断面図である。
【図2】本発明にかかる方法を用いて製造した成型品内
での電子部品とフレキシブル基板の固定構造を示す図で
あり、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)の
A−A断面図、同図(c)は同図(a)のB−B断面
図、同図(d)は裏面図である。
【図3】図2(a)のC−C断面図である。
【図4】フレキシブル基板10を示す平面図である。
【図5】電子部品30を示す図であり、同図(a)は平
面図、同図(b)は側面図である。
【図6】下金型73のガイドピン83の部分の断面図で
ある。
【符号の説明】
10 フレキシブル基板 11,12,13,14 導電パターン 19 貫通穴 30 電子部品 31 機能部本体 33 表面 39 金属端子板 50 支持台 71,73 上下金型 75,77 キャビティー 79 当接面 81 固定ピン 87 固定ピン 89 ピンゲート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、導電パターンを形成した基板と、該導電パ
ターン上に接続される金属端子板と、該導電パターンと
金属端子板を接続する部分の上下を覆うようにキャビテ
ィーを設けた上下金型とを用意し、前記基板の導電パタ
ーンと前記金属端子板を直接接合し、この状態で前記基
板を前記上下金型で挟持し、次に上下金型の前記キャビ
ティー内に溶融モールド樹脂を射出成形し、該溶融モー
ルド樹脂の圧力によって前記導電パターンと金属端子板
の接合部を圧接し、この状態で冷却することによって前
記溶融モールド樹脂を固化して前記導電パターンと金属
端子板の接合部を電気的、機械的に固定することで、成
型品内における基板への金属端子板接続方法を構成し
た。また本発明は、機能部本体から金属端子板を突出し
てなる電子部品と、該電子部品の金属端子板を接合する
導電パターンを設けた基板と、該基板をその上下面から
挟持する上下金型とを用意し、前記電子部品の機能部本
体の真下に位置する基板の部分に貫通穴を設け、前記上
下金型の内の前記電子部品が位置する側の金型には、前
記機能部本体の表面を当接する当接面を設け、一方前記
上下金型にはさらに前記導電パターンと金属端子板を接
合する部分の周囲にキャビティーを設け、前記基板の導
電パターンと前記電子部品の金属端子板とを直接接合
し、この状態で前記電子部品と基板を上下金型で挟持
し、この状態で上下金型の内の前記電子部品が位置しな
い側の金型の前記基板に設けた貫通穴に対向する位置に
設けたピンゲートから溶融モールド樹脂を射出し、該溶
融モールド樹脂を基板の貫通穴を通して前記機能部本体
の裏面に直接当てることで該機能部本体の表面を前記キ
ャビティーの当接面に強く押し付けた状態でキャビティ
ー内に溶融モールド樹脂を充填するとともに、該溶融モ
ールド樹脂の圧力によって前記導電パターンと金属端子
板の接合部を圧接し、この状態で冷却することによって
前記溶融モールド樹脂を固化して上下金型を取り外し、
前記機能部本体の表面を露出すると同時に前記導電パタ
ーンと金属端子板の接合部を電気的、機械的に固定する
ことで、成型品内での電子部品と基板の固定方法を構成
した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電パターンを形成した基板と、該導電
    パターン上に接続される金属端子板と、該導電パターン
    と金属端子板を接続する部分の上下を覆うようにキャビ
    ティーを設けた上下金型とを用意し、 前記基板の導電パターンと前記金属端子板を直接接合
    し、この状態で前記基板を前記上下金型で挟持し、 該挟持の際に上下金型のキャビティー内の少なくともい
    ずれか一方に設けたピンによって前記基板の導電パター
    ンと金属端子板の接合部を挟持し、 次に上下金型の前記キャビティー内に溶融モールド樹脂
    を射出成形し、該溶融モールド樹脂の圧力によって前記
    導電パターンと金属端子板の接合部を圧接し、 この状態で冷却することによって前記溶融モールド樹脂
    を固化して前記導電パターンと金属端子板の接合部を電
    気的、機械的に固定することを特徴とする成型品内にお
    ける基板への金属端子板接続方法。
  2. 【請求項2】 機能部本体から金属端子板を突出してな
    る電子部品と、該電子部品の金属端子板を接合する導電
    パターンを設けた基板と、該基板をその上下面から挟持
    する上下金型とを用意し、 前記電子部品の機能部本体の真下に位置する基板の部分
    に貫通穴を設け、 前記上下金型の内の前記電子部品が位置する側の金型に
    は、前記機能部本体の表面を当接する当接面を設け、 一方前記上下金型にはさらに前記導電パターンと金属端
    子板を接合する部分の周囲にキャビティーを設け、 前記基板の導電パターンと前記電子部品の金属端子板と
    を直接接合し、この状態で前記電子部品と基板を上下金
    型で挟持し、 上下金型による挟持の際に上下金型のキャビティー内の
    少なくともいずれか一方に設けたピンによって前記基板
    の導電パターンと金属端子板の接合部を挟持し、 この状態で上下金型の内の前記電子部品が位置しない側
    の金型の前記基板に設けた貫通穴に対向する位置に設け
    たピンゲートから溶融モールド樹脂を射出し、該溶融モ
    ールド樹脂を基板の貫通穴を通して前記機能部本体の裏
    面に直接当てることで該機能部本体の表面を前記キャビ
    ティーの当接面に強く押し付けた状態でキャビティー内
    に溶融モールド樹脂を充填するとともに、 該溶融モールド樹脂の圧力によって前記導電パターンと
    金属端子板の接合部を圧接し、 この状態で冷却することによって前記溶融モールド樹脂
    を固化して上下金型を取り外し、前記機能部本体の表面
    を露出すると同時に前記導電パターンと金属端子板の接
    合部を電気的、機械的に固定することを特徴とする成型
    品内での電子部品と基板の固定方法。
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