JPH10168634A - ドライキャップ - Google Patents

ドライキャップ

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Publication number
JPH10168634A
JPH10168634A JP8339139A JP33913996A JPH10168634A JP H10168634 A JPH10168634 A JP H10168634A JP 8339139 A JP8339139 A JP 8339139A JP 33913996 A JP33913996 A JP 33913996A JP H10168634 A JPH10168634 A JP H10168634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
dry cap
sheet
liquid
dry
Prior art date
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Pending
Application number
JP8339139A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Fukuhara
和久 福原
Junichi Fukazawa
純一 深澤
Kenji Ishikawa
賢司 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP8339139A priority Critical patent/JPH10168634A/ja
Publication of JPH10168634A publication Critical patent/JPH10168634A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】濡れた毛髪の水分を簡単かつ急速に取り去るこ
とのできるディスポーザブルなドライキャップを提供す
る。 【解決手段】高吸水性ポリマーを含む吸水性シートによ
ってディスポーザブルなドライキャップを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濡れた毛髪の水分
を簡単かつ急速に取り去ることのできるディスポーザブ
ルなドライキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】洗髪後の濡れた毛髪の水分を除く方法と
して、タオルでふき取る、タオルで巻く等が知られてい
るが、これらの方法は、水分除去に時間と手間がかかる
だけでなく、髪の多い人はふき取り時に髪がもつれて毛
髪を傷める等の問題があった。この問題を解決するため
に、髪を包み込むように被る筒状のドライキャップが開
発された。例えば、特開平3−45742号公報、特開
平8−70928号公報に吸水性繊維を筒状に成形した
ドライキャップが記載されている。しかし、従来のドラ
イキャップは吸水量が少ないためにすぐ濡れてしまい、
十分な水分除去ができなかったり、濡れているので装着
感が悪い、また、汚れや匂いが付着するため数回使用す
ると洗濯する必要があり、手間がかかるという問題があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は洗髪後の頭部
に装着し、濡れた毛髪の水分を簡単に且つ急速に取り去
り、毛髪の乾燥を速めることにより、髪の手入れを簡便
にするディスポーザブルなドライキャップを提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、高吸水性ポ
リマーを含む吸水性シートによってディスポーザブルな
ドライキャップを構成する。本発明で使用する高吸水性
ポリマーとしては特に制限はなく、公知の高吸水性ポリ
マーはいずれも使用することができる。このような、高
吸水性ポリマーの例としては、例えばカルボン酸基を持
つモノマーと、カルボン酸基と反応してエステル架橋結
合を形成し得るヒドロキシル基を持つモノマーと、カル
ボン酸アルカリ金属塩基を持つモノマーとを共重合し、
熱で架橋したポリマー等が知られている。(例えば、特
開昭63−159405号公報、特開昭63−1594
40号公報) また、高吸水性ポリマーから繊維、不織布を製造するこ
と、得られた吸水性材料と他の素材を積層した材料等も
公知である。本発明の吸水性シートとしては、高吸水性
ポリマー自体からなる材料を使用することも可能である
が、通常は製造コスト、成形の容易性等から、高吸水性
ポリマーを天然繊維等の他の繊維、不織布、脱脂綿、パ
ルプ等と組み合わせてシート状物として使用することが
好ましい。また、単層の吸水性シートだけではなく、吸
水性シートと他の材料を積層した材料を吸水性シートと
して使用することもできる。高吸水性ポリマーとして
は、吸水能力が自重の約100重量%(以下、単に
「%」という)以上、特に約300%以上であるものを
使用することが好ましい。このような高吸水性ポリマー
をドライキャップ全体の吸水量が自重の20%以上、特
に約100%以上となるように吸水性シート中に含有せ
しめることが好ましい。
【0005】高吸水性ポリマーは架橋されたゲル状であ
るため、吸収した水分の逆戻りは生じずシート表面を常
に乾燥状態に保つことができるが、ドライキャップの吸
水性シートの外側表面に、液不透過性のシート層を設け
ることによって防水性を高め、ドライキャップが吸収し
た水分が衣服や枕等に付着するのを防止することができ
る。ここで使用する液不透過性シートとしては、特に制
限はなく、水分が浸透するのを防止できるシートはいず
れも使用可能であるが、通常はポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリエチレンテ
レフタレート等の各種プラスチックフイルムを使用す
る。また、透湿性シートを用いれば、ドライキャップ装
着時のムレ感の低減が図れる。
【0006】また、表面の肌ざわりを改善し皮膚に接し
たときにサラッとした感触を付与するために、ドライキ
ャップの吸水性シートの内側表面にさらに液透過性のシ
ート層を設けることができる。液透過性のシート層とし
ては、上記の液不透過性シートに多数の微小孔を設けた
シートが用いられ、具体的には、例えば多孔性ポリオレ
フィンよりなる透湿シート、不織布開孔シート等が挙げ
られる。液不透過性シートと吸水性シート、さらに必要
により液透過性のシートを積層して本発明のドライキャ
ップを構成する積層材料を製造する方法に特に制限はな
く、接着剤や粘着剤による接着、熱融着、押出ラミネー
ト、ニードルパンチ法等通常の方法が使用される。
【0007】ドライキャップの形状は、頭部に装着しや
すい形状であれば特に制限はなく、例えば、筒型、三角
形、四角形等に成形する。ドライキャップには頭部への
装着を容易にするために、所望によりギャザーリング等
を設けることができる。また、必要に応じて、粘着テー
プ、クリップ、スナック、ホック、ボタン、ベルクロフ
ァスナー、紐、ゴム紐等からなる止着具を設けることが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれらの具体例に限定され
るものではない。 (実施例1)図1は、本発明のドライキャップの1例を
示す図である。吸水能力が自重の約500%である微粒
子状の高吸水性ポリマーを綿と混合し、常法により高吸
水性ポリマー50%を含有する吸水性シートを得、この
吸水性シートを60cm×70cmの略四角形に裁断し
た。この吸水性シートを同形状のポリエチレンフイルム
と粘着剤を使用して所定部を接着し、一端に常法により
ギャザーリング3を設けてドライキャップ1を得た。こ
のドライキャップ1には、再脱着可能な粘着テープから
なる止着具4を設けた。このドライキャップは図2にみ
られるような形状として頭部に装着し、止着具4により
止着する。このドライキャップは吸水性がきわめて優れ
たものであり、通常の長さの髪を有する女性(例えば、
セミロングヘヤー)が洗髪後5回使用することができ
た。また、ドライキャップの外側表面には液不透過性シ
ート層が設けられているために、ドライキャップを装着
したまま枕を使用しても、枕が濡れたり汚れたりするこ
とはなかった。この例では、止着具として粘着テープを
使用したが、粘着テープに代えて、クリップ、スナッ
プ、ホック、ゴム紐等他の止着具を使用できることは言
うまでもない。
【0009】(実施例2)吸水性シートの内側表面に、
さらに多孔性ポリエチレンフイルムよりなる液透過性の
シート層を設けたほかは、実施例1と同様にしてドライ
キャップを得た。このドライキャップの肌に接する表面
には、液透過性のシート層が設けられているため、ドラ
イキャップが水分を吸収した後もサラッとした感触を維
持し、肌ざわりが優れていた。
【0010】(実施例3)実施例2で使用した、液不透
過性シート、吸水性シート及び液透過性シートからなる
積層材料を裁断接着して内側に液透過性シート層を有す
る円筒状のドライキャップ11を作成した。このドライ
キャップ11の下部には、常法によりギャザーリング1
3を設けた。このドライキャップは吸水性がきわめて優
れたものであり、また水分を吸収した後もサラッとした
感触を維持し、肌ざわりにも優れていた。
【0011】
【発明の効果】本発明では、高吸水性ポリマーを含む吸
水性シートによってドライキャップを構成したことによ
り、単位面積当たりの吸水能力が高く、高吸水性ポリマ
ー内に濡れた毛髪の水分を吸収するため水分の逆戻りが
なく、シート表面を常に乾燥状態に保つことができる。
従って、毛髪表面の吸水速度が速く、また、装着感もよ
い。吸水能力が高いために毛髪の乾燥が速く、ドライヤ
ーによる乾燥時間が短縮され毛髪の傷みも軽減できる。
また、自然乾燥する場合も速く乾くため髪の手入れが楽
になる。そして、ドライキャップ外側表面に液不透過性
シート層を設けた場合には、ドライキャップの防水性を
さらに改善し、枕等が濡れるのを完全に防止することが
できる。さらに、ドライキャップの内側表面に液透過性
のシート層を設けた場合には、水分を吸収した後もサラ
ッとした感触を維持し、肌ざわりにも優れる。本発明の
ディスポーザブルなドライキャップは吸水性が高いこと
から繰り返し使用することができ、実用的価値がきわめ
て高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドライキャップの1例を示す図であ
る。
【図2】図1のドライキャップの使用状態を示す図であ
る。
【図3】本発明のドライキャップの他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、11 ドライキャップ 2 吸水性シート 3、13 ギャザーリング 4 止着具
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A45D 8/00 504 A45D 8/00 504Z 20/00 20/00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高吸水性ポリマーを含む吸水性シートか
    ら構成したドライキャップ。
  2. 【請求項2】 吸水性シートの外側表面に液不透過性シ
    ート層を有することを特徴とする請求項1に記載のドラ
    イキャップ。
  3. 【請求項3】 吸水性シートの内側表面に液透過性シー
    ト層を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    ドライキャップ。
  4. 【請求項4】 ドライキャップの吸水量が自重の20重
    量%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載のドライキャップ。
JP8339139A 1996-12-05 1996-12-05 ドライキャップ Pending JPH10168634A (ja)

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JP8339139A JPH10168634A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 ドライキャップ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102429348A (zh) * 2011-12-02 2012-05-02 常熟市百乐帽业有限公司(原常熟市帽厂) 高效吸水的帽子
CN103504770A (zh) * 2013-10-24 2014-01-15 中国科学院深圳先进技术研究院 一种干发帽
JP5883180B1 (ja) * 2015-03-12 2016-03-09 進一 塚本 頭髪又は頭皮用のケア用品

Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59153327U (ja) * 1983-03-30 1984-10-15 有岡 直人 汗取りパツト
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JPH0345742A (ja) * 1989-07-10 1991-02-27 Aono Pairu Kk クイックドライキャップとその製造方法

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