JPH10165279A - 吸水枕カバー - Google Patents

吸水枕カバー

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JPH10165279A
JPH10165279A JP33913896A JP33913896A JPH10165279A JP H10165279 A JPH10165279 A JP H10165279A JP 33913896 A JP33913896 A JP 33913896A JP 33913896 A JP33913896 A JP 33913896A JP H10165279 A JPH10165279 A JP H10165279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pillow cover
sheet
water
hair
pillow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33913896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Fukuhara
和久 福原
Junichi Fukazawa
純一 深澤
Kenji Ishikawa
賢司 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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Publication of JPH10165279A publication Critical patent/JPH10165279A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗髪後の濡れた毛髪の水分が枕や寝具に付着す
るのを防止し、また毛髪の水分を急速に除去するディス
ポーザブルな枕カバーを提供する。 【解決手段】液不透過性のシートに吸水性シートを積層
した積層材料によって枕カバーを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸水枕カバー、詳
細には枕、又は枕の周辺を含めた全体にかぶせることに
より洗髪後の濡れた毛髪の水分が枕や寝具に付着するの
を防止し、また毛髪の水分を急速に除去するディスポー
ザブルな枕カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】洗髪後の濡れた毛髪を乾燥させる場合、
タオル等でふき取った後ドライヤーで乾燥させる方法が
一般的であるが、髪の毛が長く乾燥させるのに手間がか
かる人や、ドライヤーの熱による毛髪の傷みを気にする
人は、タオルによるふき取りだけですましている。タオ
ルでふき取った後自然乾燥する人は、就寝するまでに毛
髪が乾燥しきれないため、枕が濡れるのを防ぐために枕
にタオルを巻いて使用している。しかし、タオルは水分
の吸収量が少なくいつまでも髪が濡れたままであった
り、水分がタオルを通過して枕が濡れる、また、タオル
が濡れているので寝心地が悪い、されに、汚れや匂いが
付着するため洗濯する必要があり、手間がかかる等多く
の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は就寝の際、枕
に被せることにより洗髪後の濡れた毛髪の水分が枕に付
着することを防ぐだけでなく毛髪の水分を急速に取り去
り、毛髪の乾燥を速め後の髪の手入れを簡便にする、デ
ィスポーザブルな枕カバーを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような実情に鑑み、
本発明者らは鋭意検討した結果、液不透過性のシートに
吸水性シートを積層した積層材料によって枕カバーを構
成することにより(図1参照)、これらの課題を解決す
ることに成功した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の枕カバーを構成する液不
透過性シートとしては、特に制限はなく、水分が枕に浸
透するのを防止できるシートはいずれも使用可能である
が、通常はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等の各
種プラスチックフイルムを使用する。また、吸水性シー
トとしては、高吸水性ポリマーを含むものを使用するこ
とが好ましい。このような高吸水性ポリマーの例として
は、カルボン酸基を持つモノマーと、カルボン酸基と反
応してエステル架橋結合を形成し得るヒドロキシル基を
持つモノマーと、カルボン酸アルカリ金属塩基を持つモ
ノマーとを共重合し、熱で架橋したポリマー等が知られ
ている。(例えば、特開昭63−159405号公報、
特開昭63−159440号公報) また、高吸水性ポリマーから繊維、不織布を製造するこ
と、得られた吸水性材料と他の素材を積層した材料等も
公知である。本発明の吸水性シートとしては、高吸水性
ポリマー自体からなる材料を使用することも可能である
が、通常は製造コスト、成形の容易性等から、高吸水性
ポリマーを天然繊維等の他の繊維、不織布、脱脂綿、パ
ルプ等と組み合わせてシート状物として使用することが
好ましい。また、単層の吸水性シートだけではなく、吸
水性シートと他の材料を積層した材料を吸水性シートと
して使用することもできる。高吸水性ポリマーとして
は、吸水能力が自重の約100重量%(以下、単に
「%」という)以上、特に約300%以上であるものを
使用することが好ましい。このような高吸水性ポリマー
を枕カバー全体の吸水量が自重の30%以上、特に約1
00%以上となるように吸水性シート中に含有せしめる
ことが好ましい。
【0006】高吸水性ポリマーは架橋されたゲル状であ
るため、吸収した水分の逆戻りは生じずシート表面を常
に乾燥状態に保つことができるが、表面の肌触りを改善
し皮膚に接したときにサラッとした感触を付与するため
に、図2にみられるように吸水性シート表面にさらに液
透過性の表面シートを積層することができる。液透過性
の表面シートとしては、上記の液不透過性シートに多数
の微小孔を設けたシートが用いられ、具体的には、例え
ば多孔性ポリオレフィンよりなる透湿シート、不織布開
孔シート等が挙げられる。
【0007】液不透過性シートと吸水性シート、さらに
必要により液透過性の表面シートを積層して本発明の枕
カバーを構成する積層材料を製造する方法に特に制限は
なく、接着剤や粘着剤による接着、熱融着、押出ラミネ
ート、ニードルパンチ法等通常の方法が使用される。枕
カバーの形状には特に制限はなく、例えば、筒型、四角
形等枕を装着しやすい形状に成形する。枕カバーには必
要に応じて、粘着テープ、シール、ベルクロファスナ
ー、スナップ、ホック、ボタン、紐、、ゴム紐等からな
る止着具を枕カバーと一体又は別体に設け、枕に固定す
る。
【0008】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 (実施例1)吸水能力が自重の約500%である微粒子
状の高吸水性ポリマーを綿と混合し、常法により高吸水
性ポリマー50%を含有する吸水性シートを得、この吸
水性シートを40cm×60cmの四角形に裁断した。
図1にみられるように、この吸水性シート3を同形状の
ポリエチレンフイルム2と粘着剤を使用して所定部を接
着し、枕カバー1を得た。この枕カバー1の一方の端部
には、両面接着テープからなる止着具5、5を固定した
(図3参照)。止着具5、5を枕カバーに固定するに
は、両面テープの片側のはく離紙をはがして枕カバーに
接着すればよく、固定した止着具5、5の表面ははく離
紙で覆われているために、他の物品に接着する等の問題
は生じない。使用時には、枕カバー1を枕に装着し、止
着具5、5のはく離紙をはがして枕カバー1を固定す
る。このカバーの吸水量は自重の約150%と吸水性が
きわめて優れたものであり、通常の長さの髪を有する女
性(例えば、セミロングヘヤー)が洗髪後7回使用する
ことができた。また、枕カバーの枕に接する側には液不
透過性シートが設けられており、枕が濡れることはなか
った。この例では、止着具を両面テープにより構成した
が、両面接着テープに代えて片面接着テープやベルクロ
ファスナー、スナップ、ホック等他の止着具を使用でき
ることは言うまでもない。
【0009】(実施例2)図2にみられるように、吸水
性シート3の表面に、さらに多孔性ポリエチレンフイル
ムよりなる液透過性の表面シート4を積層したほかは、
実施例1と同様にして枕カバー1を得た。この枕カバー
の肌に接する表面には、液透過性の表面シート4が設け
られているため、枕カバーが水分を吸収した後もサラッ
とした感触を維持し、肌ざわりが優れていた。
【0010】(実施例3)実施例2で得られた、液不透
過性シート2、吸水性シート3及び液透過性表面シート
4からなる積層材料を裁断接着して外側に液透過性表面
シートを有する円筒状の枕カバーを作成した。この枕カ
バーは吸水性がきわめて優れたものであり、また水分を
吸収した後もサラッとした感触を維持し、肌ざわりにも
優れていた。
【0011】(実施例4)実施例2で得られた、液不透
過性シート2、吸水性シート3及び液透過性表面シート
4からなる積層材料を30cm×40cmの四角形に裁
断した。図4にみられるように、この四角形の積層シー
トを枕カバーの本体11とし、この本体11の液不透過
性のポリエチレンシート側2か所にポリエチレン製のバ
ンド15、15を設けた。この枕カバーは、バンド1
5、15で枕に結び付けて装着するが、所望によりバン
ド15、15の端部に両面テープ等の各種止着具16、
16を設けてこれにより止着する構成とすることもでき
る。
【0012】
【発明の効果】本発明では、液不透過性のシートと高吸
水性ポリマーを含む吸水性シートを積層した積層材料に
よって枕カバーを構成することにより、洗髪後の毛髪の
水分を急速に取り去り、毛髪の乾燥を速め、後の髪の手
入れを簡便にするディスポーザブルな枕カバーが得られ
た。本発明の枕カバーは、液不透過性のシートがあるた
めに枕本体が濡れるのを防止することができ、また吸水
性シート上にさらに液透過性の表面シートを設けた場合
には、水分を吸収した後もサラッとした感触を維持し、
肌ざわりにも優れる。本発明のディスポーザブルな枕カ
バーは吸水性が高いことから繰り返し使用することがで
き、実用的価値がきわめて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の枕カバーを構成する積層材料の1例を
示す断面図である。
【図2】本発明の枕カバーを構成する積層材料の他の例
を示す断面図である。
【図3】本発明の枕カバーの1例を示す図である。
【図4】本発明の枕カバーの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1、11 枕カバー 2 液不透過性のシート 3 吸水性シート 4 液透過性の表面シート 5、16 止着具 15 バンド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液不透過性のシートに吸水性シートを積
    層した積層材料から構成した吸水枕カバー。
  2. 【請求項2】 吸水性シートが高吸水性ポリマーを含む
    ものであることを特徴とする請求項1に記載の枕カバ
    ー。
  3. 【請求項3】 積層材料が吸水性シートの表面にさらに
    液透過性の表面シートを積層したものであることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の枕カバー。
  4. 【請求項4】 枕カバーが止着具を有することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載の枕カバー。
  5. 【請求項5】 枕カバーの吸水量が自重の30重量%以
    上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の枕カバー。
JP33913896A 1996-12-05 1996-12-05 吸水枕カバー Pending JPH10165279A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33913896A JPH10165279A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 吸水枕カバー

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JP33913896A JPH10165279A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 吸水枕カバー

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JPH10165279A true JPH10165279A (ja) 1998-06-23

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ID=18324607

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33913896A Pending JPH10165279A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 吸水枕カバー

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JP (1) JPH10165279A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195322A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Sankoo:Kk 枕カバー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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