JPH10167027A - 点検・整備時期管理装置及び記録媒体 - Google Patents

点検・整備時期管理装置及び記録媒体

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JPH10167027A
JPH10167027A JP32441196A JP32441196A JPH10167027A JP H10167027 A JPH10167027 A JP H10167027A JP 32441196 A JP32441196 A JP 32441196A JP 32441196 A JP32441196 A JP 32441196A JP H10167027 A JPH10167027 A JP H10167027A
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vehicle
maintenance
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Kenichi Michikawa
研一 道川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の顧客車輌の点検時期の管理を、実際の
使用状況を考慮した形で行える点検・整備時期管理装置
を提供する。 【解決手段】 車輌の走行距離から平均走行距離を算出
する機能(S102〜S108)と、その車輌の各部位の点検・整
備結果(状態段階値)から、寿命(残存距離)を算出す
る機能(S109)と、各部位の寿命と平均走行距離に基づ
き、各部位に点検・整備が必要となる時期(次回点検時
期)を算出し、出力する機能(S110,S111)を有するよう
に点検・整備管理装置を構成する。また、後日、再度、
次回点検時期が算出できるように(ある部位に点検・整
備時期がきたことを通知するダイレクトメールが出せる
ように)、算出した平均算出距離を各部位の状態段階値
とともに保存する機能(S112)を有するようにも構成して
おく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌整備業者など
によって、顧客の管理、特に、顧客が所有している車輌
の点検時期の管理のために使用される点検・整備時期管
理装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】周知ように、車輌(自
動車)は、定期的な点検・整備を必要とする。このた
め、点検・整備を業とする者は、過去に整備を依頼され
た車輌に関する情報をデータベース等によって管理して
おき、法定点検時期が近くなったときに、その旨を知ら
せるダイレクトメールを出すことを行っている。
【0003】そのようなダイレクトメールは、タイムリ
ーに出せることが望ましいが、従来の、データベースを
用いた情報管理では、点検・整備日から、何ヶ月が経過
したかを認識できるだけであった。このため、対象とす
る車輌が、頻繁に使用されるものであっても、使用頻度
が低いものであっても、同時期にダイレクトメールが出
されていた。
【0004】また、車輌の点検・整備時には、即座に交
換する必要はないが、近い将来交換する必要が生ずる部
位(部品)が見いだされることがある。そのような部位
が見いだされた場合、従来は、顧客に、次回の点検・整
備時期として、点検を行った者の考えた時期が通知され
ていた。このため、不的確な時期が通知されてしまうこ
ともあった。
【0005】そこで、本発明の第1の課題は、顧客が所
有している車輌の点検時期の管理を、実際の使用状況を
考慮した形で行える点検・整備時期管理装置を提供する
ことにある。
【0006】また、本発明の第2の課題は、点検・整備
時に、顧客に対して、次回の正確な点検・整備時期を通
知することができる点検・整備時期管理装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の点検・整
備時期管理装置は、上記第1の課題を解決するために、
(イ)それぞれ、車輌の構成要素であり、かつ、点検・
整備対象である所定数の部位に対応づけられた、対応す
る部位が初期状態から点検・整備を必要とする状態にな
るまでに要する走行距離を示す所定数の寿命データを記
憶する寿命データ記憶手段と、(ロ)車輌の識別データ
と、その車輌の、単位期間当たりの走行距離である平均
走行距離データと、その車輌が備えている所定数の部位
にそれぞれ対応し、対応する部位が、点検・整備を必要
とする状態になるまでに要する走行距離と関連したデー
タである所定数の状態データと、状態データと部位の関
係が確認された日付を表す日付データとを含むレコード
を複数個記憶するレコード記憶手段と、(ハ)日付を入
力するための日付入力手段と、(ニ)この日付入力手段
によって入力された日付と、レコード記憶手段に記憶さ
れた各レコードに含まれる平均走行距離データと所定数
の状態データと日付データとを用いて、そのレコード内
の識別データで識別される車輌が、日付データが表す日
付から日付入力手段によって入力された日付まで、平均
走行距離データが示す割合で使用された場合に、その車
輌内の各部位が整備を必要とする状態になる日付を算出
する日付算出手段と、(ホ)この日付算出手段が、各車
輌の各部位に関して算出した日付に基づき、入力手段に
よって入力された日付において整備が必要となる部位を
有する車輌を特定する特定手段と、(ヘ)この特定手段
によって特定された各車輌の識別データと点検・整備が
必要となる部位を表す情報とを出力する部位情報出力手
段とを備える。
【0008】すなわち、本発明の第1の点検・整備時期
管理装置では、各車輌の平均走行距離データと、各車輌
内に設けられている各部位の状態データとが、装置内部
に保存される。そして、それらのデータに基づき、ある
日付(日付入力手段によって入力された日付)において
点検・整備が必要となる部位を有する車輌が特定され、
特定された車輌に関する情報が、点検・整備が必要とな
る部位に関する情報とともに出力される。このため、こ
の点検・整備時期管理装置を用いれば、過去に点検・整
備が依頼された複数の車輌の点検時期の管理を、各車輌
の実際の使用状況を考慮した形で、細かく行えることに
なる。また、その結果として、顧客の信用を得ることが
できることになるので、この点検・整備時期管理装置を
用いれば、点検・整備事業を良好に運営できることにな
る。
【0009】また、本発明の第2の点検・整備時期管理
装置は、上記第2の課題を解決するために、(イ)それ
ぞれ、車輌の構成要素であり、かつ、点検・整備対象で
ある所定数の部位に対応づけられた、対応する部位が初
期状態から点検・整備を必要とする状態になるまでに要
する走行距離を示す所定数の寿命データを記憶する寿命
データ記憶手段と、(ロ)点検・整備を行った車輌であ
る対象車輌の総走行距離と、その対象車輌が備えている
所定数の部位にそれぞれ対応し、対応する部位が、点検
・整備を必要とする状態になるまでに要する走行距離と
関連したデータである所定数の状態データとを入力する
ための点検・整備結果入力手段と、(ハ)点検・整備結
果入力手段で入力された総走行距離を用いて、対象車輌
の、単位期間あたりの走行距離である平均走行距離を算
出する平均走行距離算出手段と、(ニ)この平均走行距
離算出手段によって算出された平均走行距離と、点検・
整備結果入力手段によって入力された所定数の状態デー
タと、寿命データ記憶手段に記憶された所定数の寿命デ
ータとを用いて、単位期間あたりの走行距離が平均走行
距離となる状況で対象車輌が使用され続けた場合に、そ
の点検対象車輌内の各部位が、点検・整備を必要とする
状態になるまでに要する期間を算出する期間算出手段
と、(ホ)この期間算出手段によって対象車輌の各部位
に対して算出された期間を、部位と対応づけた形で出力
する期間出力手段とを備える。
【0010】すなわち、本発明の第2の点検・整備時期
管理装置では、点検・整備を行った車輌の総走行距離か
ら平均走行距離が求められ、その平均走行距離と、各車
輌内に設けられている各部位の点検・整備結果である状
態データとに基づき、その車輌の各部位が、点検・整備
が必要とされる状態になるまでの期間が算出、出力され
る。このため、この点検・整備時期管理装置を用いれ
ば、点検・整備時に、顧客に対して、次回の点検・整備
時期を、正確に、しかも、簡単に通知することができる
ことになる。また、その結果として、顧客の信用を得る
ことができることになるので、この点検・整備時期管理
装置を用いれば、点検・整備事業を良好に運営できる。
【0011】また、本発明の第3の点検・整備時期管理
装置は、(イ)それぞれ、車輌の構成要素であり、か
つ、点検・整備対象である所定数の部位に対応づけられ
た、対応する部位が初期状態から点検・整備を必要とす
る状態になるまでに要する走行距離を示す所定数の寿命
データを記憶する寿命データ記憶手段と、(ロ)車輌の
識別データと、その車輌の、単位期間当たりの走行距離
である平均走行距離データと、その車輌が備えている所
定数の部位にそれぞれ対応し、対応する部位が、点検・
整備を必要とする状態になるまでに要する走行距離と関
連したデータである所定数の状態データと、状態データ
と部位の関係が確認された日付を表す日付データとを含
むレコードを複数個記憶するレコード記憶手段と、
(ハ)点検・整備を行った車輌である対象車輌の総走行
距離と、その対象車輌が備えている所定数の部位にそれ
ぞれ対応し、対応する部位が、点検・整備を必要とする
状態になるまでに要する走行距離と関連したデータであ
る所定数の状態データとを入力するための点検・整備結
果入力手段と、(ニ)日付を入力するための日付入力手
段と、(ホ)点検・整備結果入力手段によって総走行距
離と状態データとが入力されたときに、その総走行距離
を用いて、対象車輌の、単位期間あたりの走行距離であ
る平均走行距離を算出する平均走行距離算出手段と、
(ヘ)この平均走行距離算出手段によって算出された平
均走行距離を表す平均走行距離データと、点検・整備結
果入力手段によって入力された所定数の状態データとを
含むレコードを、レコード記憶手段に記憶させるレコー
ド追加手段と、(ト)平均走行距離算出手段によって算
出された平均走行距離と、点検・整備結果入力手段によ
って入力された所定数の状態データと、寿命データ記憶
手段に記憶された所定数の寿命データとを用いて、単位
期間あたりの走行距離が平均走行距離となる状況で対象
車輌が使用され続けた場合に、その点検対象車輌内の各
部位が、点検・整備を必要とする状態になるまでに要す
る期間を算出する期間算出手段と、(チ)この期間算出
手段によって対象車輌の各部位に対して算出された期間
を、部位と対応づけた形で出力する期間出力手段と、
(リ)日付入力手段によって日付が入力されたときに、
その日付と、レコード記憶手段に記憶された各レコード
に含まれる平均走行距離データと所定数の状態データと
日付データとを用いて、そのレコード内の識別データで
識別される車輌が、日付データが表す日付から日付入力
手段によって入力された日付まで、平均走行距離データ
が示す割合で使用された場合に、その車輌内の各部位が
整備を必要とする状態になる日付を算出する日付算出手
段と、(ヌ)この日付算出手段が、各車輌の各部位に関
して算出した日付に基づき、入力手段によって入力され
た日付において整備が必要となる部位を有する車輌を特
定する特定手段と、(ル)この特定手段によって特定さ
れた各車輌の識別データと整備が必要となる部位を表す
情報とを出力する部位情報出力手段とを備える。
【0012】すなわち、本発明の第3の点検・整備時期
管理装置は、第1の点検・整備時期管理装置並びに第2
の点検・整備時期管理装置の構成要素と、平均走行距離
算出手段によって算出された平均走行距離を表す平均走
行距離データと、点検・整備結果入力手段によって入力
された所定数の状態データとを含むレコードを、レコー
ド記憶手段内に追加記憶するレコード追加手段とを組み
合わせた構成を有する。このため、第3の点検・整備時
期管理装置を用いれば、顧客が所有している車輌の点検
時期の管理を、実際の使用状況を考慮した形で、細かく
行え、しかも、点検・整備時には、顧客に対して、次回
の点検・整備時期を、正確に通知できることになる。
【0013】本発明の第4の点検・整備時期管理装置
は、第1の課題を解決するために、(イ)それぞれ、車
輌の構成要素であり、かつ、点検・整備対象である所定
数の部位に対応づけられた、対応する部位に特徴的な部
分の初期値と、その部位に整備が必要となるときの特徴
的な部分の測定値である限界値とからなる所定数の寿命
データを記憶する寿命データ記憶手段と、(ロ)車輌の
識別データと、その車輌が備えている所定数の部位に関
する、特徴的な部分の測定値と、その部分の測定値の単
位期間あたりの減少量である消耗率とからなる所定数の
状態データと、それらの測定値が得られた日付を示す日
付データとを含むレコードを複数個記憶するレコード記
憶手段と、(ハ)日付を入力するための日付入力手段
と、(ニ)この日付入力手段によって入力された日付
と、レコード記憶手段に記憶された各レコードに含まれ
る日付データ並びに所定数の状態データと、寿命データ
記憶手段に記憶された所定数の寿命データとを用いて、
各レコード内の識別データで識別される車輌内の各部位
が、日付データが示す日付から日付入力手段によって入
力された日付まで、状態データの要素である消耗率が示
す割合で消耗された場合に、各部位の特徴的な部分の測
定値が、対応する寿命データの要素である限界値になる
日付を算出する日付算出手段と、(ニ)この日付算出手
段が、各車輌の各部位に対して算出した日付に基づき、
入力手段によって入力された日付において点検・整備が
必要となる部位を有する車輌を特定する特定手段と、
(ホ)この特定手段によって特定された各車輌の識別デ
ータと整備が必要となる部位を表す情報とを出力する部
位情報出力手段とを備える。
【0014】すなわち、本発明の第4の点検・整備時期
管理装置は、点検・整備を依頼されたことがあるそれぞ
れの車輌に関して、その車輌が備える各部位の特徴的な
部分の測定値(例えば、ブレーキパッドの厚さや、バッ
テリーの電圧)の測定値と、各部位に特徴的な部分の測
定値の単位期間(たとえば、1月)当たりの減少量であ
る消耗率とからなる状態データを装置内部に保持してい
る。そして、それらの状態データを用いて、部位ごと
に、別個に、点検・整備が必要となる日付が算出され、
算出されたそれらの日付に基づき、ある日付(日付入力
手段によって入力された日付)において点検・整備が必
要となる部位を有する車輌が特定される。そして、特定
された車輌に関する情報が、部位に関する情報とともに
出力される。このため、この点検・整備時期管理装置に
よれば、過去に点検・整備を行った複数の車輌の点検時
期の管理を、部位ごとの実際の使用状況を考慮した形
で、細かく行えることになる。また、その結果として、
顧客の信用を得ることができることになるので、この点
検・整備時期管理装置を用いれば、整備事業を良好に運
営できることになる。
【0015】本発明の第5の点検・整備時期管理装置
は、上記第2の課題を解決するために、(イ)それぞ
れ、車輌の構成要素であり、かつ、点検・整備対象であ
る所定数の部位に対応づけられた、対応する部位に特徴
的な部分の初期値と、その部位に整備が必要となるとき
の特徴的な部分の測定値である限界値とからなる所定数
の寿命データを記憶する寿命データ記憶手段と、(ロ)
点検・整備を行った車輌である対象車輌の識別データ
と、その対象車輌の各部位の特徴的な部分の測定値を入
力するための点検・整備結果入力手段と、(ハ)この点
検・整備結果入力手段で入力された測定値を用いて、各
部位に関する、単位期間あたりの特徴的な部分の測定値
の減少量である消耗率を算出する消耗率算出手段と、
(ニ)この消耗率算出手段によって対象車輌の各部位に
関して算出された消耗率と、寿命データ記憶手段内の寿
命データの要素である限界値とを用いて、その点検対象
車輌内の各部位が、算出された消耗率が示す割合で消耗
されつづけた場合に、各部位の特徴的な部位の測定値
が、対応する寿命データの要素である限界値になるまで
に要する期間を算出する期間算出手段と、(ホ)この期
間算出手段によって各部位に対して算出された期間を、
部位と対応づけた形で出力する期間出力手段とを備え
る。
【0016】すなわち、本発明の第5の点検・整備時期
管理装置では、点検・整備を行った車輌の各部位に特徴
的な部分の測定値から、部位ごとに消耗率が求められ、
それら部位ごとの消耗率を用いて、各部位が、点検・整
備が必要とされる状態になるまでの期間が別個に算出さ
れる。このため、この点検・整備時期管理装置を用いれ
ば、点検・整備時に、顧客に対して、部位ごとの使用状
況を考慮した、正確な次回の点検・整備時期を通知する
ことができることになる。その結果として、顧客の信用
を得ることができることになるので、この点検・整備時
期管理装置を用いれば、整備事業を良好に運営できるこ
とになる。
【0017】なお、第1、第3、第4の点検・整備時期
管理装置を実現する際には、複数の車輌の所有者に連絡
をとるために必要な情報である宛先情報を、車輌の識別
データと対応づけて記憶する宛先情報記憶手段を付加す
るとともに、部位情報出力手段として、特定手段によっ
て特定された各車輌に対して、その車輌の識別データに
対応づけられて宛先情報記憶手段に記憶された宛先情報
と、整備が必要となる部位を表す情報とが印字された用
紙を出力する手段を用いることが出来る。
【0018】また、第2、第3、第5の点検・整備時期
管理装置を実現する際には、期間出力手段として、期間
算出手段によって各部位に対して算出された期間が、部
位と対応づけて印字された用紙を出力する手段を用いる
ことが出来る。
【0019】当然、第3の点検・整備時期管理装置を実
現する際に、複数の車輌の所有者に連絡をとるために必
要な情報である宛先情報を、車輌の識別データと対応づ
けて記憶する宛先情報記憶手段を付加し、部位情報出力
手段は、特定手段によって特定された各車輌に対して、
その車輌の識別データに対応づけられて宛先情報記憶手
段に記憶された宛先情報と、整備が必要となる部位を表
す情報とが印字された用紙を出力する手段を用い、期間
出力手段として、期間算出手段によって各部位に対して
算出された期間が、部位と対応づけて印字された用紙を
出力する手段を用いても良い。
【0020】このように、部位情報出力手段及び(ある
いは)期間出力手段として、各種の情報が印字された用
紙を出力する手段が採用された点検・整備時期管理装置
によれば、点検・整備結果に関する報告書やダイレクト
メールが自動的に印刷されるので、点検・整備業務をよ
り効率的に行えることになる。
【0021】また、上記構成を有する点検・整備時期管
理装置を実現するために、いわゆる、専用機を製造せず
に、記録媒体に記憶されたプログラムによって、一般的
なコンピュータシステムを上記各手段の集合体として機
能させても良いことは当然である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を説明する。 <第1実施形態>図1に、本発明の第1実施形態による
点検・整備時期管理装置の構成を示す。第1実施形態の
点検・整備時期管理装置は、車輌(自動車)の整備を行
う業者が用いる装置であり、図示したように、キーボー
ド(KBD)11とマウス12からなる入力部13と、
表示装置14と、プリンタ15と、制御装置16を主な
構成要素として有する。制御装置16は、CPU(centr
al processing unit)21と、ROM(read only memor
y)22と、RAM(random access memory)23と、ハー
ドディスクドライブ(HDD)24と、インタフェース
回路261〜264を備える。制御装置16内の各部は、
バス27によって相互に接続されており、制御装置16
は、インタフェース回路261〜264を介して、それぞ
れ、キーボード11、マウス12、表示装置14、プリ
ンタ15と接続されている。
【0023】HDD24には、オペレーティングシステ
ムと、そのオペレーティングシステム上で動作するプロ
グラムである点検時期管理プログラムと、点検時期管理
プログラムによって使用される各種のファイル(顧客マ
スタ、顧客車輌マスタ、点検部位マスタ、入庫履歴ファ
イル、DM対象ファイル、報告シート雛形ファイル;詳
細は後述)が格納されている。
【0024】CPU21は、電源が投入された際、RO
M22に記憶されたブートストラップローダに従って、
各部のテストを行った後、HDD24に格納されている
オペレーティングシステムをRAM23上に読み出す。
そして、CPU21は、入力部13に対して、所定の操
作が行われたことを検出したときに、システムを点検・
整備時期管理装置として機能させるための制御を開始す
る。すなわち、CPU21はHDD24内に格納されて
いる点検時期管理プログラムをRAM23上に読み出
し、読み出した点検時期管理プログラムに従った、各部
の制御を開始する。
【0025】点検時期管理プログラムに従った動作を開
始した場合、CPU21は、複数のメニューが示された
メインメニュー画面を、表示装置14に表示する。メイ
ンメニュー画面に示されるメニューには、点検・整備結
果並びに次回の点検・整備時期を顧客に通知するための
印刷物を出力(印刷)する処理である報告シート出力処
理を実行するためのメニューや、ダイレクトメールを発
行(印刷)する処置であるDM発行処理を実行するため
のメニュー、HDD24内の顧客マスタ、顧客車輌マス
タにデータを更新(追加、修正)するためメニューなど
がある。
【0026】なお、顧客マスタ、顧客車輌マスタの内容
を更新するためのメニューが選択された際の、CPU2
1の制御手順は、一般的な表計算ソフトによる制御手順
と同様のものとなっている。このため、以下では、報告
シート出力処理、DM発行処理を中心に、第1実施形態
の点検時期管理装置の動作を説明することにする。
【0027】まず、HDD24内に記憶される各マス
タ、各ファイルが保持するデータを説明する。図2、3
に、それぞれ、顧客マスタ、顧客車輌マスタの概要を示
す。図2に示したように、顧客マスタ31は、車輌の識
別データであるプレートナンバーと、氏名、住所を含む
顧客情報とからなる複数のレコードを保持するためのフ
ァイルとなっている。また、図3に示したように、顧客
車輌マスタ32は、プレートナンバーと、登録年月日
等、その他の車検証の内容を保持するためのファイルと
なっている。
【0028】本装置の使用者は、新規な顧客を獲得した
ときに、各マスタの内容を更新するためのメニューを選
択することによって、その顧客、顧客車輌に関する新規
なレコードを、これらのマスタ内に追加しておく。
【0029】図4に、点検部位マスタの概要を示す。図
示したように、点検部位マスタ33は、部位コードと、
初期残存距離と、機能説明文、影響説明文、イラストデ
ータとからなるレコードを保持するファイルとなってい
る。これらのデータうち、部位コードは、車輌内に存在
している、点検・整備対象である部位(例えば、ブレー
キパッドやタイヤ、プレーキライニング)の識別データ
である。初期残存距離は、部位コードに対応する部位
を、初期(未使用)状態から使用し始めたときに、その
部位に交換が必要となる総走行距離である。また、機能
説明文、影響説明文、イラストデータは、ダイレクトメ
ールの出力時(詳細は後述)に使用されるデータであ
り、図示してあるように、点検部位マスタ33内には、
機能説明文として、部位コードに対応する部位の機能を
説明するテキストデータが記憶される。また、影響説明
文としては、対応する部位の点検・整備を怠った場合に
生ずる問題を説明するテキストデータが記憶され、イラ
ストデータとしては、当該部位の外観を示すイメージデ
ータが記憶される。
【0030】図5に、入庫履歴ファイルの概要を示す。
図示したように、入庫履歴ファイル34は、プレートナ
ンバーと入庫年月日と走行距離と平均走行距離と、それ
ぞれ、部位コードに対応づけられた所定数の状態段階値
からなるレコードを保持するファイルとなっている。入
庫履歴ファイル34は、文字通り、過去の点検・整備履
歴を保存しておくためのファイルであり、入庫履歴ファ
イル34には、点検・整備が完了したとき(報告シート
出力処理時)に、新たなレコードが追加される。報告シ
ート出力処理の詳細は後述するが、その際、入庫年月日
としては、点検・整備が行われた日付が設定され、走行
距離としては、入庫年月日における対象車輌の走行距離
が設定される。状態段階値としては、点検・整備時に確
認された部位の状態を、0〜5の数値で示したデータが
設定される。なお、本装置では、より大きな数値(状態
段階値)が、より劣化の程度が少ない状態に対応づけら
れている。そして、平均走行距離としては、点検・整備
時期管理装置が入庫履歴ファイル34内の他のデータか
ら算出した、単位期間(本装置では1月)あたりの走行
距離が設定される。
【0031】HDD24内に格納される、これらのファ
イル以外のファイル(DM対象ファイル、報告シート雛
形ファイル)に関する説明は後ほど行うことにする。以
下、図6を用いて、報告シート出力処理時のCPU21
の制御手順を詳細に説明する。なお、CPU21は、メ
インメニュー画面表示中に、報告シート出力処理の実行
を指示するメニューが選択されたときに、この処理を開
始する。
【0032】図示したように、報告シート出力処理の実
行を指示された場合、CPU21は、まず、報告シート
用データ入力画面表示処理を実行する(ステップS10
1)。報告シート用データ入力画面表示処理は、報告シ
ートを作成(印刷)するのに必要なデータである点検・
整備対象車両のプレートナンバー、走行距離LNEW、各
点検部位の状態段階値Si(i=1〜n:nは、点検対
象となっている部位の総数)や、点検・整備結果など
を、CPU21が取得するための処理であり、このステ
ップにおいて、CPU21は、以下のように動作する。
【0033】ステップS101において、CPU21
は、まず、各種のデータを入力するための欄が表示され
た画面を表示装置14に表示する。その後、CPU21
は、入力部13からの信号に基づき、各欄に入力された
データを認識するとともに、その欄内に認識したデータ
を表示する処理を繰り返す。そして、データ入力が完了
したことを意味する操作がなされたことを検出したとき
に、CPU21は、ステップS101を終了する。
【0034】このような手順で、報告シートの作成に必
要なデータの取得後、CPU21は、取得したプレート
ナンバーを用いて、入庫履歴ファイル34を検索する
(ステップS102)。そして、そのプレートナンバー
が含まれたレコードが1つでも存在していた場合(ステ
ップS103;Y)、それらのレコードの中から、最も
新しいレコード、すなわち、入庫年月日が最も新しいレ
コードを選び、そのレコード内の入庫年月日、走行距離
を、それぞれ、DOLD、LOLDに記憶する(ステップS1
04)。次いで、ステップS101で取得した走行距離
NEWから、LOLDを減ずることによって、前回、点検・
整備を行った日から、今回、入庫された日までの間に、
点検・整備対象車輌が走行した距離△Lを求める(ステ
ップS105)。
【0035】一方、ステップS101で取得したプレー
トナンバーを有するレコードが、入庫履歴ファイル34
内に存在していなかった場合(ステップS103;
N)、CPU21は、顧客車輌マスタ32から、対象車
輌の登録年月日を読み出し、DOL Dとして記憶する(ス
テップS106)。次いで、CPU21は、△Lに、そ
の車輌の、登録された日から入庫された日までの間の走
行距離であるLNEWを設定する(ステップS107)。
【0036】ステップS105あるいはS107におい
て△Lの内容を定めた後、CPU21は、その△Lと、
ステップS104あるいはS106において取得したD
OLDと、システムクロックから取得される日付であり、
かつ、点検・整備を行った日付であるDNEWとを、L
AVRG=30・△L/(DNEW−DOLD)という関係式に代
入することによって、平均走行距離LAVRGを算出する
(ステップS108)。なお、上式を使用する際、CP
U21は、DNEW−DOLDとして日数単位のデータが得ら
れるように、日付データであるDNEW、DOLDを変換す
る。すなわち、CPU21は、このステップにおいて、
30日毎(1月毎)の走行距離を算出し、算出結果をL
AVRGに記憶する。次いで、CPU21は、Ri=RALLi
・Si/SMAXiという式を、1ないしnの各iに対して
用いることによって、各点検部位に関する残存距離Rの
算出を行う(ステップS109)。ここで、RALLiは、
点検部位マスタ33に記憶されている、i番の点検部位
(点検部位i)に関する初期残存距離であり、Siは、
ステップS101で入力された、点検部位iに関する状
態段階値である。また、SMA Xiは、点検部位iに関する
状態段階値の最大値である。なお、既に説明したよう
に、本実施形態の点検・整備時期管理装置では、全ての
点検部位に関する状態段階値の最大値を“5”としてい
るので、このステップでは、全てのiに対して、RMAXi
として“5”が用いられる。
【0037】各点検部位に関する残存距離Rを算出した
後、CPU21は、それらのRと、ステップS108で
算出しておいた平均走行距離LAVRGと、システム日付D
NEWとを、Ti=DNEW+Ri/LAVRGという式に代入する
ことによって、各点検部位の次回点検時期Tiを算出す
る(ステップS110)。すなわち、CPU21は、平
均走行距離LAVRGで表される割合で、対象車輌が使用し
続けられた場合に、残存距離Rが“0”となる日付を、
点検部位毎に求める。
【0038】その後、CPU21は、点検・整備結果、
各点検部位の次回点検時期等が印字された報告シートの
印刷を実行する(ステップS111)。前述した報告シ
ート雛形ファイルは、このステップにおいて用いられ
る。すなわち、報告シート雛形ファイルは、常に、報告
シートに印刷される情報(各部位のイラスト及び簡単な
機能、影響説明文)だけが定義されたファイルとなって
おり、CPU21は、報告シート雛形ファイルの内容
に、点検・整備結果、各点検部位の次回点検時期等を付
加することによって、報告シートを印刷する。また、そ
の際、CPU21は、プレートナンバーをキーとして用
いて、点検対象車輌に関する情報と、所有者に関する情
報を、それぞれ、顧客車輌マスタ32、顧客マスタ31
から読み出し、読み出した情報(顧客の氏名、車種名
等)をも報告シート雛形ファイルの内容に付加する。
【0039】次いで、CPU21は、入庫履歴ファイル
34に、ステップS101で入力されたデータ、ステッ
プS108で算出された平均走行距離、入庫年月日であ
るシステム日付を含むレコードを追加し(ステップS1
12)、報告シート出力処理を終了する。
【0040】次に、図7を用いて、DM発行処理時のC
PU21の制御手順を説明する。なお、CPU21は、
メインメニュー画面表示中に、DM発行処理の実行を指
示するメニューが選択されたときに、この処理を開始す
る。
【0041】図示したように、DM発行処理の実行を指
示された場合、CPU21は、まず、DM発行用データ
入力画面表示処理を実行する(ステップS201)。D
M発行用データ入力画面表示処理は、ダイレクトメール
を発行(印刷)するのに必要な日付データであるDM対
象年月を、CPU21が得るための処理であり、このス
テップにおいて、CPU21は、DM対象年月を入力す
るための欄を、表示装置14に表示する。そして、DM
対象年月の入力が完了したことを検出したときに、CP
U21は、ステップS201を終了する。
【0042】DM対象年月の取得後、CPU21は、ま
ず、顧客車輌マスタ32をオープンする(ステップS2
02)。次いで、CPU21は、顧客車輌マスタ32内
の1レコードの読み出しを行う(ステップS203)。
【0043】そして、レコードが読み出せた場合、すな
わち、“EOF”ではない情報が読み出された場合(ス
テップS204;N)、CPU21は、そのレコード内
のプレートナンバーを用いて、入庫履歴ファイル34を
検索する(ステップS205)。なお、既に説明したよ
うに、入庫履歴ファイル34内に、同じプレートナンバ
ーを含む複数のレコードが存在している場合があるが、
このステップでは、最も新しい(入庫年月日が最も新し
い)レコードが検索される。
【0044】入庫履歴ファイル34の検索の結果、ステ
ップS203で読み出したレコード内のプレートナンバ
ーが関係するレコードが存在していないことが判明した
場合(ステップS206;N)、CPU21は、ステッ
プS203に戻り、顧客車輌マスタ32からの次のレコ
ードの読み出しを試みる。
【0045】一方、顧客車輌マスタ32内のレコードに
含まれていたプレートナンバーが関係するレコードが、
入庫履歴ファイル34内に存在していることが判明した
場合(ステップS206;Y)、CPU21は、そのプ
レートナンバーで識別される車輌の、各点検部位の残存
距離を算出し、算出した残存距離から次回点検時期を算
出する(ステップS207)。
【0046】具体的には、このステップにおいて、CP
U21は、まず、ステップS205で検索したレコード
内の状態段階値を用いて、既に説明したステップS10
9と同じ処理を行う。次いで、CPU21は、そのレコ
ード内の平均走行距離をLAV RGとして用いて、ステップ
S110と同じ処理を実行する。すなわち、CPU21
は、ステップS207において、LAVRGを算出すること
なく、最も最近の点検・整備時に算出したLAVRGを用い
ている点を除けば、報告シート出力処理時と同じ手順
で、各点検部位に関する次回点検時期を算出する。
【0047】各点検部位に関する次回点検時期の算出
後、CPU21は、次回点検時期がDM対象日付と一致
している点検部位を探索する(ステップS208)。そ
して、そのような点検部位が無かった場合(ステップS
209;N)、CPU21は、ステップS203からの
処理を再度、実行する。一方、次回点検時期がDM対象
日付と一致している点検部位が存在していた場合(ステ
ップS209;Y)、CPU21は、点検部位マスタ3
3から、探索した点検部位の1つに関するイラストデー
タと、機能説明文、影響説明文を、点検部位マスタ33
から読み出す(ステップS210)。なお、後述するよ
うに、1つの点検部位に関して点検部位マスタ33内に
設定されているデータは、ほぼ、はがき1枚分に相当し
ているため、ステップS208で複数の点検部位が探索
されても、ステップS210では、それらの中の1つの
点検部位だけに関するイラストデータ等の読み出しを行
うようにCPU21はプログラムされている。
【0048】次いで、CPU21は、顧客マスタ31か
ら、その時点において処理対象となっているプレートナ
ンバーに対応する宛先情報(氏名、住所)を読み出す
(ステップS212)。そして、読み出したデータを用
いて、図8に例示したように、点検部位のイラストと、
機能説明文、影響説明文とが印刷されたダイレクトメー
ルを出力する(ステップS212)。ただし、ステップ
S208で複数の点検部位が探索されていた場合、CP
U21は、ステップS212において、「〜、〜も交換
時期がきています。」といった、イラストで示した点検
部位以外にも、点検時期がきている点検部位が存在する
ことを示すメッセージもが印字されたダイレクトメール
を出力する。
【0049】そして、図示は省略したが、CPU21
は、発行したダイレクトメールを管理するためのファイ
ルであるDM対象ファイルに、ダイレクトメールを印刷
するために用いたプレートナンバーと部位コード、並び
に、システム日付を記憶する。
【0050】その後、CPU21は、ステップS203
に戻り、顧客車輌マスタ32内の次のレコードに対する
処理を開始する。そして、顧客車輌マスタ32内に未処
理のレコードがなくなったとき、すなわち、“EOF”
が読み出されたときに(ステップS204;Y)、DM
発行処理を終了する。
【0051】このように、第1実施形態の点検・整備時
期管理装置は、点検・整備対象車輌の実際の使用状況
(平均走行距離)に基づき、自動的に、各点検部位の次
回点検時期を算出する機能を有する。従って、本点検・
整備時期管理装置を用いれば、点検・整備時には、正確
な次回点検時期を顧客に通知することができ、また、過
去に点検・整備の依頼を受けた各顧客に対して、点検・
整備が必要となっている部位を正確に指摘したダイレク
トメールを、タイムリーに発行(発送)することができ
る。
【0052】<第2実施形態>第2実施形態の点検・整
備時期管理装置は、第1実施形態の点検・整備時期管理
装置を変形した装置であり、第1実施形態の点検・整備
時期管理装置と共通する構成を数多く有する。このた
め、ここでは、第1実施形態の点検・整備時期管理装置
と、構成、動作が異なる部分だけを説明することにす
る。
【0053】図9に、第2実施形態の点検・整備時期管
理装置が備える点検部位マスタ33′の概要を示す。図
示したように、点検部位マスタ33′を構成するレコー
ドには、初期残存距離の他に、部位に特徴的の部分の初
期値と限界値とからなる寿命データが記憶される。な
お、部位に特徴的な部分とは、部位の消耗の程度が分か
る部分のことであり、例えば、プレーキパッドに関して
は、パッドの厚みが当該部分となる。そして、使用を開
始する前のパッドの厚みと、交換すべき時点におけるパ
ッドの厚みが、それぞれ、初期値、限界値として記憶さ
れる。また、タイヤに関しては、溝の深さが当該部分と
なり、使用を開始する前の溝深さと、交換すべき時点お
ける溝深さが、それぞれ、初期値、限界値として記憶さ
れる。また、サイズが劣化によって変化しない部位、例
えば、バッテリー等、電気的な部位に関する初期値、限
界値としては、初期状態、限界状態における出力電圧や
抵抗値などが記憶される。
【0054】図10に、第2実施形態の点検・整備時期
管理装置が備える入庫履歴ファイル34′の概要を示
す。図示したように、入庫履歴ファイル34′を構成す
るレコードには、状態段階値の代わりに、各点検部位の
特徴的な部分の測定値が記憶される。
【0055】そして、第2実施形態の点検・整備時期管
理装置内のCPU21は、点検部位マスタ33′と入庫
履歴ファイル34′と、第1実施形態の点検・整備時期
管理装置で用いられているものと同じ顧客マスタ31、
顧客車輌マスタ32、DM対象ファイル、報告シート雛
形ファイルとを用いて、報告シート出力処理、ダイレク
トメール発行処理を実行する。
【0056】図11に、第2実施形態の点検・整備時期
管理装置において実行される報告シート出力処理の流れ
を示す。図から明らかなように、本点検・整備時期管理
装置において実行される報告シート出力処理は、第1実
施形態の点検・整備時期管理装置において実行される報
告シート出力処理と極めて類似した処理となっている。
このため、ここでは、動作内容が異なるステップだけを
説明することにする。
【0057】既に説明した入庫履歴ファイル34′の構
成から明らかなように、本点検・整備時期管理装置で
は、報告シート用データ入力画面表示処理(ステップS
301)において、状態段階値ではなく、各点検部位の
特徴的な部分の測定値Mを入力する欄を有する画面が表
示される。
【0058】そして、各点検部位に関する測定値Mを取
得した後、CPU21は、第1実施形態と同じ手順(ス
テップS302〜S308)で、平均走行距離LAVRG
算出する。
【0059】その後、CPU21は、点検部位マスタ3
3′内に記憶されている、点検部位iに関する初期値M
INTi、限界値MLMTi、初期残存距離RALLiと、Ri=R
ALLi・(MINTi−Mi)/(MINTi−MLMTi)という関係式
を用いて、各点検部位に関する残存距離Rを算出する
(ステップS309)。すなわち、状態段階値Siの代
わりに“MINTi−Mi”(すなわち、測定値の減少
量)、SALLiの代わりに“MI NTi−MLMTi”(減少量の
最大値)を用いて、各点検部位に関する残存距離Rを算
出する。
【0060】そして、算出した各点検部位に関する残像
距離Rを用いて、第1実施形態と同じ処理(ステップS
310、S311)を実行することによって、報告シー
トを出力し、入庫履歴ファイル34′に、ステップS3
01で入力された測定値M等を含むレコードを追加(ス
テップS312)して、報告シート出力処理を終了す
る。
【0061】このように、第2実施形態の点検・整備時
期管理装置は、測定値を直接入力できるように構成され
ているので、点検・整備を行う者が、部位の測定値(測
定結果)を状態段階値に変換して入力しなければならな
い第1実施形態の点検・整備時期管理装置に比して、デ
ータの入力ミスが発生しにくい形で、運営できる装置と
なっている。
【0062】なお、第2実施形態の点検・整備時期管理
装置において実行されるDM発行処理は、残存距離算出
時に、測定値Mが使用される点を除けば、第1実施形態
におけるDM発行処理と同じ処理とものである。また、
測定値Mを用いた残像距離の算出には、図10に示した
流れ図内で用いられている手順と同じ手順が使用されて
いる。このため、本検時期管理装置で行われるDM発行
処理の説明は省略する。
【0063】<第3実施形態>以下、図12ないし図1
4を用いて、第3実施形態の点検・整備時期管理装置の
構成、動作を説明する。なお、これらの図のうち、図1
2、13は、それぞれ、第3実施形態の点検・整備時期
管理装置が備える点検部位マスタ、入庫履歴ファイルの
概要を示した説明図であり、図14は、第3実施形態の
点検・整備時期管理装置で行われる報告シート出力処理
の流れ図である。
【0064】図12に示したように、本点検・整備時期
管理装置が備える点検部位マスタ33″は、第2実施形
態の点検部位マスタ33′から初期残存距離に関するデ
ータを取り除いたものとなっている。そして、図13に
示したように、本点検・整備時期管理装置が備える入庫
履歴ファイル34″は、各点検部位の測定値に加えて、
各点検部位の消耗率が記憶されたレコードを保持するフ
ァイルとなっている。
【0065】そして、第3実施形態の点検・整備時期管
理装置内のCPU21は、報告シート出力処理の実行が
指示された際、図14に示した手順で各部を制御する。
すなわち、まず、第2実施形態と同様に、各点検部位の
測定値Mを入力するための欄を備えた報告シート用デー
タ入力画面を表示し、測定値M等、報告シートの作成に
必要なデータを取得する(ステップS401)。次い
で、CPU21は、ステップS401において入力され
たプレートナンバーにて入庫履歴ファイル34″を検索
する(ステップS402)。
【0066】そして、そのプレートナンバーに関係する
レコードが入庫履歴ファイル34″内に存在していた場
合(ステップS403;Y)には、そのプレートナンバ
ーに関係する最も新しいレコード内の入庫年月日、各測
定値を、DOLD、MOLDiとして記憶する(ステップS4
04)。次いで、点検部位マスタ33″内の各点検部位
に関する限界値を読み出し、MLMTiに記憶する(ステッ
プS405)。そして、CPU21は、1〜nの各iに
対して、MOLDiから測定値Miを減じた値を、△Miとし
て記憶する処理を実行する(ステップS406)。
【0067】一方、そのプレートナンバーに関係するレ
コードが入庫履歴ファイル34″内に存在していなかっ
た場合(ステップS403;N)、CPU21は、点検
対象車輌の登録年月日を、顧客車輌マスタ32から読み
出し、読み出した登録年月日をDOLDに記憶する(ステ
ップS407)。さらに、CPU21は、点検部位マス
タ33″内に記憶されている各点検部位の初期値を読み
出し、MINTiとして記憶する(ステップS408)。そ
して、CPU21は、1〜nの各iに対して、MINTi
ら測定値Miを減じた値を、△Miとして記憶する処理を
実行する(ステップS409)。
【0068】ステップS406またはステップS409
において、各iに対する△Miの算出を行った後、CP
U21は、それまでに取得したデータと、システム日付
NE Wと、Ci=30・△Mi・(DNEW−DOLD)という関
係式とを用いて、各点検部位に関する、30日(1月)
当たりの特徴的な部分の測定値の減少量である消耗率C
iを算出する(ステップS410)。次いで、CPU2
1は、Ti=DNEW+(M i−MLMTi)/Ciという関係式を
用いて、点検対象車輌の各点検部位に関する次回点検時
期Tを算出する(ステップS411)。
【0069】その後、CPU21は、プリンタ15を制
御することによって、整備結果並びに各点検部位の次回
点検時期が表示された報告シートを印刷する(ステップ
S412)。そして、入庫履歴ファイル34″に、プレ
ートナンバー、測定値等のステップS401で入力され
たデータと、ステップS410で算出した消耗率等から
なるレコードを追加(ステップS413)して、報告シ
ート出力処理を終了する。
【0070】このように、第3実施形態の点検・整備時
期管理装置では、各点検部位の消耗率が個別に算出さ
れ、個別に算出された消耗率に基づき、各点検部位の次
回点検時期が算出される。このため、本点検・整備時期
管理装置によれば、第1実施形態、第2実施形態の点検
・整備時期管理装置に比して、より実際の使用状況に即
した形で、次回点検時期が算出できることになる。
【0071】なお、第3実施形態の点検・整備時期管理
装置において実行されるDM発行処理は、残存距離算出
時に、入庫履歴ファイル34″内の消耗率Cが使用され
る点を除けば、第2実施形態におけるDM発行処理と同
じ処理となっている。また、消耗率Cを用いた残像距離
の算出には、図14に示した流れ図内で用いられている
手順と同じ手順が使用される。このため、本検時期管理
装置で行われるDM発行処理の説明は省略する。
【0072】<変形例>第1あるいは第3実施形態の点
検・整備時期管理装置は各種の変形が可能である。たと
えば、顧客マスタと顧客車輌マスタに記憶されているデ
ータを併せ持つマスタを作成しておき、そのマスタが、
顧客マスタ及び顧客車輌マスタの代わりに使用されるよ
う、装置を変形しても良い。また、各点検部位の測定機
器から直接測定値が入力されるように、第2あるいは第
3実施形態の点検・整備時期管理装置を変形することも
出来る。
【0073】また、算出した次回点検時期もが、入庫履
歴ファイル内に格納されるように装置を構成することも
出来る。当然、このように装置を構成する場合には、D
M発行処理時に、入庫履歴ファイルから読み出された各
部位の次回点検時期と、DM対象日付との比較によっ
て、ダイレクトメールを発行する顧客(車輌)が特定さ
れるようにしておく。
【0074】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
点検・整備時期管理装置によれば、顧客車輌の使用状況
を考慮に入れた形で次回の点検時期が算出されるので、
顧客に正確な点検時期を通知することが出来る。その結
果、顧客の信用を得ることができることになるので、本
点検・整備時期管理装置を用いれば、点検・整備業務を
極めて良好に運営できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による点検・整備時期管
理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の点検・整備時期管理装置が備え
る顧客マスタの説明図である。
【図3】第1実施形態の点検・整備時期管理装置が備え
る顧客車輌マスタの説明図である。
【図4】第1実施形態の点検・整備時期管理装置が備え
る点検部位マスタの説明図である。
【図5】第1実施形態の点検・整備時期管理装置が備え
る入庫履歴ファイルの説明図である。
【図6】第1実施形態の点検・整備時期管理装置の、報
告シート出力処理時における動作手順を示す流れ図であ
る。
【図7】第1実施形態の点検・整備時期管理装置の、ダ
イレクトメール発行処理時における動作手順を示す流れ
図である。
【図8】第1実施形態の点検・整備時期管理装置によっ
て印刷されるダイレクトメールの一例を示した図であ
る。
【図9】本発明の第2実施形態の点検・整備時期管理装
置が備える点検部位マスタの説明図である。
【図10】第2実施形態の点検・整備時期管理装置が備
える入庫履歴ファイルの説明図である。
【図11】第2実施形態の点検・整備時期管理装置の、
報告シート出力処理時における動作手順を示す流れ図で
ある。
【図12】本発明の第3実施形態の点検・整備時期管理
装置が備える点検部位マスタの説明図である。
【図13】第3実施形態の点検・整備時期管理装置が備
える入庫履歴ファイルの説明図である。
【図14】第3実施形態の点検・整備時期管理装置の、
報告シート出力処理時における動作手順を示す流れ図で
ある。
【符号の説明】
11 キーボード 12 マウス 13 入力部 14 表示装置 15 プリンタ 16 制御装置 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 ハードディスクドライブ(HDD) 26 インタフェース回路 27 バス 31 顧客マスタ 32 顧客車輌マスタ 33、33′、33″ 点検部位マスタ 34、34′、34″ 入庫履歴ファイル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ、車輌の構成要素であり、か
    つ、点検・整備対象である所定数の部位に対応づけられ
    た、対応する部位が初期状態から点検・整備を必要とす
    る状態になるまでに要する走行距離を示す所定数の寿命
    データを記憶する寿命データ記憶手段と、 車輌の識別データと、その車輌の、単位期間当たりの走
    行距離である平均走行距離データと、その車輌が備えて
    いる前記所定数の部位にそれぞれ対応し、対応する部位
    が、点検・整備を必要とする状態になるまでに要する走
    行距離と関連したデータである所定数の状態データと、
    状態データと部位の関係が確認された日付を表す日付デ
    ータとを含むレコードを複数個記憶するレコード記憶手
    段と、 日付を入力するための日付入力手段と、 この日付入力手段によって入力された日付と、前記レコ
    ード記憶手段に記憶された各レコードに含まれる平均走
    行距離データと所定数の状態データと日付データとを用
    いて、そのレコード内の識別データで識別される車輌
    が、日付データが表す日付から前記日付入力手段によっ
    て入力された日付まで、平均走行距離データが示す割合
    で使用された場合に、その車輌内の各部位が整備を必要
    とする状態になる日付を算出する日付算出手段と、 この日付算出手段が、各車輌の各部位に関して算出した
    日付に基づき、前記入力手段によって入力された日付に
    おいて整備が必要となる部位を有する車輌を特定する特
    定手段と、 この特定手段によって特定された各車輌の識別データと
    整備が必要となる部位を表す情報とを出力する部位情報
    出力手段とを備える点検・整備時期管理装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ、車輌の構成要素であり、か
    つ、点検・整備対象である所定数の部位に対応づけられ
    た、対応する部位が初期状態から点検・整備を必要とす
    る状態になるまでに要する走行距離を示す所定数の寿命
    データを記憶する寿命データ記憶手段と、 点検・整備を行った車輌である対象車輌の総走行距離
    と、その対象車輌が備えている前記所定数の部位にそれ
    ぞれ対応し、対応する部位が、点検・整備を必要とする
    状態になるまでに要する走行距離と関連したデータであ
    る所定数の状態データとを入力するための点検・整備結
    果入力手段と、 前記点検・整備結果入力手段で入力された総走行距離を
    用いて、前記対象車輌の、単位期間あたりの走行距離で
    ある平均走行距離を算出する平均走行距離算出手段と、 この平均走行距離算出手段によって算出された平均走行
    距離と、前記点検・整備結果入力手段によって入力され
    た所定数の状態データと、前記寿命データ記憶手段に記
    憶された所定数の寿命データとを用いて、単位期間あた
    りの走行距離が前記平均走行距離となる状況で前記対象
    車輌が使用され続けた場合に、その点検対象車輌内の各
    部位が、点検・整備を必要とする状態になるまでに要す
    る期間を算出する期間算出手段と、 この期間算出手段によって前記対象車輌の各部位に対し
    て算出された期間を、部位と対応づけた形で出力する期
    間出力手段とを備える点検・整備時期管理装置。
  3. 【請求項3】 それぞれ、車輌の構成要素であり、か
    つ、点検・整備対象である所定数の部位に対応づけられ
    た、対応する部位が初期状態から点検・整備を必要とす
    る状態になるまでに要する走行距離を示す所定数の寿命
    データを記憶する寿命データ記憶手段と、 車輌の識別データと、その車輌の、単位期間当たりの走
    行距離である平均走行距離データと、その車輌が備えて
    いる前記所定数の部位にそれぞれ対応し、対応する部位
    が、点検・整備を必要とする状態になるまでに要する走
    行距離と関連したデータである所定数の状態データと、
    状態データと部位の関係が確認された日付を表す日付デ
    ータとを含むレコードを複数個記憶するレコード記憶手
    段と、 点検・整備を行った車輌である対象車輌の総走行距離
    と、その対象車輌が備えている前記所定数の部位にそれ
    ぞれ対応し、対応する部位が、点検・整備を必要とする
    状態になるまでに要する走行距離と関連したデータであ
    る所定数の状態データとを入力するための点検・整備結
    果入力手段と、 日付を入力するための日付入力手段と、 前記点検・整備結果入力手段によって総走行距離と状態
    データとが入力されたときに、その総走行距離を用い
    て、前記対象車輌の、単位期間あたりの走行距離である
    平均走行距離を算出する平均走行距離算出手段と、 この平均走行距離算出手段によって算出された平均走行
    距離を表す平均走行距離データと、前記点検・整備結果
    入力手段によって入力された所定数の状態データとを含
    むレコードを、前記レコード記憶手段に記憶させるレコ
    ード追加手段と、 前記平均走行距離算出手段によって算出された平均走行
    距離と、前記点検・整備結果入力手段によって入力され
    た所定数の状態データと、前記寿命データ記憶手段に記
    憶された所定数の寿命データとを用いて、単位期間あた
    りの走行距離が前記平均走行距離となる状況で前記対象
    車輌が使用され続けた場合に、その点検対象車輌内の各
    部位が、点検・整備を必要とする状態になるまでに要す
    る期間を算出する期間算出手段と、 この期間算出手段によって前記対象車輌の各部位に対し
    て算出された期間を、部位と対応づけた形で出力する期
    間出力手段と、 前記日付入力手段によって日付が入力されたときに、そ
    の日付と、前記レコード記憶手段に記憶された各レコー
    ドに含まれる平均走行距離データと所定数の状態データ
    と日付データとを用いて、そのレコード内の識別データ
    で識別される車輌が、日付データが表す日付から前記日
    付入力手段によって入力された日付まで、平均走行距離
    データが示す割合で使用された場合に、その車輌内の各
    部位が整備を必要とする状態になる日付を算出する日付
    算出手段と、 この日付算出手段が、各車輌の各部位に関して算出した
    日付に基づき、前記入力手段によって入力された日付に
    おいて整備が必要となる部位を有する車輌を特定する特
    定手段と、 この特定手段によって特定された各車輌の識別データと
    整備が必要となる部位を表す情報とを出力する部位情報
    出力手段とを備える点検・整備時期管理装置。
  4. 【請求項4】 それぞれ、車輌の構成要素であり、か
    つ、点検・整備対象である所定数の部位に対応づけられ
    た、対応する部位に特徴的な部分の初期値と、その部位
    に整備が必要となるときの前記特徴的な部分の測定値で
    ある限界値とからなる所定数の寿命データを記憶する寿
    命データ記憶手段と、 車輌の識別データと、その車輌が備えている前記所定数
    の部位に関する、前記特徴的な部分の測定値と、その部
    分の測定値の単位期間あたりの減少量である消耗率とか
    らなる所定数の状態データと、それらの測定値が得られ
    た日付を示す日付データとを含むレコードを複数個記憶
    するレコード記憶手段と、 日付を入力するための日付入力手段と、 この日付入力手段によって入力された日付と、前記レコ
    ード記憶手段に記憶された各レコードに含まれる日付デ
    ータ並びに所定数の状態データと、前記寿命データ記憶
    手段に記憶された所定数の寿命データとを用いて、各レ
    コード内の識別データで識別される車輌内の各部位が、
    日付データが示す日付から前記日付入力手段によって入
    力された日付まで、前記状態データの要素である消耗率
    が示す割合で消耗された場合に、各部位の前記特徴的な
    部分の測定値が、対応する寿命データの要素である限界
    値になる日付を算出する日付算出手段と、 この日付算出手段が、各車輌の各部位に対して算出した
    日付に基づき、前記入力手段によって入力された日付に
    おいて点検・整備が必要となる部位を有する車輌を特定
    する特定手段と、 この特定手段によって特定された各車輌の識別データと
    整備が必要となる部位を表す情報とを出力する部位情報
    出力手段とを備える点検・整備時期管理装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ、車輌の構成要素であり、か
    つ、点検・整備対象である所定数の部位に対応づけられ
    た、対応する部位に特徴的な部分の初期値と、その部位
    に整備が必要となるときの前記特徴的な部分の測定値で
    ある限界値とからなる所定数の寿命データを記憶する寿
    命データ記憶手段と、 点検・整備を行った車輌である対象車輌の識別データ
    と、その対象車輌の各部位の前記特徴的な部分の測定値
    を入力するための点検・整備結果入力手段と、 この点検・整備結果入力手段で入力された測定値を用い
    て、各部位に関する、単位期間あたりの前記特徴的な部
    分の測定値の減少量である消耗率を算出する消耗率算出
    手段と、 この消耗率算出手段によって前記対象車輌の各部位に関
    して算出された消耗率と、前記寿命データ記憶手段内の
    寿命データの要素である限界値とを用いて、その点検対
    象車輌内の各部位が、算出された消耗率が示す割合で消
    耗されつづけた場合に、各部位の前記特徴的な部位の測
    定値が、対応する寿命データの要素である限界値になる
    までに要する期間を算出する期間算出手段と、 この期間算出手段によって各部位に対して算出された期
    間を、部位と対応づけた形で出力する期間出力手段とを
    備える点検・整備時期管理装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の車輌の所有者に連絡をとるた
    めに必要な情報である宛先情報を、車輌の識別データと
    対応づけて記憶する宛先情報記憶手段を、さらに、備
    え、 前記部位情報出力手段は、前記特定手段によって特定さ
    れた各車輌に対して、その車輌の識別データに対応づけ
    られて前記宛先情報記憶手段に記憶された宛先情報と、
    点検・整備が必要となる部位を表す情報とが印字された
    用紙を出力することを特徴とする請求項1または請求項
    3または請求項4記載の点検・整備時期管理装置。
  7. 【請求項7】 前記期間出力手段は、前記期間算出手段
    によって各部位に対して算出された期間が、部位と対応
    づけて印字された用紙を出力することを特徴とする請求
    項2または請求項3または請求項5記載の点検・整備時
    期管理装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の車輌の所有者に連絡をとるた
    めに必要な情報である宛先情報を、車輌の識別データと
    対応づけて記憶する宛先情報記憶手段を、さらに、備
    え、 前記部位情報出力手段は、前記特定手段によって特定さ
    れた各車輌に対して、その車輌の識別データに対応づけ
    られて前記宛先情報記憶手段に記憶された宛先情報と、
    整備が必要となる部位を表す情報とが印字された用紙を
    出力し、 前記期間出力手段は、前記期間算出手段によって各部位
    に対して算出された期間が、部位と対応づけて印字され
    た用紙を出力することを特徴とする請求項3記載の点検
    ・整備時期管理装置。
  9. 【請求項9】 前記状態データが、部位の状態に関する
    測定値であることを特徴とする請求項1ないし請求項3
    のいずれかに記載の点検・整備時期管理装置。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、 それぞれ、車輌の構成要素であり、かつ、点検・整備対
    象である所定数の部位に対応づけられた、対応する部位
    が初期状態から点検・整備を必要とする状態になるまで
    に要する走行距離を示す所定数の寿命データを記憶する
    寿命データ記憶手段と、 車輌の識別データと、その車輌の、単位期間当たりの走
    行距離である平均走行距離データと、その車輌が備えて
    いる前記所定数の部位にそれぞれ対応し、対応する部位
    が、点検・整備を必要とする状態になるまでに要する走
    行距離と関連したデータである所定数の状態データと、
    状態データと部位の関係が確認された日付を表す日付デ
    ータとを含むレコードを複数個記憶するレコード記憶手
    段と、 日付を入力するための日付入力手段と、 この日付入力手段によって入力された日付と、前記レコ
    ード記憶手段に記憶された各レコードに含まれる平均走
    行距離データと所定数の状態データと日付データとを用
    いて、そのレコード内の識別データで識別される車輌
    が、日付データが表す日付から前記日付入力手段によっ
    て入力された日付まで、平均走行距離データが示す割合
    で使用された場合に、その車輌内の各部位が整備を必要
    とする状態になる日付を算出する日付算出手段と、 この日付算出手段が、各車輌の各部位に関して算出した
    日付に基づき、前記入力手段によって入力された日付に
    おいて整備が必要となる部位を有する車輌を特定する特
    定手段と、 この特定手段によって特定された各車輌の識別データと
    整備が必要となる部位を表す情報とを出力する部位情報
    出力手段として機能させるためのプログラムが記録され
    た記録媒体。
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