JPH08210077A - 発塵防止用発泡組成物 - Google Patents

発塵防止用発泡組成物

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JPH08210077A
JPH08210077A JP7041398A JP4139895A JPH08210077A JP H08210077 A JPH08210077 A JP H08210077A JP 7041398 A JP7041398 A JP 7041398A JP 4139895 A JP4139895 A JP 4139895A JP H08210077 A JPH08210077 A JP H08210077A
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Hirosuke Okura
宏祐 大蔵
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業用設備等の解体や、石炭、コークス、鉱
石、採掘土砂等の粉体の移送、または地震等により構造
物の一部或いは全部が損壊して堆積した建築廃材の撤去
などに際し、必要箇所に安定性の高い泡沫を発生させる
ことにより、粉塵の飛散を抑制して環境の劣化を防止す
ることができる発塵防止用発泡組成物を提供する。 【構成】 界面活性剤及び水溶性高分子樹脂を有効成分
とする水溶液であって、粘度が100cpsを越えない
範囲とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用設備等の解体
や、石炭、コークス、鉱石、採掘土砂等の粉体の移送、
または地震等により構造物の一部或いは全部が損壊して
堆積した建築廃材の撤去などに際し、必要箇所に安定性
の高い泡沫を発生させることにより、粉塵の飛散を抑制
して環境の劣化を防止することができる発塵防止用発泡
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用設備、或いはその他各種の構造物
を解体、撤去するには、爆発物等を用いて構造物全体を
一時に崩壊させる方法もあるが、密集地域などでは構造
物を適宜な大きさのブロックに切断し、それを構造物本
体より引き剥がして地上に落下させる方法が採られるこ
とが多い。そして、切断されたブロックや解体物が落下
する途中で表面に付着している粉状物が剥離して粉塵と
して空中に飛散したり、またそれらが地上に衝突した時
に破砕して粉塵が発生するのであるが、特に密集地域で
はこれらの粉塵が周辺に飛散しないようにすることが求
められている。
【0003】上記粉塵の飛散を防止する方法としては、
作業環境の周囲をシート状物で囲って作業を行う方法が
あるが、作業環境を完全(密閉状に)に囲うことは不可
能であり、シート状物の囲いの隙間などから粉塵が外部
周辺に飛散していくことは避けられない。解体される構
造物にはアスベストを含んだものもあり、このアスベス
トは人体への毒性があることから大気へ飛散させること
は禁止されている。そのためアスベストを含む構造物の
解体に際してはシート状物の囲いだけでなく、構造物そ
のものを処理して解体破砕時にアスベストの飛散が生じ
ないようにする手段が採られている。例えば、上記手段
としては、構造物に水を噴霧して含浸させる方法、
構造物の表面にラテックス等の樹脂エマルジョン等から
なる被膜を形成させる方法、構造物にアクリル共重合
体エマルジョン等を主成分とする固化剤を浸透させて内
部を固化させる方法、構造物を部分的に完全に密閉状
に囲い、内部ガスを吸引して集塵機を通して粉塵を捕集
する方法などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
の水を含浸させる方法では、構造物が吸水性の低い素材
で構成されている場合に効果が殆どない。また、吸水性
の高い素材で構成されている場合には、多量の水を吸水
して重量が増加するので、解体後の取扱性が悪くなり、
運搬等にも多くの手間がかかる。さらに、これを焼却処
理する場合などには吸水された水分の蒸発のために余分
な燃料費が掛かる。また、大量の水を散水するので作業
現場が水浸しとなるので、作業環境が極めて悪いものと
なる。また、前記の樹脂エマルジョン等の被膜を形成
させる方法では、構造物の表面が粗かったり、表面に多
量の粉塵が付着したりすると、有効な被膜の形成が困難
である。さらに、被膜は樹脂液などを塗布した後に乾燥
固化するまで待機していなければならない。また、樹脂
液などが高価である。加えてこの方法では被膜を形成し
た表面からの発塵を防止することができたとしても、投
下して地上に衝突した際に生ずる破砕端面からの発塵を
防止することができない。さらに、前記の固化剤を用
いる方法では、固化剤が構造物の内部まで浸透して固化
するまでには長時間を必要とする。また、浸透性の少な
い素材から構成される場合には効果が殆どなく、さらに
は固化剤が高価である。また、前記の構造物を部分的
に完全密閉して集塵機で粉塵を捕集する方法では、集塵
性は完全であるかもしれないが、極めて僅かな部分づつ
を行わなければならないので、構造物全体の解体を行う
には膨大な時間が必要となり、工事費用も膨大なものと
なる。このように前記〜の方法では、容易に且つ短
時間に解体破砕時にアスベスト等の粉塵の飛散が生じな
いようにすることは不可能であり、この問題を解決する
ことができる方法が嘱望されていた。
【0005】一方、地震等により構造物の一部或いは全
部が損壊して堆積した建築廃材を撤去するに際して、ま
た工場や現場等において石炭、コークス、鉱石、或いは
採掘土砂等を移送するに際しても、発生した粉塵が作業
環境を悪化させ、環境汚染の原因となる。特開平6−3
30692号公報にはトンネル工事等の切羽部位等で発
生して空気中に浮遊する粉塵を、特公昭51−3502
4号公報には石炭、コークス、鉱石その他固体物質の移
送で発生する粉塵をそれぞれ泡沫で吸着、捕獲して除去
する方法が提案されている。しかし、上記の泡沫は何れ
も単に活性剤や洗剤で作られているので、短時間で破泡
して水溶液に戻ってしまうため、作業中に再度泡沫を被
覆させる必要が生じ、結果的に膨大な量の泡沫が必要と
なるものであった。また、このように作業中に再度泡沫
を被覆させることは極めて面倒であり、作業全体の遅滞
化を招くものであった。さらに、発生した粉塵を吸着、
捕獲する効果が充分ではないという問題もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、界面活性剤及び水溶性高分子樹脂を有効
成分とする水溶液であって、粘度が100cpsを越え
ない範囲としたことを特徴とする発塵防止用発泡組成物
に関し、この組成物を圧縮空気等の圧力ガスとともに、
ノズルチップより噴出させて泡沫を発生させ、粉塵の発
生源を被覆することにより発塵を抑制するものである。
【0007】上記本発明に用いる界面活性剤は、アニオ
ン系、カチオン系、ノニオン系、両性界面活性剤の何れ
の界面活性剤を使用することもでき、適宜にその一種以
上を選定して使用することができる。また、本発明に用
いる水溶性高分子樹脂は、泡沫の安定化、泡沫の均一
性、泡沫の付着性をそれぞれ大きくする作用を示し、例
えばメチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース等の
セルロース系、ポリエチレンオキサイド系高分子樹脂、
デンプン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデ
ンプン等のデンプン系、ポリビニルアルコール、アクリ
ルアマイド、ポリアクリル酸ソーダ、アルギン酸ソー
ダ、アラビアゴム、トランガム等の水性ゴム系、ゼラチ
ン、ガゼイン、キサンタンガン、コラーゲン、カンテ
ン、サポニン、等の天然または合成の水溶性高分子樹脂
の一種以上を適宜に選定して使用することができる。
【0008】本発明の発泡組成物は、上記界面活性剤及
び水溶性高分子樹脂を有効成分とし、粘度が100cp
sを越えない範囲の水溶液であるが、使用する水溶性高
分子樹脂の種類によって、溶解時の粘度は著しく異な
る。例えばポリアクリルアマイド系では0.1%水溶液
でも数百cpsの高粘度の水溶液となるし、ポリエチレ
ンオキサイド系のもののように1%水溶液でも数cps
の低粘度の水溶液となるものもある。
【0009】本発明の発泡組成物の粘度が前記の範囲内
であっても、低粘度である程発泡し易く、かつノズルか
ら飛散し易くなり、したがって均一な泡沫となり、広範
囲に亙って散布させる場合に都合が良い。その反面、生
成した泡沫が安定性が乏しく、破泡し易く、流れ易くな
る。
【0010】また、粘度が高くなると発泡しにくくな
り、噴射する空気圧を高く(本発明者による実験では、
噴射圧は約1〜5kg/cm2 )する必要があるが、生
成した泡沫は、極めて安定で、高粘度の泡が得られるの
で、長時間に亙って発塵を抑制することができる。その
反面、広範囲に散布することは困難である。
【0011】上記したように、本発明の発泡組成物の成
分を適宜選択することにより所定の粘度に適宜調整する
ことができ、目的に応じた粘度とすれば良い。本発明者
等の経験によれば、前記実用的な噴射圧の使用において
は、上限として100cps、下限としては特定すべき
ものではないが、少なくとも水の粘度(1cps)以上
であれば良い。望ましくは2〜70cpsである。
【0012】本発明の発泡組成物の界面活性剤と水溶性
高分子樹脂の配合割合は、水溶液中、界面活性剤は5〜
20%、水溶性高分子樹脂は5%以下の範囲で適宜配合
することにより前記した粘度の組成が得られ、特別規定
されるべきものではない。
【0013】また、水溶液に、アルカリを添加して水溶
液のpHが10.0を越えない範囲とすることにより、
泡の発生を促進することができる。
【0014】上記構成の発泡組成物と気体とを、液送ポ
ンプ、エアーコンプレッサー、気液混合装置、各種調整
弁、噴射ノズル等で適宜に構成される泡発生装置に供給
して運転させることにより泡沫を発生するのであるが、
泡発生装置の運転条件を種々変化させることにより所望
の泡沫の発生量、泡沫の発泡倍率等に調整することがで
きる。尚、上記気体としては一般的には空気を用いるの
であるが、炭酸ガス、窒素ガス等を用いても良い。
【0015】そして、本発明の発泡組成物で発生させた
泡沫は、長時間水溶液に戻ることなく泡沫の状態で安定
に存在し、しかも高粘性のものとなる。そのため泡沫自
身の密着性が良く、粉塵の吸着性に優れている。さら
に、大きさが均一で、細かい泡沫となる。
【0016】例えば本発明の発泡組成物を、産業用設備
等の解体に際して用いる場合、構造物の表面に泡沫を被
覆した状態で解体するようにしても良いし、構造物の下
方に多量の泡沫からなる泡集合部を設け、この泡集合部
に解体部分を投下するようにしても良いし、これらを同
時に行うようにしても良い。さらに、構造物の周囲を網
状のシート材で包囲し、このシート材に泡沫を付着した
状態で解体するようにしても良い。何れの場合も、解体
若しくは投下による粉塵の発生を防止し、或いは発生し
た粉塵を確実に吸着、捕獲して周辺環境への飛散を防止
することができる。したがって、構造物にアスベストな
どが用いられていても粉塵公害を引き起こすことがな
い。尚、上記泡集合部は、適当な容器や収容槽の中に泡
沫を充填した貯留槽でも良いし、泡沫の非流動性を利用
して地面上に盛り上げた堆積山状でも良いし、さらに地
面に柵を打ち込んで上方が開放した囲いを設け、泡沫の
収容槽としても良い。特に本発明の発泡組成物で発生さ
せた泡沫は、前記のように長時間安定であるため、作業
中に破泡して再度泡沫を被覆する必要がないため円滑に
作業を実施することができる。また、泡沫自身が高粘性
で、密着性が良いので、風等の影響を受けにくいものと
なる。さらに、粉塵の吸着性に優れているので、確実に
粉塵の飛散を防止することができる。
【0017】また、本発明の発泡組成物を、地震等によ
り構造物の一部或いは全部が損壊して堆積した建築廃材
の撤去に際して用いる場合も、或いは工場や現場等にお
ける石炭、コークス、鉱石、或いは採掘土砂等の移送に
際して用いる場合も、堆積した建築廃材、石炭、コーク
ス、鉱石、或いは採掘土砂等の表面に泡沫を被覆した状
態でそれぞれ撤去、移送すれば、粉塵の発生、並びに発
生した粉塵の飛散を防止することができる。特に地震等
で広い範囲で構造物が倒壊した地域では、道路の寸断等
で作業が迅速に行なえないこともあるが、本発明の発泡
組成物で発生させた泡沫は前記のように長時間安定であ
るため、作業に支障をきたすことがない。また、発火性
を有する鉱石の移送に際しては、粉塵の飛散を防止する
他にも発火を防止する役割も果たす。この場合、泡沫の
生成に窒素ガス等を用いて上記効果を向上するようにし
ても良い。
【0018】
【作用】上述のように本発明の発泡組成物は、容易に且
つ短時間に産業用設備等の解体や堆積した建築廃材の撤
去、石炭等の粉体の移送などにおいて必要箇所に泡沫を
介在させるだけで、容易に粉塵の飛散を防止することが
できる。
【0019】
【実施例】
[実施例1]ポリオキシエチレンノニルフェノール硫酸
トリエタノールアミン5%と、ポリオキシエチレンノニ
ルフェノールエーテル2%と、カルボキシメチルセルロ
ース0.3%と、残部水とを混合し、実施例1の発泡組
成物(粘度10cps)とした。これを、泡発生装置の
気液混合部に供給し、空気圧3kg/cm2 の圧縮空気
によりノズルより噴出させて泡沫を生成させたところ、
上記組成物の1リットル液で50リットルの泡沫を発生
した。この泡沫は、30分経過後も50%以上の泡沫と
して残存していた。被解体建築物(ブロック壁構造)の
表面の全面に、上記泡沫を噴霧被覆させた状態で該建築
物を倒壊させたところ、粉塵の飛散は極めて少なかっ
た。
【0020】[実施例2]ドデシルベンゼンスルホン酸
ソーダ10%と、ポリアクリル酸ソーダ0.05%と、
残部水とを混合し、実施例2の発泡組成物(粘度4cp
s)とした。実施例1と同様に圧縮空気圧3kg/cm
2 で上記発泡組成物の1リットル液で60リットルの泡
沫を発生させた。発生させた泡沫は、30分経過後も5
0%以上の泡沫として残存していた。上記泡沫をブロッ
クに被覆し、10mの高さより、コンクリート面に自然
落下させたところ、ブロックは細かく破壊したが、破壊
時に粉塵の飛散はなかった。泡沫を被覆しなかったブロ
ックは、粉塵の飛散が激しかった。
【0021】[実施例3]ラウリル硫酸トリエタノール
アミン10%と、苛性ソーダ(10%)水溶液3.6%
と、カルボキシメチルセルロース0.1%と、メチルパ
ラベン(安息香酸メチル)0.2%と、残部水とを混合
して、実施例3の発泡組成物(粘度7cps)とした。
実施例1と同様に圧縮空気圧3kg/cm2 で上記発泡
組成物の1リットル液で50リットルの泡沫を発生させ
た。生成した泡沫を実施例2と同様にブロックを用いて
試験した結果、同様な効果が認められた。
【0022】[実施例4]ラウリル硫酸トリエタノール
アミン7%と、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキ
シメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンソー
ダ(イミダゾリン型活性剤)水溶液3%と、カルボキシ
メチルセルロース0.1%と、残部水とを混合し、トリ
エタノールアミンでpH8.5〜9に調整して実施例4
の発泡組成物(粘度5cps)とした。実施例1と同様
に圧縮空気圧3kg/cm2 で上記発泡組成物の1リッ
トル液で50リットルの泡沫を発生させた。生成した泡
沫を実施例1と同様に解体建築物について試験したが、
同様の結果が得られた。
【0023】[実施例5]実施例1の組成物中、カルボ
キシメチルセルロースを0.8%として配合したものを
実施例5の発泡組成物(粘度50cps)とした。これ
を5kg/cm2 の圧縮空気で噴出させた。泡沫は、極
めて粘度が高く、広い面に亙って噴霧することができな
いが、集中的に能率よく噴射できた。泡沫は、極めて安
定で、長時間に亙って建材面に付着し、発塵防止効果を
発揮した。
【0024】[比較例]ドデシルベンゼンスルホン酸ソ
ーダ10%を比較例の発泡組成物とした。次に圧縮空気
圧4kg/cm2 で、上記発泡組成物の1リットル液で
20リットルの泡沫を発生させようとしたが、発泡しな
い液が多量存在していた。また、発生した泡沫も5分で
殆どなくなり、立面では1分で流れ落ちた。
【0025】以上本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は前記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りど
のようにでも実施することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の発泡組成物
は、長時間水溶液に戻ることなく泡沫の状態で安定に存
在し、しかも高粘性の泡沫を生成することができる。ま
た、この泡沫自身の密着性が良く、粉塵の吸着性に優
れ、大きさが均一で、細かい泡沫となる。したがって、
例えば産業用設備等の解体に際して上記泡沫を構造物の
表面に被覆することにより、アスベスト等の毒性物質等
の粉塵の飛散を防止しながら構造物を解体することがで
きる。また、従来の方法のように水を噴霧しないので、
被破壊物が吸水等により重量増加して処理後の取扱性が
困難になったり、作業環境が悪くなることもなく、容易
に且つ速やかに解体することができる。また、地震等に
より構造物の一部或いは全部が損壊して堆積した建築廃
材を撤去するに際しても前記泡沫を建築廃材の表面に被
覆することにより、粉塵の飛散を防止しながら撤去する
ことができる。さらに、工場や現場等における石炭、コ
ークス、鉱石、或いは採掘土砂等を移送するに際しても
前記泡沫を石炭等の表面に被覆することにより、粉塵の
飛散を防止しながら移送することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界面活性剤及び水溶性高分子樹脂を有効
    成分とする水溶液であって、その粘度が100cpsを
    越えない範囲としたことを特徴とする発塵防止用発泡組
    成物。
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