JPH10166844A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

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JPH10166844A
JPH10166844A JP32879596A JP32879596A JPH10166844A JP H10166844 A JPH10166844 A JP H10166844A JP 32879596 A JP32879596 A JP 32879596A JP 32879596 A JP32879596 A JP 32879596A JP H10166844 A JPH10166844 A JP H10166844A
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heat
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誠司 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダクトの大幅な大型化や形状変更を招くこと
なく、かつ、吸着剤の吸着による吸着熱を効率よく暖房
に利用できる暖房装置を提供する。 【解決手段】 ダクト1外に吸着器7を配置し、この吸
着器7の密閉容器71内部に複数の液配管73bを設
け、この液配管73bの間に、多数の吸着剤Sが接する
ように充填されている。そして、水タンク6内の水を吸
着剤Sに吸着させ、このときの吸着熱にて液配管73b
内の液体を加熱し、この加熱された液体を、ヒータコア
4に循環させる補助暖房を行ない、この後には、吸着器
7をPTCヒータ9にて加熱して吸着剤Sから水を脱着
させ、この脱着された水を水タンク6に収容させる。よ
って、吸着剤Sの吸着による吸着熱を、この吸着剤Sに
接する液配管73b内の液体に効率よく放熱でき、ひい
ては、ヒータコア4において、上記吸着熱をダクト1内
空気の加熱に効率よく利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン冷却水を
熱源として室内暖房を行なう暖房装置に関するもので、
特に、吸着剤が被吸着媒体を吸着するときの吸着熱を利
用して補助暖房を行なうことが可能な暖房装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平2−37019号公報に
は、図9に示すような暖房装置が提案されている。この
暖房装置は、一端に空気吸込口1a、他端に空気吹出口
1bを備えたダクト1内に、送風ファン2、エンジン冷
却水を熱源とする室内暖房用のヒータコア4、エアミッ
クスダンパ5、被吸着媒体(水)を吸着、脱着可能な吸
着剤(ゼオライト)を密閉容器71内に備える吸着器
7、および、吸着器7に連通して設けられる水タンク6
等を配置したものからなる。
【0003】そして、エンジン始動直後のように、エン
ジン冷却水が低温で、このエンジン冷却水では十分な暖
房が行えないとき、切替ダンパ79、79により、吸着
器7へ送風するように切り替え、かつ、水タンク6内の
水を吸着器7の吸着剤に吸着させる。これにより、水の
吸着による吸着熱が送風空気に放熱されて加熱され、補
助暖房を行なうことができる。
【0004】また、エンジンの始動直後から時間が経過
し、エンジン冷却水が高温となったとき、切替ダンパ7
9、79により吸着器7への送風を遮断した状態で、エ
ンジン冷却水を熱源とする通常暖房を行なうとともに、
吸着器7をエンジンEの廃熱を利用して加熱し、吸着剤
が吸着した水を脱着させて吸着剤を再生し、次の補助暖
房に備える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、補助暖房のための吸着器7や、この吸着器7へ
の送風の断続を切り替えるための切替ダンパ79、79
をダクト1内に配置してあるため、ダクト1が大幅に大
型化したり、ダクト1の形状を大幅に変更する必要があ
るため、コスト高であった。
【0006】また、吸着器7において、密閉容器71の
中心部に存在する吸着剤と送風空気との熱交換が効率よ
く行なわれず、吸着器7の吸着熱を送風空気の加熱に効
率よく利用できない。本発明は上記問題に鑑みてなされ
たもので、ダクトの大幅な大型化や形状変更を招くこと
なく、かつ、吸着剤が被吸着媒体を吸着するときの吸着
熱を効率よく暖房に利用できる暖房装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、吸着器
(7)に関して、多数の吸着剤(S)を収容する密閉容
器(71)の内部に、エンジン冷却水と同種の液体が内
部を流れる液配管(73b)を、上記多数の吸着剤
(S)に接するように配置する、といった構造により、
吸着剤(S)が被吸着媒体を吸着するときの吸着熱を、
液配管(73b)を流れる液体に効率よく放熱できるこ
とに着目し、以下に述べる発明を案出した。
【0008】具体的に請求項1、3ないし5に記載の発
明では、送風ファン(2)やエンジン冷却水を熱源とす
る暖房用熱交換器(4)をダクト(1)内に設けた暖房
装置において、媒体タンク(6)内の被吸着媒体を吸着
剤(S)に吸着させ、このときの吸着熱にて液配管(7
3b)の液体を加熱し、この加熱された液体を、暖房用
熱交換器(4)に循環させる補助暖房行程を実行可能で
あり、この行程の後には、吸着器(7)を加熱手段
(9)にて加熱して吸着剤(S)から被吸着媒体を脱着
させ、この脱着された被吸着媒体を媒体タンク(6)に
収容させることを特徴としている。
【0009】このような構成によれば、吸着器(7)を
ダクト(1)外に配置してあるため、補助暖房時と、吸
着剤(S)の脱着時との切り替えのときに、上記従来技
術では必要であった切替ダンパ(79、79)が不必要
となり、ダクト(1)の大幅な大型化や形状変更を招く
ことを抑制できる。また、上記吸着熱を液配管(73
b)の液体に効率よく放熱できるので、この液体を効率
よく加熱でき、この加熱された液体を、暖房用熱交換器
(4)に循環させることで、ダクト(1)内の空気を効
率よく加熱できる。
【0010】なお、吸着器(7)はエンジン(E)に比
べて熱容量が非常に小さいため、吸着器(7)自身の加
熱に使用される吸着熱は小さく、この吸着熱を液配管
(73b)の液体の加熱に効率よく利用できる。よっ
て、エンジン(E)始動直後等、エンジン(E)のエン
ジン冷却水では暖房を十分に行なえない場合に、上記補
助暖房行程を実行することにより、暖房を行なうことが
できる。
【0011】また、吸着熱を利用しているため、電気ヒ
ータの熱を利用する場合に比べて,補助暖房時における
必要電力量が僅少となる。また、請求項2ないし5に記
載の発明では、ダクト(1)の空気吹出口(1b)から
の温風が吹き出される部位とは異なる所定部位、例え
ば、座席等を加熱する第2暖房用熱交換器(40)に、
上記吸着熱にて加熱された液体を循環させる補助暖房行
程を実行可能である。よって、上記した請求項1、3な
いし5に記載の発明と同様の効果が得られる。
【0012】また、請求項3に記載の発明では、媒体タ
ンク(6)をダクト(1)内に配置し、送風ファン
(2)による送風空気に、媒体タンク(6)に収容され
る上記脱着された被吸着媒体の凝縮熱を放熱させている
ので、この凝縮熱により送風空気を加熱でき、暖房性能
を向上できる。また、請求項4に記載の発明では、補助
暖房行程において、上記加熱された液体をエンジン
(E)にも循環させるので、上記暖房用熱交換器
(4)、(40)における補助暖房に加えて、エンジン
(E)の暖機も行なうことができ、エンジン(E)の始
動性を向上できる。
【0013】また、請求項5に記載の発明では、正の温
度抵抗特性を有し、かつ、所定温度にて抵抗値が急激に
増大する発熱体(9)、つまり、PTCヒータ(9)に
て、上記加熱手段を構成するので、特別な制御手段を用
いることなく、吸着剤(S)を加熱する温度を、適正に
(つまり、吸着剤(S)の脱着温度程度に)保つことが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1の実施形態)図1ないし6に示す本実施形態は、
本発明の暖房装置を車両用空調装置に適用したものであ
る。この空調装置は、図1に示すように、通風経路を形
成するダクト1を備え、この一端には、室内空気および
室外空気を吸い込む空気吸込口1aが形成され、他端に
は、室内へ空調風(温風、冷風)を吹き出す空気吹出口
1bが形成されている。なお、空気吸込口1aには、室
内空気および室外空気を所定の割合で切り替え導入す
る、周知の内外気切替箱(図示せず)が設けてある。ま
た、空気吹出口1bには、この吹出口1bから吹き出す
空調風を、乗員の上半身や、足元や、フロントガラス等
に向けて吹き出す吹出口を備えた周知のダクトが設けて
ある。
【0015】そして、ダクト1内の一端から他端にかけ
て空気を送る送風ファン2、送風空気を冷却するエバポ
レータ(冷房用熱交換器)3、送風空気を加熱するヒー
タコア(暖房用熱交換器)4を、ダクト1内の一端側か
ら他端側にかけて順に配置したものである。また、ヒー
タコア4の上流には、このヒータコア4を通過する空気
量と、バイパスする空気量との比を調節するエアミック
スダンパ5が配置されている。
【0016】そして、ダクト1内のうち、エバポレータ
3の下流側で、かつ、エアミックスダンパ5(ヒータコ
ア4)の上流側に、水タンク(被吸着流体タンク)6を
配置してある。この水タンク6は、耐食性に優れる材料
(例えばステンレス系材料)からなる密閉容器61の内
部に、液体状の水(被吸着流体)Wを収容してなる。ま
た、ダクト1外(例えば助手席足元近傍)には、耐食性
に優れる材料からなる密閉容器71の内部に、吸着コア
72を収容してなる吸着器7が配置されている。吸着コ
ア72は、一対のヘッダタンク73aと、このヘッダタ
ンク73a間を連結するように並列的に配置される複数
の液配管73bと、これら液配管73b間に設けた伝熱
フィン(図示省略)とからなる熱交換部73を備え、こ
の熱交換部73のうち液配管73b間に、多数の吸着剤
Sを接するように充填したものからなる。この吸着剤S
は接着剤により熱交換部73に固定されている。
【0017】なお、吸着剤Sは、例えばゼオライトの粉
粒体から構成されており、周知のように、冷却されるこ
とにより被吸着媒体(水やアルコール等)を高能力で吸
着し、また、被吸着媒体の吸着に伴い吸着能力が低下す
るが、加熱されることにより、吸着していた被吸着媒体
を脱着して吸着能力が再生される、という性質を有して
いる。
【0018】そして、水タンク6の密閉容器61の重力
方向下方部と吸着器7の密閉容器71の重力方向上方部
とは、連通配管8にて連通されており、この連通配管8
には、この連通配管8を開閉する開閉弁81が設けられ
ている。ここで、水タンク6の密閉容器61および吸着
器7の密閉容器71の吸着器7の内部に、不要なガス分
子(水素や酸素等)が存在すると、吸着剤Sによる水の
吸着速度が遅くなり、後述する補助暖房性能が低下する
ため、上記密閉容器61、71の内部は、予め真空引き
し、上記不要なガス分子を除去した後に、被吸着媒体と
しての水が充填されている。
【0019】そして、外気温度が0℃のときの必要熱量
を2.5kWとし、後述する補助暖房を5分間行なうと
した場合、必要な吸着剤(ゼオライト)Sは約1.2k
gであり、吸着器7の容積は約1.5リットル程度であ
る。また、水タンク6には、吸着器7の吸着剤Sにて吸
着される水が液体状で(例えば300ミリリットル程
度)収容されるため、この水タンク6の容積はダクト1
に比して非常に小さい。このため、水タンク6をダクト
1内に配置するに伴って、ダクト1の大型化や形状変更
は必要ない。また、この水タンク6は、ダクト1内にお
いて大きな通風抵抗とならないように薄型(例えば高さ
30ミリ程度)に構成し、かつ、ダクト1の内壁面に沿
って配置する。
【0020】また、吸着器7の吸着コア72のうち、入
口側のヘッダタンク73aには、この吸着コア72を加
熱するPTCヒータ(加熱手段)9が、接着剤等にて固
定されている。このPTCヒータ9は車両のバッテリV
を電源としており、このヒータ9への通電のオン、オフ
を切り替えるスイッチ91が設けられている。また、P
TCヒータ9は、正の温度抵抗特性を有し、所定温度以
上で急激に抵抗が増加して電流が流れない(つまり、所
定温度以上に発熱しない)ものであり、上記所定温度
を、吸着剤Sの脱着温度(例えば200℃程度)に設定
してある。このPTCヒータ9によれば、特別な制御手
段を用いることなく、吸着剤Sを加熱する温度を、適正
に保つことができる。
【0021】そして、車両のエンジンE周囲のウォータ
ジャケット14とヒータコア4とは、接続配管Bにて直
列に接続されている。この接続配管Bには、この接続配
管Aにおける流体流れを断続する、つまり、接続配管A
を開閉する開閉弁(具体的に電磁弁)12が設けられて
いる。また、接続配管Bには、エンジンE(ウォータジ
ャケット14内)のエンジン冷却水(具体的には、水に
エチレングリコールを混合させた不凍液)を、図1中矢
印方向に送る電動ポンプ10が、この配管Bに設けられ
ている。
【0022】そして、接続配管Bには、ウォータジャケ
ット14および開閉弁12に並列的に、かつ、ヒータコ
ア4およびポンプ10に直列的に、吸着器7の熱交換部
73を接続する接続配管Aが設けられている。また、接
続配管Bには、開閉弁12に並列的に、かつ、ウォータ
ジャケット14、ヒータコア4およびポンプ10に直列
的に、吸着器7の熱交換部73を接続する接続配管Cが
設けられている。なお、接続配管Bと接続配管Cとは共
有する部位がある。
【0023】そして、接続配管Aのうち、接続配管Cと
共有されない部位には、この接続配管Aにおける流体流
れを断続する開閉弁11が設けられている。また、接続
配管Cのうち、接続配管Aと共有されない部位には、こ
の接続配管Cにおける流体流れを断続する開閉弁13が
設けられている。なお、接続配管A、B、C、ウォータ
ジャケット14、ヒータコア4、および、吸着器7の熱
交換部73に流れる(または、停滞する)不凍液のう
ち、エンジンEのウォータジャケット14に循環する不
凍液を、請求項でいうエンジン冷却水とし、このエンジ
ン冷却水以外の不凍液を、請求項でいうエンジン冷却水
と同種の液体とする。
【0024】ここで、車両には、図6に示すような、本
実施形態の空調装置に係わる制御を行なう電気制御装置
100が設けられている。この電気制御装置100に
は、車両前面のコントロールパネルに設けられる、車室
内の空調の作動、停止を切り替える空調スイッチ60か
らの信号や、温度設定器40の信号や、室温、外気温、
日射量、エバポレータ吹出温度、エンジン冷却水温度等
のセンサ群30の信号が入力される。
【0025】さらに電気制御装置100は、これらの入
力信号に基づいて所定の演算を行ない、この演算結果に
基づいて、エアミックスダンパ5の回動位置の切替や、
送風ファン2の送風量の切替や、エバポレータ3を作動
させるためのコンプレッサの作動、停止の切替等の、周
知の制御を行なうと同時に、PTCヒータ9のスイッチ
91のオン、オフや、ポンプ10の作動、停止や、開閉
弁8の回動位置の切替や、開閉弁11、12、13の回
動位置の切替等の制御を行なう。また、電気制御装置1
00には、後述のようにはたらくタイマ50が内蔵され
ている。
【0026】以下に、上記構成における作動を説明す
る。なお、ウォータジャケット14のエンジン冷却水の
温度が所定温度(例えば50℃)以下である(例えば、
エンジンE始動直後である)ことが、電気制御装置10
0にて検出されるときに、後述する補助暖房が行なわれ
る。まず、補助暖房を行なうときは、図2に示すよう
に、開閉弁11にて接続配管Aを開き、開閉弁12、1
3にて接続配管B、Cを閉じるとともに、ポンプ10を
作動させ、開閉弁81にて連通配管8を開き、PTCヒ
ータ9のスイッチ91はオフとする。また、これらの制
御の開始と同時に、タイマ50にてタイムカウントを開
始する。また、送風ファン2にてダクト1の一端から他
端にかけて空気流が形成され、エバポレータ3は作動せ
ず、ヒータコア4を空気が通過するようにエアミックス
ダンパ5の回動位置が切り替えられる。ここで、開閉弁
8、11、12、13等にてそれぞれの配管81、A、
B、C等を開いているときは、図中白抜きで示し、閉じ
ているときは黒抜きで示す。
【0027】これにより、水タンク6内の液体状の水W
が、このタンク6の下方部から連通配管8を経て吸着器
7へ移動し、吸着器7の吸着剤Sが水(液状)を吸着
し、この吸着による吸着熱(化学吸着熱)により、熱交
換部73を流れる液体を加熱し、この加熱された液体を
ヒータコア4に循環させることにより、ダクト1内の送
風空気を加熱する。
【0028】そして、タイマ50により第1所定時間T
1(例えば5分)が経過したことがカウントされたと
き、図3に示すように、開閉弁11にて接続配管Aを閉
じ、開閉弁12にて接続配管Bを開くとともに、PTC
ヒータ9のスイッチ91をオンとする。また、この制御
と同時に、タイマ50をリセットして、再びタイムカウ
ントを開始する。
【0029】この結果、温度が十分上昇したエンジン冷
却水がヒータコア4へ循環されて、ダクト1内の送風空
気が加熱される(通常の暖房行程が行なわれる)ととも
に、PTCヒータ9が発熱して吸着コア72を加熱する
ことにより、吸着剤Sに吸着されている水が脱着(蒸
発)されて、吸着剤Sが再生される。そして、脱着され
た水蒸気が、連通配管8を経て水タンク6へ移動し、こ
の水タンク6において凝縮する。なお、この凝縮による
凝縮熱は、ダクト1内の送風空気に放熱されるため、暖
房効果を向上できる。
【0030】また、水タンク6がヒータコア4の上流側
に配置されているため、水タンク6に送風される空気は
比較的低温である。よって、水タンク6における凝縮熱
の放熱が効率よく行なわれる。なお、上記第1所定時間
T1とは、エンジンEの始動を開始したときから、室内
暖房を可能な温度(例えば50℃)までエンジン冷却水
温が上昇するのに必要な時間のことであり、この時間T
1の間に室内暖房に必要な熱量を放熱できるように、吸
着剤Sの量が上述のように設定されている。
【0031】そして、吸着剤Sから水が全て脱着された
とき(吸着剤Sの再生が完了したとき)、具体的には、
タイマ50により第2所定時間T2(例えば30分)が
経過したことがカウントされたとき、図4に示すよう
に、開閉弁81にて連通配管8を閉じ、PTCヒータ9
のスイッチ91をオフとする。なお、エンジンEの始動
直後に補助暖房を行い、吸着剤Sの再生が完了した後
(つまり、通常暖房時)において、エンジン冷却水の温
度が大幅に下がったとき(例えば、エンジンEの負荷が
大幅に低下して、エンジン冷却水への放熱量が大幅に減
少したとき)、図5に示すように、脱着状態(再生状
態)を維持したままで、PTCヒータ9のスイッチ91
をオンとし、開閉弁11、12にて接続配管A、Bを閉
じ、開閉弁13にて接続配管Cを開く。
【0032】この結果、PTCヒータ9により、吸着器
7の熱交換部73の不凍液(エンジン冷却水)を加熱で
きるので、暖房能力の低下を抑制できる。また、PTC
ヒータ9に通電することにより上記バッテリVの負荷が
上がるため、これに伴ってエンジンEの負荷も上がる。
よって、エンジンEの発熱が大きくなり、エンジン冷却
水の温度も上昇するため、暖房能力の低下をさらに抑制
できる。
【0033】以下、本実施形態の奏する効果を述べる。
まず、吸着器7をダクト1外に配置してあり、しかも、
上記従来技術では必要であった切替ダンパ79、79
(図9参照)が不必要となり、ダクト1の大幅な大型化
や形状変更を招くことを抑制できる。また、吸着器7の
密閉容器71内において、複数の液配管73bの間に、
多数の吸着剤Sが充填してある(つまり、多数の吸着剤
Sに接するように液配管73bが設けてある)ため、上
記吸着熱を液配管73bの液体に効率よく放熱でき、こ
の液体を効率よく加熱できる。よって、この加熱された
液体を、暖房用熱交換器4に循環させることで、ダクト
1内の空気を効率よく加熱できる。
【0034】なお、吸着器7はエンジンEに比べて熱容
量が非常に小さいため、吸着器7自身の加熱に使用され
る吸着熱は小さく、この吸着熱を液配管73bの液体の
加熱に効率よく利用できる。よって、エンジンE始動直
後等、エンジンEのエンジン冷却水では暖房を十分に行
なえない場合に、上記補助暖房行程を実行することによ
り、暖房を行なうことができる。
【0035】また、吸着熱を利用しているため、電気ヒ
ータの熱を利用する場合に比べて補助暖房時における必
要電力量が僅少となる。 (第2の実施形態)図7および図8に示す本実施形態
は、水タンク6からの水を水蒸気として吸着器7へ供給
するものであり、水タンク6の密閉容器61の重力方向
上方部と、吸着器7の密閉容器71の重力方向上方部と
が、連通配管8にて連通されている。また、吸着器7の
熱交換部73と同様な構造(図示は省略)の熱交換部6
2が、水タンク6の水Wに埋没するように配置されてい
る。
【0036】また、接続配管Bには、もうひとつ開閉弁
16が設けられている。そして、ウォータジャケット1
4、ヒータコア4、開閉弁12、および、ポンプ10の
それぞれに直列的に、かつ、開閉弁16に並列的に、水
タンク6の熱交換部62を接続する接続配管Dが、接続
配管Bに設けられている。この接続配管Dには、この配
管Dへの液体流れを断続する開閉弁15が設けられてい
る。
【0037】さらに、車室内の座席の下で、かつ、座席
の車両前後方向の移動に伴って移動しない部位に、座席
加熱用熱交換器(第2暖房用熱交換器)40を設けてあ
る。そして、接続配管Bには、さらにもうひとつ開閉弁
17が設けられている。そして、ウォータジャケット1
4、開閉弁12、16、および、ポンプ10のそれぞれ
に直列的に、かつ、開閉弁17およびヒータコア4に並
列的に、座席加熱用熱交換器40を接続する接続配管F
が、接続配管Bに設けられている。この接続配管Fに
は、この配管Fへの液体流れを断続する開閉弁18が設
けられている。
【0038】また、車両前面のコントロールパネルに
は、座席の加熱を指示する座席暖房スイッチ(図示省
略)が設けられており、このスイッチからの信号が、電
気制御装置100に入力されるようになっている。そし
て、補助暖房実行時で、上記座席暖房スイッチがオフの
ときには、図7に示すように、開閉弁11、12、13
による接続配管A、B、Cの開閉は、上記第1の実施形
態(図2参照)と同様であり、開閉弁15により接続配
管Dを開き、開閉弁16により、接続配管Aを閉じ、開
閉弁81にて連通配管8を開き、開閉弁17にて接続配
管Aを開き、開閉弁18にて接続配管Fを閉じる。
【0039】これにより、吸着器7の吸着剤Sが水タン
ク6内の水蒸気を吸着するため、吸着器7においては吸
着熱を放熱し、水タンク6においては水の蒸発潜熱を吸
熱する。そして、吸着器7の熱交換部73にて加熱され
た液体は、ヒータコア4にて放熱し、さらに、水タンク
6の熱交換部62にて上記蒸発潜熱分の熱を放熱した
後、再び吸着器7の熱交換部73に戻る。
【0040】これによれば、液状の水を吸着コア72に
落下させるのに比べて、水蒸気を吸着コア72側に供給
することにより、吸着剤Sにより均一に水を吸着させる
ことができ、吸着熱を効率よく取り出すことができる。
なお、本実施形態では、吸着剤Sが水蒸気(気体)を吸
着するため、この吸着時には、上記化学吸着熱に加え
て、水蒸気の凝縮熱(物理吸着熱)が放熱される。この
ため、吸着器7における放熱量が増加し、熱交換部73
内の液体の吸熱量も増加するが、この増加吸熱分を、水
タンク6における蒸発潜熱として放熱するため、ヒータ
コア4には、上記第1の実施形態と同様、化学吸着熱に
相当する熱が放熱されることになる。
【0041】また、補助暖房行程の後は、図8に示すよ
うに、開閉弁15にて接続配管Dを閉じ、開閉弁16に
て接続配管Aを開くことにより、図3に示す第1の実施
形態と同様にして、脱着された水蒸気が連通配管8を経
て水タンク6へ移動し、この水タンク6にて凝縮する。
また、補助暖房実行時で、上記座席暖房スイッチがオン
のときには、図7において、開閉弁17にて接続配管A
を閉じ、開閉弁18にて接続配管Fを開く。これによ
り、吸着器7にて加熱された液体が座席加熱用熱交換器
40にて放熱するため、座席を加熱できる。そして、補
助暖房行程の完了後には、座席暖房スイッチがオフのと
きと同様、図8に示すような制御を行なう。このよう
に、冬季のエンジンE始動直後で、車室内の座席が冷え
ているとき、補助暖房により座席を加熱でき、乗員の暖
房フィーリングを向上できる。
【0042】(他の実施形態)上記吸着剤Sとしては、
ゼオライトの他に、生石灰、シリカゲル、活性炭、活性
アルミナ等が挙げられる。なお、上記した化学吸着熱の
大きいものを使用するのがよく、被吸着媒体を水とした
とき、上記した中では、ゼオライトが好ましい。
【0043】また、図2において(吸着器7において水
を吸着させているとき)、開閉弁13にて接続配管Cを
開くことにより、吸着熱にて加熱される水を、ヒータコ
ア4、および、ウォータジャケット14に循環させても
よい。これによれば、補助暖房に加えて、エンジンEの
暖機を行なうことができ、エンジンEの始動性を向上で
きる。
【0044】また、PTCヒータ9により吸着器7を加
熱していたが、他の種々の加熱手段に置き替えてもよ
い。例えば、吸着剤Sとして、脱着温度が90℃程度の
シリカゲルを使用するときは、吸着器7の熱交換部73
にウォータジャケット14からのエンジン冷却水を循環
させてもよい。また、エンジンEの廃熱を使用してもよ
い。
【0045】また、PTCヒータ9を熱交換部73の入
口側ヘッダタンク73aに配置してあるが、吸着器7を
加熱しうる位置であればよく、出口側ヘッダタンク73
aでもよいし、吸着器7の密閉容器71の外側でもよ
い。また、水タンク6の密閉容器61の外壁面に伝熱フ
ィンを設けて、水の凝縮性能を向上させるようにしても
よい。
【0046】また、補助暖房を開始してから所定時間T
1経過後に、通常暖房に切り替えていたが、エンジン冷
却水の温度が所定温度(例えば50℃程度)以上となっ
たとき(つまり、エンジン冷却水を熱源として暖房が良
好に行なえるとき)、電気制御装置100により、通常
暖房に切り替えるとともに、吸着剤Sの脱着を行なうよ
う制御してもよい。
【0047】また、上記第2の実施形態において補助暖
房を行なうとき、開閉弁17、18にて接続配管A、F
を両方開き、ヒータコア4および座席加熱用熱交換器4
0の両方に、吸着器7にて加熱された水を循環させても
よい。また、通常運転時において、座席加熱用熱交換器
40にエンジン冷却水を循環させて、座席を加熱しても
よい。
【0048】また、座席加熱用熱交換器40以外の種々
の暖房用熱交換器(第2暖房用熱交換器)に、吸着器7
にて加熱される水を循環させてもよい。例えば、ハンド
ル近傍にハンドル加熱用熱交換器を設け、このハンドル
加熱用熱交換器に、上記加熱される水を循環させてもよ
い。また、上記第1の実施形態において、連通配管8の
みを設けていたが、この連通配管8に加えて、密閉容器
61の重力方向上方部と吸着器7の密閉容器71の重力
方向上方部とを連通する連通配管を設けてもよい。そし
て、吸着器7において被吸着媒体を吸着させるときは、
連通配管8を開き、かつ、上記連通配管を閉じて、液体
状の被吸着媒体を吸着器7に供給し、吸着器7において
被吸着媒体を脱着させるときは、連通配管8を閉じ、か
つ、上記連通配管を開いて、脱着された気体状の液体状
の被吸着媒体を水タンク6へ戻すようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる空調装置の概
略的な全体構成図である。
【図2】第1の実施形態において、補助暖房実行時にお
ける空調装置の概略的な全体構成図である。
【図3】第1の実施形態において、通常暖房時で、か
つ、吸着剤の脱着時における空調装置の概略的な全体構
成図である。
【図4】第1の実施形態において、通常暖房時で、か
つ、吸着剤の脱着完了時における空調装置の概略的な全
体構成図である。
【図5】第1の実施形態において、エンジン負荷の低下
時における空調装置の概略的な全体構成図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係わる電気制御ブロ
ック図である。
【図7】第2の実施形態において、補助暖房実行時にお
ける空調装置の概略的な全体構成図である。
【図8】第2の実施形態において、通常暖房時で、か
つ、吸着剤の脱着時における空調装置の概略的な全体構
成図である。
【図9】従来技術に係わる補助暖房装置を備えた空調装
置の概略的な全体構成図である。
【符号の説明】
1…ダクト、1a…空気吸込口、1b…空気吹出口、2
…送風ファン、E…エンジン、4…ヒータコア(暖房用
熱交換器)、7…吸着器、71…密閉容器、73b…液
配管、S…吸着剤、6…水タンク(媒体タンク)、9…
PTCヒータ(加熱手段)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に空気吸込口(1a)、他端に空気
    吹出口(1b)を備えたダクト(1)と、 前記ダクト(1)の一端から他端にかけて空気を送る送
    風ファン(2)と、 前記ダクト(1)内に配置され、エンジン(E)のエン
    ジン冷却水を熱源として前記送風ファン(2)による送
    風空気を加熱する暖房用熱交換器(4)と、 前記ダクト(1)外に配置され、冷却されることにより
    被吸着媒体を吸着し、加熱されることにより被吸着媒体
    を脱着する多数の吸着剤(S)を密閉容器(71)内部
    に収容した吸着器(7)と、 前記吸着器(7)を加熱する加熱手段(9)と、 前記吸着器(7)の前記密閉容器(71)と連通して配
    置され、被吸着媒体を収容する媒体タンク(6)とを備
    え、 前記吸着器(7)の前記密閉容器(71)内部には、エ
    ンジン冷却水と同種の液体が内部を流れる液配管(73
    b)が、前記多数の吸着剤(S)に接するように配置さ
    れ、 前記媒体タンク(6)内の被吸着媒体を前記吸着剤
    (S)に吸着させ、このときの吸着熱にて前記液配管
    (73b)の液体を加熱し、この加熱された液体を前記
    暖房用熱交換器(4)に循環させる補助暖房行程を実行
    可能であり、 この補助暖房行程の後には、前記吸着器(7)を前記加
    熱手段(9)にて加熱して前記吸着剤(S)から被吸着
    媒体を脱着させ、この脱着された被吸着媒体を前記媒体
    タンク(6)に収容させることを特徴とする暖房装置。
  2. 【請求項2】 一端に空気吸込口(1a)、他端に空気
    吹出口(1b)を備えたダクト(1)と、 前記ダクト(1)の一端から他端にかけて空気を送る送
    風ファン(2)と、 前記ダクト(1)内に配置され、エンジン(E)のエン
    ジン冷却水を熱源として前記送風ファン(2)による送
    風空気を加熱する第1暖房用熱交換器(4)と、 前記ダクト(1)の前記空気吹出口(1b)からの温風
    が吹き出される部位とは異なる所定部位を加熱する第2
    暖房用熱交換器(40)と、 前記ダクト(1)外に配置され、冷却されることにより
    被吸着媒体を吸着し、加熱されることにより被吸着媒体
    を脱着する多数の吸着剤(S)を密閉容器(71)内部
    に収容した吸着器(7)と、 前記吸着器(7)を加熱する加熱手段(9)と、 前記吸着器(7)の前記密閉容器(71)と連通して配
    置され、被吸着媒体を収容する媒体タンク(6)とを備
    え、 前記吸着器(7)の前記密閉容器(71)内部には、エ
    ンジン冷却水と同種の液体が内部を流れる液配管(73
    b)が、前記多数の吸着剤(S)に接するように配置さ
    れ、 前記媒体タンク(6)内の被吸着媒体を前記吸着剤
    (S)に吸着させ、このときの吸着熱にて前記液配管
    (73b)の液体を加熱し、この加熱された液体を前記
    第2暖房用熱交換器(40)に循環させる補助暖房行程
    を実行可能であり、 この補助暖房行程の後には、前記吸着器(7)を前記加
    熱手段(9)にて加熱して前記吸着剤(S)から被吸着
    媒体を脱着させ、この脱着された被吸着媒体を前記媒体
    タンク(6)に収容させることを特徴とする暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記媒体タンク(6)を前記ダクト
    (1)内に配置し、 前記媒体タンク(6)に収容される前記脱着された被吸
    着媒体の凝縮熱を、前記送風ファン(2)による送風空
    気に放熱させることを特徴とする請求項1または2に記
    載の暖房装置。
  4. 【請求項4】 前記補助暖房行程において前記加熱され
    た液体を、前記エンジン(E)にも循環させることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の暖房
    装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱手段は、正の温度抵抗特性を有
    し、かつ、所定温度にて抵抗値が急激に増大する発熱体
    (9)からなることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれか1つに記載の暖房装置。
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