JPH10168059A - 1−アルキル−2−メチルインドールの製造方法 - Google Patents

1−アルキル−2−メチルインドールの製造方法

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JPH10168059A
JPH10168059A JP8342665A JP34266596A JPH10168059A JP H10168059 A JPH10168059 A JP H10168059A JP 8342665 A JP8342665 A JP 8342665A JP 34266596 A JP34266596 A JP 34266596A JP H10168059 A JPH10168059 A JP H10168059A
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JP
Japan
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methylindole
alkyl
alkylating agent
solution
group
Prior art date
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Pending
Application number
JP8342665A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Harada
裕昭 原田
Yasuhisa Iwasaki
泰久 岩崎
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Yamamoto Chemicals Inc
Original Assignee
Yamamoto Chemicals Inc
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Indole Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 苛性ソーダあるいは苛性カリ、相間移動触
媒、および水の混合物中に、不活性溶媒の存在下あるい
は不存在下に、アルキル化剤および2−メチルインドー
ルを添加することを特徴とする1−アルキル−2−メチ
ルインドールの製造方法。 【効果】 本発明により2−メチルインドールから1−
アルキル−2−メチルインドールを高純度、高収率に、
かつ反応温度制御を容易に製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−メチルインド
ールを出発物質とする1−アルキル−2−メチルインド
ールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インドールの1−位をアルキル化する方
法としては、従来より種々の方法が知られている。例え
ば、Synthesis,124(1976)およびS
ynthesis,414(1976)には、インドー
ル、50%苛性ソーダ水溶液、相間移動触媒およびアル
キル化剤の混合物を溶剤の存在下あるいは不存在下で反
応する方法が開示されている。又、Synthesi
s,617(1979)、J.Org.Chem.,4
5,(1980)、Synthesis,461(198
1)および Bull.Chem.Soc.Japa
n,56,280 (1983)には、インドール、苛性
カリあるいはt−ブトキシカリウム、相間移動触媒、お
よび溶剤の混合物中にアルキル化剤を滴下する方法が開
示されている。しかしながら、これらの何れの方法にお
いても3−置換体および1,3−ジ置換体の副生を抑制
することは困難である。また、これら副生物の分離、除
去は困難であり、効率的に高純度の1−置換体のみを得
ることはできない。
【0003】特開平5−140101号公報にはアルキ
ル化剤、苛性ソーダあるいは苛性カリ、相間移動触媒、
および水の混合物中に、不活性溶媒の存在下あるいは不
存在下に、2−メチルインドールを徐々に添加して1−
アルキル−2−メチルインドールを製造する方法が開示
されている。この方法によれば副生物の生成を抑制して
目的物を高収率、高純度で得ることができるが、設定反
応温度が高く反応スケールが非常に大きい場合には、反
応温度の制御が困難になったり、目的物の収率が低下す
る場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、2−
メチルインドールから1−アルキル−2−メチルインド
ールを製造する方法に於いて、1−アルキル−2−メチ
ルインドールを高純度、高収率で得られ、かつ反応温度
制御が容易な方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、苛性ソーダあ
るいは苛性カリ、相間移動触媒、および水の混合物中
に、不活性溶媒の存在下あるいは不存在下に、アルキル
化剤および2−メチルインドールを添加することを特徴
とする1−アルキル−2−メチルインドールの製造方法
に関する。
【0006】本発明において、アルキル化剤としては、
塩化アルキル、臭化アルキル、ヨウ化アルキルおよび硫
酸ジアルキルなどが何れも好ましく用いられる。これら
アルキル化剤中のアルキル基としては、特に制限される
ものではないが、炭素数1〜12個の直鎖あるいは分枝
アルキル基が好ましい。これらアルキル基の具体例とし
ては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−
プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、se
c.−ブチル基、n−ペンチル基、iso−ペンチル
基、sec.−ペンチル基、neo−ペンチル基、n−
ヘキシル基、シクロヘキシル基、iso−ヘキシル基、
n−ヘプチル基、3−(2,4−ジメチル)ペンチル
基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、2−
(1,3−ジイソプロピル)プロピル基、n−デシル
基、n−ドデシル基等が挙げられる。
【0007】アルキル化剤の使用量は、2−メチルイン
ドール1モルに対して1モル以上であれば特に制限され
るものではないが、経済的には1〜1.5モルが好まし
い。
【0008】苛性ソーダあるいは苛性カリは、系中の水
と共に計算して、45〜65%濃度として用いるのが好
ましい。苛性ソーダあるいは苛性カリの使用量は、アル
キル化剤の使用量に依存し、アルキル化剤1モルに対し
て1モル当量以上であれば特に制限はないが、経済的に
は2〜5モル当量使用するのが好ましい。
【0009】相間移動触媒としては、特に制限されるも
のではないが、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム、
塩化メチルトリオクチルアンモニウム、テトラブチルア
ンモニウム硫酸水素塩などの四級アンモニウム塩、トリ
エチルアミン、トリブチルアミン、トリオクチルアミン
などのトリアルキルアミン等が好ましく用いられる。こ
れらの使用量は、2−メチルインドール1モルに対し
て、0.01〜0.1モル用いるのが好ましい。
【0010】不活性溶媒としては、特に制限されるもの
ではないが、ベンゼン、トルエン、キシレン等が好まし
く用いられる。不活性溶媒は不可欠なものではないが、
反応の進行を円滑にする利点がある。
【0011】不活性溶媒の存在下に反応を行う方法とし
ては、苛性ソーダまたは苛性カリ、相間移動触媒、およ
び水の混合物にあらかじめ不活性溶媒を共存させておい
てもよいし、アルキル化剤または/および2−メチルイ
ンドールと混合溶解した溶液として反応系内に添加して
もよく、またこの両方の方法を同時に行うものであって
もよい。2−メチルインドールを添加する際には、これ
らの不活性溶媒に溶解した溶液として滴下する方が作業
上好ましい。
【0012】アルキル化剤および2−メチルインドール
の添加あるいは滴下は、それぞれを独立に、並行してお
こなってもよいし、あるいは両者を混合した後におこな
ってもよい。添加あるいは滴下に要する時間は、アルキ
ル化剤の種類により異なるが、一般的には1〜15時間
かけて徐々に行う。
【0013】反応温度はアルキル化剤の種類に依存し、
例えば硫酸ジアルキルの場合は20〜50℃、ハロゲン
化アルキルの場合は50〜100℃が好ましい。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0015】実施例1 1−エチル−2−メチルインド
ールの製造 50%苛性ソーダ水溶液25.5g、固形苛性ソーダ
7.5g、およびトリエチルアミン0.5g中に撹拌
下、2−メチルインドール15gをトルエン30mlに
溶解した溶液と、硫酸ジエチル20.3gを、別々の滴
下ロートに入れ、並行して、内温約45℃を保って4時
間を要して滴下した。次いで、同温度で更に4時間撹拌
した。湯50mlを添加し、80℃で1時間撹拌後、ト
ルエン層を分取、湯洗、濃縮した。残留物を減圧蒸留
し、沸点140〜142℃/11mmHgの溜分を分取
して、淡黄色液体17.2gを得た。このものは、GC
分析の結果、面積比として、1−エチル−2−メチルイ
ンドール99.2%および1,3−ジエチル−2−メチ
ルインドール0.8%を示した。
【0016】比較例1 1−エチル−2−メチルインド
ールの製造 2−メチルインドール15gをトルエン30mlに溶解
し、50%苛性ソーダ水溶液25.5g、固形苛性ソー
ダ7.5gおよびトリエチルアミン0.5gを添加後、
撹拌下硫酸ジエチル20.3gを内温約45℃を保って
2時間を要して滴下した。次いで、同温度で更に4時間
撹拌した。湯50mlを添加し、80℃で1時間撹拌
後、トルエン層を分取、湯洗、濃縮した。残留物を減圧
蒸留し、沸点128〜133℃/10mmHgの溜分を
分取して、淡黄色液体17.4gを得た。このものは、
GC分析の結果、面積比として、1−エチル−2−メチ
ルインドール94.3%、1,3−ジエチル−2−メチ
ルインドール4.5%、2−メチル−3−エチルインド
ール0.6%およびその他0.2%を示した。
【0017】実施例2 1−n−ブチル−2−メチルイ
ンドールの製造 50%苛性ソーダ水溶液21.6g、固形苛性ソーダ
6.6g、および60%塩化ベンジルトリエチルアンモ
ニウム水溶液1g中に撹拌下、2−メチルインドール1
3.1gをトルエン25mlに溶解した溶液と臭化−n
−ブチル16.5gを、別々の滴下ロートに入れ、並行
して、内温約85℃を保って7時間を要して滴下した。
次いで、同温度で更に2時間撹拌した。湯50mlを添
加し、80℃で1時間撹拌後、トルエン層を分取、湯
洗、濃縮した。残留物を減圧蒸留し、沸点136〜14
2℃/6mmHgの溜分を分取して、淡黄色液体17.
7gを得た。このものは、GC分析の結果、面積比とし
て、1−n−ブチル−2−メチルインドール96.8
%、1,3−ジ−n−ブチル−2−メチルインドール
2.9%およびその他0.3%を示した。
【0018】比較例2 1−n−ブチル−2−メチルイ
ンドールの製造 2−メチルインドール13.1gをトルエン25mlに
溶解し、50%苛性ソーダ水溶液21.6g、固形苛性
ソーダ6.6g、および60%塩化ベンジルトリエチル
アンモニウム水溶液1gおよび臭化−n−プロピル1
6.5gを添加後、内温約85℃で9時間撹拌した。湯
50mlを添加し、80℃で1時間撹拌後、トルエン層
を分取、湯洗、濃縮した。残留物を減圧蒸留し、沸点1
36〜148℃/6mmHgの溜分を分取して、淡黄色
液体16.4gを得た。このものは、GC分析の結果、
面積比として、2−メチルインドール0.4%、1−n
−ブチル−2−メチルインドール85.0%、1,3−
ジ−n−ブチル−2−メチルインドール9.9%、2−
メチル−3−n−ブチルインドール4.2%およびその
他0.5%を示した。
【0019】実施例3 1−n−オクチル−2−メチル
インドールの製造 50%苛性ソーダ水溶液21.6g、固形苛性ソーダ
6.6g、およびトリエチルアミン2g中に撹拌下、2
−メチルインドール13.1gをトルエン25mlに溶
解した溶液と臭化−n−オクチル21.3gを、別々の
滴下ロートに入れて、並行して、内温約85℃を保って
7時間を要して滴下した。次いで、同温度で更に3時間
撹拌した。湯50mlを添加し、80℃で1時間撹拌
後、トルエン層を分取、湯洗、濃縮した。残留物を減圧
蒸留し、沸点150〜152℃/3mmHgの溜分を分
取して、淡黄色液体22.4gを得た。このものは、G
C分析の結果、面積比として、2−メチルインドール
0.3%、1−n−オクチル−2−メチルインドール9
5.4%、1,3−ジ−n−オクチル−2−メチルイン
ドール2.4%、およびその他1.9%を示した。
【0020】比較例3 1−n−オクチル−2−メチル
インドールの製造 2−メチルインドール13.1gをトルエン25mlに
溶解し、50%苛性ソーダ水溶液21.6g、固形苛性
ソーダ6.6g、トリエチルアミン2g、臭化−n−オ
クチル21.3gを添加後、内温約85℃で10時間撹
拌した。湯50mlを添加し、80℃で1時間撹拌後、
トルエン層を分取、湯洗、濃縮した。残留物を減圧蒸留
し、沸点118〜156℃/3mmHgの溜分を分取し
て、淡黄色液体20.4gを得た。このものは、GC分
析の結果、面積比として、2−メチルインドール1.4
%、1−n−オクチル−2−メチルインドール87.1
%、1,3−ジ−n−オクチル−2−メチルインドール
2.1%、2−メチル−3−n−オクチルインドール
4.8%およびその他4.6%を示した。
【0021】実施例1−3および比較例1−3のGC分
析結果を下記の表1に再示する。
【0022】
【表1】
【0023】A:2−メチルインドール、B:1−アル
キル−2−メチルインドール、C:1,3−ジアルキル
−2−メチルインドール、D:2−メチル−3−アルキ
ルインドール、E:その他
【0024】
【発明の効果】本発明により2−メチルインドールから
1−アルキル−2−メチルインドールを高純度、高収率
に、かつ反応温度制御を容易に製造することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苛性ソーダあるいは苛性カリ、相間移動
    触媒、および水の混合物中に、不活性溶媒の存在下ある
    いは不存在下に、アルキル化剤および2−メチルインド
    ールを添加することを特徴とする1−アルキル−2−メ
    チルインドールの製造方法。
  2. 【請求項2】 2−メチルインドールを不活性溶媒に溶
    解した溶液として滴下する請求項1の製造方法。
  3. 【請求項3】 不活性溶媒がトルエンである、請求項2
    の製造方法。
JP8342665A 1996-12-06 1996-12-06 1−アルキル−2−メチルインドールの製造方法 Pending JPH10168059A (ja)

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