JPH10167509A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10167509A
JPH10167509A JP8329258A JP32925896A JPH10167509A JP H10167509 A JPH10167509 A JP H10167509A JP 8329258 A JP8329258 A JP 8329258A JP 32925896 A JP32925896 A JP 32925896A JP H10167509 A JPH10167509 A JP H10167509A
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JP
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paper
transport
force
sheet
cassette
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JP8329258A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Kurokawa
哲史 黒川
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙の種類に自動的に対応した搬送力で用紙を
搬送する画像形成装置を提供する。 【解決手段】搬送ロール対32の従動ローラ32bは駆
動ローラ32aに接離する方向に移動自在に本体フレー
ムに支持される。揺動部材51が支点52に回動自在に
支持されて従動ローラ32bの支持軸に当接する。螺旋
ばね53が揺動部材51と本体フレーム間に介装され揺
動部材51を介して従動ローラ32bを駆動ローラ32
aへ付勢して普通紙用の搬送力を搬送ロール対32に付
与している。ボルト状部材54が先端を揺動部材51に
当接させ頭部を外に向けて進退自在に配設される。特殊
紙用の用紙カセット12が本体装置と係合すると、係合
部55の押し部材56が螺旋ばね57の押し付勢力を受
けながらボルト状部材54及び揺動部材51を介して従
動ローラ32bを駆動ローラ32aへより強く押圧して
特殊紙を搬送するに足る強い搬送力を搬送ロール対32
に付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙種に対応する
搬送力で用紙を画像形成部に搬送する画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、卓上型の小型なプリンタがあ
る。そのような小型のプリンタは設置面積を最少に抑え
るために給紙カセットを本体装置の下部に配置し、その
給紙カセットから繰り出した用紙を反転させながら画像
形成部へ搬送するようにしているものが多い。
【0003】図4は、そのようなプリンタの用紙搬送経
路の主要部を模式的に示す図である。同図は、給紙カセ
ット1の給紙部近傍部分、給紙コロ2、規制ローラ3、
搬送ロール対4(4aと4b)、案内路5、及び待機ロ
ール対6を示している。上記の給紙カセット1は多枚数
の用紙を載置・収納し、給紙コロ2は反時計回り方向に
1回転するごとに1枚の用紙を給紙カセット1から繰り
出し、規制ローラ3は給紙カセット1頭部内面に形成さ
れた案内面と共同して上記繰り出されてくる用紙の先端
部の姿勢を上方向に向くように規制し、搬送ロール対4
は用紙を挟持して給紙コロ2から用紙の搬送を引き継
ぎ、案内路5を介して下流へ搬送し、待機ロール対6
は、搬送されてきた用紙の先端を一旦受け止めてその搬
送を制止し、所定のタイミングで該制止を解いて用紙を
画像形成部に向けて搬送する。これにより、用紙は図の
一点鎖線7で示す軌跡を描きながら搬送される。
【0004】上記の搬送ロール対4は、一方のローラ4
aが駆動ローラであり他方のローラ4bは従動ローラで
ある。従動ローラ4bは不図示の付勢部材により図の矢
印Aで示す左方向ヘ付勢力を受けて駆動ローラ4aに圧
接し、これにより、駆動ローラ4aと共に用紙への搬送
力を形成している。上記の待機ロール対6が用紙の先端
を一旦受け止めてその搬送を制止しているときは搬送ロ
ール対4は用紙に対して滑動している。
【0005】一般に、上述したような反転(Uターン)
形式の用紙搬送機構では、反転経路中において用紙の曲
げに対する用紙の剛性による反発力で、搬送に対して抵
抗力が作用する。また、この抵抗力は反転経路のほぼ中
央部に当たる搬送ロール対4の挟持部分では従動ローラ
4bを駆動ローラ4aから離隔する方向、つまり図の矢
印Aで示す左方向とは反対となる右方向に従動ローラ4
bを押し遣るように作用する。つまり搬送ロール対4の
搬送力を弱める方向に作用する。用紙の剛性は厚さの2
乗に比例して強くなるが、通常、事務等で使う用紙は、
種類によって変化する特性の範囲は比較的狭いので、一
定の搬送力に設定しておくと用紙種に拘わりなく支障な
く印字が行えるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、搬送される
用紙が普通紙でなく、POP紙(Point of Purchase:
購買時点広告と呼ばれる広告に用いる用紙)のような極
めて特殊な用紙の場合には、用紙が厚い分だけ抵抗が強
くなる。例えば、通常の用紙の厚さの上限は80g/m
2 程度であるが、これに対して上記のPOP紙の場合
は、厚さが157g/m2 であり、普通の厚手の用紙の
約2倍である。
【0007】上述したように用紙の剛性は厚さの2乗に
比例して強くなるから、POP紙では上記の反転経路中
における抵抗も極めて大きなものになる。つまり、PO
P紙に印字を行う場合は、その大きな抵抗力に見合った
大きな搬送力が必要である。したがって、搬送力を普通
紙に対応する比較的弱い範囲に設定しておいたのではP
OP紙のような厚紙の搬送を行うことができないという
問題があった。
【0008】また、それであるからといって、搬送力を
POP紙向けに大きく設定しておくと、普通紙の薄いも
の(下限は60g/m2 )を搬送しようとしたとき、搬
送力が強すぎて、待機ロール対6の制止による待機中に
反転経路中で(反転型でない平面搬送路でも同様である
が)用紙が折れてアコーディオン状の用紙ジャムが発生
し、これによって搬送不良を生じてしまうという問題が
発生する。
【0009】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
用紙の種類に自動的に対応した搬送力で用紙を搬送する
画像形成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
画像形成装置の構成を述べる。本発明は、用紙を収納し
装置本体の給紙部に着脱自在な給紙カセットと、該給紙
カセットに収納された用紙を一枚毎繰り出すべく上記給
紙部に設けられた給紙手段と、該給紙手段により繰り出
された用紙を受け継いで所定の搬送力で下流側に搬送す
る搬送ロール対と、該搬送ロール対により搬送される用
紙の先端を一旦受け止めてその搬送を制止し所定のタイ
ミングで該制止を解いて上記用紙を画像形成部に向けて
搬送する給紙待機手段とを備えた画像形成装置を前提と
する。
【0011】本発明の画像形成装置は、収納すべき用紙
種に対応する所定の給紙カセットを備え、該給紙カセッ
トが上記給紙部に装着されたとき該給紙カセットと係合
して上記用紙種に対応した搬送力を上記搬送ロール対に
対し自動的に設定する搬送力調整手段を備えて構成され
る。
【0012】上記搬送力調整手段は、例えば請求項2記
載のように、上記給紙部に装着された所定の給紙カセッ
トが通常の用紙よりも大きな搬送力を要する用紙に対応
する給紙カセットであるとき、通常の用紙搬送力よりも
大きな搬送力を搬送ロール対に対し設定するように構成
される。そして、例えば請求項3記載のように、上記搬
送力調整手段は搬送ロール対に挟持力を発生させる付勢
部材であり、上記所定の給紙カセットは搬送力調整手段
に係合して該搬送力調整手段の付勢力を強める搬送力補
助手段を上記係合部に備えて構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。尚、以下に述べる第1の実施
の形態においては、上記の搬送力調整手段は例えば揺動
部材51、螺旋ばね53、ボルト状部材54等により構
成され、また、上記の搬送力補助手段は例えば押し部材
56、螺旋ばね57等より形成される。
【0014】図1は、第1の実施の形態における画像形
成装置の用紙搬送路主要部の構成を示す側断面図であ
り、図2は、画像形成装置の全体構成を示す側断面図で
ある。先ず、図2により、全体構成から説明する。
【0015】図2に示すように、画像形成装置(本体装
置)10は、例えばデスクトップ型のパソコン用ラック
に載置可能な程度の大きさの、小型の画像形成装置であ
る。この画像形成装置10は、装置本体10の前面(図
の右方)に開閉トレー11を備え、下部に用紙カセット
12を着脱自在に備えている。用紙カセット12には多
枚数の用紙が載置・収容されている。
【0016】本体装置10の上面には上蓋部材13を備
え、この上蓋部材13の前部側方には図では見えないが
電源スイッチ、液晶表示装置、複数の入力キー等が配設
されている。上蓋部材13は、その後部が本体装置10
の後部上面とともに排紙トレー14を形成している。
【0017】本体装置10の内部には、略中央に、駆動
回転ローラ15と従動回転ローラ16により前後に偏平
なループ状に保持されて循環移動する用紙搬送ベルト1
7が配設される。この用紙搬送ベルト17の上方には、
4個の画像形成ユニット18が用紙搬送方向(図の右か
ら左方向)に多段式に並設される。画像形成ユニット1
8には、それぞれ感光体ドラム19と、この感光体ドラ
ム19を囲んで、クリーナ、初期化帯電器、及び現像器
と現像ローラが組み付けられている。
【0018】そして、感光体ドラム19の真上に、書込
みヘッド21が配置される。書込みヘッド21は、LE
Dヘッドで構成され、上蓋部材13の裏面に固設され
る。上蓋部材13は、装置本体10後方の支軸22を中
心にして開閉する。書込みヘッド21は、上蓋部材13
の閉成により内部に挿入されて図の如く配置される。ま
た、感光体ドラム19は、用紙搬送ベルト17に当接し
ており、その用紙搬送ベルト17の裏面から感光体ドラ
ム19と対向配置されて転写ブラシ23が配設されてい
る。
【0019】用紙搬送ベルト17の用紙搬送方向上流側
(図の右方)には、待機ロール対24、用紙検出センサ
25が配設され、それより上流は横(装置前方)と下に
分岐して、横方向には給紙ローラ26、捌き部材27、
及び上述の開閉トレー11が配設されている。また、下
方には2枚のガイド板から形成される搬送路28が配設
され、その上流(下方)に、上述の多枚数の用紙を収容
した用紙カセット12がその給紙端を覗かせている。そ
の給紙端の上方に給紙コロ29が配設され、この給紙コ
ロ29と上記の搬送路28間の用紙給送経路には、規制
ローラ31及び搬送ロール対32が配設されている。
【0020】そして用紙搬送ベルト17の用紙搬送方向
下流には、分離爪36、定着器37、排紙コロ38、切
り換えレバー39が設けられる。定着器37は、断熱性
の匡体内に組み付けられた圧接ローラ、発熱ローラ、周
面清掃器等から構成され、用紙上に転写されたトナー像
を紙面に熱定着させる。切り換えレバー39は、同図に
示すように下の位置にあるときは用紙を上方の排出路4
1へ案内し、上に回動しているときは用紙を装置後面に
開口する排紙口42へ案内する。上記の排出路41の下
流(上方)は、排紙ロール対43及び上部排紙口44を
介して排紙トレー14の上方に開口する。
【0021】また、用紙搬送ベルト17と用紙カセット
12の間にクリーナボトル45が着脱自在に配設され
る。この、クリーナボトル45の上部にはブレードスク
レーパ46が取り付けられて、その先端が搬送転写用紙
搬送ベルト17の下循環部の表面に当接している。ブレ
ードスクレーパ46は、搬送転写用紙搬送ベルト17の
表面に残留するトナーを掻き取って搬送転写用紙搬送ベ
ルト17を清掃し、掻き取った不要のトナーをクリーナ
ボトル45に貯留する。
【0022】上記の構成の画像形成装置10において、
電源が投入され、用紙枚数、その他の指定がキー入力さ
れると、給紙コロ29が用紙カセット12に載置収容さ
れている用紙の最上部の1枚を繰り出し、規制ローラ3
1は用紙の先端が搬送方向から逸れないように姿勢を規
制し、搬送ロール対32が用紙の搬送を引き継いで搬送
路28を介して待機ロール対24へ用紙を搬送する。又
は、給紙ローラ26が開閉トレー11に載置された用紙
を待機ロール対24へ搬送する。この搬送されてくる用
紙を用紙検出センサ25が検知する。待機ロール対24
は回転を停止して挟持部に用紙の先端を一旦受け止め、
その搬送を制止する(待機させる)。この待機期間中、
搬送ロール対32は用紙に対して滑動する。
【0023】駆動回転ローラ15が反時計回り方向に回
転を開始し、従動回転ローラ16が従動して同じく反時
計回り方向に回転を開始する。これによりベルト17
は、上循環部が4個の感光体ドラム19に当接して全体
が反時計回り方向に循環移動する。これと共に画像形成
ユニット18が印字タイミングに合わせて順次駆動さ
れ、その駆動に応じて感光体ドラム19が、順次時計回
り方向に回転駆動され、夫々の画像形成ユニット18に
対応する書込みヘッド21が順次駆動される。
【0024】そして、先ず、初期化帯電器は、感光体ド
ラム19の周面に一様な電荷を付与し、書込みヘッド2
1は、その感光体ドラム周面に画像信号に応じて露光を
行って感光体ドラム周面上に静電潜像を形成する。現像
ローラは、静電潜像の低電位部に現像器のトナーを転移
させて(反転現像の場合)、感光体ドラム周面上にトナ
ー像を形成する。
【0025】最上流の感光体ドラム19周面上のトナー
像の先端が、ベルト17との対向点に回転搬送されてく
るタイミングで、その対向点に用紙の印字開始位置が一
致するように、待機ロール対24が制止を解いて回転を
開始し、用紙を画像形成部に向けて給送する。
【0026】従動回転ローラ16と押えローラ47は、
給送された用紙を搬送ベルト17と共に挟持して用紙を
搬送する。用紙は、従動回転ローラ16と押えローラ4
7による挟持が解除された後も、搬送ベルト17に静電
吸着してそのまま搬送される。このように搬送されなが
ら用紙は各感光体ドラム19と各転写ブラシ23間に夫
々形成される電界によって紙面上に順次トナー像を転写
される。
【0027】上記の4個の現像器にはM(マゼンタ)、
C(シアン)、Y(イエロー)及びBk(ブラック)の
4色のトナーが夫々収容されており、これら4色のトナ
ー像を順次重ねて転写された用紙は、分離爪36によっ
て搬送ベルト17から分離され、定着器37に搬入され
る。用紙は、定着器37で上記トナー像を熱定着された
後、排紙コロ38によって、後部排紙口42からトナー
像を上にして、又は上部排紙口44からトナー像を下に
して機外に排出される。
【0028】このように動作する本実施の形態における
上述の画像形成装置10において、搬送ロール対32
は、本体装置10下部に装着される用紙カセット12が
特殊な例えばPOP紙を収容した所定の用紙カセットで
あるとき、その用紙カセットに対応して自動的に搬送力
を強い方へ変更し、POP紙に見合った強い搬送力で搬
送を行う。以下、これについて図1を用いて説明する。
【0029】図1に示すように、画像形成装置10の搬
送ロール対32は、駆動ローラ32aと従動ローラ32
bにより構成されている。従動ローラ32bは、駆動ロ
ーラ32aに対して接離する方向に移動自在に本体装置
10のフレームに支持されており、従動ローラ32bの
支持軸は揺動部材51に当接している。揺動部材51は
支点52により回動自在に支持されている。
【0030】揺動部材51と本体装置10のフレーム間
に螺旋ばね53が介装されており、この螺旋ばね53の
押し付勢力により、揺動部材51は従動ローラ32b側
に付勢されている。これにより、従動ローラ32bは揺
動部材51によって駆動ローラ32aに押圧され、駆動
ローラ32aとともに適宜の搬送力を形成している。そ
の揺動部材51にボルト状部材54が先端を当接して配
設される。ボルト状部材54は頭部を外部に向けて進退
自在に配設される。
【0031】一方、用紙カセット12には、本体装置1
0との係合部55に、上記ボルト状部材54の頭部に圧
接する押し部材56が配設される。押し部材56もボル
ト状に形成されており、その頭部を係合部55の外側
(図の左側)に向けて配設されている。押し部材56の
軸部に外嵌して螺旋ばね57が押し部材56の頭部と係
合部55の押し部材56保持部間に介装される。螺旋ば
ね57は、押し付勢力により押し部材56を係合部55
の外側に向けて付勢している。
【0032】これにより、同図のように、用紙カセット
12が本体装置10に装着されると、係合部55におい
て、押し部材56の頭部がボルト状部材54の頭部を所
定の力で装置内部方向(図の左方)へ押圧する。ボルト
状部材54は、頭部を押圧されることによりその軸部先
端で揺動部材51を左方へ押圧する。したがって、従動
ローラ32bは揺動部材51によって駆動ローラ32a
に対し所定の力でより強く圧接される。その圧接により
POP紙を搬送するための搬送力に対応する強い搬送力
が駆動ローラ32aと従動ローラ32bの間に形成され
る。
【0033】これにより、剛性による抵抗力に充分抗し
得る搬送力で用紙カセット12内のPOP紙が搬送され
る。このように、本体装置10側に予め設定されている
用紙搬送力が普通紙に対応する搬送力であっても、普通
紙と異なる搬送力を必要とする用紙に対してその用紙の
搬送力に適する搬送力に自動的に変更できる。
【0034】尚、普通紙としては、例えば60g/m2
から90g/m2 までの範囲の厚さのものを設定し、予
め螺旋ばね53の強さを調整して、上記の範囲の普通紙
に対応する強さの搬送力を設定しておくようにする。そ
して、例えば157g/m2等の特殊紙には、その特殊
紙対応の用紙カセットの螺旋ばね57の強さを調整し
て、その用紙カセットが本体装置に係合したとき搬送補
助力が特殊紙を搬送するに足る強さとなるように設定し
ておくとよい。
【0035】続いて、第2の実施の形態について説明す
る。尚、以下に述べる第2の実施の形態においては、搬
送力調整手段は例えば揺動部材61、螺旋ばね63、ボ
ルト状部材64等により構成され、また、搬送力補助手
段は例えば突設部58等からなる。
【0036】図3は、第2の実施の形態における画像形
成装置の用紙搬送路主要部の構成を示す側断面図であ
る。同図には、図1と同一構成部分には図1と同一の番
号を付与して示している。図3に示すように、この実施
の形態においては、従動ローラ32bを駆動ローラ32
aへ押圧する揺動部材61には、これを付勢する螺旋ば
ね63が強さを変更可能に配設される。すなわちボルト
状部材64(64−1、64−2)は、頭部64−2の
周縁を本体装置のフレームの係合孔59の周縁内面に当
接させ、軸の先端64−1を揺動部材61下端の挿通孔
に挿通させて配置されている。一方、そのボルト状部材
64に外嵌して一端がボルト状部材64の頭部64−2
の周縁内面に当接し、他端が揺動部材61下端の挿通孔
周縁に当接して上記の螺旋ばね63が配置されている。
普通紙のときは、ボルト状部材64に外力が加わること
なく、したがって、ボルト状部材64の頭部64−2が
本体装置のフレームの係合孔59の周縁内面に当接した
状態で、螺旋ばね63の付勢力が揺動部材61を介して
従動ローラ32bを駆動ローラ32aへ押圧する。
【0037】そして、図3に示すように、特殊紙に対応
する用紙カセット12′が本体装置10に装着される
と、係合部65において、突設部58が係合孔59に嵌
入し、ボルト状部材64の頭部64−2を押圧してボル
ト状部材64を装置内側へ移動させる。これにより、螺
旋ばね63がボルト状部材64の頭部64−2と揺動部
材61間で圧縮され、圧縮された分だけ、より強い付勢
力で揺動部材61を左方へ押圧する。すなわち、揺動部
材61を介して従動ローラ32bを駆動ローラ32aへ
より強く圧接する。これにより、特殊紙を搬送するため
の搬送力に対応する強い搬送力が駆動ローラ32aと従
動ローラ32bの間に形成される。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、用紙の種類に応じた用紙カセットに本体装置側の
用紙搬送力を補助する部材を設けたので、用紙カセット
を装着するだけで用紙カセットに収納されている用紙に
対応する搬送力を得ることができ、したがって、用紙の
種類が大きく変わるごとに発生した搬送不良の問題が解
消する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における画像形成装置の用紙
搬送路主要部の構成を示す側断面図である。
【図2】第1の実施の形態における画像形成装置の全体
構成を示す側断面図である。
【図3】第2の実施の形態における画像形成装置の用紙
搬送路主要部の構成を示す側断面図である。
【図4】従来の画像形成装置の用紙搬送経路の主要部を
模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置(本体装置) 11 開閉トレー 12、12′ 用紙カセット 13 上蓋部材 14 排紙トレー 15 駆動回転ローラ 16 従動回転ローラ 17 用紙搬送ベルト 18 画像形成ユニット 19 感光体ドラム 21 書込みヘッド 22 支軸 23 転写ブラシ 24 待機ロール対 25 用紙検出センサ 26 給紙ローラ 27 捌き部材 28 搬送路 29 給紙コロ 31 規制ローラ 32 搬送ロール対 32a 駆動ローラ 32b 従動ローラ 36 分離爪 37 定着器 38 排紙コロ 39 切り換えレバー 41 排出路 42 排紙口 43 排紙ロール対 44 上部排紙口 45 クリーナボトル 46 ブレードスクレーパ 47 押えローラ 51、61 揺動部材 52 支点 53、63 螺旋ばね 54、64 ボルト状部材 55、65 係合部 56 押し部材 57 螺旋ばね 58 突設部 59 係合孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を収納し装置本体の給紙部に着脱自
    在な給紙カセットと、該給紙カセットに収納された用紙
    を一枚毎繰り出すべく前記給紙部に設けられた給紙手段
    と、該給紙手段により繰り出された用紙を受け継いで所
    定の搬送力で下流側に搬送する搬送ロール対と、該搬送
    ロール対により搬送される用紙の先端を一旦受け止めて
    その搬送を制止し所定のタイミングで該制止を解いて前
    記用紙を画像形成部に向けて搬送する給紙待機手段とを
    備えた画像形成装置において、 収納すべき用紙種に対応する所定の給紙カセットを備
    え、該給紙カセットが前記給紙部に装着されたとき該給
    紙カセットと係合して前記用紙種に対応した搬送力を前
    記搬送ロール対に対し自動的に設定する搬送力調整手段
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送力調整手段は、前記給紙部に装
    着された前記所定の給紙カセットが通常の用紙よりも大
    きな搬送力を要する用紙に対応する給紙カセットである
    とき、通常の用紙搬送力よりも大きな搬送力を前記搬送
    ロール対に対し設定することを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送力調整手段は、前記搬送ロール
    対に挟持力を発生させる付勢部材であり、前記所定の給
    紙カセットは、前記搬送力調整手段に係合して該搬送力
    調整手段の付勢力を強める搬送力補助手段を前記係合部
    に備えることを特徴とする請求項2記載の画像形成装
    置。
JP8329258A 1996-12-10 1996-12-10 画像形成装置 Withdrawn JPH10167509A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001146338A (ja) * 1999-11-24 2001-05-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び給紙装置並びに用紙処理装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001146338A (ja) * 1999-11-24 2001-05-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び給紙装置並びに用紙処理装置

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