JPH10233013A - 非接触型の伝送装置及び非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置 - Google Patents
非接触型の伝送装置及び非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置Info
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- JPH10233013A JPH10233013A JP9109506A JP10950697A JPH10233013A JP H10233013 A JPH10233013 A JP H10233013A JP 9109506 A JP9109506 A JP 9109506A JP 10950697 A JP10950697 A JP 10950697A JP H10233013 A JPH10233013 A JP H10233013A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 信号系の非接触の伝送及び電源の非接触の伝
送を共に信頼性をもって行うことができ小型化が図れる
非接触型の伝送装置を提供すること。 【解決手段】 回転体30は、電源を伝送するための回
転体電源配線部PRと、信号を伝送するための回転体信
号配線部RR,WRと、回転体電源配線部PRと回転体
信号配線部RR,WRの間に位置されて回転体電源配線
部PRと回転体信号配線部RR,WRの間のクロストー
クを防ぐ回転体クロストーク防止部SRを備える。固定
体20は、回転体電源配線部PRとの間で電源を伝送す
るための固定体電源配線部PRと、回転体信号配線部R
R,WRとの間で信号を伝送するための固定体信号配線
部RR,WRと、固定体電源配線部PRと固定体信号配
線部RR,WRの間に位置されて固定体電源配線部PR
と固定体信号配線部RR,WRの間のクロストークを防
ぐ固定体クロストーク防止部SRを備える。
送を共に信頼性をもって行うことができ小型化が図れる
非接触型の伝送装置を提供すること。 【解決手段】 回転体30は、電源を伝送するための回
転体電源配線部PRと、信号を伝送するための回転体信
号配線部RR,WRと、回転体電源配線部PRと回転体
信号配線部RR,WRの間に位置されて回転体電源配線
部PRと回転体信号配線部RR,WRの間のクロストー
クを防ぐ回転体クロストーク防止部SRを備える。固定
体20は、回転体電源配線部PRとの間で電源を伝送す
るための固定体電源配線部PRと、回転体信号配線部R
R,WRとの間で信号を伝送するための固定体信号配線
部RR,WRと、固定体電源配線部PRと固定体信号配
線部RR,WRの間に位置されて固定体電源配線部PR
と固定体信号配線部RR,WRの間のクロストークを防
ぐ固定体クロストーク防止部SRを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオテー
プレコーダのような情報記録装置に用いられる非接触型
の伝送装置、及びこの非接触型の伝送装置を備える回転
磁気ヘッド装置に関するものである。
プレコーダのような情報記録装置に用いられる非接触型
の伝送装置、及びこの非接触型の伝送装置を備える回転
磁気ヘッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープに対して情報を記録したり磁
気テープの情報を再生するような装置としては、ビデオ
テープレコーダやテープストリーマ等がある。このよう
な種類の情報記録装置は、磁気テープに対して信号を記
録したり、磁気テープの信号を再生するために回転磁気
ヘッド装置を備えている。回転磁気ヘッド装置は、回転
ドラムと固定ドラムを有し、回転ドラムは記録ヘッドと
再生ヘッドを有している。記録ヘッドは磁気テープに対
して信号を記録するヘッドで、再生ヘッドは磁気テープ
に記録されている信号を再生するのに用いられる。
気テープの情報を再生するような装置としては、ビデオ
テープレコーダやテープストリーマ等がある。このよう
な種類の情報記録装置は、磁気テープに対して信号を記
録したり、磁気テープの信号を再生するために回転磁気
ヘッド装置を備えている。回転磁気ヘッド装置は、回転
ドラムと固定ドラムを有し、回転ドラムは記録ヘッドと
再生ヘッドを有している。記録ヘッドは磁気テープに対
して信号を記録するヘッドで、再生ヘッドは磁気テープ
に記録されている信号を再生するのに用いられる。
【0003】回転ドラムはこれらの記録ヘッド及び再生
ヘッドを保持し、固定ドラムに対してモータの作動によ
り回転することで、記録ヘッドあるいは再生ヘッドを磁
気テープに対して、例えばヘリカルスキャン方式で走査
して、磁気テープに対して情報を記録したり磁気テープ
の情報を再生することができる。このようなヘリカルス
キャン方式を採用することにより、磁気テープに対して
信号の高密度記録が可能で、しかも磁気テープと磁気ヘ
ッド間の相対速度を高めることができる。ヘリカルスキ
ャン方式の回転磁気ヘッド装置では、記録ヘッドと再生
ヘッドが回転ドラム内に収容されていることから、この
回転ドラムと固定ドラム間での信号や電源の非接触方式
のやり取りを行う必要がある。例えば、再生ヘッドから
得られる再生信号を回転ドラム側から固定ドラム側に非
接触で伝送したり、固定ドラム側から回転ドラム側へ回
路基板用の電源を供給するような場合である。
ヘッドを保持し、固定ドラムに対してモータの作動によ
り回転することで、記録ヘッドあるいは再生ヘッドを磁
気テープに対して、例えばヘリカルスキャン方式で走査
して、磁気テープに対して情報を記録したり磁気テープ
の情報を再生することができる。このようなヘリカルス
キャン方式を採用することにより、磁気テープに対して
信号の高密度記録が可能で、しかも磁気テープと磁気ヘ
ッド間の相対速度を高めることができる。ヘリカルスキ
ャン方式の回転磁気ヘッド装置では、記録ヘッドと再生
ヘッドが回転ドラム内に収容されていることから、この
回転ドラムと固定ドラム間での信号や電源の非接触方式
のやり取りを行う必要がある。例えば、再生ヘッドから
得られる再生信号を回転ドラム側から固定ドラム側に非
接触で伝送したり、固定ドラム側から回転ドラム側へ回
路基板用の電源を供給するような場合である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来用いられているこ
の種の回転磁気ヘッド装置では、信号系の非接触型の伝
送は、信号系専用のロータリトランスを用い、電源を非
接触で供給するためには別の電源用のロータリトランス
が必要である。このように信号系のロータリトランスと
別の電源用のロータリトランスを用意するのは、電源用
のロータリトランスに使用する伝送信号が信号系のロー
タリトランス側にクロストークを防ぐためである。この
クロストークとは、隣接する信号系と電源系、あるいは
異なる信号系間における漏れ磁界による信号の漏れのこ
とである。しかし、2つのロータリトランスを備える回
転磁気ヘッド装置は、大型になり、しかもコスト高とな
るばかりでなく2つのロータリトランスを小型の回転磁
気ヘッド装置に搭載することが困難である。そこで本発
明は上記課題を解消し、信号系の非接触の伝送及び電源
の非接触の伝送を共に信頼性をもって行うことができ小
型化が図れる非接触型の伝送装置及びその非接触型の伝
送装置を備える回転磁気ヘッド装置を提供することを目
的としている。
の種の回転磁気ヘッド装置では、信号系の非接触型の伝
送は、信号系専用のロータリトランスを用い、電源を非
接触で供給するためには別の電源用のロータリトランス
が必要である。このように信号系のロータリトランスと
別の電源用のロータリトランスを用意するのは、電源用
のロータリトランスに使用する伝送信号が信号系のロー
タリトランス側にクロストークを防ぐためである。この
クロストークとは、隣接する信号系と電源系、あるいは
異なる信号系間における漏れ磁界による信号の漏れのこ
とである。しかし、2つのロータリトランスを備える回
転磁気ヘッド装置は、大型になり、しかもコスト高とな
るばかりでなく2つのロータリトランスを小型の回転磁
気ヘッド装置に搭載することが困難である。そこで本発
明は上記課題を解消し、信号系の非接触の伝送及び電源
の非接触の伝送を共に信頼性をもって行うことができ小
型化が図れる非接触型の伝送装置及びその非接触型の伝
送装置を備える回転磁気ヘッド装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、回転体と固定体との間で非接触で電源と信号を
伝送するための伝送装置において、回転体は、電源を伝
送するための回転体電源配線部と、信号を伝送するため
の回転体信号配線部と、回転体電源配線部と回転体信号
配線部の間に位置されて回転体電源配線部と回転体信号
配線部の間のクロストークを防ぐ回転体クロストーク防
止部を備え、固定体は、回転体電源配線部との間で電源
を伝送するための固定体電源配線部と、回転体信号配線
部との間で信号を伝送するための固定体信号配線部と、
固定体電源配線部と固定体信号配線部の間に位置されて
固定体電源配線部と固定体信号配線部の間のクロストー
クを防ぐ固定体クロストーク防止部を備える非接触型の
伝送装置により、達成される。
っては、回転体と固定体との間で非接触で電源と信号を
伝送するための伝送装置において、回転体は、電源を伝
送するための回転体電源配線部と、信号を伝送するため
の回転体信号配線部と、回転体電源配線部と回転体信号
配線部の間に位置されて回転体電源配線部と回転体信号
配線部の間のクロストークを防ぐ回転体クロストーク防
止部を備え、固定体は、回転体電源配線部との間で電源
を伝送するための固定体電源配線部と、回転体信号配線
部との間で信号を伝送するための固定体信号配線部と、
固定体電源配線部と固定体信号配線部の間に位置されて
固定体電源配線部と固定体信号配線部の間のクロストー
クを防ぐ固定体クロストーク防止部を備える非接触型の
伝送装置により、達成される。
【0006】本発明では、回転体においては、回転体ク
ロストーク防止部が、回転体電源配線部と回転体信号配
線部の間に位置されており両者間のクロストークを防
ぐ。同様にして固定体では、固定体クロストーク防止部
が、固定体電源配線部と固定体信号配線部の間に配置さ
れて、両者間のクロストークを防ぐ。このようにするこ
とで、1つの非接触型の伝送装置を用いれば、電源の伝
送及び信号の伝送を同時に行うことができ、電源及び信
号間のクロストークをも防ぐことができることから、非
接触型の伝送装置の小型化が図れる。本発明では、回転
体と固定体は、円板形状で対向配置されたものか、ある
いは円筒型で同軸状に配置されているものである。また
本発明では、好ましくは回転体側においては複数の回転
体クロストーク防止部が設けられ、同様にして固定体側
にも複数の固定体クロストーク防止部が設けられておれ
ば、クロストークを更に確実に防止することができる。
ロストーク防止部が、回転体電源配線部と回転体信号配
線部の間に位置されており両者間のクロストークを防
ぐ。同様にして固定体では、固定体クロストーク防止部
が、固定体電源配線部と固定体信号配線部の間に配置さ
れて、両者間のクロストークを防ぐ。このようにするこ
とで、1つの非接触型の伝送装置を用いれば、電源の伝
送及び信号の伝送を同時に行うことができ、電源及び信
号間のクロストークをも防ぐことができることから、非
接触型の伝送装置の小型化が図れる。本発明では、回転
体と固定体は、円板形状で対向配置されたものか、ある
いは円筒型で同軸状に配置されているものである。また
本発明では、好ましくは回転体側においては複数の回転
体クロストーク防止部が設けられ、同様にして固定体側
にも複数の固定体クロストーク防止部が設けられておれ
ば、クロストークを更に確実に防止することができる。
【0007】上記目的は、本発明にあっては、回転体と
固定体との間で非接触で電源と信号を伝送するための伝
送装置を備えて、テープ状の情報記録媒体に信号を記録
したり、信号を再生する回転磁気ヘッド装置であり、回
転磁気ヘッド装置の回転ドラムは伝送装置の回転体を有
し、回転磁気ヘッド装置の固定ドラムは伝送装置の固定
体を有し、回転体は、電源を伝送するための回転体電源
配線部と、信号を伝送するための回転体信号配線部と、
回転体電源配線部と回転体信号配線部の間に位置されて
回転体電源配線部と回転体信号配線部の間のクロストー
クを防ぐ回転体クロストーク防止部を備え、固定体は、
回転体電源配線部との間で電源を伝送するための固定体
電源配線部と、回転体信号配線部との間で信号を伝送す
るための固定体信号配線部と、固定体電源配線部と固定
体信号配線部の間に位置されて固定体電源配線部と固定
体信号配線部の間のクロストークを防ぐ固定体クロスト
ーク防止部を備える非接触型の伝送装置を備える回転磁
気ヘッド装置により、達成される。
固定体との間で非接触で電源と信号を伝送するための伝
送装置を備えて、テープ状の情報記録媒体に信号を記録
したり、信号を再生する回転磁気ヘッド装置であり、回
転磁気ヘッド装置の回転ドラムは伝送装置の回転体を有
し、回転磁気ヘッド装置の固定ドラムは伝送装置の固定
体を有し、回転体は、電源を伝送するための回転体電源
配線部と、信号を伝送するための回転体信号配線部と、
回転体電源配線部と回転体信号配線部の間に位置されて
回転体電源配線部と回転体信号配線部の間のクロストー
クを防ぐ回転体クロストーク防止部を備え、固定体は、
回転体電源配線部との間で電源を伝送するための固定体
電源配線部と、回転体信号配線部との間で信号を伝送す
るための固定体信号配線部と、固定体電源配線部と固定
体信号配線部の間に位置されて固定体電源配線部と固定
体信号配線部の間のクロストークを防ぐ固定体クロスト
ーク防止部を備える非接触型の伝送装置を備える回転磁
気ヘッド装置により、達成される。
【0008】本発明では、回転ドラムと固定ドラムを備
える回転磁気ヘッド装置において、回転体においては、
回転体クロストーク防止部が、回転体電源配線部と回転
体信号配線部の間に位置されており両者間のクロストー
クを防ぐ。同様にして、固定体では、固定体クロストー
ク防止部が、固定体電源配線部と固定体信号配線部の間
に配置されて、両者間のクロストークを防ぐ。このよう
にすることで、1つの非接触型の伝送装置を用いれば、
電源の伝送及び信号の伝送を同時に行うことができ、電
源及び信号間のクロストークをも防ぐことができること
から、非接触型の伝送装置の小型化が図れる。本発明で
は、回転体と固定体は、円板形状で対向配置されたもの
か、あるいは円筒型で同軸状に配置されているものであ
る。
える回転磁気ヘッド装置において、回転体においては、
回転体クロストーク防止部が、回転体電源配線部と回転
体信号配線部の間に位置されており両者間のクロストー
クを防ぐ。同様にして、固定体では、固定体クロストー
ク防止部が、固定体電源配線部と固定体信号配線部の間
に配置されて、両者間のクロストークを防ぐ。このよう
にすることで、1つの非接触型の伝送装置を用いれば、
電源の伝送及び信号の伝送を同時に行うことができ、電
源及び信号間のクロストークをも防ぐことができること
から、非接触型の伝送装置の小型化が図れる。本発明で
は、回転体と固定体は、円板形状で対向配置されたもの
か、あるいは円筒型で同軸状に配置されているものであ
る。
【0009】本発明では、好ましくは回転体側において
は複数の回転体クロストーク防止部が設けられ、同様に
して固定体側にも複数の固定体クロストーク防止部が設
けられておれば、クロストークを更に確実に防止するこ
とができる。本発明では、好ましくは信号は記録ヘッド
に与える記録信号と再生ヘッドが得た再生信号であり、
電源は再生ヘッドが得た再生信号を増幅するのに用い
る。このようにすることで、回転ドラム内に再生ヘッド
が得た再生信号を増幅することができる。また本発明で
は、記録ヘッドがテープ状の情報記録媒体に接触してい
る場合には電源供給用の外部の発振器の動作を停止する
ので、発振器が記録動作している記録ヘッドに対してク
ロストークを起こさないようにすることができる。また
本発明では、電源供給用の外部の発振器の交流電流の最
大周波数帯域が、信号の周波数帯域と異なるようにする
ことで、電源側から信号側へのクロストークを防ぐこと
ができる。
は複数の回転体クロストーク防止部が設けられ、同様に
して固定体側にも複数の固定体クロストーク防止部が設
けられておれば、クロストークを更に確実に防止するこ
とができる。本発明では、好ましくは信号は記録ヘッド
に与える記録信号と再生ヘッドが得た再生信号であり、
電源は再生ヘッドが得た再生信号を増幅するのに用い
る。このようにすることで、回転ドラム内に再生ヘッド
が得た再生信号を増幅することができる。また本発明で
は、記録ヘッドがテープ状の情報記録媒体に接触してい
る場合には電源供給用の外部の発振器の動作を停止する
ので、発振器が記録動作している記録ヘッドに対してク
ロストークを起こさないようにすることができる。また
本発明では、電源供給用の外部の発振器の交流電流の最
大周波数帯域が、信号の周波数帯域と異なるようにする
ことで、電源側から信号側へのクロストークを防ぐこと
ができる。
【0010】本発明において、好ましくは回転体信号配
線部が記録ヘッドに直接接続されていることにより、低
周波数帯域における記録系のインピーダンスが小さいの
で、信号を再生ヘッドで再生する際に記録ヘッドと回転
体信号配線部がほぼクロストーク防止部としてのショー
トリングの役割を果たす。これにより、電源側から再生
ヘッドへのクロストークを妨げる。また記録系の固定体
配線部を再生時ショートに切りかえることで、更にクロ
ストークの防止を強化することができる。本発明では、
好ましくは記録信号を伝送する回転体信号配線部と、回
転体電源配線部の間に回転体クロストーク防止部が配置
され、固定体では、記録信号を伝送する固定体信号配線
部と固定体電源配線部の間に固定体クロストーク防止部
が配置されていることから、信号配線部と電源配線部間
のクロストークを確実に防止することができる。
線部が記録ヘッドに直接接続されていることにより、低
周波数帯域における記録系のインピーダンスが小さいの
で、信号を再生ヘッドで再生する際に記録ヘッドと回転
体信号配線部がほぼクロストーク防止部としてのショー
トリングの役割を果たす。これにより、電源側から再生
ヘッドへのクロストークを妨げる。また記録系の固定体
配線部を再生時ショートに切りかえることで、更にクロ
ストークの防止を強化することができる。本発明では、
好ましくは記録信号を伝送する回転体信号配線部と、回
転体電源配線部の間に回転体クロストーク防止部が配置
され、固定体では、記録信号を伝送する固定体信号配線
部と固定体電源配線部の間に固定体クロストーク防止部
が配置されていることから、信号配線部と電源配線部間
のクロストークを確実に防止することができる。
【0011】上記目的は、本発明にあっては、回転体と
固定体との間で非接触で電源と信号を伝送するための伝
送装置を備えて、テープ状の情報記録媒体に信号を記録
したり、信号を再生する回転磁気ヘッド装置であり、信
号を記録するための複数の記録ヘッドが回転ドラムに配
置され、信号を再生するための再生ヘッドが回転ドラム
に配置され、回転磁気ヘッド装置の回転ドラムは伝送装
置の回転体を有し、回転磁気ヘッド装置の固定ドラムは
伝送装置の固定体を有し、回転体は、電源を伝送するた
めの回転体電源配線部と、信号を伝送するための回転体
信号配線部と、回転体電源配線部と回転体信号配線部の
間に位置されて回転体電源配線部と回転体信号配線部の
間のクロストークを防ぐ回転体クロストーク防止部を備
え、固定体は、回転体電源配線部との間で電源を伝送す
るための固定体電源配線部と、回転体信号配線部との間
で信号を伝送するための固定体信号配線部と、固定体電
源配線部と固定体信号配線部の間に位置されて固定体電
源配線部と固定体信号配線部の間のクロストークを防ぐ
固定体クロストーク防止部を備え、各記録ヘッドの記録
信号に関係する回転体信号配線部は、回転体電源配線部
と、再生ヘッドの再生信号に関係する回転体信号配線部
の間に配置され、各記録ヘッドの記録信号に関係する固
定体信号配線部は、固定体電源配線部と、再生ヘッドの
再生信号に関係する固定体信号配線部の間に配置されて
いる非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置に
より、達成される。
固定体との間で非接触で電源と信号を伝送するための伝
送装置を備えて、テープ状の情報記録媒体に信号を記録
したり、信号を再生する回転磁気ヘッド装置であり、信
号を記録するための複数の記録ヘッドが回転ドラムに配
置され、信号を再生するための再生ヘッドが回転ドラム
に配置され、回転磁気ヘッド装置の回転ドラムは伝送装
置の回転体を有し、回転磁気ヘッド装置の固定ドラムは
伝送装置の固定体を有し、回転体は、電源を伝送するた
めの回転体電源配線部と、信号を伝送するための回転体
信号配線部と、回転体電源配線部と回転体信号配線部の
間に位置されて回転体電源配線部と回転体信号配線部の
間のクロストークを防ぐ回転体クロストーク防止部を備
え、固定体は、回転体電源配線部との間で電源を伝送す
るための固定体電源配線部と、回転体信号配線部との間
で信号を伝送するための固定体信号配線部と、固定体電
源配線部と固定体信号配線部の間に位置されて固定体電
源配線部と固定体信号配線部の間のクロストークを防ぐ
固定体クロストーク防止部を備え、各記録ヘッドの記録
信号に関係する回転体信号配線部は、回転体電源配線部
と、再生ヘッドの再生信号に関係する回転体信号配線部
の間に配置され、各記録ヘッドの記録信号に関係する固
定体信号配線部は、固定体電源配線部と、再生ヘッドの
再生信号に関係する固定体信号配線部の間に配置されて
いる非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置に
より、達成される。
【0012】本発明では、信号を記録するための複数の
記録ヘッドが回転ドラムに配置されかつ信号を再生する
ための再生ヘッドが回転ドラムに配置されている。そし
て記録ヘッドの記録信号に関係する回転体信号配線部
が、回転体電源配線部と、再生ヘッドの再生信号に関す
る回転体信号配線部の間に配置されている。しかも各記
録ヘッドの記録信号に関係する固定体信号配線部が、固
定体電源配線部と、再生ヘッドの再生信号に関する固定
体信号配線部の間に配置されている。これにより、回転
体クロストーク防止部及び固定体クロストーク防止部
と、各記録ヘッドの記録信号に関係する回転体信号配線
部及び各記録ヘッドの記録信号に関係する固定体信号配
線部は、回転体電源配線部と、回転体信号配線部の間及
び固定体電源配線部と固定体信号配線部の間で生じるク
ロストークを防止する。
記録ヘッドが回転ドラムに配置されかつ信号を再生する
ための再生ヘッドが回転ドラムに配置されている。そし
て記録ヘッドの記録信号に関係する回転体信号配線部
が、回転体電源配線部と、再生ヘッドの再生信号に関す
る回転体信号配線部の間に配置されている。しかも各記
録ヘッドの記録信号に関係する固定体信号配線部が、固
定体電源配線部と、再生ヘッドの再生信号に関する固定
体信号配線部の間に配置されている。これにより、回転
体クロストーク防止部及び固定体クロストーク防止部
と、各記録ヘッドの記録信号に関係する回転体信号配線
部及び各記録ヘッドの記録信号に関係する固定体信号配
線部は、回転体電源配線部と、回転体信号配線部の間及
び固定体電源配線部と固定体信号配線部の間で生じるク
ロストークを防止する。
【0013】上記目的は、本発明にあっては、回転体と
固定体との間で非接触で電源と信号を伝送するための伝
送装置を備えて、テープ状の情報記録媒体に信号を記録
したり、信号を再生する回転磁気ヘッド装置であり、信
号を記録するための複数の記録ヘッドが回転ドラムに配
置され、信号を再生するための再生ヘッドが回転ドラム
に配置され、回転磁気ヘッド装置の回転ドラムは伝送装
置の回転体を有し、回転磁気ヘッド装置の固定ドラムは
伝送装置の固定体を有し、回転体は、電源を伝送するた
めの回転体電源配線部と、信号を伝送するための回転体
信号配線部と、を備え、固定体は、回転体電源配線部と
の間で電源を伝送するための固定体電源配線部と、回転
体信号配線部との間で信号を伝送するための固定体信号
配線部と、を備え、各記録ヘッドの記録信号に関係する
固定体信号配線部は、固定体電源配線部と、再生ヘッド
の再生信号に関係する固定体信号配線部の間に配置され
ている非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置
により、達成される。
固定体との間で非接触で電源と信号を伝送するための伝
送装置を備えて、テープ状の情報記録媒体に信号を記録
したり、信号を再生する回転磁気ヘッド装置であり、信
号を記録するための複数の記録ヘッドが回転ドラムに配
置され、信号を再生するための再生ヘッドが回転ドラム
に配置され、回転磁気ヘッド装置の回転ドラムは伝送装
置の回転体を有し、回転磁気ヘッド装置の固定ドラムは
伝送装置の固定体を有し、回転体は、電源を伝送するた
めの回転体電源配線部と、信号を伝送するための回転体
信号配線部と、を備え、固定体は、回転体電源配線部と
の間で電源を伝送するための固定体電源配線部と、回転
体信号配線部との間で信号を伝送するための固定体信号
配線部と、を備え、各記録ヘッドの記録信号に関係する
固定体信号配線部は、固定体電源配線部と、再生ヘッド
の再生信号に関係する固定体信号配線部の間に配置され
ている非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置
により、達成される。
【0014】本発明では、信号を記録するための複数の
記録ヘッドが回転ドラムに配置され、信号を再生するた
めの再生ヘッドが回転ドラムに配置されている。各記録
ヘッドの記録信号に関係する回転体信号配線部が、固定
体電源配線部と、再生ヘッドの再生信号に関係する回転
体信号配線部の間に配置され、しかも各記録ヘッドの記
録信号に関係する固定体信号配線部が、固定体電源配線
部と、再生ヘッドの再生信号に関係する固定体信号配線
部の間に配置されている。これにより、各記録ヘッドの
記録信号に関係する回転体信号配線部と固定体信号配線
部が、回転体電源配線部と回転体信号配線部の間及び固
定体電源配線部と固定体信号配線部の間のクロストーク
を防止する。
記録ヘッドが回転ドラムに配置され、信号を再生するた
めの再生ヘッドが回転ドラムに配置されている。各記録
ヘッドの記録信号に関係する回転体信号配線部が、固定
体電源配線部と、再生ヘッドの再生信号に関係する回転
体信号配線部の間に配置され、しかも各記録ヘッドの記
録信号に関係する固定体信号配線部が、固定体電源配線
部と、再生ヘッドの再生信号に関係する固定体信号配線
部の間に配置されている。これにより、各記録ヘッドの
記録信号に関係する回転体信号配線部と固定体信号配線
部が、回転体電源配線部と回転体信号配線部の間及び固
定体電源配線部と固定体信号配線部の間のクロストーク
を防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0016】図1は、本発明の非接触型の伝送装置を備
える回転磁気ヘッド装置の好ましい実施の形態を示して
いる。図2は、この回転磁気ヘッド装置10を備える情
報記録装置の一例を示している。図1と図2の回転磁気
ヘッド装置10は、ビデオテープレコーダ、データース
トリーマ、デジタルオーディオシステム等に適用され
て、テープ状の記録媒体である磁気テープTPに対して
信号を記録したり、磁気テープTPに記録されている情
報を再生するのに用いられる。
える回転磁気ヘッド装置の好ましい実施の形態を示して
いる。図2は、この回転磁気ヘッド装置10を備える情
報記録装置の一例を示している。図1と図2の回転磁気
ヘッド装置10は、ビデオテープレコーダ、データース
トリーマ、デジタルオーディオシステム等に適用され
て、テープ状の記録媒体である磁気テープTPに対して
信号を記録したり、磁気テープTPに記録されている情
報を再生するのに用いられる。
【0017】図1と図2の回転磁気ヘッド装置は、固定
ドラム1と、回転ドラム2、モータMを有している。回
転ドラム2は、再生ヘッドRHと記録ヘッドWHを有し
ており、再生ヘッドRHと記録ヘッドWHは180度の
位相差を有している。回転ドラム2は、モータMの作動
により、固定ドラム1に対して矢印R方向に回転する。
回転ドラム2と記録ヘッドWHと再生ヘッドRHは、R
方向に回転する。磁気テープTPは、固定ドラム1のリ
ードガイド部3に沿ってテープ走行方向Eに沿って入口
側INから出口側OUT側に斜めに送られる。磁気テー
プTPは図2における情報記録装置では、供給リール4
からローラ4a,4b,4cを経て回転ドラム2と固定
ドラム1にほぼ180度分密着し、そしてローラ4d,
4e,4f,4gを経て巻取リール5に巻取ることがで
きる。ローラ4fに対応して、キャプスタン4hが設け
られており、このキャプスタン4hはキャプスタンモー
タM1により回転される。これにより、モータMが作動
して回転ドラム2がR方向に回転すると、記録ヘッドW
Hと再生ヘッドRHは、磁気テープTPに対してヘリカ
ルスキャン方式で接触して案内される。磁気テープTP
は固定ドラム1のリードガイド部3に沿って斜めに走行
する。
ドラム1と、回転ドラム2、モータMを有している。回
転ドラム2は、再生ヘッドRHと記録ヘッドWHを有し
ており、再生ヘッドRHと記録ヘッドWHは180度の
位相差を有している。回転ドラム2は、モータMの作動
により、固定ドラム1に対して矢印R方向に回転する。
回転ドラム2と記録ヘッドWHと再生ヘッドRHは、R
方向に回転する。磁気テープTPは、固定ドラム1のリ
ードガイド部3に沿ってテープ走行方向Eに沿って入口
側INから出口側OUT側に斜めに送られる。磁気テー
プTPは図2における情報記録装置では、供給リール4
からローラ4a,4b,4cを経て回転ドラム2と固定
ドラム1にほぼ180度分密着し、そしてローラ4d,
4e,4f,4gを経て巻取リール5に巻取ることがで
きる。ローラ4fに対応して、キャプスタン4hが設け
られており、このキャプスタン4hはキャプスタンモー
タM1により回転される。これにより、モータMが作動
して回転ドラム2がR方向に回転すると、記録ヘッドW
Hと再生ヘッドRHは、磁気テープTPに対してヘリカ
ルスキャン方式で接触して案内される。磁気テープTP
は固定ドラム1のリードガイド部3に沿って斜めに走行
する。
【0018】この回転磁気ヘッド装置10の構造例を図
3と図4に示している。図3の回転磁気ヘッド装置10
は、非接触型の伝送装置であるロータリトランスTを備
え、このロータリトランスTは回転ドラム2と固定ドラ
ム1の間に配置されている。すなわちロータリトランス
Tは、回転磁気ヘッド装置10に内蔵されている。回転
磁気ヘッド装置10は、回転ドラム装置とも呼ばれてお
り、固定ドラム1のスリーブ1a内には、2つの軸受1
bが配置されている。固定ドラム1は、ロータリトラン
スTの固定体であるステータコア20が固定されてい
る。
3と図4に示している。図3の回転磁気ヘッド装置10
は、非接触型の伝送装置であるロータリトランスTを備
え、このロータリトランスTは回転ドラム2と固定ドラ
ム1の間に配置されている。すなわちロータリトランス
Tは、回転磁気ヘッド装置10に内蔵されている。回転
磁気ヘッド装置10は、回転ドラム装置とも呼ばれてお
り、固定ドラム1のスリーブ1a内には、2つの軸受1
bが配置されている。固定ドラム1は、ロータリトラン
スTの固定体であるステータコア20が固定されてい
る。
【0019】回転ドラム2は、フランジ2aを有し、こ
のフランジ2aは、軸5の上端部に圧入又は接着により
固定されている。軸5の下端部はモータMのロータMR
に固定されている。モータMは、ロータMRとステータ
MSを有している。ロータMRには例えば駆動用のマグ
ネット6が配置されており、ステータMSには駆動用の
コイル7が配置されている。このコイル7に所定のパタ
ーンで通電することにより、モータMのロータMRが連
続回転する。軸5の中間部分は、軸受1b,1bにより
回転可能に支持されている。フランジ2aの内部には、
ロータリトランスTの回転体であるロータコア30が固
定されている。
のフランジ2aは、軸5の上端部に圧入又は接着により
固定されている。軸5の下端部はモータMのロータMR
に固定されている。モータMは、ロータMRとステータ
MSを有している。ロータMRには例えば駆動用のマグ
ネット6が配置されており、ステータMSには駆動用の
コイル7が配置されている。このコイル7に所定のパタ
ーンで通電することにより、モータMのロータMRが連
続回転する。軸5の中間部分は、軸受1b,1bにより
回転可能に支持されている。フランジ2aの内部には、
ロータリトランスTの回転体であるロータコア30が固
定されている。
【0020】図3のロータリトランスTは、ステータコ
ア20(固定体)とロータコア30(回転体)からな
り、それぞれ図5に示すように円板状のコアであり、例
えばフェライトのような透磁性の材料により作られてい
る。ステータコア20とロータコア30は、図3のスリ
ーブ1aを通すことができるようにリング状に形成され
ている。そしてステータコア20の内面(図3では上
面)とロータコア30の内面(図3では下面)には、そ
れぞれ後で説明するように軸5を中心として信号伝送用
のチャンネルCH1〜CH4がリング状に配置されてい
る。これらのチャンネルCH1〜CH4をそれぞれ形成
する配線部は、通常の絶縁された線材をリング状に巻い
て形成したり、あるいはプリント配線板を採用すること
ができる。これによりモータMのステータMSのコイル
7に通電すると、モータMのロータMR、軸5、フラン
ジ2a、回転ドラム2及びロータリトランスTのロータ
コア30が、固定ドラム1とステータコア20に対して
回転する。ロータコア30とステータコア20は、非接
触で対向して配置されている。
ア20(固定体)とロータコア30(回転体)からな
り、それぞれ図5に示すように円板状のコアであり、例
えばフェライトのような透磁性の材料により作られてい
る。ステータコア20とロータコア30は、図3のスリ
ーブ1aを通すことができるようにリング状に形成され
ている。そしてステータコア20の内面(図3では上
面)とロータコア30の内面(図3では下面)には、そ
れぞれ後で説明するように軸5を中心として信号伝送用
のチャンネルCH1〜CH4がリング状に配置されてい
る。これらのチャンネルCH1〜CH4をそれぞれ形成
する配線部は、通常の絶縁された線材をリング状に巻い
て形成したり、あるいはプリント配線板を採用すること
ができる。これによりモータMのステータMSのコイル
7に通電すると、モータMのロータMR、軸5、フラン
ジ2a、回転ドラム2及びロータリトランスTのロータ
コア30が、固定ドラム1とステータコア20に対して
回転する。ロータコア30とステータコア20は、非接
触で対向して配置されている。
【0021】一方、図4の回転磁気ヘッド装置10は、
固定ドラム1に対して、図6のような円筒状のステータ
コア120が固定されている。回転ドラム2のフランジ
2aには、ロータリトランスT1のロータコア130が
固定されている。ステータコア120とロータコア13
0は、軸5を中心として同軸状に配置されており、ステ
ータコア120の外径はロータコア130の内径よりも
小さく設定されている。これによりステータコア120
の外面と、ロータコア130の内面は、所定の隙間を於
いて非接触で配置されている。図4の回転磁気ヘッド装
置10のチャンネルCH1〜CH4は、軸方向にリング
状に形成されている。
固定ドラム1に対して、図6のような円筒状のステータ
コア120が固定されている。回転ドラム2のフランジ
2aには、ロータリトランスT1のロータコア130が
固定されている。ステータコア120とロータコア13
0は、軸5を中心として同軸状に配置されており、ステ
ータコア120の外径はロータコア130の内径よりも
小さく設定されている。これによりステータコア120
の外面と、ロータコア130の内面は、所定の隙間を於
いて非接触で配置されている。図4の回転磁気ヘッド装
置10のチャンネルCH1〜CH4は、軸方向にリング
状に形成されている。
【0022】モータMのステータMSのコイル7に対し
て所定の通電パターンで通電すると、モータMのロータ
MR、軸5、フランジ2a、ロータリトランスT1のロ
ータコア130が、固定ドラム1とステータコア120
に対して所定の間隔をおいて非接触で回転する。本発明
の非接触型の伝送装置は、図3に示すような平面対向型
のロータリトランスTと、図4に示すような円筒型のロ
ータリトランスT1の両方に適用できるものである。
て所定の通電パターンで通電すると、モータMのロータ
MR、軸5、フランジ2a、ロータリトランスT1のロ
ータコア130が、固定ドラム1とステータコア120
に対して所定の間隔をおいて非接触で回転する。本発明
の非接触型の伝送装置は、図3に示すような平面対向型
のロータリトランスTと、図4に示すような円筒型のロ
ータリトランスT1の両方に適用できるものである。
【0023】次に、図7と図8を参照して、図3と図5
に示すロータリトランスTの配線構造例と、その周辺部
分について説明する。図7に示すロータリトランスT
は、左右対称形状なので一部を省略しており、ステータ
コア20とロータコア30が対向して配置され、所定の
隙間CMが設定されている。ステータコア20の内面2
1には、内周側から外周側にかけて中心軸CLを中心と
して同軸状に例えば4つの溝21a,21b,21c,
21dが形成されている。同様にしてロータコア30の
内面31にも、中心軸CLを中心として同軸状に溝31
a,31b,31c,31dが形成されている。これら
の溝21a〜21dと、溝31a〜31dは、それぞれ
対面した位置にある。
に示すロータリトランスTの配線構造例と、その周辺部
分について説明する。図7に示すロータリトランスT
は、左右対称形状なので一部を省略しており、ステータ
コア20とロータコア30が対向して配置され、所定の
隙間CMが設定されている。ステータコア20の内面2
1には、内周側から外周側にかけて中心軸CLを中心と
して同軸状に例えば4つの溝21a,21b,21c,
21dが形成されている。同様にしてロータコア30の
内面31にも、中心軸CLを中心として同軸状に溝31
a,31b,31c,31dが形成されている。これら
の溝21a〜21dと、溝31a〜31dは、それぞれ
対面した位置にある。
【0024】溝21a,31aには、再生信号伝送リン
グRRが配置され、溝21b,31bには記録信号伝送
リングWRが配置されている。溝21c,31cにはシ
ョートリングSRが配置され、溝21d,31dにはパ
ワー伝送リングPRが配置されている。これらの再生信
号伝送リングRR、記録信号伝送リングWR、ショート
リングSR、パワー伝送リングPRは、それぞれ例えば
絶縁被覆された線材を複数回リング状に巻くことにより
作られている。ロータコア30とステータコア20自体
は、例えばフェライト等の透磁性材料に円板状もしくは
リング状に作られている。再生信号伝送リングRRと記
録信号伝送リングWRは、信号伝送系であり、パワー伝
送リングは電源供給系である。
グRRが配置され、溝21b,31bには記録信号伝送
リングWRが配置されている。溝21c,31cにはシ
ョートリングSRが配置され、溝21d,31dにはパ
ワー伝送リングPRが配置されている。これらの再生信
号伝送リングRR、記録信号伝送リングWR、ショート
リングSR、パワー伝送リングPRは、それぞれ例えば
絶縁被覆された線材を複数回リング状に巻くことにより
作られている。ロータコア30とステータコア20自体
は、例えばフェライト等の透磁性材料に円板状もしくは
リング状に作られている。再生信号伝送リングRRと記
録信号伝送リングWRは、信号伝送系であり、パワー伝
送リングは電源供給系である。
【0025】図8は、このロータリトランスT及びその
周辺の機能部分を示している。図8のロータリトランス
Tは、図7のロータリトランスTと図示の方法が異な
り、チャンネルCH1〜CH4が図8においては縦方向
に描かれている。図8と図7に示すように、特徴的なの
はロータリトランスTにおいて、パワー伝送リングPR
の電源領域と、再生信号伝送リングRR及び記録信号伝
送リングWRの信号領域の2つの領域が分かれて存在し
ていることである。そして、パワー伝送リングPRの領
域と、再生信号伝送リングRR及び記録信号伝送リング
WRの領域が、ショートリングSRのクロストーク防止
部100の領域で、分離されていることである。このシ
ョートリングSRは、パワー伝送リングPRと再生信号
伝送リングRR及び記録信号伝送リングWRの領域間に
おけるクロストークを防ぐためのロータコア30のクロ
ストーク防止部及びステータコア20のクロストーク防
止部である。
周辺の機能部分を示している。図8のロータリトランス
Tは、図7のロータリトランスTと図示の方法が異な
り、チャンネルCH1〜CH4が図8においては縦方向
に描かれている。図8と図7に示すように、特徴的なの
はロータリトランスTにおいて、パワー伝送リングPR
の電源領域と、再生信号伝送リングRR及び記録信号伝
送リングWRの信号領域の2つの領域が分かれて存在し
ていることである。そして、パワー伝送リングPRの領
域と、再生信号伝送リングRR及び記録信号伝送リング
WRの領域が、ショートリングSRのクロストーク防止
部100の領域で、分離されていることである。このシ
ョートリングSRは、パワー伝送リングPRと再生信号
伝送リングRR及び記録信号伝送リングWRの領域間に
おけるクロストークを防ぐためのロータコア30のクロ
ストーク防止部及びステータコア20のクロストーク防
止部である。
【0026】図8において、チャンネルCH4のパワー
伝送リングPRの内のステータコア20のパワー伝送リ
ングPRは、パワードライブ40を介してオシレータ4
1に接続されている。このオシレータ41が発生する高
い周波数の直流電流は交流電流に変換されて、パワード
ライブ40がその交流電流をステータコア20のパワー
伝送リングPRに与える。ステータコア20のパワー伝
送リングPRは、ロータコア30のパワー伝送リングP
Rに対して非接触で交流電流を伝送し、伝送された交流
電流は、整流器42により整流されて直流電流となり、
その直流電流はレギュレータ43aにより所望の電圧に
設定される。レギュレータ43aからの電圧に設定され
た電流は好ましくは再生ヘッドRHの再生アンプ43に
供給して、再生ヘッドRHが得た再生電流を増幅するの
に用いられる。
伝送リングPRの内のステータコア20のパワー伝送リ
ングPRは、パワードライブ40を介してオシレータ4
1に接続されている。このオシレータ41が発生する高
い周波数の直流電流は交流電流に変換されて、パワード
ライブ40がその交流電流をステータコア20のパワー
伝送リングPRに与える。ステータコア20のパワー伝
送リングPRは、ロータコア30のパワー伝送リングP
Rに対して非接触で交流電流を伝送し、伝送された交流
電流は、整流器42により整流されて直流電流となり、
その直流電流はレギュレータ43aにより所望の電圧に
設定される。レギュレータ43aからの電圧に設定され
た電流は好ましくは再生ヘッドRHの再生アンプ43に
供給して、再生ヘッドRHが得た再生電流を増幅するの
に用いられる。
【0027】再生ヘッドRHは、図1の磁気テープTP
の情報を再生して、再生信号RSを再生アンプ43に送
って、再生アンプ43で増幅された再生信号RSはチャ
ンネルCH1のロータコア30の再生信号伝送リングR
Rに送られる。ロータコア30の再生信号伝送リングR
Rから、ステータコア20の再生信号伝送リングRRに
対して、増幅された再生信号RSが非接触で送られて、
ステータコア20側では、その送られた再生信号RSが
再生アンプ44によりさらに増幅する。
の情報を再生して、再生信号RSを再生アンプ43に送
って、再生アンプ43で増幅された再生信号RSはチャ
ンネルCH1のロータコア30の再生信号伝送リングR
Rに送られる。ロータコア30の再生信号伝送リングR
Rから、ステータコア20の再生信号伝送リングRRに
対して、増幅された再生信号RSが非接触で送られて、
ステータコア20側では、その送られた再生信号RSが
再生アンプ44によりさらに増幅する。
【0028】図8の固定ドラム1側にある記録アンプ4
5は、記録信号源からの記録電流をステータコア20の
チャンネルCH2の記録信号伝送リングWRに送る。ス
テータコア20の記録信号伝送リングWRからロータコ
ア30の記録信号伝送リングWRに対して記録信号WS
が送られると、ロータコア30の記録信号伝送リングW
Rから記録ヘッドWHに対して直接この記録電流が送ら
れる。このように記録ヘッドWHがロータコア30の記
録信号伝送リングWRに直接接続されていることから、
低周波数域における記録ヘッドWHとロータコア30の
記録信号伝送リングWRからなる記録信号系における低
周波数域でのインピーダンスを小さくすることができ
る。
5は、記録信号源からの記録電流をステータコア20の
チャンネルCH2の記録信号伝送リングWRに送る。ス
テータコア20の記録信号伝送リングWRからロータコ
ア30の記録信号伝送リングWRに対して記録信号WS
が送られると、ロータコア30の記録信号伝送リングW
Rから記録ヘッドWHに対して直接この記録電流が送ら
れる。このように記録ヘッドWHがロータコア30の記
録信号伝送リングWRに直接接続されていることから、
低周波数域における記録ヘッドWHとロータコア30の
記録信号伝送リングWRからなる記録信号系における低
周波数域でのインピーダンスを小さくすることができ
る。
【0029】チャンネルCH3に配置されているショー
トリングSR,SRは、それぞれ短絡型のリングであ
り、チャンネルCH2の記録系とチャンネルCH4のパ
ワー伝送系間のクロストークを防ぐことができる。つま
りチャンネルCH3のショートリングSR,SRは、チ
ャンネルCH4のパワー伝送系からチャンネルCH2へ
の記録信号系に対してのクロストークを減らす。すなわ
ちショートリングSR,SRは、ステータコア20とロ
ータコア30の何れにおいても短絡した構成にすること
により、よく知られているように隣接するチャンネルC
H2,CH4間における漏れ磁界をキャンセルして、パ
ワーが大きいチャンネルCH4からパワーの小さいチャ
ンネルCH2への信号の漏れ(所謂クロストーク)を抑
制することができる。
トリングSR,SRは、それぞれ短絡型のリングであ
り、チャンネルCH2の記録系とチャンネルCH4のパ
ワー伝送系間のクロストークを防ぐことができる。つま
りチャンネルCH3のショートリングSR,SRは、チ
ャンネルCH4のパワー伝送系からチャンネルCH2へ
の記録信号系に対してのクロストークを減らす。すなわ
ちショートリングSR,SRは、ステータコア20とロ
ータコア30の何れにおいても短絡した構成にすること
により、よく知られているように隣接するチャンネルC
H2,CH4間における漏れ磁界をキャンセルして、パ
ワーが大きいチャンネルCH4からパワーの小さいチャ
ンネルCH2への信号の漏れ(所謂クロストーク)を抑
制することができる。
【0030】図8のスイッチング手段50は、オシレー
タ41の作動のオン/オフを操作するスイッチング手段
である。このスイッチング手段50は、図9に示す要領
で、オシレータ41をオンあるいはオフとすることで、
パワー供給用の発振作動をオンしたりオフする。このよ
うにオシレータ41のオン/オフを行うのは、次のよう
な理由からである。
タ41の作動のオン/オフを操作するスイッチング手段
である。このスイッチング手段50は、図9に示す要領
で、オシレータ41をオンあるいはオフとすることで、
パワー供給用の発振作動をオンしたりオフする。このよ
うにオシレータ41のオン/オフを行うのは、次のよう
な理由からである。
【0031】すなわち、スイッチング手段50は、図9
のAモードに示すように、記録ヘッドWHが、磁気テー
プTPに対して接触している時(信号記録時)にはオシ
レータ41をオフにし、図9のBモードのように磁気ヘ
ッドHが磁気テープTPに非接触である場合(信号再生
時)にはオシレータ41をオンにする。記録ヘッドWH
が磁気テープTPに接触している時、すなわち記録ヘッ
ドWHが磁気テープTPに信号を記録している時には、
再生ヘッドRHは磁気テープTPの信号を再生していな
いのであるから、オシレータ41から図8の再生アンプ
43に対して電源供給をする必要がないことからオシレ
ータ41をオフにする。これに対して、記録ヘッドWH
が磁気テープTに非接触である場合、すなわち再生ヘッ
ドRHが磁気テープTPの信号を再生している場合に
は、オシレータ41をオンにしてレギュレータ43aか
ら再生アンプ43に対して電源を供給して、再生ヘッド
RHの再生信号RSを増幅することができる。従って、
図9のAモードにおいては記録ヘッドWHが磁気テープ
TPに接触して記録している状態では、オシレータ41
がオフになるので、図8のチャンネルCH4のパワー系
からチャンネルCH2の記録信号系へのクロストークを
確実に防ぐことができる。オシレータ41において、直
流電流から交流電流に変換し、そして整流器42で交流
電流を直流電流に再び変換する場合において、交流電流
(AC)の最大周波数帯域が、チャンネルCH2の記録
信号の周波数帯域と重ならないようにして、チャンネル
CH4のパワー系からチャンネルCH2の記録信号系
(チャンネルCH1の再生信号系)へのクロストークを
防ぐ方式も採用できる。
のAモードに示すように、記録ヘッドWHが、磁気テー
プTPに対して接触している時(信号記録時)にはオシ
レータ41をオフにし、図9のBモードのように磁気ヘ
ッドHが磁気テープTPに非接触である場合(信号再生
時)にはオシレータ41をオンにする。記録ヘッドWH
が磁気テープTPに接触している時、すなわち記録ヘッ
ドWHが磁気テープTPに信号を記録している時には、
再生ヘッドRHは磁気テープTPの信号を再生していな
いのであるから、オシレータ41から図8の再生アンプ
43に対して電源供給をする必要がないことからオシレ
ータ41をオフにする。これに対して、記録ヘッドWH
が磁気テープTに非接触である場合、すなわち再生ヘッ
ドRHが磁気テープTPの信号を再生している場合に
は、オシレータ41をオンにしてレギュレータ43aか
ら再生アンプ43に対して電源を供給して、再生ヘッド
RHの再生信号RSを増幅することができる。従って、
図9のAモードにおいては記録ヘッドWHが磁気テープ
TPに接触して記録している状態では、オシレータ41
がオフになるので、図8のチャンネルCH4のパワー系
からチャンネルCH2の記録信号系へのクロストークを
確実に防ぐことができる。オシレータ41において、直
流電流から交流電流に変換し、そして整流器42で交流
電流を直流電流に再び変換する場合において、交流電流
(AC)の最大周波数帯域が、チャンネルCH2の記録
信号の周波数帯域と重ならないようにして、チャンネル
CH4のパワー系からチャンネルCH2の記録信号系
(チャンネルCH1の再生信号系)へのクロストークを
防ぐ方式も採用できる。
【0032】図10は、このチャンネルCH4のパワー
における交流電流の最大周波数帯域と、チャンネルCH
2の記録信号系における信号の周波数帯域が重ならない
例を示している。記録系の信号周波数帯域Fは、パワー
供給用の高周波の交流電流の周波数帯域と異なるように
設定されている。図10の例では、パワーに使う周波数
帯域G1の高調波が、記録系の信号の周波数帯域Fに入
らない程度の低い周波数に設定されている。またはパワ
ー用の周波数帯域G2が、記録系の信号の周波数帯域F
よりも高い周波数に設定することもできる。なお周波数
帯域G1と周波数帯域Fの境界における周波数は、例え
ば500KHzである。また図10では記録系の信号の
周波数帯域Fについて説明したが、チャンネルCH1の
再生系における信号の周波数帯域Fも、周波数帯域G
1,G2と同じような関係にすることができる。これに
より、チャンネルCH4におけるパワー段から、チャン
ネルCH2の記録系やチャンネルCH1の再生系に対し
て信号の漏れであるクロストークを抑制することができ
る。
における交流電流の最大周波数帯域と、チャンネルCH
2の記録信号系における信号の周波数帯域が重ならない
例を示している。記録系の信号周波数帯域Fは、パワー
供給用の高周波の交流電流の周波数帯域と異なるように
設定されている。図10の例では、パワーに使う周波数
帯域G1の高調波が、記録系の信号の周波数帯域Fに入
らない程度の低い周波数に設定されている。またはパワ
ー用の周波数帯域G2が、記録系の信号の周波数帯域F
よりも高い周波数に設定することもできる。なお周波数
帯域G1と周波数帯域Fの境界における周波数は、例え
ば500KHzである。また図10では記録系の信号の
周波数帯域Fについて説明したが、チャンネルCH1の
再生系における信号の周波数帯域Fも、周波数帯域G
1,G2と同じような関係にすることができる。これに
より、チャンネルCH4におけるパワー段から、チャン
ネルCH2の記録系やチャンネルCH1の再生系に対し
て信号の漏れであるクロストークを抑制することができ
る。
【0033】図11は、本発明の別の実施の形態のロー
タリトランスT及びその周辺の機能部分を示している。
図11のロータリトランスTが図8のロータリトランス
Tと異なるのは、チャンネルCH3のショートリング
(固定体クロストーク配線部と回転体クロストーク配線
部)SRが省略されていることである。このショートリ
ングSRの代わりに、記録アンプ45の記録信号伝送リ
ングWRをショート(短絡)するためのスイッチ331
が設けられており、このスイッチ331はスイッチング
手段330からのスイッチング信号STGによりオン/
オフすることができる。再生ヘッドRHにより磁気テー
プTPの信号を再生する際には、スイッチング手段33
0からのオンのスイッチング信号STGがスイッチ33
1に送られて、スイッチ331はオンして記録アンプ4
5の記録信号伝送リングWRをショートする。これによ
り、パワー伝送リングPRから再生信号伝送リングRR
側へのクロストークの防止をすることができる。
タリトランスT及びその周辺の機能部分を示している。
図11のロータリトランスTが図8のロータリトランス
Tと異なるのは、チャンネルCH3のショートリング
(固定体クロストーク配線部と回転体クロストーク配線
部)SRが省略されていることである。このショートリ
ングSRの代わりに、記録アンプ45の記録信号伝送リ
ングWRをショート(短絡)するためのスイッチ331
が設けられており、このスイッチ331はスイッチング
手段330からのスイッチング信号STGによりオン/
オフすることができる。再生ヘッドRHにより磁気テー
プTPの信号を再生する際には、スイッチング手段33
0からのオンのスイッチング信号STGがスイッチ33
1に送られて、スイッチ331はオンして記録アンプ4
5の記録信号伝送リングWRをショートする。これによ
り、パワー伝送リングPRから再生信号伝送リングRR
側へのクロストークの防止をすることができる。
【0034】図12は、本発明の別の実施の形態のロー
タリトランスT及びその周辺の機能部分を示している。
図12のロータリトランスTが図8のロータリトランス
Tと異なるのは、チャンネルCH3のショートリング
(固定体クロストーク配線部と回転体クロストーク配線
部)SRに加えてさらに、記録アンプ45の記録信号伝
送リングWRをショート(短絡)するためのスイッチ3
31が設けられており、このスイッチ331はスイッチ
ング手段330からのスイッチング信号STGによりオ
ン/オフすることができる。再生ヘッドRHにより磁気
テープTPの信号を再生する際には、スイッチング手段
330からのオンのスイッチング信号STGがスイッチ
331に送られて、スイッチ331はオンして記録アン
プ45の記録信号伝送リングWRをショートする。これ
により、パワー伝送リングPRから再生信号伝送リング
RR側へのクロストークの防止をさらに強力にすること
ができる。図12においては、チャンネルCH3がショ
ートリングSRであるが、ショートリングのチャンネル
数を増やすこともできる。
タリトランスT及びその周辺の機能部分を示している。
図12のロータリトランスTが図8のロータリトランス
Tと異なるのは、チャンネルCH3のショートリング
(固定体クロストーク配線部と回転体クロストーク配線
部)SRに加えてさらに、記録アンプ45の記録信号伝
送リングWRをショート(短絡)するためのスイッチ3
31が設けられており、このスイッチ331はスイッチ
ング手段330からのスイッチング信号STGによりオ
ン/オフすることができる。再生ヘッドRHにより磁気
テープTPの信号を再生する際には、スイッチング手段
330からのオンのスイッチング信号STGがスイッチ
331に送られて、スイッチ331はオンして記録アン
プ45の記録信号伝送リングWRをショートする。これ
により、パワー伝送リングPRから再生信号伝送リング
RR側へのクロストークの防止をさらに強力にすること
ができる。図12においては、チャンネルCH3がショ
ートリングSRであるが、ショートリングのチャンネル
数を増やすこともできる。
【0035】図13は、別の実施の形態を示しており、
クロストーク防止部100におけるステータコア20側
の溝121bだけが、ステータコア20の外面22に形
成されている。同様にしてクロストーク防止部100を
構成する溝131bだけが、ロータコア30の外面32
に形成されている。このように、溝121b,131b
は、内面ではなく外面に形成されており、しかもそれら
にショートリングSRが配置されている。このようにし
ても、クロストークを減らしたり防止する効果を発揮す
ることができる。
クロストーク防止部100におけるステータコア20側
の溝121bだけが、ステータコア20の外面22に形
成されている。同様にしてクロストーク防止部100を
構成する溝131bだけが、ロータコア30の外面32
に形成されている。このように、溝121b,131b
は、内面ではなく外面に形成されており、しかもそれら
にショートリングSRが配置されている。このようにし
ても、クロストークを減らしたり防止する効果を発揮す
ることができる。
【0036】図14は更に別の実施の形態を示してお
り、クロストーク防止部100を構成する溝121b,
131bにはショートリングSRが配置されていない。
このように溝121b,131bだけを配置するだけで
も、クロストークを減らしたり防止することができる。
図13及び図14のクロストーク防止部100の考え方
は、図7の実施の形態においても同様にして実現するこ
とができる。上述した実施の形態において、クロストー
ク防止部100における溝は、ステータコア20の内面
21及び外面22、ロータコア30の内面31,外面3
2のいずれか一方又は両方に形成したり、形成した溝に
ショートリングSRを配置したり配置しなかったりする
ことができる。
り、クロストーク防止部100を構成する溝121b,
131bにはショートリングSRが配置されていない。
このように溝121b,131bだけを配置するだけで
も、クロストークを減らしたり防止することができる。
図13及び図14のクロストーク防止部100の考え方
は、図7の実施の形態においても同様にして実現するこ
とができる。上述した実施の形態において、クロストー
ク防止部100における溝は、ステータコア20の内面
21及び外面22、ロータコア30の内面31,外面3
2のいずれか一方又は両方に形成したり、形成した溝に
ショートリングSRを配置したり配置しなかったりする
ことができる。
【0037】次に、本発明の非接触型の伝送装置の更に
別の実施の形態を図15及び図16を参照して説明す
る。このロータリトランスTはチャンネルCH1,CH
2,CH3,CH4,CH5の合計5チャンネルを有し
ている。チャンネルCH1の溝21a,31aは、パワ
ー伝送リングPRを備え、チャンネルCH2の溝21
b,31bはショートリングSRを備えしかもチャンネ
ルCH3の溝21c,31cにはやはりショートリング
SRを有している。そしてチャンネルCH4の溝21
d,31dには、記録信号伝送リングWRが配置され、
チャンネルCH5の溝21e,31eには再生信号伝送
リングRRが配置されている。このように、ショートリ
ングSRが、2列、パワー段であるチャンネルCH1
と、記録系であるチャンネルCH4の間に配置されてい
る。このように複数のショートリングからなるクロスト
ーク防止部100の領域をパワー系と記録系との間に配
置することにより、チャンネルCHのパワー系からチャ
ンネルCH4の記録系に対する漏れ磁界をキャンセル
し、記録系への信号の漏れ、所謂クロストークを抑制す
ることができる。
別の実施の形態を図15及び図16を参照して説明す
る。このロータリトランスTはチャンネルCH1,CH
2,CH3,CH4,CH5の合計5チャンネルを有し
ている。チャンネルCH1の溝21a,31aは、パワ
ー伝送リングPRを備え、チャンネルCH2の溝21
b,31bはショートリングSRを備えしかもチャンネ
ルCH3の溝21c,31cにはやはりショートリング
SRを有している。そしてチャンネルCH4の溝21
d,31dには、記録信号伝送リングWRが配置され、
チャンネルCH5の溝21e,31eには再生信号伝送
リングRRが配置されている。このように、ショートリ
ングSRが、2列、パワー段であるチャンネルCH1
と、記録系であるチャンネルCH4の間に配置されてい
る。このように複数のショートリングからなるクロスト
ーク防止部100の領域をパワー系と記録系との間に配
置することにより、チャンネルCHのパワー系からチャ
ンネルCH4の記録系に対する漏れ磁界をキャンセル
し、記録系への信号の漏れ、所謂クロストークを抑制す
ることができる。
【0038】このように複数のチャンネルCH2,CH
3に対してショートリングSRを設ける場合とは、パワ
ー段のチャンネルCH1における交流電流の電力が通常
の記録信号や再生信号に比べて非常に大きいために、パ
ワー段からの信号を記録系や再生系に対するクロストー
クを一つのショートリングでは抑制することが難しい場
合である。図15のチャンネルCH4の記録系とチャン
ネルCH5の再生系間におけるクロストークを防止する
ためには、チャンネルCH4とCH5の間にショートリ
ングを1チャンネル分配置するようにしてもよい。
3に対してショートリングSRを設ける場合とは、パワ
ー段のチャンネルCH1における交流電流の電力が通常
の記録信号や再生信号に比べて非常に大きいために、パ
ワー段からの信号を記録系や再生系に対するクロストー
クを一つのショートリングでは抑制することが難しい場
合である。図15のチャンネルCH4の記録系とチャン
ネルCH5の再生系間におけるクロストークを防止する
ためには、チャンネルCH4とCH5の間にショートリ
ングを1チャンネル分配置するようにしてもよい。
【0039】図16は図15のロータリトランスT及び
その周辺回路の例を示している。チャンネルCH1で
は、オシレータ(発振器)41がパワードライブ40を
介してステータコア20のパワー伝送リングPRに交流
電流を供給する。ステータコア20のパワー伝送リング
PRからロータコア30のパワー伝送リングPRに対し
て交流電流が非接触で伝送されると、回転ドラム側の整
流及び平滑部60が交流電流を直流電流に変換して、レ
ギュレータ43aに送る。レギュレータ43aは所定の
電圧に設定して、再生ヘッドRH用の再生アンプ43に
電源供給をすることができる。チャンネルCH2,CH
3のショートリングSRは、短絡型のリングである。
その周辺回路の例を示している。チャンネルCH1で
は、オシレータ(発振器)41がパワードライブ40を
介してステータコア20のパワー伝送リングPRに交流
電流を供給する。ステータコア20のパワー伝送リング
PRからロータコア30のパワー伝送リングPRに対し
て交流電流が非接触で伝送されると、回転ドラム側の整
流及び平滑部60が交流電流を直流電流に変換して、レ
ギュレータ43aに送る。レギュレータ43aは所定の
電圧に設定して、再生ヘッドRH用の再生アンプ43に
電源供給をすることができる。チャンネルCH2,CH
3のショートリングSRは、短絡型のリングである。
【0040】チャンネルCH4の記録アンプ45は、ス
テータコア20の記録信号伝送リングWRに接続されて
おり、ステータコア20の記録信号伝送リングWRから
ロータコア30の記録信号伝送リングWRに対して記録
信号が非接触で伝送される。そうすると、記録信号伝送
リングWRは、記録ヘッドWHに対して直接接続されて
おり、記録ヘッドWHに対して記録信号を供給する。こ
れにより記録ヘッドWHは磁気テープTPに対して信号
を記録する。チャンネルCH5に対応する再生ヘッドR
Hは、磁気テープTPの信号を再生した時の再生信号は
再生アンプ43により増幅される。この際には、レギュ
レータ43aから電力供給が行われている。そして再生
信号はロータコア30の再生信号伝送リングRRから、
ステータコア20の再生信号伝送リングRRに対して非
接触で伝送されて、再生アンプ44で増幅されることに
なる。
テータコア20の記録信号伝送リングWRに接続されて
おり、ステータコア20の記録信号伝送リングWRから
ロータコア30の記録信号伝送リングWRに対して記録
信号が非接触で伝送される。そうすると、記録信号伝送
リングWRは、記録ヘッドWHに対して直接接続されて
おり、記録ヘッドWHに対して記録信号を供給する。こ
れにより記録ヘッドWHは磁気テープTPに対して信号
を記録する。チャンネルCH5に対応する再生ヘッドR
Hは、磁気テープTPの信号を再生した時の再生信号は
再生アンプ43により増幅される。この際には、レギュ
レータ43aから電力供給が行われている。そして再生
信号はロータコア30の再生信号伝送リングRRから、
ステータコア20の再生信号伝送リングRRに対して非
接触で伝送されて、再生アンプ44で増幅されることに
なる。
【0041】図15と図16の実施の形態においても、
図8のようにオシレータ41に対してスイッチング手段
50を接続することは勿論可能である。また、図15と
図16におけるチャンネル配置は、図15の例とは逆に
外側のチャンネルCH5がパワー段であり、チャンネル
CH3,CH4がショートリング、そしてチャンネルC
H2が記録系、CH1が再生系とすることもできる。ま
た図15において記録系と再生系の位置を入れ換えるこ
とも可能である。図15において、チャンネルCH4の
記録系とチャンネルCH5の再生系間のクロストーク
は、例えば記録と再生のタイミングをずらすことによ
り、すなわち記録中は固定ドラム1側の再生アンプ44
をオフにし、信号再生中は記録アンプ45をオフにする
ことで防止することも可能である。
図8のようにオシレータ41に対してスイッチング手段
50を接続することは勿論可能である。また、図15と
図16におけるチャンネル配置は、図15の例とは逆に
外側のチャンネルCH5がパワー段であり、チャンネル
CH3,CH4がショートリング、そしてチャンネルC
H2が記録系、CH1が再生系とすることもできる。ま
た図15において記録系と再生系の位置を入れ換えるこ
とも可能である。図15において、チャンネルCH4の
記録系とチャンネルCH5の再生系間のクロストーク
は、例えば記録と再生のタイミングをずらすことによ
り、すなわち記録中は固定ドラム1側の再生アンプ44
をオフにし、信号再生中は記録アンプ45をオフにする
ことで防止することも可能である。
【0042】図17〜図20は、本発明の更に別の実施
の形態を示している。図17に示す回転磁気ヘッド装置
1010は、図1に示す回転磁気ヘッド装置10とは異
なり、2つの記録ヘッドWH(W+)、WH(W−)
と、2つの再生ヘッドRH(R+)、RH(R−)を有
している。図17の回転磁気ヘッド装置1010は、図
18に示すように情報記録再生装置に適用されている
が、その他の点については図2の情報記録装置と同じで
あるので同じ符号を記してその説明を省略する。
の形態を示している。図17に示す回転磁気ヘッド装置
1010は、図1に示す回転磁気ヘッド装置10とは異
なり、2つの記録ヘッドWH(W+)、WH(W−)
と、2つの再生ヘッドRH(R+)、RH(R−)を有
している。図17の回転磁気ヘッド装置1010は、図
18に示すように情報記録再生装置に適用されている
が、その他の点については図2の情報記録装置と同じで
あるので同じ符号を記してその説明を省略する。
【0043】図17及び図18の回転磁気ヘッド装置1
010に用いられている記録ヘッドWH,WHは、図1
8に示すように180度の位相を持って回転ドラム2に
配置されているとともに、再生ヘッドRH,RHも、1
80度の位相を持って配置されている。従って隣接する
記録ヘッドWHと再生ヘッドRHは、90度毎の位相を
持っている。
010に用いられている記録ヘッドWH,WHは、図1
8に示すように180度の位相を持って回転ドラム2に
配置されているとともに、再生ヘッドRH,RHも、1
80度の位相を持って配置されている。従って隣接する
記録ヘッドWHと再生ヘッドRHは、90度毎の位相を
持っている。
【0044】図19は、図7に対応して示す図であり、
図19のロータリトランスTが図7のロータリトランス
Tと異なるのは、複数の記録ヘッドWH,WH用に関係
して、2つの非接触伝送系が設けられていることであ
る。図19及び図20を参照すると、ロータリトランス
Tは5チャンネルCH1〜CH5を有する。記録系RE
Sは、2系統の伝送経路を持っている。すなわち、図1
9と図20の実施の形態は、図7と図8の実施の形態と
比較して明らかなように、回転ドラム2側には記録ヘッ
ドWH,WHが設けられていることから、ロータコア3
0には、2つの記録信号伝送リングWR,WRが配置さ
れているとともに、固定ドラム1のステータコア20に
は、2つの記録信号伝送リングWR,WRが配置されて
いる。これらのステータコア20側の記録信号伝送リン
グWR,WRは、記録アンプ45,45にそれぞれ接続
されており、記録アンプ45,45側から記録信号W
S,WSを受け取るようになっている。そしてステータ
コア20の記録信号伝送リングWRから、ロータコア3
0の記録信号伝送リングWRに対して非接触で記録信号
WSを記録ヘッドWH,WHに対して送ることができ
る。
図19のロータリトランスTが図7のロータリトランス
Tと異なるのは、複数の記録ヘッドWH,WH用に関係
して、2つの非接触伝送系が設けられていることであ
る。図19及び図20を参照すると、ロータリトランス
Tは5チャンネルCH1〜CH5を有する。記録系RE
Sは、2系統の伝送経路を持っている。すなわち、図1
9と図20の実施の形態は、図7と図8の実施の形態と
比較して明らかなように、回転ドラム2側には記録ヘッ
ドWH,WHが設けられていることから、ロータコア3
0には、2つの記録信号伝送リングWR,WRが配置さ
れているとともに、固定ドラム1のステータコア20に
は、2つの記録信号伝送リングWR,WRが配置されて
いる。これらのステータコア20側の記録信号伝送リン
グWR,WRは、記録アンプ45,45にそれぞれ接続
されており、記録アンプ45,45側から記録信号W
S,WSを受け取るようになっている。そしてステータ
コア20の記録信号伝送リングWRから、ロータコア3
0の記録信号伝送リングWRに対して非接触で記録信号
WSを記録ヘッドWH,WHに対して送ることができ
る。
【0045】図19と図20に示すように、2つの記録
ヘッドWH,WHを有する記録系RESは、チャンネル
CH2,CH3に対応しているが、記録系RESは、再
生系であるチャンネルCH1とショートリングSRを備
えるチャンネルCH4及び電源伝送系であるチャンネル
CH5との間に配置されている。すなわち記録系RES
は、再生チャンネルとパワーチャンネルの間に配置され
ている。この記録系RESと、ショートリングSRを有
するチャンネルCH4は、パワーチャンネルCH5か
ら、再生チャンネルCH1に対する、再生系のパワー系
からのクロストークを実用レベルまで抑えることができ
る。つまり記録系RESは、ショートリングSRを有す
るチャンネルCH4とともに、クロストーク防止部の役
割を果たしている。図20と図21のチャンネルCH1
の再生ヘッドは2つ設けてあり、スイッチングすること
で切り変えて、再生信号伝送リングRRに再生信号を送
る。
ヘッドWH,WHを有する記録系RESは、チャンネル
CH2,CH3に対応しているが、記録系RESは、再
生系であるチャンネルCH1とショートリングSRを備
えるチャンネルCH4及び電源伝送系であるチャンネル
CH5との間に配置されている。すなわち記録系RES
は、再生チャンネルとパワーチャンネルの間に配置され
ている。この記録系RESと、ショートリングSRを有
するチャンネルCH4は、パワーチャンネルCH5か
ら、再生チャンネルCH1に対する、再生系のパワー系
からのクロストークを実用レベルまで抑えることができ
る。つまり記録系RESは、ショートリングSRを有す
るチャンネルCH4とともに、クロストーク防止部の役
割を果たしている。図20と図21のチャンネルCH1
の再生ヘッドは2つ設けてあり、スイッチングすること
で切り変えて、再生信号伝送リングRRに再生信号を送
る。
【0046】なお、一方の記録ヘッドWHの磁気ギャッ
プは、+アジマス角(W+)を有し、他方の記録ヘッド
WHの磁気ギャップは、−アジマス角(W−)を有して
いる。これらの記録ヘッドWH,WHでは、テープに対
して接触する時間がお互いに重ならない場合に、パワー
チャンネルCH4から再生チャンネルCH1へのクロス
トークを防止することができる。一方の記録ヘッドWH
と他方の記録ヘッドWHがテープと当たる時間をお互い
に時間的に排他的にする情報記録装置、すなわちRAW
モードを必要としない情報記録装置の場合には、この複
数の記録チャンネルCH2,CH3をパワーチャンネル
CH4と再生チャンネルCH1の間に挟み込むことで、
両者のチャンネルのクロストークを防止することができ
る。このRAW(Read after white)
モードとは、磁気テープに対して書き込んだ情報を直ぐ
に再生して確認するモードのことである。
プは、+アジマス角(W+)を有し、他方の記録ヘッド
WHの磁気ギャップは、−アジマス角(W−)を有して
いる。これらの記録ヘッドWH,WHでは、テープに対
して接触する時間がお互いに重ならない場合に、パワー
チャンネルCH4から再生チャンネルCH1へのクロス
トークを防止することができる。一方の記録ヘッドWH
と他方の記録ヘッドWHがテープと当たる時間をお互い
に時間的に排他的にする情報記録装置、すなわちRAW
モードを必要としない情報記録装置の場合には、この複
数の記録チャンネルCH2,CH3をパワーチャンネル
CH4と再生チャンネルCH1の間に挟み込むことで、
両者のチャンネルのクロストークを防止することができ
る。このRAW(Read after white)
モードとは、磁気テープに対して書き込んだ情報を直ぐ
に再生して確認するモードのことである。
【0047】このように、図17〜図20の実施の形態
では、記録ヘッドWHの記録信号に関係する回転体信号
配線部(ロータコア30の記録信号伝送リングWR)
は、回転体電源配線部(ロータコア30のパワー伝送リ
ングPR)と、再生ヘッド(再生ヘッド装置)RH1の
再生信号に関係する回転体信号配線部(ロータコア30
の再生信号伝送リングRR)の間に配置されている。し
かも、各記録ヘッドWHの記録信号に関係する固定体信
号配線部(ステータコア20の記録信号伝送リングW
R)は、固定体電源配線部(ステータコア20のパワー
伝送リングPR)と、再生ヘッド装置RH1の再生信号
に関係する固定体信号配線部(ステータコア20の再生
信号伝送リングRR)の間に配置されている。このこと
から、ロータコア30の記録信号伝送リングWRとステ
ータコア20の記録信号伝送リングWRは、クロストー
ク防止部100を構成しているショートリングSR,S
Rとともに、パワーチャンネルCH5から再生チャンネ
ルCH1へのクロストークを防止することができる。
では、記録ヘッドWHの記録信号に関係する回転体信号
配線部(ロータコア30の記録信号伝送リングWR)
は、回転体電源配線部(ロータコア30のパワー伝送リ
ングPR)と、再生ヘッド(再生ヘッド装置)RH1の
再生信号に関係する回転体信号配線部(ロータコア30
の再生信号伝送リングRR)の間に配置されている。し
かも、各記録ヘッドWHの記録信号に関係する固定体信
号配線部(ステータコア20の記録信号伝送リングW
R)は、固定体電源配線部(ステータコア20のパワー
伝送リングPR)と、再生ヘッド装置RH1の再生信号
に関係する固定体信号配線部(ステータコア20の再生
信号伝送リングRR)の間に配置されている。このこと
から、ロータコア30の記録信号伝送リングWRとステ
ータコア20の記録信号伝送リングWRは、クロストー
ク防止部100を構成しているショートリングSR,S
Rとともに、パワーチャンネルCH5から再生チャンネ
ルCH1へのクロストークを防止することができる。
【0048】次に、図21は、本発明の更に別の実施の
形態を示している。図21の実施の形態が、図20の実
施の形態と異なるのは、図20のショートリングSR,
SRが削除されていることである。図21の実施の形態
のその他の点については、図20の実施の形態と同様で
あるので、同じ符号を記してその説明を省略する。この
ようにしても、記録系RESは、すでに述べたようにパ
ワーチャンネルCH5から再生チャンネルCH1へのク
ロストークを防止することができる。
形態を示している。図21の実施の形態が、図20の実
施の形態と異なるのは、図20のショートリングSR,
SRが削除されていることである。図21の実施の形態
のその他の点については、図20の実施の形態と同様で
あるので、同じ符号を記してその説明を省略する。この
ようにしても、記録系RESは、すでに述べたようにパ
ワーチャンネルCH5から再生チャンネルCH1へのク
ロストークを防止することができる。
【0049】以上本発明の実施の形態は、図2に示した
平面対向型のロータリトランスTについて説明してい
る。しかしこれに限らず、図4と図6に示す円筒型のロ
ータリトランスT1に対しても、上述した各実施の形態
を適用することができる。本発明の実施の形態の非接触
型の伝送装置であるロータリトランスにおいて、信号領
域とパワー領域を両方備え、それらの間にはクロストー
ク防止部を設けることにより、信号とパワーの両方を確
実に非接触で伝送することができる。これによって回転
磁気ヘッド装置のドラム内における初段再生増幅器を設
けてS/Nの劣化を防ぐことができる。再生時には、図
20と図21の記録信号伝送リングWR,WR(例えば
ステータコア20側)を短絡することで、シートリング
の役割を記録信号伝送リングWR,WRにさせることも
できる。
平面対向型のロータリトランスTについて説明してい
る。しかしこれに限らず、図4と図6に示す円筒型のロ
ータリトランスT1に対しても、上述した各実施の形態
を適用することができる。本発明の実施の形態の非接触
型の伝送装置であるロータリトランスにおいて、信号領
域とパワー領域を両方備え、それらの間にはクロストー
ク防止部を設けることにより、信号とパワーの両方を確
実に非接触で伝送することができる。これによって回転
磁気ヘッド装置のドラム内における初段再生増幅器を設
けてS/Nの劣化を防ぐことができる。再生時には、図
20と図21の記録信号伝送リングWR,WR(例えば
ステータコア20側)を短絡することで、シートリング
の役割を記録信号伝送リングWR,WRにさせることも
できる。
【0050】図示の実施の形態においては、パワー系か
ら再生系の再生アンプ43に対して電源を供給するよう
に構成しているので、再生ヘッドRHとしては、例えば
磁気抵抗素子ヘッド(MR)を採用することができる。
再生用の磁気抵抗素子ヘッド(MR)は、再生信号を得
る場合には常時バイアス電流を必要とするが、レギュレ
ータ43aから再生アンプ43にバイアスを送ることに
より磁気抵抗素子ヘッドの動作をさせて再生信号を得る
ことができる。この磁気抵抗素子ヘッドは、磁界が変化
すると抵抗の変化を起こすヘッドであり、信号磁界(入
力信号)の変化を抵抗変化に変換して、再生出力信号
(電圧)の変化として取り出すことができるものであ
る。この磁気抵抗素子ヘッドは、磁気テープTPの速度
に依存せずに、高い安定した再生出力信号を得ることが
できる。
ら再生系の再生アンプ43に対して電源を供給するよう
に構成しているので、再生ヘッドRHとしては、例えば
磁気抵抗素子ヘッド(MR)を採用することができる。
再生用の磁気抵抗素子ヘッド(MR)は、再生信号を得
る場合には常時バイアス電流を必要とするが、レギュレ
ータ43aから再生アンプ43にバイアスを送ることに
より磁気抵抗素子ヘッドの動作をさせて再生信号を得る
ことができる。この磁気抵抗素子ヘッドは、磁界が変化
すると抵抗の変化を起こすヘッドであり、信号磁界(入
力信号)の変化を抵抗変化に変換して、再生出力信号
(電圧)の変化として取り出すことができるものであ
る。この磁気抵抗素子ヘッドは、磁気テープTPの速度
に依存せずに、高い安定した再生出力信号を得ることが
できる。
【0051】以上のように、本発明の実施の形態では、
ロータリトランスの同じ平面にパワーを伝送する領域と
信号を伝送する領域が分かれて存在して、パワーを伝送
する領域から信号を伝送する領域に対して磁界の漏れに
よる信号の漏れ、すなわちクロストークが発生するのを
防止するために、パワーを伝送する領域と信号を伝送す
る領域の間に記録系のチャンネルを設けている。あるい
は、ロータリトランスと同じ面にパワーを伝送する領域
と信号を伝送する領域が分かれて存在して、パワーを伝
送する領域から信号を伝送する領域に対するクロストー
クを防止するためにクロストーク防止用のショートリン
グを設けている。パワーを伝送する領域と信号を伝送す
る領域の間にショートリングのようなクロストーク防止
部を2段又はそれ以上の段数を設けることにより、パワ
ーを伝送する領域から信号を伝送する領域へのクロスト
ークを強力に抑制することができる。
ロータリトランスの同じ平面にパワーを伝送する領域と
信号を伝送する領域が分かれて存在して、パワーを伝送
する領域から信号を伝送する領域に対して磁界の漏れに
よる信号の漏れ、すなわちクロストークが発生するのを
防止するために、パワーを伝送する領域と信号を伝送す
る領域の間に記録系のチャンネルを設けている。あるい
は、ロータリトランスと同じ面にパワーを伝送する領域
と信号を伝送する領域が分かれて存在して、パワーを伝
送する領域から信号を伝送する領域に対するクロストー
クを防止するためにクロストーク防止用のショートリン
グを設けている。パワーを伝送する領域と信号を伝送す
る領域の間にショートリングのようなクロストーク防止
部を2段又はそれ以上の段数を設けることにより、パワ
ーを伝送する領域から信号を伝送する領域へのクロスト
ークを強力に抑制することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
伝送装置と、これを有する回転磁気ヘッド装置は、信号
系の非接触の伝送及び電源の非接触の伝送を共に信頼性
をもって行うことができ小型化が図れる。
伝送装置と、これを有する回転磁気ヘッド装置は、信号
系の非接触の伝送及び電源の非接触の伝送を共に信頼性
をもって行うことができ小型化が図れる。
【図1】本発明の非接触型の伝送装置を備える回転磁気
ヘッド装置を示す斜視図。
ヘッド装置を示す斜視図。
【図2】図1の回転磁気ヘッド装置を備える情報記録装
置の一例を示す平面図。
置の一例を示す平面図。
【図3】図1の回転磁気ヘッド装置の構成例を示し、平
面対向型のロータリトランスを内蔵した図。
面対向型のロータリトランスを内蔵した図。
【図4】図1の回転磁気ヘッド装置の別の構成例を示
し、内蔵されているロータリトランスが円筒型である場
合を示す図。
し、内蔵されているロータリトランスが円筒型である場
合を示す図。
【図5】図3のロータリトランスを示す斜視図。
【図6】図4のロータリトランスを示す斜視図。
【図7】図5のロータリトランスの構成例を示す一部省
略した断面図。
略した断面図。
【図8】図7のロータリトランス及びその周辺部分の様
子を示す図。
子を示す図。
【図9】記録ヘッドの状態とパワー系におけるオシレー
タの状態との対応関係を示す図。
タの状態との対応関係を示す図。
【図10】パワー系における周波数帯域と記録系又は再
生系における信号の周波数帯域の関係を示す図。
生系における信号の周波数帯域の関係を示す図。
【図11】図8の実施の形態とは異なる別の実施の形態
を示す図。
を示す図。
【図12】図8の実施の形態とは異なる別の実施の形態
を示す図。
を示す図。
【図13】平面対向型のロータリトランスの更に別の実
施の形態を示す一部を省略した図。
施の形態を示す一部を省略した図。
【図14】平面対向型のロータリトランスの更に別の実
施の形態を示す一部を省略した図。
施の形態を示す一部を省略した図。
【図15】平面対向型のロータリトランスの更に別の実
施の形態を示し、一部を省略した図。
施の形態を示し、一部を省略した図。
【図16】図15のロータリトランス及びその周辺の様
子を示す図。
子を示す図。
【図17】本発明の回転磁気ヘッド装置の他の実施の形
態を示す斜視図。
態を示す斜視図。
【図18】図17の回転磁気ヘッド装置を備える情報記
録装置の一例を示す平面図。
録装置の一例を示す平面図。
【図19】図17の装置に内蔵されたロータリトランス
を示す図。
を示す図。
【図20】図19のロータリトランスの構成を示す図。
【図21】別のロータリトランスの構成を示す図。
1・・・固定ドラム、2・・・回転ドラム、10・・・
回転磁気ヘッド装置、20・・・ステータコア(固定
体)、30・・・ロータコア(回転体)、41・・・オ
シレータ(パワー段の発振器)、100・・・クロスト
ーク防止部、T・・・ロータリトランス(非接触型の伝
送装置)、T1・・・ロータリトランス(非接触型の伝
送装置)、T・・・磁気テープ、RH・・・再生ヘッ
ド、WH・・・記録ヘッド、CH1〜CH5・・・チャ
ンネル、RR・・・再生信号伝送リング(回転体信号配
線部、固定体信号配線部)、WR・・・記録信号伝送リ
ング(回転体信号配線部、固定体信号配線部)、SR・
・・ショートリング(回転体クロストーク防止部、固定
体クロストーク防止部)、PR・・・パワー伝送リング
(回転体電源配線部、固定体電源配線部)
回転磁気ヘッド装置、20・・・ステータコア(固定
体)、30・・・ロータコア(回転体)、41・・・オ
シレータ(パワー段の発振器)、100・・・クロスト
ーク防止部、T・・・ロータリトランス(非接触型の伝
送装置)、T1・・・ロータリトランス(非接触型の伝
送装置)、T・・・磁気テープ、RH・・・再生ヘッ
ド、WH・・・記録ヘッド、CH1〜CH5・・・チャ
ンネル、RR・・・再生信号伝送リング(回転体信号配
線部、固定体信号配線部)、WR・・・記録信号伝送リ
ング(回転体信号配線部、固定体信号配線部)、SR・
・・ショートリング(回転体クロストーク防止部、固定
体クロストーク防止部)、PR・・・パワー伝送リング
(回転体電源配線部、固定体電源配線部)
Claims (18)
- 【請求項1】 回転体と固定体との間で非接触で電源と
信号を伝送するための伝送装置において、 回転体は、 電源を伝送するための回転体電源配線部と、信号を伝送
するための回転体信号配線部と、回転体電源配線部と回
転体信号配線部の間に位置されて回転体電源配線部と回
転体信号配線部の間のクロストークを防ぐ回転体クロス
トーク防止部を備え、 固定体は、 回転体電源配線部との間で電源を伝送するための固定体
電源配線部と、回転体信号配線部との間で信号を伝送す
るための固定体信号配線部と、固定体電源配線部と固定
体信号配線部の間に位置されて固定体電源配線部と固定
体信号配線部の間のクロストークを防ぐ固定体クロスト
ーク防止部を備えることを特徴とする非接触型の伝送装
置。 - 【請求項2】 回転体クロストーク防止部と固定体クロ
ストーク防止部は、ショートリングであり、回転体と固
定体のそれぞれの外面と内面の少なくとも一方側に設け
られている請求項1に記載の非接触型の伝送装置。 - 【請求項3】 回転体クロストーク防止部は回転体に形
成された溝であり、固定体クロストーク防止部は固定体
に形成された溝であり、回転体と固定体のそれぞれの外
面と内面の少なくとも一方側に設けられている請求項1
に記載の非接触型の伝送装置。 - 【請求項4】 回転体クロストーク防止部と固定体クロ
ストーク防止部は、ショートリングであり、各ショート
リングは回転体の溝と固定体の溝に配置されている請求
項2に記載の非接触型の伝送装置。 - 【請求項5】 固定体の記録信号伝送用の固定体信号配
線部が再生時にショートすることで、回転体クロストー
ク防止部及び固定体クロストーク防止部に代えて、固定
体の記録信号伝送用の固定体信号配線部が電源配線部か
ら再生信号伝送用の信号配線部へのクロストークを防止
するクロストーク防止部として機能する請求項1に記載
の非接触型の伝送装置。 - 【請求項6】 固定体の記録信号伝送用の固定体信号配
線部が再生時にショートすることで、電源配線部から再
生信号伝送用の信号配線部へのクロストークを防止する
クロストーク防止部である請求項1に記載の非接触型の
伝送装置。 - 【請求項7】 回転体と固定体は円板形状であり対向し
て配置されているか、あるいは回転体と固定体は大きさ
の異なる円筒であり同軸状に配置されている請求項1に
記載の非接触型の伝送装置。 - 【請求項8】 複数の回転体クロストーク防止部が回転
体に設けられ、複数の固定体クロストーク防止部が固定
体に設けられている請求項1に記載の非接触型の伝送装
置。 - 【請求項9】 回転体と固定体との間で非接触で電源と
信号を伝送するための伝送装置を備えて、テープ状の情
報記録媒体に信号を記録したり、信号を再生する回転磁
気ヘッド装置であり、回転磁気ヘッド装置の回転ドラム
は伝送装置の回転体を有し、回転磁気ヘッド装置の固定
ドラムは伝送装置の固定体を有し、 回転体は、 電源を伝送するための回転体電源配線部と、信号を伝送
するための回転体信号配線部と、回転体電源配線部と回
転体信号配線部の間に位置されて回転体電源配線部と回
転体信号配線部の間のクロストークを防ぐ回転体クロス
トーク防止部を備え、 固定体は、 回転体電源配線部との間で電源を伝送するための固定体
電源配線部と、回転体信号配線部との間で信号を伝送す
るための固定体信号配線部と、固定体電源配線部と固定
体信号配線部の間に位置されて固定体電源配線部と固定
体信号配線部の間のクロストークを防ぐ固定体クロスト
ーク防止部を備えることを特徴とする非接触型の伝送装
置を備える回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項10】 回転磁気ヘッド装置は磁気テープに信
号を記録する記録ヘッドと、磁気テープに記録されてい
る信号を再生する再生ヘッドを有し、 信号は記録ヘッドへ与える記録信号と再生ヘッドが得た
再生信号であり、 回転体の回転体電源配線部と固定体の固定体電源配線部
の間で伝送される電源は、再生ヘッドが得た再生信号を
増幅するのに用いられる請求項9に記載の非接触型の伝
送装置を備える回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項11】 記録ヘッドが磁気テープに接触してい
る場合には、電源供給用の外部の発振器の動作を停止す
る請求項9に記載の非接触型の伝送装置を備える回転磁
気ヘッド装置。 - 【請求項12】 電源供給用の外部の発振器は、直流電
流を交流電流に変換し、伝送装置で電源を伝送した後交
流電流を直流電流に変換する際に、交流電流の最大周波
数帯域は、信号の周波数帯域と異なる請求項10に記載
の非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項13】 回転体と固定体は円板形状であり対向
して配置されているか、あるいは回転体と固定体は大き
さの異なる円筒であり同軸状に配置されている請求項9
に記載の非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装
置。 - 【請求項14】 回転体では、再生信号を伝送する回転
体信号配線部と回転体電源配線部の間に、記録信号を伝
送する回転体信号配線部が配置され、固定体では、再生
信号を伝送する固定体信号配線部と固定体電源配線部の
間に、記録信号を伝送する固定体信号配線部が配置され
ている請求項9に記載の非接触型の伝送装置を備える回
転磁気ヘッド装置。 - 【請求項15】 回転体では、記録信号を伝送する回転
体信号配線部が記録ヘッドに直接接続されている請求項
9に記載の非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド
装置。 - 【請求項16】 回転体では、記録信号を伝送する回転
体信号配線部と回転体電源配線部の間に回転体クロスト
ーク防止部が配置され、固定体では、記録信号を伝送す
る固定体信号配線部と固定体電源配線部の間に固定体ク
ロストーク防止部が配置されている請求項9に記載の非
接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項17】 回転体と固定体との間で非接触で電源
と信号を伝送するための伝送装置を備えて、テープ状の
情報記録媒体に信号を記録したり、信号を再生する回転
磁気ヘッド装置であり、 信号を記録するための複数の記録ヘッドが回転ドラムに
配置され、信号を再生するための再生ヘッドが回転ドラ
ムに配置され、 回転磁気ヘッド装置の回転ドラムは伝送装置の回転体を
有し、回転磁気ヘッド装置の固定ドラムは伝送装置の固
定体を有し、 回転体は、 電源を伝送するための回転体電源配線部と、信号を伝送
するための回転体信号配線部と、回転体電源配線部と回
転体信号配線部の間に位置されて回転体電源配線部と回
転体信号配線部の間のクロストークを防ぐ回転体クロス
トーク防止部を備え、 固定体は、 回転体電源配線部との間で電源を伝送するための固定体
電源配線部と、回転体信号配線部との間で信号を伝送す
るための固定体信号配線部と、固定体電源配線部と固定
体信号配線部の間に位置されて固定体電源配線部と固定
体信号配線部の間のクロストークを防ぐ固定体クロスト
ーク防止部を備え、 各記録ヘッドの記録信号に関係する回転体信号配線部
は、回転体電源配線部と、再生ヘッドの再生信号に関係
する回転体信号配線部の間に配置され、各記録ヘッドの
記録信号に関係する固定体信号配線部は、固定体電源配
線部と、再生ヘッドの再生信号に関係する固定体信号配
線部の間に配置されていることを特徴とする非接触型の
伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項18】 回転体と固定体との間で非接触で電源
と信号を伝送するための伝送装置を備えて、テープ状の
情報記録媒体に信号を記録したり、信号を再生する回転
磁気ヘッド装置であり、 信号を記録するための複数の記録ヘッドが回転ドラムに
配置され、信号を再生するための再生ヘッドが回転ドラ
ムに配置され、 回転磁気ヘッド装置の回転ドラムは伝送装置の回転体を
有し、回転磁気ヘッド装置の固定ドラムは伝送装置の固
定体を有し、 回転体は、 電源を伝送するための回転体電源配線部と、信号を伝送
するための回転体信号配線部と、を備え、 固定体は、 回転体電源配線部との間で電源を伝送するための固定体
電源配線部と、回転体信号配線部との間で信号を伝送す
るための固定体信号配線部と、を備え、 各記録ヘッドの記録信号に関係する固定体信号配線部
は、固定体電源配線部と、再生ヘッドの再生信号に関係
する固定体信号配線部の間に配置されていることを特徴
とする非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装
置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9109506A JPH10233013A (ja) | 1996-12-17 | 1997-04-25 | 非接触型の伝送装置及び非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置 |
US08/991,528 US6243240B1 (en) | 1996-12-17 | 1997-12-16 | Non-contact type transmission device and rotary magnetic head unit having the non-contact type transmission device |
US09/710,021 US6429992B1 (en) | 1996-12-17 | 2000-11-10 | Non-contact type transmission device and rotary magnetic head unit having the non-contact type transmission device and a bias current control section |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33690196 | 1996-12-17 | ||
JP8-336901 | 1996-12-17 | ||
JP9109506A JPH10233013A (ja) | 1996-12-17 | 1997-04-25 | 非接触型の伝送装置及び非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10233013A true JPH10233013A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=26449248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9109506A Pending JPH10233013A (ja) | 1996-12-17 | 1997-04-25 | 非接触型の伝送装置及び非接触型の伝送装置を備える回転磁気ヘッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10233013A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015099A (ja) * | 2005-05-26 | 2007-01-25 | Kazumasa Onishi | 円盤状の切断ブレードを備えた切断装置 |
JPWO2006126298A1 (ja) * | 2005-05-23 | 2008-12-25 | 大西 一正 | 円盤状の切断ブレードを備えた切断装置 |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP9109506A patent/JPH10233013A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006126298A1 (ja) * | 2005-05-23 | 2008-12-25 | 大西 一正 | 円盤状の切断ブレードを備えた切断装置 |
JPWO2006126302A1 (ja) * | 2005-05-23 | 2008-12-25 | 大西 一正 | 円盤状の切断ブレードを備えた切断具及び切断装置 |
JP2007015099A (ja) * | 2005-05-26 | 2007-01-25 | Kazumasa Onishi | 円盤状の切断ブレードを備えた切断装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040304 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040406 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040803 |