JPH10167245A - 凹凸嵌合容器 - Google Patents

凹凸嵌合容器

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JPH10167245A
JPH10167245A JP32166296A JP32166296A JPH10167245A JP H10167245 A JPH10167245 A JP H10167245A JP 32166296 A JP32166296 A JP 32166296A JP 32166296 A JP32166296 A JP 32166296A JP H10167245 A JPH10167245 A JP H10167245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
opening edge
recess
concave
concave portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP32166296A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruyoshi Miyake
輝義 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHUGOKU PEARL HANBAI KK
Original Assignee
CHUGOKU PEARL HANBAI KK
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Publication date
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Priority to JP32166296A priority Critical patent/JPH10167245A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着脱操作が容易で、凸部と凹部の係合状態が
安定かつ確実となる凹凸嵌合構造を備えた容器を提供す
る。 【解決手段】 容器本体2と蓋体3とを湾曲状の折返部
4を介して開閉自在に連設し、容器本体2と蓋体3とに
各々凹部5と凸部6とを設ける。凹部5は、開口縁部5
aが略正方形状を呈する底面付きの形状に形成し、凸部
6は、底面付きの円筒形状とし、その最大径部6cを除
く、頂面6aから傾斜面6bまでと付根部6dとの太さ
さを開口縁部5aの内接円以下に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凹凸嵌合構造を備
えた合成樹脂製の凹凸嵌合容器に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製容器本体とこれに閉塞可能な
蓋部とを、ヒンジ部を介して一体成形した容器が数多く
知られている。このような容器の中には、本体または蓋
部のいずれか一方に互いに嵌合可能な凹部または凸部を
設けて、蓋部で閉塞した状態を両者の凹凸嵌合によって
維持する構造(凹凸嵌合構造)を備えた容器がある(例
えば、実公平3−43131号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実公平3−4
3131号公報に記載される容器は、図7(A)に示す
ように、平面視矩形乃至楕円形の凹部101と、この凹
部101の短手幅より僅かに幅広とした直径を有し、先
端に先細の傾斜面102aを形成した真円筒状の凸部1
02とからなる嵌合構造を備えていたため、次のような
問題があった。同図(B)に示すように、凸部102と
凹部101との係合状態は、凸部102の周側面102
bと、凹部101の内側面101aとの摩擦によって維
持されている。しかし、周側面102bの中で係合状態
に関与する部分a(図示の斜線部分)が凸部102の軸
方向に沿って長く形成されるため、係合状態を解除しよ
うとする(または凸部102を凹部101に嵌合しよう
とする)と、力の作用方向bに摩擦抵抗がかかってしま
い、着脱操作が煩わしいという欠点があったのである。
その反面、凹部101は、内側面101aの対向する二
側面だけが両者の係合に関与し、そのほかの部分が係合
に関与しない遊びの部分となっており、内側面101a
が係合に有効に生かされていないという欠点もあった。
【0004】そこで、本発明者は、このような問題点に
鑑み、着脱操作が容易で、しかも、凸部と凹部の係合状
態が安定かつ確実となる凹凸嵌合構造を備えた容器を提
供せんとして鋭意検討を行い、本発明を完成するに至っ
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決を図るた
め本発明は、合成樹脂製シートを用いた容器本体と、こ
れの開口縁部に合致する開口縁部を有する蓋体とからな
る容器であって、両方の開口縁部が接する表面のいずれ
か一方に凹部を形成すると共に、他方の表面にこの凹部
に嵌合可能な凸部を形成し、上記凹部を開口縁部が略正
方形状を呈する底面付きの形状に形成し、凸部を頂面付
きの円筒形状に形成し、この頂面から漸次径の拡大する
傾斜面を形成すると共に、最も径の太い最大径部を介し
て略同径状の付根部を形成し、上記最大径部を上記凹部
の開口縁部の内接円よりも僅かに大きい太さに形成する
と共に、この最大径部を除く頂面から傾斜面までと付根
部とを当該内接円以下の太さに形成し、上記凸部を凹部
に嵌合したときに、この最大径部が上記凹部の内四側面
の各中央部で係合するように形成することにより、凹凸
嵌合容器としていることを特徴としている。
【0006】本発明は、上記凹部と凸部の係合状態を得
るのに必要な部分について、着脱操作に必要な力が作用
する方向からみた面積を縮小する一方、これに直交する
方向からみた面積を拡大するように、凹部と凸部とを形
成することによって、上記の課題を解決している点に特
徴がある。具体的に、本発明の凹凸嵌合容器は、その凹
部と凸部との係合状態が、着脱操作に必要な力を作用さ
せる凹部の深さ方向からみると最大径部の関与によって
得られるのに対し、それと直交する方向からみると凹部
の内四側面によって得られている。こうして、着脱操作
に必要な力を減らし、かつ係合状態を安定させることが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一例となる好適な
実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1
は本発明の一例となる凹凸嵌合容器1の斜視図を示した
ものである。容器1は、図示の通り、合成樹脂製シート
を用い、容器本体2と蓋体3とを湾曲状の折返部4を介
して開閉自在に連設したもので、容器本体2の開口縁部
2aに形成した凹部5と、蓋体3の開口縁部3aに形成
した凸部6との凹凸嵌合によって、蓋を閉止状態で維持
できるようになっている。なお、図示した容器1は蓋体
3を折返部4を介して連設してあるが、蓋体3を容器本
体2とは別体にして形成しても良い。
【0008】容器本体2は、側壁部2bと底部2cとか
らなり、側壁部2bの上縁を外側に水平状に折返して開
口縁部2aを設け、この開口縁部2aが蓋体3の開口縁
部3aと接する表面の適当な位置に凹部5、5を形成し
てある。蓋体3は、容器本体2に対応して立上がり部3
bと天面部3cを形成し、立上がり部3bの下縁を外側
に水平状に折返して開口縁部3aを設け、この開口縁部
3aが開口縁部2aと接する表面の内、上記各凹部5に
合致する位置に凸部6、6を形成してある。
【0009】凹部5は、図2及び図3に示すように、そ
の開口縁部5aの形状が平面視略正方形状を呈する底面
5b付きの形状に形成され、その深さが凸部6の高さよ
りも若干深く形成されている。なお、開口縁部5aより
内方の側面を開口縁部5aと略同等或いは若干太く形成
しても良い。
【0010】凸部6は、図4及び図5に示すように、略
平坦な頂面6aから漸次径が拡大する傾斜面6bを形成
し、最も径の太い最大径部6cを介してその下側に略同
径状の付根部6dを形成してある。最大径部6cは、そ
の直径の大きさw1が凹部5の一辺の長さw2よりも僅
かに大きく、凹部5の開口縁部5aの内接円よりも僅か
に大きい太さに形成されている。また、この最大径部6
cを除く、頂面6aから傾斜面6bまでと付根部6d
は、その直径の大きさがw2以下であり、太さが開口縁
部5aの内接円以下に形成されている(図3参照)。
【0011】以上の構成を有する容器1は、蓋体3を折
返部4を介して折り返すと共に、各凸部6を対応する凹
部5に嵌合させることによって、蓋を閉じた状態を維持
できるようになっている。このとき、凸部6の頂面6a
から傾斜面6bまでの太さが開口縁部5aの内接円以下
に形成されているので、頂面6aから傾斜面6bまでは
凹部5に容易に嵌め込まれる。さらに力を加えると、最
大径部6cが開口縁部5aの各辺中央部に圧接した後に
内側面を僅かに押し広げながら凹部5の中に進入し、頂
面6aが凹部5の底面5aに当接するか或いはその手前
で付根部6dが開口縁部5aに係合し、凹部5と凸部6
との係合状態が維持されるようになる。
【0012】この係合状態が維持されている様子を図に
示すと、図6のようになる。図示の通り、凸部6は、そ
の最大径部6cを除く頂面6aから傾斜面6bまでと付
根部6dのいずれもが開口縁部5aの内接円以下の太さ
であるのに対し、最大径部6cが当該内接円よりも僅か
に大きい太さに形成されている。このため、最大径部6
cを除く頂面6a、傾斜面6b及び付根部6dが凹部5
に接触して力を作用させることがないのに対し、最大径
部6cだけが凹部5に圧接し、その摩擦によって係合状
態が得られている。一方、凹部5の開口縁部5aは、略
平面視正方形状に形成されているので、最大径部6cに
対し、内側面の四面ともが中間部分を圧接している。し
たがって、凹部5と凸部6との係合状態は、着脱時に必
要な力を作用させる凹部5の深さ方向(凸部6の高さ方
向)からみると、最大径部6cだけで維持されるのに対
し、これと直交する方向、すなわち、凹部5及び凸部6
の周方向からみると、凹部5の四枚の内側面によって維
持されている。よって、着脱操作は、最大径部6cと凹
部5との着脱に必要な力を作用させるだけで行えるの
で、必要な力が少なくて済み、それだけ着脱操作を簡易
に行うことができる。これと同時に、凹部5の四枚の内
側面による四方向からの係合が得られることから、係合
状態を安定させ確実に維持することができるのである。
【0013】以上の容器1は、成形加工方法を次のよう
にすることによって、さらに好適なものとなる。すなわ
ち、凹部5を形成する際にそのシート地の厚さを、開口
縁部5aよりもその内側面及び底部5aを薄くして形成
し、シート地の厚さが薄い分だけ内側面及び底部5aを
たわみやすくする。こうすると、凹部5は、開口縁部5
aが変形しにくくなるのに対し、その内側部分が変形し
やすくなる。すると、凸部6を凹部5に嵌め込む時に、
最大径部6cが開口縁部5aを通過するまで力を作用さ
せると、内側面が最大径部6cの形状に合うように変形
し、係合状態を容易に得ることができる。また、開口縁
部5aが変形しにくいため、凸部6を外す際に最大径部
6cが引っ掛かって外れにくくなり、係合状態を安定か
つ確実に維持できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の凹凸嵌合容器の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】凹部の一例を示す断面図である。
【図3】凸部と凹部の嵌合部分を一部省略して示した平
面図である。
【図4】凸部の一例を示す斜視図である。
【図5】図4のV-V 線断面図である。
【図6】凸部と凹部の嵌合部分を一部省略して示した断
面図である。
【図7】従来の凹凸嵌合容器について、(A)は凸部と
凹部の嵌合部分を一部省略して示した平面図、(B)は
その斜視図である。
【符号の説明】
1 凹凸嵌合容器 2 容器本体 2a,3a 開口縁部 3 蓋体 4 折返部 5 凹部 6 凸部 6a 頂面 6b 傾斜面 6c 最大径部 6d 付根部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製シートを用いた容器本体と、
    これの開口縁部に合致する開口縁部を有する蓋体とから
    なる容器であって、両方の開口縁部が接する表面のいず
    れか一方に凹部を形成すると共に、他方の表面にこの凹
    部に嵌合可能な凸部を形成し、 上記凹部は、開口縁部が略正方形状を呈する底面付きの
    形状に形成され、 凸部は、頂面付きの円筒形状に形成され、この頂面から
    漸次径の拡大する傾斜面が形成されると共に、最も径の
    太い最大径部を介して略同径状の付根部が形成され、上
    記最大径部が上記凹部の開口縁部の内接円よりも僅かに
    大きい太さに形成されると共に、この最大径部を除く頂
    面から傾斜面までと付根部とが当該内接円以下の太さに
    形成され、上記凸部を凹部に嵌合したときに、この最大
    径部が上記凹部の内四側面の各中央部で係合するように
    形成されていることを特徴とする凹凸嵌合容器。
JP32166296A 1996-12-02 1996-12-02 凹凸嵌合容器 Pending JPH10167245A (ja)

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JP32166296A JPH10167245A (ja) 1996-12-02 1996-12-02 凹凸嵌合容器

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JP32166296A Pending JPH10167245A (ja) 1996-12-02 1996-12-02 凹凸嵌合容器

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Effective date: 20060620

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