JPH10170011A - 床暖房システムの過熱防止装置 - Google Patents

床暖房システムの過熱防止装置

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JPH10170011A
JPH10170011A JP33200996A JP33200996A JPH10170011A JP H10170011 A JPH10170011 A JP H10170011A JP 33200996 A JP33200996 A JP 33200996A JP 33200996 A JP33200996 A JP 33200996A JP H10170011 A JPH10170011 A JP H10170011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating system
prevention device
floor heating
heat storage
switching elements
Prior art date
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Pending
Application number
JP33200996A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Yamaguchi
義信 山口
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FINE TEC KENKYUSHO KK
NETSU RIYOU KAIHATSU KK
Original Assignee
FINE TEC KENKYUSHO KK
NETSU RIYOU KAIHATSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】床暖房システムにおいて、どの場所の温度の過
熱をも感知することができ、しかも設置作業が簡単な床
暖房システムの過熱防止装置を提供する。 【解決手段】複数の感熱開閉素子を複数列に配列し、前
記複数の感熱開閉素子を電気的に直列接続し、前記複数
列の感熱開閉素子間を柔軟性を有する複数の保持部材で
保持する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床暖房システムの
過熱防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、従来使用されてきた化石燃料の燃
焼による暖房システムに代わり、安全で快適な床暖房シ
ステムが普及してきている。この床暖房システムの従来
例を図6に示す。図6において、床暖房システムは、捨
て板21の上に発泡系断熱材22を敷設し、この発泡系
断熱材22の上に加熱用のスダレ形や面状のヒータ23
を設置する。さらに、このヒータ23の上に蓄熱材24
を載せ、この蓄熱材24の上に温度感知用のサーミスタ
25を適切な場所に設置する。さらに、蓄熱材24の上
には熱の拡散をよくするため、アルミ等の均熱板26が
敷かれ、表面には床材のフローリング27が貼られる。
【0003】また、ヒータ23はリレーボックス28を
経由して電源に接続され、サーミスタ25は温度制御用
のコントロールボックス29に接続されて、このコント
ロールボックス29により温度設定がされる。このリレ
ーボックス28とコントロールボックス29は制御ケー
ブル30で接続され、ヒータ23が設定温度以上に過熱
した場合に、サーミスタ25が感知して、コントロール
ボックス29より制御ケーブル30を介してリレーボッ
クス28に信号が送られ、リレーボックス28内のリレ
ーを遮断して、ヒータ23に供給する電源を止めるよう
になっている。
【0004】この床暖房システムは、深夜電力を利用し
て、夜間にヒータ23で蓄熱材24を加熱して、蓄熱材
24に熱を蓄積し、日中はこの蓄積した熱を放出して暖
房に供するものである。この床暖房システムは、深夜電
力料金を利用することで暖房経費を安くすることがで
き、しかも蓄熱材が不燃物なので安全であるという利点
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の床暖房システムにおいては、温度を感知するサ
ーミスタ25は、設置する手間の問題から蓄熱材24の
各列に1個しか設置されておらず、その設置場所が限ら
れているため、サーミスタ25の設置場所以外で、例え
ば、布団や毛布を置いた場合に、その場所だけ高熱にな
ってもサーミスタ25に感知されないので、過熱してし
まうとの問題があった。この問題を解決する方法として
は、蓄熱材24の上に数多くのサーミスタ25を格子状
や網目状に均一に設置すればよいが、この作業を工事現
場で行うことは非常に手間のかかることであり、特に床
が広い場合等は、この配線処理が非常に面倒であるとい
う問題があった。
【0006】このため、サーミスタ等の感熱素子を使用
せず、ヒータ自身がPTC特性(自己温度調節機能)を
持つマレール発熱体と呼ばれる自己温度調節発熱体を使
用する場合もあったが、このマレール発熱体は、図7に
示すような温度−抵抗特性を持っているため、マレール
発熱体の温度が低い時に電源を投入すると、マレール発
熱体の抵抗が小さいので、電源投入時の消費電流が極端
に大きくなり、これに対応するためには大容量の電源装
置が必要となるので、装置のコストが高くなるという問
題があった。
【0007】本発明は、上述した問題点に鑑みなされた
もので、床暖房システムにおいて、どの場所の温度の過
熱を感知することができ、しかも設置作業が簡単な床暖
房システムの過熱防止装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、複数の感熱開閉素子を複数列に配列し、
前記複数の感熱開閉素子を電気的に直列接続し、前記複
数列の感熱開閉素子間を柔軟性を有する複数の保持部材
で保持したことを特徴とするものである。また、前記感
熱開閉素子はサーモスタットであることを特徴とするも
のである。また、前記保持部材は金属線であることを特
徴とするものである。また、前記保持部材はプラスチッ
ク製のベルトであることを特徴とするものである。ま
た、前記複数の感熱開閉素子と複数の加熱用ヒータを電
気的に直列接続をして複数列に配列したことを特徴とす
るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の床暖房システムの
過熱防止装置を示す平面図、図2は、図1の過熱防止装
置を配線した回路図、図3は、図1の過熱防止装置を蓄
熱体の上に設置した斜視図、図4は、図1の床暖房シス
テムの要部断面図、図5は図1の過熱防止装置のサーモ
スタットとヒータを直列に接続した平面図である。
【0010】まず、図1において、本発明の過熱防止装
置Aは、1a〜1h,1j〜1rからなる感熱開閉素子
のサーモスタット部1を格子状に配置したもので、これ
らの複数のサーモスタット1a〜1h,1j〜1rは接
続線2により、電気的に直列に接続され、途中で折り返
して4列に配列されている。なお、この接続線2の配列
は必要に応じて、何列でも可能であることは勿論であ
る。
【0011】また、サーモスタット部1の接続線2の各
列間を保持する保持部材である、わたり線3は、柔軟性
のある金属線、または柔軟性のあるプラスチック製のベ
ルトから形成されており、展開した場合に複数のサーモ
スタット1a〜1h,1j〜1rが格子状に配列されて
おり、運搬等の場合に折り畳めば、小さくまとめること
ができるように構成されている。従って、この過熱防止
装置Aは、予め製造工場等で、製造に慣れた作業者が所
定の寸法通りに効率よく製造し、これを小さく折り畳ん
で工事現場に運搬することが可能であり、工事現場で
は、この折り畳んだ過熱防止装置Aを単に展開するだけ
で敷設できるので、慣れない作業者でも極めて簡単に作
業ができるようになっている。
【0012】また、この過熱防止装置Aは、接続線2に
よりコントローラ10を介してコネクタ11で図示しな
い電源のAC100Vに接続されている。このコントロ
ーラ10は、図2に示すように、AC100Vで動作す
るソレノイド12が備えられ、このソレノイド12のア
クチュエータ12aにより、後述するヒータ8のAC2
00Vのスイッチ部13がオン・オフするように構成さ
れている。
【0013】即ち、このソレノイド12は、AC100
Vが接続線2を通じて、サーモスタット1に通電してい
る場合は、ソレノイド12のアクチュエータ12aはA
C200Vのスイッチ部13の可動接点13aを固定接
点13bに接触させて、スイッチ部13がオン状態とな
り、図示しない電源よりコネクタ14(図3参照)を通
じてAC200Vがヒータ部8に流れる。また、反対に
AC100Vがサーモスタット1に通電していないと、
ソレノイド12のアクチュエータ12aはAC200V
のスイッチ部13の可動接点13aを固定接点13bか
ら離し、スイッチ部13がオフ状態となる。
【0014】この過熱防止装置Aを蓄熱体4に配設した
状態を図3に示す。図3において、過熱防止装置Aは、
蓄熱体4の上に配設される。この蓄熱体4は、捨て板5
の上に敷きつめられた断熱材6の上に設置され、根太7
により各列毎に仕切られている。また、蓄熱体4と断熱
材6の間にはスダレ形や面状のヒータ部8が設置され、
ケーブル9に接続されている。このヒータ部8は、蓄熱
体4の各列の下にそれぞれヒータ8a〜8dが配設さ
れ、ケーブル9はスイッチ部13を介して、コネクタ1
4で図示しない電源AC200Vに接続されている。
【0015】また、蓄熱体4は、酢酸ナトリウム、硫酸
ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、塩化カルシウム等の
無機系水和塩を主原料とする潜熱蓄熱材で、夜間にヒー
タ部8に加熱されて蓄熱体4が融解する時に熱を吸収蓄
熱し、日中にヒータ部8による加熱を止めると、蓄熱体
4が凝固する時に熱を放出するので、この熱を暖房に利
用するものである。この蓄熱体4は、略直方体のブロッ
クに加工され、対向する一面に他の蓄熱体4に嵌合する
ための凸部4aが形成され、反対側の面には、嵌合用の
凹部4bが形成されており、この凸部4aと凹部4bを
嵌合させることにより、位置ずれがなく複数の蓄熱体4
を配置できるようになっている。さらに、図4に示すよ
うに、蓄熱体4の上にアース用のアルミ板15を敷設
し、表面に床材であるフローリング16を貼ると、床暖
房システムは完成する。
【0016】つぎに、このように蓄熱体4の上に設置さ
れた過熱防止装置Aの動作を、図2に基づいて説明す
る。まず、図2において、過熱防止装置Aのコネクタ1
1とコネクタ14がそれぞれ図示しない電源のAC10
0VとAC200Vに接続され、コントローラ10の図
示しないスイッチがオンにされる。蓄熱体4は、スイッ
チがオンされた時は未だ加熱されていないので、蓄熱体
4の上に配設されたサーモスタット部1の各サーモスタ
ット1a〜1rは全て閉じている状態となっており、サ
ーモスタット部1にAC100Vが流れる。すると、コ
ントローラ10のソレノイド12により、ヒータ部8の
スイッチ部13がオン状態となり、ヒータ部8にAC2
00Vが流れて蓄熱体4が加熱される。
【0017】つぎに、蓄熱体4が加熱されて温度が上が
った状態で、例えばフローリング16の特定の場所に布
団や毛布を置かれていると、その場所の蓄熱体4のみが
局部的に過熱して温度が上がる。すると、当該の蓄熱体
4の上に配設されているサーモスタット1cが設定温度
の70°Cを超過するので、オープン状態となり、サー
モスタット部1に流れるAC100Vは遮断される。A
C100Vが遮断されると、コントローラ10のソレノ
イド12により、ヒータ部8のスイッチ部13がオフと
なり、ヒータ部8に流れるAC200Vは遮断されて蓄
熱体4の加熱は停止して、特定の場所の温度の過熱が防
止される。
【0018】また、上述した実施の形態においては、過
熱防止装置Aを蓄熱体4の上に設置したが、過熱防止装
置Aの設置箇所は蓄熱体4の上に限定されず、蓄熱体4
とヒータ部8の間、またはヒータ部8と断熱材6の間で
も設置ができ、同様の機能を発揮するものである。但
し、この場合はヒータ部8に近いので、過熱防止装置A
の温度が高くなり易いので、サーモスタットの設定温度
を蓄熱体4の上に設置した場合より高く80°Cにする
必要がある。
【0019】さらに、上述した実施の形態においては、
過熱防止装置Aとヒータ部8とは別個に形成したが、図
5に示すように、サーモスタットとヒータ部を直列に接
続した過熱防止装置Bも可能であり、この場合のサーモ
スタットは電力用の200Vのものを使用するものであ
る。この過熱防止装置Bは、直接ヒータに流れるAC2
00Vを遮断するので、高価なコントローラが不要とな
り、コストメリットが大きくなる。
【0020】
【発明の効果】以上に述べたように本発明の過熱防止装
置は、床暖房システムにおいて、複数の感熱開閉素子を
複数列に配列し、前記感熱開閉素子を電気的に直列接続
し、前記複数列間を柔軟性を有する複数の保持部材で保
持したことにより、床上のどの場所においても温度の過
熱を感知することができるという優れた効果を奏するも
のである。また、過熱防止装置の設置は、不慣れな作業
者でも、極めて簡単に、しかも非常に早くできるという
優れた効果を奏するものである。さらに、前記複数の感
熱開閉素子と複数の加熱用ヒータを電気的に直列に接続
することにより、高価なコントローラが不要となり、過
熱防止装置を安価にすることができるという効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床暖房システムの過熱防止装置を示す
平面図である。
【図2】図1の過熱防止装置の回路図である。
【図3】図1の過熱防止装置を蓄熱対の上に設置した斜
視図である。
【図4】図1の床暖房システムの要部断面図である。
【図5】図1の過熱防止装置の感熱素子と加熱用ヒータ
を電気的に直列に接続した平面図である。
【図6】従来の床暖房システムの一部破断の斜視図であ
る。
【図7】従来の発熱体の温度−抵抗の関係図である。
【符号の説明】
A 過熱防止装置 B 過熱防止装置 1 サーモスタット部 1a〜1r サーモスタット 2 接続線 3 わたり線 4 蓄熱体 5 捨て板 6 断熱材 7 根太 8 ヒータ部 8a〜8d ヒータ 9 ケーブル 10 コントローラ 11 コネクタ 12 ソレノイド 13 スイッチ部 14 コネクタ 15 アルミ板 16 フローリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の感熱開閉素子を複数列に配列し、
    前記複数の感熱開閉素子を電気的に直列接続し、前記複
    数列の感熱開閉素子間を柔軟性を有する複数の保持部材
    で保持したことを特徴とする床暖房システムの過熱防止
    装置。
  2. 【請求項2】 前記感熱開閉素子はサーモスタットであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の床暖房システムの
    過熱防止装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材は金属線であることを特徴
    とする請求項1に記載の床暖房システムの過熱防止装
    置。
  4. 【請求項4】 前記保持部材はプラスチック製のベルト
    であることを特徴とする請求項1に記載の床暖房システ
    ムの過熱防止装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の感熱開閉素子と複数の加熱用
    ヒータを電気的に直列接続をして複数列に配列したこと
    を特徴とする請求項1に記載の床暖房システムの過熱防
    止装置。
JP33200996A 1996-12-12 1996-12-12 床暖房システムの過熱防止装置 Pending JPH10170011A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110850785A (zh) * 2019-12-03 2020-02-28 怀化市帆海云电子科技有限公司 电火箱过温保护控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110850785A (zh) * 2019-12-03 2020-02-28 怀化市帆海云电子科技有限公司 电火箱过温保护控制方法
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