JPH10167536A - 連続帳票自動供給装置 - Google Patents

連続帳票自動供給装置

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JPH10167536A
JPH10167536A JP35277896A JP35277896A JPH10167536A JP H10167536 A JPH10167536 A JP H10167536A JP 35277896 A JP35277896 A JP 35277896A JP 35277896 A JP35277896 A JP 35277896A JP H10167536 A JPH10167536 A JP H10167536A
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pin tractor
tractor
feed roller
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Mitsuo Abe
光男 阿部
Kenichi Kobayashi
賢一 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両側縁にマージナルパンチを有する連続帳票
をピントラクタに対して簡単、容易にセット可能な給紙
装置を提供する。 【解決手段】 連続帳票を案内するR板ガイド11とピ
ントラクタ3の間に、円形ローラ18と円弧状凸部19
aを備えた送りローラ19を配置し、その送りローラ1
9を円弧状凸部19aの後端が円形ローラ18との接触
点Aに位置する状態で停止させておき、連続帳票2を手
で差し込んでその先端を円弧状凸部19aの後端に突き
当てて位置決めし、その後、送りローラ19とピントラ
クタ3を同期回転させることにより、連続帳票を送りロ
ーラ19によって間欠的に且つピントラクタのピン位置
に対して一定の関係を保ってピントラクタに送り込み、
連続帳票のマージナルパンチに自動的にピントラクタの
ピンを挿入させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両側縁にマージナ
ルパンチを備えた連続帳票をピントラクタで搬送し、そ
の下流で、所定サイズに切断するとか、集積する等の処
理を行う帳票処理装置において、所定位置に置いた折り
畳み状態の連続帳票の先端を、前記ピントラクタに供給
し、マージナルパンチをピントラクタのピンに自動的に
嵌合させ、セットするための連続帳票自動供給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、帳票処理装置の所定位置に折り畳
み状態の連続帳票を置き、その先端を引き出してピント
ラクタにセットするには、装置前面の前扉と上面の上部
カバーを開き、且つピントラクタの上のピントラクタ蓋
を開いた状態で、折り畳み状態の連続帳票を所定位置に
置き、その連続帳票の先端を手で引き出してピントラク
タのところに導き、マージナルパンチをピントラクタの
ピンに嵌合させ、上部のピントラクタ蓋を降ろして、連
続帳票がピントラクタから外れないようにし、この状態
でピントラクタを起動して連続帳票の搬送を開始し、そ
の後、上部カバー、前扉を閉じるという動作を行ってい
た。
【0003】しかしながら、このような動作は煩雑で、
手間がかかり、労力の無駄であると共に作業時間がかか
るという問題があった。そこで、ピントラクタに対して
連続帳票を自動的に給紙可能な自動給紙装置が特開平6
−255849号公報に提案されている。この公報に提
案の装置は、装置の前扉に、前扉の前に置いた連続帳票
を案内するガイド板と、その連続帳票をピントラクタに
向かって送り出す用紙送り上コロ及び下コロを設け、こ
の上コロと下コロで連続帳票をはさんでピントラクタに
向かって送り出し、その先端がピントラクタ上流の所定
位置に達すると、ピントラクタを前記上コロ及び下コロ
による帳票搬送速度よりも高速で回転させ、ピントラク
タ位置に送り込まれた連続帳票の先端のマージナルパン
チをピントラクタのピンに速度差を利用して自動的に嵌
合させる構成としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる構成の
自動給紙装置は、連続帳票をピントラクタに送り込む上
コロ及び下コロによる搬送速度よりもピントラクタの速
度を高速とすることで、連続帳票のマージナルパンチに
ピントラクタのピンを嵌合させているが、ピンのマージ
ナルパンチに対する嵌合に失敗した時には、ピンが連続
帳票を引っかいて破ってしまうことがあり、また、片側
のマージナルパンチのみにピントラクタのピンが入った
時には連続帳票がねじれてしまい、やはり破損につなが
るという問題があった。
【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、所定位置に置いた折り畳み状態の連続帳票の先
端をピントラクタに送り込み、良好に両側のマージナル
パンチにピントラクタのピンを嵌合させてセットするこ
との可能な連続帳票自動供給装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、ピントラクタとその上流の連続帳票案内用の
R板ガイドとの間に、円形ローラと、マージナルパンチ
のピッチの倍数の長さを有し前記円形ローラに押し付け
られるようになった円弧状凸部を有する送りローラとを
備えた間欠送り手段を配置すると共に、その送りローラ
をピントラクタと同期して回転させる構成とし、連続帳
票をピントラクタに対して給紙する際には、その送りロ
ーラを、円弧状凸部の後端が前記円形ローラに接触する
位置となった第一原点位置に停止させておき、連続帳票
を送りローラに向けて手で差し込み、連続帳票の先端を
円弧状凸部の後端に突き当てて停止させた後、前記送り
ローラとピントラクタを同期回転させるように構成した
ものである。本発明はこの構成により、連続帳票を手で
差し込むと、送りローラの円弧状凸部の後端が連続帳票
の先端を位置決めし、その後その送りローラが回転して
連続帳票をマージナルパンチのピッチの倍数ずつ間欠移
動させてピントラクタに送り込み、この時ピントラクタ
が送りローラと同期回転していることにより、ピントラ
クタのピン位置が送り込まれた連続帳票のマージナルパ
ンチに一致した位置となっており、これにより、自動的
にマージナルパンチにピントラクタのピンが嵌合し、連
続帳票がピントラクタに自動的にセットされる。かくし
て、連続帳票をその先端が送りローラの円弧状凸部後端
に突き当たるまで差し込むという簡単な手作業のみで、
ピントラクタに連続帳票を供給し、自動的にセットする
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の連続帳票自動供給装置
は、所定位置に置かれた折り畳み状態の連続帳票から引
き出される連続帳票をピントラクタに案内するように配
置されたR板ガイドと、該R板ガイドとピントラクタと
の間に配置され、連続帳票をピントラクタに向けて間欠
的に送る間欠送り手段であって、円形ローラと、前記マ
ージナルパンチのピッチの倍数の長さを有し、前記円形
ローラに押し付けられるようになった円弧状凸部を有す
る送りローラを備えた間欠送り手段と、前記R板ガイド
の先端部に配置され、連続帳票の有無を検出する第一セ
ンサと、前記ピントラクタの下流に配置され、連続帳票
の先端の到達を検出する第二センサと、前記第一セン
サ、第二センサの検出信号を入力して前記送りローラ及
びピントラクタの運転を制御する制御装置を備え、該制
御装置が、前記送りローラを、円弧状凸部の後端が前記
円形ローラに接触する位置となった第一原点位置に停止
させる機能と、このときピントラクタを所定の位置に停
止させる機能を備えると共に、前記第一センサからの連
続帳票検出信号が所定時間継続した後に前記送りローラ
とピントラクタを低速で且つ同期して回転させ、前記第
二センサからの検出信号を入力した後、前記送りローラ
を、前記円弧状凸部が円形ローラから離れた位置となっ
た第二原点位置に停止させ、それ以後に前記ピントラク
タを操業速度で運転する機能を備えていることを特徴と
するものである。
【0008】上記構成の連続帳票自動供給装置におい
て、折り畳んだ状態で置かれている連続帳票の先端をピ
ントラクタに対しセットする際には、その連続帳票の先
端を手で引き出し、R板ガイド上を滑らせて送りローラ
に向かって差し込み、先端を第一原点位置に停止してい
る送りローラの円弧状凸部の後端に押し付ける。この
時、第一センサが連続帳票の存在を検出し、予め設定し
ている所定時間(具体的には、手で差し込んだ連続帳票
先端が第一センサ位置を通過した後、送りローラに突き
当たるまでに要する時間よりも、余裕を見て少し長く設
定した時間)経過後に、制御装置が送りローラとピント
ラクタを低速で且つ同期して回転させる。この送りロー
ラの回転中、円弧状凸部が円形ローラに連続帳票を押し
付ける間だけ、連続帳票が搬送され、従って、連続帳票
はマージナルパンチのピッチの倍数ずつ間欠的にピント
ラクタに向かって移動する。そして、この連続帳票の先
端がピントラクタ位置に到達した時には、ピントラクタ
が送りローラと同期回転しているので連続帳票のマージ
ナルパンチはピントラクタのピン位置に一致し、自動的
にマージナルパンチにピンが挿入され、その後、連続帳
票はピントラクタで連続的に搬送される。この時、ピン
トラクタの速度は低速であるので、マージナルパンチへ
のピン挿入に無理な力が加わることがなく、良好にマー
ジナルパンチへのピン挿入が行われる。その後、ピント
ラクタで送り出される連続帳票の先端が第二センサの位
置に到達すると、その第二センサがそれを検出し、制御
装置が送りローラを第二原点位置に停止させて連続帳票
の通過に干渉しない状態とし、それ以後にピントラクタ
の速度を操業速度に上げ、帳票処理のための通常の運転
に入る。以上の動作により、ピントラクタに対する連続
帳票のセットが行われ、帳票処理装置は通常の帳票処理
運転を開始することができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例による連続帳票自動
供給装置を備えた帳票処理装置の一部を示す概略断面図
であり、1は帳票処理装置、2は連続帳票、3はピント
ラクタであり、連続帳票2の両側縁近傍に形成されてい
るマージナルパンチにピン3aを挿入させて搬送するこ
とができるように、幅方向に適当な間隔をあけて配置さ
れている。このピントラクタ3は、複数のピン3aを一
定ピッチで保持したベルト3bと、そのベルト3bを掛
けたプーリ3cを備えており、そのプーリ3cには、連
続帳票に対する通常の処理動作のために連続帳票を操業
速度(例えば、200m/min)で搬送する際に使用
する高速運転用のモータと、連続帳票セット動作時にピ
ントラクタ3を送りローラと同期して且つ低速で(例え
ば、10m/minで)運転することの可能なモータ、
例えばパルスモータが切換可能に連結されている。4は
ピントラクタにセットされた連続帳票が外れないように
保持するピントラクタ蓋、5は連続帳票の両側縁のマー
ジナルパンチを形成した領域を中央部分から切り離すた
めのスリッタ、6は前扉、7は上部カバーである。な
お、スリッタ5の下流には、図示していないが連続帳票
に対する所定の処理(例えば、切断、集積等)を行うた
めの機構が配置されている。
【0010】11は前扉6の内側にセットされた連続帳
票2を、ピントラクタ3に案内するように配置されたR
板ガイド、12はその内部R板ガイド11上を通過する
連続帳票の左右方向の位置を規制する左右ガイドであ
り、幅方向の位置を調整可能に設けられている。13は
前扉6に形成された挿入口、14は前扉6の外側に置か
れた連続用紙2を内部のR板ガイド11の先端部を経て
ピントラクタ3に案内するように配置されたR板ガイ
ド、15はそのR板ガイド14上を通過する連続帳票の
左右方向の位置を規制する左右ガイドであり、幅方向の
位置を調整可能に設けられている。17は、R板ガイド
11とピントラクタ3の間に配置され、連続帳票をピン
トラクタ3に向けて間欠的に送る間欠送り手段であり、
円形ローラ18と送りローラ19を備えている。この間
欠送り手段17の詳細については後述する。21は、R
板ガイド11の先端部に配置され、連続帳票の有無を検
出する第一センサ、22は、ピントラクタ3の下流に配
置され、連続帳票の先端の到達を検出する第二センサで
ある。これらの第一センサ21、第二センサ22からの
出力は、ピントラクタ3及び送りローラ19の運転を制
御する制御装置(図示せず)に入力されている。
【0011】次に、間欠送り手段17を図2、図3を用
いて説明する。送りローラ19は、円形ローラ18に押
し付けられるようになった円弧状凸部19aを有してお
り、送りローラ19が1回転する間に、この円弧状凸部
19aが円形ローラ18との接触点Aを通過する時にの
み、連続帳票2を円形ローラ18との間にはさんで、円
弧状凸部19aの長さだけ搬送することが可能である。
この円弧状凸部19aの長さは、連続帳票2のマージナ
ルパンチのピッチpの倍数の長さに設定されるものであ
り、本実施例ではピッチpの1倍、すなわちpに設定さ
れている。従って、送りローラ19が連続回転すると、
連続帳票2は間欠的に且つ1回転に距離pずつ、搬送さ
れることとなる。なお、図2において、連続帳票2に付
している小丸2aはマージナルパンチを示したものであ
る。
【0012】送りローラ19にも、その送りローラ19
を第一原点位置、第二原点位置に停止させたり、連続帳
票セット動作時にピントラクタ3と同期して低速回転さ
せることの可能なモータ、例えばパルスモータが連結さ
れている。ここで、送りローラ19の第一原点位置と
は、図2(a)に示すように、円弧状凸部19aの後端
19bが円形ローラに接触する位置即ち接触点Aとなっ
た位置であり、第二原点位置とは、図3に示すように、
円弧状凸部19aが円形ローラ18から離れ、送りロー
ラ19と円形ローラ18との間の連続帳票2の通過に干
渉しない位置である。また、送りローラ19とピントラ
クタ3の同期回転とは、送りローラ19の円弧状突起1
9aと円形ローラ18とによる連続帳票2の搬送速度と
ピントラクタ3による連続帳票の搬送速度が等しく、し
かも、同期回転中、送りローラ19の円弧状凸部19a
の後端19bが接触点Aを通過する瞬間に、ピントラク
タ3では、一つのピン3aが基準位置Bを通過するよう
に、送りローラ19とピントラクタ3が回転することを
意味している。この基準位置Bは、図2(a)に示すよ
うに、第一原点位置に停止している送りローラ19の円
弧状凸部19aの後端19bに先端を突き当てた状態の
連続帳票2のマージナルパンチ2aからの間隔が、マー
ジナルパンチのピッチpのn倍(nは整数)となる位置
に設定されている。一般に、連続帳票2の先端と最初の
マージナルパンチ2aとの間隔はp/2であるので、結
局接触点Aと基準位置Bとの距離は〔p×n−p/2〕
に定められている。
【0013】ピントラクタ3と送りローラ19の運転を
制御する制御装置は、第一センサ21による連続帳票検
出時に、送りローラ19を第一原点位置に位置決めして
停止させる機能と、ピントラクタ3のピン3aを所定の
位置すなわち基準位置B(接触点Aからp×n−p/2
だけ離れた位置)に停止させる機能を備えると共に、第
一センサ21からの連続帳票検出信号が予め定めた所定
時間継続した後に送りローラ19とピントラクタ3を低
速で且つ同期して回転させ、第二センサ22からの検出
信号を入力した後、送りローラ19を第二原点位置に停
止させ、それ以後にピントラクタ3を高速の操業速度で
運転する機能を備えている。ここで、上記した予め定め
た所定時間としては、連続帳票を手で送りローラ19に
向けて差し込む際に、その連続帳票先端が第一センサ2
1を通過した後、送りローラに突き当たるまでに要する
時間よりも、余裕を見て少し長く設定しておく。これら
のR板ガイド11、間欠送り手段17、第一センサ2
1、第二センサ22、制御装置等が連続帳票自動供給装
置を構成する。なお、図1において、24はブラシであ
り、連続帳票のばたつきを押さえ、スムーズにフィード
させる作用を果たす。
【0014】次に、上記構成の連続帳票自動供給装置に
よる給紙動作を図4に示すブロック線図も参照して説明
する。まず、前扉6の外側に置いた連続帳票2の給紙動
作を説明する。ピントラクタ蓋4、前扉6、上部カバー
7は閉じた状態で、作業者がその前扉6の前に折り畳ん
だ状態の連続帳票2を置き、その連続帳票の先端を引き
出し、R板ガイド14の上を滑らせて挿入口13から内
部に挿入する(ステップa)。これにより、連続帳票先
端は内部のR板ガイド11上を通って送りローラ19に
向かって移動する。その連続帳票2の先端が第一センサ
21を通過すると、第一センサ21が検出信号を出力し
(ステップb)、制御装置はその信号を受けて送りロー
ラ19を図2(a)に示す第一原点位置に復帰させて停
止させ、またピントラクタ3を図2(a)に示す位置
(原点位置)に停止させる(ステップc)。その後、手
で差し込まれた連続帳票2の先端が第一原点位置に停止
している送りローラ19の円弧状凸部の後端19bに突
き当たり、前進を阻止される。これにより、連続帳票の
先端位置が位置決めされることとなる。なお、送りロー
ラ19の第一原点位置への復帰は、第一センサ21によ
る連続帳票検出信号によって行う場合に限らず、あらか
じめ行っておくように変更してもよい。すなわち、帳票
処理装置の停止時(処理すべき連続帳票がなくなった
時、或いは装置の電源を切る時等)、起動時(装置の電
源を入れた時、或いはスタートボタンを入れた時等)
に、制御装置が送りローラ19を第一原点位置に復帰さ
せる構成としてもよい。
【0015】第一センサ21が連続帳票2の挿入を検出
し、その検出信号が予め定めた所定時間継続した後(従
って、連続帳票先端が送りローラ19の円弧状凸部19
aの後端19bに突き当たって位置決めされた後)、制
御装置は送りローラ19とピントラクタ3の低速での同
期回転を開始させる(ステップd)。これにより、送り
ローラ19が1回転する間において、円弧状凸部19a
が円形ローラ18に連続帳票2を押し付ける間だけ、連
続帳票2が搬送され、従って、送りローラ19が1回転
した時には、図2(b)に示すように、連続帳票2が1
ピッチpだけ、搬送され、また、この時、ピントラクタ
3の基準位置Bには別のピン3aが位置している。以後
も送りローラ19が回転を継続し、連続帳票2を1ピッ
チpずつ間欠的に送り出してゆく。そして、図2(c)
に示すように、連続帳票2の先端がピントラクタ3の基
準位置Bに接近した時には先端のマージナルパンチ2a
が基準位置Bから1ピッチpだけ離れた位置に達して一
旦停止し、次いで、送りローラ19の円弧状凸部19a
の先端19cが接触点Aに達した時点で再び連続帳票2
の搬送が開始される。この瞬間にも、基準位置Bには一
つのピン3aが通過している。このため、連続帳票2の
先端のマージナルパンチ2aがピントラクタ3の基準位
置Bに接近するにつれて、その下方から次のピン3aが
基準位置Bに接近し、このマージナルパンチ2aとピン
3aの位置が一致し、自動的にマージナルパンチにピン
3aが挿入される。この時、ピントラクタ3の速度は低
速であるので、マージナルパンチへのピン挿入に無理な
力が加わることがなく、良好にマージナルパンチへのピ
ン挿入が行われる。
【0016】連続帳票2のマージナルパンチにピントラ
クタ3のピン3aが挿入された後は、連続帳票2はピン
トラクタ3で連続的に搬送される。なお、この時にも送
りローラ19は回転していて、円弧状凸部19aが円形
ローラ18に連続帳票を押し付ける間だけ、連続帳票を
搬送するが、その時の搬送速度はピントラクタ3による
搬送速度に等しいので問題はない。その後、ピントラク
タ3で送り出される連続帳票2の先端が第二センサ22
の位置に到達すると、その第二センサ22が検出信号を
出力し(ステップe)、制御装置はその信号を受けて送
りローラ19を図3に示す第二原点位置に停止させる
(ステップf)。その後、制御装置が、ピントラクタ3
の、帳票処理のための操業速度での運転すなわち高速運
転を開始させる(ステップg)。以上の動作により、ピ
ントラクタ3に対する連続帳票の給紙が行われ、帳票処
理装置は帳票処理運転を開始することができる。また、
この給紙動作に際しては、前扉6、上部カバー7、ピン
トラクタ蓋4を開閉する必要がなく、きわめて作業性が
良い。
【0017】次に、前扉6の内側に置いた連続帳票の給
紙動作を説明する。この場合には、作業者が前扉6及び
上部カバー7を開き、内部の帳票載置台上に折り畳んだ
連続帳票2を置き、先端を手で引き出し、内部のR板ガ
イド11上を滑らせて送りローラ19に向かって送り込
む。そしてその連続帳票2の先端が第一センサ21上を
通過した後は、上記した場合と同様にして自動的に連続
帳票のピントラクタ3へのセットが行われ、且つ高速運
転が開始される。かくして、この場合には、前扉6及び
上部カバー7を開く動作は必要であるが、ピントラクタ
蓋4を開いて手動で連続帳票のマージナルパンチをピン
トラクタのピンに嵌合させるという面倒な作業は不要で
あり、容易に連続帳票のピントラクタ3へのセット作業
を行うことができる。
【0018】なお、上記実施例では、ピントラクタ3に
対する連続帳票のセット時に、ピントラクタ3と送りロ
ーラ19とをそれぞれ別のモータを用いて低速で同期回
転させる構成としているが、本発明はこの構成に限ら
ず、ピントラクタ3を低速回転させるモータを用いて送
りローラ19も回転させる構成としてもよい。この構成
としてもピントラクタ3と送りローラ19を同期回転さ
せることができる。また、上記実施例では、前扉6の内
外にそれぞれ、R板ガイド11、14を設けており、こ
れにより、前扉6の内外のいずれにも連続帳票を配置す
ることが可能となっている。しかしながら、本発明はこ
の構成に限らず、連続帳票のセット位置は前扉の内側、
外側のいずれか一方のみとしてもよい。その場合には、
R板ガイド11、14の一方を省略可能である。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の連続帳
票自動供給装置によれば、所定位置に置いた折り畳み状
態の連続帳票の先端を、単に引き出してR板ガイドに沿
って送り込むという手動操作を行うのみで、その連続帳
票を自動的にピントラクタに正しくセットし、且つピン
トラクタの高速での操業運転を開始することがができ、
作業者の作業負担を軽減すると共に作業時間を短縮でき
るという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による連続帳票自動供給装置
を備えた帳票処理装置の一部を示す概略断面図
【図2】(a)、(b)、(c)は、それぞれ間欠送り
機構とピントラクタの動作を説明する概略側面図
【図3】操業運転時における間欠送り機構とピントラク
タの状態を示す概略側面図
【図4】ピントラクタに対する連続帳票セット動作のフ
ローチャート
【符号の説明】
1 帳票処理装置 2 連続帳票 2a マージナルパンチ 3 ピントラクタ 3a ピン 4 ピントラクタ蓋 5 スリッタ 6 前扉 7 上部カバー 11、14 R板ガイド 12、15 左右ガイド 13 挿入口 17 間欠送り手段 18 円形ローラ 19 送りローラ 19a 円弧状凸部 21 第一センサ 22 第二センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側縁にマージナルパンチを形成した連
    続帳票を、帳票処理装置のピントラクタに自動的に供給
    するための装置であって、所定位置に置かれた折り畳み
    状態の連続帳票から引き出される連続帳票を前記ピント
    ラクタに案内するように配置されたR板ガイドと、該R
    板ガイドとピントラクタとの間に配置され、連続帳票を
    ピントラクタに向けて間欠的に送る間欠送り手段であっ
    て、円形ローラと、前記マージナルパンチのピッチの倍
    数の長さを有し、前記円形ローラに押し付けられるよう
    になった円弧状凸部を有する送りローラを備えた間欠送
    り手段と、前記R板ガイドの先端部に配置され、連続帳
    票の有無を検出する第一センサと、前記ピントラクタの
    下流に配置され、連続帳票の先端の到達を検出する第二
    センサと、前記第一センサ、第二センサの検出信号を入
    力して前記送りローラ及びピントラクタの運転を制御す
    る制御装置を備え、該制御装置が、前記送りローラを、
    円弧状凸部の後端が前記円形ローラに接触する位置とな
    った第一原点位置に位置決めして停止させる機能と、こ
    のときピントラクタのピンを所定の位置に停止させる機
    能を備えると共に、前記第一センサからの連続帳票検出
    信号が所定時間継続した後に前記送りローラとピントラ
    クタを低速で且つ同期して回転させ、前記第二センサか
    らの検出信号を入力した後、前記送りローラを、前記円
    弧状凸部が円形ローラから離れた位置となった第二原点
    位置に停止させ、それ以後に前記ピントラクタを操業速
    度で運転する機能を備えていることを特徴とする連続帳
    票自動供給装置。
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