JPH1017170A - エアフィード式循環型原稿搬送装置 - Google Patents

エアフィード式循環型原稿搬送装置

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JPH1017170A
JPH1017170A JP16798696A JP16798696A JPH1017170A JP H1017170 A JPH1017170 A JP H1017170A JP 16798696 A JP16798696 A JP 16798696A JP 16798696 A JP16798696 A JP 16798696A JP H1017170 A JPH1017170 A JP H1017170A
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JP
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air
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air volume
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Pending
Application number
JP16798696A
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English (en)
Inventor
Masayuki Tsunoda
昌之 角田
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分離性能の向上を図ることができるエアフィー
ド式循環型原稿搬送装置を提供すること。 【解決手段】最下段の原稿を引込ベルトにエア吸引力で
吸着させつつ引き込ませ、かつ原稿の先端部にエアを吹
きつけて最下段の原稿を分離する構成を有するエアフィ
ード式RDHにおいて、原稿移送開始時からフル駆動時
間Δtにわたって送風ファンおよび吸込ファンをフル回
転させた後設定風量に応じて回転させるようにした。 【効果】ファン立ち上がり時の不安定な状態を迅速に解
消してエア風量をいち早く設定風量に安定させることが
できるから、原稿を十分な吸着力で吸着させることがで
き、また最下段の原稿の上側の原稿を十分な浮揚力で浮
揚させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写機
などの画像形成装置に適用されるエアフィード式循環型
原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機などに適用され、原稿
載置部にセットされた原稿を画像形成位置に供給し、画
像形成後の原稿を原稿載置部に戻すようにした循環型原
稿搬送装置(以下「RDH」という。RDH:Recycle Docu
ment Handler)が知られている。積層された複数枚の原
稿から1枚ずつ原稿を供給する際には重送防止のために
最下段の原稿のみを上段の原稿から分離する必要がある
が、RDHには、その分離のためにエアを用いた、いわ
ゆるエアフィード式と呼ばれる方式のものがある(たと
えば特開平1−139440号公報参照。)。
【0003】エアフィード式RDHでは、原稿載置部に
セットされている原稿の下方から吸引されるとともに、
原稿の先端部にエアが吹きつけられる。その結果、最下
段の原稿のみが給紙ベルトに吸着されるとと同時に、そ
の上段の原稿が浮揚する。これにより、最下段の原稿の
みが上段の原稿から分離される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エアフィード式RDHでは、分離性能が不十分であり、
重送や原稿ジャムなどの給紙に関する不具合が生じるお
それがあった。そのため、分離性能のさらなる向上が望
まれていた。そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、分離性能の向上を図ることができるエア
フィード式循環型原稿搬送装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の発明は、初期セット位置および供給用
位置がそれぞれ設定された原稿載置板と、初期セット位
置に載置されている原稿を供給用位置にセットするため
に、当該原稿の後端部を押して当該原稿を所定の移送方
向に沿って移送させるための移動ユニットと、供給用位
置に関連して設けられた引込ベルトと、この引込ベルト
に原稿を吸着させるために、エアを吸引するためのエア
吸引手段と、供給用位置にセットされる原稿の先端部に
エアを吹きつけて最下段の原稿を分離するためのエア分
離手段と、原稿載置板に載置された原稿のサイズを検知
するためのサイズ検知手段と、原稿載置板に載置された
原稿の原稿量を検知するための原稿量検知手段と、上記
サイズ検知手段および原稿量検知手段でそれぞれ検知さ
れた原稿サイズおよび原稿量に応じた風量を設定するた
めの風量設定手段と、原稿移送開始信号に応答して、エ
ア吸引手段およびエア分離手段をそれぞれ所定時間にわ
たってフル駆動し、その後、風量が上記風量設定手段で
設定される風量となるようにエア吸引手段およびエア分
離手段をそれぞれ駆動する手段とを含むことを特徴とす
るエアフィード式循環型原稿搬送装置である。
【0006】この発明では、エア吸引手段およびエア分
離手段は、原稿移送開始信号に応答して所定時間にわた
ってフル駆動され、その後風量が設定風量となるように
駆動される。その結果、エアの風量は急激に上昇した後
設定風量に安定する。したがって、最初からエア風量が
設定風量となるようにエア吸引手段およびエア分離手段
を駆動する場合に比べて、設定風量に安定するまでに必
要な時間が短くて済む。すなわち、立ち上がり時の不安
定な状態を迅速に解消することができる。
【0007】したがって、最下段の原稿を引込ベルトに
十分な吸着力で吸着させることができるとともに、最下
段の原稿よりも上側の原稿を十分な浮揚力で浮揚させる
ことができる。これにより、最下段の原稿を確実に分離
できる。請求項2記載の発明は、上記所定時間は、上記
風量設定手段で設定される風量に応じて異なる値に設定
されていることを特徴とする請求項1記載のエアフィー
ド式循環型原稿搬送装置である。
【0008】たとえば設定風量が低い場合には、所定時
間が比較的短くても、エア風量を設定風量以上に上昇さ
せることができる。そこで、請求項2記載の発明のよう
に、所定時間を設定風量に応じて異なるようにしておけ
ば、エア吸引手段およびエア分離手段を無駄にフル駆動
することがない。なお、上記サイズ検知手段は、原稿載
置板に設けられた基準板に対して原稿移送方向に垂直な
方向に対向配置され、原稿移送方向に垂直な方向に沿っ
てスライド可能な位置決め板のスライド量に基づいて、
原稿のサイズを検知するものであってもよい。
【0009】また、この場合、サイズ検知手段は、上記
位置決め板が初期位置から原稿サイズに応じたスライド
量だけスライドされたときに、上記位置決め板をクリッ
クするためのクリック手段を含むものであってもよい。
この構成によれば、位置決め板をスライドさせるときに
原稿サイズに応じた位置で位置決め板がクリックされる
から、ユーザは原稿サイズに応じた正確なスライド量を
知ることができる。
【0010】また、上記原稿量検知手段は、初期セット
位置にセットされている原稿を上方から押さえるための
押さえバーを含み、この押さえバーの上下方向の変位量
に基づいて原稿量を検知するものであってもよい。この
構成によれば、押さえバーの上下方向の変位量に基づい
て原稿量が検知されるから、原稿量を高精度に検知でき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態が適用されるエアフィード式循環型原
稿搬送装置(以下単に「RDH」という。)の内部構成
を示す断面図である。このRDH100は、複写機本体
50の上面に装着され、複写機本体50の上面に設けら
れたコンタクトガラス51上に原稿を自動的に供給する
とともに、複写後の原稿を元の位置に戻すことで当該原
稿を自動的にコンタクトガラス51上に再供給できるよ
うにしたものである。
【0012】RDH100は、複写機本体50に対して
回動可能に取り付けられている。具体的には、複写機本
体50の上部を覆う状態(図に示す状態)と、解放する
状態とに変位することができる。RDH100は、原稿
を載置するための原稿載置部200と、載置された原稿
を原稿移送方向P4に沿って移送してセットするための
移動ユニット300と、セットされた原稿を複写機本体
50に供給するための原稿供給部400と、原稿供給部
400へ原稿を1枚ずつ送るために、セットされた原稿
を分離するための原稿分離機構500と、複写機本体5
0側へ供給された原稿を当該供給方向または反供給方向
に移動させるための搬送ベルトユニット600と、複写
機本体50側から原稿を排出するための原稿搬出部70
0とを備えている。
【0013】次に、RDH100の各部の機能について
概括的に説明する。原稿載置部200には、原稿移送方
向P4の上流側ほど低くなるように傾斜した載置板21
0が設けられている。載置板210には、たとえばB5
〜A3サイズの原稿を載置することができる。原稿を載
置板210に載置する場合には、当該原稿の側縁部に沿
うように、基準板230に対向配置された位置決め板2
50を原稿移送方向P4に対して垂直な方向に沿って手
動で移動させる。これにより、原稿を原稿移送方向P4
に関して位置決めすることができる。
【0014】このような状態で複写開始を指示するため
のプリントキーが押圧されると、移動ユニット300内
の原稿押さえ機構310に備えられている押さえバー3
11が移動ユニット300内にいったん退避した後、回
動方向P3に沿って回動して起立する。その後、移動ユ
ニット300外に突出した後倒伏する。その結果、載置
されている原稿の後端側が押さえられる。その後、移動
ユニット300が移動方向P1に沿って移動する。その
結果、原稿を原稿移送方向P4に関して位置決めするこ
とができる。
【0015】このように、原稿が原稿移送方向P4とそ
の垂直方向との2方向に位置決めされた状態で原稿のセ
ットが完了する。なお、参照符号295は、複写終了後
に移動ユニット300を元の実線の状態に戻すのにトリ
ガとなる原稿の有無を検知するための原稿有無センサで
ある。原稿載置部200にセットされた原稿は、原稿供
給部400に導かれ、給紙ローラ対401により給紙経
路402に沿って送り出される。給紙経路402に送り
出された原稿は、レジストローラ対403によって供給
タイミングが合わせられた後、搬送ベルトユニット60
0によって複写機本体50のコンタクトガラス51上に
配置される。
【0016】このとき、供給されてきた原稿が片面原稿
であれば、そのまま複写機本体50による複写動作が実
行される。一方、供給されてきた原稿が両面原稿であれ
ば、複写機本体50による複写動作の実行に先立って当
該原稿が反転させられる。より具体的には、コンタクト
ガラス51上に配置された両面原稿は、搬送ベルトユニ
ット600により反転経路405に引き戻される。引き
戻された原稿は、搬送ベルトユニット600、反転ロー
ラ対404およびレジストローラ対403の回転に伴っ
て反転経路405内を通過することで反転させられ、搬
送ベルトユニット600によってコンタクトガラス51
上に再度配置される。そして、この状態で複写動作が実
行される。すなわち、裏面側がまず複写される。その
後、再度反転させられ、コンタクトガラス51上に三た
び配置された後、複写動作が行われておもて面側が複写
される。
【0017】このように、両面原稿の場合に裏面側を先
に複写するのは、複写後の原稿を元の位置に戻すときに
おもて面側が上になるようにするためである。原稿分離
機構500は、原稿が原稿供給部400に導かれるに先
立ってエアを用いて原稿を分離するものである。原稿分
離機構500は、エアを吸引して最下段の原稿を載置板
210に吸着させるための原稿吸着部510と、吸着さ
れた原稿の上部に積層された原稿をエアにより浮揚させ
る原稿浮揚部550と、吸着された原稿を原稿供給部4
00側へ引き込むための原稿引込部570とを有してい
る。
【0018】さて、複写動作が終了した後の原稿は、搬
送ベルトユニット600によって原稿排出部700に送
られる。原稿排出部700へ送られた原稿は、排紙ロー
ラ対701により排紙経路702内に引き込まれる。そ
の後、原稿は、排紙ローラ対703により排紙経路70
2に沿って送られ、排紙ローラ対704,705により
原稿載置部200に排出されるようになっている。この
とき、原稿載置部200に原稿が残っているときには、
原稿はその上に排紙される。すなわち、原稿は元の位置
に戻される。このように、原稿はRDH100内を循環
する。
【0019】移動ユニット300は、原稿排出部700
に対して進退するようになっている。排紙経路702
は、原稿排出部700と移動ユニット300との間に形
成される隙間により構成されている。また、移動ユニッ
ト300が原稿排出部700に対して進退することか
ら、排紙ローラ対705は、移動ユニット300側に設
けられている。したがって、移動ユニット300の移動
に伴って移動するようになっている。
【0020】図2は、載置板210を中心にした構成を
簡略化して示す平面図である。載置板210の一方縁部
付近には、基準板230が配置されている。また、載置
板210の他方縁部付近には、基準板230に対向する
ように、レール251に沿って原稿移送方向P4の垂直
方向に手動でスライドさせることができる位置決め板2
50が配置されている。載置板210の原稿移送方向P
4の上流側には、移動ユニット300が設けられてい
る。
【0021】原稿を載置板210に載置するときには、
図3に斜線で示すように、初期セット位置211に載置
する。具体的には、原稿の右側縁部および後端部をそれ
ぞれ基準板230および移動ユニット300に沿わせて
載置し、位置決め板250をレール251に沿ってスラ
イドさせ、位置決め板250を原稿の左側縁部に合わせ
る。
【0022】図2に戻って、移動ユニット300には、
ユニットモータM1からの駆動力が伝達されるようにな
っている。ユニットモータM1から駆動力が伝達される
と、移動ユニット300は、二点鎖線で示すように、移
動方向P1に沿って移動する。その結果、原稿後端部を
原稿移送方向P4に沿って押すことになる。これによ
り、載置板210に載置されている原稿を原稿移送方向
P4に沿って移送することができる。
【0023】原稿の移送は、図3に示すように、原稿が
供給用位置212にセットされるまで行われる。具体的
には、原稿の先端部が送風ダクト551の右端部に相当
する基準位置213に沿うまで行われる。図2に戻っ
て、載置板210の原稿移送方向P4の下流側には、6
本の引込ベルト572,573,574,575,57
6,577が原稿移送方向P4に垂直な方向に関して並
列に配列されている。このうち上側の4本の引込ベルト
572〜575は、原稿移送方向P4に沿って対となっ
ているローラ513,514にそれぞれ掛け回されてい
る。下側の2本の引込ベルト576,577は、ローラ
513および図示しないローラに掛け回されている。
【0024】ローラ513は、ローラ軸516に取り付
けられている。ローラ軸516には、ベルトモータM2
の駆動力が伝達されるようになっている。ベルトモータ
M2が駆動されると、ローラ軸516およびローラ51
3は回転方向P5に沿って回転する。その結果、引込ベ
ルト572〜577は、回転方向P2に沿って回転す
る。これにより、引込ベルト572〜577上の原稿の
うち最下段の原稿を原稿移送方向P4に沿って引き込む
ことができる。
【0025】引込ベルト572〜577には、複数の貫
通孔578が形成されている。引込ベルト572〜57
7の下面に対向する載置板210上には、吸込ダクト5
11が連結された吸込口512が形成されている。吸込
ダクト511は、吸込ファン515に連結されている。
吸込ファン515は、吸込ファンモータM3によって駆
動されるようになっている。
【0026】吸込ファン515が吸込ファンモータM3
によって駆動されると、エアが貫通孔578を通って吸
込口512に吸い込まれ、最終的に、吸込ファン515
に吸い込まれる。これにより、引込ベルト572〜57
7に接する最下段の原稿を引込ベルト572〜577に
吸着させることができる。載置板210の原稿移送方向
P4の下流側には、送風ダクト551が配設されてい
る。送風ダクト551には、送風ファン553が連結さ
れている。送風ダクト551には、複数個の送風口55
2(図1参照。)が原稿移送方向P4の垂直方向に沿っ
て載置板210に対向するように形成されている。送風
ファン553は、送風ファンモータM4によって駆動さ
れるようになっている。
【0027】送風ファン553が送風ファンモータM4
によって駆動されると、送風ファン553からエアが送
風ダクト551に供給され、当該エアが送風口552か
ら載置板210に向けて斜めに吹き出される。図4は、
RDH100の原稿セット動作に関連する電気的構成を
示すブロック図である。RDH100では、複写機本体
50に設けられた本体用CPU52から与えられる原稿
移送開始信号に応じて原稿セット動作が行われる。
【0028】RDH100には、RDH100の制御中
枢として機能するRDH用CPU101が備えられてい
る。RDH用CPU101には、サイズ検知センサ25
2、原稿高さセンサ312およびメモリ102が接続さ
れている。サイズ検知センサ252は、位置決め板25
0をスライドさせるときのスライド量に基づいて、載置
板210に載置されている原稿のサイズを検知するもの
である。原稿高さセンサ312は、移動ユニット300
内に備えられた原稿押さえ機構310に含まれ、押さえ
バー311が原稿の後端側を押さえることによって変位
する押さえバー311の変位量に基づいて、載置板21
0に載置されている原稿量を検知するものである。詳細
については後述する。
【0029】メモリ102には、原稿サイズおよび原稿
量に対応する設定風量が記憶されている。設定風量は、
送風ファン553から吹き出されるエアの風量および吸
込ファン515によって吸い込まれるエアの風量に相当
するもので、原稿サイズが大きいほど、または原稿量が
多いほど大きくなるように設定されている。また、メモ
リ102には、所定時間であるフル駆動時間Δtが設定
風量ごとに記憶されている。フル駆動時間とは、後述す
るように、送風ファンモータM4および吸込ファンモー
タM3をフル駆動させる時間のことで、この時間にわた
って各ファンモータM4,M3をフル駆動させれば、送
風口552から吹き出されるエア風量および吸込ダクト
511に吸い込まれるエア風量が確実に設定風量以上と
なる値に設定されている。
【0030】また、RDH用CPU101は、本体用C
PU52に接続されている。本体用CPU52には、複
写開始を指示するためのプリントキー53の出力が与え
られるようになっている。本体用CPU52は、プリン
トキー53が押圧されると、RDH用CPU101に原
稿移送開始信号を与える。RDH用CPU101は、原
稿移送開始信号に応答して原稿セット処理を実行する。
【0031】より具体的には、RDH用CPU101
は、原稿移送開始信号が与えられると、ユニットモータ
M1およびベルトモータM2を駆動する。その結果、移
動ユニット300が移動方向P1(図1参照。)に沿っ
て移動し始めるとともに、ローラ513が回転方向P4
に沿って回転し(図2参照。)、当該ローラ513に巻
き回された引込ベルト571が回転方向P2(図1参
照。)に沿って回転し始める。このとき、RDH用CP
U101は、引込ベルト571の周速v1の方が移動ユ
ニット300の移動速度v2よりも速くなるように、ベ
ルトモータM2およびユニットモータM1の回転数を制
御する。
【0032】また、RDH用CPU101は、サイズ検
知センサ252および原稿高さセンサ312の出力を参
照し、載置板210に載置されている原稿のサイズおよ
び原稿量を取得する。次いで、この取得された原稿サイ
ズおよび原稿量に応じた設定風量をメモリ102から取
得する。さらに、この取得された設定風量に応じたフル
駆動時間Δtをメモリ102から取得する。
【0033】そして、この取得されたフル駆動時間Δt
にわたって送風ファンモータM4および吸込ファンモー
タM3をフル駆動した後、上記取得された設定風量に応
じて送風ファンモータM4および吸込ファンモータM3
を駆動する。その結果、送風ファン553および吸込フ
ァン515は、フル回転した後設定風量に応じて回転す
る。
【0034】図5は、RDH用CPUによる送風ファン
モータM4および吸込ファンモータM3の駆動制御を示
すタイミングチャートである。RDH用CPU101
は、送風ファンモータM4および吸込ファンモータM3
を原稿移送開始信号が与えられてからフル駆動時間Δt
にわたって連続的にオンさせる。具体的には、所定の駆
動電圧(たとえば36(V) )を連続的に印加する。
【0035】各ファンモータM4,M3がフル駆動され
ることに伴って、送風ファン553および吸込ファン5
15は、フル駆動時間Δtにわたってフル回転する。そ
の結果、送風口552から吹き出されるエア風量が時間
とともに急激に設定風量以上にまで上昇するとともに、
吸込ダクト511に吸い込まれるエア風量が時間ととも
に急激に設定風量以上にまで上昇する。
【0036】RDH用CPU101は、フル駆動時間Δ
tが経過すると、これに応答して取得された設定風量に
応じたデューティ比で送風ファンモータM4および吸込
ファンモータM3をオン/オフさせる。その結果、送風
ファン553および吸込ファン515は、デューティ比
に応じた割合で自律回転および惰性回転を繰り返すこと
になる。これにより、送風口552から吹き出されるエ
アの風量が設定風量に安定するとともに、吸込ダクト5
11から吸い込まれるエアの風量が設定風量に安定す
る。
【0037】デューティ比は、たとえば図6および図7
に示すように、原稿量が多いほど、または原稿サイズが
大きいほど大きな値に設定されている。たとえば、原稿
量(原稿枚数)が約6枚から約20枚までである場合で
あって、かつ原稿サイズがA3サイズまたはB4サイズ
である場合、送風ファンモータM4のオン/オフ時間は
それぞれ14(msec)/56(msec)であるのに対して、原
稿量が同じでも原稿サイズがA4またはB4サイズより
も小さいFolio サイズ(縦8.5(cm) ×横14(cm))である
場合には、送風ファンモータM4のオン/オフ時間はそ
れぞれ12(msec)/58(msec)となる。また、原稿サイ
ズが同じであっても原稿量が約20枚から約31枚まで
である場合には、送風ファンモータM4のオン/オフ時
間はそれぞれ18(msec)/52(msec)となる。
【0038】このように、原稿量が多いほど、または原
稿サイズが大きいほどオン時間が長くなるように設定さ
れている。すなわち、原稿量が多いほど、または原稿サ
イズが大きいほど、設定風量は大きくなる。図8は、送
風口552から吹き出されるエア風量および吸引ダクト
511に吸い込まれるエア風量の時間変化を示すグラフ
である。たとえば最初から設定風量に応じて各ファン5
53,515を回転させる場合、エア風量は、二点鎖線
で示すように、時間の経過とともにゆっくりと立ち上が
っていき、第1過渡時間Δt1が経過してはじめて設定
風量に安定する。一方、この実施形態のように、各ファ
ン553,515をフル回転させた後設定風量に応じて
回転させる場合には、エア風量は、実線で示すように、
設定風量以上に急激に上昇し、フル駆動時間Δtが経過
した直後から下降し始め、やがて設定風量に安定する。
このとき、設定風量に安定するまでに要する第2過渡時
間Δt2は、第1過渡時間Δt1に比べて短い時間であ
る。
【0039】このように、この実施形態では、ファン立
ち上がり時の不安定な状態が迅速に解消される。そのた
め、原稿量および原稿サイズに応じた設定風量のエアを
いち早く安定して吸い込ませることができ、また吹き出
させることができる。図9は、原稿セット動作を説明す
るための流れ図である。複数枚の原稿201が載置板2
10に載置されている状態において(図9(a) )、プリ
ントキー53が押圧されると、移動ユニット300が移
動方向P1に沿って移動する。その結果、原稿201
は、移動ユニット300によりその後端部が原稿移送方
向P4に沿って押されて移送される。また、引込ベルト
517が回転方向P2に沿って回転する。その結果、原
稿201のうち最下段の原稿202は、引込ベルト51
7によって引き込まれていく(図9(b) )。
【0040】さらに、送風ファン553および吸込ファ
ン515がフル駆動時間Δtにわたってフル回転され
る。その結果、送風口552からエアが吹き出される。
その風量は時間とともに急激に大きくなっていき、すぐ
に設定風量に安定する。また、吸込ダクト511にエア
が吸い込まれる。この場合も、その風量は時間とともに
急激に大きくなっていき、すぐに設定風量に安定する。
その結果、引込ベルト517には最下段の原稿202が
十分な吸着力で吸着される。
【0041】ここで、原稿セット時には、上述のよう
に、引込ベルト571の周速v1の方が移動ユニット3
00の移動速度v2よりも速くなるように制御されるか
ら、最下段の原稿202は、その上に積層されている他
の原稿203よりも速い速度で原稿移送方向P4に沿っ
て引き込まれていく。その結果、最下段の原稿202の
先頭を確実に先頭にすることができる(図9(c) )。
【0042】このような状態で基準位置213近傍まで
搬送されてくると、当該原稿201の先端部には送風口
552から吹き出されているエアが吹きつけられる。こ
のとき、原稿201は最下段の原稿202が先頭になっ
ているから、当該エアは最下段の原稿202と上段の原
稿203との間に極めて容易に入り込む。しかも、この
ときには、送風口552から吹き出されるエア風量は、
原稿サイズおよび原稿量に応じた設定風量に安定してい
る。その結果、上段の原稿203は十分な浮揚力で確実
に浮揚する(図9(d) )。これにより、最下段の原稿2
02のみが分離された状態となる。
【0043】また、載置板210は原稿移送方向P4の
上流側ほど低くなるように傾斜しているから、エアで浮
き上がっている上段の原稿203は原稿移送方向P4の
上流側にずれてその後端部が移動ユニット300に当接
する。これにより、上段の原稿203がばらけるのが防
止される。そして、原稿201の先端部が基準位置21
3に達すると、原稿201は供給用位置212(図3参
照。)にセットされたことになる。これにより、原稿セ
ットが完了する。
【0044】このように、最下段の原稿202を分離し
た状態でセットされるから、当該原稿202だけが搬送
経路402に送り出される。その後、下から2段目の原
稿が引込ベルト517に吸着される。その結果、吸着さ
れた原稿とその上に積層されている原稿との間に送風口
522から吹き出されているエアが入り込むことにな
る。これにより、残された原稿のうち最下段の原稿を分
離することができる。
【0045】このような動作を繰り返すことによって、
セットされている複数枚の原稿を1枚ずつ分離すること
ができる。このように、この実施形態では、各ファン5
53,515をいったんフル回転させた後設定風量に応
じて回転させているから、ファン立ち上がり時の不安定
な状態を迅速に解消し、原稿量および原稿サイズに応じ
た設定風量のエアをいち早く安定して吸い込ませること
ができ、また吹き出させることができる。その結果、最
下段の原稿を十分な吸着力で引込ベルト517に吸着さ
せることができる。また、最下段の原稿の上側に載って
いる原稿を十分な浮揚力で浮揚させることができる。そ
のため、最下段の原稿を確実に分離できる。よって、高
性能な複写機とすることができる。
【0046】図10は、サイズ検知センサを説明するた
めに、載置板210の中央付近を切り欠いた平面図であ
る。サイズ検知センサ252は、載置板210の裏面に
取り付けられた複数の透過型光電センサ253〜256
のオン/オフの組み合わせに基づいて原稿のサイズを検
知するためのものである。より具体的には、サイズ検知
センサ252には、光電センサ253〜256のオン/
オフの組み合わせを決定する遮蔽部260が設けられて
いる。遮蔽部260は、位置決め板250の下部に備え
られているベース部261に一体的に取り付けられ、各
光電センサ253〜256の発光素子と受光素子との間
を遮蔽するためのものである。
【0047】位置決め板250は、上述のように、載置
板210に原稿を載置する場合、二点鎖線で示すよう
に、当該原稿の左側縁部に沿うようにスライドされる。
すなわち、位置決め板250のスライド量は、原稿サイ
ズに対応している。一方、位置決め板250のスライド
に連動して遮蔽部260も同様にスライドする。その結
果、遮蔽部260のスライド量は位置決め板250のス
ライド量と一致する。したがって、遮蔽部260のスラ
イド量も原稿サイズに対応することになる。
【0048】各光電センサ253〜256は、遮蔽部2
60が原稿サイズに応じたスライド量でスライドされる
たびに順次オフとなるような位置に取り付けられてい
る。すなわち、A3またはB4サイズの原稿に応じて遮
蔽部260がスライドされたときには、位置決め板25
0に最も近接した光電センサ253のみがオフとなる。
同様に、Folio サイズの原稿のときには、位置決め板2
50に近い側の2つの光電センサ253,254がオフ
になる。
【0049】A4サイズの原稿のときには、位置決め板
250に最も近接した光電センサ253がオンに切り換
わるとともに他の2つの光電センサ254,255がオ
フとなる。B5サイズの原稿のときには、位置決め板2
50に近い側の2つの光電センサ253,254がオン
に切り換わるとともに他の2つの光電センサ255,2
56がオフとなる。
【0050】このように、各光電センサ253〜256
から出力されるオン/オフ信号の組み合わせは、原稿サ
イズに対応する。ところで、位置決め板250のスライ
ドは手動で行われるから、同一サイズの原稿であっても
スライド量が異なる場合がある。したがって、遮蔽部2
60が原稿サイズに応じた正確なスライド量でスライド
せずに、原稿サイズが誤検知されるおそれがある。
【0051】そこで、同一サイズの原稿に対するスライ
ド量を一定に保つために、サイズ検知センサ252に
は、クリック機構257が備えられている。クリック機
構257には、位置決め板250のベース部261に一
体的に取り付けられた位置決めアーム265、および基
準板230の下部に備えられているベース部231に一
体的に取り付けられた基準アーム232が備えられてい
る。
【0052】位置決めアーム265および基準アーム2
32は、互いに逆方向に向かって延びたもので、互いに
近接するように設けられている。したがって、位置決め
板250がスライドされるときには、位置決めアーム2
65が基準アーム232に接するようにしてスライドす
る。基準アーム232には、弾性方向P6に沿って弾性
変形可能なクリック部233が備えられている。一方、
基準アーム265には、クリック部233に対向するよ
うに複数の凹部266〜269が形成されている。各凹
部266〜269は、図のような初期位置から位置決め
板250を各原稿サイズにそれぞれ対応する正確なスラ
イド量だけスライドさせたときに、クリック部233が
係合するような位置に形成されている。
【0053】たとえば、図のような初期位置から位置決
め板250をA3サイズに対応する正確なスライド量だ
けスライドさせると、クリック部233は凹部266に
係合する。また、図のような初期位置から位置決め板2
50をB5サイズに対応する正確なスライド量だけスラ
イドさせると、クリック部233は凹部269に係合す
る。
【0054】クリック部233が凹部266〜269の
いずれかに係合するときには、位置決め板250はいっ
たん停止する。したがって、ユーザは、位置決め板25
0の原稿サイズに正確に対応したスライド量を知ること
ができる。そのため、位置決め板250のクリック23
2を基準にすれば、位置決め板250を原稿サイズに正
確に応じたスライド量でスライドさせることができる。
【0055】図11は、原稿高さセンサ312を説明す
るための図である。原稿高さセンサ312は、上述のよ
うに、原稿押さえ機構310に含まれている。原稿高さ
センサ312は、原稿押さえ機構310に含まれる押さ
えバー311の上下方向の変位量を得ることによって、
原稿量を検知するものである。より具体的には、押さえ
バー311は、その後端が軸318に一体的に取り付け
られており、コイルばね335によりその先端が下に下
がる方向P7に弾性付勢されている。原稿が載置板21
0上の初期セット位置211(図3参照。)に載置され
た後プリントキーが押圧されると、図示しない高さ検知
用モータが駆動され、押さえバー311が二点鎖線で示
すように上方向に起立させられる。その後、コイルばね
335によるばね力によって上方から原稿の後端部に倒
伏する。このとき、倒伏する量は原稿量に反比例する。
すなわち、押さえバー311は、原稿量に応じて上下方
向に変位する。また、軸318は、押さえバー311の
上下方向の変位に伴って回動する。
【0056】原稿高さセンサ312は、いわゆる可変抵
抗器を内部に含んでいる。具体的には、図示しない抵抗
体およびこの抵抗体上を上下方向に沿って摺動するセン
サアクチュエータ334が設けられている。センサアク
チュエータ334が抵抗体上を摺動した場合、その摺動
した量に応じて抵抗値が変化する。原稿高さセンサ31
2では、この抵抗値の変化が監視されている。
【0057】センサアクチュエータ334は、揺動部材
329に含まれている半円部330から突出している突
出部331に上下方向に沿って摺動可能に取り付けられ
ている。揺動部材334は、軸318に一体的に取り付
けられている。したがって、揺動部材334は、軸31
8の回動に応じて回動する。すなわち、押さえバー31
1の上下方向の変位に応じて回動する。その結果、セン
サアクチュエータ334は、押さえバー311の変位量
に応じて上下方向に沿って変位する。そのため、抵抗体
の抵抗値の変化は、押さえバー311の変位量、すなわ
ち原稿量に応じて変化する。これにより、載置板210
に載置されている原稿の原稿量を得ることができる。
【0058】この発明の実施の形態の説明は以上のとお
りであるが、この発明は上述した実施形態に限定される
ものではない。たとえば上記実施形態では、送風ファン
モータM4および吸込ファンモータM3をフル駆動時間
Δtにわたってフル駆動した後は、エア風量を最初に検
知された原稿サイズおよび原稿量に対応する設定風量に
一定に保つように、各ファンモータM4,M3を駆動す
るようにしている。
【0059】しかし、複写動作が進むにつれて原稿量は
減少していくことから、この減少していく原稿量に合わ
せてエア風量が減少するように、各ファンモータM4,
M3を駆動するようにしてもよい。より具体的には、原
稿量の減少量に応じてデューティ比を小さくしていきな
がら各ファンモータM4,M3をオン/オフさせる。こ
の構成によれば、エア風量を原稿量の減少に応じて動的
に切り換えているから、エア風量を常に原稿量に応じた
最適な風量とすることができる。
【0060】また、上記実施形態では、この発明を複写
機に装着されるRDH100に適用する場合を例にとっ
て説明しているが、この発明は、ファクシミリ装置など
の他の画像形成装置に装着されるエアフィード式のRD
Hにも好適に適用可能である。その他、特許請求の範囲
に記載された範囲で種々の設計変更を施すことが可能で
ある。
【0061】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、エア吸
引手段およびエア分離手段をエア風量が設定風量になる
ように駆動するのに先立ってフル駆動しているから、立
ち上がり時の不安定な状態を迅速に解消してエア風量を
設定風量にいち早く安定させることができる。そのた
め、最下段の原稿を引込ベルトに十分な吸着力で確実に
吸着させ、かつ最下段の原稿とその上側に載置されてい
る原稿との間にエアを入り込ませて上側の原稿を十分な
浮揚力で確実に浮揚させることができる。これにより、
最下段の原稿を確実に分離できる。
【0062】特に、請求項2記載の発明によれば、エア
吸引手段およびエア分離手段をフル駆動するフル駆動時
間を設定風量に応じて異ならせているから、エア吸引手
段およびエア分離手段を無駄にフル駆動させることがな
い。そのため、設定風量に安定するまでに必要な時間を
一層短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態が適用されるRDHの内
部構成を示す断面図である。
【図2】載置板を中心にした構成を簡略化して示す平面
図である。
【図3】初期セット位置および供給用位置を説明するた
めの図である。
【図4】RDHの電気的構成を示すブロック図である。
【図5】RDH用CPUにおけるファンモータの駆動制
御を示すタイミングチャートである。
【図6】原稿量および原稿サイズと送風ファンモータを
設定風量に応じて駆動する際のオン/オフ時間との関係
を示す図である。
【図7】原稿量および原稿サイズと吸込ファンモータを
設定風量に応じて駆動する際のオン/オフ時間との関係
を示す図である。
【図8】エア風量の時間変化を示すグラフである。
【図9】原稿セット動作を説明するための流れ図であ
る。
【図10】サイズ検知センサを説明するために、載置板
の中央付近を切り欠いた平面図である。
【図11】原稿高さセンサを説明するための図である。
【符号の説明】
100 RDH 101 RDH用CPU 200 原稿載置部 210 載置板 252 サイズ検知センサ 300 移動ユニット 312 原稿高さセンサ 515 吸込ファン 517 引込ベルト 553 送風ファン M3 吸込ファンモータ M4 送風ファンモータ P4 原稿移送方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】初期セット位置および供給用位置がそれぞ
    れ設定された原稿載置板と、 初期セット位置に載置されている原稿を供給用位置にセ
    ットするために、当該原稿の後端部を押して当該原稿を
    所定の移送方向に沿って移送させるための移動ユニット
    と、 供給用位置に関連して設けられた引込ベルトと、 この引込ベルトに原稿を吸着させるために、エアを吸引
    するためのエア吸引手段と、 供給用位置にセットされる原稿の先端部にエアを吹きつ
    けて最下段の原稿を分離するためのエア分離手段と、 原稿載置板に載置された原稿のサイズを検知するための
    サイズ検知手段と、 原稿載置板に載置された原稿の原稿量を検知するための
    原稿量検知手段と、 上記サイズ検知手段および原稿量検知手段でそれぞれ検
    知された原稿サイズおよび原稿量に応じた風量を設定す
    るための風量設定手段と、 原稿移送開始信号に応答して、エア吸引手段およびエア
    分離手段をそれぞれ所定時間にわたってフル駆動し、そ
    の後、風量が上記風量設定手段で設定される風量となる
    ようにエア吸引手段およびエア分離手段をそれぞれ駆動
    する手段とを含むことを特徴とするエアフィード式循環
    型原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】上記所定時間は、上記風量設定手段で設定
    される風量に応じて異なる値に設定されていることを特
    徴とする請求項1記載のエアフィード式循環型原稿搬送
    装置。
JP16798696A 1996-06-27 1996-06-27 エアフィード式循環型原稿搬送装置 Pending JPH1017170A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006256820A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd シート供給装置及び画像形成装置
JP2014144858A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Duplo Corp 給紙装置および紙折り装置

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JP2006256820A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd シート供給装置及び画像形成装置
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