JPH10169982A - セラミックヒータ及びその製造方法 - Google Patents

セラミックヒータ及びその製造方法

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JPH10169982A
JPH10169982A JP8346464A JP34646496A JPH10169982A JP H10169982 A JPH10169982 A JP H10169982A JP 8346464 A JP8346464 A JP 8346464A JP 34646496 A JP34646496 A JP 34646496A JP H10169982 A JPH10169982 A JP H10169982A
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ceramic heater
ceramic
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tube
heating element
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JP8346464A
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Hidenori Kita
英紀 北
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、保護管内に充填した充填部材を焼
結しない未焼結複合体を用いて、発熱体の劣化を防止
し、充填圧力をかけることなくかさ密度をアップし、製
造コストを低減したセラミックヒータ及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 このセラミックヒータは、セラミックス
から構成された保護管1、保護管1内に配置され且つリ
ード線6,7に接続された通電により発熱する発熱体
5、保護管1内に充填された絶縁性セラミック粒子11
と粒子11間に配置された無機化合物粒子12とから構
成された未焼結複合体4、保護管1の内壁面に発熱体5
を固定し且つ未焼結複合体4内に一部が侵入している耐
熱ガラス層3、及び保護管1の端部からリード線7を延
び出させた状態で、保護管1の開口端部を密封する耐熱
性封止部材2,10から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディーゼルエン
ジンに使用されるグロープラグ等に適用できるセラミッ
クヒータ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のグロープラグとして、タングステ
ン、モリブデン等の高融点金属を発熱体として、窒化ケ
イ素成形体の間に挟み、ホットプレスにより窒化ケイ素
部の焼成、及び窒化ケイ素部と発熱部との一体化を同時
に行う方法で作製させるセラミックヒータは知られてい
る(例えば、特開平6−272861号公報、特公昭6
0−19404号公報参照)。特開平6−272861
号公報に開示されたセラミック発熱体は、窒化珪素質焼
結体中に無機導電材から成る発熱抵抗体を埋設したもの
であり、窒化珪素質成形体を作製し、該窒化珪素質成形
体に対してコイル状タングステン線から成る発熱抵抗体
と該発熱抵抗体に接続したリード線を構成するタングス
テン線から成る発熱抵抗体とを配置し、前記発熱抵抗体
を挟むように別の窒化珪素質成形体を重ねて、これを加
圧して焼成して窒化珪素質焼結体を作製するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヒータコイ
ルを形成するタングステンやモリブデン等の高融点金属
は、1100℃以上の温度で再結晶化が起こり、脆化す
ることが知られている。従来のように、セラミックヒー
タを作製する場合に、保護管内に充填した材料を140
0℃〜1900℃の高温で焼結して作製するものは、保
護管内に配置されたヒータコイルが脆化し、ヒータコイ
ルの断線の主な原因になっていた。また、スラリーを焼
結するには、高価な焼結炉が必要になり、製造工程も複
雑になるため、セラミックヒータのコストをアップする
要因になっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
の課題を解決することであり、保護管内に通電により発
熱する発熱体を配置すると共に、保護管内にセラミック
粒子と600℃程度で転化した無機化合物から成る複合
体を充填して保護管内を高密度化し、これを焼結するこ
となく、保護管の端部を封止して作製し、それによっ
て、焼結による発熱体の劣化を防止し、低コストで作製
できるセラミックヒータ及びその製造方法を提供するこ
とである。
【0005】この発明は、通電により加熱される発熱部
を備えたセラミックヒータにおいて、緻密なセラミック
スから構成された一端を閉鎖し且つ他端を開口した保護
管、前記保護管内に配置され且つリード線に接続された
通電により発熱する発熱体、前記保護管内に充填された
絶縁性セラミック粒子と該粒子間に配置された無機化合
物粒子とから構成された未焼結複合体、及び前記保護管
の端部から前記リード線を延び出させた状態で前記保護
管の開口端部を密封する耐熱性封止部材から成ることを
特徴とするセラミックヒータに関する。更に、このセラ
ミックヒータは、前記保護管の内壁面に前記発熱体を固
定すると共に前記未焼結複合体内に一部が侵入している
耐熱ガラス層を有しているものである。
【0006】このセラミックヒータにおいて、前記セラ
ミック粒子は、小径粒子の平均粒子径と大径粒子の平均
粒子径との比が(1/10)〜(1/2)であるもので
ある。また、前記セラミック粒子は熱膨張係数が6×1
- 6 /℃を越えない材料である。更に、前記セラミッ
ク粒子は窒化ケイ素、炭化ケイ素、ムライト及びそれら
の混合粉末から成るものである。
【0007】また、前記無機化合物粒子は、有機ケイ素
ポリマー又はアルコキシドが前記発熱体等による所定温
度以上の加熱によって転化して生成されたものである。
また、前記無機化合物粒子は平均粒子径が1.5ミクロ
ンを越えない転化粒子で構成されているものである。
【0008】また、前記未焼結複合体のかさ密度は55
%以上である。更に、前記未焼結複合体は、C,O及び
Nのうち少なくとも1種を含む元素とSiとから構成さ
れている。
【0009】また、前記保護管を構成するセラミックス
は、窒化ケイ素、炭化ケイ素、サイアロン及びそれらの
複合物である。
【0010】また、前記発熱体は、タングステン、タン
グステン合金、二ケイ化モリブデン、窒化チタン、窒化
チタンの複合物、鉄、ニッケル系合金から構成されてい
る。更に、前記発熱体に接続された前記リード線の端部
は前記保護管に固定された金属チューブの一端部に挿入
固定され、前記金属チューブの他端部に別のリード線が
挿入固定されている。また、前記発熱体はタングステン
又はタングステン合金から成るコイル状の発熱線から成
り、前記発熱線に接続された前記リード線はタングステ
ン又はタングステン合金から成り、前記タングステン線
に前記金属チューブを介して接続されて前記保護管から
延び出した前記リード線はニッケル線から成る。
【0011】更に、前記金属チューブはコバールから構
成され、前記金属チューブ内に挿入された前記リード線
はろう材で接合されている。前記金属チューブをコバー
ルで構成すると、コバールは、前記発熱体と前記リード
線を構成するタングステン及び前記保護管と前記閉鎖栓
を構成するSi3 4 と比較して熱膨張係数がほぼ同等
であるので、前記保護管、前記金属チューブ及び前記閉
鎖栓の間に、加熱サイクルを付与した際にも熱膨張係数
差に起因する隙間や亀裂の発生が少なくなるためであ
る。
【0012】また、このセラミックヒータにおいて、前
記保護管から延び出した前記リード線は、一対のニッケ
ル線から構成されている。
【0013】また、前記保護管の端部を密封する前記耐
熱性封止部材は、前記保護管と熱膨張係数が同一又は近
似する熱膨張係数を有する材料から成る密封栓と、前記
金属管を除く前記保護管と前記密封栓との間の空隙に充
填されたガラスや樹脂から成る耐熱部材とから構成され
ている。更に、前記耐熱部材を構成するガラスは、ケイ
素及びホウ素を含んでいる。
【0014】また、前記耐熱ガラス層は、Si,Cr,
Fe及びOを含んだ脱水縮合型ガラスから作製されてい
る。
【0015】また、このセラミックヒータは、ディーゼ
ルエンジン用のグロープラグに適用されるものであり、
その場合には、前記保護管から延び出した一方の前記リ
ード線を前記保護管を外筒に支持する金属リングに接続
し、他方の前記リード線を前記外筒に絶縁状態で支持さ
れた電極に接続することによってグロープラグに組み込
むことができる。
【0016】又は、この発明は、通電により発熱する金
属又は導電セラミックスから成る発熱体にリード線を接
合する工程、前記発熱体にセラミック粒子を着肉させる
工程、600℃以上で無機化合物に転化する有機ケイ素
ポリマー又はアルコキシドの成分を含む溶液中に前記セ
ラミック粒子を着肉した前記発熱体を浸漬して前記セラ
ミック粒子間に前記溶液を浸透させる工程、その表面に
脱水縮合型ガラスを塗布する工程、次いで、それを緻密
なセラミックスから成る一端を閉鎖し且つ他端を開口し
た保護管内に挿入する工程、前記保護管の開口端部に耐
熱ガラス又は耐熱樹脂によって封止する工程、前記発熱
体に通電加熱して前記セラミック粒子間に浸透した前記
溶液を無機化合物に転化させる工程、から成るセラミッ
クヒータの製造方法に関する。
【0017】この発明によるセラミックヒータは、上記
のように、タングステン線から成るヒータコイル等の発
熱体にスリップキャスト法によりセラミック粉末即ちセ
ラミック粒子を着肉させた後、これに有機ケイ素ポリマ
ー等の溶液を含浸させて高密度化を図り、その表面に脱
水縮合型のガラスを塗布し、これを保護管内に挿入して
保護管の端部を耐熱性封止部材で封止し、次いで、発熱
体を通電して発熱させ、その熱を利用してセラミック粒
子に含浸した溶液を無機化合物に転化させ、未焼結複合
体を形成したものである。従って、このセラミックヒー
タは、製造工程において高温での焼結を必要としないの
で、発熱体の劣化を防止でき、低コストで安定した製品
になる。
【0018】通常、耐熱金属で作製した保護管から成る
グロープラグでは、内部の高密度化のために、保護管へ
充填材を充填した後、スウェージングを行うが、塑性変
形をしないセラミック保護管から成るグロープラグで
は、スウェージングによる充填材の高密度化が不可能で
ある。これに対して、この発明によるセラミックヒータ
では、充填材となるセラミック粒子に有機ケイ素ポリマ
ー等の溶液を含浸させて固化するので、圧力をかけるこ
となく、高密度化を達成できる。
【0019】
【発明の実施の態様】以下、図面を参照して、この発明
によるセラミックヒータ及びその製造方法の実施例を説
明する。図1はこの発明によるセラミックヒータの一実
施例を組み込んだグロープラグを示す断面図、図2は図
1のセラミックヒータの部分拡大断面図、図3は図2の
符号Aの部分の拡大断面図、図4は図1のセラミックヒ
ータの未焼結複合体の組織を説明するための概略説明
図、及び図5はセラミックヒータの耐久テストの結果を
示すグラフである。
【0020】このセラミックヒータは、ディーゼルエン
ジン用のグロープラグに適用して好ましいものであリ、
グロープラグは、通電により加熱される発熱部20を備
えたセラミックヒータが組み込まれている。グロープラ
グは、主として、セラミックスから中空状に形成された
保護管1、保護管1を挿入した鉄製リング14、鉄製リ
ング14をその一部を嵌合して固定した外筒15、一部
が突出するように外筒15内に絶縁状態で挿入された金
属製電極17、外筒15内における金属製電極17と保
護管1と間及びそれらの外側に充填された絶縁性シリコ
ーンゴムから成る充填部材16、外筒15とその端部に
位置する金属製電極17との間の外筒15の大径穴内に
充填され且つ外筒15の端部のかしめ24によって固定
された絶縁性エポキシ樹脂から成る充填部材18、及び
金属製電極17を外筒15に固定するため金属製電極1
7に設けたねじ22に絶縁部材21を介して螺入された
ナット19から構成されている。外筒15の外周には、
グロープラグをエンジン本体等の他部品へのヒータコイ
ルの固定のため、ねじ23が形成されている。
【0021】更に、このセラミックヒータを組み込んだ
グロープラグは、金属製電極17がリード線等によって
電源に接続され、外筒15内に挿入された金属製電極1
7がシリコーンゴムから成る充填部材16に埋め込まれ
た状態のリード線7に接続されている。また、他方のリ
ード線7は鉄製リング14に接続され、アースされてい
る。従って、電源からの電流は、金属製電極17からリ
ード線7を通じて発熱部20に設けた発熱体5に通電さ
れ、発熱体5はリード線7を通じて鉄製リング14でア
ースされている。
【0022】この発明によるセラミックヒータは、上記
の構成において、特に、通電によって加熱される発熱部
20の構造に特徴を有している。このセラミックヒータ
を構成する発熱部20は、特に、保護管1内に充填即ち
挿入した充填部材を焼結することなく、未焼結複合体4
のままで保護管1の端部を密封し、作製したものであ
り、発熱体5やリード線6,7の劣化を防止し、低コス
トに製造したことである。このセラミックヒータは、主
として、緻密なセラミックスから構成された一端を閉鎖
し且つ他端を開口した保護管1、保護管1内に配置され
且つリード線6,7に接続された通電により発熱する発
熱体5、保護管1内に充填された未焼結複合体4、保護
管1の内壁面に発熱体5を固定した耐熱ガラス層3、及
び保護管1の端部からリード線7を延び出させた状態で
保護管1の開口端部を密封する耐熱性封止部材(即ち閉
鎖線2とガラス10)から構成されている。
【0023】また、未焼結複合体4は、図4に示すよう
に、絶縁性セラミック粒子11と該粒子11間に配置さ
れた無機化合物(無機化合物粒子)12とから構成さ
れ、粒子11間には空隙13が残存した状態に構成され
ている。また、耐熱ガラス層3は、未焼結複合体4内に
一部が侵入して接合状態に構成されている。また、保護
管1から延び出したリード線7は、一対のニッケル線か
ら成り、その一方が外筒15に絶縁状態で支持された電
極17に接続され、他方が保護管1を外筒15に支持す
る金属リング14に接続されている。
【0024】このセラミックヒータにおいて、未焼結複
合体4を構成するセラミック粒子11は、小径粒子の平
均粒子径が8ミクロン程度の粉末、大径粒子の平均粒径
が40ミクロン程度の粉末から成るものである。また、
セラミック粒子11は、熱膨張係数が6×10- 6 /℃
を越えない材料であり、特に、窒化ケイ素(Si
3 4 )、炭化ケイ素(SiC)、ムライト(Al6
2 1 3 )及びそれらの混合粉末から構成されてい
る。この実施例では、未焼結複合体4は、C,O及びN
のうち少なくとも1種を含む元素とSiとから構成され
ており、ムライトを用いた場合には更にAl元素を含む
ことになる。また、未焼結複合体4を構成する無機化合
物粒子12は、有機ケイ素ポリマー又はアルコキシド等
の前駆体が600℃以上の温度に発熱体5によって加熱
されて転化して生成されたものである。更に、未焼結複
合体4のかさ密度は、55%以上である。また、無機化
合物粒子12は、平均粒子径が1.5ミクロンを越えな
い転化粒子で構成されている。
【0025】このセラミックヒータにおいて、保護管1
を構成するセラミックスは、窒化ケイ素、炭化ケイ素、
サイアロン(Si−Al−O−N)及びそれらの複合物
である。また、発熱体5は、タングステン、タングステ
ン合金、二ケイ化モリブデン、窒化チタン、窒化チタン
の複合物、鉄、ニッケル系合金から構成されている。
【0026】この実施例では、発熱体5は、コイル状の
タングステン線から構成されている。発熱体5に接続さ
れたリード線6の端部は、保護管1に固定された金属チ
ューブ8の一端部に挿入固定されている。リード線6
は、タングステン、タングステン合金から成るタングス
テン線即ち発熱線から構成されている。また、金属チュ
ーブ8の他端部には、リード線7が挿入固定されてい
る。リード線7は、ニッケル線から成り、保護管1の端
部から延び出しており、シリコーンゴムから成る充填部
材16内に埋め込まれている。リード線7を構成するニ
ッケル線は、高温になることによって電気抵抗が大きく
なるので、セラミックヒータにおいて自己電流制御を行
う機能を果たす。また、金属チューブ8は、コバールか
ら構成され、リード線6,7は、金属チューブ8内に挿
入されて銀ろう等のろう材9で接合されている。
【0027】また、保護管1の端部を密封する耐熱性封
止部材は、保護管1と熱膨張係数が同一又は近似する熱
膨張係数を有する材料から成る閉鎖栓2と、金属チュー
ブ8を除く保護管1と閉鎖栓2との間の空隙に充填され
たガラスや樹脂から成る耐熱部材とから構成されてい
る。耐熱部材を構成するガラス10は、ケイ素Si及び
ホウ素Bを含んでおり、Si3 4 のセラミックスとぬ
れ性が良好な材料であり、金属チューブ8を保護管1と
閉鎖栓2との間で良好に接合して、それらの間に発生す
る間隙を良好に密封することができる。
【0028】また、発熱体5を保護管1の内壁面に固定
するため、保護管1の内壁面に固定された耐熱ガラス層
3は、Si,Cr,Fe及びOを含んだ脱水縮合型ガラ
スから作製されている。従って、耐熱ガラス層3は、保
護管1とその中の充填部材の未焼結複合体4との間の境
界部に位置し、未焼結複合体4に充填された有機ケイ素
ポリマー等の前駆体が無機化合物粒子12に転化する場
合に、保護管1に対して掛かる応力を吸収してセラミッ
クスから成る保護管1、発熱体5やリード線6の破損を
防止すると共に、保護管1と未焼結複合体4との境界部
に隙間が発生するのを防止して発熱体5やリード線6を
保護管1に対して良好に固定する機能を果たす。
【0029】次に、この発明によるセラミックヒータの
製造方法を説明する。このセラミックヒータの製造方法
は、主として、通電により発熱する金属又は導電セラミ
ックスから成る発熱体5にリード線6を接合する工程、
発熱体5にセラミック粒子11を着肉させる工程、60
0℃以上で無機化合物(粒子)12に転化する有機ケイ
素ポリマー又はアルコキシドの成分を含む溶液中に発熱
体5を浸漬してセラミック粒子11間に前記溶液を浸透
させる工程、その表面に脱水縮合型ガラス3を塗布する
工程、次いで、それを緻密なセラミックスから成る一端
を閉鎖し且つ他端を開口した保護管1内に挿入する工
程、保護管1の開口端部に耐熱ガラス又は耐熱樹脂10
によって封止する工程、次いで、発熱体5に通電加熱し
てセラミック粒子11間に浸透した前記溶液を無機化合
物12に転化させる工程から成るものである。
【0030】〔実施例1〕次に、この発明によるセラミ
ックヒータの製造方法の第1実施例について説明する。
まず、コイル状の発熱体5とストレト状のリード線6と
を構成するタングステン線として、線径が0.2mm、
抵抗が0.4オーム、コイル径が3.4mmのものを使
用し、また、金属チューブ8として内径が0.6mmの
穴を有し、長さが8mmであるコバール管を使用し、リ
ード線7として線径が0.5mmのニッケル線を使用す
る。コバール管8の穴に銀ろうペーストを注入し、穴の
一端部にリード線6の端部を挿入し、また、穴の他端部
にリード線7を挿入し、コバール管8をかしめてリード
線6,7をコバール管8に固定した。次いで、これを、
真空中で750℃まで加熱し、銀ろう9を溶融し、固化
させてコバール管8にタングステンのリード線6とニッ
ケルのリード線7を強固に且つ接触抵抗の極めて小さな
接合にした。コバールは、タングステン及びSi3 4
と比較して熱膨張係数がほぼ同等であるので、保護管
1、金属チューブ8及び閉鎖栓2の間に、加熱サイクル
を付与した際にも熱膨張係数差に起因する隙間や亀裂の
発生を防止できる。
【0031】リード線7とリード線6及び発熱体5を金
属チューブ8及び銀ろう9で固定したものを、内径3.
5mm、深さ40mmの穴を設けた石膏型内にセット
し、そのキャビティ内に平均粒径8ミクロンの窒化ケイ
素(Si3 4 )粉末を含むスラリーを注入し、吸水固
化させることによってSi3 4 粉末をリード線6、発
熱体5及び金属チューブ8に着肉させ、全長で35mm
で、径3.5mmの棒状の成形体を作製した。上記成形
体を乾燥した後、有機ケイ素ポリマーであるポリカルボ
シラン(PCS)のトルエン溶液に浸した。この時、毛
管現象によって有機ケイ素ポリマー溶液は粒子間に浸入
する。所定時間経過後に、成形体を溶液から取り出し、
乾燥させた。成形体の溶液へ浸漬して乾燥させる上記処
理を2回繰り返した。有機ケイ素ポリマー溶液の異なる
濃度(wt%)を用いて処理回数に対する成形体の相対
密度(%)の変化を表1に示す。表1から分かるよう
に、成形体の相対密度は、有機ケイ素ポリマー溶液に浸
漬することによって、溶液濃度にかかわらず、2回より
も3回の方が増大し、ほぼ30%程度増大していること
が分かる。
【表1】
【0032】成形体の乾燥後、Fe,Cr,O,Siを
含むペースト状の脱水縮合型のガラスを、成形体の表面
に塗布し、乾燥しないうちに、外径が4mm、内径が
3.6mmの窒化ケイ素製の鞘、即ち、保護管1内へ挿
入した。保護管1内に挿入した成形体を乾燥させた後、
保護管1の開口端部に窒化ケイ素製の閉鎖栓2を嵌め込
み、保護管1、閉鎖栓2及び成形体の間に生じている隙
間に、Si,Bを含むガラスペーストを充填して密閉し
た。これを脱脂した後、窒素雰囲気中で所定の温度まで
加熱し、ガラスペーストを溶融させ、炉冷した後、これ
を取り出し、図2に示す発熱部20から成るセラミック
ヒータを得た。
【0033】次に、上記で作製したセラミックヒータを
組み込んで、図1に示す本発明のセラミックヒータを備
えたグロープラグ(以下、本発明という)を作製した。
比較のため、従来のホットプレス法によってヒータを作
製し、該ヒータを組み込んで、同様に、従来のグロープ
ラグ(以下、比較例という)を作製した。そこで、本発
明と比較例とのグロープラグに対して通電を繰り返し、
断線に至るまでの回数をワイブルプロットによりまとめ
たところ、図5に示すような結果を得た。グロープラグ
への通電の試験条件は、印加電圧が12Vであり、10
秒間通電(オン)し、30秒間停止(オフ)するサイク
ルであった。図5から明らかなように、本発明のグロー
プラグは、比較例のグロープラグに比較して、断線に至
るまでの通電回数(即ち、サイクル)に対する断線確率
が圧倒的に低いことが分かる。
【0034】また、本発明のグロープラグへの通電によ
ってセラミックヒータの先端部は1200℃となり、そ
の結果、上記成形体を構成するセラミック粒子11に浸
透した有機ケイ素ポリマー溶液はSi,O,C,Nの元
素を含む平均粒子径が1ミクロン以下の微細な結晶粒
子、即ち、無機化合物粒子12に転化していることを、
X線回折法及び電子顕微鏡によって確認した。この時、
図4に示すように、セラミック粒子11と無機化合物粒
子12との間には、若干の空隙13が存在していた。更
に、本発明のグロープラグへの通電として、5×104
サイクルを終了した後に、セラミックヒータの内部から
タングステン線、即ち、リード線6及びコイル状発熱線
5を取り出し、その状態を調査したところ、高温となる
発熱線5の先端部分を除いては、テスト前の状態と同様
に、タングステン線は充分に柔軟性を有していることが
分かった。これに対して、従来のヒータは、その製造中
に高温、即ち、1700℃にまで昇温して焼結されてい
るため、タングステン線内の粒成長が生じて、極めて僅
かな衝撃にも折損するものであった。
【0035】〔実施例2〕次に、この発明によるセラミ
ックヒータの第2実施例を説明する。第1実施例と同様
にして作製したリード線7とリード線6及び発熱体5を
金属チューブ8及び銀ろう9で固定したものを、上記と
同様の石膏型内にセットし、そのキャビティ内に充填用
粉末として、平均粒径5ミクロンのムライト(Al6
2 1 3)粉末と45ミクロンの窒化ケイ素粉末とか
ら成る混合粉末を用いた。混合粉末は大小粒径の異なる
粉末の組み合わせによって充填密度が70%に向上し、
更に有機ケイ素ポリマーの含浸によって充填密度が80
%に向上した。この成形体を用いて第1実施例と同様に
してセラミックヒータを作製した。第1実施例と同様に
テストを行ったところ、セラミックヒータの性能及び耐
久性は、第1実施例と同様に良好な結果を得ることがで
きた。
【0036】〔実施例3〕次に、この発明によるセラミ
ックヒータの第3実施例を説明する。第3実施例は、第
1実施例のものがリード線6と発熱体5をタングステン
で作製したものを用いたのに対して、Fe−Cr−Al
系の合金によって保護管1内に位置するリード線と発熱
体を作製したものを用いて、第1実施例と同様の工程
(プロセス)によってセラミックヒータを作製した。こ
のセラミックヒータを、第1実施例と同様に、性能及び
耐久性をテストしたところ、セラミックヒータの性能及
び耐久性は、第1実施例と同様に良好な結果を得ること
ができた。
【0037】
【発明の効果】この発明によるセラミックヒータは、上
記のように、保護管内に充填される充填部材が1700
℃という高温で焼結されておらず、充填部材が有機ケイ
素ポリマー等の前駆体を含んだ未焼結複合体から構成さ
れているので、タングステン線等から成る発熱体が高温
に晒されずに劣化することがなく、充填圧力をかけるこ
とができないセラミックスで作製した保護管を用いて
も、前駆体が600℃以上程度の加熱によって無機化合
物粒子に転化してかさ密度をアップさせることができ、
繰り返しの熱応力を受けても発熱体が断線することな
く、寿命を大幅に延ばすことができ、しかも、焼結工程
を必要としないので低コストに製造できる。更に、保護
管の端部には、リード線を引き出すために、窒化ケイ素
とぬれ性の良好なコバールから成る金属チューブを用い
て保護管の内外のリード線を結線し、間隙をガラスによ
って密封したので、保護管内の発熱体や充填部材は酸素
に晒されることがなく、それらの劣化を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるセラミックヒータの一実施例を
組み込んだグロープラグを示す断面図である。
【図2】図1のセラミックヒータの部分拡大断面図であ
る。
【図3】図2の符号Aの部分の拡大断面図である。
【図4】図1のセラミックヒータの未焼結複合体の組織
を示す説明図である。
【図5】セラミックヒータの耐久テストの結果を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 保護管 2 閉鎖栓 3 ガラス層(脱水収縮型耐熱ガラス) 4 未焼結複合体 5 発熱体(コイル状タングステン線) 6 リード線(タングステン線) 7 リード線(ニッケル線) 8 金属チューブ 9 銀ろう 10 ガラス(SiやBを含有) 11 セラミック粒子 12 無機化合物粒子 13 空隙 14 金属リング 15 外筒 17 金属製電極 20 発熱部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により加熱される発熱部を備えたセ
    ラミックヒータにおいて、緻密なセラミックスから構成
    された一端を閉鎖し且つ他端を開口した保護管、前記保
    護管内に配置され且つリード線に接続された通電により
    発熱する発熱体、前記保護管内に充填された絶縁性セラ
    ミック粒子と該粒子間に配置された無機化合物粒子とか
    ら構成された未焼結複合体、前記保護管の内壁面に前記
    発熱体を固定すると共に前記未焼結複合体内に一部が侵
    入している耐熱ガラス層、及び前記保護管の端部から前
    記リード線を延び出させた状態で前記保護管の開口端部
    を密封する耐熱性封止部材、から成ることを特徴とする
    セラミックヒータ。
  2. 【請求項2】 前記保護管の内壁面に前記発熱体を固定
    すると共に前記未焼結複合体内に一部が侵入している耐
    熱ガラス層を有することを特徴とする請求項1に記載の
    セラミックヒータ。
  3. 【請求項3】 前記セラミック粒子は、小径粒子の平均
    粒子径と大径粒子の平均粒子径との比が(1/10)〜
    (1/2)であることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のセラミックヒータ。
  4. 【請求項4】 前記セラミック粒子は熱膨張係数が6×
    10- 6 /℃を越えない材料であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載のセラミックヒータ。
  5. 【請求項5】 前記セラミック粒子は窒化ケイ素、炭化
    ケイ素、ムライト及びそれらの混合粉末から成ることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のセラミ
    ックヒータ。
  6. 【請求項6】 前記無機化合物粒子は有機ケイ素ポリマ
    ー又はアルコキシドが所定温度以上の加熱によって転化
    して生成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載のセラミックヒータ。
  7. 【請求項7】 前記無機化合物粒子は平均粒子径が1.
    5ミクロンを越えない転化粒子であることを特徴とする
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のセラミックヒー
    タ。
  8. 【請求項8】 前記未焼結複合体のかさ密度は55%以
    上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項
    に記載のセラミックヒータ。
  9. 【請求項9】 前記未焼結複合体は、C,O及びNのう
    ち少なくとも1種を含む元素とSiとから構成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載
    のセラミックヒータ。
  10. 【請求項10】 前記保護管を構成するセラミックス
    は、窒化ケイ素、炭化ケイ素、サイアロン及びそれらの
    複合物であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    1項に記載のセラミックヒータ。
  11. 【請求項11】 前記発熱体は、タングステン、タング
    ステン合金、二ケイ化モリブデン、窒化チタン、窒化チ
    タンの複合物、鉄、ニッケル系合金から構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載
    のセラミックヒータ。
  12. 【請求項12】 前記発熱体に接続された前記リード線
    の端部は前記保護管に固定された金属チューブの一端部
    に挿入固定され、前記金属チューブの他端部に別のリー
    ド線が挿入固定されていることを特徴とする請求項1〜
    11のいずれか1項に記載のセラミックヒータ。
  13. 【請求項13】 前記発熱体はタングステン又はタング
    ステン合金から成るコイル状の発熱線から成り、前記発
    熱線に接続された前記リード線はタングステン又はタン
    グステン合金から成り、前記タングステン線に前記金属
    チューブを介して接続されて前記保護管から延び出した
    前記リード線はニッケル線から成ることを特徴とする請
    求項12に記載のセラミックヒータ。
  14. 【請求項14】 前記金属チューブはコバールから構成
    され、前記金属チューブ内に挿入された前記リード線は
    ろう材で接合されていることを特徴とする請求項12又
    は13に記載のセラミックヒータ。
  15. 【請求項15】 前記保護管から延び出した前記リード
    線は、一対のニッケル線から構成されていることを特徴
    とする請求項1〜14のいずれか1項に記載のセラミッ
    クヒータ。
  16. 【請求項16】 前記保護管の端部を密封する前記耐熱
    性封止部材は、前記保護管と熱膨張係数が同一又は近似
    する熱膨張係数を有する材料から成る密封栓と、前記金
    属管を除く前記保護管と前記密封栓との間の空隙に充填
    されたガラスや樹脂から成る耐熱部材とから構成されて
    いることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に
    記載のセラミックヒータ。
  17. 【請求項17】 前記耐熱部材を構成するガラスは、ケ
    イ素及びホウ素を含んでいることを特徴とする請求項1
    6に記載のセラミックヒータ。
  18. 【請求項18】 前記耐熱ガラス層は、Si,Cr,F
    e及びOを含んだ脱水縮合型ガラスから作製されている
    ことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載
    のセラミックヒータ。
  19. 【請求項19】 ディーゼルエンジン用のグロープラグ
    に適用する場合には、前記保護管から延び出した一方の
    前記リード線を前記保護管を外筒に支持する金属リング
    に接続し、他方の前記リード線を前記外筒に絶縁状態で
    支持された電極に接続することを特徴とする請求項1〜
    18のいずれか1項に記載のセラミックヒータ。
  20. 【請求項20】 通電により発熱する金属又は導電セラ
    ミックスから成る発熱体にリード線を接合する工程、前
    記発熱体にセラミック粒子を着肉させる工程、600℃
    以上で無機化合物に転化する有機ケイ素ポリマー又はア
    ルコキシドの成分を含む溶液中に前記セラミック粒子を
    着肉した前記発熱体を浸漬して前記セラミック粒子間に
    前記溶液を浸透させる工程、その表面に脱水縮合型ガラ
    スを塗布する工程、次いで、それを緻密なセラミックス
    から成る一端を閉鎖し且つ他端を開口した保護管内に挿
    入する工程、前記保護管の開口端部に耐熱ガラス又は耐
    熱樹脂によって封止する工程、前記発熱体に通電加熱し
    て前記セラミック粒子間に浸透した前記溶液を無機化合
    物に転化させる工程、から成るセラミックヒータの製造
    方法。
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