JPH10168399A - 粘着シ―ト類とこれを用いたフアスニングシステム - Google Patents

粘着シ―ト類とこれを用いたフアスニングシステム

Info

Publication number
JPH10168399A
JPH10168399A JP33377596A JP33377596A JPH10168399A JP H10168399 A JPH10168399 A JP H10168399A JP 33377596 A JP33377596 A JP 33377596A JP 33377596 A JP33377596 A JP 33377596A JP H10168399 A JPH10168399 A JP H10168399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
sensitive adhesive
adhesive layer
tape
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33377596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3681243B2 (ja
Inventor
Masanori Uesugi
正紀 上杉
Yasuyuki Tokunaga
泰之 徳永
Masahiko Ando
雅彦 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP33377596A priority Critical patent/JP3681243B2/ja
Publication of JPH10168399A publication Critical patent/JPH10168399A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3681243B2 publication Critical patent/JP3681243B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼り間違いなどの問題を生じることなく、紙
おむつなどの各種物品の固定、結束、梱包用などの本来
の機能を十分に発揮する実用性にすぐれたシ―ト状、テ
―プ状などの粘着シ―ト類を提供する。 【解決手段】 基材1とこの基材1上に設けられた二種
の粘着剤層とからなり、一方の粘着剤層が、(a)ポリ
カ―ボネ―ト構造を持つポリマ―を主成分とし、粘着面
同士の剥離力が貼り付け当初および24時間後において
100〜2,000g/20mm幅である室温で非粘着な
いし微粘着の粘着剤層からなり、他方の粘着剤層が、
(b)上記ポリマ―とは異なる粘着性ポリマ―を主成分
とした粘着剤層からなることを特徴とする粘着シ―ト
類。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙おむつ、ナプキ
ン、衛生品などの吸収性物品、かいろなどの使い捨て物
品、その他衣類などの固定用や、各種物品の結束用、梱
包用などに用いられるシ―ト状、テ―プ状などの粘着シ
―ト類に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の粘着シ―ト類は、使用時に物品
を強固に固定などでき、使用後は容易に再剥離できるよ
うに構成されている。たとえば、紙おむつ用のフアスニ
ングシステムでは、紙おむつの後身部にフアスナ―テ―
プを、前身部にフロンタルテ―プを設け、使用時にフア
スナ―テ―プをフロンタルテ―プに貼り付けることによ
り、紙おむつを身体に固定するとともに、使用後はフア
スナ―テ―プを剥離することにより、上記固定を解除す
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のフアス
ナ―テ―プには、室温で粘着性を有するものを用いてい
るため、紙おむつを固定する際に赤ちやんがあばれたり
すると、貼り付け位置を間違え、紙おむつ表面に貼り付
いてしまうことがある。この場合、テ―プを剥離しよう
とすると、ポリエチレン製などの紙おむつが粘着力によ
り破れてしまい、またその破片が粘着面に付着して、テ
―プの粘着力が極端に低下し、紙おむつを身体に固定す
る機能が失われてしまうなどの不都合があつた。
【0004】本発明は、このような事情に照らし、上記
従来のフアスナ―テ―プにみられたような貼り間違いな
どの問題を生じることなく、紙おむつなどの各種物品の
固定、結束、梱包用などの本来の機能を十分に発揮する
実用性にすぐれたシ―ト状、テ―プ状などの粘着シ―ト
類を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために、鋭意検討した結果、基材上に二種
の粘着剤層を設け、一方の粘着剤層を、室温で非粘着な
いし微粘着(タツクフリ―)であるが、粘着面同士の接
着性(自着性)があり、しかも再剥離が可能な構成とす
ることにより、従来のフアスナ―テ―プにみられたよう
な貼り間違いなどの問題を生じることのない、紙おむつ
などの各種物品の固定、結束、梱包用などの本来の機能
を十分に発揮する実用性にすぐれた粘着シ―ト類が得ら
れることを見い出し、本発明を完成するに至つたもので
ある。
【0006】すなわち、本発明は、基材とこの基材上に
設けられた二種の粘着剤層とからなり、一方の粘着剤層
が、(a)つぎの式; (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
基である)で表わされる繰り返し単位を有するポリカ―
ボネ―ト構造を持つポリマ―を主成分とし、粘着面同士
の剥離力が貼り付け当初および24時間後において10
0〜2,000g/20mm幅である室温で非粘着ないし
微粘着の粘着剤層からなり、他方の粘着剤層が、(b)
上記ポリマ―とは異なる粘着性ポリマ―を主成分とした
粘着剤層からなることを特徴とするシ―ト状、テ―プ状
などの形態の粘着シ―ト類(請求項1)に係るものであ
る。
【0007】とくに、本発明は、上記の粘着シ―ト類に
おいて、基材の同一面に上記(a)の粘着剤層と上記
(b)の粘着剤層とが並設されてなる構成(請求項
2)、基材の片面に上記(a)の粘着剤層が、反対面に
上記(b)の粘着剤層が、それぞれ設けられている構成
(請求項3)、さらには上記の両構成を組み合わせて複
合一体化した構成を、好ましい態様としている。また、
本発明は、このような種々の構成の粘着シ―ト類の2枚
を用いて、両シ―ト類の(a)の粘着剤層同士の接着性
(自着性)にて、たとえば紙おむつなどの被固定物品を
再剥離可能に固定するフアスニングシステムを提供でき
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参考にして説明する。図1〜図4は、本発明の粘着
シ―ト類を、紙おむつ用のフアスニングシステムに応用
した例を示したものである。
【0009】図1において、紙おむつ本体Zの後身部に
は左右一対のフアスナ―テ―プX,Xが、前身部にはフ
ロンタルテ―プYが、それぞれ設けられている。前者の
フアスナ―テ―プXは、図2に示すように、基材1の同
一面に(a),(b)二種の粘着剤層が並設された粘着
シ―ト類にて構成され、上記(b)の粘着剤層層によつ
て紙おむつ本体Zに取り付けられている。後者のフロン
タルテ―プYは、図3に示すように、基材1の片面に
(a)の粘着剤層が、反対面に(b)の粘着剤層が、そ
れぞれ設けられた粘着シ―ト類にて構成され、やはり上
記(b)の粘着剤層層によつて紙おむつ本体Zに取り付
けられている。
【0010】フアスナ―テ―プXおよびフロンタルテ―
プYを構成する粘着シ―ト類において、基材1には、ポ
リエステルフイルムなどのプラスチツクフイルム、紙、
不織布、織布などの多孔質材料、金属箔などが用いら
れ、厚さは材質により相違するが、通常20〜140μ
mである。また、(a),(b)二種の粘着剤層は、基
材1上に直接塗工するか、または剥離紙上に一旦塗工し
たものを転写するなどの方式により、フアスナ―テ―プ
Xでは基材1の同一面に並設し、フロンタルテ―プYで
は基材1の表裏面に別々に設けるが、いずれの場合も、
(a),(b)二種の粘着剤層の厚さは、通常5〜60
μmである。
【0011】二種の粘着剤層のうち、(b)の粘着剤層
は、フアスナ―テ―プXおよびフロンタルテ―プYを紙
おむつ本体Zに取り付けるためのものであり、したがつ
て、(a)の粘着剤層とは異なる粘着性ポリマ―を用い
た、ポリエチレン製おむつに対して強固な粘着力を示す
ものであればよく、通常は、アクリル系、ゴム系などの
室温で粘着性を有する粘着剤組成物が好ましく用いられ
る。
【0012】(a)の粘着剤層は、本発明の目的を達成
するうえで極めて重要な粘着剤層であり、つぎの式; (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
基である)で表わされる繰り返し単位を有するポリカ―
ボネ―ト構造を持つポリマ―を主成分とし、粘着面同士
の剥離力が貼り付け当初および24時間後において10
0〜2,000g/20mm幅である室温で非粘着ないし
微粘着の粘着剤層からなる。つまり、この(a)の粘着
剤層は、室温で非粘着ないし微粘着(タツクフリ―)で
あり、かつ粘着面同士の接着性(自着性)があり、しか
も再剥離が可能であるという特性を兼ね備えた粘着剤組
成物からなつている。
【0013】上記の式で表わされる繰り返し単位を有す
るポリカ―ボネ―ト構造を持つポリマ―としては、たと
えば、ポリカ―ボネ―トジオ―ルまたはその誘導体とジ
カルボン酸またはその誘導体とから合成されるポリエス
テル、ポリカ―ボネ―トジカルボン酸またはその誘導体
とジオ―ルまたはその誘導体とから合成されるポリエス
テル、ポリカ―ボネ―トジオ―ルまたはその誘導体とジ
イソシアネ―ト類とから合成されるポリウレタンなどが
あり、これらの中でも、とくにポリカ―ボネ―トジオ―
ルまたはその誘導体とジカルボン酸またはその誘導体と
から合成されるポリエステルが好ましく用いられる。
【0014】このポリエステルは、ポリカ―ボネ―トジ
オ―ルまたはその誘導体を必須としたジオ―ル成分と、
炭素数が2〜20の脂肪族または脂環族の炭化水素基を
分子骨格とするジカルボン酸またはその誘導体を必須と
したジカルボン酸成分とから合成される、重量平均分子
量が1万以上、好ましくは3万以上、より好ましくは5
万以上(通常30万まで)のものである。このポリエス
テルの重量平均分子量が1万より小さくなると、凝集力
が不足してくる。
【0015】ここで用いられるポリカ―ボネ―トジオ―
ルは、つぎの式; (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
基である)で表わされる繰り返し単位を有するジオ―ル
で、数平均分子量としては、400以上、好ましくは9
00以上(通常1万まで)であるのがよい。分子量が低
すぎると、粘着特性のバランスがとりにくくなる。
【0016】このようなポリカ―ボネ―トジオ―ルに
は、ポリヘキサメチレンカ―ボネ―トジオ―ル、ポリ
(3−メチルペンテンカ―ボネ―ト)ジオ―ル、ポリプ
ロピレンカ―ボネ―トジオ―ル、それらの混合物、また
はそれらの共重合物などがある。市販品としては、ダイ
セル化学工業(株)製の「PLACCEL CD205
PL」、「同CD208PL」、「同CD210P
L」、「同CD220PL」、「同CD205」、「同
CD208」、「同CD210」、「同CD220」、
「同CD205HL」、「同CD208HL」、「同C
D210HL」、「同CD220HL」などを挙げるこ
とができる。
【0017】ジオ―ル成分としては、必要により、エチ
レングリコ―ル、プロピレングリコ―ル、ブタンジオ―
ル、ヘキサンジオ―ル、オクタンジオ―ル、デカンジオ
―ル、オクタデカンジオ―ルなどの直鎖状のジオ―ル
や、各種分枝状のジオ―ルなどの成分を、適宜混合使用
してもよい。また、ポリマ―を高分子量化するために、
3官能以上のポリオ―ル成分を少量添加してもよい。
【0018】ジカルボン酸成分は、炭素数が2〜20の
脂肪族または脂環族の炭化水素基を分子骨格としたもの
で、上記の炭化水素基は直鎖状のものでも分枝状のもの
でもよい。具体的には、コハク酸、メチルコハク酸、ア
ジピン酸、ピメリツク酸、アゼライン酸、セバシン酸、
1,12−ドデカン二酸、1,14−テトラデカン二
酸、テトラヒドロフタル酸、エンドメチレンテトラヒド
ロフタル酸、これらの酸無水物や低級アルキルエステル
などが挙げられる。
【0019】ポリエステルは、上記のジオ―ル成分と上
記のジカルボン酸成分とを、常法にしたがい、無触媒ま
たは適宜の触媒などを用いて、エステル化反応させるこ
とにより、得ることができる。エステル化反応に際し
て、ジオ―ル成分とジカルボン酸成分とは、当モル反応
とするのが望ましいが、エステル化反応を促進するため
に、どららかを過剰に用いて反応させてもよい。
【0020】本発明においては、このようなポリエステ
ルをはじめとするポリカ―ボネ―ト構造を持つポリマ―
を特定のレベルに架橋して、実質的にタツクを示さない
(室温で非粘着ないし微粘着である)が、良好な自着性
を有する、また再剥離性にもすぐれた粘着剤組成物とす
る。架橋の度合いは、溶剤不溶分が60〜95重量%、
とくに好ましくは65〜90重量%となる程度であるの
がよい。溶剤不溶分が60重量%未満となると、十分な
再剥離性が得られず、また95重量%を超えると、自着
力が低くなり、いずれも好ましくない。
【0021】架橋方法は任意であり、たとえば、ポリマ
―に含まれる水酸基および/またはカルボキシル基と反
応しうる官能基を有する化合物を添加して反応させる、
いわゆる架橋剤を用いる方法が挙げられる。このような
架橋剤としては、ポリイソシアネ―ト化合物、エポキシ
化合物、アジリジン化合物、金属キレ―ト化合物、金属
アルコキシド化合物などがあり、これらの中でも、ポリ
イソシアネ―ト化合物がとくに好ましく用いられる。
【0022】このポリイソシアネ―ト化合物としては、
たとえば、エチレンジイソシアネ―ト、ブチレンジイソ
シアネ―ト、ヘキサメチレンジイソシアネ―トなどの低
級脂肪族ポリイソシアネ―ト類、シクロペンチレンジイ
ソシアネ―ト、シクロヘキシレンジイソシアネ―ト、イ
ソホロンジイソシアネ―トなどの脂環族ポリイソシアネ
―ト類、2,4−トリレンジイソシアネ―ト、ジフエニ
ルメタンジイソシアネ―ト、キシリレンジイソシアネ―
トなどの芳香族ポリイソシアネ―ト類などが挙げられ
る。また、これらのほか、トリメチロ―ルプロパンのト
リレンジイソシアネ―ト付加物、トリメチロ―ルプロパ
ンのヘキサメチレンジイソシアネ―ト付加物などを使用
することもできる。
【0023】これらの架橋剤は、その1種を単独でまた
は2種以上の混合系で使用できる。使用量としては、架
橋するべきポリマ―とのバランスにより適宜選択され
る。一般には、ポリマ―100重量部に対して、上記の
架橋剤が2〜10重量部程度となる割合とするのがよ
く、このような割合で用いることにより、溶剤不溶分が
前記範囲内の粘着剤組成物を得ることができる。
【0024】他の架橋方法として、実質的な架橋剤とし
て多官能モノマ―を添加し、電子線などで架橋させる方
法をとつてもよい。この多官能モノマ―としては、ポリ
エチレングリコ―ルジ(メタ)アクリレ―ト、ペンタエ
リスリト―ルトリ(メタ)アクリレ―ト、テトラメチロ
―ルメタンテトラ(メタ)アクリレ―ト、トリメチロ―
ルプロパントリ(メタ)アクリレ―トなどが挙げられ
る。
【0025】これら多官能モノマ―の使用量としては、
架橋するべきポリマ―とのバランスにより、さらには粘
着剤組成物としての使用目的によつて適宜選択される。
一般には、ポリマ―100重量部に対し、多官能モノマ
―が3重量部以上(通常10重量部程度まで)の割合と
するのがよく、このような割合で用いることにより、溶
剤不溶分が前記範囲内の粘着剤組成物を得ることができ
る。
【0026】(a)の粘着剤層を構成させる粘着剤組成
物は、上記ポリマ―を上記のように架橋処理して、室温
で非粘着ないし微粘着(タツクフリ―)であり、しか
も、粘着面同士の剥離力が貼り付け当初および24時間
後において100〜2,000g/20mm幅、好ましく
は150〜1,800g/20mm幅、さらに好ましくは
180〜1,500g/20mm幅となる、自着性を有し
かつ再剥離可能な性質を有するようにされたものであ
る。貼り付け当初の上記剥離力が100g/20mm幅未
満では、紙おむつの固定機能に劣り、24時間後の上記
剥離力が2,000g/20mm幅を超えると、再剥離が
困難となる。
【0027】なお、このような粘着剤組成物には、必要
により、従来公知の各種の粘着付与剤を添加することが
できる。また、無機または有機の充填剤、金属粉、顔料
などの粉体、粒子状物、箔状物、老化防止剤、可塑剤な
どの従来公知の各種の添加剤を、任意に含ませることが
できる。
【0028】本発明では、フアスナ―テ―プXを基材1
の同一面に上記(a),(b)二種の粘着剤層を並設し
た粘着シ―ト類にて構成し、フロンタルテ―プYを基材
1の片面に上記(a)の粘着剤層を、反対面に上記
(b)の粘着剤層をそれぞれ設けた粘着シ―ト類にて構
成したことにより、それぞれのテ―プX,Yを上記
(b)の粘着剤層を利用してあらかじめ紙おむつ本体Z
に強固に取り付けておくことができ、一方、このおむつ
の使用時には、上記(a)の粘着剤層を利用して赤ちや
んの身体に対し容易に装着、固定することができる。
【0029】これは、紙おむつ本体Zに取り付けられた
一対のフアスナ―テ―プX,Xおよびフロンタルテ―プ
Yは、その表面に(a)の粘着剤層が露出常態にある
(使用直前までは必要により剥離紙が貼り合わされてい
てもよい)ことから、この紙おむつを赤ちやんの身体に
あてがい、図4に示すように、フロンタルテ―プY上に
フアスナ―テ―プX,Xを押圧するようにすれば、両テ
―プの上記(a)の粘着剤層同士がその自着性にて接着
し、これにより赤ちやんの身体への紙おむつの装着,固
定の目的が容易に達成される。
【0030】ここで、上記(a)の粘着剤層は室温で非
粘着ないし微粘着(タツクフリ―)のため、赤ちやんが
あばれるなどして貼り付け位置を間違えても、紙おむつ
本体表面に接着するおそれがなく、したがつて、従来の
ような貼り間違いを生じず、紙おむつの破れや、その破
片による粘着力の低下という心配はない。しかも、使用
後は、上記(a)の粘着剤層が良好な再剥離性を備えて
いるため、フアスナ―テ―プX,Xをフロンタルテ―プ
Y上から容易に剥離でき、これにより、身体への紙おむ
つの装着,固定を解除することができる。
【0031】図5は、上記のフアスニングシステムにお
いて、実用性をより高めるために、フアスナ―テ―プX
にリリ―ステ―プWを取り付けた例を示している。リリ
―ステ―プWは、フロンタルテ―プYの場合と同様に、
基材1の片面に(a)の粘着剤層を、反対面に(b)の
粘着剤層を設けた粘着シ―ト類にて構成されており、一
端側を(b)の粘着剤層を内側にしてフアスナ―テ―プ
X上の(a),(b)両粘着剤層の間に貼り付けるとと
もに、他端側を折り曲げてフアスナ―テ―プXの(a)
の粘着剤層に対向させるようにしている。
【0032】この場合、紙おむつの使用前の段階では、
フアスナ―テ―プXの(a)の粘着剤層に対し、上記リ
リ―ステ―プWの(a)の粘着剤層を圧接することによ
り、上記テ―プXの(a)の粘着剤層を保護し、この状
態で両テ―プX,Wの全体を矢印イの方向に屈曲し、テ
―プWの(b)の粘着剤層の粘着力によりおむつ本体Z
に貼り付け、点線で示されるMの状態にしておく。一
方、紙おむつの使用時には、テ―プX,Wの両(a)の
粘着剤層の界面において、テ―プXだけを矢印ロの方向
に剥離して、これを前記のようにフロンタルテ―プYに
貼り付けることにより、赤ちやんへの紙おむつの装着,
固定がなされ、その解除後は再び矢印イの方向に屈曲し
て上記テ―プWの(a)の粘着剤層に圧接することによ
り、上記の点線で示されるMの状態に戻すことができ
る。
【0033】このように、図5は、フアスナ―テ―プX
に基材1の同一面に(a),(b)二種の粘着剤層を並
設した粘着シ―ト類(図2)を、リリ―ステ―プWに基
材1の片面に(a)の粘着剤層を、反対面に(b)の粘
着剤層を設けた粘着シ―ト類(図3)を用いて、これら
を複合一体化した構造の粘着シ―ト類としたものであ
る。ここで、複合一体化の構造については上記の図5の
ものに限定されず、これ以外の種々の一体化構造をとる
ことが可能である。
【0034】また、本発明では、上記の図1〜図5に示
すフアスニングシステムのほかに、基材の同一面に
(a),(b)二種の粘着剤層を並設した粘着シ―ト
類、基材の片面に(a)の粘着剤層を、反対面に(b)
の粘着剤層を設けた粘着シ―ト類、さらに前記複合一体
化した構造の粘着シ―ト類などの中から、その2枚を用
い、両シ―ト類の(a)の粘着剤層同士の接着性(自着
性)にて紙おむつを再剥離可能に固定するフアスニング
システムであれば、種々の変形が可能である
【0035】また、本発明の粘着シ―ト類は、紙おむつ
用としてだけでなく、冒頭に触れたような種々の物品、
たとえば、紙おむつ以外のナプキン、衛生品などの吸収
性物品、かいろなどの使い捨て物品、その他衣類などの
各種被固定物品の固定用として利用できる。さらに、各
種物品の結束用、梱包用などにも利用することができ
る。その際、基材上に設けた(a),(b)二種の粘着
剤層の特性を利用して、上記と同様の作用効果を期待す
ることができる。
【0036】
【実施例】つぎに、本発明を実施例によりさらに詳細に
説明するが、本発明の範囲は以下の実施例によりなんら
制限を受けるものではない。また、以下において、部と
あるのは重量部を意味するものとする。
【0037】実施例1 四つ口セパラブルフラスコに攪拌機、温度計および水分
離管を付し、ポリカ―ボネ―トジオ―ル〔ダイセル化学
工業(株)製の「PLACCEL CD210PL」、
水酸基価:115KOHmg/g〕200g(水酸基:
0.41当量)、無水コハク酸20.51g(酸基:
0.41当量)、触媒としてのジブチルチンオキサイド
(以下、DBTOという)102mgを仕込み、反応水排
出溶剤としての少量のトルエンの存在下、攪拌を開始し
ながら180℃まで昇温し、この温度で保持した。しば
らくすると水の流出分離が認められ、反応が進行し始め
た。約30時間反応を続けて、重量平均分子量65,0
00のポリエステルを得た。
【0038】このポリエステルをトルエンで固形分濃度
40重量%に希釈した。このポリエステル100部(固
形分)に対し、架橋剤としてトリメチロ―ルプロパンの
ヘキサメチレンジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレ
タン(株)製の「コロネ―トHL」〕3部(固形分)を
添加し、粘着剤溶液とした。つぎに、この粘着剤溶液
を、アプリケ―タ―により剥離紙上に塗布し、130℃
で5分間乾燥したのち、アフタ―キユア―として、50
℃の雰囲気中で2日間のエ―ジングを行い、厚さが30
μmの(a)の粘着剤層を形成した。この粘着剤層の溶
剤不溶分を下記の方法により測定したところ、75重量
%であつた。
【0039】<溶剤不溶分の測定>粘着剤層を約0.1
gサンプリングして精秤し、約50mlのトルエン中に
室温で5日間浸漬したのち、溶剤不溶分を取り出し、1
30℃中で約1時間乾燥し、秤量した。溶剤不溶分〔S
w〕(重量%)を、下記の式で算出した。
【0040】つぎに、スチレン−イソプレン−スチレン
ブロツクポリマ―〔シエル化学(株)製の「カリフレツ
クスTR−1107」〕100部、水添石油系樹脂〔荒
川化学(株)製の「アルコンM−100」〕100部、
液状テルペン系樹脂〔ヤスハラケミカル(株)製の「Y
SレジンTO−L」〕100部、フエノ―ル系老化防止
剤〔日本チバガイギ―(株)製の「イルガノツクスB6
12」〕2部を、トルエン300部に溶解して、ゴム系
粘着剤溶液を調製した。これをアプリケ―タ―により上
記とは別の剥離紙上に塗布し、100℃で3分間乾燥し
て、厚さが30μmの(b)の粘着剤層を形成した。
【0041】ついで、厚さが38μmのポリエチレンテ
レフタレ―トフイルム(以下、PETフイルムという)
の同一面に、上記(a)の粘着剤層と上記(b)の粘着
剤層とを、20mmの距離を隔てて、それぞれの幅が30
mmとなるように転写して、上記両粘着剤層が並設する粘
着テ―プ(1)を作製した。また、これとは別に、上記
同様のPETフイルムの片面に上記(a)の粘着剤層
を、反対面に上記(b)の粘着剤層を、それぞれ転写し
て、粘着テ―プ(2)を作製した。
【0042】このように作製した粘着テ―プ(1)を適
当な大きさに裁断して、一対のフアスナ―テ―プとし、
これを紙おむつ(ポリエチレン製)本体の後身部の左右
両側に上記(b)の粘着剤層を利用して取り付けた。ま
た、この紙おむつ本体の前身部には上記の粘着テ―プ
(2)をフロンタルテ―プとして、同じく上記(b)の
粘着剤層を利用して取り付け、図1に示す構造の紙おむ
つを作製した。
【0043】実施例2 四つ口セパラブルフラスコに攪拌機、温度計および水分
離管を付し、ポリカ―ボネ―トジオ―ル〔ダイセル化学
(株)製の「PLACCEL CD210PL」、水酸
基価:115KOHmg/g〕250g(水酸基:0.5
12当量)、アジピン酸37.44g(酸基:0.51
2当量)、触媒としてのDBTOを127mg仕込み、反
応水排出溶剤としての少量のトルエンの存在下、攪拌を
開始しながら180℃まで昇温し、この温度で保持し
た。しばらくすると、水の流出分離が認められ、反応が
進行し始めた。約30時間反応を続けて、重量平均分子
量が72,000となるポリエステルを得た。
【0044】このポリエステルをトルエンで固形分濃度
40重量%に希釈した。このポリエステル100部(固
形分)に対し、架橋剤としてトリメチロ―ルプロパンの
ヘキサメチレンジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレ
タン(株)製の「コロネ―トHL」〕3部(固形分)を
添加し、粘着剤溶液とした。この粘着剤溶液を、アプリ
ケ―タ―により剥離紙上に塗布し、130℃で5分間乾
燥したのち、アフタ―キユア―として、50℃の雰囲気
中で2日間のエ―ジングを行つて、厚さが30μmの
(a)の粘着剤層を形成した。この粘着剤層の溶剤不溶
分を、前記と同様の方法により測定したところ、81重
量%であつた。
【0045】このように形成した(a)の粘着剤層と、
実施例1で形成した(b)の粘着剤層とを、実施例1と
同様にして、PETフイルムの同一面または表裏両面に
転写することにより、二種の粘着テ―プ(1),(2)
を作製し、さらにこれらを用いて、実施例1と同様にし
て、紙おむつを作製した。
【0046】実施例3 四つ口セパラブルフラスコに攪拌機、温度計および水分
離管を付し、ポリカ―ボネ―トジオ―ル〔ダイセル化学
工業(株)製の「PLACCEL CD220PL」、
水酸基価:56.1KOHmg/g〕250g(水酸基:
0.25当量)、セバシン酸25.28g(酸基:0.
25当量)、触媒としてのDBTOを62mg仕込み、反
応水排出溶剤としての少量のキシレンの存在下、攪拌を
開始しながら180℃まで昇温し、この温度で保持し
た。しばらくすると、水の流出分離が認められ、反応が
進行し始めた。約20時間反応を続けて、重量平均分子
量が55,000となるポリエステルを得た。
【0047】このポリエステルをトルエンで固形分濃度
50重量%に希釈した。このポリエステル100部(固
形分)に対し、架橋剤としてヘキサメチレンジイソシア
ネ―ト3量体(イソシアヌレ―ト)〔日本ポリウレタン
(株)製の「コロネ―トHX」〕3部(固形分)を添加
し、粘着剤溶液とした。この粘着剤溶液を、アプリケ―
タ―により剥離紙上に塗布し、130℃で5分間乾燥し
たのち、アフタ―キユア―として、50℃の雰囲気中で
2日間のエ―ジングを行い、厚さが30μmの(a)の
粘着剤層を形成した。この粘着剤層の溶剤不溶分を、前
記と同様の方法により測定したところ、88重量%であ
つた。
【0048】このように形成した(a)の粘着剤層と、
実施例1で形成した(b)の粘着剤層とを、実施例1と
同様にして、PETフイルムの同一面または表裏両面に
転写することにより、二種の粘着テ―プ(1),(2)
を作製し、さらにこれらを用いて、実施例1と同様にし
て、紙おむつを作製した。
【0049】実施例4 実施例3で得たポリエステル100部(固形分)に対
し、実質的な架橋剤としてトリメチロ―ルプロパントリ
アクリレ―ト5部を添加し、粘着剤溶液とした。この粘
着剤溶液を、アプリケ―タ―により剥離紙上に塗布し、
100℃で5分間乾燥したのち、電子線を5Mard照
射して、厚さが30μmの(a)の粘着剤層を形成し
た。この粘着剤層の溶剤不溶分を、前記と同様の方法に
より測定したところ、66重量%であつた。
【0050】このように形成した(a)の粘着剤層と、
実施例1で形成した(b)の粘着剤層とを、実施例1と
同様にして、PETフイルムの同一面または表裏両面に
転写することにより、二種の粘着テ―プ(1),(2)
を作製し、さらにこれらを用いて、実施例1と同様にし
て、紙おむつを作製した。
【0051】比較例1 実施例3で得たポリエステル100部(固形分)に、架
橋剤としてジフエニルメタンジイソシアネ―ト〔日本ポ
リウレタン(株)製の「ミリオネ―トMT」〕2部(固
形分)を添加し、粘着剤溶液とした。この粘着剤溶液
を、アプリケ―タ―により剥離紙上に塗布し、130℃
で5分間乾燥したのち、アフタ―キユア―として、50
℃の雰囲気中で2日間のエ―ジングを行つて、厚さが3
0μmの(a´)の粘着剤層を形成した。この粘着剤層
の溶剤不溶分を、前記と同様の方法により測定したとこ
ろ、15重量%であつた。
【0052】このように形成した(a´)の粘着剤層
と、実施例1で形成した(b)の粘着剤層とを、実施例
1と同様にして、PETフイルムの同一面または表裏両
面に転写することにより、二種の粘着テ―プ(1),
(2)を作製し、さらにこれらを用いて、実施例1と同
様にして、紙おむつを作製した。
【0053】比較例2 スチレン−イソプレン−スチレンブロツクポリマ―〔シ
エル化学(株)製の「カリフレツクスTR−110
7」〕100部、石油系樹脂50部、フエノ―ル系老化
防止剤1部を、トルエン150部に溶解し、粘着剤溶液
とした。これをアプリケ―タ―により剥離紙上に塗布
し、100℃で3分間乾燥して、厚さ30μmの(c)
の粘着剤層を形成した。この粘着剤層の溶剤不溶分を、
前記と同様の方法により測定したところ、0重量%であ
つた。
【0054】このように形成した(c)の粘着剤層と、
実施例1で形成した(b)の粘着剤層とを、実施例1と
同様にして、PETフイルムの同一面または表裏両面に
転写することにより、二種の粘着テ―プ(1),(2)
を作製し、さらにこれらを用いて、実施例1と同様にし
て、紙おむつを作製した。
【0055】以上の実施例1〜4および比較例1,2の
各紙おむつについて、フアスナ―テ―プとフロンタルテ
―プとの粘着面同士の初期剥離力(自着性)および24
時間後の剥離力(再剥離性)と、両テ―プのタツクフリ
―性、紙おむつ表面への非接着性、両テ―プ貼り付け後
の剥離感を、下記の方法により、測定し、評価した。こ
れらの結果は、表1に示されるとおりであつた。
【0056】<初期剥離力(自着性)の測定>試験テ―
プとして、剥離紙上に(a)の粘着剤層〔比較例1では
(a´)の粘着剤層、比較例2では(c)の粘着剤層〕
を形成したものについて、これをPETフイルムで裏打
ちして、用いた。この試験テ―プを幅20mm、長さ15
0mmとし、中央部で粘着面同士を2Kgロ―ラで貼り合わ
せ、雰囲気温度23℃、貼り付け20分後、剥離速度3
00mm/分の条件で、剥離力を測定した。
【0057】<24時間後の剥離力(再剥離性)の測定
>初期剥離力(自着性)の測定の場合と同様の試験テ―
プを用いて、この試験テ―プを幅20mm、長さ150mm
とし、雰囲気温度23℃にて、中央部で粘着面同士を2
Kgロ―ラで貼り合わせ、上記と同じ温度で24時間保存
したのち、剥離速度300mm/分の条件で、剥離力を測
定した。
【0058】<タツクフリ―性の評価>紙おむつのフア
スナ―テ―プおよびフロンタルテ―プの粘着面〔実施例
1〜4では(a)の粘着剤層、比較例1では(a´)の
粘着剤層、比較例2では(c)の粘着剤層〕に指で触
れ、タツクがないと感じられる場合を○、タツクがある
と感じられる場合を×、と評価した。
【0059】<紙おむつ表面への非接着性の評価>紙お
むつのフアスナ―テ―プおよびフロンタルテ―プの粘着
面(前記と同じ)を、紙おむつ(ポリエチレン製)本体
の表面に手で押圧したのち、手で引き剥がしたときに、
紙おむつ本体に接着せず、紙おむつが破れない場合を
○、紙おむつ本体に接着して、紙おむつが破れてしまう
場合を×、と評価した。
【0060】<両テ―プ貼り付け後の剥離感の評価>紙
おむつのフアスナ―テ―プをフロンタルテ―プに手で押
圧して粘着面(前記と同じ)同士で貼り付けたのち、2
4時間後に手で剥離したときに、良好に剥離できる場合
を○、剥離が重たくて剥離しにくいものを×、と評価し
た。
【0061】なお、下記の表1には、参考のために、市
販される紙おむつ製品について、そのフアスナ―テ―プ
の粘着特性などに関して、上記の測定,評価方法に準じ
て、性能試験を行い、これらの結果を併記した。
【0062】
【0063】上記表1から明らかなように、本発明の実
施例1〜4で作製した紙おむつは、フアスナ―テ―プお
よびフロンタルテ―プの粘着面がタツクフリ―であつ
て、かつ粘着面同士の剥離力が初期および24時間後に
おいて適正な範囲にあるため、紙おむつ本体表面への貼
り間違いを生じることなく、身体に対し良好に装着,固
定できるとともに、その再剥離も容易であることがわか
る。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、基材
上に二種の粘着剤層を設け、一方の粘着剤層を、室温で
非粘着ないし微粘着(タツクフリ―)であるが、粘着面
同士の接着性(自着性)があり、しかも再剥離が可能な
構成とすることにより、従来のフアスナ―テ―プにみら
れたような貼り間違いなどの問題を生じることのない、
紙おむつなどの各種物品の固定、結束、梱包用などの本
来の機能を十分に発揮する実用性にすぐれた粘着シ―ト
類を提供することができる。また、とくにこの粘着シ―
ト類を用いたフアスニングシステムを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着シ―ト類を適用した紙おむつを示
す背面図である。
【図2】フアスナ―テ―プの構成を示す図1のII−II線
断面図である。
【図3】フロンタルテ―プの構成を示す図1のIII −II
I 線断面図である。
【図4】フロンタルテ―プにフアスナ―テ―プを接着し
て紙おむつを身体に固定するフアスニングシステムを示
す断面図である。
【図5】フアスナ―テ―プにリリ―ステ―プを取り付け
た構成を示す断面図である。
【符号の説明】
X,X フアスナ―テ―プ(粘着シ―ト類) Y フロンタルテ―プ(粘着シ―ト類) W リリ―ステ―プ(粘着シ―ト類) Z 紙おむつ本体 1 基材 (a) 室温で非粘着ないし微粘着の粘着剤層 (b) 上記とは異なる粘着剤層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材とこの基材上に設けられた二種の粘
    着剤層とからなり、一方の粘着剤層が、(a)つぎの
    式; (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
    基である)で表わされる繰り返し単位を有するポリカ―
    ボネ―ト構造を持つポリマ―を主成分とし、粘着面同士
    の剥離力が貼り付け当初および24時間後において10
    0〜2,000g/20mm幅である室温で非粘着ないし
    微粘着の粘着剤層からなり、他方の粘着剤層が、(b)
    上記ポリマ―とは異なる粘着性ポリマ―を主成分とした
    粘着剤層からなることを特徴とする粘着シ―ト類。
  2. 【請求項2】 基材の同一面に(a)の粘着剤層と
    (b)の粘着剤層とが並設されてなる請求項1に記載の
    粘着シ―ト類。
  3. 【請求項3】 基材の片面に(a)の粘着剤層が、反対
    面に(b)の粘着剤層が、それぞれ設けられてなる請求
    項1に記載の粘着シ―ト類。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の粘着シ―ト類と請求項
    3に記載の粘着シ―ト類とが複合一体化された構造の粘
    着シ―ト類。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載の粘着シ―ト類の2
    枚を用いて、両シ―ト類の(a)の粘着剤層同士の接着
    性(自着性)にて被固定物品を再剥離可能に固定するフ
    アスニングシステム。
JP33377596A 1996-12-13 1996-12-13 粘着シ―ト類とこれを用いたフアスニングシステム Expired - Fee Related JP3681243B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33377596A JP3681243B2 (ja) 1996-12-13 1996-12-13 粘着シ―ト類とこれを用いたフアスニングシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33377596A JP3681243B2 (ja) 1996-12-13 1996-12-13 粘着シ―ト類とこれを用いたフアスニングシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10168399A true JPH10168399A (ja) 1998-06-23
JP3681243B2 JP3681243B2 (ja) 2005-08-10

Family

ID=18269825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33377596A Expired - Fee Related JP3681243B2 (ja) 1996-12-13 1996-12-13 粘着シ―ト類とこれを用いたフアスニングシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3681243B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000044902A (ja) * 1998-07-31 2000-02-15 Nitto Denko Corp カイロ用粘着部材、及びこれを備えてなる使い捨てカイロ
EP1092759A3 (en) * 1999-10-13 2001-05-02 Nitto Denko Corporation Pressure-sensitive adhesive tape, disposable diaper using the same and structure for attaching a tape to the chassis of a disposable diaper
JP2002194314A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Nitto Denko Corp 粘着剤組成物とその粘着シート
WO2002086004A1 (fr) * 2001-04-17 2002-10-31 Lintec Corporation Feuille adhesive et procede de fabrication
JP2009184697A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Kuraray Kuraflex Co Ltd 不織布、梱包材および梱包方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000044902A (ja) * 1998-07-31 2000-02-15 Nitto Denko Corp カイロ用粘着部材、及びこれを備えてなる使い捨てカイロ
EP1092759A3 (en) * 1999-10-13 2001-05-02 Nitto Denko Corporation Pressure-sensitive adhesive tape, disposable diaper using the same and structure for attaching a tape to the chassis of a disposable diaper
US6511466B1 (en) 1999-10-13 2003-01-28 Nitto Denko Corporation Pressure-sensitive adhesive tape, disposable diaper using the same and structure for attaching a tape to the chassis of a disposable diaper
JP2002194314A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Nitto Denko Corp 粘着剤組成物とその粘着シート
WO2002086004A1 (fr) * 2001-04-17 2002-10-31 Lintec Corporation Feuille adhesive et procede de fabrication
JP2009184697A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Kuraray Kuraflex Co Ltd 不織布、梱包材および梱包方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3681243B2 (ja) 2005-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0816462B1 (en) Pressure-sensitive adhesive composition and pressure-sensitive adhesive sheets made therefrom, and sealants, reinforcing sheets and pressure-sensitive adhesive sheets for printing produced therefrom
KR100216433B1 (ko) 재부착할 수 있는 접착 테이프
EP0808885B1 (en) Pressure-sensitive adhesive compostion and pressure-sensitive adhesive sheets
EP0571548A1 (en) Temperature zone specific pressure-sensitive adhesive compositions, and adhesive assemblies and methods of use associated therewith
JP4099220B2 (ja) 粘着シート類
JP4446508B2 (ja) 粘着材
JP3681243B2 (ja) 粘着シ―ト類とこれを用いたフアスニングシステム
JPH1129751A (ja) 両面粘着シ―ト類
JP2000239632A (ja) 強接着再剥離型粘着剤及び粘着テープ
JP4162286B2 (ja) 粘着剤組成物とその粘着シ―ト類
JPH10158618A (ja) 感圧性接着剤組成物
JPH08333554A (ja) 粘着テープもしくはフィルム
JP4044627B2 (ja) 粘着シート類
JP4172835B2 (ja) ゴム系感圧接着剤組成物
JPH10183078A (ja) 粘着テープまたはシート
JP2005154782A (ja) 粘着シート類
JPH11269439A (ja) 強接着再剥離型粘着剤及び強接着再剥離型粘着テープ
JPH06145611A (ja) 研磨材固定用テープ
JPH10152655A (ja) 被覆保護用粘着シ―ト類と被覆保護方法
JP3874498B2 (ja) フアスニングシステム
JPH10287858A (ja) 自着性粘着剤及びその粘着部材
JPH11116931A (ja) 熱活性型感圧接着剤組成物及び熱活性型感圧接着テープ
JPH09111202A (ja) 再剥離用粘着テープもしくは粘着剤、及びこれらを用いたファスニングシステム
JP2002180023A (ja) 粘着剤組成物とその粘着シート
JPH1088082A (ja) 印刷可能な粘着体と印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A521 Written amendment

Effective date: 20050329

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050517

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080527

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees