JPH10172102A - 回転磁気ヘッド装置 - Google Patents

回転磁気ヘッド装置

Info

Publication number
JPH10172102A
JPH10172102A JP8333591A JP33359196A JPH10172102A JP H10172102 A JPH10172102 A JP H10172102A JP 8333591 A JP8333591 A JP 8333591A JP 33359196 A JP33359196 A JP 33359196A JP H10172102 A JPH10172102 A JP H10172102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
reproduction
signal wiring
fixed
reproduction signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8333591A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Shirai
敏夫 白井
Tadashi Osue
匡 尾末
Tomohiro Ikegami
友浩 池上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8333591A priority Critical patent/JPH10172102A/ja
Publication of JPH10172102A publication Critical patent/JPH10172102A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドによるテープ状の情報記録媒体に
信号を記録する場合において、クロストークを防止する
ことができ、小型化が図れる。 【解決手段】 固定体記録信号配線部WR2と固定体再
生信号配線部RR2は交互に配置され、複数の記録ヘッ
ドWHa,WHbがテープ状の情報記録媒体に信号を記
録する際には、複数の固定体記録信号配線部WR2の間
に位置する固定体再生信号配線部RR2を短絡し、複数
の再生ヘッドRHa,RHbがテープ状の情報記録媒体
に記録されている信号を再生する際には、複数の固定体
記録信号配線部WR2の間に位置する固定体記録信号配
線部WR2を短絡するためのスイッチング手段100、
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダやデータレコーダのような情報記録装置に用いられ
る回転磁気ヘッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダやデジタルオーデ
ィオシステムあるいはデータレコーダのような情報記録
装置は、回転磁気ヘッド装置を備えており、この回転磁
気ヘッド装置は、テープ状の情報記録媒体である磁気テ
ープに対して高記録密度を達成する必要があることか
ら、例えばヘリカルスキャン方式を採用している。この
種の回転磁気ヘッド装置は、固定ドラムと回転ドラムを
有していて、記録ヘッドと再生ヘッド等は、回転ドラム
に設けられている。記録ヘッドと再生ヘッドは回転ドラ
ムとともに、固定ドラムに対して回転することで、記録
ヘッドが磁気テープに対して情報を記録したり、再生ヘ
ッドがビデオテープに記録された情報を再生するように
なっている。このように回転ドラムは固定ドラムに対し
て回転するので、再生ヘッドの再生信号や、記録ヘッド
への記録電流の受渡しは、非接触型の伝送装置の一例で
あるロータリトランスを用いて行っている。
【0003】図11は、提案されているロータリトラン
スT2及びその周辺回路部分を示している。ロータリト
ランスT2は、ステータコア220とロータコア230
を有している。ステータコア220は固定ドラム101
に配置されており、ロータコア230は回転ドラム10
2に配置されている。ステータコア220は、記録信号
伝送リング121,123及び再生信号伝送リング12
2,124を有している。記録信号伝送リング121,
123及び再生信号伝送リング122,124は、交互
に配置されている。これに対して、ロータコア230
は、記録信号伝送リング131,133及び再生信号伝
送リング132,134を有している。記録信号伝送リ
ング131,133と再生信号伝送リング132,13
4は交互配置されている。ロータコア230の記録信号
伝送リング131は記録ヘッド140に接続され、記録
信号伝送リング133も別の記録ヘッド141に接続さ
れている。ロータコア230の再生信号伝送リング13
2は、再生アンプ150を介して再生ヘッド160に接
続されており、再生信号伝送リング134は再生アンプ
151を介して再生ヘッド161に接続されている。
【0004】このように、ロータリトランスT2では、
記録信号の系統が2チャンネルあり、再生信号の系統も
2チャンネルあるとともに、チャンネルの配置は、記録
−再生−記録−再生の順になっている。しかも再生アン
プ150,151が再生信号伝送リング132,134
と再生ヘッド160,161の間にそれぞれ配置されて
いる。記録ヘッド140,141による記録のタイミン
グと、再生ヘッド160,161による再生のタイミン
グは、回転ドラムの180度毎に記録と再生を切り替え
ることで、記録信号系統と再生信号系統間における信号
のクロストーク、すなわち磁束の漏れによる信号の漏れ
を防止する必要がある。また、記録信号系統のチャンネ
ルCH1,CH3では、再生信号系統のチャンネルCH
2がクロストークを防止し、かつ再生信号系統のチャン
ネルCH2とCH4では、記録信号系統のチャンネルC
H3がクロストークを防止する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】チャンネルCH2,C
H4の間における再生時においては、記録ヘッド141
が記録信号伝送リング133に対して直接接続されてい
るので問題はない。しかし、記録時には、チャンネルC
H1,CH3の間で再生信号系のチャンネルCH2によ
りクロストークを防止しなければならないのであるが、
チャンネルCH2における再生信号伝送リング132
は、再生アンプ150を介して再生ヘッド160に間接
的に接続されていることから、低インピーダンスである
再生ヘッド160と再生信号伝送リング132とは直接
つながっていない。つまり、再生信号伝送リング132
側では、ある程度の高いインピーダンスを持っているた
めに、再生信号伝送コイル132のコイル両端における
インピーダンスが低インピーダンスとならない。しか
も、チャンネルCH2のステータコア220側の再生信
号伝送コイル122においても、オートゲインコントー
ル回路170等に接続されているので、勿論この再生信
号伝送リング122側のコイル端も低インピーダンスと
はなっていない。従って、記録時においてチャンネルC
H1,CH3におけるクロストークを防止する程には、
チャンネルCH2の再生信号伝送リング132,122
のインピーダンスが低くなっていないので、記録時にお
ける記録信号系統間におけるクロストークを抑制するこ
とが難しい。
【0006】これを解消するために、別途ショートリン
グのような低インピーダンスのリングをチャンネルCH
2とCH3の間に溝を設けて配置することも考えられる
が、このようにするとロータリトランスのステータコア
220とロータコア230が大型になってしまうことか
ら採用することが難しい。そこで本発明は上記課題を解
消し、記録ヘッドによるテープ状の情報記録媒体に信号
を記録する場合において、クロストークを防止すること
ができ、小型化が図れる回転磁気ヘッド装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、回転体と固定体との間で非接触で電源と信号を
伝送するための伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置で
あり、回転磁気ヘッド装置の回転ドラムは、テープ状の
情報記録媒体に信号を記録するための複数の記録ヘッド
と、テープ状の情報記録媒体に記録されている信号を再
生するための複数の再生ヘッドと、伝送装置の回転体を
有し、回転磁気ヘッド装置の固定ドラムは、伝送装置の
固定体を有し、伝送装置の回転体は、複数の記録ヘッド
に対して記録信号を伝送するための複数の回転体記録信
号配線部と、複数の再生ヘッドからの再生信号を伝送す
るための複数の回転体再生信号配線部と、を有し、回転
体記録信号配線部と回転体再生信号配線部は交互に配置
され、伝送装置の固定体は、複数の回転体記録信号配線
部との間で記録信号を伝送するための複数の固定体記録
信号配線部と、複数の回転体再生信号配線部との間で再
生信号を伝送するための複数の固定体再生信号配線部
と、を有し、固定体記録信号配線部と固定体再生信号配
線部は交互に配置され、複数の記録ヘッドがテープ状の
情報記録媒体に信号を記録する際には、複数の固定体記
録信号配線部の間に位置する固定体再生信号配線部を短
絡し、複数の再生ヘッドがテープ状の情報記録媒体に記
録されている信号を再生する際には、複数の固定体再生
信号配線部の間に位置する固定体記録信号配線部を短絡
するためのスイッチング手段、を備える回転磁気ヘッド
装置により、達成される。
【0008】本発明では、スイッチング手段が次のよう
な機能を発揮する。すなわち、複数の磁気ヘッドがテー
プ状の情報記録媒体に信号を記録する際には、複数の固
定体記録信号配線部の間に位置する固定体再生信号配線
部を短絡する。これにより、複数の固定体記録信号配線
部間におけるクロストーク、すなわち信号の漏れを、短
絡した固定体再生信号配線部により効果的に抑制するこ
とができる。また本発明において、スイッチング手段
が、更に複数の再生ヘッドがテープ状の情報記録媒体に
記録されている信号を再生する際には、複数の固定体再
生信号配線部の間に位置する固定体記録信号配線部を短
絡する。これにより、再生時における複数の固定体再生
信号配線部間におけるクロストークを、短絡した固定体
記録信号配線部により防止することができる。このよう
に、本発明では、別途ショートリングのようなクロスト
ーク防止手段を設けなくても、記録時あるいは再生時に
おける隣接する配線部間のクロストークを確実に防止す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0010】図1は、本発明の非接触型の伝送装置を備
える回転磁気ヘッド装置の好ましい実施の形態を示して
いる。図2は、この回転磁気ヘッド装置10を備える情
報記録装置の一例を示している。図1と図2の回転磁気
ヘッド装置10は、ビデオテープレコーダ、データース
トリーマ、デジタルオーディオシステム等に適用され
て、テープ状の記録媒体である磁気テープTに対して信
号を記録したり、磁気テープTに記録されている情報を
再生するのに用いられる。
【0011】図1の回転磁気ヘッド装置は、固定ドラム
1と、回転ドラム2、モータMを有している。回転ドラ
ム2は、再生ヘッドRHと記録ヘッドWHを有してお
り、再生ヘッドRHと記録ヘッドWHは180度の位相
差を有している。回転ドラム2は、モータMの作動によ
り、固定ドラム1に対して矢印R方向に回転する。回転
ドラム2と記録ヘッドWHと再生ヘッドRHは、R方向
に回転する。磁気テープTPは、固定ドラム1のリード
ガイド部3に沿ってテープ走行方向Eに沿って入口側I
Nから出口側OUT側に斜めに送られる。磁気テープT
Pは図2における情報記録装置では、供給リール4から
ローラ4a,4bを経て回転ドラム2と固定ドラム1に
ほぼ180度分密着し、そしてローラ4c,4dを経て
巻取リール5に巻取ることができる。ローラ4fに対応
して、キャプスタン4eが設けられており、このキャプ
スタン4eはキャプスタンモータM1により回転され
る。これにより、モータMが作動して回転ドラム2がR
方向に回転すると、記録ヘッドWHと再生ヘッドRH
は、磁気テープTPに対してヘリカルスキャン方式で接
触して案内される。磁気テープTPは固定ドラム1のリ
ードガイド部3に沿って斜めに走行する。
【0012】この回転磁気ヘッド装置10の構造例を図
3と図4に示している。図3の回転磁気ヘッド装置10
は、非接触型の伝送装置であるロータリトランスTを備
え、このロータリトランスTは回転ドラム2と固定ドラ
ム1の間に配置されている。すなわちロータリトランス
Tは、回転磁気ヘッド装置10に内蔵されている。回転
磁気ヘッド装置10は、回転ドラム装置とも呼ばれてお
り、固定ドラム1のスリーブ1a内には、2つの軸受1
bが配置されている。固定ドラム1は、ロータリトラン
スTの固定体であるステータコア20が固定されてい
る。
【0013】回転ドラム2は、フランジ2aを有し、こ
のフランジ2aは、軸5の上端部に圧入又は接着により
固定されている。軸5の下端部はモータMのロータMR
に固定されている。モータMは、ロータMRとステータ
MSを有している。ロータMRには例えば駆動用のマグ
ネット6が配置されており、ステータMSには駆動用の
コイル7が配置されている。このコイル7に所定のパタ
ーンで通電することにより、モータMのロータMRが連
続回転する。軸5の中間部分は、軸受1b,1bにより
回転可能に支持されている。フランジ2aの内部には、
ロータリトランスTの回転体であるロータコア30が固
定されている。
【0014】図3のロータリトランスTは、ステータコ
ア20(固定体)とロータコア30(回転体)からな
り、それぞれ図5に示すように円板状のコアであり、例
えばフェライトのような透磁性の材料により作られてい
る。ステータコア20とロータコア30は、図3のスリ
ーブ1aを通すことができるようにリング状に形成され
ている。そしてステータコア20の内面(図3では上
面)とロータコア30の内面(図3では下面)には、そ
れぞれ後で説明するように軸5を中心として信号伝送用
のチャンネルCH1〜CH4がリング状に配置されてい
る。これらのチャンネルCH1〜CH4をそれぞれ形成
する配線部は、通常の絶縁された線材をリング状に巻い
て形成したり、あるいはプリント配線板を採用すること
ができる。これによりモータMのステータMSのコイル
7に通電すると、モータMのロータMR、軸5、フラン
ジ2a、回転ドラム2及びロータリトランスTのロータ
コア30が、固定ドラム1とステータコア20に対して
回転する。ロータコア30とステータコア20は、非接
触で対向して配置されている。
【0015】一方、図4の回転磁気ヘッド装置10は、
固定ドラム1に対して、図6のような円筒状のステータ
コア120が固定されている。回転ドラム2のフランジ
2aには、ロータリトランスT1のロータコア130が
固定されている。ステータコア120とロータコア13
0は、軸5を中心として同軸状に配置されており、ステ
ータコア120の外径はロータコア130の内径よりも
小さく設定されている。これによりステータコア120
の外面と、ロータコア130の内面は、所定の隙間を於
いて非接触で配置されている。図4の回転磁気ヘッド装
置10のチャンネルCH1〜CH4は、軸方向にリング
状に形成されている。
【0016】モータMのステータMSのコイル7に対し
て所定の通電パターンで通電すると、モータMのロータ
MR、軸5、フランジ2a、ロータリトランスT1のロ
ータコア130が、固定ドラム1とステータコア120
に対して所定の間隔をおいて非接触で回転する。本発明
の非接触型の伝送装置は、図3に示すような平面対向型
のロータリトランスTと、図4に示すような円筒型のロ
ータリトランスT1の両方に適用できるものである。
【0017】図2に示すように、回転ドラム2は、2つ
の再生ヘッドRHa,RHb及び、2つの記録ヘッドW
Ha,WHbが配置されている。再生ヘッドRHa,R
Hbの再生ヘッド群と、記録ヘッドWHa,WHbの記
録ヘッド群は、角度θ、例えば180度の位相差をおい
て配置されている。
【0018】図7は、図2の2つの再生ヘッドRHa,
RHb及び記録ヘッドWHa,WHbの記録信号系統及
び再生信号系統のタイミング例を示している。図7の
(A)は、記録時がスイッチング信号SW1が生じ、再
生時にはスイッチング信号SW2が生じる。図7の
(B)は、記録ヘッドWHaに対して与えられる記録信
号AWを示しており、記録信号は記録電流である。同様
にして図7の(C)は、記録ヘッドWHbに対して与え
られる記録信号BWを示している。図7の(D)は、図
2の再生ヘッドRHaから得られる再生信号ARを示
し、図7(E)は、再生ヘッドRHbから得られる再生
信号BRを示している。
【0019】図8は、図3の平面対向型のロータリトラ
ンスTの構造例を示しており、図の一部が省略されてい
る。このロータリトランスTは、図3の軸5の中心軸C
Lを中心にして、外周側から内周側に向けてチャンネル
CH1,クロストーク防止部200、チャンネルCH
2,CH3,CH4,CH5を有している。これらのチ
ャンネルCH1〜CH5に対応して、ステータコア20
の内面21側には溝21a〜21fが形成されている。
同様にしてチャンネルCH1〜CH5に対応して、ロー
タコア30の内面31側に溝31a〜31fが形成され
ている。これらの溝はステータコア20とロータコア3
0の内面21,31に対して、中心軸CLを中心として
同心円状(同軸状)に形成されている。
【0020】チャンネルCH1は、パワー(電源)を伝
送する領域であり、溝21a,31aにはそれぞれパワ
ー伝送リングPR(回転体電源配線部、固定体電源配線
部)が配置されている。チャンネルCH1とCH2の間
の溝21b,31bには、それぞれショートリングSR
が配置されている。このショートリングSRは、リング
を短絡した構造のものである。チャンネルCH2は、記
録ヘッドWHaに対して記録信号を供給する記録信号伝
送領域である。チャンネルCH2の溝21c,31cに
はそれぞれ記録信号伝送リングWR1(回転体記録信号
配線部、固定体記録信号配線部)が配置されている。チ
ャンネルCH3は、再生ヘッドRHaからの再生信号を
伝送する領域であり、溝21d,31dには再生信号伝
送リングRR1(回転体再生信号配線部、固定体再生信
号配線部)がそれぞれ配置されている。
【0021】チャンネルCH4は、記録ヘッドWHbに
対して記録信号を供給する領域であり、溝21e,31
eにはそれぞれ記録信号伝送リングWR2(回転体記録
信号配線部、固定体記録信号配線部)が配置されてい
る。チャンネルCH5は、再生ヘッドRHbから得られ
る再生信号を伝送するための領域であり、溝21f,3
1fにはそれぞれ再生信号伝送リングRR2(回転体再
生信号配線部、固定体再生信号配線部)が配置されてい
る。パワー伝送リングPRはロータリトランスTの最も
外周側に配置され、ショートリングがパワー伝送リング
PRと記録信号伝送リングWR1に配置されている。こ
のようにすることで、チャンネルCH1からチャンネル
CH2〜CH5に対して漏れる漏れ磁界をキャンセルし
て、電源系のチャンネルであるCH1から信号系のチャ
ンネルであるCH2〜CH5に対しての漏れ磁界による
信号の漏れ(クロストーク)を抑制することができる。
【0022】記録信号伝送リングWR1、WR2の間に
は再生信号伝送リングRR1が配置されており、ロータ
リトランスTの最も内周側には再生信号伝送リングRR
2が配置されている。このように記録信号系統のチャン
ネルCH2,CH4と再生信号伝送系統である再生信号
伝送リングRR1,RR2が交互に配置されている。ス
テータコア20の内面21とロータコア30の内面31
の間には、所定のすき間CMが形成されており、ステー
タコア20とロータコア30は、所定の間隔をおいて非
接触で信号や電源を伝送することができる。
【0023】図9と図10は、図8のロータリトランス
及びその周辺回路部分を示している。図9は、ロータリ
トランスT及びその周辺回路において、記録ヘッドWH
a,WHbが、磁気テープTPに対して信号を記録して
いる状態を示している。これに対して図10は、再生ヘ
ッドRHa,RHbが、磁気テープTPに記録されてい
る信号を再生している状態を示している。このような図
9の記録時及び図10の再生時におけるクロストーク防
止操作は、スイッチング手段100が指令している。
【0024】パワー伝送系であるチャンネルCH1にお
いては、ステータコア20のパワー伝送リングPRはオ
シレータ(発振器)60に対して駆動アンプ61を介し
て接続されている。これに対してチャンネルCH1のロ
ータコア30のパワー伝送リングPRは、整流・平滑部
62を介してレギュレータ−63に接続されている。こ
のパワー伝送系においては、オシレータ60が直流電流
から交流電流(AC)を変換して、この交流電流は駆動
アンプ61で増幅する。増幅された交流電流は、ステー
タコア20のパワー伝送リングPRから、ロータコア3
0のパワー伝送リングPRに対して非接触で送られる。
そして整流・平滑部62が、この送られてきた交流電流
を整流・平滑して直流電流に変換し、レギュレータ−6
3が一定の電圧に保持する。そしてこのように作られた
供給電源は、レギュレータ−63から、特徴的であるが
再生ヘッドRHaと再生ヘッドRHbの再生アンプ8
6,86に供給される。
【0025】つまり、このチャンネルCH1のパワー伝
送系は、再生ヘッドRHa,RHbの再生アンプ86,
86に対して再生回路電源として用いられている。この
ように再生アンプ86に対して電源を供給するのは次の
2つの理由からである。 (1)ロータリトランスを中間に介さず、ヘッドと再生
アンプが直接に接続されることによって、ヘッドと再生
アンブ(増幅器)が組み合さった時の帯域が広がる。 (2)再生ヘッドRHa,RHbは、例えば好ましくは
再生用の磁気抵抗素子ヘッド(MR)が用いられる。こ
の磁気抵抗素子ヘッドは、磁界が変化すると抵抗の変化
を起こすもので、信号磁界(入力信号)の変化を抵抗変
化に変換して、再生信号(電圧)の変化として得ること
ができる。この磁気抵抗素子ヘッドは、磁気テープTP
の速度に依存せずに、安定した高い再生信号を得ること
に特徴がある。このような磁気抵抗素子ヘッドを用いて
磁気テープTPの信号を再生する場合には、常時電源を
供給する必要があるために、チャンネルCH1のパワー
伝送系から再生アンプ86に対して電源を供給する必要
がある。
【0026】チャンネルCH1とチャンネルCH2の間
に配置されているショートリングSR,SRは、パワー
伝送領域であるチャンネルCH1と、信号伝送チャンネ
ルであるCH2〜CH5間のクロストークを防止するた
めのクロストーク防止部200を構成している。ショー
トリングSRは、リング状のコイルをそれぞれ短絡させ
たものである。
【0027】図9のチャンネルCH2の記録信号伝送領
域では、ステータコア20の記録信号伝送リングWR1
が、記録アンプ70に接続されている。外部から与えら
れる記録信号AWは、この記録アンプ70により増幅さ
れて記録信号伝送リングWR1に与えられる。ステータ
コア20の記録信号伝送リングWR1から、ロータコア
30の記録信号伝送リングWR1に対して非接触で記録
信号AWが伝送される。これにより、ロータコア30の
記録信号伝送リングWR1は、記録ヘッドWHaに対し
て記録信号AWを直接供給することができる。これによ
り、記録ヘッドWHaは、磁気テープTPに所定の信号
を記録する。
【0028】図9のチャンネルCH3の再生信号伝送領
域においては、ステータコア20の再生信号伝送リング
RR1が、オートゲインコントロール回路81を介して
イコライザー82に接続されている。ロータコア30の
再生信号伝送リングRR1は、再生アンプ86を介して
再生ヘッドRHaに接続されている。再生ヘッドRHa
が、磁気テープTPの信号を再生すると、再生信号が再
生アンプ86で増幅されて再生信号伝送リングRR1に
与えられる。ロータコア30の再生信号伝送リングRR
1は、非接触で再生信号をステータコア20の再生信号
伝送リングRR1に伝送する。伝送された再生信号は、
オートゲインコントロール回路81で自動的にゲインが
制御されて、イコライザー82に与えられ、イコライザ
ー82は、所定の信号にイコライズすることで再生信号
ARを得ることができる。
【0029】チャンネルCH4の記録信号伝送領域にお
いては、ステータコア20の記録信号伝送リングWR2
が、記録アンプ90に接続されている。ロータコア30
の記録信号伝送リングWR2は、直接記録ヘッドWHb
に接続されている。記録信号BWが記録アンプ90で増
幅されて、ステータコア20の記録信号伝送リングWR
2に与えられると、記録信号BWはステータコア20の
記録信号伝送リングWR2からロータコア30の記録信
号伝送リングWR2に非接触で伝送される。ロータコア
30の記録信号伝送リングWR2は記録ヘッドWHbに
対して記録信号BWを与える。これにより記録ヘッドW
Hbは、磁気テープTPに対して所定の信号を記録す
る。
【0030】再生信号伝送領域であるチャンネルCH5
においては、チャンネルCH3と同様に、再生信号伝送
リングRR2がオートゲインコントロール回路95を介
してイコライザー96に接続されている。ロータコア3
0の再生信号伝送リングRR2は、再生アンプ86を介
して再生ヘッドRHbに接続されている。再生ヘッドR
Hbが、磁気テープTPの信号を再生すると、再生アン
プ86が再生信号を増幅して再生信号伝送リングRR2
に与える。再生信号がロータコア30の再生信号伝送リ
ングRR2からステータコア20の再生信号伝送リング
RR2に対して非接触で伝送されると、オートゲインコ
ントロール95が自動的にゲインをコントロールしてイ
コライザー96に与える。イコライザー96はこの信号
をイコライズして所定の再生信号BRを得ることができ
る。
【0031】特徴的なのは、スイッチング手段100が
固定ドラム1側あるいはその外部に設けられていること
である。このスイッチング手段100は、チャンネルC
H3のステータコア20側に設けられたスイッチ101
と、チャンネルCH4のステータコア20側に設けられ
たスイッチ102をスイッチングする。チャンネルCH
3のスイッチ101は、ステータコア20の再生信号伝
送リングRR1を記録時に短絡するスイッチである。ま
たスイッチ102は、チャンネルCH4における記録信
号伝送リングWR2を再生時に短絡するスイッチであ
る。これらのスイッチ101,102は、スイッチング
手段からのスイッチング信号SW1,SW2によりオン
/オフする。
【0032】次に、図8〜図10を参照して、本発明の
回転磁気ヘッド装置の動作例を説明する。図8と図9に
おいて、チャンネルCH1におけるパワー伝送領域と、
チャンネルCH2〜CH5における信号伝送系統とは、
ショートリングSR、つまりクロストーク防止部200
において、両者間のクロストークを防止もしくは減少さ
せることができる。
【0033】図9は記録時のスイッチング手段100に
よるスイッチング状態を示し、図10は再生時における
スイッチング手段100によるスイッチング状態を示し
ている。本発明の実施の形態におけるロータリトランス
Tでは、複数の記録信号伝送領域であるチャンネルCH
2,CH4と、複数の再生信号伝送領域であるチャンネ
ルCH3,CH5を有しており、記録時の記録チャンネ
ル同志及び再生時の再生チャンネル同志のクロストー
ク、すなわち漏れ磁界の減少を図る必要がある。
【0034】このようなクロストークを防止するために
はショートリングが有効であるが、ショートリングは、
そのステータコア20とロータコア30のどちらかのイ
ンピーダンスが少ない程効果的である。しかしロータリ
トランスTの各リング(コイル)は、記録信号伝送領域
のチャンネルCH2,CH4では、ステータコア20側
が記録アンプ70,90に接続されているとともに、再
生信号伝送領域であるチャンネルCH3,CH5では、
ロータコア30側が再生アンプ86,86に接続されて
いる。しかもチャンネルCH3,CH5では、ステータ
コア20側においてもオートゲインコントロール回路8
1,95やエコライザー82,96と接続されている。
このようなことから、ロータリトランスTにおける記録
チャンネルと再生チャンネルではある程度高いインピー
ダンスを有しているので、これらのチャンネルにおける
ショートリングの効果を最大に発揮させることができな
い。
【0035】そこで、本発明の実施の形態では、図9に
示すように、記録ヘッドWHa,WHbにより磁気テー
プTPに対して信号を記録する記録時においては、記録
領域であるチャンネルCH2,CH4間にある再生チャ
ンネルであるCH3をショート(短絡)に切り換える。
図10に示すような再生ヘッドRHa,RHbにより磁
気テープTPに記録されている信号を再生する場合に
は、再生チャンネルCH3,CH5の間にある記録チャ
ンネルCH4をショート(短絡)に切り換える。このよ
うな切り換えはスイッチング手段100のスイッチング
信号により行うことで、短絡させた伝送リングはショー
トリングとしての効果を出し、その効果を最大にして、
記録チャンネル間CH2,CH4あるいは再生チャンネ
ルCH3,CH5間におけるクロストークを充分に減少
させることができる。このような動作を次により詳しく
説明する。
【0036】図9を参照する。図9は記録時の回路の切
り換え例を示している。図9における記録時には、記録
信号AWが記録アンプ70及び記録信号伝送リングWR
1,WR1を介して記録ヘッドWHaに対して記録電流
(記録信号)を供給する。同様にして記録信号BWは、
記録アンプ90により増幅されて、記録信号伝送リング
WR2,WR2を介して記録ヘッドWHbに対して記録
電流(記録信号)を供給する。これにより記録ヘッドW
Ha,WHbは、図7に示すタイミングで磁気テープT
Pに対して別々のトラックに必要な信号を記録してい
く。この時に、スイッチング手段100は、スイッチン
グ信号SW1,SW2をスイッチ101,102にそれ
ぞれ与える。スイッチ101は再生チャンネルCH3の
ステータコア20の再生信号伝送リングRR1を短絡
(ショート)する。しかも、スイッチング信号SW1
は、記録チャンネルCH4のスイッチ102をオンにし
て記録信号伝送リングWR2を記録アンプ90に接続す
る。このようにすることで、再生チャンネルCH3にお
けるステータコア20における短絡された再生信号伝送
リングRR1が、短絡したコイルのようなショートリン
グの役割を果たすので、記録チャンネルCH2,CH4
の間におけるクロストークを減少もしくは防止すること
ができる。
【0037】一方、図10に示す再生時においては、再
生ヘッドRHa,RHbが、図2の回転ドラム2の回転
により磁気テープTPに対して接触する。図7に示す再
生タイミングの時に再生ヘッドRHa,RHbが、磁気
テープTPに記録されている信号を再生し、再生信号
は、チャンネルCH3,CH5の再生信号伝送リングR
R1,RR2を介してそれぞれオートゲインコントロー
ル回路81,95に与えられる。この再生信号はオート
ゲインコントロール回路81,95とイコライザー8
2,96を経て再生信号ARと再生信号BRとなる。
【0038】このような再生時においては、スイッチン
グ手段100のスイッチ信号SW2がスイッチ101,
102に対して与えられるので、スイッチ101はオフ
になりスイッチ102もオフになる。これにより、再生
チャンネルCH3の再生信号伝送リングRR1は短絡状
態から開放されてオートゲインコントロール81に接続
される。また記録チャンネルCH4のステータコア20
側の記録信号伝送リングWR2は、スイッチ102によ
りショート(短絡)される。これにより、この記録信号
伝送リングWR2は、再生チャンネルCH3,CH5間
のクロストークを防止もしくは減少させることができ
る。このように、記録時と再生時においてそれぞれ必要
とする伝送リングを短絡(ショート)にすることで、シ
ョートリングの効果を最大に発揮して、記録時における
記録チャンネル間あるいは再生時における再生チャンネ
ル間のクロストークを減少もしくは防止する事ができる
のである。
【0039】以上のように本発明では、ビデオテープレ
コーダやデータレコーダあるいはディジタルオーディオ
テープレコーダのような、複数の記録ヘッドと複数の再
生ヘッドを有する回転ドラムにおいて、回転ドラム側に
再生アンプを備える形式のものに対して本発明が適用で
きる。
【0040】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れない。上述した実施の形態では、記録チャンネルと再
生チャンネルはそれぞれ2チャンネル用意しているが、
これに限らず記録チャンネル及び/又は再生チャンネル
を3チャンネル以上に設定することも可能である。上述
した実施の形態は、図3と図5に示すような平面対向型
のロータリトランスTの例を示しているが、これに限ら
ず図4と図6に示す円筒型のロータリトランスT1に対
しても平面対向型のロータリトランスTと同様に適用す
ることができる。例えば図8のチャンネルの配置例に限
らず、ロータリトランスTの内側にパワー伝送用のチャ
ンネルを配置し、その次にショートリングの領域を配置
し、更に外側に信号系のチャンネルを交互に配置するよ
うにしても勿論構わない。図8の状態あるいは先程上述
した別の実施の形態においても、記録チャンネルと再生
チャンネルの位置を入れ換えても構わない。
【0041】パワー伝送領域のチャンネルCH1は同一
のロータリトランス1内に設けなくても、別のロータリ
トランスあるいは、接点摺動型の伝送装置(スリップリ
ングと呼ばれている)で構成してもよい。この場合に
は、図8における伝送用のチャンネルCH1とショート
リングSRのチャンネルを削除することができる。また
図9と図10におけるチャンネルCH1のパワー伝送系
の構成は、別の構造を採用することができ、再生アンプ
に対する電源の供給は別の形態を採用してもよい。
【0042】上述した実施の形態では、各リングPR,
WR1,WR2,RR1,RR2は、絶縁被膜を有する
コイルを円形状に巻いたものである。しかしこれに限ら
ず、各チャンネルにおけるリングは、プリント配線板も
しくはフレキシブルプリント基板のようなもので絶縁し
た導体を円形状に配置したものを使うことも勿論可能で
ある。
【0043】本発明の実施の形態では、ロータコア30
のパワー伝送リングPRが、回転体電源配線部に相当
し、ステータコア20のパワー伝送リングPRが固定体
電源配線部に相当する。ロータコア30のショートリン
グSRが回転体クロストーク防止部に対応し、ステータ
コア20のショートリングSRが固定体クロストーク防
止部に対応する。ロータコア30の記録信号伝送リング
WR1,WR2が、複数の回転体記録信号配線部に相当
する。ステータコア20の記録信号伝送リングWR1,
WR2が、複数の固定体記録信号配線部に相当する。ロ
ータコア30の再生信号伝送リングRR1,RR2が、
複数の回転体再生信号配線部に相当し、ステータコア2
0の再生信号伝送リングRR1,RR2が、複数の固定
体再生信号配線部に相当している。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録ヘッドによるテープ状の情報記録媒体に信号を記録
する場合において、クロストークを防止することがで
き、小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転磁気ヘッド装置の好ましい実施の
形態を示す斜視図。
【図2】図1の回転磁気ヘッド装置を備える情報記録装
置の一例を示す平面図。
【図3】図1の回転磁気ヘッド装置の構造例を示す図。
【図4】図1の回転磁気ヘッド装置の別の構造例を示す
図。
【図5】図3の回転磁気ヘッド装置における平面対向型
のロータリトランスの例を示す斜視図。
【図6】図4の回転磁気ヘッド装置における円筒型のロ
ータリトランスの例を示す斜視図。
【図7】図2の情報記録装置における記録ヘッドと再生
ヘッドの記録再生タイミングの例を示す図。
【図8】図1における平面対向型のロータリトランスの
チャンネル配置例を示し、一部を省略している断面図。
【図9】図8のロータリトランス及びその周辺回路を示
し、記録時の状態を示す図。
【図10】図8のロータリトランス及びその周辺回路を
示し、再生時の状態を示す図。
【図11】従来の記録及び再生の他チャンネルのロータ
リトランス及びその周辺回路例を示す図。
【符号の説明】
1・・・固定ドラム、2・・・回転ドラム、10・・・
回転磁気ヘッド装置、20・・・ステータコア、30・
・・ロータコア、86・・・再生アンプ(再生増幅
器)、100・・・スイッチング手段、200・・・ク
ロストーク防止部(回転体クロストーク防止部、固定体
クロストーク防止部)、T・・・ロータリトランス、W
Ha,WHb・・・記録ヘッド、RHa,RHb・・・
再生ヘッド、WR1,WR2・・・記録信号伝送リング
(複数の回転体記録信号配線部、複数の固定体記録信号
配線部)、RR1,RR2・・・再生信号伝送リング
(複数の回転体再生信号配線部、複数の固定体再生信号
配線部)、SR・・・ショートリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体と固定体との間で非接触で電源と
    信号を伝送するための伝送装置を備える回転磁気ヘッド
    装置であり、 回転磁気ヘッド装置の回転ドラムは、 テープ状の情報記録媒体に信号を記録するための複数の
    記録ヘッドと、テープ状の情報記録媒体に記録されてい
    る信号を再生するための複数の再生ヘッドと、伝送装置
    の回転体を有し、 回転磁気ヘッド装置の固定ドラムは、伝送装置の固定体
    を有し、 伝送装置の回転体は、 複数の記録ヘッドに対して記録信号を伝送するための複
    数の回転体記録信号配線部と、複数の再生ヘッドからの
    再生信号を伝送するための複数の回転体再生信号配線部
    と、を有し、回転体記録信号配線部と回転体再生信号配
    線部は交互に配置され、 伝送装置の固定体は、 複数の回転体記録信号配線部との間で記録信号を伝送す
    るための複数の固定体記録信号配線部と、複数の回転体
    再生信号配線部との間で再生信号を伝送するための複数
    の固定体再生信号配線部と、を有し、固定体記録信号配
    線部と固定体再生信号配線部は交互に配置され、 複数の記録ヘッドがテープ状の情報記録媒体に信号を記
    録する際には、複数の固定体記録信号配線部の間に位置
    する固定体再生信号配線部を短絡し、複数の再生ヘッド
    がテープ状の情報記録媒体に記録されている信号を再生
    する際には、複数の固定体再生信号配線部の間に位置す
    る固定体記録信号配線部を短絡するためのスイッチング
    手段、を備えることを特徴とする回転磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 再生ヘッドは、再生信号を増幅するため
    の再生増幅器に接続されている請求項1に記載の回転磁
    気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 回転体は回転体電源配線部を有し、固定
    体は固定体電源配線部を有し、固定体電源配線部から回
    転体電源配線部へ伝送される電源は、再生ヘッドが得た
    再生信号を再生増幅器で増幅する際に用いられる請求項
    2に記載の回転磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 回転体と固定体は円板形状であり対向し
    て配置されているか、あるいは回転体と固定体は大きさ
    の異なる円筒であり同軸状に配置されている請求項1に
    記載の回転磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 回転体は、回転体電源配線部と回転体記
    録信号配線部又は回転体再生信号配線部の間に位置され
    て電源と信号間のクロストークを防ぐ回転体クロストー
    ク防止部を備え、 固定体は、固定体電源配線部と固定体記録信号配線部又
    は固定体再生信号配線部の間に位置されて電源と信号の
    間のクロストークを防ぐ固定体クロストーク防止部を備
    える請求項3に記載の回転磁気ヘッド装置。
JP8333591A 1996-12-13 1996-12-13 回転磁気ヘッド装置 Pending JPH10172102A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8333591A JPH10172102A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 回転磁気ヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8333591A JPH10172102A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 回転磁気ヘッド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10172102A true JPH10172102A (ja) 1998-06-26

Family

ID=18267759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8333591A Pending JPH10172102A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 回転磁気ヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10172102A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003041059A1 (fr) * 2001-11-06 2003-05-15 Sony Corporation Enregistreur/lecteur
CN113823330A (zh) * 2020-06-19 2021-12-21 西部数据技术公司 横向偏置强度增强

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003041059A1 (fr) * 2001-11-06 2003-05-15 Sony Corporation Enregistreur/lecteur
CN113823330A (zh) * 2020-06-19 2021-12-21 西部数据技术公司 横向偏置强度增强
CN113823330B (zh) * 2020-06-19 2024-02-13 西部数据技术公司 横向偏置强度增强

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6243240B1 (en) Non-contact type transmission device and rotary magnetic head unit having the non-contact type transmission device
JPH0325282Y2 (ja)
JPS61229203A (ja) シリンダユニツトの信号伝達装置
JPH10172102A (ja) 回転磁気ヘッド装置
US6393199B1 (en) Apparatus and method for high speed recording of video signals
JPH10233013A (ja) 非接触型の伝送装置及び非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置
KR100562694B1 (ko) 회전자기헤드장치
JPS621102A (ja) 磁気記録再生装置
US4924329A (en) Rotary drum apparatus for a magnetic recording and reproducing device
JPH10177924A (ja) 回転磁気ヘッド装置
JPH0525042Y2 (ja)
JP2004234714A (ja) 磁気記録装置
JPH0525041Y2 (ja)
JPH0121521B2 (ja)
KR19980081735A (ko) 회전 자기 헤드 장치
JP2625115B2 (ja) 映像信号再生装置
JP2783717B2 (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘッドドラム装置
JP3168149B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH09115103A (ja) 回転トランスおよびこれを用いた回転ドラム装置ならびにこの回転ドラムを用いた記録再生装置
JP2001134901A (ja) 回転ドラム及びこれを用いた磁気テープ記録/再生装置
JPH05166103A (ja) 磁気記録再生装置
JPS62184601A (ja) 記録再生装置
JPH117618A (ja) 回転磁気ヘッド装置
JPS6349953B2 (ja)
JPH09190602A (ja) ビデオカセットレコーダ用のヘッドドラム組立体