JPH10170328A - 車両の積載荷重測定装置 - Google Patents

車両の積載荷重測定装置

Info

Publication number
JPH10170328A
JPH10170328A JP33537096A JP33537096A JPH10170328A JP H10170328 A JPH10170328 A JP H10170328A JP 33537096 A JP33537096 A JP 33537096A JP 33537096 A JP33537096 A JP 33537096A JP H10170328 A JPH10170328 A JP H10170328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
output value
sensor
vehicle
sensor output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33537096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutada Uehara
一恭 上原
Masaya Matsuura
眞哉 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP33537096A priority Critical patent/JPH10170328A/ja
Publication of JPH10170328A publication Critical patent/JPH10170328A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の積載荷重測定装置において、積載荷重
をより広い領域で正確に測定可能とする。 【解決手段】 車両の積載荷重の変化に応じて変形また
は歪みを検出する荷重センサ31,32と、この荷重セ
ンサ31,32のセンサ出力に基づいて積載荷重を演算
するコントローラ34とを設け、コントローラ34が荷
重センサ31,32のセンサ出力xの増減方向に応じた
相関曲線ka ,kb を用いて設定された複数の係数
a ,yb を使用して演算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックなどの荷
物を積載する車両において、この荷物の積載量を測定す
る車両の積載荷重測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラックなどの大型車両におい
て、過積載を防止するために車両自体に積載荷重測定装
置を装備し、運転者が積載量を容易に測定することがで
きるようにしたものがある。
【0003】図9に従来の車両の積載荷重測定装置の概
略構成、図10に荷重センサ出力に対する積載荷重を表
すグラフを示す。
【0004】図9に示すように、積載荷重測定装置は、
荷重センサ001とアンプ002とコントローラ003と表示装
置004とから構成されている。荷重センサ001は車体フレ
ームの車軸支持部に装着された歪センサである。アンプ
002は荷重センサ001の出力信号を増幅するものである。
コントローラ003はアンプ002が増幅した出力値を演算し
て積載荷重を求めるものである。表示装置004はコント
ローラ003が演算して求められた積載荷重を運転者に知
らせるものである。
【0005】従って、トラックの荷台に荷物が積載され
ると、荷重センサ001がその荷重を測定して検出信号を
出力し、アンプ002がこの荷重センサ001の出力信号を増
幅し、コントローラ003がこのアンプ002が増幅した出力
値を演算して積載荷重を求め、表示装置004がこの積載
荷重を表示して運転者に知らせる。
【0006】このような積載荷重測定装置において、荷
重センサ001のセンサ出力からコントローラ003が積載荷
重を求める演算は、以下のような手法を用いて行われて
いる。即ち、図10に示すように、トラックの荷台に荷
物を積載しないときのセンサ出力値を0と設定すると共
に、トラックの荷台に最大積載荷重の荷物を積載したと
きのセンサ出力値をAと設定し、この0とAの点を結ん
だ直線を求める。そして、この直線の傾きを係数として
センサ出力に対する積載荷重を求めるようにしていた。
【0007】なお、このような従来の車両の積載荷重測
定装置として、例えば、特開平7−260558号公報
に開示されたものがある。この公報に開示された「車両
用積載荷重測定装置」は、予め求めておいた積載荷重増
加時の所定荷重以上の荷重領域における歪ゲージ出力と
荷重との相関を記憶し、且つ、積載荷重を測定する際に
歪ゲージが出力するゲージ出力に基づいて荷重を求め、
この求められた積載荷重増加時の荷重に関する情報を表
示するようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の車両の
積載荷重測定装置にあっては、荷重センサ001のセンサ
出力値からコントローラ003が積載荷重を求めるための
係数を、予めトラックが空車時のセンサ出力値0と最大
積載荷重搭載時のセンサ出力値Aとを結んだ直線の傾き
によって形成していた。ところが、トラックにあって
は、サスペンションとしてリーフスプリングが使用され
ており、トラックの荷台に積載された荷物の荷重がこの
リーフスプリングに作用しているとき、荷重の増加時と
減少時とではリーフスプリングの歪特性が異なってい
る。即ち、リーフスプリングは複数の板ばねを重ね合わ
せたものであり、各板ばね間には摩擦抵抗が存在する。
そのため、荷重が作用した場合、この摩擦抵抗によって
板ばねの変形度合が変化してしまう。従って、荷重セン
サ001が装着された車体フレームの車軸支持部での歪変
形量も、荷重の増加時と減少時とで異なってしまうる。
すると、図10に示すセンサ出力に対する積載荷重のグ
ラフを、予め計測した空車時のセンサ出力値0と最大積
載時のセンサ出力値Aとを結ぶ直線によって形成する
と、例えば、荷重の増加時にはセンサ出力から積載荷重
を適正に求めることができるが、荷重の減少時にはセン
サ出力から積載荷重を適正に求めることができないとい
う問題があった。
【0009】また、特開平7−260558号公報に開
示された従来の「車両用積載荷重測定装置」にあって
は、荷重の増加時にのみ計測を行うものとなっており、
荷重減少時には正確な計測を行うことができないので、
実用性に問題がある。
【0010】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、積載荷重をより広い領域で正確に測定可能な車
両の積載荷重測定装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の車両の積載荷重測定装置は、車両の積載荷
重の変化に応じて変形または歪みを検出する検出手段
と、該検出手段の検出出力に基づいて積載荷重を計測す
る制御手段とを具え、前記制御手段は、荷重増加方向の
相関と荷重減少方向の相関とを記憶し、前記検出手段の
検出出力の増減方向に応じた相関を使用して前記計測を
行うことを特徴とするものである。
【0012】従って、検出手段が車両の積載荷重の変化
に応じて変形または歪みを検出し、制御手段がこの検出
手段の検出出力に基づいて積載荷重を計測するが、この
とき、検出手段の検出出力の増減方向に応じた相関を使
用するため、検出手段のヒステリシス特性に合わせて各
相関を別々に設定して計測を行うこととなり、荷重増減
の方向に拘らず幅広い領域で精度の高い測定が可能とな
る。
【0013】また、本発明の車両の積載荷重測定装置に
おいて、制御手段は、前記相関として荷重増加方向用と
荷重減少方向用とでそれぞれ別の荷重演算式を使用して
前記計測を行うことを特徴とするものである。
【0014】従って、荷重増加方向と荷重減少方向とで
それぞれ別の荷重演算式を使用するため、検出手段のヒ
ステリシス特性に合わせて荷重増加方向の演算式と荷重
減少方向の演算式とをそれぞれ別に設定することがで
き、荷重変化の方向に拘らず幅広い領域で精度の高い測
定が可能となり、記憶容量が節約可能となると共に、較
正処理も容易に行うことが可能となる。
【0015】また、本発明の車両の積載荷重測定装置に
おいて、制御手段は、前記検出手段による検出出力の増
減方向の相関を領域に応じた複数の演算式として記憶
し、該複数の演算式を使用して演算を行うことを特徴と
するものである。
【0016】従って、荷重増加方向と荷重減少方向にお
いて、検出手段の検出出力の領域に応じて複数の演算式
を使用して演算を行うこととなり、幅広い領域で精度の
高い測定が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1実施形態に係
る車両の積載荷重測定装置の概略構成、図2に前輪側へ
の荷重センサの取付構造を表す断面、図3に後輪側への
荷重センサの取付構造を表す断面、図4に本実施形態の
積載荷重測定装置における荷重センサ出力に対する積載
荷重を表すグラフ、図5に本実施形態の積載荷重測定装
置による積載荷重測定方法のフローチャートを示す。
【0018】図1に示すように、トラックの荷台フレー
ム11において、前部には前後一対のブラケット12
a,12bが固定されている。前部サスペンションを構
成するリーフスプリング13は前部がシャックルピン1
4をもってブラケット12aに連結され、後部がブラケ
ット12bにシャックル15によって連結されている。
そして、このリーフスプリング13の中央部に前輪16
が支持されている。一方、荷台フレーム11の後部には
ブラケット21が固定されており、後部サスペンション
を構成するリーフスプリング22は中央部がこのブラケ
ット21にトラニオンピン23をもって連結されてい
る。そして、このリーフスプリング22の前部及び後部
にそれぞれ後輪24,25が支持されている。
【0019】荷重センサ31,32は磁歪センサや歪セ
ンサであって、シャックルピン14とトラニオンピン2
3の内部に設けられており、軸重の変化に対応した電気
信号を出力するようになっている。即ち、図2に示すよ
うに、荷台フレーム11のブラケット12aに支持され
たシャックルピン14には、軸方向の中心位置に沿って
一対の軸穴14a,14bが形成されており、この各軸
穴14a,14b内に荷重センサ31a,31bが嵌合
して取付けられている。従って、前輪16側の車両ばね
上荷重に比例して変形するシャックルピン14の歪をこ
の荷重センサ31a,31bによって検出することとな
る。
【0020】また、図3に示すように、荷台フレーム1
1のブラケット21に支持されたトラニオンピン23に
は、軸方向の中心位置に沿って一対の軸穴23a,23
bが形成されており、この各軸穴23a,23b内に荷
重センサ32a,32bが嵌合して取付けられている。
従って、後輪24,25側の車両ばね上荷重に比例して
変形するトラニオンピン23の歪をこの荷重センサ32
a,32bによって検出することとなる。
【0021】また、図1に示すように、各荷重センサ3
1,32(31a,31b,32a,32b)にはそれ
ぞれアンプ33a,33bを介してコントローラ34が
接続され、このコントローラ34には表示装置35が接
続されている。このアンプ33a,33bは荷重センサ
31,32の出力信号を増幅するものである。コントロ
ーラ34はアンプ33a,33bが増幅した出力値を演
算して積載荷重を求めるものである。また、表示装置3
5はコントローラ34が演算して求められた積載荷重を
運転者や積荷業者に知らせるものである。
【0022】ところで、本実施形態にあっては、コント
ローラ34は、荷重増加方向の相関として荷重増加方向
用係数と、荷重減少方向の相関として荷重減少方向用の
係数とを使用した、それぞれ別の荷重演算式を使用して
計測を行うようになっている。即ち、図4に示すよう
に、原点0と、トラックの荷台に積載荷重Wa を作用さ
せたときのセンサ出力値xa 点とを結んだ直線を求め、
この直線ka から荷重増加方向の係数ya を設定する。
また、、トラックの荷台に積載荷重Wa を作用させたと
きのセンサ出力値xa と、この状態からトラックの荷台
に作用する積載荷重Wa を下ろしたときのセンサ出力値
0 とを結んだ直線を求め、この直線kbから荷重減少
方向の係数yb を設定する。従って、荷重センサ31,
32の出力値に対して荷重増減に応じて設定した係数y
a ,yb を用いて積載荷重を求める。
【0023】ここで、上述した本実施形態の積載荷重測
定装置に処理操作について、図5のフローチャートに基
づいて説明する。
【0024】ステップS1にて荷重センサ31,32の
出力値を検出すると共に、その変化量が増加であるか、
減少であるかを判定する。即ち、荷物が新たに積み込ま
れたものか、下ろされたものかを判定し、荷重センサ3
1,32のセンサ出力が荷物の積み込み時のものであれ
ば、ステップS2に移行する。そして、このステップS
2にて荷重増加方向の係数ya を選択し、ステップS3
でこの係数ya を用い、荷重センサ31,32の出力値
xに係数ya を乗算して積載荷重Wを算出し、ステップ
S4にて表示装置35が各センサ毎に算出された積載荷
重Wの総和を総積載荷重としての表示を行う。
【0025】一方、ステップS1にて、荷重センサ3
1,32のセンサ出力が荷物の積み下ろし時のものであ
れば、ステップS5に移行する。そして、このステップ
S5にて荷重減少方向の係数yb を選択し、ステップS
3でこの係数yb を用い、荷重センサ31,32の出力
値xに係数yb を乗算して積載荷重Wを算出し、ステッ
プS3にて、前述したように、表示装置35が積載荷重
Wに基づく積載荷重としての表示を行う。
【0026】このように積載荷重の増加時には荷重増加
方向の係数ya を用い、積載荷重の減少時には荷重減少
方向の係数yb を用いることで、荷重センサ31,32
によるセンサ出力のヒステリシス特性に合わせて積載荷
重Wを正確に計測することができる。
【0027】図6に本発明の第2実施形態に係る車両の
積載荷重測定装置における荷重センサ出力に対する積載
荷重を表すグラフ、図7に本実施形態の積載荷重測定装
置による荷重増加時の積載荷重測定方法のフローチャー
ト、図8に本実施形態の積載荷重測定装置による荷重減
少時の積載荷重測定方法のフローチャートを示す。
【0028】本実施形態において、コントローラが積載
荷重を求めるための係数は、前述の実施形態と同様に、
荷重増加方向の相関と荷重減少方向の相関とを表すもの
であり、且つ、各増減方向の相関を複数の領域に分割し
て異なる係数でそれぞれ別の荷重演算式を使用して計測
を行うようになっている。
【0029】即ち、図6に示すように、荷重増加時の実
際のセンサ出力の特性が曲線k1 により表されるが、こ
の曲線k1 を4つの領域に分割して直線化し、各領域の
直線の傾きを係数y1 ,y2 ,y3 ,y4 と設定して演
算出力の特性を曲線k1 と近似させている。具体的に
は、原点0と、この状態から積載荷重を増加してトラッ
クの荷台に積載荷重W1 を作用させたときのセンサ出力
値x1 と、更にトラックの荷台に積載荷重W2 を作用さ
せたときのセンサ出力値x2 と、トラックの荷台に積載
荷重W3 を作用させたときのセンサ出力値x3 と、トラ
ックの荷台に積載荷重W4 を作用させたときのセンサ出
力値x4 とを結ぶ各直線の傾きをそれぞれy1 ,y2
3 ,y4 として求める。そして、荷重センサ31,3
2の出力値に対して各領域ごとに設定した荷重増加時用
の係数y1 ,y2 ,y3 ,y4 を用いて積載荷重を求め
る。
【0030】また、荷重減少時の実際のセンサ出力の特
性が曲線k2 により表されるが、この曲線k2 を4つの
領域に分割して直線化し、各領域の直線の傾きを係数y
5 ,y6 ,y7 ,y8 と設定して演算出力の特性を曲線
2 と近似させている。具体的には、トラックの荷台に
積載荷重W4 を作用させたときのセンサ出力値x4 と、
この状態から積載荷重を減少してトラックの荷台の積載
荷重W3 を作用させたときのセンサ出力値x5 と、トラ
ックの荷台に積載荷重W2 を作用させたときのセンサ出
力値x6 と、トラックの荷台に積載荷重W1 を作用させ
たときのセンサ出力値x7 、トラックの荷台の積載荷重
0としたときのセンサ出力値x8 とを結ぶ各直線の傾き
をそれぞれy5 ,y6 ,y7 ,y8 として求める。そし
て、荷重センサ31,32の出力値に対して各領域ごと
に設定した荷重減少時用の係数y 5 ,y6 ,y7 ,y8
を用いて積載荷重を求める。
【0031】ここで、上述した本実施形態の積載荷重測
定装置に処理操作について、図7及び図8のフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0032】前述の実施形態と同様に、荷重センサの出
力の変化量が増加であるか、減少であるか、即ち、荷物
が新たに積み込まれたものか、下ろされたものかを判定
し、荷物の積み込み時のものであれば、図7のフローチ
ャートに沿って処理が行われ、荷物の積み下ろし時のも
のであれば、図8のフローチャートに沿って処理が行わ
れる。
【0033】例えば、荷物の積み込み時には、図7に示
すように、ステップS11にて各機器の初期設定を行
い、ステップS12にて荷重センサ31,32が積載さ
れた荷物の歪を測定し、検出値を出力する。ステップS
13では、この荷重センサ31,32の出力値xが予め
設定されたセンサ出力値x1 より大きいかどうかを判定
し、大きくなければステップS14に移行する。そし
て、このステップS14で、荷重センサ31,32の出
力値xに係数y1 を乗算して積載荷重Wを算出し、ステ
ップS15にて表示装置35に積載荷重Wを出力する。
そして、表示装置35には各センサ毎に算出された積載
荷重Wの総和を総積載荷重としての表示を行う。
【0034】一方、ステップS13にて、荷重センサ3
1,32の出力値xが予め設定されたセンサ出力値x1
より大きければステップS16に移行し、荷重センサ3
1,32の出力値xが予め設定されたセンサ出力値x2
より大きいかどうかを判定し、大きくなければステップ
S17に移行する。そして、このステップS17で、荷
重センサ31,32の出力値xからセンサ出力値x1
減算した値に係数y2を乗算し、更にセンサ出力値x1
に対応して予め設定された積載荷重W1 を加算して積載
荷重Wを算出し、ステップS15にては表示装置35が
積載荷重Wを出力する。
【0035】また、ステップS16にて、荷重センサ3
1,32の出力値xが予め設定されたセンサ出力値x2
より大きければステップS18に移行し、荷重センサ3
1,32の出力値xが予め設定されたセンサ出力値x3
より大きいかどうかを判定し、大きくなければステップ
S19に移行する。そして、このステップS19で、荷
重センサ31,32の出力値xからセンサ出力値x2
減算した値に係数y3を乗算し、更にセンサ出力値x2
に対応して予め設定された積載荷重W2 を加算して積載
荷重Wを算出し、ステップS15にて表示装置35に積
載荷重Wを出力する。
【0036】更に、ステップS18にて、荷重センサ3
1,32の出力値xが予め設定されたセンサ出力値x3
より大きければステップS20に移行し、荷重センサ3
1,32の出力値xが予め設定されたセンサ出力値x4
より大きいかどうかを判定し、大きくなければステップ
S21に移行する。そして、このステップS21で、荷
重センサ31,32の出力値xからセンサ出力値x3
減算した値に係数y4を乗算し、更にセンサ出力値x3
に対応して予め設定された積載荷重W3 を加算して積載
荷重Wを算出し、ステップS15にて表示装置35に積
載荷重Wを出力する。
【0037】そして、ステップS20にて、荷重センサ
31,32の出力値xが予め設定されたセンサ出力値x
4 より大きければステップS22に移行し、荷重センサ
31,32の出力値xからセンサ出力値x4 を減算した
値に係数y4 を乗算し、更にセンサ出力値x4 に対応し
て予め設定された積載荷重W4 を加算して積載荷重Wを
算出し、ステップS15にて表示装置35に積載荷重W
を出力する。
【0038】また、荷物の積み下ろし時には、図8に示
すように、ステップS51にて各機器の初期設定を行
い、ステップS52にて荷重センサ31,32が積載さ
れた荷物の歪を測定し、検出値を出力する。ステップS
53では、この荷重センサ31,32の出力値xが予め
設定されたセンサ出力値x7 より大きいかどうかを判定
し、大きくなければステップS54に移行する。そし
て、このステップS54で、センサ出力値x7 から荷重
センサ31,32の出力値xを減算した値に係数y 8
乗算し、センサ出力値x7 に対応して予め設定された積
載荷重W1 からこの乗算値を減算して積載荷重Wを算出
し、ステップS55にて表示装置35に積載荷重Wを出
力する。
【0039】一方、ステップS53にて、荷重センサ3
1,32の出力値xが予め設定されたセンサ出力値x7
より大きければステップS56に移行し、荷重センサ3
1,32の出力値xが予め設定されたセンサ出力値x6
より大きいかどうかを判定し、大きくなければステップ
S57に移行する。そして、このステップS57で、セ
ンサ出力値x6 から荷重センサ31,32の出力値xを
減算した値に係数y7を乗算し、センサ出力値x6 に対
応して予め設定された積載荷重W2 からこの乗算値を減
算して積載荷重Wを算出し、ステップS55にて表示装
置35に積載荷重Wを出力する。
【0040】また、ステップS56にて、荷重センサ3
1,32の出力値xが予め設定されたセンサ出力値x6
より大きければステップS58に移行し、荷重センサ3
1,32の出力値xが予め設定されたセンサ出力値x5
より大きいかどうかを判定し、大きくなければステップ
S59に移行する。そして、このステップS59で、セ
ンサ出力値x5 から荷重センサ31,32の出力値xを
減算した値に係数y6を乗算し、センサ出力値x5 に対
応して予め設定された積載荷重W3 からこの乗算値を減
算して積載荷重Wを算出し、ステップS55にて表示装
置35に積載荷重Wを出力する。
【0041】更に、ステップS58にて、荷重センサ3
1,32の出力値xが予め設定されたセンサ出力値x3
より大きければステップS60に移行し、このステップ
S60で、センサ出力値x4 から荷重センサ31,32
の出力値xを減算した値に係数y5 を乗算し、センサ出
力値x4 に対応して予め設定された積載荷重W4 からこ
の乗算値を減算して積載荷重Wを算出し、ステップS5
5にて表示装置35に積載荷重Wを出力する。
【0042】なお、上述した本実施形態の積載荷重測定
装置において、荷重センサ出力領域をそれぞれ4つの領
域に分割し、各領域の直線の傾きを係数y1 ,y2 ,y
3 ,y4 とy5 ,y6 ,y7 ,y8 と設定したが、領域
の分割は4つに限るものではなく、分割数が増加すれ
ば、より正確な積載荷重を算出することができるもので
あり、適宜設定すればよいものである。
【0043】また、本発明の上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、荷重の増減方向に対応して別々に設
定したマップを使用して計測を行うようにしてもよい
が、この場合は、上述した実施形態のように、演算を使
用するものに比べてメモリの記憶容量が増大したり、較
正処理が複雑になる。
【0044】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように本発明の車両の積載荷重測定装置によれば、検出
手段が車両の積載荷重の変化に応じて変形または歪みを
検出し、制御手段がこの検出手段の検出出力に基づいて
積載荷重を演算するとき、検出出力の増減方向に応じた
相関を使用して計測を行うようにしたので、検出手段の
ヒステリシス特性に合わせて各相関を別々に設定して計
測することとなり、車両の積載荷重をより広い領域で測
定することができると共に、その測定精度の向上を図る
ことができる。
【0045】また、本発明の車両の積載荷重測定装置に
よれば、相関として荷重増加方向用と荷重減少方向用と
でそれぞれ別の荷重演算式を使用して計測を行うように
したので、ヒステリシス特性に合わせて荷重増加方向の
演算式と荷重減少方向の演算式とをそれぞれ別に設定す
ることができ、荷重変化の方向に拘らず幅広い領域で精
度の高い測定を行うことができ、記憶容量を節約するこ
とがてきると共に、較正処理も容易に行うことができ
る。
【0046】また、本発明の車両の積載荷重測定装置に
よれば、検出手段による検出出力の増減方向の相関を領
域に応じた複数の演算式として記憶し、この複数の演算
式を使用して演算を行うようにしたので、荷重増加方向
と荷重減少方向において、検出手段の検出出力の領域に
応じて複数の演算式を使用して演算を行うこととなり、
幅広い領域で精度の高い測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両の積載荷重測
定装置の概略構成図である。
【図2】前輪側への荷重センサの取付構造を表す断面図
である。
【図3】後輪側への荷重センサの取付構造を表す断面図
である。
【図4】本実施形態の積載荷重測定装置における荷重セ
ンサ出力に対する積載荷重を表すグラフである。
【図5】本実施形態の積載荷重測定装置による積載荷重
測定方法のフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態に係る車両の積載荷重測
定装置における荷重センサ出力に対する積載荷重を表す
グラフである。
【図7】本実施形態の積載荷重測定装置による荷重増加
時の積載荷重測定方法のフローチャートである。
【図8】本実施形態の積載荷重測定装置による荷重減少
時の積載荷重測定方法のフローチャートである。
【図9】従来の車両の積載荷重測定装置の概略構成図で
ある。
【図10】荷重センサ出力に対する積載荷重を表すグラ
フである。
【符号の説明】
11 荷台フレーム 13 リーフスプリング 14 シャックルピン 16 前輪 22 リーフスプリング 23 トラニオンピン 24,25 後輪 31,31a,31b,32,32a,32b 荷重セ
ンサ(検出手段) 33a,33b アンプ 34 コントローラ(制御手段) 35 表示手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の積載荷重の変化に応じて変形また
    は歪みを検出する検出手段と、該検出手段の検出出力に
    基づいて積載荷重を計測する制御手段とを具え、前記制
    御手段は、荷重増加方向の相関と荷重減少方向の相関と
    を記憶し、前記検出手段の検出出力の増減方向に応じた
    相関を使用して前記計測を行うことを特徴とする車両の
    積載荷重測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の積載荷重測定装置
    において、前記制御手段は、前記相関として荷重増加方
    向用と荷重減少方向用とでそれぞれ別の荷重演算式を使
    用して前記計測を行うことを特徴とする車両の積載荷重
    測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両の積載荷重測定装置
    において、前記制御手段は、前記検出手段による検出出
    力の増減方向の相関を領域に応じた複数の演算式として
    記憶し、該複数の演算式を使用して演算を行うことを特
    徴とする車両の積載荷重測定装置。
JP33537096A 1996-12-16 1996-12-16 車両の積載荷重測定装置 Pending JPH10170328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33537096A JPH10170328A (ja) 1996-12-16 1996-12-16 車両の積載荷重測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33537096A JPH10170328A (ja) 1996-12-16 1996-12-16 車両の積載荷重測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10170328A true JPH10170328A (ja) 1998-06-26

Family

ID=18287782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33537096A Pending JPH10170328A (ja) 1996-12-16 1996-12-16 車両の積載荷重測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10170328A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002303546A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Kubota Corp 計重装置のヒステリシス補正方法
WO2012000362A1 (zh) * 2010-06-30 2012-01-05 福建省计量科学研究院 检定大型衡器的系统及其自定位加卸载载荷测量装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002303546A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Kubota Corp 計重装置のヒステリシス補正方法
WO2012000362A1 (zh) * 2010-06-30 2012-01-05 福建省计量科学研究院 检定大型衡器的系统及其自定位加卸载载荷测量装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4588038A (en) Load weight measuring method
EP0540741B1 (en) System for measuring carrying weight of vehicle
US5929388A (en) Vehicle load measuring apparatus and method
JP2935531B2 (ja) 車両における軸負荷検出方法および装置
US5677498A (en) Vehicle axle load weighing system
JP2526320Y2 (ja) 積載物計量装置
US3443652A (en) Vehicle weighing device
JP2973932B2 (ja) 車両荷重測定装置
JP3384753B2 (ja) シート荷重計測装置
JPH10170328A (ja) 車両の積載荷重測定装置
JP2005121405A (ja) 車両用自重計
JPH10170327A (ja) 車両の積載荷重測定装置
CN114563069A (zh) 一种综合高精度智能车辆实时称重方法及其系统
EP2075145A1 (en) Method and system for detecting the load of a vehicle equipped with non-pneumatic suspensions
JP3494715B2 (ja) 自重計校正方法および装置
JP2003262548A (ja) 車両荷重測定用センサユニット
JPH11304576A (ja) 積載量計測装置
JPH07260558A (ja) 車両用積載荷重測定装置
JP3464516B2 (ja) ロードセルの零点変化検出装置及びロードセルの零点変化補正装置
JP3282534B2 (ja) 車両の積載荷重測定装置
JP3426418B2 (ja) 自動車用重量計測装置
KR100455038B1 (ko) 차량의 축중 측정 방법 및 장치
JP3129176B2 (ja) 車両荷重測定用センサの較正指示方法及びその装置
JP3341657B2 (ja) 車両の積載荷重測定装置
JPH0783739A (ja) 車両の積載重量計測システム及び積載重量計測システムの応力付加装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001107