JPH10170266A - 二輪車傾斜角測定装置 - Google Patents

二輪車傾斜角測定装置

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JPH10170266A
JPH10170266A JP8353037A JP35303796A JPH10170266A JP H10170266 A JPH10170266 A JP H10170266A JP 8353037 A JP8353037 A JP 8353037A JP 35303796 A JP35303796 A JP 35303796A JP H10170266 A JPH10170266 A JP H10170266A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二輪車が大きく傾斜しても精度良く傾斜角を
測定すること。 【解決手段】 二輪車の車輪近傍に当該二輪車の車体と
平行に設置され当該二輪車の進行方向に略直交する平面
で路面に対する距離を測定する路面距離計測部10と、
この路面距離計測部10から出力される距離情報に基づ
いて二輪車の傾きを算出する傾き算出部19とを備えて
いる。しかも、路面距離計測部10が、車輪2の左右に
設置され平面上でかつ車輪の回転軸5に略直交する方向
を計測する第1及び第2のセンサ11,12と、これら
第1および第2のセンサ11,12の計測地点よりも回
転軸5の軸方向に左右に一定角度開いた外側方向を計測
する第3及び第4のセンサ13,14とを備えている。
さらに、傾き算出部が、二輪車の傾斜が大きいときには
左右一方の側の一定角度開いた2つのセンサの出力に基
づいて当該二輪車の傾きを算出する4センサ式算出機能
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二輪車傾斜角測定
装置に係り、特に、二輪車の走行中に当該二輪車の傾斜
角(バンク角)を計測する二輪車傾斜角測定装置に関す
る。この二輪車傾斜角測定装置は、より具体的には、レ
ース用二輪車の車体の挙動を計測して記録するデータ収
録システムに用いられる。このデータ収録システムは、
二輪車各部の調整や故障などの原因を推測するためのデ
ータを収録する。さらに、二輪車傾斜角測定装置は、傾
斜角が一定値を越えたときに警報を出力するなど、市販
の二輪車にも応用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、2つの超音波距離計を用いて
二輪車の傾斜角の測定を行うものがある。例えば、特開
平1−208289号公報には、二輪自動車の車軸部材
から軸方向の左右に一対の超音波測長器を設置し、この
一対の超音波測定器からの測定距離の差分に基づいて傾
斜角を演算する二輪自動車用傾斜角検出装置が開示され
ている。
【0003】また、ジャイロを用いて傾斜角を測定する
ものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ジャイ
ロは振動に弱いため、レース用車両のように300km
/h以上の速度で走行する車両では角度計測が困難とな
る、という不都合があった。しかも、ジャイロで計測精
度を向上させるには大きく重くする必要があるため、二
輪車に搭載して当該二輪車の傾斜角を計測する用途には
向かない。特に、あまりに重量があると二輪車の走行に
影響を与えてしまう、という不都合が生ずる。
【0005】さらに、ジャイロは時間が経過するにつれ
ドリフトが生し、ゼロ点が移動する。これをリセットす
るためには何秒か静止させる必要があるが、走行中(レ
ース中)にジャイロ及び二輪車を静止させることはでき
ない。
【0006】また、特開平1−208289号公報に記
載された手法では、二輪車のレースなどで大きくバンク
すると、一方の距離センサの計測距離が長くなり、S/
N比が悪化して計測精度が落ちる、とうい不都合があっ
た。
【0007】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、二輪車が大きく傾斜しても精度良く傾斜
角を測定することのできる二輪車傾斜角測定装置を提供
することを、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、図
1に示すように、二輪車の車輪近傍に当該二輪車の車体
と平行に設置され当該二輪車の進行方向に略直交する平
面で路面に対する距離を測定する路面距離計測部と、こ
の路面距離計測部から出力される距離情報に基づいて二
輪車の傾きを算出する傾き算出部とを備えている。しか
も、路面距離計測部が、車輪の左右に設置され平面上で
かつ車輪の回転軸に略直交する方向を計測する第1及び
第2のセンサと、これら第1および第2のセンサの計測
地点よりも回転軸の軸方向に左右に一定角度開いた外側
方向を計測する第3及び第4のセンサとを備えている。
さらに、傾き算出部が、二輪車の傾斜が大きいときには
左右一方の側の一定角度開いた2つのセンサの出力に基
づいて当該二輪車の傾きを算出する4センサ式算出機能
を備えた、という構成を採っている。これにより前述し
た目的を達成しようとするものである。
【0009】本発明では、二輪車が大きく傾斜すると、
傾斜した一方の側の2つのセンサは一定角度で開きなが
ら路面に近づく。そして、他方の側のセンサの計測方向
は2つとも路面方向とは異なる方向となっていく。この
ため、傾き算出部は、傾斜した側の2つのセンサ出力に
基づいて当該二輪車の傾斜角を算出する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。二輪車傾斜角測定装置は、二輪車
の車輪近傍に当該二輪車の車体と平行に設置され当該二
輪車の進行方向に略直交する平面で路面に対する距離を
測定する路面距離計測部10と、この路面距離計測部1
0から出力される距離情報に基づいて二輪車の傾きを算
出する傾き算出部19とを備えている。ここでは、路面
距離計測部の具体例として4つの実施形態を詳細に説明
する。このため、まず、センサを用いた傾斜角測定の基
本的な計測手法を図2乃至図7を参照して説明する。
【0011】図2に示すように、センサ11,12は、
二輪車1のスイングアーム3に設置される。図3はこの
センサ11,12を設置した二輪車を後ろから見た説明
図である。各センサ11,12の計測方向は、二輪車1
の傾きと平行に路面に対して傾く。また、図4に示すよ
うに、各センサ11,12は、車輪2の回転軸5の近傍
に配置する。
【0012】図5は傾斜角の計算方法を説明するための
説明図である。図5に示すように、第1及び第2のセン
サはタイヤ2に平行な方向の路面に対する距離を測定す
る。センサ11,12間の距離をw1とし、傾斜した側
のセンサ11が計測する短い距離をd2、他方のセンサ
12が計測する長い距離をd1とすると、二輪車の傾斜
角θは次式(1)で表される。
【0013】 tanθ=(d1−d2)/w1 ...... 式(1)
【0014】図6はハードウエア資源の構成を示す説明
図である。センサ制御・演算回路19は、センサ11,
12等を制御すると共に、各センサから出力される距離
情報に基づいて傾斜角を算出する傾き算出部として機能
する。このセンサ制御・演算回路19によって算出され
た傾斜角データ及び2センサの距離差は、データレコー
ダ8に格納される。センサ11,12とセンサ制御演算
回路19等とは、ケーブル15を介してコネクタ16に
より接続されている。さらに、センサ11,12とセン
サ制御・演算回路との間には、センサ出力を補正するた
めのゼロ点補正用スイッチが併設されている。
【0015】次に、計測手順を図7のフローチャートを
参照して説明する。まず、右側の第1のセンサ11で距
離を計測する(ステップS1)、次いで、左側の第2の
センサ12で距離を計測する(ステップS2)。さら
に、左右の距離差を計算し(ステップS3)、この距離
車から傾斜角を計算する(ステップS4)。この傾斜角
は、時刻等と共に記録する(ステップS5)。
【0016】しかし、この図7に示した手法では、レー
ス用の二輪車は傾斜角が非常に大きくなるため、外側の
センサの計測距離が大きくなり、センサのS/N比が悪
化する、という不都合が生ずる。
【0017】このため、本実施形態では、図1に示すよ
うに、路面距離計測部10が、車輪2の左右に設置され
平面上でかつ車輪の回転軸5に略直交する方向を計測す
る第1及び第2のセンサ11,12と、これら第1およ
び第2のセンサ11,12の計測地点よりも回転軸5の
軸方向に左右に一定角度開いた外側方向を計測する第3
及び第4のセンサ13,14とを備えている。
【0018】しかも、傾き算出部が、二輪車の傾斜が大
きいときには左右一方の側の一定角度開いた2つのセン
サの出力に基づいて当該二輪車の傾きを算出する4セン
サ式算出機能を備えている。
【0019】第3及び第4のセンサは、第1および第2
のセンサの計測地点よりも回転軸の軸方向で左右に一定
角度開いた外側方向を計測する。この角度は二輪車の最
大傾斜角に応じて任意に定められるが、図1に示す例で
は、傾斜角の計算を容易とするため、この一定角度を9
0度としている。
【0020】第3のセンサ13は、車輪2の回転軸方向
で進行方向に対して右側を計測し、距離d1を測定す
る。一方、第4のセンサは、距離d4を測定する。第1
のセンサは距離d2を出力し、第2のセンサは距離d3を
出力する。第1実施形態では、傾斜角θは次式(2)か
ら(4)で表される。
【0021】右に大きく傾いた場合: tanθ=d2/d1 ...... 式(2) 左に大きく傾いた場合: tanθ=d3/d4 ...... 式(3) 傾斜角が小さい場合: tanθ=(d3−d2)/w1 ...... 式(4)
【0022】図1に示す例では、傾斜角が大きくなり、
例えば第2のセンサの計測距離が長くなる場合には、同
時に、第3のセンサの計測距離が短くなるため、二輪車
の最大傾斜角まで二輪車が傾斜しても、センサの計測距
離を一定距離内とすることができ、従って、二輪車の傾
斜の状態に左右されず精度良く傾斜角を測定することが
できる。
【0023】〔第2実施形態〕第2の実施形態では、図
8に示すように、路面距離計測部10が、車輪の左右に
設置され平面上でかつ車輪の回転軸に略直交する方向を
計測する第1及び第2のセンサ21,22と、第1及び
第2のセンサを結ぶ直線と平行する位置に設置され当該
第1及び第2のセンサの計測方向と平行する方向を計測
する第3のセンサとを備えている。
【0024】しかも、傾き算出部が、二輪車の傾斜が大
きいときには左右一方の側の1つのセンサの出力と第3
のセンサの出力とに基づいて当該二輪車の傾きを算出す
る3センサ式算出機能を備えている。
【0025】この第2の実施形態では、第1のセンサ2
1と第2のセンサ22との間に、第3のセンサ23を設
けている。このため、大きく傾斜した場合には、進行方
向に対して中心に設置された第3のセンサ23の出力
と、第1又は第2のセンサ21,22の出力とに基づい
て傾斜角を算出する。
【0026】第1のセンサ21の出力をd1,第2のセ
ンサ22の出力をd3,第3のセンサ23の出力をd2と
し、第1又は第2のセンサと第3のセンサまでの距離を
w2とすると、二輪車1が大きく傾いたときの傾斜角θ
は次式(5)及び(6)で表される。
【0027】右に大きく傾いた場合: tanθ=(d2−d1)/w2 ...... 式(5) 左に大きく傾いた場合: tanθ=(d2−d3)/w2 ...... 式(6)
【0028】この第3のセンサ22は、第1及び第2の
センサを結ぶ直線と平行する位置に設置する。二輪車の
上下方向について第3のセンサの高さが他のセンサと異
なる場合には、d2−d1又はd2−d3の距離からその高
さ分補正する。また、二輪車の側面から見た左右方向の
位置が第3のセンサと他のセンサが異なる場合には、w
2の値は、第1のセンサと第2のセンサを結ぶ直線上で
の第3のセンサの位置を基準として定める。
【0029】第2の実施形態では、図8に示すように、
二輪車1が大きく傾斜しても、中心のセンサ23の計測
距離は外側のセンサほど大きくならない。このため、S
/N比の悪化が生じ難く、従って、精度良く傾斜角を測
定することができる。
【0030】〔第3実施形態〕第3の実施形態では、図
9に示すように、路面距離計測部10が、車輪の左右に
設置され平面上でかつ車輪の回転軸に直交する方向より
も車体側となる内側方向を計測する第1及び第2のセン
サ31,32を備えている。本実施形態では、車輪2の
回転軸に直交する方向に対するセンサの傾斜角をαとす
る。
【0031】しかも、傾き算出部が、第1及び第2のセ
ンサの内側への傾斜角度と当該2つのセンサ出力とに基
づいて当該二輪車の傾斜角を算出する2センサ傾斜式算
出機能を備えている。
【0032】具体的には、図10に示すように、センサ
の取付の傾斜角αとセンサ出力とを用いて二輪車の車輪
2と平行な方向での路面までの距離Lを算出し、次い
で、上述した基本方式と同様にセンサ間の幅w1を用い
て二輪車の傾斜角を算出する。第2のセンサ32を例と
して、センサ出力をd2、センサの傾斜αがないときの
路面までの距離をLとすると、この距離Lは次式(7)
で表される。
【0033】 L1=d2×cosα L2=d2×sinα×tanθ L=L1+L2 =d2(cosα+sinα×tanθ) ...... 式(7)
【0034】このため、二輪車の傾斜角θは、第3の実
施形態では、次式(8)で算出できる。
【0035】 tanθ=(d1×A−d2×A)/w1 .... 式(8) 但し、A=cosα+sinα×tanθ
【0036】この第3の実施形態では、図9に示すよう
に、2つのセンサを内側に傾斜させて設置しているた
め、バイクが傾斜しても、外側のセンサの計測距離は一
定以上長くならず、従って、S/N比の悪化という不都
合が生じない。特に、傾斜せずに走行しているときから
計測距離が長いため、傾斜による計測距離の変化が極端
に大きくならず、従って、安定した精度で計測すること
ができる。
【0037】〔第4実施形態〕本実施形態では、図11
に示すように、路面距離計測部10が、車輪の左右に固
定され当該車輪の回転軸に対して一定角度をなす方向へ
の距離を計測する2つのセンサを備えている。しかも、
路面距離計測部10に、路面距離計測部10が出力する
距離の変化と二輪車の傾斜角の変化との相関関係が予め
定義されたマップを記憶したマップ記憶部を併設してい
る。
【0038】さらに、傾き算出部が、二輪車の傾斜が大
きいときには2つのセンサのうち傾斜した側のセンサ出
力に基づいてマップ記憶部に格納されたマップに従って
傾斜角を判定するマップ式判定機能を備えている。
【0039】この第4の実施形態では、二輪車の傾斜角
が一定角以上となった場合には、一方のセンサ出力のみ
を用いて当該二輪車の傾斜角を測定する。このため、二
輪車の傾斜と片側のセンサ出力との相関関係を予め求め
ておき、センサ出力の変化に応じた傾斜角の変化を一定
間隔でマップとして作成している。
【0040】このマップの作成については、図11に示
すタイヤの高さLを用いている。このセンサ41,42
を結ぶ直線から路面までの距離Lは、タイヤの断面形状
に基づいて予め算出する。また、タイヤの歪みを測定し
てもよい。さらに、このLとd1との関係から、二輪車
の傾きを算出する。そして、当該センサ出力と二輪車の
傾きの相関関係をマップとする。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、二輪車が大きく傾斜すると、傾斜
した一方の側の2つのセンサは一定角度で開きながら路
面に近づき、他方の側のセンサの計測方向は2つとも路
面方向とは異なる方向となるため、傾き算出部は、傾斜
した側の2つのセンサ出力に基づいて当該二輪車の傾斜
角を算出することができ、従って、小型の距離センサを
使用することにより、二輪車の走行に影響を与えずに傾
斜角を計測でき、さらに、二輪車の傾斜によってセンサ
の計測距離が変動しても、精度良く傾斜角を測定するこ
とができる従来にない優れた二輪車傾斜角測定装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による二輪車傾斜角測
定装置を設置した二輪車を後ろから見た説明図である。
【図2】図1に示した二輪車を側面から見た説明図であ
る。
【図3】2つのセンサにより傾斜角を測定する例を示す
説明図である。
【図4】図2に示したセンサ取付部分の拡大図である。
【図5】図3に示した位置関係での傾斜角の算出を示す
説明図である。
【図6】図3に示した二輪車傾斜角測定装置のハードウ
エア資源の構成を示す説明図である。
【図7】図3に示した二輪車傾斜角測定装置の動作を示
すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態による二輪車傾斜角測
定装置を設置した二輪車を後ろから見た説明図である。
【図9】本発明の第3の実施形態による二輪車傾斜角測
定装置を設置した二輪車を後ろから見た説明図である。
【図10】図9に示した位置関係での傾斜角の算出を示
す説明図である。
【図11】本発明の第4の実施形態による二輪車傾斜角
測定装置を設置した二輪車を後ろから見た説明図であ
る。
【符号の説明】
1 二輪車 2 車輪 3 スイングアーム 4 路面 5 回転軸 6 ケーブル 10 路面距離計測部10 11,21,31,41 第1のセンサ 12,22,32,42 第2のセンサ 13,23 第3のセンサ 14 第4のセンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二輪車の車輪近傍に当該二輪車の車体と
    平行に設置され当該二輪車の進行方向に略直交する平面
    で路面に対する距離を測定する路面距離計測部と、この
    路面距離計測部から出力される距離情報に基づいて前記
    二輪車の傾きを算出する傾き算出部とを備えた二輪車傾
    斜角測定装置において、 前記路面距離計測部が、車輪の左右に設置され前記平面
    上でかつ前記車輪の回転軸に略直交する方向を計測する
    第1及び第2のセンサと、これら第1および第2のセン
    サの計測地点よりも前記回転軸の軸方向に左右に一定角
    度開いた外側方向を計測する第3及び第4のセンサとを
    備え、 前記傾き算出部が、前記二輪車の傾斜が大きいときには
    前記左右一方の側の前記一定角度開いた2つのセンサの
    出力に基づいて当該二輪車の傾きを算出する4センサ式
    算出機能を備えたことを特徴とする二輪車傾斜角測定装
    置。
  2. 【請求項2】 二輪車の車輪近傍に設置され当該二輪車
    の進行方向に略直交する平面で路面に対する距離を測定
    する路面距離計測部と、この路面距離計測部から出力さ
    れる距離情報に基づいて前記二輪車の傾きを算出する傾
    き算出部とを備えた二輪車傾斜角測定装置において、 前記路面距離計測部が、車輪の左右に設置され前記平面
    上でかつ前記車輪の回転軸に略直交する方向を計測する
    第1及び第2のセンサと、前記第1及び第2のセンサを
    結ぶ直線と平行する位置に設置され当該第1及び第2の
    センサの計測方向と平行する方向を計測する第3のセン
    サとを備え、 前記傾き算出部が、前記二輪車の傾斜が大きいときには
    前記左右一方の側の1つのセンサの出力と前記第3のセ
    ンサの出力とに基づいて当該二輪車の傾きを算出する3
    センサ式算出機能を備えたことを特徴とする二輪車傾斜
    角測定装置。
  3. 【請求項3】 二輪車の車輪近傍に設置され当該二輪車
    の進行方向に直交する平面で路面に対する距離を測定す
    る路面距離計測部と、この路面距離計測部から出力され
    る距離情報に基づいて前記二輪車の傾きを算出する傾き
    算出部とを備えた二輪車傾斜角測定装置において、 前記路面距離計測部が、車輪の左右に設置され前記平面
    上でかつ前記車輪の回転軸に直交する方向よりも車体側
    となる内側方向を計測する第1及び第2のセンサを備
    え、 前記傾き算出部が、前記第1及び第2のセンサの内側へ
    の傾斜角度と当該2つのセンサ出力とに基づいて当該二
    輪車の傾斜角を算出する2センサ傾斜式算出機能を備え
    たことを特徴とする二輪車傾斜角測定装置。
  4. 【請求項4】 二輪車の車輪近傍に設置され当該二輪車
    の進行方向に直交する平面で路面に対する距離を測定す
    る路面距離計測部と、この路面距離計測部から出力され
    る距離情報に基づいて前記二輪車の傾きを算出する傾き
    算出部とを備えた二輪車傾斜角測定装置において、 前記路面距離計測部が、前記車輪の左右に固定され当該
    車輪の回転軸に対して一定角度をなす方向への距離を計
    測する2つのセンサを備え、 前記路面距離計測部に、前記路面距離計測部が出力する
    距離の変化と前記二輪車の傾斜角の変化との相関関係が
    予め定義されたマップを記憶したマップ記憶部を併設
    し、 前記傾き算出部が、前記二輪車の傾斜が大きいときには
    前記2つのセンサのうち傾斜した側のセンサ出力に基づ
    いて前記マップ記憶部に格納されたマップに従って傾斜
    角を判定するマップ式判定機能を備えたことを特徴とす
    る二輪車傾斜角測定装置。
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