JP3970809B2 - アスファルトコンクリート再生材の製造方法 - Google Patents

アスファルトコンクリート再生材の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アスファルトコンクリート(以下、「アスコン」という)による舗装層を剥離して得たアスコン廃材を処理原料としたアスコン再生材の製造方法であって、特に、処理工場においてアスコン再生材を製造させるようにした製造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路工事に伴なって発生するアスコン廃材は、これを破砕して再生路盤材や再生アスコン骨材としてリサイクルさせることが要求されている。
しかしながら、このようなアスコン廃材は、全てが再生路盤材や再生アスコン骨材に再生されるものではなく、その一部(30%以下)が再生利用されているに過ぎず、特に、近年では、排水性舗装や対流動性舗装のような再生骨材を使用しないアスファルト合材が注目されていることもあって、益々、アスコン廃材の再生利用が減少しているのが実情である。
【0003】
又、従来、アスコン舗装路の改修技術として、アスコン舗装層を剥離して得たアスコン廃材を、その現場にて再生処理して、これをそのまま路盤材として打設施工するという路上再生工法が知られている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−64220号公報
【0005】
即ち、上記路上再生工法は、アスファルト舗装層を剥離して得たアスファルト廃材を原料としてアスファルト再生材を形成させる工程と、アスファルト舗装層を剥離した地盤上にこのアスファルト再生材を打設して再生アスファルト舗装層を形成させる工程を並行して行なうようにしたものである。
【0006】
従って、その現場で発生したアスファルト廃材についてのみ、これを再生利用できるもので、その現場以外で発生したアスファルト廃材については、これを再生利用することができないし、又、その現場で形成させたアスファルト再生材を他の現場に持ち込んで施工するといったこともできず、その利用範囲が極めて狭いという問題がある。
【0007】
又、アスファルト再生材を現場で形成させるため、各工程での処理や管理が疎かになり、また、各装置を移動式にする必要があるため、最適な設備を装備するのが不十分になる傾向があり、このため、得られたアスファルト再生材の品質にムラが生じたり、また、粉塵の発生によって作業環境を悪くしたり、近隣に迷惑をかけるおそれが生じ易いという問題があった。
【0008】
又、従来では、アスファルト再生材の形成工程で、アスファルト廃材の破砕骨材をミキサーに投入し、ここに硬化材(固化材)と注入材(水)を同時に添加して粘性流動体であるアスファルト再生材を形成させるようになっている。
このように、硬化材(固化材)と注入材(水)を同時に添加すると、ミキサーの内面に粘性流動体が付着する。このため、作業が終了する度に粘性流動体を除去する必要が生じ、その除去作業に多大の手間と労力が必要になり、作業能率を低下させてしまうという問題があった。
また、硬化材(固化材)と注入材(水)の添加を同時工程で行なうため、硬化材(固化材)及び注入材(水)の処理や管理が難しく、最適な混合比及び含水比を設定するのが困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、アスコン舗装層を剥離して得たアスコン廃材を、単に破砕した再生路盤材や再生アスコン骨材に形成するのではなく、アスコン廃材を原料として、これを舗装用路盤材(上層路盤材、下層路盤材)、建設物(コンクリート構造物、低層建築物)の基礎材、道路や駐車場等の表層材や基層材等として有効利用できるようにする。
また、現場処理ではなく、工場処理によって製造することで、必要に応じて、必要な場所に搬送させることができ、また、各工程での処理や管理が容易にできると共に、最適な装置を設備できるようにして、作業能率を向上させながら安定した品質に製造でき、又、粉塵等の発生を抑えることができるようにしたアスコン再生材の製造方法を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のアスコン再生材の製造方法(請求項1)は、
アスコンによる舗装層を剥離して得たアスコン廃材を処理原料とした常温アスコン再生材の製造方法であって、
アスコン舗装層を剥離して得たアスコン廃材を処理工場に搬送させる搬送工程と、
この処理工場においてアスコン廃材を破砕して破砕物を得る破砕工程と、
この破砕工程を経た破砕物を篩い分け分級して擬似骨材の含有が少ない粒径13mmアンダー又は20mmアンダーの破砕骨材を得る分級工程と、
この分級工程を経た破砕骨材にセメント系固化材を混合する固化材混合工程と、
前記固化材混合工程とは別工程であって、この固化材混合工程を経た固化材混合破砕骨材に水を加水しながら2次混合して必要な含水比に調整する加水工程を備えている構成とした。
【0011】
この製造方法(請求項1)において、分級工程で得た破砕骨材に粒度調整用の補足材を混合せるようにした態様がある(請求項2)。
【0012】
前記製造方法(請求項1又は2)において、分級工程を経て得られた破砕骨材を一時的にストックしておき、出荷の必要に応じて次工程に移送してアスファルトコンクリート再生材に製造させるようにした態様がある(請求項3)。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に示す実施例により説明する。
図1は本発明のアスコン再生材の製造方法の一例を示す全体工程図、図2は固化材混合工程で使用する混合機の一例を示す断面説明図、図3は加水工程で使用する加水機の一例を示す断面説明図である。
なお、この実施例では、図1で示すように、粒径13mmアンダーの破砕骨材aを得るまでの工程(図1中A側)と、粒径20mmアンダーの破砕骨材bを得るまでの工程(図1中B側)とを別工程としている。
【0014】
この製造方法は、アスコン舗装層を剥離して得たアスコン廃材1を処理原料とするもので、まず、アスコン舗装層を剥離して得たアスコン廃材1をトラック2等の搬送手段によって処理工場に搬送させる(搬送工程)。
【0015】
次に、この処理工場においてアスコン廃材1を破砕して破砕物を得る(破砕工程)。
この場合、粒径13mmアンダーの破砕骨材aを得るA側の工程では、アスコン廃材1をホッパー30aから破砕機としてのロールクラッシャ31aに投入して、1次破砕物32aを得るようになっている。
又、粒径20mmアンダーの破砕骨材bを得るB側の工程では、アスコン廃材1をホッパー30bからフイーダ31bを経てジョークラッシャ32bに投入して、1次破砕物33bを得るようになっている。
なお、処理工場に搬送されてきたアスコン廃材1は、これを所定の場所に山積み状にストックしておき、必要に応じて、そのストックからホッパー30a,30bに供給することになるが、トラック2等から直接に取り下ろしてホッパー30a,30bに供給することもできる。
【0016】
次に、前記破砕機で破砕された1次破砕物は、振動篩機に移送され、ここで粒径13mmアンダーの破砕骨材a、粒径20mmアンダーの破砕骨材bに篩い分け分級される(分級工程)。
この場合、A側の工程では、ロールクラッシャ31aで破砕した1次破砕物32aを中間ビン40aに投入し、ここからコンベア41aにより振動篩機42aに定量供給して、粒径13mmアンダーの破砕骨材aを得るようにしている。なお、粒径13mmオーバーの破砕骨材については、これをインペラ43aによって破砕整流したのち、中間ビン40aに戻して、再び振動篩機42aにかけることになる。
又、B側の工程では、ジョークラッシャ32bで破砕した1次破砕物33bを磁選機40bに通して鉄分fを除去したのち中間ビン41bに投入し、ここからコンベア42bにより振動篩機43bに定量供給して、粒径20mmアンダーの破砕骨材bを得るようにしている。なお、粒径20mmオーバーの破砕骨材については、これをインペラ44bによって破砕整流したのち、中間ビン41bに戻して、再び振動篩機43bにかけることになる。
なお、振動篩機42a,43bで篩い分け分級して得られた粒径13mmアンダーの破砕骨材a、粒径20mmアンダーの破砕骨材bは、これを所定の場所に山積み状にストックしておき、出荷の必要に応じて、そのストックからコンベア50等で次工程である混合工程に供給することになるが、ストックせずに直ちに混合工程に供給することもできる。
【0017】
この分級工程において、粒径13mmアンダーの破砕骨材aと粒径20mmアンダーの破砕骨材bを得るようにしたのは、最大粒径が20mmまでの破砕骨材bについては、擬似骨材の含有が少ないからで、これにより施工時の転圧によっても骨材の粒度が変化しにくく、また、夏季の路面温度の上昇に伴う軟性化も少なくすることができる。
又、実施例のように、粒径13mmアンダーの破砕骨材aと20mmアンダーの破砕骨材bを製造しておくと、使用用途に応じて粒径13mmアンダーの破砕骨材a又は20mmアンダーの破砕骨材bの何れかを選択することができる。
なお、実施例では、A側の工程で粒径13mmアンダーの破砕骨材aを、B側の工程で粒径20mmアンダーの破砕骨材bを得るようにしているが、振動篩機42a,43bの篩目を変更すれば、A側の工程で粒径20mmアンダーの破砕骨材bを、B側の工程で粒径13mmアンダーの破砕骨材aを得ることができる。
【0018】
次に、上記のようにして得た粒径13mmアンダーの破砕骨材a、粒径20mmアンダーの破砕骨材bに固化材sを混合して、固化材混合破砕骨材a−1を得るものである(固化材混合工程)。
この場合、使用条件に応じて、粒径13mmアンダーの破砕骨材a又は20mmアンダーの破砕骨材bを選択し、又、必要に応じて、粒度調整用の補足材を混合せることができる。
この補足材としては、5mmアンダーの細骨材を用い、その配合量は、使用用途によって異なるが、破砕骨材に補足材を加えた合計量の30%以内としている。
又、固化材sとしては、セメント系固化材を用い、その配合量は、使用用途により異なるが、破砕骨材単独、若しくは破砕骨材に補足材を加えた骨材1mに対し、20kg〜130kgとしている。
【0019】
この固化材混合工程で用いる混合機としては、図2に示すように、高速回転する3個のロータリーハンマ5a,5b,5cを備え、一般に土質改良機として用いられている3軸ローター混合機5(例えば、株式会社小松製作所:商標「ガラパゴスリテラ」)を用いている。
この3軸ローター混合機5は、図2に示すように、コンベア50の先端部上方に固化材散布機51が設けられ、又、コンベア50の先端部下方に3軸混合機52が設けられている。この3軸混合機52には、ケーシング53内に高速回転する3個のロータリーハンマ5a,5b,5cが上段、中段、下段にジグザグ状に交互配置されたもので、破砕骨材を上段ロータリーハンマ5aと中段ロータリーハンマ5bの間から中段ロータリーハンマ5bと下段ロータリーハンマ5cの間を通過させるように、各ロータリーハンマ5a,5b,5cの回転方向(矢印方向)が設定されている。
【0020】
従って、コンベア50上の破砕骨材(例えば、破砕骨材a)に対して、固化材散布機51により固化材sが散布供給され、この固化材sを供給された破砕骨材aは、コンベア50の先端から3軸混合機52に投入される。
この3軸混合機52内では、固化材sを供給された破砕骨材aは、上段ロータリーハンマ5aと中段ロータリーハンマ5bの間から中段ロータリーハンマ5bと下段ロータリーハンマ5cの間を通過しながら、各ロータリーハンマ5a、5b,5cによって瞬間的にほぐされ、破砕骨材aと固化材sが均一に混合された固化材混合破砕骨材a−1になって下方のコンベア70上に排出される。
なお、この3軸ローター混合機5は密封構造であり、固化材sの粉塵が外に漏れることはない。
【0021】
また、固化材混合工程で用いる混合機としては、実施例で示した3軸ローター混合機以外に、アスファルトプラントミキサー(2軸パグミル)やドラム式混合機がある。
しかしながら、前者の2軸パグミルは、混合性能については十分であるが、混合時間が他機に比べて長く(30秒ほど必要)、大量の生産には向かない(30m/h)。
又、後者のドラム式混合機は、2軸パグミルよりも大量に生産できるが(50m/h)、傾斜した筒内を転がるだけの為、混合時間が短く(約10秒)、十分な混合性能が得られない。
これに対し、本実施例で使用した3軸ローター混合機は、高速回転する3軸のロータリーハンマによって破砕混合を行なうものであるため、その混合性能は上記の2種を大きく上回ることができるし、処理量についても、80m/hと大量処理が可能である。
【0022】
次に、この固化材混合工程を経たのちの固化材混合破砕骨材a−1をコンベア70によって加水機8に供給し、ここで水wを加えながら混合して(加水工程)、必要な含水比に調整したアスコン再生材zを製造するものである。
この加水機8は、図3に示すように、上端口を投入口80とし、下端口を排出口81とした円筒体82の内部に混合翼83が設けられ、この混合翼83の上方における円筒体82の内面に水ジャケット部84を形成し、この水ジャケット部84に流量調節装置を有するポンプ85を介して水槽86から水wを供給して、水ジャケット部84の内面に形成した噴出穴87から水wを噴出させる構造になっている。
従って、投入口80から投入された固化材混合破砕骨材a−1は、円筒体82の内部を落下する途中で水wを加水され、その加水状態で混合翼83に衝突して、この混合翼83の回転により、更にここで2次混合され、排出口81から落下する。なお、混合翼83としては、固化材混合破砕骨材a−1の衝突によって回転する自在回転式のものと、モータ駆動によるものとの何れを使用することができる。
【0023】
又、水wは含水比調節のために配合するもので、その配合量は、製造されたアスコン再生材zを施工するに際し、このアスコン再生材zの締固めに最適な水の量であり、その量は固化材混合破砕骨材1mに対し0リットル〜180リットルとしている。
即ち、混合工程にかける前の破砕骨材a又は破砕骨材bが雨水等で濡れているような場合には、水wの加水が不要なことがあるし、また、破砕骨材a又は破砕骨材bが乾燥している場合には、大量の水wを加水する必要があり、本発明者らによる試験では、以下の表1に示すように、水の含水率が7〜10重量%程度(7%重量、8%重量、9%重量、10%重量程度)が好ましい結果が得られた。
【0024】
そして、上記のようにして製造されたアスコン再生材zは、加水機8の排出口81から下方に落下していくことになるが、このとき、排出口81の下方にトラック9を待機させて、その荷台にアスコン再生材zを積み込み、これを所定の施工現場に搬送して、所定の用途、例えば、舗装用路盤材(上層路盤材、下層路盤材)、建設物(コンクリート構造物、低層建築物)の基礎材、道路や駐車場等の表層材や基層材等として利用するものである。
【0025】
以下の表1は、固化材(セメント系固化材)及び水の含水比に対する修正CBR(%)を求めた試験結果を示している。
【0026】
【表1】
Figure 0003970809
【0027】
この表1で判るように、粒径20mmアンダーの破砕骨材を用いた場合、固化材30kg/mの添加量では、下層路盤として十分な支持力があり、又、固化材50kg/m以上の添加量では、上層路盤としての支持力があると認めることができる。
また、粒径13mmアンダーの破砕骨材を用いた場合、固化材の量を多くすることによって、かなり大きな支持力が得られることが判る。
【0028】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のアスコン再生材の製造方法では、以下に挙げるような効果が得られる。
道路の維持修繕工事によって発生するアスコン廃材のリサイクルを促進できる。
従来、アスファルト合材を使用していた部分(道路の表層・基層・加熱アスファルト安定処理)にも使用可能なので工事費を圧縮できる。
工場生産を行うので、発生場所と使用場所が同じである必要がない。
産業廃棄物中間処理施設に持込まれたままで、十分にリサイクルされずにいるアスコン廃材を有効にリサイクルすることができる。
アスコン廃材の発生場所でないため必要な場所へ必要なだけ供給できる。
固化材による粉塵の発生を抑えることができる。
締固めに最も適した含水比に調節したアスコン再生材であるため、水の供給が困難な施工現場でも支障なく施工できる。
アスコン廃材を細かく(20mmアンダーまたは13mmアンダー)砕いているので、擬似骨材が少なく、転圧時に骨材の粒度が変化しにくく、夏季の路面温度の上昇に伴う軟性化も少ない。
又、破砕骨材に固化材を混合させたのち加水するというように、固化材混合工程と、加水工程を別工程としたので、従来の固化材の混合と加水を同時に行なうものと異なり、作業が終了する度に、混合機を清掃するといった煩雑な手間を省略できる。
特に、固化材混合工程と、加水工程を別工程としたので、固化材の混合比や水の含水比の管理を、破砕骨材の状態や使用条件に対応して的確に行なうことができる。そのため、アスファルトコンクリート再生材の締固めに最適な含水比に調整された舗装用資材を生産することができる。
【0029】
即ち、アスコン舗装層を剥離して得たアスコン廃材を、単に破砕した再生路盤材や再生アスコン骨材に形成するのではなく、アスコン廃材を原料として、これを舗装用路盤材(上層路盤材、下層路盤材)、建設物(コンクリート構造物、低層建築物)の基礎材、道路や駐車場等の表層材や基層材等として有効利用することができる。
また、現場処理ではなく、工場処理によって製造するため、必要に応じて、必要な場所に搬送させることができ、また、各工程での処理や管理が容易にできると共に、最適な装置を設備できるため、安定した品質に製造できるし、粉塵等の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアスコン再生材の製造方法の一例を示す全体工程図である。
【図2】固化材混合工程で使用する混合機の一例を示す断面説明図である。
【図3】加水工程で使用する加水機の一例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 アスコン廃材
2 トラック
30a ホッパー
31a ロールクラッシャ
32a 1次破砕物
30b ホッパー
31b フイーダ
32b ジョークラッシャ
33b 1次破砕物
40a 中間ビン
41a コンベア
42a 振動篩機
43a インペラ
40b 磁選機
41b 中間ビン
42b コンベア
43b 振動篩機
44b インペラ
5 3軸ローター混合機
5a ロータリーハンマ
5b ロータリーハンマ
5c ロータリーハンマ
50 コンベア
51 固化材散布機
52 3軸混合機
70 コンベア
8 加水機
80 投入口
81 排出口
82 円筒体
83 混合翼
84 水ジャケット部
85 ポンプ
86 水槽
87 噴出穴
9 トラック
a 破砕骨材
a−1 固化材混合破砕骨材
b 破砕骨材
f 鉄分
s 固化材
w 水
z アスコン再生材

Claims (3)

  1. アスファルトコンクリートによる舗装層を剥離して得たアスファルトコンクリート廃材を処理原料とした常温アスファルトコンクリート再生材の製造方法であって、
    アスファルトコンクリート舗装層を剥離して得たアスファルトコンクリート廃材を処理工場に搬送させる搬送工程と、
    この処理工場においてアスファルトコンクリート廃材を破砕して破砕物を得る破砕工程と、
    この破砕工程を経た破砕物を篩い分け分級して擬似骨材の含有が少ない粒径13mmアンダー又は20mmアンダーの破砕骨材を得る分級工程と、
    この分級工程を経た破砕骨材にセメント系固化材を混合する固化材混合工程と、
    前記固化材混合工程とは別工程であって、この固化材混合工程を経た固化材混合破砕骨材に水を加水しながら2次混合して必要な含水比に調整する加水工程を備えていることを特徴とするアスファルトコンクリート再生材の製造方法。
  2. 分級工程で得た破砕骨材に粒度調整用の補足材を混合させるようにした請求項1記載のアスファルトコンクリート再生材の製造方法。
  3. 分級工程を経て得られた破砕骨材を一時的にストックしておき、出荷の必要に応じて次工程に移送してアスファルトコンクリート再生材に製造させるようにした請求項1又は2記載のアスファルトコンクリート再生材の製造方法
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