JPH10168466A - 軽油組成物 - Google Patents

軽油組成物

Info

Publication number
JPH10168466A
JPH10168466A JP34468496A JP34468496A JPH10168466A JP H10168466 A JPH10168466 A JP H10168466A JP 34468496 A JP34468496 A JP 34468496A JP 34468496 A JP34468496 A JP 34468496A JP H10168466 A JPH10168466 A JP H10168466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas oil
mass
oil
content
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34468496A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Enomoto
敏行 榎本
Masanori Sekimoto
正則 関本
Kazuya Nasuno
一八 那須野
Tadashi Yoshimura
匡史 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil Corp filed Critical Nippon Oil Corp
Priority to JP34468496A priority Critical patent/JPH10168466A/ja
Publication of JPH10168466A publication Critical patent/JPH10168466A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 軽油組成物は、硫黄分含有量が0.05
質量%以下の低硫黄軽油に極性物質を配合してなる。極
性物質は、原油および/または原油から得られる石油留
分を吸着剤を用いて吸着処理して得られる。この軽油組
成物は、極性物質の配合により低硫黄軽油よりアルカリ
抽出分含有量が0.001質量%以上高くなり、かつ、
硫黄分含有量が0.05質量%以下およびアルカリ抽出
分含有量が0.005〜1質量%である。 【効果】 硫黄分含有量が少なく、分配型燃料ポンプに
対して潤滑性が高く、しかもポンプの駆動トルク増や摩
耗、フリクション増を招くこともない軽油組成物が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硫黄分含有量の少な
い軽油組成物に関するもので、より詳しくは、硫黄分含
有量が少なく、分配型燃料ポンプに対して潤滑性が高
く、ポンプの駆動トルクの増加、ポンプの摩耗、フリク
ション増大などを効果的に防止し得る軽油組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル自動車の排ガス規制は、現在
検討されている段階にあるが、その規制が実施された場
合の対策として、EGR(排ガス再循環装置)やSOF
触媒(有機溶剤可溶分酸化触媒)を搭載したディーゼル
エンジンが開発されている。また、エンジン排ガスの浄
化に役立つNOx還元触媒などの採用も検討されてい
る。ところで、現在ディーゼルエンジンの燃料として使
用されている軽油は、硫黄分含有量が比較的高いため、
これを燃料油に用いて上記のような対策を講じたディー
ゼルエンジンを運転した場合には様々な問題が派生す
る。例えば、EGRを搭載したディーゼルエンジンにあ
っては、排ガス中の硫酸イオンによってエンジンが腐食
を起こし、またSOF触媒を搭載したエンジンにあって
は、触媒被毒により浄化率が低下することが判明してい
る。こうした事情から、平成9年以降、国内で販売され
る軽油はその硫黄分含有量を0.05質量%以下に下げ
られることがすでに決定しており、これに適合する軽油
の製造を目指して、国内の石油精製各社では、水素化脱
硫装置を用いて硫黄分を大幅に低減させた軽油の製造が
試験的に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高度に水素化
脱硫した軽油は、潤滑性が不十分であるがために、分配
型燃料ポンプを備えた小型自動車用ディーゼルエンジン
の燃料油として使用すると、エンジン運転中に分配型燃
料ポンプの駆動トルクが増大し、最終的にはポンプの摩
耗、フリクションの増加などを招き、エンジンを運転不
良に至らしめる虞がある。従って、軽油の硫黄分含有量
を低減させた場合には、上記の不都合を解消する手段を
講じる必要があり、その手段としてある種の潤滑性向上
剤を水素化脱硫軽油に添加して、軽油の潤滑性を向上さ
せ、ポンプなどの摩耗を防止することが、特開平7−6
2363号公報で提案されている。ところが、ここで使
用されている潤滑性向上剤は、ディーゼル燃料油一般に
常用されている軽油添加剤、例えば、セタン価向上剤と
の混合安定性が悪くなる可能性があり、また、燃料ポン
プに列型ポンプを採用したディーゼルエンジンでは、ポ
ンプの潤滑油と反応してスラッジが生成する問題があ
る。そこで、本発明は、かかる実状に鑑みて開発された
ものであり、その目的は、硫黄分含有量が少なく、しか
も従来の軽油に配合されていた潤滑性向上剤の助けをか
りなくても、分散型燃料ポンプの駆動トルク増や摩耗を
伴うことなく、フリクション増を招くこともない軽油組
成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、硫黄分含有量
が0.05質量%以下の低硫黄軽油に、原油および/ま
たは原油から得られる石油留分を吸着剤を用いて吸着処
理して得られる極性物質を配合してなり、その配合によ
り低硫黄軽油よりアルカリ抽出分含有量が0.001質
量%以上高くなり、かつ、硫黄分含有量が0.05質量
%以下およびアルカリ抽出分含有量が0.005〜1質
量%である軽油組成物を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の軽油組成物は、硫黄分含有量が0.05質量%
以下であることが必要であって、この量を超えた場合
は、排ガス中の硫酸イオンがエンジンを腐食させ、また
排ガス浄化触媒を短時間で劣化させる虞がある。本発明
でいう硫黄分含有量とは、すべてASTM D 5453-93に規定
する”StandardTest Method for Determination of Tot
al Sulfur in Light Hydrocarbons,Motor Fuels and Oi
ls by Ultraviolet Fluorescence”に準拠して測定され
る硫黄分含有量を意味する。
【0006】また、本発明の軽油組成物のアルカリ抽出
分含有量は、0.005〜1質量%の範囲にある。本発
明でいうアルカリ抽出分とは、軽油組成物からアルカリ
で抽出される成分を意味し、その含有量は以下の方法に
より測定される。 (アルカリ抽出分含有量測定法) :分液漏斗に試料(軽油組成物)500mlと10%
NaOH水溶液50mlを加えて30分間振とうした
後、静置して油層と水層とに分け、油層を採取する。こ
の第1回分液で得た油層と10%NaOH水溶液50m
lを再度分液漏斗に入れて30分間振とうし、静置後油
層を採取する。この第2回分液で得た油層と10%Na
OH水溶液50mlを再び分液漏斗に入れて30分間振
とうし、静置後油層を採取する。 :の第3回分液で得た油層を純水100mlで2回
洗浄する。 :の第1〜第3回分液操作で得た各水層と、の洗
浄操作で得た水層を全て混合し、これに10%H2SO4
水溶液を加えて、酸性(pH=5以下)にする。 :で得られた酸性溶液を適量のベンゼンで抽出し、
一旦ベンゼン抽出された酸性溶液を再度適量のベンゼン
で抽出する操作を、都合3回繰り返す。 :で得られた3回分のベンゼン溶液からエバポレー
ターでベンゼン、水分を除去する。(石油学会規格JP
I−5S−22−83「アスファルトのカラムクロマト
グラフィーによる組成分析法」の7.11のA法に準
拠)。 :適当な容器内での残留物を30mlのベンゼンに
溶かし、試料溶液を準備する。 :図1に示すような概略形状を有するクロマトグラム
用カラムに、活性化されたアルミナゲル75gを入れ、
カラム外側からバイブレーターを60秒かけてアルミナ
ゲルを均一に詰める(アルミナゲルの活性化は、JPI
−5S−22−83の6.1に、クロマトグラム用カラ
ムの準備は、JPI−5S−22−83の6.2にそれ
ぞれ準拠して行う)。 −1:ベンゼン70mlをガラス棒を用いてカラム上
部から内壁づたいにカラム内に流し込み、ゲルを湿潤さ
せる。カラム内に注入した70mlのベンゼンの最終液
面がゲル層上面に達したのを確認してから、で準備し
た試料溶液をカラム内に注ぐ。試料が付着した容器をベ
ンゼン25mlで洗浄し、カラムに注入した試料溶液の
最終液面がゲル層上面に達したら直ちにカラム上部から
ベンゼン洗浄液をカラム内に注ぐ。この洗浄操作を更に
もう1回繰り返し、容器内の試料を完全にカラム内に移
す。 −2:カラム内に注入した2回目のベンゼン洗浄液の
最終液面がゲル層上面に達したら、直ちにカラム上部か
らベンゼン250mlを連続的にカラム内に流し入れ、
このベンゼンの最終液面がゲル層上面に達したら直ちに
カラム出口にアルカリ抽出分採取用の受器を取り付け
る。 −3:次いでカラム上部からメタノール270mlを
連続的にカラム内に流し入れ、カラムからメタノールの
流出が完全に止まるまでカラム流出物を受器に採取す
る。 −4:採取した上記のカラム流出物をJPI−5S−
22−83の7.11のA法に従って処理し、カラム流
出物からメタノール及びベンゼンを完全に除去して恒量
化し、冷却後秤量してアルカリ抽出分の質量を求め、そ
の値と試料500mlの質量から、次式によって試料
(軽油組成物)中のアルカリ抽出分含有量を求める。 アルカリ抽出分(質量%)=[アルカリ抽出分質量
(g)/試料採取量(g)]×100 本発明の軽油組成物において、上記の方法により求めた
アルカリ抽出分の含有量は、その上限値が1質量%、好
ましくは0.1質量%、より好ましくは0.08質量
%、最も好ましくは0.06質量%であり、下限値は
0.005質量%、好ましくは0.006質量%、より
好ましくは0.007質量%である。軽油組成物のアル
カリ抽出分含有量を1質量%を上回る程増量させても、
軽油組成物の潤滑性をさらに向上させることができな
い。一方、軽油組成物のアルカリ抽出分の含有量が0.
005質量%に満たない場合は、ディーゼルエンジンの
運転中に分配型燃料ポンプの駆動トルク増、摩耗ないし
はフリクション増などを招く虞がある。
【0007】本発明の軽油組成物は、硫黄分含有量およ
びアルカリ抽出分含有量に関する条件を満足することに
加えて、レジン分含有量が所定値以下であることが好ま
しい。レジン分含有量が増大すると、軽油組成物の貯蔵
安定性が低下し、スラッジを生成し易くなるからであ
る。本発明の軽油組成物で許容されるレジン分含有量の
上限値は、1質量%、好ましくは0.75質量%、より
好ましくは0.5質量%、さらにより好ましくは0.3
質量%、最も好ましくは0.15質量%である。ここ
で、レジン分含有量とは、石油学会規格JPI−5S−
22−83「アスファルトのカラムクロマトグラフィー
による組成分析法」を改良して軽油に適用し、以下の手
順で測定される値を意味する。測定に使用する装置、器
具および試薬は、すべてJPI−5S−22−83の規
定を適用する。なお、本明細書に記載するレジン分含有
量は、すべてここに記載する測定法で測定された値であ
る。 :図1に示すような概略形状を有するクロマトグラム
用カラムに、活性化されたアルミナゲル75gを入れ、
カラム外側からバイブレーターを60秒間かけてアルミ
ナゲルを均一に詰める(アルミナゲルの活性化はJPI
−5S−22−83の6.1、クロマトグラム用カラム
の準備はJPI−5S−22−83の6.2に準拠し
た)。 :300mlの三角フラスコに2.0±0.2gの試
料(軽油組成物)を0.001gまではかりとる。これ
に30mlのn−ヘプタンを加え、均一に溶解させる。 :n−ヘプタン70mlをガラス棒を用いてカラム上
部から内壁づたいにカラム内に流し込み、ゲルを湿潤さ
せる。また恒温水槽の温水をポンプでカラムジャケット
部に循環させ、カラムの温度を50±2℃に保つ。 :で準備したカラム中のn−ヘプタンの最終液面が
ゲル層上面に達したのを確認してから、で得られた試
料溶液をカラム中に注ぐ。試料溶液が付着したフラスコ
はn−ヘプタン25mlで洗浄し、試料溶液の最終液面
がゲル層上面に達したら、直ちにカラム上部からn−ヘ
プタン洗浄液をカラム内に注ぐ。この洗浄操作をさらに
もう1回繰り返し、フラスコ中の試料を完全にカラム内
に移す。 :の2回目のn−ヘプタン洗浄液の最終液面がゲル
上面に達したら直ちにカラム上部からn−ヘプタン25
0mlを連続的にカラム内に流し入れる。 :のn−ヘプタンの最終液面がゲル層上面に達した
ら直ちに、で使用したフラスコにトルエン30mlを
入れ、n−ヘプタン不溶解分を完全に溶解し、カラム内
に流し入れる。この最終液面がゲル層上面に達したら、
引き続きカラム上部からトルエン270mlを連続的に
カラム内に流し入れる。 :のトルエンの最終液面がゲル層上面に達したら直
ちにカラム出口にレジン分採取用の受器を用意する。次
いでカラム上部からメタノール80mlをカラム内に流
し入れ、この最終液面がゲル層上面に達したら、同様に
トルエン80ml、最後にメタノール100mlをカラ
ム内に流し入れ、カラムから溶剤が完全に留出しなくな
るまで採取し、これをレジン分溶液とする。 :で採取したレジン分溶液をJPI−5S−22−
83の7.11のA法に準拠して、溶剤を完全に除去、
恒量化し、その後冷却秤量し、レジン分の質量を求め
る。 :で得られたレジン分に質量に基づき、次式により
試料の軽油のレジン分含有量を求める。 レジン分含有量(質量%)=[レジン分質量(g)/試
料採取量(g)]×100
【0008】さらに言えば、本発明の軽油組成物は、そ
の沸点範囲が通常150〜400℃、好ましくは160
〜380℃の範囲内であるのが望ましい。なお、本発明
でいう石油留分の沸点範囲とは、JIS K 2254
に規定する「石油製品−蒸留試験方法」に準拠して測定
される初留点から終点までの温度範囲を意味する。また
そのセタン価は、通常、45以上、好ましくは50以上
であるのが望ましい。なお、本発明でいうセタン価と
は、JIS K 2280 6に規定する「セタン価試
験方法」に準拠して測定されるセタン価を意味する。ま
たその色相は、通常、セーボルト値で0以上、好ましく
は10以上であるのが望ましい。なお、本発明でいう色
相とは、JIS K 2580 4.2に規定する「セ
ーボルト色試験方法」に準拠して測定される値を意味す
る。またその成分組成は、通常、飽和分含有量が60〜
95容量%、好ましくは70〜85容量%、オレフィン
分含有量が0〜5容量%、好ましくは0〜1容量%、芳
香族分含有量が5〜40容量%、好ましくは15〜30
容量%であることが望ましい。なお、本発明でいう飽和
分含有量、オレフィン分含有量および芳香族分含有量と
は、JIS K 2536に規定する「石油製品−炭化
水素タイプ試験方法」の蛍光指示薬吸着法に準拠して測
定される飽和分、オレフィン分および芳香族分の容量百
分率(容量%)を意味する。
【0009】本発明の軽油組成物は、潤滑性をより高め
るため、全酸価が0.01mgKOH/g以上であるこ
とが望ましい。また、軽油組成物の貯蔵安定性の点か
ら、全酸価が2mgKOH/g以下、好ましくは1mg
KOH/g以下であることが望ましい。なお、ここでい
う全酸価とは、JIS K 2501「石油製品及び潤
滑油−中和価試験方法」の電位差滴定法に準拠して測定
される全酸価を意味する。またさらに、本発明の軽油組
成物は、通常、JIS K 2204「軽油」で規定する
特1号、1号、2号、3号または特3号に該当する性状
を有するものが好ましい。
【0010】本発明の軽油組成物は上記のような性状を
示すと共に、硫黄分含有量が0.05質量%以下の低硫
黄軽油に極性物質を配合してなり、かつ当該極性物質の
配合により、低硫黄軽油よりアルカリ抽出分含有量が
0.001質量%以上、好ましくは0.003質量%以
上、より好ましくは0.005質量%以上高められたも
のであることを特徴とするものである。極性物質の配合
によりアルカリ抽出分含有量が高められる割合が0.0
01質量%に満たない場合は燃料ポンプの摩耗に対する
向上効果が小さい。本発明における極性物質としては、
原油および/または原油から得られる石油留分を原料油
とし、該原料油を吸着剤を用いて吸着処理して得られる
極性物質が好ましい。なお、吸着処理することによっ
て、通常原料油中の極性物質、すなわちアルコール、フ
ェノール化合物、カルボン酸等の含酸素化合物、含窒素
化合物、硫黄化合物などが得られる。
【0011】ここでいう石油留分とは、原油を各種の蒸
留装置にかけて得られるものだけでなく、これらを水素
化(脱硫、分解)などの各種精製処理を行ったもの等も
含まれる。しかしながら、吸着処理の原料油としては、
該原料油中に含まれる極性物質が減少してしまうため、
水素化処理を行っていないものが好ましい。吸着処理の
原料油としては、具体的には例えば、パラフィン基原
油、ナフテン基原油、混合基原油、特殊原油などの原
油;原油の常圧蒸留によって得られる留出油(例えば直
留軽油、重質軽油);原油の常圧蒸留から得られる残油
(例えば常圧残油);常圧蒸留残油の減圧蒸留によって
得られる留出油(例えば減圧軽油);常圧蒸留残油の減
圧蒸留から得られる残油(例えば減圧残油);重質油等
の接触分解(例えばFCC)油の蒸留により得られる留
出油(例えば接触分解軽油);重質油等の熱分解油の蒸
留により得られる留出油(例えば熱分解軽油);などを
単独で、またはこれらの混合物の形で好ましく用いられ
る。これらの中でも、極性物質の含有量が多く、また得
られる軽油組成物の貯蔵安定性に優れる点から、直留軽
油が好ましく用いられる。
【0012】また、吸着処理の原料油の沸点範囲は、通
常、150〜550℃であり、好ましくは150〜50
0℃、さらに好ましくは160〜470℃、さらに特に
好ましくは170〜430℃、最も好ましくは180〜
400℃である。沸点が低すぎると極性物質の含有量が
少なくなり、吸着処理の効率が悪くなる。沸点が高すぎ
ると、軽油留分との相溶性が低下するとともに、製品の
色相や保存安定性が低下する。また通常、沸点の高い石
油留分は硫黄含有量が多く、このような石油留分から得
られる極性物質中の硫黄含有量も増加し、したがって極
性物質の添加量が極端に制限される虞がある。また、上
記吸着剤にはなんら制限はないが、通常はシリカゲル、
アルミナゲル、低温用活性白土等が好ましく用いられ
る。さらに、軽油組成物の潤滑性を向上させる効果が大
きいことからシリカゲルがより好ましく用いられる。こ
れら吸着剤の形状は任意であり、粉体、球状品、粉末成
型品、破砕品などを用いることができるが、粉体、球状
品が好ましい。また、これらの吸着剤は乾燥処理を行っ
てから使用することが好ましい。乾燥処理の方法は任意
であるが、150〜250℃に加熱することが好まし
い。
【0013】上記吸着剤を用いて極性物質を吸着させる
手段としては一般的な吸着処理手段が用いられ、吸着を
行う際の条件は任意であり、例えば反応塔内の吸着剤を
充填した吸着管の管長(L)と吸着管の内径(D)、お
よび吸着剤の粒径(dp)にはなんら制限はないが、吸
着管の管長と吸着剤の平均粒径が、L/dpが50〜1
000、好ましくは200〜500、より好ましくは3
50〜400となるようにすることが望ましい。この値
が大きすぎる場合は、原料油を透過させるのに必要以上
の時間を要する虞があり、小さすぎると極性物質が十分
吸着されない虞がある。また、吸着管の管長と吸着管の
内径が、L/D2(cm-1)が0.5〜230、好まし
くは1〜80、より好ましくは1.1〜20となるよう
にすることが望ましい。この値が大きすぎる場合は、原
料油を透過させるのに必要以上の時間を要する虞があ
り、小さすぎると極性物質が十分吸着されない虞があ
る。なお、上記において吸着剤の粒径とは、JIS Z
8801「試験用ふるい」により測定される平均値を
表す。また、原料油と吸着剤は任意の割合で反応塔に通
されるが、通常は原料油1kgに対して、吸着剤5〜5
00g、好ましくは7〜50g、より好ましくは8〜3
0g、最も好ましくは9〜15gであることが望まし
い。吸着剤の量が多すぎると原料油を透過させるのに必
要以上の時間を要し、少なすぎると極性物質が十分吸着
されない。また、原料油を吸着剤を充填した反応塔に通
す際には、室温程度、具体的には40℃以下、好ましく
は34℃以下、より好ましくは30℃以下で行うことが
望ましい。
【0014】本発明の軽油組成物は、上記のようにして
吸着剤を用いて分離させて得られた極性物質を、硫黄分
含有量0.05質量%以下の低硫黄軽油に配合させてな
るものであるが、極性物質は極性物質が吸着した吸着剤
から脱着させることによって得られ、この脱着は極性物
質の脱着が行えるならばどのよう手段でもよく、通常溶
剤を用いて脱着が行われる。脱着させる際に用いられる
溶剤としては、軽油、炭素数1〜4のアルコール、アセ
トン、水およびこれらの混合物等が挙げられる。これら
の中でも、硫黄分含有量が0.05質量%以下の低硫黄
軽油、炭素数1〜3のアルコール、アセトンおよびこれ
らの混合物が好ましく、硫黄分含有量が0.05質量%
以下の低硫黄軽油、炭素数1〜3のアルコールおよびこ
れらの混合物がより好ましく、硫黄分含有量が0.05
質量%以下の低硫黄軽油、メタノール、エタノールおよ
びこれらの混合物がさらにより好ましく、硫黄分含有量
が0.05質量%以下の低硫黄軽油、メタノールおよび
これらの混合物が最も好ましい。上記溶剤を用いて、吸
着剤に吸着した極性物質を脱着させる場合の条件にはな
んら制限はないが、具体的には例えば溶剤として炭素数
1〜4のアルコールおよび硫黄分含有量0.05質量%
以下の低硫黄軽油と炭素数1〜4のアルコールの混合物
(ただし、溶剤全量基準で炭素数1〜4のアルコールを
10容量%以上含む)を用いる場合は、10〜80℃、
好ましくは20〜75℃、より好ましくは25〜70℃
で行うことが望ましい。また、溶剤として硫黄分含有量
0.05質量%以下の低硫黄軽油および硫黄分含有量
0.05質量%以下の低硫黄軽油と炭素数1〜4のアル
コールの混合物(ただし、溶剤全量基準でアルコール含
有量が10容量%未満)を用いる場合は、加熱する必要
があり、具体的には50〜400℃、好ましくは150
〜250℃、より好ましくは180〜220℃で行うこ
とが望ましい。
【0015】上記方法において、溶剤として硫黄分含有
量が0.05質量%以下の低硫黄軽油を用いれば、その
まま本発明の軽油組成物が得られる。この場合、アルカ
リ抽出分含有量が低硫黄軽油より0.001質量%以上
高められ、かつ0.005〜1質量%となるような条件
を選択する必要があることは言うまでもない。すなわ
ち、例えばアルカリ抽出分含有量が0.005質量%に
満たない場合には吸着や脱着を行う際等の条件を任意に
変えたり、また、アルカリ抽出分含有量が1質量%を越
えた場合には、硫黄分含有量が0.05質量%以下であ
ってアルカリ抽出分含有量が1質量%未満の低硫黄軽油
との混合を行ったりして、最適なアルカリ抽出分含有量
に調製することである。また、溶剤として炭素数1〜4
のアルコール、アセトンおよび水を用いた場合には、こ
れらの溶剤を蒸留等の方法で除去した後、得られた極性
物質を硫黄分含有量0.05質量%以下の低硫黄軽油に
添加することによって、本発明の軽油組成物が得られ
る。さらに、溶剤として炭素数1〜4のアルコール、ア
セトンおよび水の中から選ばれる少なくとも1種と硫黄
分含有量が0.05質量%以下の低硫黄軽油の混合物を
用いた場合には、炭素数1〜4のアルコール、アセト
ン、水を蒸留等の方法で除去することによって本発明の
軽油組成物が得られるが、アルカリ抽出分の含有量を調
整するために、これにさらに硫黄分含有量が0.05質
量%以下の低硫黄軽油を配合して本発明の軽油組成物を
製造することも可能である。
【0016】上記の吸着処理および脱着処理は、通常同
一の反応塔内で行われるが、吸着処理および脱着処理を
別の反応塔を用いて行ってもよい。同一の反応塔内で行
う際には、バッチ式で行ってもよいし、灯油からn−パ
ラフィンを回収精製するMolex法と同様にして、1
塔に多段の吸着層を設置し、原料油と溶剤をシーケンシ
ャルに切り換えて行う方法をとってもよい。
【0017】上記硫黄分含有量が0.05質量%以下の
低硫黄軽油は、当業界で公知の任意の軽油製造基材の1
種もしくは2種以上を適宜配合して得ることができる。
使用可能な軽油製造基材としては、直留軽油;重質軽
油;直留軽油を水素化精製して得られる水素化精製軽
油;直留軽油を通常の水素化精製より苛酷な条件で一段
階または多段階で水素化脱硫して得られる水素化脱硫軽
油;脱硫または未脱硫の減圧軽油;脱硫または未脱硫の
接触分解軽油;脱硫または未脱硫の熱分解軽油;原油の
常圧蒸留により得られる直留灯油;直留灯油を水素化精
製して得られる水素化精製灯油;原油の常圧蒸留によっ
て得られる軽油留分を分解して得られる分解灯油などを
例示できる。これらの各軽油製造基材の1種もしくは2
種以上を混合した際に、そのものの硫黄分含有量が0.
05質量%を越えている場合には、水素化精製などの適
当な手段で硫黄分含有量を0.05質量%以下にしなけ
ればならないことは言うまでもない。
【0018】さらに、本発明の軽油組成物において、そ
の性能をさらに高める目的で公知の燃料油添加剤を単独
で、または数種類組み合わせて添加することもできる。
これら添加剤としては、具体的には例えば、硝酸エステ
ルや有機過酸化物などのセタン価向上剤;エチレン−酢
酸ビニル共重合体、アルケニルコハク酸アミドなどの低
温流動性向上剤;フェノール系、アミン系などの酸化防
止剤;サリチリデン誘導体などの金属不活性化剤;アル
ケニルコハク酸イミド、ポリアルキルアミンなどの清浄
分散剤;ポリグリコールエーテルなどの氷結防止剤;脂
肪族アミン、アルケニルコハク酸エステルなどの腐食防
止剤;アニオン系、カチオン系、両性系界面活性剤など
の帯電防止剤;アゾ染料などの着色剤;などを挙げるこ
とができる。これら添加剤を添加する際の添加量も任意
であるが、通常、個々の添加量は、添加剤を添加した軽
油組成物全量基準で0.5質量%以下、好ましくは0.
2質量%以下であるのが望ましい。
【0019】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例によりさら
に詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら
限定されるものではない。まず、実施例および比較例に
用いた直留軽油および低硫黄軽油の性状を表1に示す。
なお、低硫黄軽油は以下のようにして製造されたもので
ある。
【0020】
【表1】
【0021】低硫黄軽油 表1に示す性状を有する直留軽油を、連続した2段階の
工程で水素化精製処理して得られた軽油。第一工程での
留出油の温度を下げた後、そのまま連続して第二工程の
水素化精製処理を行った。水素化精製処理の第一工程の
水素分圧は5.4MPa、反応温度は375℃、原料油の
供給量(液空間速度)(LHSV)は5.0h-1、水素
/油比は253Nm3/m3であり、一方、第二工程の水素分
圧は5.4MPa、反応温度は250℃、LHSVは1
0.0h-1であった。両工程とも、アルミナ担体にコバ
ルトおよびモリブデンを担持した触媒を使用した。
【0022】実施例1 直留軽油100gを、低温用活性白土(ガレオンアース
NS(水澤化学工業(株)製)、平均粒径:125μ
m)1.0gを充填した反応塔(L=50mm、D=2
0mm)に通し極性物質を吸着させた。なお、吸着剤は
使用前に、170℃5時間真空乾燥を行った。前記極性
物質が吸着した低温用活性白土を充填した反応塔を20
0℃に加温し、低硫黄軽油100gを通した。得られた
軽油はそのまま本発明の軽油組成物となった。また、参
考のため直留軽油を低温用白土を充填した反応塔に通し
極性物質を吸着させた後の留出油(参考例1)の性状を
表1に示す。
【0023】実施例2 実施例1と同様の方法により極性物質を吸着させた低温
用活性白土を充填した反応塔を60℃に加温し、低硫黄
軽油とメタノールとの混合物(容積比75:25)10
0gを通した。メタノールを蒸留で除去し、さらに低硫
黄軽油25gを添加して本発明の軽油組成物を得た。
【0024】実施例3 実施例1と同様の方法により極性物質を吸着させた低温
用活性白土を充填した反応塔を60℃に加温し、メタノ
ール25gを通した。メタノール溶液からメタノールを
蒸留で除去し得られた極性物質を、低硫黄軽油100g
に添加して本発明の軽油組成物を得た。
【0025】実施例4 直留軽油100gを、シリカゲル(クロマトゲル 92
3(富士デヴィリン化学(株)製)、平均粒径:130
μm)1.0gを充填した反応塔(L=50mm、D=
20mm)に通し極性物質を吸着させた。なお、吸着剤
は使用前に、170℃5時間真空乾燥を行った。前記極
性物質が吸着したシリカゲルを充填した反応塔を200
℃に加温し、低硫黄軽油100gを通した。得られた軽
油はそのまま本発明の軽油組成物となった。また、参考
のため直留軽油をシリカゲルを充填した反応塔に通し極
性物質を吸着させた後の留出油(参考例2)の性状を表
1に示す。
【0026】実施例5 実施例4と同様の方法により極性物質を吸着させたシリ
カゲルを充填した反応塔を60℃に加温し、低硫黄軽油
とメタノールとの混合物(容積比75:25)100g
を通した。メタノールを蒸留で除去し、さらに低硫黄軽
油25gを添加して本発明の軽油組成物を得た。
【0027】実施例6 実施例4と同様の方法により極性物質を吸着させたシリ
カゲルを充填した反応塔を60℃に加温し、メタノール
25gを通した。メタノール溶液からメタノールを蒸留
で除去し得られた極性物質を、低硫黄軽油100gに添
加して本発明の軽油組成物を得た。
【0028】実施例7 直留軽油100gを、アルミナゲル(活性アルミナKC
G 1525(日化精工(株)製)、平均粒径:130
μm)1.0gを充填した反応塔(L=50mm、D=
20mm)に通し極性物質を吸着させた。なお、吸着剤
は使用前に、170℃5時間真空乾燥を行った。前記極
性物質が吸着したアルミナゲルを充填した反応塔を20
0℃に加温し、低硫黄軽油100gを通した。得られた
軽油はそのまま本発明の軽油組成物となった。また、参
考のため直留軽油をアルミナゲルを充填した反応塔に通
し極性物質を吸着させた後の留出油(参考例3)の性状
を表1に示す。
【0029】実施例8 実施例7と同様の方法により極性物質を吸着させたアル
ミナゲルを充填した反応塔を60℃に加温し、低硫黄軽
油とメタノールとの混合物(容積比75:25)100
gを通した。メタノールを蒸留で除去し、さらに低硫黄
軽油25gを添加して本発明の軽油組成物を得た。
【0030】実施例9 実施例7と同様の方法により極性物質を吸着させたアル
ミナゲルを充填した反応塔を60℃に加温し、メタノー
ル25gを通した。メタノール溶液からメタノールを蒸
留で除去し得られた極性物質を、低硫黄軽油100gに
添加して本発明の軽油組成物を得た。
【0031】上記の実施例1〜9で得られた軽油組成
物、並びに低硫黄軽油(比較例1)についてHFRR試
験を行い、摩耗痕直径(WSD)を測定した。得られた
結果を、各試料油の性状と共に表2に示した。HFRR試験方法 以下の条件でHFRR試験を行い、試験後の試験球につ
いた円状の傷の振動方向の直径と振動方向に垂直な方向
の直径を測定し、その平均値を摩耗痕直径(WSD)と
した。 試験球 材質:ANSI 52100 硬度:645HV30 表面粗さ:0.1μmRa以下 直径:6.25nm、 試験板 材質:ANSI 52100 硬度:180HV30 表面粗さ:0.1μmRa以下 荷重:2N 試験温度:60℃ ストローク:1.0mm 振動数:50Hz 時間:75分
【0032】
【表2】
【0033】表2の結果からも明らかなように、吸着剤
に吸着した極性物質を溶剤を用いて脱着させ、該極性物
質を含有する本発明の軽油組成物である実施例1〜9
は、いずれも低硫黄軽油(比較例1)と比べてWSDの
値が小さく、従ってポンプ内部が焼き付く心配がない。
【0034】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、硫黄分含
有量が少なく、分配型燃料ポンプに対して潤滑性が高
く、しかもポンプの駆動トルク増や摩耗、フリクション
増を招くこともない軽油組成物が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルカリ抽出分含有量の測定およびレジン分含
有量の測定に使用されるクロマトグラム用カラムの概略
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 匡史 神奈川県横浜市中区千鳥町8番地 日本石 油株式会社中央技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫黄分含有量が0.05質量%以下の低
    硫黄軽油に、原油および/または原油から得られる石油
    留分を吸着剤を用いて吸着処理して得られる極性物質を
    配合してなり、その配合により低硫黄軽油よりアルカリ
    抽出分含有量が0.001質量%以上高くなり、かつ、
    硫黄分含有量が0.05質量%以下およびアルカリ抽出
    分含有量が0.005〜1質量%である軽油組成物。
JP34468496A 1996-12-09 1996-12-09 軽油組成物 Pending JPH10168466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34468496A JPH10168466A (ja) 1996-12-09 1996-12-09 軽油組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34468496A JPH10168466A (ja) 1996-12-09 1996-12-09 軽油組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10168466A true JPH10168466A (ja) 1998-06-23

Family

ID=18371185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34468496A Pending JPH10168466A (ja) 1996-12-09 1996-12-09 軽油組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10168466A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999067345A3 (en) * 1998-06-25 2000-05-04 Sk Corp Method for manufacturing cleaner fuels
JP2001098286A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Nippon Mitsubishi Oil Corp 軽油組成物
JP2007297639A (ja) * 2001-02-08 2007-11-15 Bp Corp North America Inc 輸送機関用燃料

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999067345A3 (en) * 1998-06-25 2000-05-04 Sk Corp Method for manufacturing cleaner fuels
JP2001098286A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Nippon Mitsubishi Oil Corp 軽油組成物
JP2007297639A (ja) * 2001-02-08 2007-11-15 Bp Corp North America Inc 輸送機関用燃料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4580152B2 (ja) ディーゼルエンジン用燃料油
RU2462499C2 (ru) Способ получения разветвленных углеводородов
JP4482470B2 (ja) 軽油組成物の製造方法
JP4460200B2 (ja) 燃料油基材およびそれを含有する軽油組成物
JP2014521791A (ja) 向上した潤滑性を有する低硫黄燃料組成物
JP5520101B2 (ja) 軽油組成物
JP2007297639A (ja) 輸送機関用燃料
JP4351654B2 (ja) 灯油
JP2005023137A (ja) 軽油組成物
JPH10168466A (ja) 軽油組成物
WO2007132938A1 (ja) 軽油組成物
JP3791966B2 (ja) 軽油組成物
JP3690649B2 (ja) 電気絶縁油及び電気絶縁油用基油
JP4482467B2 (ja) 軽油組成物の製造方法
RU2149888C1 (ru) Способ получения судового маловязкого топлива
CN103562358B (zh) 瓦斯油组合物及其制备方法
JP4371937B2 (ja) 接触分解ガソリン基材の製造方法およびそれを用いた無鉛ガソリン組成物
JP4803785B2 (ja) ガソリン基材の製造方法、環境対応ガソリン、およびその製造方法
JP4119190B2 (ja) 軽油組成物及びその製造方法
JP2004244628A (ja) 低硫黄軽油及びその製造方法
JP2007153935A (ja) ガソリン
JP2004269871A (ja) 無鉛ガソリン組成物およびその製造方法
JP2008231201A (ja) A重油組成物
JP2008525555A (ja) 燃料組成物
JP4850412B2 (ja) 環境対応型ガソリン組成物の製造方法