JPH10172032A - 穀物出荷方法及び装置 - Google Patents

穀物出荷方法及び装置

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JPH10172032A
JPH10172032A JP32730296A JP32730296A JPH10172032A JP H10172032 A JPH10172032 A JP H10172032A JP 32730296 A JP32730296 A JP 32730296A JP 32730296 A JP32730296 A JP 32730296A JP H10172032 A JPH10172032 A JP H10172032A
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JP
Japan
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grain
rice
shipping
amount
storage facility
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Application number
JP32730296A
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English (en)
Inventor
Soichi Yamamoto
惣一 山本
Masafumi Shibata
雅史 柴田
Isamu Ishii
勇 石井
Toshiaki Suzuki
敏彰 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共同乾燥貯蔵調整施設における作業を軽減で
き、かつ組合員は必要に応じて、容易に貯蔵タンクの穀
物を受け取ることができる穀物出荷方法及び装置を得
る。 【解決手段】 共同貯蔵施設100には、異なる品種の
玄米をそれぞれ貯蔵する複数の玄米タンク140A、1
40B、140C、混米機147、及び玄米計量器14
6が設けられており、さらに、玄米計量器146は排出
用昇降機150、搬送パイプ160を介して米穀販売施
設164(ライスステーション166)の精米機に接続
されている。これにより、共同貯蔵施設100で一括管
理する玄米を、所定の割合でブレンドすると共に、ライ
スステーション166内において玄米のままであるいは
精米した状態で組合員や組合員以外に個別に供給、販売
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の地域毎に構
成される組合員が、それぞれ作成した穀物を一括して仕
入れ、該仕入時に組合員をコード化して識別し、仕入量
と共に登録しておき、該穀物を乾燥、貯蔵、調整すると
共に前記貯蔵されている穀物を通常の販売ルートへ大量
出荷するための共同貯蔵施設において、前記穀物の出荷
先及び出荷量を含むこの出荷に関する業務に関して一括
管理する穀物出荷方法及び装置に関する。
【従来の技術】一般に、近隣の農家では、共同で穀物
(特に、米穀)を管理すべく、共同乾燥貯蔵調整施設
(特許請求の範囲に記載の共同貯蔵施設と同じ)を所定
の地域毎に設け、それぞれの農家で作成した米穀を持ち
寄って、大量の米穀を一括して、適度な状態で貯蔵する
ようにしている。適度な状態とは、例えば平衡含水率が
15.5%をいい、温度15℃/湿度75%の低温保存
によって達成できる。このような低温保存管理を、一括
して行い、また、政府や通常の販売ルートの業者等に売
り渡す場合に、この共同乾燥貯蔵調整施設から出荷する
ことにより、各農家における労力を軽減することができ
る。ここで、各農家は共同乾燥貯蔵調整施設を中心とす
る組合員となり、各組合員はコード化された登録され、
各組合員毎の米穀の集荷量を管理しているため、集荷量
に比例して、玄米(籾摺後)の売上げを分配することが
できる。ところで、各組合員は、組合員自身が食料(飯
米)として使用する玄米が必要なとき、共同乾燥貯蔵調
整施設に注文をするようになっている。すなわち、出荷
用とは別に、保有米として所定量、数字的に分別してお
き、この注文に応じて、共同乾燥貯蔵調整施設では、保
有米の量を限度として各組合員の自宅等に宅配してい
た。さらに、宅配された玄米は、各農家で精米するよう
にしている。この宅配は、前記政府や業者への出荷に対
して極めて少量であるため、人手に頼ることが多い作業
となる。しかしながら、共同乾燥貯蔵調整施設では、前
記政府や業者への出荷という、大きな仕事を持ち、さら
に、玄米の低温保存を常に管理していなければならず、
この上に組合員への個別の宅配を強いられるのは、作業
が非常に煩雑となり、さらに、貯蔵している玄米の量の
管理も煩雑となる。また、各農家においても、宅配され
た玄米を個別に家で精米する必要があるため、手間であ
った。
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、共同乾燥貯蔵調整施設における作業を軽減でき、
かつ組合員は必要に応じて、容易に貯蔵タンクの穀物を
受け取ることができる穀物出荷方法及び装置を得ること
が目的である。
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の地域毎に構成される組合員が、それぞれ作成した
穀物を一括して仕入れ、該仕入時に組合員をコード化し
て識別し、仕入量と共に登録しておき、該穀物を乾燥、
貯蔵、調整すると共に前記貯蔵されている穀物を通常の
販売ルートへ大量出荷するための共同貯蔵施設におい
て、前記穀物の出荷先及び出荷量を含むこの出荷に関す
る業務に関して一括管理する穀物出荷方法であって、前
記共同貯蔵施設内において異なる品種の穀物を所定の割
合でブレンドすると共に、前記共同貯蔵施設とは別棟
で、かつ該共同貯蔵施設から前記ブレンドした穀物を受
け入れ可能とされる穀物販売施設を設け、前記穀物販売
施設では、前記組合員が識別コードを提示し、登録され
た識別コードと一致した場合に、該組合員から仕入れた
穀物量を限度として、指定された量のブレンド穀物を前
記共同貯蔵施設から取り込み、さらに、前記穀物販売施
設において、前記取り込んだブレンド穀物を精穀するか
否かを選択的に実施した後に出荷する、ことを特徴とし
ている。請求項1に記載の発明によれば、組合員がコー
ド化して登録してあるため、この識別コードを用いるこ
とにより、穀物販売施設でのブレンド穀物の販売時に、
共同貯蔵施設に穀物を納めた者であるか否かを容易に判
別することができる。組合員であることが判別された場
合(例えば、入力識別コードと登録識別コードとの一
致)には、この組合員から仕入れた穀物量を限度とし
て、ブレンド穀物の出荷が許可され、指定された量のブ
レンド穀物が共同貯蔵施設から穀物販売施設内に取り込
まれる。さらに、穀物販売施設では、取り込んだブレン
ド穀物を精穀するか否かが選択的に実施された後に、穀
物販売施設内にて出荷される。このように、組合員は必
要に応じて、ブレンドされた穀物をそのままの状態かあ
るいは精穀した状態かの何れかを選択して穀物販売施設
内で容易に受け取ることができる。また、この場合の出
荷量は少量ではあるが、当該組合員から仕入れた穀物量
から差し引くため、通常の販売ルートでの大量出荷時の
売り上げの分配比率に確実に反映され、正確な管理を実
行することができる。請求項2に記載の発明は、所定の
地域毎に構成される組合員が、それぞれ作成した穀物を
一括して仕入れ、該仕入時に組合員をコード化して識別
し、仕入量と共に登録しておき、該穀物を乾燥、貯蔵、
調整すると共に前記貯蔵されている穀物を通常の販売ル
ートへ大量出荷するための共同貯蔵施設において、前記
穀物の出荷先及び出荷量を含むこの出荷に関する業務に
関して一括管理する穀物出荷方法であって、前記共同貯
蔵施設内において異なる品種の穀物を所定の割合でブレ
ンドすると共に、前記共同貯蔵施設とは別棟で、かつ該
共同貯蔵施設から前記ブレンドした穀物を受け入れ可能
とされる穀物販売施設を設け、前記穀物販売施設では、
投入された金銭の額を認識し、認識された金銭の額に応
じた穀物量を限度として、指定された量のブレンド穀物
を前記共同貯蔵施設から取り込み、さらに、前記穀物販
売施設において、前記取り込んだブレンド穀物を精穀す
るか否かを選択的に実施した後に出荷する、ことを特徴
としている。請求項2に記載の発明によれば、例えば組
合員は、自身が納めた穀物であるため、その納めた量を
限度として、ブレンドされた穀物をそのままの状態かあ
るいは精穀した状態かの何れかで受け取ることができる
のは当然であるが、組合員以外がブレンドされた穀物を
必要とする場合も少なくない。この場合、組合員以外は
識別コードを持たないため、金銭(コイン又はプリペイ
ドカード等)により、ブレンドされた穀物をそのままの
状態かあるいは精穀した状態かの何れかで購入させる。
この売り上げは、例えば組合員からの集荷量に応じて定
められ、組合員に分配される。請求項3に記載の発明
は、所定の地域毎に構成される組合員が、それぞれ作成
した穀物を一括して仕入れ、該仕入時に組合員をコード
化して識別し、仕入量と共に登録しておき、該穀物を乾
燥、貯蔵、調整すると共に前記貯蔵されている穀物を通
常の販売ルートへ大量出荷するための共同貯蔵施設にお
いて、前記穀物の出荷先及び出荷量を含むこの出荷に関
する業務に関して一括管理する穀物出荷装置であって、
前記共同貯蔵施設内に設けられ、異なる品種の穀物を所
定の割合でブレンドする混穀機と、前記共同貯蔵施設と
は別棟で、かつ該共同貯蔵施設から前記ブレンドした穀
物を受け入れ可能とされる穀物販売施設と、を備え、前
記穀物販売施設は、前記組合員が識別コードを入力する
識別コード入力手段と、前記入力された識別コードが登
録識別コードと一致する場合に、当該組合員から仕入れ
た穀物量を限度として、前記ブレンドされた穀物を出荷
することを許可する許可手段と、前記許可手段で許可さ
れた組合員によって指定された量のブレンド穀物を前記
共同貯蔵施設から取り込む穀物取り込み手段と、供給さ
れたブレンド穀物を精穀して排出する精穀手段と、前記
穀物取り込み手段によって取り込まれたブレンド穀物を
前記精穀手段へ供給するかそのまま直接排出するかを選
択可能な穀物案内手段と、を有していることを特徴とし
ている。請求項3に記載の発明によれば、例えば、共同
貯蔵施設と、穀物販売施設とを併設しておき、共同貯蔵
施設側から穀物販売施設側へと穀物を移送可能としてお
く。ここで、組合員が入力手段により識別コード入力す
ると、許可手段では、入力識別コードが登録識別コード
と一致するか否かを判断し、一致する場合には、組合員
が納めた穀物量を限度として、共同貯蔵施設側からのブ
レンド穀物の出荷が許可される。この許可手段の許可に
より、指定された量のブレンド穀物が穀物取り込み手段
によって共同貯蔵施設から穀物販売施設内に取り込まれ
る。さらに、穀物販売施設では、取り込んだブレンド穀
物が穀物案内手段によって精穀手段へ供給されるか、ま
たはそのまま直接排出される。ブレンド穀物が精穀手段
へ供給された場合には、精穀手段によって精穀された後
に、穀物販売施設内にて出荷される。このように、組合
員は必要に応じて、ブレンドされた穀物をそのままの状
態かあるいは精穀した状態かの何れかを選択して穀物販
売施設内で容易に受け取ることができる。またこの場
合、登録された識別コードと入力された識別コードとの
一致性でブレンドされた穀物の販売を行うため、組合員
とそれ以外の者との区別を容易にでき、販売した穀物量
に応じて、組合員の通常ルートでの販売時の売り上げ分
配比率を変更することも容易に行うことができる。請求
項4に記載の発明は、所定の地域毎に構成される組合員
が、それぞれ作成した穀物を一括して仕入れ、該仕入時
に組合員をコード化して識別し、仕入量と共に登録して
おき、該穀物を乾燥、貯蔵、調整すると共に前記貯蔵さ
れている穀物を通常の販売ルートへ大量出荷するための
共同貯蔵施設において、前記穀物の出荷先及び出荷量を
含むこの出荷に関する業務に関して一括管理する穀物出
荷装置であって、前記共同貯蔵施設内に設けられ、異な
る品種の穀物を所定の割合でブレンドする混穀機と、前
記共同貯蔵施設とは別棟で、かつ該共同貯蔵施設から前
記ブレンドした穀物を受け入れ可能とされる穀物販売施
設と、を備え、前記穀物販売施設は、投入された金銭の
額を認識する金銭認識手段と、前記金銭認識手段で認識
された額に応じた量を限度として、指定された量のブレ
ンド穀物を前記共同貯蔵施設から取り込む穀物取り込み
手段と、供給されたブレンド穀物を精穀して排出する精
穀手段と、前記穀物取り込み手段によって取り込まれた
ブレンド穀物を前記精穀手段へ供給するかそのまま直接
排出するかを選択可能な穀物案内手段と、を有している
ことを特徴としている。請求項4に記載の発明によれ
ば、請求項2と同様に、例えば、組合員以外は識別コー
ドを持たないため、金銭(コイン又はプリペイドカード
等)により、ブレンドされた穀物をそのままの状態かあ
るいは精穀した状態かの何れかで購入できる。この売り
上げは、例えば組合員からの集荷量に応じて定められ組
合員に分配するようにできる。
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係る共
同乾燥貯蔵調整施設(以下、共同貯蔵施設という)10
0が示されている。この共同貯蔵施設100は、周辺地
域の複数の農家で作成された穀物(玄米)を集荷し、一
括して大型の乾燥機102A、102B、102Cで乾
燥すると共に、大型の貯蔵タンク(サイロ)104A、
104B、104Cで適正な条件で保存する施設であ
る。 (共同貯蔵施設100の概略構成)図1には、共同貯蔵
施設100における原料である穀粒(本実施の形態では
米穀)の入荷から集荷までの流れ図が示されている。こ
の共同貯蔵施設100を利用する農家は、組合員となり
それぞれ組合員を特定するための識別コードが登録さ
れ、この識別コードに基づいて米穀の貯蔵を依頼するよ
うになっている。また、識別コードが登録されると、組
合員には、この識別コード(例えば暗唱番号)が磁気記
録されたカード106(図6参照)が渡される。米穀
は、まず荷受け工程の荷受ホッパー108に集積される
ようになっている。荷受ホッパー108の側面には、荷
受昇降機110が配設されている。荷受昇降機110
は、図示しない無端のベルト(チェーン)が昇降機11
0の上下端に設けられた滑車(歯車)に巻き掛けられて
ループ状に駆動しており、ベルト(チェーン)には、所
定間隔で受け皿が設けられている。この受け皿が前記荷
受ホッパー108の側面に位置したときに荷受ホッパー
108から米穀を受け取り、荷受昇降機110の最上部
へ運搬する構成となっている。最上部に位置した受け皿
は、前記滑車(歯車)によって反転される。この反転位
置には、米穀を乾燥機102A、102B、102Cへ
搬送するための搬送パイプ112の開口が位置してお
り、米穀は、受け皿から搬送パイプ112へ受け渡され
るようになっている。この搬送パイプ112の開口の下
流側には、切り替え弁114が設けられ、切り替え弁1
14の下流側には、複数台(本実施の形態では3台)の
乾燥機102A、102B、102Cのそれぞれに向け
て搬送パイプ116が配設されている。このため、切り
替え弁114の切り替えによって、米穀は選択的に複数
の乾燥機102A、102B、102Cの何れかへ搬送
されることになる。なおここで、複数の乾燥機102
A、102B、102Cは、例えばそれぞれに異なる品
種の米穀を処理するように用いられる。乾燥機102
A、102B、102C内の構造の図示は省略するが、
乾燥機102A、102B、102Cは以下のような機
能を有している。乾燥機102A、102B、102C
は、その内部にテーパ状の貯留部が設けられており、米
穀はこの貯留部に貯留される。乾燥機102A、102
B、102Cの下部には、網状の側壁で仕切られた案内
路が前記貯留部に連通するように設けられ、この結果、
米穀は、所定の流量でこの案内路を通過する構成となっ
ている。網状の側壁で仕切られた案内路では、案内路外
(一方の側壁外)で生成された温風が案内路内を通過し
て再度案内路外(他方の側壁外)へ至るようになってお
り、米穀はこの温風にさらされて乾燥処理がなされる。
乾燥機102A、102B、102Cのさらに下方に
は、米穀を貯留部に戻す循環機構部が設けられ、所定条
件(所定時間或いは所定の含水率)となるまで、繰り返
し乾燥処理がなされるようになっている。所定の条件と
なった米穀は、乾燥機102A、102B、102Cか
ら排出され、ベルトコンベア118上に載置されるよう
になっている。ベルトコンベア118は、複数台の乾燥
機102のそれぞれからの米穀を受け取るように配設さ
れており、それぞれの乾燥機102A、102B、10
2Cから排出された米穀を一定の方向へ搬送案内する。
ベルトコンベア118の搬送方向端部側には、米穀を貯
蔵タンク(サイロ)104A、104B、104Cへ搬
送するための搬送パイプ120の開口が位置しており、
米穀は、ベルトコンベア118上から搬送パイプ120
へ受け渡されるようになっている。この搬送パイプ12
0の開口の下流側には、切り替え弁122が設けられ、
切り替え弁122の下流側には、複数台(本実施の形態
では、3台)の貯蔵タンク104のぞれぞれに向けて搬
送パイプ124が配設されている。このため、切り替え
弁122の切り替えによって、米穀は選択的に複数の貯
蔵タンク104A、104B、104Cの何れかへ搬送
されることになる。この場合、各貯蔵タンク104A、
104B、104Cは、例えばそれぞれに異なる品種の
米穀が貯蔵される。貯蔵タンク104A、104B、1
04Cは、その内部の殆どが貯蔵部であり、外環境に拘
らず、常に一定の条件(例えば、温度15℃/湿度75
%)に保持され、米穀を適正な状態で長期間保存するこ
とができる構造となっている。貯蔵タンク104A、1
04B、104Cの近傍には、中継昇降機124が配設
されている。中継昇降機124は、前記荷受昇降機11
0とほぼ同様な構成であり、貯蔵タンク104A、10
4B、104Cの下方から排出される米穀を所定高さま
で持ち上げて、調整工程へと送り出す役目を有してい
る。調整工程は、籾摺機126と、粒判別機128とで
構成されている。籾摺機128は、前記中継昇降機12
4から受け取った米穀を受け取るホッパー130と、籾
摺本体132と、昇降機134とで構成され、ホッパー
130で受け取った米穀を順次籾摺本体132へ送り出
し、籾摺後の玄米を昇降機134へと案内し、昇降機1
34で所定高さまで持ち上げた後、粒選別機128へ受
け渡すようになっている。粒選別機128は、粒径が一
定の範囲外となる玄米を排除し、ほぼ均一な粒径の玄米
のみを出荷米として選別する工程である。この粒の選別
を終了することで、該共同貯蔵施設100の最終工程で
ある計量工程へ玄米は送られる。この計量工程には、計
量出荷機136が配設されている。計量出荷機136
は、張込用昇降機138が備えられ、前記粒選別機12
8から玄米を受け取り、玄米タンク140A、104
B、104Cの上方へ玄米を上昇させ、かつ玄米を選択
的に複数の玄米タンク140A、140B、140Cの
何れかへ受け渡す役目を有している。なお、張込用昇降
機138は、前記荷受昇降機110と同様の構成であ
る。張込用昇降機138の最上位置には、米穀を玄米タ
ンク140A、140B、140Cへ搬送するための排
出部141が設けられており、さらに、この排出部14
1の先端には、切り替え弁143が設けられ、切り替え
弁143の下流側には、複数台(本実施の形態では3
台)の玄米タンク140A、140B、140Cのそれ
ぞれに向けて排出パイプ145が配設されている。この
ため、切り替え弁143の切り替えによって、米穀は選
択的に複数の玄米タンク140A、140B、140C
の何れかへ放出されることになる。したがって、各玄米
タンク140A、140B、140Cには、それぞれに
異なる品種の玄米が収容される。玄米タンク140A、
140B、140Cは、脚部142によって支持された
支持台144に支持されており、下方のテーパ状とされ
た一部がこの支持台144より下方に突出されている。
玄米タンク140A、140B、140Cの下端部開口
はそれぞれシャッター(図示省略)が設けられ、電動で
開閉可能とされている。支持台144の下方の空間部に
は、混米機147が配設されている。このため、玄米タ
ンク140A、140B、140Cのシャッターが開放
されると、各玄米タンク140A、140B、140C
から、異なる品種の玄米がそれぞれ独自に混米機147
へ放出される。この混米機147において、玄米タンク
140A、140B、140Cからそれぞれ所定の割合
で放出された玄米がブレンドされる構成である。また、
混米機147の下端部開口はシャッター(図示省略)が
設けられ、電動で開閉可能とされている。混米機147
の直下には、玄米計量器146及びこの玄米計量器14
6に接続された案内スロープ148(図3参照)が配設
されている。このため、混米機147のシャッターが開
放されると、混米機147によってブレンドされた玄米
が、玄米計量器146を介して案内スロープ148へ至
る構成である。このとき、ブレンドされた玄米は、玄米
計量器146によって計量される。案内スロープ148
により排出用昇降機150の受け皿152で受け取るよ
うになっている。従って、玄米計量器146で受け皿1
52の容積に相当する玄米を1ステップとして、シャッ
ターの開閉が制御される。なお、排出用昇降機150
は、前記荷受用昇降機110とほぼ同様の構成である。
ブレンドされた玄米は、排出用昇降機150の最上部に
位置した受け皿152から搬送パイプ154へ受け渡さ
れるようになっている。この搬送パイプ154の開口の
下流側には、切り替え弁156が設けられ、切り替え弁
156の下流側は、複数本(本実施の形態では2本)の
搬送パイプ158、160に分岐されている。このた
め、切り替え弁156の切り替えによって、ブレンドさ
れた玄米は選択的に複数の搬送パイプ158、160の
何れかへ搬送されることになる。一方の搬送パイプ15
8は、一括出荷用として適用されるものであり、切り替
え弁156から垂下され、排出昇降機150の近傍かつ
所定の高さ位置に端部開口が位置している。この端部開
口に合わせて袋体等をセットすることにより、出荷準備
を行うことができる。なお、この一括出荷は、政府や通
常ルートの業者への大量出荷をいう。他方の搬送パイプ
160は、組合員や組合員以外に個別に玄米を供給、販
売するためのパイプであり、図3に示す、共同貯蔵施設
100の側壁162を貫通し、隣接して設けられた別棟
の米穀販売施設164へ至っている。図3には、共同貯
蔵施設100の最終工程を行う計量出荷機136と、前
記別棟とされた米穀販売施設164とが示されている。 (米穀販売施設164の概略構成)図3及び図4に示さ
れる如く、米穀販売施設164は、共同貯蔵施設100
とは異なり、自由に出入りが可能な施設であり、ライス
ステーション166と糠タンク168とが設置されてい
る。ライスステーション166は、所謂玄米(又は精
米)を小売りするためのブースであり、衛生上、かつ金
銭を取り扱う必要上、扉170が設けられた所謂プレハ
ブが建造されている。前記玄米供給、販売用の搬送パイ
プ160は、このプレハブの天井部から内部へ貫通して
いる。図5には、ライスステーション166内の装置構
成が示されている。前記搬送パイプ160の先端開口部
には、穀物案内手段としての切り替え弁172が取り付
けられている。この切り替え弁172の下流側は、2本
のパイプ174、176が設けられ、切り替え弁172
の切り替え動作によって、何れかのパイプ174、17
6へ玄米を案内することができるようになっている。一
方のパイプ174の先端開口は、玄米に混入した石等を
分別する石抜き機178内に位置しており、このパイプ
174を通過してくる玄米は、石抜き機178に収容さ
れるようになっている。また、他方のパイプ176の先
端開口は、漏斗状の保有米排出部180へ直接案内され
るようになっており、この保有米排出部180の排出口
に袋体182をセットすることにより、玄米を袋体18
2へ収容することができる。すなわち、このパイプ17
6は、精米を必要としない顧客(組合員及びそれ以外)
のために設けられたものである。前記石抜き機178の
底部には、網板179を抜け出た玄米を搬送するスクリ
ューコンベア184が配設されている。このスクリュー
コンベア184は、軸回転することによって、玄米を一
方端へ順次送る役目を有している。スクリューコンベア
184の一方端は、石抜き機178の排出口186とさ
れており、この排出口186から排出された玄米は、精
米機188へ移行するようになっている。精米機188
は、精白ロールを備えた縦型円筒摩擦式構造であり、玄
米の精米処理を行うことができる。なお、精米機188
の構造は特に限定されるものではなく、例えば、横型円
筒型、循環機構を備えた循環型、金剛砥石ロールを備え
た研削型等、様々な形式がものが適用可能である。精米
機188での精米時に発生する糠は、精米機188の側
壁上方に設けられたパイプ190を介して、ライスステ
ーション166に隣接して配置された糠タンク168へ
と搬送されるようになっている。糠タンク168は、上
部にホッパ192が設けられ、前記パイプ190を介し
て送られてくる糠をこのホッパ192で受け取り、枠体
194によって支持されたタンク本体196内へ収容さ
れる。この糠はライスステーション166に玄米(又は
精米)を受け取り(買いに)きた者が、必要に応じて自
由に持ち出すことができるようになっている。ここで、
図5に示される如く、精米機188は、ベンディングマ
シーン形式であり、精米機本体198に隣接してコント
ロール部200が設けられている。コントロール部20
0は、前記共同貯蔵施設100において、集荷、出荷状
況、乾燥機102における乾燥制御、貯蔵タンク104
における環境制御等全ての管理を担うメインコントロー
ラ(図示省略)とバス接続されており、必要なデータ、
すなわち組合員の識別コード、各組合員毎の米穀仕入
量、飯米としての保有米量等を取り込むことができるよ
うになっている。また、変化したデータ(保有米の減量
分)をメインコントローラへ送出することにより、自動
的に更新されるようになっている。精米機188では、
組合員以外の者が玄米を購入する場合に、コイン20
6、紙幣208、プリペイドカード210の使用が可能
となっている。コイン206、紙幣208の場合には、
玄米量(重さで表示)及び精米の度合いをコントロール
部200に接続された操作パネル201上の操作部20
2を操作することによって指示し、相当する金銭を金銭
投入口204から投入することにより、玄米を受け取る
ことができる。また、プリペイドカード210の場合に
は、ライスステーション166の窓口等で購入できるよ
うにしておき、プリペイドカード挿入口212に該プリ
ペイドカードを挿入することにより、コインと同等の扱
いを受けることができる。なお、プリペイドカードは、
1回のみ使用(玄米10kg用、20kg用、30kg
用・・・)のものと、複数回使用(玄米100kgま
で、200kgまで・・・)可能なものとを用意してお
くことができ、複数回使用の場合は度数表示で残高を認
識することができるようになっている。次に、組合員が
玄米を得る場合、組合員は米穀を共同貯蔵施設100へ
出荷しており、また、1年分の飯米を保有米としている
ため、金銭の授受は不要である。そこで、本実施の形態
では、組合員が米穀を共同貯蔵施設100に持ち込んだ
ときに、組合員を特定する識別コード(暗唱番号等)を
付与したカード106を発行して渡しておき、精米機1
88のコントロール部200側にカードリーダ214を
設置しておくことにより、保有米の範囲内で自由に玄米
(又は精米)を持ち出すことができるようにしている。
すなわち、組合員は、持参したカード106をカードリ
ーダ214のスリットを通過させることにより、カード
106上のカードが読み取られる。該当する識別コード
が存在するか否かを判断し、カード106上に記録され
た識別コードと登録識別コードとが比較され、一致した
場合に、玄米受け取りのための操作を許可するようにな
っている。また、明細として、保有米の残量を表示する
表示部216が設けられ、さらに、保有米の残量をプリ
ントアウトするプリンタ218も内蔵されている。以下
に本実施の形態の作用を説明する。 (米穀の集荷から出荷まで)共同貯蔵施設100に各農
家で作成した米穀が運ばれると、その運ばれた量を計測
すると共に、組合員として識別コードを登録して、カー
ド106を発行する。カード106には、組合員とて特
定する暗唱番号が例えば磁気記録されている。なお、既
に組合員の場合には、以前に登録発行されたカード10
6を提示することによって、そのカード106に記録さ
れた暗唱番号から組合員を特定し、今回集荷した米穀量
を追加登録する。荷受工程では、受け付けた米穀をま
ず、荷受ホッパー108へ蓄え、荷受昇降機110によ
って、受け付けた米穀を順次乾燥機102A、102
B、102Cへ搬送する。ここで、3台の乾燥機102
A、102B、102Cの何れかへ送り込まれ、乾燥機
102A、102B、102C内で所定時間或いは所定
の含水率となるまで乾燥処理がなされる。乾燥処理後
は、ベルトコンベア118によって3台の貯蔵タンク1
04A、104B、104Cの何れかへ品種別に送ら
れ、長期間貯蔵される。このとき、貯蔵タンク104
A、104B、104C内は、適度な状態(例えば、温
度15℃/湿度75%)に常に維持されるため、出荷時
の含水率(15.5%)を維持することができる。出荷
にあたっては、貯蔵タンク104A、104B、104
Cから中継昇降機124を介して調整工程の籾摺機12
6へと運ばれ、籾摺りが実行される。これにより、玄米
が生成され、粒選別機128において、所定範囲内の粒
径のみを選別し、計量工程の計量出荷機136へ送られ
る。計量出荷機136では、各玄米タンク140A、1
40B、140Cからそれぞれ独自に異なる品種の玄米
が、所定の(指定された)割合に応じて混米機147へ
放出され、混米機147によってブレンドされる。さら
に、ブレンドされた玄米は、玄米計量器146によって
計量され、必要な量の玄米が案内スロープ148から排
出される。案内スロープ148を伝って排出される玄米
は、政府や業者等通常の出荷の場合には、排出用昇降機
150の受け皿152によって該排出用昇降機150の
上端まで持ち上げられた後、反転する。このとき、切り
替え弁156が一括出荷用として適用される搬送パイプ
158側と連通されているため、玄米は切り替え弁15
6から垂下され、この搬送パイプ158の端部開口に合
わせて袋体等をセットすることにより、出荷準備を行う
ことができ、大量出荷される。 (保有米の排出)一方、貯蔵タンク104A、104
B、104C内の米穀には、組合員の保有米も含まれて
おり、この保有米は、ライスステーション166におい
て、組合員等に受け渡す必要がある。そこで、前記大量
出荷とは別に、定期的にライスステーション166内の
石抜き機178に玄米を補充すべく、貯蔵タンク104
A、104B、104Cから米穀を排出し、籾摺り、粒
選別、ブレンド、及び計量を行った後、排出昇降機15
0の受け皿152に収容された玄米を受け取る搬送パイ
プ154を、切り替え弁156を切り替え動作によっ
て、組合員や組合員以外に個別に玄米を供給、販売する
ための搬送パイプ160側と連通するようにしている。
この搬送パイプ160は、共同貯蔵施設100の側壁1
62を貫通し、隣接して設けられた別棟の米穀販売施設
164へ至っており、かつ玄米タンク140A、140
B、140Cに貯留されているため、玄米をライスステ
ーション166の貯蔵槽178に迅速に送給することが
できる。 (保有米の受け取り)ライスステーションでは、顧客と
しては組合員、それ以外を問わず、玄米(精米)を受け
取ることができる。しかしながら、組合員とそれ以外の
者とは受け取りの仕方が異なっている。組合員以外の者
が前述のブレンドされた玄米を得る場合には、コイン又
はプリペイドカードを使用する。すなわち、所望の玄米
の量に応じたコイン206又は紙幣208が投入される
と、パイプ176及び保有米排出部180を介して玄米
が直接排出される。プリペイドカード210の場合は、
1回のみ使用可能な場合は、このプリペイドカード21
0で購入可能な量の玄米が、同様に直接排出され受け取
ることができる。一方、度数表示されたプリペイドカー
ドの場合は、所望の玄米量を操作部202で操作するこ
とにより、玄米を受け取ることができる。また、玄米に
代えて精米を所望する者は、精米の指示を行うことによ
り、精米を受け取ることができる。すなわち、所望の精
米の量に応じたコイン206又は紙幣208が投入さ
れ、精米の度合いが指定されると、パイプ174を介し
て玄米が排出され、石抜き機178を介して精米機10
2へ送られる。玄米は、精米機102によって精米され
た後、排出される。プリペイドカード210の場合は、
1回のみ使用可能な場合は、このプリペイドカード21
0で購入可能な量の玄米がパイプ174を介して排出さ
れ、所定の精米がなされた後、排出され受け取ることが
できる。一方、度数表示されたプリペイドカードの場合
は、所望の精米量を操作部202で操作することによ
り、精米を受け取ることができる。次に組合員が保有米
を受け取る場合はについて説明する。まず、共同貯蔵施
設100で登録され、受け取ったカード216を持参
し、カードリーダ214へ挿入する。カードリーダ21
4では、記録されている識別コード(暗唱番号)を読取
り、登録されている識別コードと一致するか否かを判断
する。なお、この場合、操作部202から組合員に暗唱
番号の入力を要求してもよい。ここで、カードから読み
取った識別コードと登録識別コードとが一致した場合
(並びに、操作部202から入力した暗唱番号の一致)
には、表示部にこの組合員における保有米の残量を表示
する。組合員はこれを見て、今回受け取る量及び玄米の
ブレンド割合を操作部202から入力する。この入力に
よって、玄米タンク140A、140B、140Cか
ら、異なる品種の玄米がそれぞれブレンド割合に応じて
独自に混米機147へ放出される。さらに、混米機14
7でブレンドされ、玄米計量器146で計量されて送り
出される。さらに、上記と同様に玄米のままを希望して
いる場合には、切り替え弁172の切り替え動作で玄米
計量器146から保有米排出部180へ直接送り込まれ
る。また、精米を指示した場合には、切り替え弁172
の切り替え動作で、玄米計量器146から排出された玄
米が石抜き機178を介して精米機本体198へと送り
込まれ、所定の精米処理が終了した後、保有米排出部1
80へ排出される。その後、表示部216には、保有米
の残量が表示されると共に保有米の残量を含む、いまま
での経緯(○月×日、精白米10kgといった履歴)が
プリンタ218からプリントアウトされる。なお、精米
処理が指示された場合、通常、この精米処理は別料金で
あり、組合員であってもその料金を支払う必要がある。
そこで、プリンタ218では、精米料金を請求する請求
書を発行してもよい。組合員が保有米を受け取ると、こ
の受け取り量がコントロール部200を介して、共同貯
蔵施設100内のメインコントローラ送られ、この組合
員における保有米の量が更新される。すなわち、共同貯
蔵施設100のメインコントローラと、米穀販売施設1
64のコントロール部200とは、データのやりとりが
自由に行われるため、保有米の集荷量はもちろん、組合
員以外の者の購入に関しても一括して管理することがで
きる。このように、本実施の形態では、共同乾燥貯蔵調
整施設(共同貯蔵施設)100に隣接して、米穀販売施
設164を設け、特に組合員における保有米の受け取り
を、この米穀販売施設164で行うようにしたため、共
同貯蔵施設100における通常の出荷と、分別して作業
を行うことができる。また、共同貯蔵施設100の作業
員が組合員の自宅に宅配することが不要となり作業性が
向上する。さらに、組合員は、カード106を持参する
ことによって、自身の保有米を必要なときに必要なだ
け、受け取ることができるため、玄米(精米)を過不足
なく自体に保存することができる。なお、本実施の形態
では、組合員にそれぞれカード106を発行し、保有米
と持ち出し時にカード106の挿入を要求したが、カー
ド106を発行せずに、暗唱番号を操作部202からキ
ー入力して、組合員を特定するようにしてもよい。ま
た、本実施の形態では、ライスステーション166に送
られてくる玄米を切り替え弁172の動作によって、直
接玄米排出部180へ案内するパイプ176と、精米機
198を通すために石抜き機178へ案内するパイプ1
74の何れかを選択可能としたが、精米機188におい
て、精白抵抗を0とすれば、玄米の状態で排出できるた
め、上記切り替え弁172及び直接玄米を排出する18
0へ案内するパイプ176を不要としてもよい。さら
に、本実施の形態のライスステーションでは、別の場所
から持ち込んだ玄米を精米するのみのサービスも可能で
あり、この場合には、石抜き機178に直接投入すれば
よい。また、精米によって生成される糠は、糠タンク1
68に収容されるため、必要に応じて自由に持ち出すこ
とができる。
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る穀物出荷
方法及び装置は、共同乾燥貯蔵調整施設における作業を
軽減でき、かつ組合員は必要に応じて、容易に貯蔵タン
クの穀物を受け取ることができるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る共同乾燥貯蔵調整施設の概
略構成図である。
【図2】共同乾燥貯蔵調整施設内の最終工程である計量
出荷機を示す概略図である。
【図3】共同乾燥貯蔵調整施設と米穀販売施設を示す正
面図である。
【図4】共同乾燥貯蔵調整施設と米穀販売施設を示す平
面図である。
【図5】ライスステーション内の構成を示す図である。
【図6】精米機のコントロール部の前面を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
100 共同貯蔵施設 106 カード 136 計量出荷機 140A 玄米タンク 140B 玄米タンク 140C 玄米タンク 147 混米機(混穀機) 146 玄米計量器 164 米穀販売施設(穀物販売施設) 166 ライスステーション 172 切り替え弁(穀物案内手段) 188 精米機(精穀手段) 200 コントロール部(許可手段、金銭認識手段) 202 操作部(識別コード入力手段) 214 カードリーダ(識別コード入力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 敏彰 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の地域毎に構成される組合員が、そ
    れぞれ作成した穀物を一括して仕入れ、該仕入時に組合
    員をコード化して識別し、仕入量と共に登録しておき、
    該穀物を乾燥、貯蔵、調整すると共に前記貯蔵されてい
    る穀物を通常の販売ルートへ大量出荷するための共同貯
    蔵施設において、前記穀物の出荷先及び出荷量を含むこ
    の出荷に関する業務に関して一括管理する穀物出荷方法
    であって、 前記共同貯蔵施設内において異なる品種の穀物を所定の
    割合でブレンドすると共に、 前記共同貯蔵施設とは別棟で、かつ該共同貯蔵施設から
    前記ブレンドした穀物を受け入れ可能とされる穀物販売
    施設を設け、 前記穀物販売施設では、前記組合員が識別コードを提示
    し、登録された識別コードと一致した場合に、該組合員
    から仕入れた穀物量を限度として、指定された量のブレ
    ンド穀物を前記共同貯蔵施設から取り込み、 さらに、前記穀物販売施設において、前記取り込んだブ
    レンド穀物を精穀するか否かを選択的に実施した後に出
    荷する、 ことを特徴とした穀物出荷方法。
  2. 【請求項2】 所定の地域毎に構成される組合員が、そ
    れぞれ作成した穀物を一括して仕入れ、該仕入時に組合
    員をコード化して識別し、仕入量と共に登録しておき、
    該穀物を乾燥、貯蔵、調整すると共に前記貯蔵されてい
    る穀物を通常の販売ルートへ大量出荷するための共同貯
    蔵施設において、前記穀物の出荷先及び出荷量を含むこ
    の出荷に関する業務に関して一括管理する穀物出荷方法
    であって、 前記共同貯蔵施設内において異なる品種の穀物を所定の
    割合でブレンドすると共に、 前記共同貯蔵施設とは別棟で、かつ該共同貯蔵施設から
    前記ブレンドした穀物を受け入れ可能とされる穀物販売
    施設を設け、 前記穀物販売施設では、投入された金銭の額を認識し、 認識された金銭の額に応じた穀物量を限度として、指定
    された量のブレンド穀物を前記共同貯蔵施設から取り込
    み、 さらに、前記穀物販売施設において、前記取り込んだブ
    レンド穀物を精穀するか否かを選択的に実施した後に出
    荷する、 ことを特徴とした穀物出荷方法。
  3. 【請求項3】 所定の地域毎に構成される組合員が、そ
    れぞれ作成した穀物を一括して仕入れ、該仕入時に組合
    員をコード化して識別し、仕入量と共に登録しておき、
    該穀物を乾燥、貯蔵、調整すると共に前記貯蔵されてい
    る穀物を通常の販売ルートへ大量出荷するための共同貯
    蔵施設において、前記穀物の出荷先及び出荷量を含むこ
    の出荷に関する業務に関して一括管理する穀物出荷装置
    であって、 前記共同貯蔵施設内に設けられ、異なる品種の穀物を所
    定の割合でブレンドする混穀機と、 前記共同貯蔵施設とは別棟で、かつ該共同貯蔵施設から
    前記ブレンドした穀物を受け入れ可能とされる穀物販売
    施設と、 を備え、 前記穀物販売施設は、 前記組合員が識別コードを入力する識別コード入力手段
    と、 前記入力された識別コードが登録識別コードと一致する
    場合に、当該組合員から仕入れた穀物量を限度として、
    前記ブレンドされた穀物を出荷することを許可する許可
    手段と、 前記許可手段で許可された組合員によって指定された量
    のブレンド穀物を前記共同貯蔵施設から取り込む穀物取
    り込み手段と、 供給されたブレンド穀物を精穀して排出する精穀手段
    と、 前記穀物取り込み手段によって取り込まれたブレンド穀
    物を前記精穀手段へ供給するかそのまま直接排出するか
    を選択可能な穀物案内手段と、 を有していることを特徴とする穀物出荷装置。
  4. 【請求項4】 所定の地域毎に構成される組合員が、そ
    れぞれ作成した穀物を一括して仕入れ、該仕入時に組合
    員をコード化して識別し、仕入量と共に登録しておき、
    該穀物を乾燥、貯蔵、調整すると共に前記貯蔵されてい
    る穀物を通常の販売ルートへ大量出荷するための共同貯
    蔵施設において、前記穀物の出荷先及び出荷量を含むこ
    の出荷に関する業務に関して一括管理する穀物出荷装置
    であって、 前記共同貯蔵施設内に設けられ、異なる品種の穀物を所
    定の割合でブレンドする混穀機と、 前記共同貯蔵施設とは別棟で、かつ該共同貯蔵施設から
    前記ブレンドした穀物を受け入れ可能とされる穀物販売
    施設と、 を備え、 前記穀物販売施設は、 投入された金銭の額を認識する金銭認識手段と、 前記金銭認識手段で認識された額に応じた量を限度とし
    て、指定された量のブレンド穀物を前記共同貯蔵施設か
    ら取り込む穀物取り込み手段と、 供給されたブレンド穀物を精穀して排出する精穀手段
    と、 前記穀物取り込み手段によって取り込まれたブレンド穀
    物を前記精穀手段へ供給するかそのまま直接排出するか
    を選択可能な穀物案内手段と、 を有していることを特徴とする穀物出荷装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006153372A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Iseki & Co Ltd 穀粒乾燥機における運転情報管理装置
CN108986329A (zh) * 2018-06-29 2018-12-11 东南大学 一种机械加工设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006153372A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Iseki & Co Ltd 穀粒乾燥機における運転情報管理装置
JP4525317B2 (ja) * 2004-11-30 2010-08-18 井関農機株式会社 穀粒乾燥機における運転情報管理装置
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