JPH10169218A - 粉塵の捕捉・抑制方法およびその装置 - Google Patents

粉塵の捕捉・抑制方法およびその装置

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JPH10169218A
JPH10169218A JP8353014A JP35301496A JPH10169218A JP H10169218 A JPH10169218 A JP H10169218A JP 8353014 A JP8353014 A JP 8353014A JP 35301496 A JP35301496 A JP 35301496A JP H10169218 A JPH10169218 A JP H10169218A
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JP
Japan
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dust
bubble
water
suppressing
air
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Application number
JP8353014A
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English (en)
Inventor
Kentaro Komatsu
健太郎 小松
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Maintech Co Ltd
Original Assignee
Maintech Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水散布方式に代わって、気泡を使用すること
により、粉塵の補足・抑制をし、かつ、その装置を提供
することにある。 【解決手段】 粉塵に向けて気泡を噴射させ、あるい
は、粉塵発生源に気泡を噴射させ、粉塵を、気泡の層で
覆うことにより、気泡の液膜に付着させ、空中に飛散し
ようとする粉塵を捕捉・抑制することを特徴とする粉塵
の捕捉・抑制方法であり、機械装置に、界面活性剤を入
れた薬液タンク21および薬液ポンプ16を設け、さらに水
タンク20および水ポンプ15を設け、これら薬液と水とを
発泡器に接続してコンプレッサー18にてノズル12を多数
個有するマニホールド13からなる気泡発生装置を組み込
み、粉塵の発生が予測される箇所に気泡を噴射すること
を特徴とする粉塵の捕捉・抑制装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉塵の捕捉・抑制
方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建設解体現場、再生骨材生産現
場、リサイクル処理現場等においては、作業中に多量の
粉塵が発生し、近隣の住民並びにこれら作業に従事する
作業員の健康や作業環境に相当の迷惑が生じていた。
【0003】そのため、発生する粉塵に対し、水を捲く
ことにより粉塵を捕捉・抑制する方法,即ち、水散布方
式による粉塵抑制方法が行われているが、この方法で
は、大量の水源を必要とし、経験上、砕石1トン当たり
40lの水を必要とされている。
【0004】しかも、このような水量を使用しては、粉
砕後の砕石は水浸しとなり取り扱いや路床材としての再
使用が困難となるばかりでなく、粉塵が混入した汚水の
処理や汚泥の飛散防止処理等が必要となる。
【0005】さらに、移動式粉砕機は砕石場等で使用さ
れる据付固定式のそれと異なり、小型で簡便な移動性を
特徴としているため、その粉砕能力に適合する集塵機は
粉砕機本体と比べ大型となり移動式運用の特徴を損なう
ものとなり、強力な動力源を必要とするので実用的でな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、これ
らの事象を鑑みて、水散布方式に代わって、気泡を使用
することにより、粉塵の補足・抑制をし、かつ、その装
置を提供することを目的とする。
【0007】しかしながら、気泡そのものの発生に関し
ては、例えばシャボン玉遊びのように各種の概知の技法
があり、本発明においては耐久性を考慮してそのうちの
機械的動的機構を必要としない方法を採用する必要があ
り、また、気泡の噴射あるいは散布は、ノズルと該ノズ
ルが取り付けられているマニホールドによって行われ、
気泡の散布箇所と散布量は、各粉砕機の構造と能力によ
り、気泡の最適状態を設定することとし、さらに、気泡
の発生量は、混合攪拌される空気と水の量を調節するこ
とで、気泡の最適量を得ようとするものである。
【0008】また、気泡を形成させうる要因の水と、粘
性要因としての水分中に添加される界面活性剤は、送水
ポンプからの送水用配管中に定量ポンプにより注入混合
する方法と、あらかじめ貯水タンクで混合しておく方法
があり、気泡形成要因のもう一つである空気は、圧縮さ
れた空気を使用することであり、コンプレッサ等から直
接的に送気する方法と、一時タンクに貯蔵する方法とが
考えられる。
【0009】それにしても、これまで困難であった、移
動現場での環境改善に、運転費用及び保守費用が少なく
てすみ、取り扱いの簡単な、簡易構造で信頼性の高い粉
塵の補足・抑制方法およびその装置を開発するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために発明されたものであり、機械装置である,
移動型小型粉砕機に粉塵補足・抑制用の気泡を供給する
装置を搭載してもよく、あるいはユニット化された気泡
発生装置は別の車両に専用搭載しておき、移動現場で簡
単に機械装置に利用出来る構成としてもよく、そのため
には気泡発生装置の機構要素の低減を行い、小型化、省
消費性を得るため、簡単に使用でき、しかも、壊れにく
い構造とする事により可能となる。
【0011】機械装置の一である,小型自走式粉砕機
(図1参照)では、気泡発生装置の動力源を確保するこ
とは極めて可能であり、しかも泡発生装置は粉砕機の機
体に分散配備することが可能であり、また、機械装置の
二である,小型自走式粉砕機(図2参照)では、気泡発
生装置の動 移動型仮置き型粉砕機(第2図)では、機
体内配備も然る事ながら、仮置き敷地内に配備使用する
ことも可能である。
【0012】また、気泡噴射用のノズルとマニホールド
は、例えば、図3に示すように枠状にすることにより各
ノズル間の内部圧力を均等にすることが出来る。更に、
例えば、スパイラルフロー式の噴射ノズル(図4、図5
参照)を使用し、補助空力を得て噴射距離あるいは噴射
角度を増大させることにより、1本のノズルの粉塵抑制
能力を増大することが出来る。
【0013】
【作用】粉塵の発生要因は、大別すると次の2点によ
る。一つは、割れ、欠け等の振動が対象物に加えられる
ことによって粉塵の微粒子が空中に放出される。この時
の微粒子は空気の流れを伴っていないので、有効な面積
を持つ液表面で吸着する方法で抑制出来る。二つめは、
例えば、コンベヤやシュート箇所において風によって微
粒子が空中に運ばれる場合である。この場合は、微粒子
を集合させ空中に放出しにくい粒度としたり、より大き
な対象物塊の表面に適度な粘着力で張り付けておく方法
や、直接風が対象物や微粒子に影響しないコーティング
方法が有効である。これら双方の対策に気泡を使用し
て、有効な液表面積を供給し、水分及び粘着性薬液の補
給を行い、対象物表面を気泡層で保護する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を詳述
に述べると、図1に見られるような自走式粉砕機では、
例えば油圧モーターによる200Vの動力源を確保出来
る場合には、気泡発生装置の送水ポンプやコンプレッサ
は一般市販のものを組み合わせて分散して搭載使用して
いる。ノズルとマニホールドも一般的な材料と部品で構
成され各要素間も一般的な配管配線で構成している。送
水ポンプやコンプレッサは直接油圧モータで駆動制御す
る方法もある。動力源は、小型の気泡発生装置の場合、
100V仕様の機器構成でも実現出来る。
【0015】また、気泡散布箇所(11)は、粉砕箇所
(10)の直前と直後に実施し、マニホールド(13)
とノズル(12)を配備している。気泡を発生する発泡
器(14)とマニホールドはゴムホースで接続され気泡
を送り込んでいる。該発泡器と水ポンプ(15)は配管
で接続され、気泡生成に必要な水分を調整バルブ(1
7)をへて供給される。送水配管の途中には、薬液ポン
プ(16)から必要量の界面活性剤が注入管を通して適
量添加される。
【0016】さらに、気泡生成要因の一つである空気
は、コンプレッサ(18)で圧縮され、調整バルブで流
量調整を施され、配管を通じて発泡器に送り込まれるも
のであり、移動型仮置き型粉砕機(図2)等の場合、2
00Vのエンジン発電機(19)を搭載し、あるいは別
途に動力電源を確保出来る場合の実施例である。尚、
(20)は、水タンクであり、(21)は薬液タンクで
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明により、粉塵に対して気泡を利用
することにより、粉塵対策の総合的低消費化を行うこと
ができ、これまで困難とされてきた移動現場での低粉塵
化を行うことができ、機器要素の簡略化による装置の軽
量化と小型化を実現することができ、さらに、移動運用
性を高めて、移動現場での作業環境の改善並びに地域環
境の改善を行うことができる。
【0018】また、従来の水散布を本発明の気泡散布に
することで、水使用量を1/10に低減し、対象物を必
要以上に濡らすことなく、汚水の発生を防ぐことが可能
であり、集塵装置のような移動性を損なう大型装置を不
要とする。
【0019】さらに、 本発明は、簡単な構造で、各種
の移動式粉砕機に搭載が可能で、水および界面活性剤の
1日又は半日分を貯蔵タンクにて搭載できることがで
き、また、スパイラルフローノズルを追加使用すること
により、気泡の噴射距離と噴射角を増大させることが可
能で、ノズル本数の低減と空中浮遊微粒子の捕捉能力を
向上させることが可能である等極めて有益なる効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する機械装置(小型自走式粉砕
機)および本発明の気泡発生装置の概略説明図である。
【図2】本発明に使用する機械装置(移動型仮置き型粉
砕機)での、本発明による気泡発生装置の概略説明図で
ある。
【図3】本発明に使用する機械装置に搭載する気泡発生
装置に使用するノズルとマニホールドの斜視図である。
【符号の説明】
10 粉砕装置粉砕箇所 11 気泡噴射箇所 12 ノズル 13 マニホールド 14 発泡器 15 水ポンプ 16 薬液ポンプ 17 バルブ 18 コンプレッサ 19 発電機 20 水タンク 21 薬液タンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉塵に向けて気泡を噴射させ、あるい
    は、粉塵発生源に気泡を噴射させ、粉塵を、気泡の層で
    覆うことにより、気泡の液膜に付着させ、空中に飛散し
    ようとする粉塵を捕捉・抑制することを特徴とする粉塵
    の捕捉・抑制方法。
  2. 【請求項2】 粉塵の発生が予測される機械装置に、界
    面活性剤を入れた薬液タンクおよび薬液ポンプを設け、
    さらに水タンクおよび水ポンプを設け、これら薬液と水
    とを発泡器に接続してコンプレッサーにてノズルを多数
    個有するマニホールドからなる気泡発生装置を組み込
    み、粉塵の発生が予測される箇所に気泡を噴射すること
    を特徴とする粉塵の捕捉・抑制方法およびその装置。
  3. 【請求項3】 機械装置が、自走式移動型粉砕機、ある
    いは仮置き型粉砕機であることを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の粉塵の捕捉・抑制装置。
  4. 【請求項4】 気泡発生時の発泡圧を利用し、段階的に
    絞り込んだ配管系を通過させることにより噴射圧と噴射
    距離を得る気泡噴射方法。
JP8353014A 1996-12-13 1996-12-13 粉塵の捕捉・抑制方法およびその装置 Pending JPH10169218A (ja)

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