JPH10168914A - 竪型水槽およびその構築方法 - Google Patents

竪型水槽およびその構築方法

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JPH10168914A
JPH10168914A JP8352968A JP35296896A JPH10168914A JP H10168914 A JPH10168914 A JP H10168914A JP 8352968 A JP8352968 A JP 8352968A JP 35296896 A JP35296896 A JP 35296896A JP H10168914 A JPH10168914 A JP H10168914A
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water tank
steel
concrete
cylinder
vertical
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JP8352968A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Sato
和義 佐藤
Atsushi Ito
篤 伊藤
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KATO KENSETSU KK
Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
Kato Construction Co Ltd
Original Assignee
KATO KENSETSU KK
Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
Kato Construction Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地中に水槽71を構築する際に、水平面方向
の面積が少なくて済み、かつ、ひび割れなどによる外部
の水の浸入や水漏れを容易に防止できる竪型水槽とその
構築方法を提供する。 【解決手段】 鋼製筒体15は、下端口に設けられた刃
口19を介して、地中に圧入工法によって圧入される。
鋼製筒体15は、分割リング1が周方向に接合され、更
に軸方向に接合されて成る。圧入の後に、鋼製筒体15
の内側には、プレキャストコンクリート製の筒体51が
設けられる。底部の地盤39が高圧噴射注入工法によっ
て堅く地盤改良された上に、防水シート43を敷き、そ
の上に更にコンクリートを打設して、底版コンクリート
41を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばセグメン
トあるいはそれに類似した構造の、分割構造のリング体
の分割片(以下「分割リング」という。)を組み立てな
がら地中に圧入して、竪型水槽を構築する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば鋼製セグメントあるいはそ
れに類似した構造の分割リングをリング周方向および上
下方向(軸方向)に連結して筒体を組み立て、この筒体
を地盤に圧入することで、地中にトンネルや立坑などの
構造物を構築する技術がある。
【0003】一方、地中に構築される構造物として、他
に、さまざまな種類の水槽がある。この種類には、融雪
水槽、園芸・農業用水水槽、防火用水槽、非常用生活用
水槽、沈殿層などがある。このような地中に構築される
水槽として一般的な構造は、プレーキャストコンクリー
ト製のリング体を横方向に接続した横型のものがある。
この構築においては、予め地中に穴を掘り、その中に前
記リング体を配置し横方向に接続していくものである。
このような水槽は、横方向のスペースが大きくなり、従
って掘る穴の水平方向の面積が大きくなってしまうもの
であった。
【0004】これに対し、縦方向にコンクリート製のリ
ング体を接続し水槽を地中に構築する技術(特開昭49
−83909号公報)がある。すなわち、この技術はコ
ンクリート製セグメントを用いてリング体を組み立て、
このリング体を沈設工法により地下に構築するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンク
リート製セグメントは脆性材料特有のカド欠け(角部の
割れ)やコンクリート製品特有のひび割れなどを生じ易
く、一旦ひび割れが生じると水漏れが生じ、あるいは外
部から汚れた水などが侵入し、水槽としての機能に障害
が発生してしまう恐れがあった。また、構築のための工
期を短くするために、沈設工法の一種である圧入工法を
採用しようとすると、圧入に際してコンクリート製セグ
メントに大きな力が加わる際にひび割れが生じ、上記と
同様に水槽としての機能に障害が出てしまう恐れがあっ
た。
【0006】この発明は、以上の問題点を解決するため
になされたもので、ひび割れなどによる水漏れの恐れが
少ない竪型水槽、及びその構築方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、下記の発明をするに至った。第1の発明は、地中
に構築され軸方向を竪にした鋼製筒体と、鋼製筒体の下
端縁に設けられた沈設工法用の刃口と、鋼製筒体の内側
の底部に設けられた底版と、鋼製筒体の頂部に設けられ
た蓋部と、を有し、鋼製筒体の内側には強度を維持する
ための補強がなされ、水槽内の水に接する部分には水槽
として必要な処理がなされていることを特徴とする竪型
水槽である。
【0008】第2の発明は、更に、前記鋼製筒体は、軸
方向に分割されたリング体が更に周方向に分割された多
数のリングが溶接により接合されて構成され、該リング
は補強としての周方向の桁と軸方向の継手板および縦リ
ブと、桁、継手板及び縦リブの外側に溶接され水平断面
が円弧状の外殻を有してなることを特徴とする竪型水槽
である。
【0009】第3の発明は、更に、前記鋼製筒体の内側
には、コンクリート製筒体が同心に、密着構造として、
又は一体的な合成構造として設けられ、底版及び蓋部
は、コンクリート製であることを特徴とする竪型水槽で
ある
【0010】第4の発明は、更に、前記コンクリート製
筒体は、プレキャストコンクリート製であり、鋼製筒体
との間に充填結合材が充填され密着構造とされることを
特徴とする竪型水槽である。
【0011】第5の発明は、更に、前記プレキャストコ
ンクリート製筒体が、軸方向に分割されたリング体が更
に周方向に分割された多数の分割リングによって構成さ
れていることを特徴とする竪型水槽である。
【0012】第6の発明は、更に、前記鋼製筒体の内側
に内型枠を兼ね表面に水槽として必要な処理が施された
金属製有底筒体を配置し、鋼製筒体との間に形成される
概略密閉空間にコンクリートを打設したことを特徴とす
る竪型水槽である。
【0013】第7の発明は、更に、前記鋼製筒体の内側
に筒状の鉄筋かごを連結して配置し、鉄筋かごの内側に
内型枠を兼ねる金属製筒体を連結して構成し、鋼製筒体
と内型枠との間に形成される空間にコンクリートを打設
して一体的な合成構造としたことを特徴とする竪型水槽
である。
【0014】第8の発明は、更に、前記鋼製筒体を構成
する多数の分割リングのうち、軸方向最下端のリング体
または最下端から上方の複数のリング体を構成するもの
には、沈設の際に鋼製筒体の内部を掘削する掘削機が干
渉しても作業性が悪くならないように設けられ水平断面
がT型で板状のT型突起物が、内面に設けられ、前記一
体的な合成構造は、前記T型突起物によっても可能とな
っていることを特徴とする竪型水槽である。
【0015】第9の発明は、上記発明において前記蓋部
は、人や異物が水槽内に落下するのを防止するための網
目または格子状の内蓋を備えたことを特徴とする竪型水
槽である。
【0016】第10の発明は、第3の発明において、前
記コンクリート製底版は、防水シートまたは防水マット
を上下からコンクリートによってはさみサンドイッチ構
造にしたことを特徴とする竪型水槽である。
【0017】第11の発明は、上記発明において、前記
鋼製筒体の水平断面は、円形、小判型、または楕円形で
あることを特徴とする特徴とする竪型水槽である。
【0018】第12の発明は、地中に構築され軸方向を
竪にした鋼製筒体を、鋼製筒体の下端縁に設けられた刃
口を介して地中に沈設させ、沈設の後に鋼製筒体の内側
の底部に底版を設け、鋼製筒体の頂部に蓋部を設け、水
槽内の水に接する部分には水槽として必要な処理を施す
ことを特徴とする竪型水槽の構築方法である。
【0019】第13の発明は、更に、前記鋼製筒体は、
予め工場において周方向の桁と軸方向の継手板および縦
リブとの外側に円弧状の外殻を溶接して製造した分割リ
ングを、現場において周方向と上下方向の溶接により組
立て、該組立を行いつつ併せて前記沈設を行うことを特
徴とする竪型水槽の構築方法である。
【0020】第14の発明は、更に、前記沈設された鋼
製筒体の内側に、プレキャストコンクリート製の底版、
筒体を順に設け、次に鋼製筒体の頂部にプレキャストコ
ンクリート製の蓋部を設け、前記プレキャストコンクリ
ート製の筒体が、軸方向に分割されたリング体が更に周
方向に分割された多数の分割リングによって構成され、
これらプレキャストコンクリート製の分割リングは現場
においてリング体またはリング体の一部分に組み立てら
れ、吊り降ろされ、鋼製筒体内で筒体に組み立てられる
ことを特徴とする竪型水槽の構築方法である。
【0021】第15の発明は、更に、前記沈設された鋼
製筒体の内側に、鋼製筒体の内側に内型枠を兼ね水槽と
して必要な処理が施された金属製有底筒体を吊り降ろし
て配置し、鋼製筒体との間に形成される概略密閉空間に
対し、金属製有底筒体に形成された打設用孔から、コン
クリートを打設することを特徴とする竪型水槽の構築方
法である。
【0022】第16の発明は、上記発明において前記沈
設工法が、鋼製筒体の内部の水中掘削を伴う圧入工法で
あることを特徴とする竪型水槽の構築方法である。
【0023】第17の発明は、上記発明において前記圧
入工法は、圧入のための反力をグランドアンカーまたは
スクリューアンカーによってうることを特徴とする竪型
水槽の構築方法である。
【0024】第18の発明は、前記底版は、コンクリー
ト製の底版材の上及びコンクリート製筒体の内側下部に
かけて防水シートまたは防水マットを敷き、その上に更
にコンクリートを打設して形成すること、あるいは、底
部の地盤を高圧噴射注入工法または機械攪拌工法によっ
て地盤改良し、その改良地盤の上に防水シートまたは防
水マットを敷き、その上に更にコンクリートを打設して
形成することを特徴とする特徴とする竪型水槽の構築方
法である。
【0025】第19の発明は、第13から第19の発明
において、前記沈設された鋼製筒体と周辺の地盤との間
に、グラウト剤を注入することを特徴とする特徴とする
竪型水槽の構築方法である。
【0026】第20の発明は、前記グラウト剤は、刃口
部に形成されたノズルから地盤に注入されることを特徴
とすることを特徴とする特徴とする竪型水槽の構築方法
である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態1を図
1乃至図7において説明する。この実施形態においては
分割リングは、図2に示すように鋼製セグメントピース
1と呼ばれるものである。すなわち、鋼製セグメントピ
ース1は、一対の平行な円弧状に湾曲した主桁3の両端
部に、一対の平行な直線的な継手板5が溶接されて枠体
が構成される。
【0028】さらに、この枠体には前記一対の主桁3に
平行な複数の縦リブ7がわたされて溶接され、さらに前
記一対の主縦リブ5に複数の平行な桁(中主桁)8がわ
たされて溶接され、これら主桁3、継手板5、縦リブ
7、桁8の外側に円弧状の外殻であるスキンプレート9
が張りわたされて溶接され、鋼製セグメントピース1が
構成される。なお、最下端のリング体または最下端から
上方の複数のリング体においては、さらに縦リブ7の内
側に、当て板11が鋼製セグメントピース1の中央に部
分的に張りわたされ、後述する掘削機が接触して掘削作
業の作業性が悪くなるのを防止する。
【0029】このような分割リングとしての鋼製セグメ
ントピース1が、リング周方向に連結されリング体13
である鋼製セグメントとして組み立てられる(図4)。
このリング体13を軸方向に重ねて連結し筒体15(図
5参照)として組み立てる。そのため、各桁2、5には
連結のためのボルト穴17(図2)が形成される。ま
た、重ねられる複数のリング体のうち最下端のリング体
(鋼製セグメント)13には、その下端縁に沿ってリン
グ状の刃口19が据え付けられる(図2(A)(B)、
図3、図4(A))。
【0030】この刃口19の縦断面図を図3(A)に示
す。すなわち、最下端のリング体13を構成する鋼製セ
グメントピース1の下端縁に沿って配置される主桁3の
内周端および外周端から、外板21および内板23が下
方へ伸びて配置される。外板21および内板23はリン
グ状に湾曲し、各々の先端縁(図3(A)(B)の下
端)が鋭角に突き合わされ溶接等によって接合される。
これら接合された外板21と内板23は内部に断面三角
形の空間25を形成し、高い強度を有する。
【0031】この空間25はなんらかの方法で密閉され
る。たとえば、十分な溶接か、あるいはモルタル27を
空間25の内部に送入することで密閉を行う。このモル
タル27の送入は、後述するグラウト剤の送入に用いら
れるパイプ29によって行われる。そして、このパイプ
29によって適量なモルタル27を送入した後、空間2
5の内部周囲のモルタル27のみが固化するように、不
必要な部分のモルタルを排除するための別の薬剤を注入
する。
【0032】これらのパイプ29は、各鋼製セグメント
ピース1の内側を通る図示しない大きな配管に接続され
る。この配管は、各鋼製セグメントピース1ごとに上下
方向で分割されており、分割部分ではジョイントを用い
て接続される。配管の最上方は地上においてポンプに接
続され、注入剤が圧送される。
【0033】空間25の断面の三角形はその斜辺を内板
23が構成し、他の長辺を外板21が構成する。この内
板23の先端内面に、外板21の先端内面が位置し溶接
が行われる。この外板21の先端内面に切り欠き31が
形成され、この切り欠き31の部分は溶接されず、注入
口としてのノズル33が形成される。
【0034】このような鋼製セグメントピース1は、予
め工場において構成され製造される。現場においては、
まず、鋼製筒体15の際下端のリング体13(図4参
照)を構成する鋼製セグメント1、すなわち刃口19が
下端縁に設けられた鋼製セグメント1を互いに溶接によ
って連結し、リング体13に組み立てる(図4、図5
(A))。
【0035】組み立てられたリング体13は軸方向下向
きの力によって圧入される(図5(B))。この圧入
は、図示しないグランドアンカーに反力を取ることで行
われる。このグランドアンカーに反力を取った圧入は、
足場が悪く狭い場所でも行うことが可能である。なお、
この最下端のリング体13を構成する鋼製セグメント1
にのみ、図2等に示すようは、当板11が予め設けられ
る。
【0036】この圧入の際に、刃口19に設けられたノ
ズル33から、グラウト剤が、鋼製筒体15と周辺の地
盤との間に注入される。この注入によって鋼製筒体15
の耐久性を向上することができる。その後、リング体1
3の内部が掘削機35によって掘削される(図5(E)
参照)。
【0037】この圧入沈設されたリング体13の上に、
次のリング体13が重ねられ溶接により連結される(図
5(C))。そして再び圧入が行われる(図5
(D))。また掘削機35による水中掘削も行われる
(図5(E))。鋼製筒体15の軸方向すなわち上下方
向の長さが長くなると、掘削機35の先端に設けられた
グラブバケット37の安定性が悪くなり、鋼製セグメン
ト1を構成する縦リブ7などに干渉して回動あるいは左
右に揺動してしまい作業性が悪くなってしまうおそれが
あるが、当て板11が設けられることにより、たとえ干
渉してもグラブバケット37が左右に不用意な動きをし
てしまうことなどが防止され作業性は保たれる。
【0038】このようにして、リング体13は次々と組
み立てられ鋼製筒体15を構築する(図5(E))。鋼
製筒体15が所望の深さに達したら(図5(F))、底
部の地盤39に注入剤を押圧噴射注入工法によって注入
し、地盤39を堅くする地盤改良を行う。この改良され
た地盤の上に、底版コンクリート41を打設する(図5
(G))。この時、コンクリートの打設の途中で遮水シ
ート43を設け遮水効果を高める。このコンクリートの
打設は、後に述べるコンクリート打設と同様にトレミー
管45を用いて行う。
【0039】すなわち、鋼製筒体15の内部には掘削の
ために意図的に加水しない場合でも、地下水レベルの水
が溜まっている。溜まった水47の中に直接にコンクリ
ートを落としても分離し易いので、トレミー管45を介
して水中コンクリートを打設する。
【0040】この底版コンクリート41の打設の後に、
鋼製筒体15内部の水を除去する。この除去は、前記ト
レミー管45を用いてポンプによって吸い上げておこな
うことが可能である。また、吸い上げのための新たなパ
イプを降ろしても良い。もっともこの水の除去は行わな
くても良い。
【0041】次に、図6に示すように、水を除去した後
に、鋼製筒体15の内側にコンクリート製筒体51(図
1参照)を設ける。このコンクリート製筒体51はプレ
キャストコンクリート製であり、全体の円筒形状が軸方
向に分割されたリング体53がクレーンによって吊り下
げられ、鋼製筒体15の内部に降ろされる。各リング体
53は、周方向に分割された6個の分割リング55によ
って構成される。6個の分割リング55は地上において
組み立てられる。
【0042】この組み立てやリング体55同士の上下方
向の接続は、ボルト接合、PC鋼棒またはPC縒鋼線に
よる緊張、更には接着剤を併用して行われる。また専用
の継手を用いてこれらの組み立てや接続を行うことがで
きる。このようにして接続されあるいは組み立てられる
プレキャストコンクリートの分割リング55の間の隙間
は、グラウト剤などの充填結合剤を充填することで行わ
れる。
【0043】鋼製筒体15及びコンクリート製筒体51
の頂部には蓋部67(図1)が設けられる。この蓋部6
7にはマンホールブロック69及びマンホール蓋(図示
せず)を有する。マンホールブロック69は水槽内に人
が出入りするための開口部分であり、この開口部分をマ
ンホール蓋が覆う。マンホールブロック69には、人や
異物が水槽に落下するのを防止するために、網目又は格
子状の内蓋(図示せず)を備えたものとすることができ
る。
【0044】このようにして竪型水槽71が完成する
(図1)。以上説明したように、この実施形態によれば
以下の効果を有する。すなわち、構築された竪型水槽7
1(図1)の外側には鋼製筒体15が配置されており、
鋼製筒体15は分割リングを溶接接合して形成されてお
り、従来のコンクリート製の筒体などに比べ割れなどが
生じにくく、水漏れや外部からの汚水等の浸入を完全に
防止できる。
【0045】また、内側に設けられるコンクリート製筒
体51と鋼製筒体15が密着することで、地震などに対
する強度を有利なものにできる。また、鋼製筒体15
は、従来のコンクリート製の筒体などに比べ、地中へ圧
入される力に対し十分な強度を有し、圧入を加えない単
なる沈下による場合に比べ、工期を短くすることができ
る。
【0046】(他の実施形態)以上の実施形態において
は、コンクリート製筒体51はプレキャストコンクリー
ト製であったが、他の実施形態によれば、図7乃至図9
に示すように現場打ちのコンクリート製とすることがで
きる。すなわち、、鋼製筒体15の内側に筒状の鉄筋か
ご73を建て込み(図7)、建て込んだ鉄筋かご73
は、鋼製筒体15の内側に連結する。この連結は、桁
3、8や縦リブ5、7に対して行うことができる。建て
込んだ鉄筋かご73の内側に、中空筒状の内型枠75を
設置する(図8)。この内型枠75は、例えば従来のラ
イナープレートなどを組み立て構成しても良い。鉄筋か
ご73と内型枠75も連結される。
【0047】そして、鋼製筒体15と内型枠75との間
に形成される空間77にコンクリートを打設する(図
9)。この打設は、前記使用したトレミー管45を再び
用いる。コンクリートが十分に養生されたら、内型枠7
5を撤去する。もっとも、この撤去は行わなくても良
い。このコンクリートの養生により、コンクリート製筒
体51(図9(C))が鋼製筒体15と同心に一体的に
設けられることになる。
【0048】また、以上の図7乃至図9の実施形態にお
いては、後で撤去される内型枠75を配置してコンクリ
ートの打設が行われるものであったが、他の実施形態に
おいては撤去をせずにそのまま水槽71の内側部分を構
成することになる金属製有底筒体を配置し、この金属製
有底筒体と鋼製筒体15との間に形成される概略密閉空
間にコンクリートを打設することもできる。この時コン
クリートの打設は、金属製有底筒体に形成された打設用
穴から行うことができる。
【0049】この金属製有底筒体には、工場で予め水槽
として必要な処理を施しておくことができる。例えば内
表面にビニール焼き付けが行われたビニール焼き付け鋼
板を用いることが考えられる。あるいは、そのような処
理を必要としない材質の金属を用いることもできる。金
属製有底筒体は、前記鋼製筒体と同様に、分割リングと
して現場に運ばれ地上で組み立てられて有底筒体とされ
ることもできる。また、予め工場において組み立てられ
有底筒体として現場に運搬されることも可能である。
【0050】また、以上の実施形態においては、鋼製筒
体15は分割リング1によって現場で組み立てられるも
のであった、他の実施形態では、鋼製筒体15は分割リ
ング1によって予め工場において一体的な筒体として製
造され、現場に運搬されるものとしてもよい。また、以
上の実施形態においては、鋼製筒体15は分割リング1
同士の溶接によって形成されるものであったが、ボルト
締結によって形成してもよい。この場合、十分な止水シ
ールが施されることが望ましい。また、以上の実施形態
においては、鋼製筒体15の水平断面は円形であった
が、他の実施形態においては楕円あるいは小判型とする
ことが可能である。更に、水平断面が閉じた断面を有す
るものであれば、どのような形状の水平断面であっても
よい。
【0051】また、以上の実施形態においては、圧入の
ための反力をグラウドアンカーによって得るものとして
説明したが、他の実施形態においてはスクリューアンカ
ーによって反力を得るものとしても良い。また、以上の
実施形態によれば、底部の地盤39(図1、図5
(G))は高圧噴射注入工法によって改良されたが、他
の実施形態においては、機械撹拌工法によって注入剤を
混ぜ地盤を改良しても良い。
【0052】また、以上の実施形態においては、掘削機
35の干渉により作業性が悪くならないように当て板1
1が設けられていたが、この当て板11の代わりに、い
わゆるジベルと呼ばれるT型突起物81を設けても良い
(図8)。このT型突起物81は、水平断面がT型をし
ており、T型の上辺に当たる板状部分83を内側に向け
て設けられる。Tの縦辺部分85は鋼製セグメント1の
スキンプレート9の内面に溶接される。この溶接箇所は
縦リブ7と縦リブ7の間であり、1つおきに設けられ
る。
【0053】上下左右のT型突起物81の板状部分83
の端部が互いに接近し、所定の間隙87、89を介して
隣接する。間隙87、89は、打設されるコンクリート
の骨材が十分に通り得る大きさとする。余り大きいと、
掘削機35との干渉により作業性の悪さを再び生じてし
まう。このT型突起物81の形状により、及び前記した
ように鉄筋かご73の鋼製筒体15の内面に対する連結
により、鉄筋コンクリート製の筒体51(図9(C))
は、鋼製筒体15と一体的な合成構造を有することとな
る。すなわち、鋼製筒体15と内型枠75との間へ打設
されるコンクリートの鋼製筒体15に対するくいつきが
十分なものとなる。
【0054】また、以上の実施形態においては、T型突
起物81は、鋼製筒体15の軸方向最下端のリング体1
3、または最下端から上方の複数のリング体13を構成
する鋼製セグメント1の内面に設けられるものであり、
これらT型突起物81が設けられる鋼製セグメント1の
部分には鉄筋かご73が配置されていても良いし、配置
されていなくても良い。配置されていなくてもT型突起
物81の形状の働きによりコンクリートとの十分な合成
効果が得られるからである。
【0055】また、以上の実施形態においては、鋼製セ
グメント1の内面に溶接されている縦リブ7以外にT型
突起物81を別途設けるものであったか、図示しない他
の実施形態においては縦リブ7の水平断面をL字型とし
(図10参照)、このL型の先端の辺の長さの十分に長
いものとしてT型突起物81と同様に、掘削機35が干
渉しても作業性が悪くならないようにする機能を持たせ
ることが可能である。この場合にもコンクリートに対す
る合成効果を良くできる。
【0056】あるいは縦リブ7自体の水平断面をT型と
することにより、縦リブ7と別途に設けられるT型突起
物81を省略し、T型突起物81を設けたのと同様の効
果を得ることが可能である。また、以上の実施形態にお
いては、内型枠75がライナープレートによって組み立
てられるものとして説明したが、他の実施形態において
はプレキャストコンクリートのピースを組み立てて内型
枠75を構成することも可能である。
【0057】また、以上の実施形態においては、内型枠
75はライナープレートを組み立てリング体に構成した
ものとして説明したが、他の実施形態では分割されてい
ない、工場で一体もののリング体として製造されるもの
であっても良い。内型枠75の素材は、金属その他のも
のであって、水に対する耐腐食性を有することが望まし
い。さらに、内型枠75をプレキャストコンクリート製
とすると、鋼製のものとする場合に比べ、耐腐食性が優
れる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、第1乃至第21の
発明によれば、鋼製筒体によって竪型水槽を構築するた
め、従来の横型水槽に比べ水平方向の面積を小さくでき
るのみならず、従来のコンクリート製セグメントを用い
る場合に比べ、カド欠け、ひび割れなどによる水漏れの
恐れを少なくできる。特に、沈設の際に沈下する水槽に
大きな力が加わっても、コンクリート製の場合に比べ鋼
製とすることで傷みが少なく水漏れ防止が容易となる。
【0059】また、第2及び第14発明によれば、更
に、分割リングによって鋼製筒体が構成されるので、水
槽を構築する現場までの運搬が容易となる。また、分割
リングに補強が成されているので、沈設工法の際に必要
な強度を十分に確保できる。第3の発明によれば、更
に、鋼製筒体の内側にコンクリート製筒体を同心に設け
ることにより、水槽内の水に接する部分がコンクリート
となり、水に接する部分が鉄鋼である場合に比べ、水槽
としての使用上有利である。第5発明によれば、更に、
プレキャストコンクリート製の筒体が分割リングによっ
て構成されることで、現場への搬送が容易になる。第6
及び第16発明によれば、更に、内表面に水槽として必
要な処理が施された金属製有底筒体を配置することで、
改めて水槽として必要な処理を現場で施す必要がない。
【0060】第7発明によれば、更に、鉄筋コンクリー
ト製の筒体を構成する鉄筋かごが、金属製筒体と鋼製筒
体に連結されることで、一体的な合成構造が得られ、耐
震性などを向上できる。第8発明によれば、更に、掘削
時の作業性を確保するためのT型突起を、一体的な合成
構造を作るために用いられ、強度上優れた一体的な合成
構造を取ることができる。
【0061】第10及び18発明によれば、更に、合成
シート又は合成マットをコンクリートによって上下から
挟みサンドイッチ構造とすることで、コンクリート製底
版付近からの水漏れをより完全に防止できる。第20発
明によれば、更に、グラウト剤を刃口用に形成されたノ
ズルから地盤に注入することができるので、注入用パイ
プを改めて地上から地盤に打ち込む必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る竪型水槽の全体概
略縦断面図である。
【図2】図1の竪型水槽を構成する分割リングである鋼
製セグメントを示すもので、(A)は内側正面図、
(B)は(A)の側面図、(C)は(A)の平面図、
(D)は(A)の底面図である。
【図3】図2の分割リングの刃口を示すもので(A)は
刃口の縦断面図、(B)は(A)の刃口を構成する外板
を示す斜視図、(C)は(A)の刃口を刃口方向からみ
た図である。
【図4】図2の分割リングを組み立てて鋼製されたリン
グ体を示すもので、(A)は平面図、(B)は(A)の
正面図である。
【図5】図3のリング体を組み立て鋼製筒体を地中に圧
入し竪型水槽を構築する施工手順を示すもので、(A)
は鋼製筒体の最下端のリング体が地上に設置された状態
を示す斜視図、(B)は(A)のリング体が地中に圧入
された状態を示す斜視図、(C)は(B)のリング体の
上に次のリング体が組み立てられた状態を示す斜視図、
(D)は(C)の2つのリング体が圧入された状態を示
す斜視図、(E)は複数段のリング体が組み立てられた
鋼製筒体の内部を掘削する状態を示す図、(F)は所望
の深さに構築された鋼製筒体の斜視図、(G)は(F)
の右半分を断面にした側面図である。
【図6】図5で構築された鋼製筒体の内側にコンクリー
ト製筒体を設ける作業状態を示す図である。
【図7】この発明の他の実施形態において、図5で構築
された鋼製筒体の内側に鉄筋かごを建て込む作業状態を
示す図である。
【図8】図7の建て込んだ鉄筋かごの内側に内型枠を設
置する作業状態を示す図である。
【図9】図8の鉄筋かごにコンクリートを打設する作業
を示すもので、(A)は打設する状態の斜示図、(B)
は(B)の水平断面図、(C)は完成した竪型水槽の上
部の右半分を断面にした側面図である。
【図10】(A)は、図2(A)の当て板の変わりにT
型突起物を設けた分割リングを内側から見た部分拡大斜
視図、(B)は(A)をより広い範囲で見た平面図であ
る。
【符号の説明】
1 鋼製セグメント(分割リング) 3 主桁 5 継手板 7 縦リブ 8 桁 9 スキンプレ
ート(外殻) 13 リング体 15 鋼製筒体 19 刃口 35 掘削機 41 底版コンクリート(底版) 43 遮水シー
ト 51 コンクリート製筒体 53 コンクリ
ート製のリング体 55 コンクリート製の分割リング 67 蓋部 69 マンホールブロック 71 竪型水槽 73 鉄筋かご 75 内型枠 81 T型突起物

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に構築され軸方向を竪にした鋼製筒
    体と、鋼製筒体の下端縁に設けられた沈設工法用の刃口
    と、鋼製筒体の内側の底部に設けられた底版と、鋼製筒
    体の頂部に設けられた蓋部と、を有し、鋼製筒体の内側
    には強度を維持するための補強がなされ、水槽内の水に
    接する部分には水槽として必要な処理がなされているこ
    とを特徴とする竪型水槽。
  2. 【請求項2】 前記鋼製筒体は、軸方向に分割されたリ
    ング体が更に周方向に分割された多数の分割片が溶接に
    より接合されて構成され、該分割片は補強としての周方
    向の桁と軸方向の継手板および縦リブと、桁、継手板及
    び縦リブの外側に溶接され水平断面が円弧状の外殻を有
    することを特徴とする請求項1記載の竪型水槽。
  3. 【請求項3】 鋼製筒体の内側には、コンクリート製筒
    体が同心に、密着構造として、あるいは一体的な合成構
    造として設けられ、底版及び蓋部は、コンクリート製で
    あることを特徴とする請求項1、または2記載の竪型水
    槽。
  4. 【請求項4】 コンクリート製筒体は、プレキャストコ
    ンクリート製であり、鋼製筒体との間に充填結合材が充
    填され密着構造とされることを特徴とする請求項3記載
    の竪型水槽。
  5. 【請求項5】 プレキャストコンクリート製筒体が、軸
    方向に分割されたリング体が更に周方向に分割された多
    数の分割片によって構成されていることを特徴とする請
    求項4記載の竪型水槽。
  6. 【請求項6】 鋼製筒体の内側に内型枠を兼ね表面に水
    槽として必要な処理が施された金属製有底筒体を配置
    し、鋼製筒体との間に形成される概略密閉空間にコンク
    リートを打設したことを特徴とする請求項3記載の竪型
    水槽。
  7. 【請求項7】 鋼製筒体の内側に筒状の鉄筋かごを連結
    して配置し、鉄筋かごの内側に内型枠を兼ねる金属製筒
    体を連結して構成し、鋼製筒体と内型枠との間に形成さ
    れる空間にコンクリートを打設して一体的な合成構造と
    したことを特徴とする請求項3記載の竪型水槽。
  8. 【請求項8】 鋼製筒体を構成する多数の分割された分
    割片のうち、軸方向最下端のリング体または最下端から
    上方の複数のリング体を構成するものには、沈設の際に
    鋼製筒体の内部を掘削する掘削機が干渉しても作業性が
    悪くならないように設けられ水平断面がT型で板状のT
    型突起物が、内面に設けられ、前記一体的な合成構造
    は、前記T型突起物によっても可能となっていることを
    特徴とする請求項3、6、または7記載の竪型水槽。
  9. 【請求項9】 蓋部は、人や異物が水槽内に落下するの
    を防止するための網目または格子状の内蓋を備えたこと
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、また
    は8記載の竪型水槽。
  10. 【請求項10】 コンクリート製底版は、防水シートま
    たは防水マットを上下からコンクリートによってはさみ
    サンドイッチ構造にしたことを特徴とする請求項3記載
    の竪型水槽。
  11. 【請求項11】 鋼製筒体の水平断面は、円形、小判
    型、または楕円形であることを特徴とする特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10
    記載の竪型水槽。
  12. 【請求項12】 地中に構築され軸方向を竪にした鋼製
    筒体を、鋼製筒体の下端縁に設けられた刃口を介して地
    中に沈設させ、沈設の後に鋼製筒体の内側の底部に底版
    を設け、鋼製筒体の頂部に蓋部を設け、水槽内の水に接
    する部分には水槽として必要な処理を施すことを特徴と
    する竪型水槽の構築方法。
  13. 【請求項13】 前記鋼製筒体は、予め工場において周
    方向の桁と軸方向の継手板および縦リブとの外側に円弧
    状の外殻を溶接して製造した分割された分割片を、現場
    において周方向と上下方向(軸方向)を溶接により組立
    て、該組立を行いつつ併せて前記沈設を行うことを特徴
    とする請求項13記載の竪型水槽の構築方法。
  14. 【請求項14】 沈設された鋼製筒体の内側に、プレキ
    ャストコンクリート製の底版、筒体を順に設け、次に鋼
    製筒体の頂部にプレキャストコンクリート製の蓋部を設
    け、 前記プレキャストコンクリート製の筒体が、軸方向に分
    割されたリング体が更に周方向に分割された多数の分割
    片によって構成され、これらプレキャストコンクリート
    製の分割片は現場においてリング体またはリング体の一
    部分に組み立てられ、吊り降ろされ、鋼製筒体内で筒体
    に組み立てられることを特徴とする請求項13、または
    14記載の竪型水槽の構築方法。
  15. 【請求項15】 沈設された鋼製筒体の内側に、鋼製筒
    体の内側に内型枠を兼ね水槽として必要な処理が施され
    た金属製有底筒体を吊り降ろして配置し、鋼製筒体との
    間に形成される概略密閉空間に対し、金属製有底筒体に
    形成された打設用孔から、コンクリートを打設すること
    を特徴とする請求項15記載の竪型水槽の構築方法。
  16. 【請求項16】 沈設工法が、鋼製筒体の内部の水中掘
    削を伴う圧入工法であることを特徴とする請求項13、
    14、15、または16記載の竪型水槽の構築方法。
  17. 【請求項17】 圧入工法は、圧入のための反力をグラ
    ンドアンカーまたはスクリューアンカーによってうるこ
    とを特徴とする請求項13、14、15、16、または
    17記載の竪型水槽の構築方法。
  18. 【請求項18】 底版は、コンクリート製の底版材の上
    及びコンクリート製筒体の内側下部にかけて防水シート
    または防水マットを敷き、その上に更にコンクリートを
    打設して形成すること、あるいは、底部の地盤を高圧噴
    射注入工法または機械攪拌工法によって地盤改良し、そ
    の改良地盤の上に防水シートまたは防水マットを敷き、
    その上に更にコンクリートを打設して形成することを特
    徴とする特徴とする請求項13、14、17または18
    記載の竪型水槽の構築方法。
  19. 【請求項19】 沈設された鋼製筒体と周辺の地盤との
    間に、グラウト剤を注入することを特徴とする特徴とす
    る請求項13、14、15、16、17、18または1
    9記載の竪型水槽の構築方法。
  20. 【請求項20】 グラウト剤は、刃口部に形成されたノ
    ズルから地盤に注入されることを特徴とすることを特徴
    とする特徴とする請求項20記載の竪型水槽の構築方
    法。
JP8352968A 1996-12-13 1996-12-13 竪型水槽およびその構築方法 Pending JPH10168914A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104743290A (zh) * 2015-04-14 2015-07-01 山东格瑞德集团有限公司 拼接组装内衬囊式镀锌水箱

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