JPH10177924A - 回転磁気ヘッド装置 - Google Patents
回転磁気ヘッド装置Info
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- JPH10177924A JPH10177924A JP8336900A JP33690096A JPH10177924A JP H10177924 A JPH10177924 A JP H10177924A JP 8336900 A JP8336900 A JP 8336900A JP 33690096 A JP33690096 A JP 33690096A JP H10177924 A JPH10177924 A JP H10177924A
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- head
- signal
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/008—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires
- G11B5/00813—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes
- G11B5/00847—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks
- G11B5/0086—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks using cyclically driven heads providing segmented tracks
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- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B2005/0002—Special dispositions or recording techniques
- G11B2005/0005—Arrangements, methods or circuits
- G11B2005/001—Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure
- G11B2005/0013—Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation
- G11B2005/0016—Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation of magnetoresistive transducers
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- G11B2005/0016—Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation of magnetoresistive transducers
- G11B2005/0018—Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation of magnetoresistive transducers by current biasing control or regulation
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気抵抗素子の再生ヘッドを使用する場合に
ヘッド摩耗に対応してバイアス電流を可変調整して再生
ヘッドによる再生信号の出力を最適にすることができる
回転磁気ヘッド装置を提供すること。 【解決手段】 回転体電源配線部PRと固定体再生信号
配線部RRにより伝送される電源は、再生ヘッドRHに
対してバイアス電流を付与することで再生ヘッドRHは
磁気テープTPの信号を再生する際に、再生ヘッドRH
の摩耗の程度に伴いバイアス電流を変えて与えるバイア
ス電流制御手段200を備える。
ヘッド摩耗に対応してバイアス電流を可変調整して再生
ヘッドによる再生信号の出力を最適にすることができる
回転磁気ヘッド装置を提供すること。 【解決手段】 回転体電源配線部PRと固定体再生信号
配線部RRにより伝送される電源は、再生ヘッドRHに
対してバイアス電流を付与することで再生ヘッドRHは
磁気テープTPの信号を再生する際に、再生ヘッドRH
の摩耗の程度に伴いバイアス電流を変えて与えるバイア
ス電流制御手段200を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオテー
プレコーダのような情報記録装置に用いられる回転磁気
ヘッド装置に関するものである。
プレコーダのような情報記録装置に用いられる回転磁気
ヘッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープに対して情報を記録したり磁
気テープの情報を再生するような装置としては、ビデオ
テープレコーダやテープストリーマ等がある。このよう
な種類の情報記録装置は、磁気テープに対して信号を記
録したり、磁気テープの信号を再生するために回転磁気
ヘッド装置を備えている。回転磁気ヘッド装置は、回転
ドラムと固定ドラムを有し、回転ドラムは記録ヘッドと
再生ヘッドを有している。記録ヘッドは磁気テープに対
して信号を記録するヘッドで、再生ヘッドは磁気テープ
に記録されている信号を再生するのに用いられる。
気テープの情報を再生するような装置としては、ビデオ
テープレコーダやテープストリーマ等がある。このよう
な種類の情報記録装置は、磁気テープに対して信号を記
録したり、磁気テープの信号を再生するために回転磁気
ヘッド装置を備えている。回転磁気ヘッド装置は、回転
ドラムと固定ドラムを有し、回転ドラムは記録ヘッドと
再生ヘッドを有している。記録ヘッドは磁気テープに対
して信号を記録するヘッドで、再生ヘッドは磁気テープ
に記録されている信号を再生するのに用いられる。
【0003】回転ドラムはこれらの記録ヘッド及び再生
ヘッドを保持し、固定ドラムに対してモータの作動によ
り回転することで、記録ヘッドあるいは再生ヘッドを磁
気テープに対して、例えばヘリカルスキャン方式で走査
して、磁気テープに対して情報を記録したり磁気テープ
の情報を再生することができる。このようなヘリカルス
キャン方式を採用することにより、磁気テープに対して
信号の高密度記録が可能である。ヘリカルスキャン方式
の回転磁気ヘッド装置では、記録ヘッドと再生ヘッドが
回転ドラム内に収容されていることから、この回転ドラ
ムと固定ドラム間での信号や電源の伝送は、非接触方式
で行う必要がある。例えば、再生ヘッドから得られる再
生信号を回転ドラム側から固定ドラム側に非接触で伝送
したり、固定ドラム側から回転ドラム側へ回路基板用の
電源を供給するような場合である。
ヘッドを保持し、固定ドラムに対してモータの作動によ
り回転することで、記録ヘッドあるいは再生ヘッドを磁
気テープに対して、例えばヘリカルスキャン方式で走査
して、磁気テープに対して情報を記録したり磁気テープ
の情報を再生することができる。このようなヘリカルス
キャン方式を採用することにより、磁気テープに対して
信号の高密度記録が可能である。ヘリカルスキャン方式
の回転磁気ヘッド装置では、記録ヘッドと再生ヘッドが
回転ドラム内に収容されていることから、この回転ドラ
ムと固定ドラム間での信号や電源の伝送は、非接触方式
で行う必要がある。例えば、再生ヘッドから得られる再
生信号を回転ドラム側から固定ドラム側に非接触で伝送
したり、固定ドラム側から回転ドラム側へ回路基板用の
電源を供給するような場合である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような回転磁気ヘ
ッド装置の再生ヘッドとしては、磁気抵抗素子ヘッド
(MRヘッド)が採用されている。この再生用の磁気抵
抗素子ヘッドは、再生信号を得る場合には常時バイアス
電流を必要とし、磁気抵抗素子ヘッドは、磁界が変化す
ると抵抗の変化を起こすヘッドであり、信号磁界(入力
信号)の変化を抵抗変化に変換して再生出力信号の変化
として取り出すことができる。磁気抵抗素子ヘッドは、
磁気テープの速度に依存せずに高い安定した再生出力信
号を得ることから再生ヘッドとしては有効である。
ッド装置の再生ヘッドとしては、磁気抵抗素子ヘッド
(MRヘッド)が採用されている。この再生用の磁気抵
抗素子ヘッドは、再生信号を得る場合には常時バイアス
電流を必要とし、磁気抵抗素子ヘッドは、磁界が変化す
ると抵抗の変化を起こすヘッドであり、信号磁界(入力
信号)の変化を抵抗変化に変換して再生出力信号の変化
として取り出すことができる。磁気抵抗素子ヘッドは、
磁気テープの速度に依存せずに高い安定した再生出力信
号を得ることから再生ヘッドとしては有効である。
【0005】この種の再生用の磁気抵抗素子ヘッドに対
して、再生時に常時バイアス電流を流すのであるが、問
題になるのは磁気抵抗素子ヘッドのヘッド摩耗である。
つまり磁気テープの信号を磁気抵抗素子ヘッドで再生す
る場合、当然再生時間が長くなればヘッド摩耗量も増え
ていく。このヘッド摩耗のために、磁気抵抗素子ヘッド
による信号の再生の特性に変化が生じるので、それに対
応してバイアス電流の値を変えないと、適正な再生出力
信号が得られないという問題がある。そこで本発明は上
記課題を解消し、磁気抵抗素子の再生ヘッドを使用する
場合にヘッド摩耗に対応してバイアス電流を可変調整し
て再生ヘッドによる再生信号の出力を最適にすることが
できる回転磁気ヘッド装置を提供することを目的として
いる。
して、再生時に常時バイアス電流を流すのであるが、問
題になるのは磁気抵抗素子ヘッドのヘッド摩耗である。
つまり磁気テープの信号を磁気抵抗素子ヘッドで再生す
る場合、当然再生時間が長くなればヘッド摩耗量も増え
ていく。このヘッド摩耗のために、磁気抵抗素子ヘッド
による信号の再生の特性に変化が生じるので、それに対
応してバイアス電流の値を変えないと、適正な再生出力
信号が得られないという問題がある。そこで本発明は上
記課題を解消し、磁気抵抗素子の再生ヘッドを使用する
場合にヘッド摩耗に対応してバイアス電流を可変調整し
て再生ヘッドによる再生信号の出力を最適にすることが
できる回転磁気ヘッド装置を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、回転体と固定体との間で非接触で電源と信号を
伝送するための伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置で
あり、回転磁気ヘッド装置の回転ドラムは伝送装置の回
転体を有し、回転磁気ヘッド装置の固定ドラムは伝送装
置の固定体を有し、回転ドラムは磁気テープに記録され
ている信号を再生する磁気抵抗素子の再生ヘッドを有
し、回転体は、電源を伝送するための回転体電源配線部
と、再生ヘッドで得た再生信号を伝送するための回転体
再生信号配線部と、を有し、固定体は、回転体電源配線
部との間で電源を伝送するための固定体電源配線部と、
回転体再生信号配線部との間で信号を伝送するための固
定体再生信号配線部と、を有し、回転体電源配線部と固
定体電源配線部により伝送される電源が、再生ヘッドに
対してバイアス電流を付与することで再生ヘッドにより
磁気テープの信号を再生する際に、再生ヘッドの摩耗の
程度に伴いバイアス電流を変えて再生ヘッドに与えるバ
イアス電流制御手段を備える回転磁気ヘッド装置によ
り、達成される。
っては、回転体と固定体との間で非接触で電源と信号を
伝送するための伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置で
あり、回転磁気ヘッド装置の回転ドラムは伝送装置の回
転体を有し、回転磁気ヘッド装置の固定ドラムは伝送装
置の固定体を有し、回転ドラムは磁気テープに記録され
ている信号を再生する磁気抵抗素子の再生ヘッドを有
し、回転体は、電源を伝送するための回転体電源配線部
と、再生ヘッドで得た再生信号を伝送するための回転体
再生信号配線部と、を有し、固定体は、回転体電源配線
部との間で電源を伝送するための固定体電源配線部と、
回転体再生信号配線部との間で信号を伝送するための固
定体再生信号配線部と、を有し、回転体電源配線部と固
定体電源配線部により伝送される電源が、再生ヘッドに
対してバイアス電流を付与することで再生ヘッドにより
磁気テープの信号を再生する際に、再生ヘッドの摩耗の
程度に伴いバイアス電流を変えて再生ヘッドに与えるバ
イアス電流制御手段を備える回転磁気ヘッド装置によ
り、達成される。
【0007】本発明では、回転体の回転体電源配線部
と、固定体の固定体電源配線部との間で、回転ドラム内
で使用する電源の供給を行うことができる。回転体の回
転体再生信号配線部と、固定体の固定体再生信号配線部
との間では、再生ヘッドで得た再生信号を伝送するよう
になっている。回転体電源配線部と固定体電源配線部の
間で伝送される電源が、回転ドラムの磁気抵抗素子の再
生ヘッドに対してバイアス電流を付与することで、再生
ヘッドは磁気テープの信号を再生する。この再生時に、
バイアス電流制御手段は、再生ヘッドの摩耗の程度に伴
い、バイアス電流の値を変えて与える。これにより、再
生ヘッドのヘッド摩耗の程度に関わらず、磁気テープの
再生出力信号を最適状態で得ることができる。
と、固定体の固定体電源配線部との間で、回転ドラム内
で使用する電源の供給を行うことができる。回転体の回
転体再生信号配線部と、固定体の固定体再生信号配線部
との間では、再生ヘッドで得た再生信号を伝送するよう
になっている。回転体電源配線部と固定体電源配線部の
間で伝送される電源が、回転ドラムの磁気抵抗素子の再
生ヘッドに対してバイアス電流を付与することで、再生
ヘッドは磁気テープの信号を再生する。この再生時に、
バイアス電流制御手段は、再生ヘッドの摩耗の程度に伴
い、バイアス電流の値を変えて与える。これにより、再
生ヘッドのヘッド摩耗の程度に関わらず、磁気テープの
再生出力信号を最適状態で得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0009】図1は、本発明の回転磁気ヘッド装置の好
ましい実施の形態を示している。図2は、この回転磁気
ヘッド装置10を備える情報記録装置の一例を示してい
る。図1と図2の回転磁気ヘッド装置10は、ビデオテ
ープレコーダ、データーストリーマ、デジタルオーディ
オシステム等に適用されて、テープ状の記録媒体である
磁気テープTPに対して信号を記録したり、磁気テープ
TPに記録されている信号を再生するのに用いられる。
ましい実施の形態を示している。図2は、この回転磁気
ヘッド装置10を備える情報記録装置の一例を示してい
る。図1と図2の回転磁気ヘッド装置10は、ビデオテ
ープレコーダ、データーストリーマ、デジタルオーディ
オシステム等に適用されて、テープ状の記録媒体である
磁気テープTPに対して信号を記録したり、磁気テープ
TPに記録されている信号を再生するのに用いられる。
【0010】図1と図2の回転磁気ヘッド装置は、固定
ドラム1と、回転ドラム2、モータMを有している。回
転ドラム2は、再生ヘッドRHと記録ヘッドWHを有し
ており、再生ヘッドRHと記録ヘッドWHは180度の
位相差を有している。再生ヘッドRHは磁気抵抗素子型
の再生ヘッド(MR素子)である。回転ドラム2は、モ
ータMの作動により、固定ドラム1に対して矢印R方向
に回転する。回転ドラム2と記録ヘッドWHと再生ヘッ
ドRHは、R方向に回転する。磁気テープTPは、固定
ドラム1のリードガイド部3に沿ってテープ走行方向E
に沿って入口側INから出口側OUT側に斜めに送られ
る。
ドラム1と、回転ドラム2、モータMを有している。回
転ドラム2は、再生ヘッドRHと記録ヘッドWHを有し
ており、再生ヘッドRHと記録ヘッドWHは180度の
位相差を有している。再生ヘッドRHは磁気抵抗素子型
の再生ヘッド(MR素子)である。回転ドラム2は、モ
ータMの作動により、固定ドラム1に対して矢印R方向
に回転する。回転ドラム2と記録ヘッドWHと再生ヘッ
ドRHは、R方向に回転する。磁気テープTPは、固定
ドラム1のリードガイド部3に沿ってテープ走行方向E
に沿って入口側INから出口側OUT側に斜めに送られ
る。
【0011】磁気テープTPは図2における情報記録装
置では、供給リール4からローラ4a,4b,4cを経
て回転ドラム2と固定ドラム1にほぼ180度分密着
し、そしてローラ4d,4e,4f,4gを経て巻取リ
ール5に巻取ることができる。ローラ4fに対応して、
キャプスタン4hが設けられており、このキャプスタン
4hはキャプスタンモータM1により回転される。これ
により、モータMが作動して回転ドラム2がR方向に回
転すると、記録ヘッドWHと再生ヘッドRHは、磁気テ
ープTPに対してヘリカルスキャン方式で接触して案内
され、磁気テープTPは固定ドラム1のリードガイド部
3に沿って斜めに走行する。
置では、供給リール4からローラ4a,4b,4cを経
て回転ドラム2と固定ドラム1にほぼ180度分密着
し、そしてローラ4d,4e,4f,4gを経て巻取リ
ール5に巻取ることができる。ローラ4fに対応して、
キャプスタン4hが設けられており、このキャプスタン
4hはキャプスタンモータM1により回転される。これ
により、モータMが作動して回転ドラム2がR方向に回
転すると、記録ヘッドWHと再生ヘッドRHは、磁気テ
ープTPに対してヘリカルスキャン方式で接触して案内
され、磁気テープTPは固定ドラム1のリードガイド部
3に沿って斜めに走行する。
【0012】この回転磁気ヘッド装置10の構造例を図
3と図4に示している。図3の回転磁気ヘッド装置10
は、非接触型の伝送装置であるロータリトランスTを備
え、このロータリトランスTは回転ドラム2と固定ドラ
ム1の間に配置されている。すなわちロータリトランス
Tは、回転磁気ヘッド装置10に内蔵されている。回転
磁気ヘッド装置10は、回転ドラム装置とも呼ばれてお
り、固定ドラム1のスリーブ1a内には、2つの軸受1
bが配置されている。固定ドラム1は、ロータリトラン
スTの固定体であるステータコア20が固定されてい
る。
3と図4に示している。図3の回転磁気ヘッド装置10
は、非接触型の伝送装置であるロータリトランスTを備
え、このロータリトランスTは回転ドラム2と固定ドラ
ム1の間に配置されている。すなわちロータリトランス
Tは、回転磁気ヘッド装置10に内蔵されている。回転
磁気ヘッド装置10は、回転ドラム装置とも呼ばれてお
り、固定ドラム1のスリーブ1a内には、2つの軸受1
bが配置されている。固定ドラム1は、ロータリトラン
スTの固定体であるステータコア20が固定されてい
る。
【0013】回転ドラム2は、フランジ2aを有し、こ
のフランジ2aは、軸5の上端部に圧入又は接着により
固定されている。軸5の下端部はモータMのロータMR
に固定されている。モータMは、ロータMRとステータ
MSを有している。ロータMRには例えば駆動用のマグ
ネット6が配置されており、ステータMSには駆動用の
コイル7が配置されている。このコイル7に所定のパタ
ーンで通電することにより、モータMのロータMRが連
続回転する。軸5の中間部分は、軸受1b,1bにより
回転可能に支持されている。フランジ2aの内部には、
ロータリトランスTの回転体であるロータコア30が固
定されている。
のフランジ2aは、軸5の上端部に圧入又は接着により
固定されている。軸5の下端部はモータMのロータMR
に固定されている。モータMは、ロータMRとステータ
MSを有している。ロータMRには例えば駆動用のマグ
ネット6が配置されており、ステータMSには駆動用の
コイル7が配置されている。このコイル7に所定のパタ
ーンで通電することにより、モータMのロータMRが連
続回転する。軸5の中間部分は、軸受1b,1bにより
回転可能に支持されている。フランジ2aの内部には、
ロータリトランスTの回転体であるロータコア30が固
定されている。
【0014】図3のロータリトランスTは、ステータコ
ア20(固定体)とロータコア30(回転体)からな
り、それぞれ図5に示すように円板状のコアであり、例
えばフェライトのような透磁性の材料により作られてい
る。ステータコア20とロータコア30は、図3のスリ
ーブ1aを通すことができるようにリング状に形成され
ている。そしてステータコア20の内面(図3では上
面)とロータコア30の内面(図3では下面)には、そ
れぞれ後で説明するように軸5を中心として信号伝送用
のチャンネルCH1〜CH4がリング状に配置されてい
る。これらのチャンネルCH1〜CH4をそれぞれ形成
する配線部は、通常の絶縁された線材をリング状に巻い
て形成したり、あるいはプリント配線板を採用すること
ができる。これによりモータMのステータMSのコイル
7に通電すると、モータMのロータMR、軸5、フラン
ジ2a、回転ドラム2及びロータリトランスTのロータ
コア30が、固定ドラム1とステータコア20に対して
回転する。ロータコア30とステータコア20は、非接
触で対向して配置されている。
ア20(固定体)とロータコア30(回転体)からな
り、それぞれ図5に示すように円板状のコアであり、例
えばフェライトのような透磁性の材料により作られてい
る。ステータコア20とロータコア30は、図3のスリ
ーブ1aを通すことができるようにリング状に形成され
ている。そしてステータコア20の内面(図3では上
面)とロータコア30の内面(図3では下面)には、そ
れぞれ後で説明するように軸5を中心として信号伝送用
のチャンネルCH1〜CH4がリング状に配置されてい
る。これらのチャンネルCH1〜CH4をそれぞれ形成
する配線部は、通常の絶縁された線材をリング状に巻い
て形成したり、あるいはプリント配線板を採用すること
ができる。これによりモータMのステータMSのコイル
7に通電すると、モータMのロータMR、軸5、フラン
ジ2a、回転ドラム2及びロータリトランスTのロータ
コア30が、固定ドラム1とステータコア20に対して
回転する。ロータコア30とステータコア20は、非接
触で対向して配置されている。
【0015】一方、図4の回転磁気ヘッド装置10は、
固定ドラム1に対して、図6のような円筒状のステータ
コア120が固定されている。回転ドラム2のフランジ
2aには、ロータリトランスT1のロータコア130が
固定されている。ステータコア120とロータコア13
0は、軸5を中心として同軸状に配置されており、ステ
ータコア120の外径はロータコア130の内径よりも
小さく設定されている。これによりステータコア120
の外面と、ロータコア130の内面は、所定の隙間を於
いて非接触で配置されている。図4の回転磁気ヘッド装
置10のチャンネルCH1〜CH4は、軸方向にリング
状に形成されている。
固定ドラム1に対して、図6のような円筒状のステータ
コア120が固定されている。回転ドラム2のフランジ
2aには、ロータリトランスT1のロータコア130が
固定されている。ステータコア120とロータコア13
0は、軸5を中心として同軸状に配置されており、ステ
ータコア120の外径はロータコア130の内径よりも
小さく設定されている。これによりステータコア120
の外面と、ロータコア130の内面は、所定の隙間を於
いて非接触で配置されている。図4の回転磁気ヘッド装
置10のチャンネルCH1〜CH4は、軸方向にリング
状に形成されている。
【0016】モータMのステータMSのコイル7に対し
て所定の通電パターンで通電すると、モータMのロータ
MR、軸5、フランジ2a、ロータリトランスT1のロ
ータコア130が、固定ドラム1とステータコア120
に対して所定の間隔をおいて非接触で回転する。本発明
の非接触型の伝送装置は、図3に示すような平面対向型
のロータリトランスTと、図4に示すような円筒型のロ
ータリトランスT1の両方に適用できるものである。
て所定の通電パターンで通電すると、モータMのロータ
MR、軸5、フランジ2a、ロータリトランスT1のロ
ータコア130が、固定ドラム1とステータコア120
に対して所定の間隔をおいて非接触で回転する。本発明
の非接触型の伝送装置は、図3に示すような平面対向型
のロータリトランスTと、図4に示すような円筒型のロ
ータリトランスT1の両方に適用できるものである。
【0017】次に、図7と図8を参照して、図3と図5
に示すロータリトランスTの配線構造例と、その周辺部
分について説明する。図7に示すロータリトランスT
は、左右対称形状なので一部を省略しており、ステータ
コア20とロータコア30が対向して配置され、所定の
隙間CMが設定されている。ステータコア20の内面2
1には、内周側から外周側にかけて中心軸CLを中心と
して同軸状に例えば4つの溝21a,21b,21c,
21dが形成されている。同様にしてロータコア30の
内面31にも、中心軸CLを中心として同軸状に溝31
a,31b,31c,31dが形成されている。これら
の溝21a〜21dと、溝31a〜31dは、それぞれ
対面した位置にある。
に示すロータリトランスTの配線構造例と、その周辺部
分について説明する。図7に示すロータリトランスT
は、左右対称形状なので一部を省略しており、ステータ
コア20とロータコア30が対向して配置され、所定の
隙間CMが設定されている。ステータコア20の内面2
1には、内周側から外周側にかけて中心軸CLを中心と
して同軸状に例えば4つの溝21a,21b,21c,
21dが形成されている。同様にしてロータコア30の
内面31にも、中心軸CLを中心として同軸状に溝31
a,31b,31c,31dが形成されている。これら
の溝21a〜21dと、溝31a〜31dは、それぞれ
対面した位置にある。
【0018】溝21a,31aには、再生信号伝送リン
グRRが配置され、溝21b,31bには記録信号伝送
リングWRが配置されている。溝21c,31cにはシ
ョートリングSRが配置され、溝21d,31dにはパ
ワー伝送リングPRが配置されている。これらの再生信
号伝送リングRR、記録信号伝送リングWR、ショート
リングSR、パワー伝送リングPRは、それぞれ例えば
絶縁被覆された線材を複数回リング状に巻くことにより
作られている。ロータコア30とステータコア20自体
は、例えばフェライト等の透磁性材料に円板状もしくは
リング状に作られている。再生信号伝送リングRRと記
録信号伝送リングWRは、信号伝送系であり、パワー伝
送リングは電源供給系である。
グRRが配置され、溝21b,31bには記録信号伝送
リングWRが配置されている。溝21c,31cにはシ
ョートリングSRが配置され、溝21d,31dにはパ
ワー伝送リングPRが配置されている。これらの再生信
号伝送リングRR、記録信号伝送リングWR、ショート
リングSR、パワー伝送リングPRは、それぞれ例えば
絶縁被覆された線材を複数回リング状に巻くことにより
作られている。ロータコア30とステータコア20自体
は、例えばフェライト等の透磁性材料に円板状もしくは
リング状に作られている。再生信号伝送リングRRと記
録信号伝送リングWRは、信号伝送系であり、パワー伝
送リングは電源供給系である。
【0019】図8は、図7のロータリトランスT及びそ
の周辺の機能部分を示している。図8のロータリトラン
スTは、図7のロータリトランスTと図示の方法が異な
り、チャンネルCH1〜CH4が図8においては縦方向
に描かれている。図8と図7に示すように、特徴的なの
はロータリトランスTにおいて、パワー伝送リングPR
の電源領域と、再生信号伝送リングRR及び記録信号伝
送リングWRの信号領域の2つの領域が分かれて存在し
ていることである。そして、パワー伝送リングPRの領
域と、再生信号伝送リングRR及び記録信号伝送リング
WRの領域が、ショートリングSRのクロストーク防止
部100の領域で、分離されている。このショートリン
グSRは、パワー伝送リングPRと再生信号伝送リング
RR及び記録信号伝送リングWRの領域間におけるクロ
ストークを防ぐためのロータコア30のクロストーク防
止部及びステータコア20のクロストーク防止部の役割
を果たす。図9は、図8の磁気抵抗素子の再生ヘッドR
Hとその周辺部分をより詳しく示している。
の周辺の機能部分を示している。図8のロータリトラン
スTは、図7のロータリトランスTと図示の方法が異な
り、チャンネルCH1〜CH4が図8においては縦方向
に描かれている。図8と図7に示すように、特徴的なの
はロータリトランスTにおいて、パワー伝送リングPR
の電源領域と、再生信号伝送リングRR及び記録信号伝
送リングWRの信号領域の2つの領域が分かれて存在し
ていることである。そして、パワー伝送リングPRの領
域と、再生信号伝送リングRR及び記録信号伝送リング
WRの領域が、ショートリングSRのクロストーク防止
部100の領域で、分離されている。このショートリン
グSRは、パワー伝送リングPRと再生信号伝送リング
RR及び記録信号伝送リングWRの領域間におけるクロ
ストークを防ぐためのロータコア30のクロストーク防
止部及びステータコア20のクロストーク防止部の役割
を果たす。図9は、図8の磁気抵抗素子の再生ヘッドR
Hとその周辺部分をより詳しく示している。
【0020】図8と図9において、チャンネルCH4の
パワー伝送リングPRの内のステータコア20のパワー
伝送リングPRは、パワードライブ40を介してオシレ
ータ41に接続されている。このオシレータ41が発生
する高い周波数の直流電流は交流電流に変換されて、パ
ワードライブ40がその交流電流をステータコア20の
パワー伝送リングPRに与える。ステータコア20のパ
ワー伝送リングPRは、ロータコア30のパワー伝送リ
ングPRに対して非接触で交流電流を伝送し、伝送され
た交流電流は、整流器42により整流されて直流電流と
なり、その直流電流はレギュレータ43aにより所望の
電圧に設定される。レギュレータ43aからの電圧BC
Uは、再生ヘッドRH用のバイアス電流制御手段200
に与えられる。
パワー伝送リングPRの内のステータコア20のパワー
伝送リングPRは、パワードライブ40を介してオシレ
ータ41に接続されている。このオシレータ41が発生
する高い周波数の直流電流は交流電流に変換されて、パ
ワードライブ40がその交流電流をステータコア20の
パワー伝送リングPRに与える。ステータコア20のパ
ワー伝送リングPRは、ロータコア30のパワー伝送リ
ングPRに対して非接触で交流電流を伝送し、伝送され
た交流電流は、整流器42により整流されて直流電流と
なり、その直流電流はレギュレータ43aにより所望の
電圧に設定される。レギュレータ43aからの電圧BC
Uは、再生ヘッドRH用のバイアス電流制御手段200
に与えられる。
【0021】再生ヘッドRHは、図1の磁気テープTP
の情報を再生して、再生信号RSを再生アンプ43に送
って、再生アンプ43で増幅された再生信号RSはチャ
ンネルCH1のロータコア30の再生信号伝送リングR
Rに送られる。ロータコア30の再生信号伝送リングR
Rから、ステータコア20の再生信号伝送リングRRに
対して、増幅された再生信号RSが非接触で送られて、
ステータコア20側では、その送られた再生信号RSが
再生アンプ44によりさらに増幅して再生信号RSの出
力RSTとなる。
の情報を再生して、再生信号RSを再生アンプ43に送
って、再生アンプ43で増幅された再生信号RSはチャ
ンネルCH1のロータコア30の再生信号伝送リングR
Rに送られる。ロータコア30の再生信号伝送リングR
Rから、ステータコア20の再生信号伝送リングRRに
対して、増幅された再生信号RSが非接触で送られて、
ステータコア20側では、その送られた再生信号RSが
再生アンプ44によりさらに増幅して再生信号RSの出
力RSTとなる。
【0022】図示の実施の形態においては、パワー系
(チャンネルCH4)から再生系(チャンネルCH1)
側に電源を供給するように構成しているので、再生ヘッ
ドRHとしては、磁気抵抗素子ヘッド(MR)を採用す
ることができる。再生用の磁気抵抗素子ヘッド(MR)
は、再生信号を得る場合には常時バイアス電流を必要と
するが、この磁気抵抗素子ヘッドは、磁界が変化すると
抵抗の変化を起こすヘッドであり、信号磁界(入力信
号)の変化を抵抗変化に変換して、再生出力信号(電
圧)の変化として取り出すことができる。
(チャンネルCH4)から再生系(チャンネルCH1)
側に電源を供給するように構成しているので、再生ヘッ
ドRHとしては、磁気抵抗素子ヘッド(MR)を採用す
ることができる。再生用の磁気抵抗素子ヘッド(MR)
は、再生信号を得る場合には常時バイアス電流を必要と
するが、この磁気抵抗素子ヘッドは、磁界が変化すると
抵抗の変化を起こすヘッドであり、信号磁界(入力信
号)の変化を抵抗変化に変換して、再生出力信号(電
圧)の変化として取り出すことができる。
【0023】図8の固定ドラム1側にある記録アンプ4
5は、記録信号源からの記録電流をステータコア20の
チャンネルCH2の記録信号伝送リングWRに送る。ス
テータコア20の記録信号伝送リングWRからロータコ
ア30の記録信号伝送リングWRに対して記録信号WS
が送られると、ロータコア30の記録信号伝送リングW
Rから記録ヘッドRHに対して直接この記録電流が送ら
れる。このように記録ヘッドRHがロータコア30の記
録信号伝送リングWRに直接接続されていることから、
低周波数域における記録ヘッドRHとロータコア30の
記録信号伝送リングWRからなる記録信号系における低
周波数域でのインピーダンスを小さくすることができ
る。
5は、記録信号源からの記録電流をステータコア20の
チャンネルCH2の記録信号伝送リングWRに送る。ス
テータコア20の記録信号伝送リングWRからロータコ
ア30の記録信号伝送リングWRに対して記録信号WS
が送られると、ロータコア30の記録信号伝送リングW
Rから記録ヘッドRHに対して直接この記録電流が送ら
れる。このように記録ヘッドRHがロータコア30の記
録信号伝送リングWRに直接接続されていることから、
低周波数域における記録ヘッドRHとロータコア30の
記録信号伝送リングWRからなる記録信号系における低
周波数域でのインピーダンスを小さくすることができ
る。
【0024】図8のチャンネルCH3に配置されている
ショートリングSR,SRは、それぞれ短絡型のリング
であり、チャンネルCH2の記録系とチャンネルCH4
のパワー伝送系間のクロストークを防ぐことができる。
つまりチャンネルCH3のショートリングSR,SR
は、チャンネルCH4のパワー伝送系からチャンネルC
H2への記録信号系に対してのクロストークを減らす。
すなわちショートリングSR,SRは、ステータコア2
0とロータコア30の何れにおいても短絡した構成にす
ることにより、よく知られているように隣接するチャン
ネルCH2,CH4間における漏れ磁界をキャンセルし
て、パワーが大きいチャンネルCH4からパワーの小さ
いチャンネルCH2への信号の漏れ(所謂クロストー
ク)を抑制することができる。
ショートリングSR,SRは、それぞれ短絡型のリング
であり、チャンネルCH2の記録系とチャンネルCH4
のパワー伝送系間のクロストークを防ぐことができる。
つまりチャンネルCH3のショートリングSR,SR
は、チャンネルCH4のパワー伝送系からチャンネルC
H2への記録信号系に対してのクロストークを減らす。
すなわちショートリングSR,SRは、ステータコア2
0とロータコア30の何れにおいても短絡した構成にす
ることにより、よく知られているように隣接するチャン
ネルCH2,CH4間における漏れ磁界をキャンセルし
て、パワーが大きいチャンネルCH4からパワーの小さ
いチャンネルCH2への信号の漏れ(所謂クロストー
ク)を抑制することができる。
【0025】図9に示す磁気抵抗素子の再生ヘッド(M
R)RHに対して与えるバイアス電流を制御するバイア
ス電流制御手段200は、図7と図8に示すロータリト
ランスTに関連して設けられている。このロータリトラ
ンスTは、図7と図8においては、再生信号伝送リング
RR、記録信号伝送リングWR、ショートリングSR及
びパワー伝送リングPRを有しているが、図9のロータ
リトランスTにおいては、更にリファレンス用の伝送リ
ングSPR,SPRを有している。図9においては、こ
のリファレンス用の伝送リングSPR、再生信号伝送リ
ングRR、パワー伝送リングPRを代表して示してい
る。
R)RHに対して与えるバイアス電流を制御するバイア
ス電流制御手段200は、図7と図8に示すロータリト
ランスTに関連して設けられている。このロータリトラ
ンスTは、図7と図8においては、再生信号伝送リング
RR、記録信号伝送リングWR、ショートリングSR及
びパワー伝送リングPRを有しているが、図9のロータ
リトランスTにおいては、更にリファレンス用の伝送リ
ングSPR,SPRを有している。図9においては、こ
のリファレンス用の伝送リングSPR、再生信号伝送リ
ングRR、パワー伝送リングPRを代表して示してい
る。
【0026】このバイアス電流制御手段200は、磁気
抵抗素子の再生ヘッドRHに接続されている再生アンプ
43の再生信号RSの出力RSTを検波してその再生信
号RSの出力RSTが最大になるように、再生ヘッドR
Hへのバイアス電流値BCDを調整する機能を有してい
る。このバイアス電流回路201は、磁気抵抗素子の再
生ヘッドRHが、磁気テープTPの信号を再生する際に
再生ヘッドRHにバイアス電流を供給する回路である。
このバイアス電流回路201は、抵抗202〜206、
トランジスタ207〜209を有している。パワードラ
イブ40はステータコア20のパワー伝送リングPRか
ら、ロータコア30のパワー伝送リングPRに対して電
源を伝送し、その伝送された電源は、整流器42により
整流されることで、交流から直流になる。整流されて得
られる電圧BCUは、バイアス電流回路201に送られ
て、バイアス電流回路201に再生ヘッドRHへバイア
ス電流BCDを供給させる。
抵抗素子の再生ヘッドRHに接続されている再生アンプ
43の再生信号RSの出力RSTを検波してその再生信
号RSの出力RSTが最大になるように、再生ヘッドR
Hへのバイアス電流値BCDを調整する機能を有してい
る。このバイアス電流回路201は、磁気抵抗素子の再
生ヘッドRHが、磁気テープTPの信号を再生する際に
再生ヘッドRHにバイアス電流を供給する回路である。
このバイアス電流回路201は、抵抗202〜206、
トランジスタ207〜209を有している。パワードラ
イブ40はステータコア20のパワー伝送リングPRか
ら、ロータコア30のパワー伝送リングPRに対して電
源を伝送し、その伝送された電源は、整流器42により
整流されることで、交流から直流になる。整流されて得
られる電圧BCUは、バイアス電流回路201に送られ
て、バイアス電流回路201に再生ヘッドRHへバイア
ス電流BCDを供給させる。
【0027】磁気抵抗素子の再生ヘッドRHから得られ
る再生信号RSは、ポイントP2において再生アンプ4
3により増幅されてロータコア30の再生信号伝送リン
グRRからステータコア20の再生信号伝送リングRR
に伝送される。伝送された再生信号RSは、再生アンプ
43cで更に増幅されて、ゲインコントロール41aに
送られる。ゲインコントロール41aは、オシレータ4
1が発生する正弦波の幅を調整して、調整した正弦波は
アンプ41cにより増幅されて、ステータコア20のリ
ファレンス用伝送リングSPRに送られる。この正弦波
は、ステータコア20のリファレンス用伝送リングSP
Rから、ロータコア30のリファレンス用伝送リングS
PRに伝送され整流回路41Rのダイオード41dと抵
抗41eを通り、バイアス電流回路201に対して制御
信号CSSとして与えられるようになっている。整流回
路41Rはダイオード41dとコンデンサ41fを有し
ている。
る再生信号RSは、ポイントP2において再生アンプ4
3により増幅されてロータコア30の再生信号伝送リン
グRRからステータコア20の再生信号伝送リングRR
に伝送される。伝送された再生信号RSは、再生アンプ
43cで更に増幅されて、ゲインコントロール41aに
送られる。ゲインコントロール41aは、オシレータ4
1が発生する正弦波の幅を調整して、調整した正弦波は
アンプ41cにより増幅されて、ステータコア20のリ
ファレンス用伝送リングSPRに送られる。この正弦波
は、ステータコア20のリファレンス用伝送リングSP
Rから、ロータコア30のリファレンス用伝送リングS
PRに伝送され整流回路41Rのダイオード41dと抵
抗41eを通り、バイアス電流回路201に対して制御
信号CSSとして与えられるようになっている。整流回
路41Rはダイオード41dとコンデンサ41fを有し
ている。
【0028】このようにすることで、磁気抵抗素子の再
生ヘッドRHのヘッド摩耗によりバイアス電流が変化し
た場合に、再生アンプ43,43cから得られる再生信
号RSの出力RSTの値が変化する。この再生信号RS
の出力RSTの変化に応じて、ゲインコントロール41
aが、オシレータ41の正弦波のゲインをコントロール
して、ポイントP1において制御信号CSSをバイアス
電流回路201に送ることで、磁気抵抗素子の再生ヘッ
ドRHの電圧BCUを可変でき、これにより再生信号R
Sの出力RSTを最大(最適)にする。
生ヘッドRHのヘッド摩耗によりバイアス電流が変化し
た場合に、再生アンプ43,43cから得られる再生信
号RSの出力RSTの値が変化する。この再生信号RS
の出力RSTの変化に応じて、ゲインコントロール41
aが、オシレータ41の正弦波のゲインをコントロール
して、ポイントP1において制御信号CSSをバイアス
電流回路201に送ることで、磁気抵抗素子の再生ヘッ
ドRHの電圧BCUを可変でき、これにより再生信号R
Sの出力RSTを最大(最適)にする。
【0029】次に図10は、図9と異なるバイアス電流
制御手段300を示している。このバイアス電流制御手
段300は、図1と図10に示すモータMの回転数(回
転累積数)を検出することで、その回転数に応じて再生
ヘッドRHに与えるバイアス電流を予め決めておく装置
である。図10(A)で示すように、モータに関連して
パルスジェネレータ301が配列されている。このパル
スジェネレータ(PG)301は、図3のモータMのロ
ータMRとステータMSに対してそれぞれコイル30
3,302を配置することで、ロータMRのステータM
Sに対する回転数(回転累積数)をカウンタ304がカ
ウントできるようになっている。図10(C)に示すよ
うにロータMRが1回転することによりパルスPSが1
つ発生するようになっている。カウンタ304はこのパ
ルスPSをカウントして、CPU(中央演算処理部)3
05に送る。CPU305は、このカウンタ304のカ
ウント値に基づいて、電源306に対して指令を与え
る。これにより電源306は、回転数に応じた制御電圧
をバイアス電流回路201に対して供給でき、磁気抵抗
素子の再生ヘッドRHはバイアス電流回路201からの
バイアス電流に基づいて磁気テープの信号を再生して再
生信号の出力を最大(最適)にする。
制御手段300を示している。このバイアス電流制御手
段300は、図1と図10に示すモータMの回転数(回
転累積数)を検出することで、その回転数に応じて再生
ヘッドRHに与えるバイアス電流を予め決めておく装置
である。図10(A)で示すように、モータに関連して
パルスジェネレータ301が配列されている。このパル
スジェネレータ(PG)301は、図3のモータMのロ
ータMRとステータMSに対してそれぞれコイル30
3,302を配置することで、ロータMRのステータM
Sに対する回転数(回転累積数)をカウンタ304がカ
ウントできるようになっている。図10(C)に示すよ
うにロータMRが1回転することによりパルスPSが1
つ発生するようになっている。カウンタ304はこのパ
ルスPSをカウントして、CPU(中央演算処理部)3
05に送る。CPU305は、このカウンタ304のカ
ウント値に基づいて、電源306に対して指令を与え
る。これにより電源306は、回転数に応じた制御電圧
をバイアス電流回路201に対して供給でき、磁気抵抗
素子の再生ヘッドRHはバイアス電流回路201からの
バイアス電流に基づいて磁気テープの信号を再生して再
生信号の出力を最大(最適)にする。
【0030】図10(B)はバイアス電流値と、カウン
タ304のカウント数の対応の一例を示しており、カウ
ント数が増えればバイアス電流値は比例的に減らすこと
ができる。このようにモータMのロータMRの回転すな
わち回転ドラム2の回転数を検出することで、その回転
数に応じた電流値を予め決めておけば、バイアス電流回
路201から磁気抵抗素子の再生ヘッドRHに与えるバ
イアス電流値は、再生ヘッドRHのヘッド摩耗があって
も、再生ヘッドRHの再生信号の出力を最大レベルに維
持することができる。
タ304のカウント数の対応の一例を示しており、カウ
ント数が増えればバイアス電流値は比例的に減らすこと
ができる。このようにモータMのロータMRの回転すな
わち回転ドラム2の回転数を検出することで、その回転
数に応じた電流値を予め決めておけば、バイアス電流回
路201から磁気抵抗素子の再生ヘッドRHに与えるバ
イアス電流値は、再生ヘッドRHのヘッド摩耗があって
も、再生ヘッドRHの再生信号の出力を最大レベルに維
持することができる。
【0031】図11は、更に別のバイアス電流制御手段
400の例を示している。図11のバイアス電流制御手
段400は、図9のバイアス電流制御手段200と異な
るのは、再生アンプ43cとゲインコントロール41a
の間に、イコライザー405、検波部406、エラー検
出回路407、CPU408、デジタル/アナログ変換
回路(D/A)409を備えていることである。図11
のバイアス電流制御手段400のその他の部分について
は、図9のバイアス電流制御手段200の対応する部分
と同様の構成である。
400の例を示している。図11のバイアス電流制御手
段400は、図9のバイアス電流制御手段200と異な
るのは、再生アンプ43cとゲインコントロール41a
の間に、イコライザー405、検波部406、エラー検
出回路407、CPU408、デジタル/アナログ変換
回路(D/A)409を備えていることである。図11
のバイアス電流制御手段400のその他の部分について
は、図9のバイアス電流制御手段200の対応する部分
と同様の構成である。
【0032】図11において、バイアス電流回路201
を有する磁気抵抗素子の再生ヘッドRHが、磁気テープ
TPの再生信号を読み取る。バイアス電流回路201
は、ポイントP1の制御信号CSSによって、バイアス
電流値BCDが変えられるようになっている。再生信号
RSはポイントP2より再生アンプ43を通じて、再生
信号伝送リングRR,RRを介して伝送されて固定ドラ
ム1の外に送られる。バイアス電流回路201は、パワ
ー伝送リングPR,PRから整流器42を経て電圧BC
Uが供給される。再生アンプ43cを通って得られる再
生信号RSの出力RSTは、イコライザー405により
所定の電圧に設定されて、検波部406で検波を行う。
検波された再生信号RSの出力RSTは、エラー検出回
路407であらかじめ定めた出力レベルと比較して出力
RSTのエラーを検出する。つまり再生信号RSの出力
RSTが例えばあらかじめ定めた出力レベルより低くな
る率であるエラーレートを測定して、そのエラーレート
をCPU408に送る。CPU408の判断によって、
オシレータ41からの正弦波のゲインをゲインコントロ
ール41aが変化させる。
を有する磁気抵抗素子の再生ヘッドRHが、磁気テープ
TPの再生信号を読み取る。バイアス電流回路201
は、ポイントP1の制御信号CSSによって、バイアス
電流値BCDが変えられるようになっている。再生信号
RSはポイントP2より再生アンプ43を通じて、再生
信号伝送リングRR,RRを介して伝送されて固定ドラ
ム1の外に送られる。バイアス電流回路201は、パワ
ー伝送リングPR,PRから整流器42を経て電圧BC
Uが供給される。再生アンプ43cを通って得られる再
生信号RSの出力RSTは、イコライザー405により
所定の電圧に設定されて、検波部406で検波を行う。
検波された再生信号RSの出力RSTは、エラー検出回
路407であらかじめ定めた出力レベルと比較して出力
RSTのエラーを検出する。つまり再生信号RSの出力
RSTが例えばあらかじめ定めた出力レベルより低くな
る率であるエラーレートを測定して、そのエラーレート
をCPU408に送る。CPU408の判断によって、
オシレータ41からの正弦波のゲインをゲインコントロ
ール41aが変化させる。
【0033】その時に、CPU408からの信号は、デ
ジタル/アナログ変換器409でアナログ信号に変えら
れて、ゲインコントロール41aに送られる。ゲインコ
ントロール41aがコントロールしたオシレータ41の
正弦波は、リファレンス用の伝送リングSPR,SPR
により伝送されて、整流回路41Rのダイオード41d
に送られて、制御信号CSSとなり、この制御信号CS
Sはバイアス電流回路201の電圧BCUに与えられる
ことから、バイアス電流回路201は、磁気抵抗素子の
再生ヘッドRHに対するバイアス電流値を可変すること
ができる。
ジタル/アナログ変換器409でアナログ信号に変えら
れて、ゲインコントロール41aに送られる。ゲインコ
ントロール41aがコントロールしたオシレータ41の
正弦波は、リファレンス用の伝送リングSPR,SPR
により伝送されて、整流回路41Rのダイオード41d
に送られて、制御信号CSSとなり、この制御信号CS
Sはバイアス電流回路201の電圧BCUに与えられる
ことから、バイアス電流回路201は、磁気抵抗素子の
再生ヘッドRHに対するバイアス電流値を可変すること
ができる。
【0034】ここで、再生ヘッドRHに与えられるバイ
アス電流値とエラー検出回路407が検出するエラーレ
ートの関係の一例を図12(A)に示している。エラー
レートが最小値になるポイントMIPになるように再生
ヘッドRHのヘッド摩耗量に応じてバイアス電流値が設
定される。この場合の操作としては、図12(B)及び
(C)に示すように、バイアス電流値を大小方向に振っ
て図12(B)、(C)のように大小どちらかでエラー
レートが最小になるように更にその方向にバイアス電流
値を変えて、再生ヘッドRHのヘッド摩耗量に対応する
最適なバイアス電流値とする。
アス電流値とエラー検出回路407が検出するエラーレ
ートの関係の一例を図12(A)に示している。エラー
レートが最小値になるポイントMIPになるように再生
ヘッドRHのヘッド摩耗量に応じてバイアス電流値が設
定される。この場合の操作としては、図12(B)及び
(C)に示すように、バイアス電流値を大小方向に振っ
て図12(B)、(C)のように大小どちらかでエラー
レートが最小になるように更にその方向にバイアス電流
値を変えて、再生ヘッドRHのヘッド摩耗量に対応する
最適なバイアス電流値とする。
【0035】ところで図示した発明の実施の形態は、図
3と図5に示す平面体大型のロータリトランスを適用し
た例を示しているが、これに限らず図4と図6に示す円
筒型のロータリトランスを、図示した実施の形態に適用
することも勿論できる。図9と図11におけるパワー伝
送リングPR、再生信号伝送リングRR、そしてリファ
レンス用伝送リングSPRは別々のロータリトランスに
配置してもよい。本発明の回転磁気ヘッド装置の実施の
形態においては、磁気抵抗素子の再生ヘッドを使用する
ことは記録密度の改善に大きく貢献することに着目し、
バイアス電流回路が磁気抵抗素子の再生ヘッドにそのヘ
ッド摩耗量に対応して補正されたバイアス電流を供給す
ることができるので、磁気抵抗素子の再生ヘッドの再生
出力を高出力に維持することができる。
3と図5に示す平面体大型のロータリトランスを適用し
た例を示しているが、これに限らず図4と図6に示す円
筒型のロータリトランスを、図示した実施の形態に適用
することも勿論できる。図9と図11におけるパワー伝
送リングPR、再生信号伝送リングRR、そしてリファ
レンス用伝送リングSPRは別々のロータリトランスに
配置してもよい。本発明の回転磁気ヘッド装置の実施の
形態においては、磁気抵抗素子の再生ヘッドを使用する
ことは記録密度の改善に大きく貢献することに着目し、
バイアス電流回路が磁気抵抗素子の再生ヘッドにそのヘ
ッド摩耗量に対応して補正されたバイアス電流を供給す
ることができるので、磁気抵抗素子の再生ヘッドの再生
出力を高出力に維持することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気抵抗素子の再生ヘッドを使用する場合にヘッド摩耗
に対応してバイアス電流を可変調整して再生ヘッドによ
る再生信号の出力を最適にすることができる。
磁気抵抗素子の再生ヘッドを使用する場合にヘッド摩耗
に対応してバイアス電流を可変調整して再生ヘッドによ
る再生信号の出力を最適にすることができる。
【図1】本発明の回転磁気ヘッド装置を示す斜視図。
【図2】図1の回転磁気ヘッド装置を備える情報記録装
置の一例を示す平面図。
置の一例を示す平面図。
【図3】図1の回転磁気ヘッド装置の構成例を示し、内
蔵されたロータリトランスが平面対向型である。
蔵されたロータリトランスが平面対向型である。
【図4】図1の回転磁気ヘッド装置の別の構成例を示
し、内蔵されているロータリトランスが円筒型である場
合を示す図。
し、内蔵されているロータリトランスが円筒型である場
合を示す図。
【図5】図3のロータリトランスを示す斜視図。
【図6】図4のロータリトランスを示す斜視図。
【図7】図5のロータリトランスの構成例を示す一部省
略した断面図。
略した断面図。
【図8】図7のロータリトランス及びその周辺部分の様
子を示す図。
子を示す図。
【図9】本発明の回転磁気ヘッド装置のバイアス電流制
御手段の好ましい実施の形態を示す図。
御手段の好ましい実施の形態を示す図。
【図10】本発明の回転磁気ヘッド装置のバイアス電流
制御手段の好ましい別の実施の形態を示す図。
制御手段の好ましい別の実施の形態を示す図。
【図11】本発明の回転磁気ヘッド装置のバイアス電流
制御手段の好ましい更に別の実施の形態を示す図。
制御手段の好ましい更に別の実施の形態を示す図。
【図12】図11の実施の形態におけるエラーレートと
バイアス電流値の関係の一列を示す図。
バイアス電流値の関係の一列を示す図。
1・・・固定ドラム、2・・・回転ドラム、10・・・
回転磁気ヘッド装置、20・・・ステータコア(固定
体)、30・・・ロータコア(回転体)、41・・・オ
シレータ(パワー段の発振器)、100・・・クロスト
ーク防止部、200,300,400・・・バイアス電
流制御手段、201・・・バイアス電流回路、T・・・
ロータリトランス(非接触型の伝送装置)、T1・・・
ロータリトランス(非接触型の伝送装置)、TP・・・
磁気テープ、RH・・・再生ヘッド、WH・・・記録ヘ
ッド、CH1〜CH5・・・チャンネル、RR・・・再
生信号伝送リング(回転体再生信号配線部、固定体再生
信号配線部)、WR・・・記録信号伝送リング(回転体
記録信号配線部、固定体記録信号配線部)、SR・・・
ショートリング(回転体クロストーク防止部、固定体ク
ロストーク防止部)、PR・・・パワー伝送リング(回
転体電源配線部、固定体電源配線部)
回転磁気ヘッド装置、20・・・ステータコア(固定
体)、30・・・ロータコア(回転体)、41・・・オ
シレータ(パワー段の発振器)、100・・・クロスト
ーク防止部、200,300,400・・・バイアス電
流制御手段、201・・・バイアス電流回路、T・・・
ロータリトランス(非接触型の伝送装置)、T1・・・
ロータリトランス(非接触型の伝送装置)、TP・・・
磁気テープ、RH・・・再生ヘッド、WH・・・記録ヘ
ッド、CH1〜CH5・・・チャンネル、RR・・・再
生信号伝送リング(回転体再生信号配線部、固定体再生
信号配線部)、WR・・・記録信号伝送リング(回転体
記録信号配線部、固定体記録信号配線部)、SR・・・
ショートリング(回転体クロストーク防止部、固定体ク
ロストーク防止部)、PR・・・パワー伝送リング(回
転体電源配線部、固定体電源配線部)
Claims (7)
- 【請求項1】 回転体と固定体との間で非接触で電源と
信号を伝送するための伝送装置を備える回転磁気ヘッド
装置であり、 回転磁気ヘッド装置の回転ドラムは伝送装置の回転体を
有し、回転磁気ヘッド装置の固定ドラムは伝送装置の固
定体を有し、回転ドラムは磁気テープに記録されている
信号を再生する磁気抵抗素子の再生ヘッドを有し、 回転体は、 電源を伝送するための回転体電源配線部と、再生ヘッド
で得た再生信号を伝送するための回転体再生信号配線部
と、を有し、 固定体は、 回転体電源配線部との間で電源を伝送するための固定体
電源配線部と、回転体再生信号配線部との間で信号を伝
送するための固定体再生信号配線部と、を有し、 回転体電源配線部と固定体電源配線部により伝送される
電源が、再生ヘッドに対してバイアス電流を付与するこ
とで再生ヘッドにより磁気テープの信号を再生する際
に、再生ヘッドの摩耗の程度に伴いバイアス電流を変え
て再生ヘッドに与えるバイアス電流制御手段を備えるこ
とを特徴とする回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項2】 回転磁気ヘッド装置は、磁気テープに信
号を記録する記録ヘッドを有している請求項1に記載の
回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項3】 磁気抵抗素子の再生ヘッドで得た再生信
号は、回転ドラム内の再生信号用の増幅器で増幅する請
求項1に記載の回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項4】 バイアス電流制御手段では、回転ドラム
内の再生信号用の増幅器の出力を検波してその値が最大
になるようにバイアス電流の値を設定する請求項3に記
載の回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項5】 バイアス電流制御手段は、回転ドラムの
回転数を検出して回転数の値に応じてバイアス電流の値
を設定する請求項1に記載の回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項6】 バイアス電流制御手段では、外部に伝送
された再生信号の測定状態に応じてバイアス電流の値を
設定する請求項1に記載の回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項7】 回転体と固定体は円板形状であり対向し
て配置されているか、あるいは回転体と固定体は大きさ
の異なる円筒であり同軸状に配置されている請求項1に
記載の回転磁気ヘッド装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8336900A JPH10177924A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 回転磁気ヘッド装置 |
US08/991,528 US6243240B1 (en) | 1996-12-17 | 1997-12-16 | Non-contact type transmission device and rotary magnetic head unit having the non-contact type transmission device |
US09/710,021 US6429992B1 (en) | 1996-12-17 | 2000-11-10 | Non-contact type transmission device and rotary magnetic head unit having the non-contact type transmission device and a bias current control section |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8336900A JPH10177924A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 回転磁気ヘッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10177924A true JPH10177924A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18303684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8336900A Pending JPH10177924A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 回転磁気ヘッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10177924A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6717761B2 (en) | 2000-04-26 | 2004-04-06 | Hitachi, Ltd. | Recording/reproducing apparatus |
US6867938B2 (en) | 2002-04-23 | 2005-03-15 | Hitachi, Ltd. | Digital information reproducing apparatus using rotary magnetic heads |
-
1996
- 1996-12-17 JP JP8336900A patent/JPH10177924A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6717761B2 (en) | 2000-04-26 | 2004-04-06 | Hitachi, Ltd. | Recording/reproducing apparatus |
US7023635B2 (en) | 2000-04-26 | 2006-04-04 | Hitachi, Ltd. | Recording/reproducing apparatus |
US6867938B2 (en) | 2002-04-23 | 2005-03-15 | Hitachi, Ltd. | Digital information reproducing apparatus using rotary magnetic heads |
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