JPH10172239A - 情報信号ミキシング装置及びミキシング制御方法 - Google Patents

情報信号ミキシング装置及びミキシング制御方法

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JPH10172239A
JPH10172239A JP34664996A JP34664996A JPH10172239A JP H10172239 A JPH10172239 A JP H10172239A JP 34664996 A JP34664996 A JP 34664996A JP 34664996 A JP34664996 A JP 34664996A JP H10172239 A JPH10172239 A JP H10172239A
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mixing
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plug
subunit
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Harumi Kawamura
晴美 川村
Makoto Sato
真 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数チャンネルの情報信号を多重伝送できる
バスに接続して用いる情報信号ミキシング装置におい
て、外部の機器からの制御信号によりミキシングを可能
にする。 【解決手段】 ユニット1は、1394シリアルバス2
で接続されている外部の機器から伝送される制御信号に
したがって複数のデジタルオーディオ信号のミキシング
を行う。1394シリアルバス2を介して入力される三
つのデジタルオーディオ信号とCDサブユニット4が出
力するデジタルオーディオ信号をミキシングし、139
4シリアルバス2に出力する場合には、シリアルバス入
力プラグ5〜7とサブユニット入力プラグ10〜12と
の間、サブユニット出力プラグ15とサブユニット入力
プラグ13との間、及びサブユニット出力プラグ14と
シリアルバス出力プラグ8との間に、内部コネクション
を張る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電子機器を
IEEE1394シリアルバスのような情報信号と制御
信号とを混在させて伝送できるバスで接続し、それらの
電子機器の間で情報信号及び制御信号の通信を行うシス
テムに関し、詳細には情報信号のミキシングを行う機器
の内部の情報信号接続とミキシング制御を外部の機器か
ら行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルビデオカセットレコーダ(以下
DVCRという)、テレビジョン受像機、パーソナルコ
ンピュータ(以下パソコンという)等の電子機器(以下
機器という)をIEEE1394シリアルバス(以下1
394シリアルバスという)で接続し、これらの機器の
間でデジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号等の
情報信号、及び機器の動作制御コマンドや接続制御コマ
ンド等の制御信号を通信するシステムが考えられてい
る。
【0003】図7はこのようなシステムの一例である。
このシステムは、機器としてパソコン31、デジタルオ
ーディオテープレコーダ(以下DATという)32、D
VCR33、CDチェンジャー34、カメラ一体型デジ
タルビデオカセットレコーダ(以下DCAMという)3
5、及びMDデッキ36を備えている。そして、パソコ
ン31とDAT32との間、パソコン31とDVCR3
3との間、パソコン31とCDチェンジャー34との
間、DVCR33とDCAM35との間、及びCDチェ
ンジャー34とMDデッキ36との間は、それぞれ13
94シリアルバスのケーブル37,38,39,40,
41で接続されている。
【0004】このような複数の機器を1394シリアル
バスで接続したシステムにおいては、信号の伝送は図8
に示すように所定の通信サイクル(例、125μse
c)毎に時分割多重により行われる。この信号伝送はサ
イクルマスターと呼ばれる機器が通信サイクルの開始で
あることを示すサイクルスタートパケットを1394シ
リアルバス上に送出することにより開始される。一通信
サイクル中における通信の形態は、デジタルビデオ信号
やデジタルオーディオ信号等の情報信号をリアルタイム
で伝送するアイソクロナス(以下Isoという)通信
と、機器の動作制御コマンドや接続制御コマンド等の制
御信号を必要に応じて不定期に伝送するアシンクロナス
(以下Asyncという)通信の二種類がある。そし
て、IsoパケットはAsyncパケットより先に伝送
される。Isoパケットのそれぞれにチャンネル番号
1,2,3,・・・nを付けることにより、複数のIs
oデータを区別することができる。送信すべき全てのI
soパケットの伝送が終了した後、次のサイクルスター
トパケットまでの期間がAsyncパケットの伝送に使
用される。
【0005】前述したシステムにおいて、例えばパソコ
ン31の制御により、CDチェンジャー34が再生した
デジタルオーディオ信号をDAT32に記録する場合に
は、CDチェンジャー34の出力がDAT32に入力さ
れるように接続制御を行うことが必要となる。そして、
本願出願人は先にこのような接続制御を管理するために
仮想的なシリアルバスプラグの概念を提案した(特開平
7−222263号)。このシリアルバスプラグの実体
は機器内に設けられたプラグコントロールレジスタ(以
下PCRという)と呼ばれるレジスタであって、機器が
入出力するIso信号の帯域やチャンネルをこのPCR
に書き込むことにより、機器が入出力するIso信号を
管理する。このとき、機器内部からシリアルバス出力プ
ラグを経て1394シリアルバスにIso信号を出力
し、1394シリアルバスからシリアルバス入力プラグ
を経て機器内部にIso信号を入力すると考える。
【0006】また前述したようなシステムにおいて、機
器内で情報信号の経路を作るためには、情報信号のソー
スとなる機能ブロック(サブユニット)あるいはシリア
ルバスプラグも含めた外部プラグと、情報信号のデステ
ィネーションとなる機能ブロックあるいは外部端子との
間にその情報信号ストリームのコネクションを張るとい
うモデルが考えられている。
【0007】図9に例示するモデルでは、機器(ユニッ
ト)は各機能毎のサブユニットを備えている。また、ユ
ニットは1394シリアルバスに同時に入出力可能な数
のシリアルバスプラグ、及びアナログ入出力などの外部
プラグを備えている。さらに、サブユニットはサブユニ
ットプラグを備えている。そして、サブユニットプラグ
同士、あるいはサブユニットプラグとシリアルバスプラ
グ又は外部プラグを接続することにより内部のコネクシ
ョンを確立する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したような139
4シリアルバスで複数の機器を接続したシステムにおい
て複数の情報信号(例、デジタルオーディオ信号)のミ
キシングを行うことが考えられる。この場合、アナログ
信号を取り扱うミキサーでは合成する際のソースとなる
信号の数だけ入力端子が必要であるのに対し、1394
シリアルバス上の情報信号を入力するミキサーの場合に
は、図8に示したように複数の情報信号を多重化するこ
とにより一個の入力端子を設るだけで対応できる。
【0009】しかしながら、前述したモデルにおける内
部コネクションは信号の流れを示すものであるため、一
つのサブユニットに複数の情報信号入力があり、一つの
サブユニット出力プラグから情報信号が出力されていた
としても、その出力信号は入力信号とは独立したもので
ある。したがって、1394シリアルバス上の情報信号
を取り扱うミキサーにおいて、内部の情報信号経路を前
述したモデルに従って作成しても、ミキサー内部の複数
の情報信号の流れを表すのみで、複数の情報信号をどの
ようにミキシングするかを表すことはできない。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、情報信号を多重伝送できるバスで複数
の機器を接続し、これらの機器の間で情報信号の通信を
行うシステムにおいて、外部の機器から複数の情報信号
をミキシングする制御方法及びそれに対応するミキシン
グ装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数チャンネ
ルの情報信号を多重伝送できるバスに接続して用いる情
報信号ミキシング装置において、バスに対する情報信号
の論理的な出入口を示すバスプラグと、情報信号の論理
的な出入口を示すサブユニットプラグを有するミキシン
グ部と、サブユニットプラグに関するミキシング情報を
格納する記憶部とを設け、外部の機器からの制御信号に
したがってミキシング部が有する複数のサブユニットプ
ラグに対して内部コネクションを張ることにより、複数
の情報信号のミキシングを行うことを特徴とするもので
ある。
【0012】本発明によれば、複数チャンネルの情報信
号を多重伝送できるバスに接続して用いる情報信号ミキ
シング装置において、外部の機器からの制御信号にした
がって複数の情報信号のミキシングを行う際に、情報信
号ミキシング装置内のミキシング部に設けられた情報信
号の論理的な出入口を示すサブユニットプラグに対して
内部コネクションを張る。また、サブユニットプラグに
関するミキシング情報を格納する記憶部から読み出した
ミキシング情報を参照してサブユニット入力プラグにお
ける情報信号のミキシングレベルを制御する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明を適
用したミキシング装置の構成を示す論理的なブロック図
である。この図に示すように、ユニット1は内部にミキ
サーサブユニット3とCDサブユニット4を備えてい
る。また、ユニット1はシリアルバス入力プラグ5,
6,7とシリアルバス出力プラグ8を備えている。ミキ
サーサブユニット3はサブユニット入力プラグ9,1
0,11,12,13とサブユニット出力プラグ14を
備えている。そして、CDサブユニット4はサブユニッ
ト出力プラグ15を備えている。
【0014】シリアルバス入力プラグ5,6,7は13
94シリアルバス2からユニット1へIso信号が入力
される入口を表す論理的な入力プラグであり、シリアル
バス出力プラグ8はIso信号がユニット1から139
4シリアルバス2へ送出される出口を示す論理的な出力
プラグである。前述したように、これらのシリアルバス
プラグは、1394シリアルバスのAVプロトコルの中
で接続管理(Connection Manageme
nt)プロトコルで定義されているPCRに対応する。
サブユニット入力プラグ9,10,11,12,13は
ミキサーサブユニット3に入力される情報信号の入口を
表す論理的な入力プラグであり、サブユニット出力プラ
グ14はミキサーサブユニット3から出力される情報信
号の出口を表す論理的な出力プラグである。同様に、サ
ブユニット出力プラグ15はCDサブユニット4から出
力される情報信号(=デジタルオーディオ信号)の出口
を表す論理的な出力プラグである。
【0015】図1では1394シリアルバス2からシリ
アルバス入力プラグ5,6,7を経てユニット1に入力
された情報信号は、それぞれミキサーサブユニット3の
サブユニット入力プラグ10,11,12からミキサー
サブユニット3内に入力される。これらの情報信号は1
394シリアルバス2に接続されているデジタルオーデ
ィオ信号の再生機(MDプレーヤー、CDチェンジャ
ー、DAT等:図示せず)から1394シリアルバス2
上に送出されたデジタルオーディオ信号である。また、
CDサブユニット4のサブユニット出力プラグ15から
出力されたデジタルオーディオ信号はサブユニット入力
プラグ13からミキサーサブユニット3に入力される。
そして、ミキサーサブユニット3のサブユニット出力プ
ラグ14から出力されたデジタルオーディオ信号は、ユ
ニット1のシリアルバス出力プラグ8を経て1394シ
リアルバス2に送出される。
【0016】このように図1に示した論理的なブロック
図により、ユニット1の内部及び外部における情報信号
の流れを認識することができる。しかし、このままでは
ミキサーサブユニット3内におけるミキシング処理を表
すことができないので、本実施の形態では1394シリ
アルバス2で接続された外部の機器(ミキンシグ・コン
トロール・ユニット)からミキサーサブユニット3に対
してミキシング制御コマンドを与えることで自由なミキ
シング設定を可能にする。
【0017】図2は図1の論理的なブロック図に対応す
る実際のユニットの構成の一例を示すブロック図であ
る。このユニットはミキシングブロック21と、CDプ
レーヤー22と、ユニット全体の制御等を行うコントロ
ーラ23とを備えている。ミキシングブロック21には
コントローラ23により制御されるスイッチSW1,S
W2,SW3,SW4の出力が入力され、これらのスイ
ッチにはコントローラ23により制御されるレベル調整
器26,27,28,29の出力が入力される。さら
に、レベル調整器26,27,28にはIsoデータの
デマルチプレクサ25の出力が入力され、レベル調整器
29にはCDプレーヤー22の出力が入力される。ま
た、デマルチプレクサ25にはデジタルインターフェー
ス24で分離されたデジタルオーディオ信号が入力さ
れ、このデジタルインターフェース24にはミキシング
ブロック21から出力されるデジタルオーディオ信号が
入力される。テジタルインターフェース24は1394
シリアルバス30に接続されており、このバスとの間で
デジタルオーディオ信号を入れたIsoパケットやコマ
ンド/レスポンス等の制御信号を入れたAsyncパケ
ットの送受信を行う。また、デジタルインターフェース
24は前述したPCRを持っていて、Isoパケットの
入出力を管理する。そして、コントローラ23にはデジ
タルインターフェース24で分離された制御信号が入力
され、コントローラ23はこの制御信号に応じてスイッ
チSW1〜SW4とレベル調整器26〜29を制御す
る。
【0018】次に図1及び図2に示したユニットの動作
について説明する。図3はミキシング時の手順を示すフ
ローチャートであり、図4〜図6はその手順に使用する
コマンド及びレスポンスのフォーマットである。ここ
で、図3のミキシング時の手順は1394シリアルバス
2に接続されているミキンシグ・コントロール・ユニッ
ト(図示せず)によりAsyncパケットを用いて行わ
れるものである。
【0019】まず図3のステップS1に示すように、ユ
ニット1のシリアルバスプラグと外部のデジタルオーデ
ィオ機器のシリアルバスプラグとの間にコネクションを
張る。本実施の形態では、ユニット1は1394シリア
ルバス2から三チャンネルのデジタルオーディオ信号を
入力しユニット1内のCDサブユニット4が出力するデ
ジタルオーディオ信号とミキシングを行い、ミキシング
出力を1394シリアルバス2に出力するものであるか
ら、1394シリアルバス2に接続されている三個のデ
ジタルオーディオ信号の再生機(図示せず)のシリアル
バス出力プラグとユニット1のシリアルバス入力プラグ
5,6,7との間にコネクションを張る。また、ユニッ
ト1のミキシング出力を1394シリアルバス2に接続
されているデジタルオーディオ信号の記録機(図示せ
ず)で記録するのであれば、ユニット1のシリアルバス
出力プラグ8と前記記録機のシリアルバス入力プラグと
の間にコネクションを張る。これらの手順は前述した特
開平7−222263号公報に記載されているので詳細
な説明は省略するが、要するにユニット1のシリアルバ
ス入力プラグ5,6,7の各々と外部の三個のデジタル
オーディオ信号の再生機のシリアルバス出力プラグに対
して、デジタルオーディオ信号の伝送に必要な帯域やチ
ャンネルを書き込めばよい。
【0020】次にステップS2に示すように、ユニット
1の各シリアルバス入力プラグで入力している情報信号
のフォーマットを調べる。図4(a)はこのステップで
用いるコマンドであり、図4(b)はそのコマンドに対
するレスポンスである。コマンドとレスポンスの先頭に
あるCTS(コマンドトランザクションセット)の
“0”hは1394シリアルバスプロトコルに準拠した
AV/Cコマンドセットであることを意味する。コマン
ドのCタイプ(コマンドタイプ)は要求の種類を表し、
レスポンスのRコード(レスポンスコード)は返事の種
類を表す。HA(ヘッダーアドレス)はコマンドの場合
は宛先を表し、レスポンスの場合は発信元を示す。そし
て、OPC(オペレーションコード)とOPR(オペラ
ンド)でコマンドとそのパラメータを表す。
【0021】つまり、図4(a)はプラグ#0で入力し
ている情報信号のフォーマットを問い合わせるコマンド
であり、図4(b)はその問い合わせに対して、OPR
[1]のfmt(フォーマットIDフィールド)とOP
R[2]〜[3]のfdf(フォーマット依存フィール
ド)で情報信号のフォーマットを返答するレスポンスで
ある。ミキシング・コントロール・ユニットはユニット
1のシリアルバス入力プラグ5,6,7に対して順次個
別に問い合わせを行い、その返答から各シリアルバス入
力プラグ5,6,7で入力している情報信号のフォーマ
ットを知る。図2において説明すると、ミキシング・コ
ントロール・ユニットがAsyncパケットで1394
バスシリアル30に送出したコマンドはデジタルインタ
ーフェース24に入力され、Asyncパケットからコ
マンドが取り出される。デジタルインターフェース24
は、コマンドのOPR[0]で指定されたPCRに書い
てある情報信号のフォーマット(fmtとfdf)をレ
スポンスのOPR[1]〜[3]に入れてミキンシグ・
コントロール・ユニットに送る。
【0022】次にステップS3に示すように、ユニット
1のシリアルバス入力プラグとミキサーサブユニット3
のサブユニット入力プラグとの間に内部コネクションを
張る。図5(a)はこのステップで用いるコマンドであ
り、図4(b)はそのコマンドに対するレスポンスであ
る。この図の(a)はユニットのシリアルバスプラグ#
0からミキサーサブユニットプラグ0までの間に内部コ
ネクョンを張ることを指令するコマンドであり、(b)
はそれを受諾(accept)したことを返答するレス
ポンスである。このコマンドとレスポンスのやりとりを
シリアルバス入力プラグ5とミキサーサブユニットプラ
グ入力プラグ10のペア、シリアルバス入力プラグ6と
ミキサーサブユニットプラグ入力プラグ11のペア、及
びシリアルバス入力プラグ7とミキサーサブユニットプ
ラグ入力プラグ12のペアに関して順次個別に行うこと
により、それらのペアの間に内部コネクションを張る。
図2においては、デジタルインターフェース24で分離
されたコマンドがコントローラ23に送られ、コントロ
ーラ23がスイッチSW1,SW2,SW3を閉じるこ
とが内部コネクションを張ることに対応する。このよう
に内部コネクションを張ると、外部のデジタルオーディ
オ信号の再生機から1394シリアルバス30にIso
パケットで送出された三チャンネルのデジタルオーディ
オ信号は、デジタルインターフェース24で分離され、
デマルチプレクサ25で三チャンネルに分割され、レベ
ル調整器26,27,28とスイッチSW1,SW2,
SW3を通ってミキシングブロック21に入力される。
【0023】次にステップS4に示すように、CDサブ
ユニット4のサブユニット出力プラグ15からミキサー
サブユニット3のサブユニット入力プラグ13まで内部
コネクションを張る。このステップで使用するコマンド
とレスポンスはステップS3で使用するコマンド及びレ
スポンスと同様である。この内部コネクションを張るこ
とにより、図2のCDプレーヤー22が出力するデジタ
ルオーディオ信号がレベル調整器29とスイッチSW4
を通ってミキシングブロック21に入力される。
【0024】次にステップS5に示すように、ミキシン
グレベル等の設定を行う。図6(a)はこのステップで
用いるコマンドであり、図6(b)はそのコマンドに対
するレスポンスである。このコマンドのOPR[0]〜
[5]によりデスクリプターを参照してミキシングのレ
ベルを設定することを指令している。ここで、デスクリ
プターは図1のミキサーサブユニット3の内部(図2で
はコントローラ23の内部)に設けられたレジスタであ
って、ミキサーサブユニットのプラグに関する情報を保
有している。デスクリプターにはサブユニットプラグに
関する様々な情報を格納することができるので、ミキサ
ーサブユニント3のサブユニット入力プラグ10,1
1,12,13のそれぞれから入力されるデジタルオー
ディオ信号のミキシングレベルを外部のミキンシグ・コ
ントロール・ユニットからデスクリプターに書き込んで
おく。そして、このデスクリプターを参照してミキシン
グを行うことにより、レベル調整器26,27,28,
29のミキシングレベルを自由に設定することができ
る。また、OPR[0]でデスクリプターを参照しない
ように指定することもできる。その際には、例えばミキ
サーサブユニット3の各サブユニット入力プラグの入力
信号を単純に合成するようにレベル調整を行う。
【0025】なお、前記実施の形態ではデジタルオーデ
ィオ信号をミキシングしているが、本発明はデジタルビ
デオ信号等をミキシングする際にも適用できる。また、
前記実施の形態は1394シリアルバスを用いたもので
あったが、本発明はデジタル情報信号を多重化できるバ
スであれば他のバスにも適用できる。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば情報信号ミキシング装置の内部にミキシング部を設
け、そのミキシング部に設けた情報信号の論理的な出入
口を示すサブユニットプラグに対して内部コネクション
を張ることで、ミキシングを行うことができる。また、
サブユニットプラグに関するミキシング情報を格納する
記憶部から読み出したミキシング情報を参照してサブユ
ニットプラグにおける情報信号のミキシングレベルを制
御することにより、ミキシングレベル等の制御を自由に
行うことができる。さらに、バスに複数チャンネルの情
報信号を多重化することにより、一本のケーブルで複数
チャンネルの情報信号をミキシングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したミキシング装置の構成を示す
論理的なブロック図である。
【図2】図1の論理的なブロック図に対応する実際のユ
ニットの構成の一例を示すブロック図である。
【図3】ミキシング時の手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】ユニットの各シリアルバス入力プラグで入力し
ている情報信号のフォーマットを調べる手順で用いるコ
マンドとレスポンスのフォーマットの例を示す図であ
る。
【図5】ユニットのシリアルバス入力プラグとミキサー
サブユニットのサブユニット入力プラグとの間に内部コ
ネクションを張る手順で用いるコマンドとレスポンスの
フォーマットの例を示す図である。
【図6】ミキシングレベル等の設定を行う手順で用いる
コマンドとレスポンスのフォーマットの例を示す図であ
る。
【図7】複数の機器を1394シリアルバスで接続した
システムの構成の例を示すブロック図である。
【図8】複数の機器を1394シリアルバスで接続した
システムにおける信号伝送の形態の例を示す図である。
【図9】複数の機器を1394シリアルバスで接続した
システムにおいて機器内の内部コネクションを張るモデ
ルの例を示す図である。
【符号の説明】
1…ユニット、2…1394シリアルバス、3…ミキサ
ーサブユニット、4…CDサブユニット、5〜7…シリ
アルバス入力プラグ、8…シリアルバス出力プラグ、9
〜13…サブユニット入力プラグ、14,15…サブユ
ニット出力プラグ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャンネルの情報信号を多重伝送で
    きるバスに接続して用いる情報信号ミキシング装置であ
    って、 前記バスに対する前記情報信号の論理的な出入口を示す
    バスプラグと、 前記情報信号の論理的な出入口を示すサブユニットプラ
    グを有するミキシング部と、 前記サブユニットプラグに関するミキシング情報を格納
    する記憶部とを備え、 外部の機器からの制御信号にしたがって前記ミキシング
    部が有する複数のサブユニットプラグに対して内部コネ
    クションを張ることにより、複数の情報信号のミキシン
    グを行うことを特徴とする情報信号ミキシング装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶部から読み出したミキシング情
    報を参照して前記サブユニット入力プラグにおける情報
    信号のミキシングレベルを制御する請求項1に記載の情
    報信号ミキシング装置。
  3. 【請求項3】 前記情報信号ミキシング装置が有する複
    数のバス入力プラグと前記ミキシング部が有する複数の
    サブユニット入力プラグとの間に内部コネクションを張
    ることにより、前記バスから入力される複数チャンネル
    の情報信号のミキシングを行う請求項1に記載の情報信
    号ミキシング装置。
  4. 【請求項4】 前記情報信号ミキシング装置が有するバ
    ス入力プラグと前記ミキシング部が有するサブユニット
    入力プラグとの間に内部コネクションを張ると共に、前
    記情報信号ミキシング装置内の情報信号発生部が有する
    サブユニット出力プラグと前記ミキシング部が有するサ
    ブユニット入力プラグとの間に内部コネクションを張る
    ことにより、前記バスから入力される情報信号と前記情
    報信号発生部が発生する情報信号のミキシングを行う請
    求項1に記載の情報信号ミキシング装置。
  5. 【請求項5】 前記バスは前記情報信号及び前記制御信
    号を混在させて伝送できるものである請求項1に記載の
    情報信号ミキシング装置。
  6. 【請求項6】 前記バスはIEEE1394シリアルバ
    スである請求項5に記載の情報信号ミキシング装置。
  7. 【請求項7】 複数チャンネルの情報信号を多重伝送で
    きるバスに接続して用いる情報信号ミキシング装置のミ
    キシング制御方法であって、 外部の機器からの制御にしたがって複数の情報信号のミ
    キシングを行う際に、前記情報信号ミキシング装置内の
    ミキシング部に設けられた情報信号の論理的な出入口を
    示すサブユニットプラグに対して内部コネクションを張
    ることにより、前記情報信号のミキシングを行うことを
    特徴とする情報信号ミキシング制御方法。
  8. 【請求項8】 前記サブユニットプラグに関するミキシ
    ング情報を格納する記憶部を設け、該記憶部から読み出
    したミキシング情報を参照して前記サブユニット入力プ
    ラグにおける情報信号のミキシングレベルを制御する請
    求項7に記載の情報信号ミキシング制御方法。
JP34664996A 1996-12-10 1996-12-10 情報信号ミキシング装置及びミキシング制御方法 Withdrawn JPH10172239A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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