JPH1016786A - ハンドカート - Google Patents
ハンドカートInfo
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- JPH1016786A JPH1016786A JP8185296A JP18529696A JPH1016786A JP H1016786 A JPH1016786 A JP H1016786A JP 8185296 A JP8185296 A JP 8185296A JP 18529696 A JP18529696 A JP 18529696A JP H1016786 A JPH1016786 A JP H1016786A
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- Japan
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- handle
- support rod
- frame
- hand cart
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- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 狭い場所でも多段に積み重ねて保管でき、保
管時及び使用時に手数を要しないハンドカートを提供す
る。 【解決手段】 フレーム2の後端にハンドル10を起伏
自在に取着し、俯伏してフレーム2内に挿入し収納可能
にする。フレーム2の下面、左右の中央部に一対の座板
4を固着して下面に固定型車輪6を取着し、前後の中央
部に一対の座板5を固着して下面に旋回型車輪7を取着
する。フレーム2の四隅に転倒防止用の支え棒8を固設
し、上面をフレーム2の上面より下げ、下面は地面に対
して隙間を設ける。ハンドル10を収納して積み重ねる
と上側の支え棒8の下面は下側の支え棒8の上面に当接
し、車輪6、7と座板4、5の間には隙間ができ、安定
して多段に積み重ねできる。
管時及び使用時に手数を要しないハンドカートを提供す
る。 【解決手段】 フレーム2の後端にハンドル10を起伏
自在に取着し、俯伏してフレーム2内に挿入し収納可能
にする。フレーム2の下面、左右の中央部に一対の座板
4を固着して下面に固定型車輪6を取着し、前後の中央
部に一対の座板5を固着して下面に旋回型車輪7を取着
する。フレーム2の四隅に転倒防止用の支え棒8を固設
し、上面をフレーム2の上面より下げ、下面は地面に対
して隙間を設ける。ハンドル10を収納して積み重ねる
と上側の支え棒8の下面は下側の支え棒8の上面に当接
し、車輪6、7と座板4、5の間には隙間ができ、安定
して多段に積み重ねできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物運搬用の手押
し台車(以下、ハンドカートとする)に関する。
し台車(以下、ハンドカートとする)に関する。
【0002】
【従来の技術】走行用車輪と手押し用のハンドルとを積
載台に備える荷物運搬用のハンドカートは各種実用化さ
れている。一例として特開平7−40357号公報や特
開昭60−131461号公報に提案されたものを掲げ
る。
載台に備える荷物運搬用のハンドカートは各種実用化さ
れている。一例として特開平7−40357号公報や特
開昭60−131461号公報に提案されたものを掲げ
る。
【0003】特開平7−40357号公報のものは、平
面長方形状の台車の長手方向両端部側に手押し把手を取
外し自在に設けてある。そしてこれにより、台車に畳を
積載して移動する際の操作性を良くすると共に、台車に
畳を積込み、また積降しの作業性を向上している。
面長方形状の台車の長手方向両端部側に手押し把手を取
外し自在に設けてある。そしてこれにより、台車に畳を
積載して移動する際の操作性を良くすると共に、台車に
畳を積込み、また積降しの作業性を向上している。
【0004】特開昭60−131461号公報のもの
は、軽量部材で組立られ、軽量で変形し難く、4個の車
輪と、台車の長手方向両端部に手押し把手とを有してい
る。そしてこれにより、不使用時には、側枠等を取外し
て台車のみを多段に積み重ねておくもので、軽量で狭隘
な場所に多数保管しておくことが可能になっている。
は、軽量部材で組立られ、軽量で変形し難く、4個の車
輪と、台車の長手方向両端部に手押し把手とを有してい
る。そしてこれにより、不使用時には、側枠等を取外し
て台車のみを多段に積み重ねておくもので、軽量で狭隘
な場所に多数保管しておくことが可能になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では、次のような問題がある。 (1)特開平7−40357号公報のものは、不使用時
の台車保管時、台車を平面上に並べて置くため、多くの
面積を必要とする。 (2)特開昭60−131461号公報のものは、不使
用時の台車保管時、側枠等を取外して積み重ねるため、
作業に手数を要し、また把手は取外して別に保管しなけ
ればならず、使用時及び保管時、共に手数と余分な場所
とが必要となる。
では、次のような問題がある。 (1)特開平7−40357号公報のものは、不使用時
の台車保管時、台車を平面上に並べて置くため、多くの
面積を必要とする。 (2)特開昭60−131461号公報のものは、不使
用時の台車保管時、側枠等を取外して積み重ねるため、
作業に手数を要し、また把手は取外して別に保管しなけ
ればならず、使用時及び保管時、共に手数と余分な場所
とが必要となる。
【0006】本発明は上記従来技術の問題点に着目し、
狭い場所でも多段に積み重ねて保管でき、保管時及び使
用時に手数を要しないハンドカートを提供することを目
的としている。
狭い場所でも多段に積み重ねて保管でき、保管時及び使
用時に手数を要しないハンドカートを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段および効果】上記の目的を
達成するために、手押し車の第1発明は、走行用車輪と
手押し用のハンドルとを積載台に備えるハンドカートに
おいて、(a) 積載台に下方へ向けて転倒防止用の支え棒
を備えると共に、(b) 積載台の上面に、複数のハンドカ
ートを積み重ねたときに、上側のハンドカートの支え棒
の先端を挿嵌して相互の位置決めを行う支え棒用凹部
と、上側のハンドカートの走行用車輪の下部を潜入させ
る車輪用凹部とを備え、かつ前記車輪用凹部の内面と上
側のハンドカートの走行用車輪の下部外面との間に隙間
を有することを特徴としている。
達成するために、手押し車の第1発明は、走行用車輪と
手押し用のハンドルとを積載台に備えるハンドカートに
おいて、(a) 積載台に下方へ向けて転倒防止用の支え棒
を備えると共に、(b) 積載台の上面に、複数のハンドカ
ートを積み重ねたときに、上側のハンドカートの支え棒
の先端を挿嵌して相互の位置決めを行う支え棒用凹部
と、上側のハンドカートの走行用車輪の下部を潜入させ
る車輪用凹部とを備え、かつ前記車輪用凹部の内面と上
側のハンドカートの走行用車輪の下部外面との間に隙間
を有することを特徴としている。
【0008】第1発明によれば、積載台に下方へ向けて
転倒防止用の支え棒を備えているため、積載台に荷積み
したときの安定性を確保できる。さらに積載台の上面
に、複数のハンドカートを積み重ねたときに上側のハン
ドカートの支え棒の先端を挿嵌して相互の位置決めを行
う支え棒用凹部と、同じく上側のハンドカートの走行用
車輪の下方を潜入させる車輪用凹部とを備えているた
め、ハンドカートの不使用時に複数のハンドカートを積
み重ねたとき、位置決めが簡単で、安定した姿勢で、か
つ狭い場所での保管が可能である。しかも車輪用凹部の
内面と、上側のハンドカートの走行用車輪の下部外面と
の間に隙間を有しているため、ハンドカートの不使用時
に複数のハンドカートを積重ねたとき、走行用車輪が浮
動状態となるため、走行用車輪が経時的に歪んだり、ま
たハンドカートが押されてハンドカート上を転動して積
み重ねが崩れることもなく安全である。尚、手押し運搬
の他にフォークリフトでの運搬も可能であり、フォーク
の差し込みは四方向からでき、作業性が良い。
転倒防止用の支え棒を備えているため、積載台に荷積み
したときの安定性を確保できる。さらに積載台の上面
に、複数のハンドカートを積み重ねたときに上側のハン
ドカートの支え棒の先端を挿嵌して相互の位置決めを行
う支え棒用凹部と、同じく上側のハンドカートの走行用
車輪の下方を潜入させる車輪用凹部とを備えているた
め、ハンドカートの不使用時に複数のハンドカートを積
み重ねたとき、位置決めが簡単で、安定した姿勢で、か
つ狭い場所での保管が可能である。しかも車輪用凹部の
内面と、上側のハンドカートの走行用車輪の下部外面と
の間に隙間を有しているため、ハンドカートの不使用時
に複数のハンドカートを積重ねたとき、走行用車輪が浮
動状態となるため、走行用車輪が経時的に歪んだり、ま
たハンドカートが押されてハンドカート上を転動して積
み重ねが崩れることもなく安全である。尚、手押し運搬
の他にフォークリフトでの運搬も可能であり、フォーク
の差し込みは四方向からでき、作業性が良い。
【0009】第2発明は、上記第1発明において、走行
用車輪は、2個の固定型車輪と、2個の旋回型車輪とを
含むことを特徴としている。
用車輪は、2個の固定型車輪と、2個の旋回型車輪とを
含むことを特徴としている。
【0010】第2発明によれば、手押し走行時の方向転
換を容易に行え、操作性が向上する。特に前後に旋回型
車輪を、かつ左右に固定型車輪を設ければ、又は左右に
旋回型車輪を、かつ前後に固定型車輪を設ければ、軽い
操作力で信地旋回が可能となり、また狭いヤードでの作
業性も向上する。
換を容易に行え、操作性が向上する。特に前後に旋回型
車輪を、かつ左右に固定型車輪を設ければ、又は左右に
旋回型車輪を、かつ前後に固定型車輪を設ければ、軽い
操作力で信地旋回が可能となり、また狭いヤードでの作
業性も向上する。
【0011】第3発明は、走行用車輪と手押し用のハン
ドルとを積載台に備えるハンドカートにおいて、ハンド
ルを起伏自在に支持すると共に、ハンドルを俯伏させて
積載台の側面、下面及び内部のいずれかに沿ってハンド
ルを収納可能に支持する支持装置を備えたことを特徴と
している。
ドルとを積載台に備えるハンドカートにおいて、ハンド
ルを起伏自在に支持すると共に、ハンドルを俯伏させて
積載台の側面、下面及び内部のいずれかに沿ってハンド
ルを収納可能に支持する支持装置を備えたことを特徴と
している。
【0012】第3発明によれば、使用時にはハンドルを
起立させ、一方保管時にはハンドルを俯伏させて積載台
の側面、下面及び内部のいずれかに沿って挿入して格納
できる。このため使用時及び保管時の操作が簡単で手数
がかからず、また保管時には狭い面積で複数のハンドカ
ートを多段に積み重ねることが可能である。また積載台
の上面に突起がないため、360°の方向からの荷積み
することも可能となる。尚、本第3発明を上記第1及び
第2発明に適用すれば、夫々の効果が相乗的に得られ
る。
起立させ、一方保管時にはハンドルを俯伏させて積載台
の側面、下面及び内部のいずれかに沿って挿入して格納
できる。このため使用時及び保管時の操作が簡単で手数
がかからず、また保管時には狭い面積で複数のハンドカ
ートを多段に積み重ねることが可能である。また積載台
の上面に突起がないため、360°の方向からの荷積み
することも可能となる。尚、本第3発明を上記第1及び
第2発明に適用すれば、夫々の効果が相乗的に得られ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るハンドカート
の事例を図面を参照して詳述する。
の事例を図面を参照して詳述する。
【0014】図1はハンドカートの第1事例1の平面
図、図2は側面図であり、共に使用状態を示している。
複数の角型中空材3によって枠状に構成されたフレーム
2(即ち、前記積載台)の後方端にはハンドル10が起
伏自在に取着されている。フレーム2の左右の中央部下
面には左右一対の座板4、4が固着され、前後の中央部
下面には前後一対の座板5、5が固着されている。そし
て座板4、4の裏側に固定型車輪6、6が夫々取着さ
れ、座板5、5の裏側に旋回型車輪7、7が夫々取着さ
れている。従ってハンドル10を押し引きして移動する
とき、走行及び旋回を容易に行うことができる。尚、こ
の場合の旋回は信地旋回となる。
図、図2は側面図であり、共に使用状態を示している。
複数の角型中空材3によって枠状に構成されたフレーム
2(即ち、前記積載台)の後方端にはハンドル10が起
伏自在に取着されている。フレーム2の左右の中央部下
面には左右一対の座板4、4が固着され、前後の中央部
下面には前後一対の座板5、5が固着されている。そし
て座板4、4の裏側に固定型車輪6、6が夫々取着さ
れ、座板5、5の裏側に旋回型車輪7、7が夫々取着さ
れている。従ってハンドル10を押し引きして移動する
とき、走行及び旋回を容易に行うことができる。尚、こ
の場合の旋回は信地旋回となる。
【0015】ところでこのままでは、フレーム2の角部
に荷物等を載せたとき、ハンドカートが転倒する。そこ
で本事例では、転倒を防止するため、フレーム2の四隅
に下方に向けて支え棒8を夫々固設している。詳しくは
次の通り。
に荷物等を載せたとき、ハンドカートが転倒する。そこ
で本事例では、転倒を防止するため、フレーム2の四隅
に下方に向けて支え棒8を夫々固設している。詳しくは
次の通り。
【0016】図3は、図1のA−A矢視図であり、支え
棒8の上端はフレーム2の角部上面から寸法aだけ下が
って支え棒用凹部を形成している。一方、下端は旋回型
車輪7の接地面から寸法bだけ上方にある。そしてここ
で角型中空材3の高さを寸法hとすると、「h>(b+
a)」となるように、設定されている。
棒8の上端はフレーム2の角部上面から寸法aだけ下が
って支え棒用凹部を形成している。一方、下端は旋回型
車輪7の接地面から寸法bだけ上方にある。そしてここ
で角型中空材3の高さを寸法hとすると、「h>(b+
a)」となるように、設定されている。
【0017】尚、本事例では、支え棒8は固定式である
が、折り畳み式や伸縮式等でも構わない。
が、折り畳み式や伸縮式等でも構わない。
【0018】図4は、図1のB−B断面図であり、ハン
ドル10の支持装置の断面図である。図5は、図4のC
矢視図である。即ち、左右両側の角型中空材3の後端部
には蝶番11の一方が固着され、蝶番11の他方にはパ
イプ13を固設したガイド部材12が固設されている。
パイプ13にはハンドル10の下端部が摺動自在に挿入
されている。図4及び図5はハンドル10を垂直にした
状態を示し、この状態で蝶番11の他方は蝶番11の一
方に固着されたストッパ14に当接し、これによりハン
ドル10が垂直となるように、位置決めされている。ハ
ンドル10の下端部は角型中空材3の下面に設けた孔9
に嵌入しており、ハンドル10の下部に固着されたスト
ッパピン15が角型中空材3の下側内面に当接し、これ
によってハンドル10の上下方向の位置決めがなされて
いる。この状態でハンドカート1を手押しして使用す
る。
ドル10の支持装置の断面図である。図5は、図4のC
矢視図である。即ち、左右両側の角型中空材3の後端部
には蝶番11の一方が固着され、蝶番11の他方にはパ
イプ13を固設したガイド部材12が固設されている。
パイプ13にはハンドル10の下端部が摺動自在に挿入
されている。図4及び図5はハンドル10を垂直にした
状態を示し、この状態で蝶番11の他方は蝶番11の一
方に固着されたストッパ14に当接し、これによりハン
ドル10が垂直となるように、位置決めされている。ハ
ンドル10の下端部は角型中空材3の下面に設けた孔9
に嵌入しており、ハンドル10の下部に固着されたスト
ッパピン15が角型中空材3の下側内面に当接し、これ
によってハンドル10の上下方向の位置決めがなされて
いる。この状態でハンドカート1を手押しして使用す
る。
【0019】ハンドル10をハンドカート1に収納する
ときは、図6に示すように、一旦、ハンドル10をパイ
プ13内を矢印cの方向に摺動させて抜き出す。次い
で、ハンドル10を矢印dのように、蝶番11を中心と
して回転させる。次いで、図7に示すように、ガイド部
材12の先端部16を角型中空材3の下側内面に当接さ
せて位置決めする。次いで、ハンドル10を矢印eの方
向に押し込み、図8に示すように、ハンドル10を角型
中空材3内に挿入して収納する。
ときは、図6に示すように、一旦、ハンドル10をパイ
プ13内を矢印cの方向に摺動させて抜き出す。次い
で、ハンドル10を矢印dのように、蝶番11を中心と
して回転させる。次いで、図7に示すように、ガイド部
材12の先端部16を角型中空材3の下側内面に当接さ
せて位置決めする。次いで、ハンドル10を矢印eの方
向に押し込み、図8に示すように、ハンドル10を角型
中空材3内に挿入して収納する。
【0020】尚、蝶番11は本事例では角型中空材3の
上側に設けたが、角型中空材3の下側に設ける等しても
よい。またハンドル10は本事例のように、角型中空材
3内に収納するのではなく、角型中空材3の側面や下面
に沿って収納してもよい。
上側に設けたが、角型中空材3の下側に設ける等しても
よい。またハンドル10は本事例のように、角型中空材
3内に収納するのではなく、角型中空材3の側面や下面
に沿って収納してもよい。
【0021】ハンドカート1を格納するときは、図9に
示すように、ハンドル10を収納した状態で多段に積み
重ねる。図9は三段に積み重ねた状態を示している。積
み重ねるときは、図10の側面一部断面図に示すよう
に、積み重ねるハンドカート1bの支え棒8bの下端面
8dを下側のハンドカート1aの支え棒8aの上端面8
cに当接させる。
示すように、ハンドル10を収納した状態で多段に積み
重ねる。図9は三段に積み重ねた状態を示している。積
み重ねるときは、図10の側面一部断面図に示すよう
に、積み重ねるハンドカート1bの支え棒8bの下端面
8dを下側のハンドカート1aの支え棒8aの上端面8
cに当接させる。
【0022】このようにすると、ハンドカート1bの積
み重ね時の位置決めができる外、積み重ねたときに外部
から前後左右方向に力が加わっても、各支え棒8aの幾
つかがフレーム2の角部側面に当接してストッパとして
作用するため、ハンドカートが移動して積み重ねが崩れ
ることがない。
み重ね時の位置決めができる外、積み重ねたときに外部
から前後左右方向に力が加わっても、各支え棒8aの幾
つかがフレーム2の角部側面に当接してストッパとして
作用するため、ハンドカートが移動して積み重ねが崩れ
ることがない。
【0023】また図3で説明したように、角型中空材3
の上面から支え棒8の上面までの寸法aと、支え棒8の
下面から固定型車輪6及び旋回型車輪7の接地面までの
寸法bと、角型中空材3の高さ寸法hとが、「h>(a
+b)」の関係となっているため、上側のハンドカート
1bの固定型車輪6bの下部外面と、下側のハンドカー
ト1aの座板4aの上面(即ち、車輪用凹部の内面)と
の間には、隙間fが確保される。同様に、上側のハンド
カート1bの旋回型車輪7bの下部外面と、下側のハン
ドカート1aの座板5aの上面(即ち、車輪用凹部の内
面)との間にも隙間fが確保される。
の上面から支え棒8の上面までの寸法aと、支え棒8の
下面から固定型車輪6及び旋回型車輪7の接地面までの
寸法bと、角型中空材3の高さ寸法hとが、「h>(a
+b)」の関係となっているため、上側のハンドカート
1bの固定型車輪6bの下部外面と、下側のハンドカー
ト1aの座板4aの上面(即ち、車輪用凹部の内面)と
の間には、隙間fが確保される。同様に、上側のハンド
カート1bの旋回型車輪7bの下部外面と、下側のハン
ドカート1aの座板5aの上面(即ち、車輪用凹部の内
面)との間にも隙間fが確保される。
【0024】このためハンドカートの不使用時に複数の
ハンドカート1を多段に積み重ねたとき、走行用車輪が
浮動状態となって、走行用車輪が経時的に歪んだり、ま
た押されたとき等に独りで移動して積み重ねが崩れるよ
うなこともなく、極めて安全である。
ハンドカート1を多段に積み重ねたとき、走行用車輪が
浮動状態となって、走行用車輪が経時的に歪んだり、ま
た押されたとき等に独りで移動して積み重ねが崩れるよ
うなこともなく、極めて安全である。
【0025】尚、本事例では、上記したように、支え棒
8の上端をフレーム2の角部上面から寸法aだけ下げて
その支え棒8をフレーム2の角部に固設することによっ
て支え棒用凹部を形成したが、この支え棒用凹部は、図
示しないが、支え棒8の上端に凹部を設け、この支え棒
8をフレーム2の角部から離間した位置に、支え棒8の
凹部の上端がフレーム2の上面から上方へ突出しないよ
うに、固設して形成してもよい。
8の上端をフレーム2の角部上面から寸法aだけ下げて
その支え棒8をフレーム2の角部に固設することによっ
て支え棒用凹部を形成したが、この支え棒用凹部は、図
示しないが、支え棒8の上端に凹部を設け、この支え棒
8をフレーム2の角部から離間した位置に、支え棒8の
凹部の上端がフレーム2の上面から上方へ突出しないよ
うに、固設して形成してもよい。
【0026】即ち、上記第1事例によれば、複数のハン
ドカートを狭い場所に安全に多段に積み重ねて保管でき
る。また手押しの他にフォークリフトで運搬することも
可能であり、フォークの差し込みは四方から可能であ
る。
ドカートを狭い場所に安全に多段に積み重ねて保管でき
る。また手押しの他にフォークリフトで運搬することも
可能であり、フォークの差し込みは四方から可能であ
る。
【0027】図11は第2事例20の平面図、図12は
正面図、図13は図11のC−C断面図、図14は図1
1のD−D断面図である。フレーム21(即ち、前記積
載台)は平面板で構成されており、図13に示すよう
に、左右両端部にはコ字状に成形されたコ字形部22を
有して強度を保っている。そして図11及び図14に示
すように、フレーム21の四隅に夫々、支え棒用凹部2
4が設けられており、夫々の下面に支え棒23を固設し
ている。従って複数のハンドカート20を積み重ねたと
き、支え棒23の先端は支え棒用凹部24に嵌入して位
置決めされる。
正面図、図13は図11のC−C断面図、図14は図1
1のD−D断面図である。フレーム21(即ち、前記積
載台)は平面板で構成されており、図13に示すよう
に、左右両端部にはコ字状に成形されたコ字形部22を
有して強度を保っている。そして図11及び図14に示
すように、フレーム21の四隅に夫々、支え棒用凹部2
4が設けられており、夫々の下面に支え棒23を固設し
ている。従って複数のハンドカート20を積み重ねたと
き、支え棒23の先端は支え棒用凹部24に嵌入して位
置決めされる。
【0028】ここで支え棒23と、支え棒用凹部24と
の関係は、積み重ねたハンドカート20に外力が加わっ
たとき、支え棒23の先端外面が支え棒用凹部24の内
面に当接してストッパの役目を果たすため、積み重ねの
崩れを阻止できる。
の関係は、積み重ねたハンドカート20に外力が加わっ
たとき、支え棒23の先端外面が支え棒用凹部24の内
面に当接してストッパの役目を果たすため、積み重ねの
崩れを阻止できる。
【0029】勿論、支え棒23の先端にも凹部を設け、
一方支え棒用凹部24の内部にも凸部を設け、支え棒2
3の先端の凹部に支え棒用凹部24内部の凸部が嵌合す
るようにしてもよい。この場合、位置決め達成は元よ
り、積み重ねたハンドカート20に外力が加わったとき
に、支え棒23の先端の凹部の内面が支え棒用凹部24
の内部の凸部の外面に当接してストッパの役目を果たす
ため、積み重ねの崩れを阻止できる。
一方支え棒用凹部24の内部にも凸部を設け、支え棒2
3の先端の凹部に支え棒用凹部24内部の凸部が嵌合す
るようにしてもよい。この場合、位置決め達成は元よ
り、積み重ねたハンドカート20に外力が加わったとき
に、支え棒23の先端の凹部の内面が支え棒用凹部24
の内部の凸部の外面に当接してストッパの役目を果たす
ため、積み重ねの崩れを阻止できる。
【0030】またフレーム21の左右の中央部には、複
数のハンドカート20を積み重ねたときに、上側のハン
ドカート20の固定型車輪6、6を収納する凹部25、
25が設けられ、その下面には固定型車輪6、6が取着
されている。またフレーム21の前後の中央部には、複
数のハンドカートを積み重ねたときに、上側のハンドカ
ート20の旋回型車輪7、7を収納する凹部26、26
が設けられ、その下面には旋回型車輪7、7が取着され
ている。
数のハンドカート20を積み重ねたときに、上側のハン
ドカート20の固定型車輪6、6を収納する凹部25、
25が設けられ、その下面には固定型車輪6、6が取着
されている。またフレーム21の前後の中央部には、複
数のハンドカートを積み重ねたときに、上側のハンドカ
ート20の旋回型車輪7、7を収納する凹部26、26
が設けられ、その下面には旋回型車輪7、7が取着され
ている。
【0031】そして図11、図12に示すように、フレ
ーム21の前後のいずれかにはハンドル10が起伏自在
に取着されている。ハンドル10の取付部の部品構成及
び機能は、上記第1事例と同一なので重複説明は省略す
る。ハンドル10は格納時にはフレーム21のコ字形部
22内に収納される。ハンドカート20を積み重ねる方
法も、上記第1事例と同一なので重複説明は省略する。
ーム21の前後のいずれかにはハンドル10が起伏自在
に取着されている。ハンドル10の取付部の部品構成及
び機能は、上記第1事例と同一なので重複説明は省略す
る。ハンドル10は格納時にはフレーム21のコ字形部
22内に収納される。ハンドカート20を積み重ねる方
法も、上記第1事例と同一なので重複説明は省略する。
【図1】本発明の第1事例の平面図である。
【図2】同、側面図である。
【図3】同、支え棒近傍の一部断面図である。
【図4】同、ハンドルの支持装置の側面断面図である。
【図5】同、ハンドルの支持装置の後面図である。
【図6】同、ハンドル収納時の第1手順の説明図であ
る。
る。
【図7】同、第2手順の説明図である。
【図8】同、ハンドル収納時の側面図である。
【図9】同、三段積み重ね時の状態を示す側面図であ
る。
る。
【図10】同、積み重ね時の状態を示す詳細側面図であ
る。
る。
【図11】本発明の第2事例の平面図である。
【図12】同、正面図である。
【図13】同、フレームの第1断面図である。
【図14】同、フレームの第2断面図である。
1、20 ハンドカート 2、21 フレーム 3 角型中空材 4、5 座板 6 固定型車輪 7 旋回型車輪 8、23 支え棒 9 穴 10 ハンドル 11 蝶番 12 ガイド部材 14 ストッパ 15 ストッパピン
Claims (3)
- 【請求項1】 走行用車輪と手押し用のハンドルとを積
載台に備えるハンドカートにおいて、(a) 積載台に下方
へ向けて転倒防止用の支え棒を備えると共に、(b) 積載
台の上面に、複数のハンドカートを積み重ねたときに、
上側のハンドカートの支え棒の先端を挿嵌して相互の位
置決めを行う支え棒用凹部と、上側のハンドカートの走
行用車輪の下部を潜入させる車輪用凹部とを備え、かつ
前記車輪用凹部の内面と上側のハンドカートの走行用車
輪の下部外面との間に隙間を有することを特徴とするハ
ンドカート。 - 【請求項2】 走行用車輪は、2個の固定型車輪と、2
個の旋回型車輪とを含むことを特徴とする請求項1記載
のハンドカート。 - 【請求項3】 走行用車輪と手押し用のハンドルとを積
載台に備えるハンドカートにおいて、ハンドルを起伏自
在に支持すると共に、ハンドルを俯伏させて積載台の側
面、下面及び内部のいずれかに沿ってハンドルを収納可
能に支持する支持装置を備えたことを特徴とするハンド
カート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8185296A JPH1016786A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | ハンドカート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8185296A JPH1016786A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | ハンドカート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1016786A true JPH1016786A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16168384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8185296A Pending JPH1016786A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | ハンドカート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1016786A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016076505A1 (ko) * | 2014-11-14 | 2016-05-19 | (주)세진기연 | 대차용 접이식 손잡이 구조체 |
JP2021041721A (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-18 | 株式会社シィップ | 運搬用台車 |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP8185296A patent/JPH1016786A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016076505A1 (ko) * | 2014-11-14 | 2016-05-19 | (주)세진기연 | 대차용 접이식 손잡이 구조체 |
JP2021041721A (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-18 | 株式会社シィップ | 運搬用台車 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050621 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051025 |