JPH10166718A - インクジェット記録媒体 - Google Patents

インクジェット記録媒体

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JPH10166718A
JPH10166718A JP8340366A JP34036696A JPH10166718A JP H10166718 A JPH10166718 A JP H10166718A JP 8340366 A JP8340366 A JP 8340366A JP 34036696 A JP34036696 A JP 34036696A JP H10166718 A JPH10166718 A JP H10166718A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、水性インク画像の耐水性及び耐光
性の良いインクジェット記録媒体を提供することであ
る。 【解決手段】 アリルアミン等の特定のカチオン単位の
少なくとも1種と、マレイン酸等のアニオン単位の少な
くとも1種とを有する特定両性高分子化合物を、必須成
分として含むことを特徴とするインクジェット記録媒
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
媒体に関する。詳しくは水性インク画像の耐水性及び耐
光性に秀れたインクジェット記録媒体に関する。さら
に、本発明は、インクジェット記録媒体に水性インクの
液滴を付着させることにより記録を行うインクジェット
記録方法であって、かつ、耐水性及び耐光性の良い記録
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は製版の必要が
なく、かつ現像定着をも必要とせず媒体に直接的に画像
を形成する印刷方式として、またカラー化が容易である
こと等から情報記録の分野において近年著しい伸びを見
せている。
【0003】一般にインクジェット記録は直径数十ミク
ロンの細孔からインクを加圧噴出させ、数mmまたは数十
mm離れに記録媒体上にドット記録を行うものであり、イ
ンクジェット記録に用いられるインクの染料は噴射の信
頼性と画像濃度特性が要求されるため水溶性の直接染
料、酸性染料、反応染料等が用いられている。しかしこ
れ等染料は水に対する溶解度が極めて大きいため、当然
のことながら形成された後の画像に耐水性がなくインク
ジェット記録した印刷物を屋外に提示した場合、雨等に
より記録物ににじみが生じたり、また高湿下で長期保存
するだけでもにじみが生じることもある。
【0004】これを改善する方法の1つとして、記録媒
体をあらかじめカチオン性高分子電解質で処理する方法
(例えば、特開昭56−84992号,特開昭59−2
0696)が提案されている。
【0005】しかし、これらの方法は、また耐水化付与
の目的もある程度は達成することができるが、まだ十分
ではなく、一層水に対する堅牢度の高いものの開発が望
まれている。さらに、インクに水溶性染料を用いる第2
の問題点としては耐光性が劣る点が挙げられる。すなわ
ちこれ等の染料を用いたインクにより形成した画像の耐
光性は十分でなくフエードメーター30時間照射により
大きく退色し改善の必要が指摘されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、さらに耐水
性及び耐光性の良いインクジェット記録媒体を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは水性インク
画像の耐水性および耐光堅牢度を改善したインクジェッ
ト記録媒体を得るために鋭意研究した結果、媒体を特定
の両性高分子化合物で処理することによりこの二つの目
的を同時に達成できることを見出だし、この知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。
【0008】本発明は、下記の構造式(I),(IIa
),(IIb ),(IIIa),(IIIb),
【0009】
【化10】
【0010】
【化11】
【0011】
【化12】
【0012】
【化13】
【0013】
【化14】 (ただし、上記式(I),(IIa ),(IIb ),(III
a),(IIIb)中,R1 およびR2 は、それぞれに独立
に水素原子、メチル基、エチル基またはシクロヘキシル
基であり、R3 は、水素原子、メチル基、エチル基また
はベンジル基あり、R4 およびR5 は、それぞれに独立
に水素原子、メチル基、エチル基またはベンジル基あ
り、Xは、アニオンである)で示されるアリルアミン系
単位、その無機酸塩および有機酸塩から選ばれるカチオ
ン単位の少なくとも1種と、下記の構造式(IV),(V
),(VI),(VII )
【0014】
【化15】
【0015】
【化16】
【0016】
【化17】
【0017】
【化18】 (ただし上記式(IV),(V ),(VI),(VII )中、
6 は、水素原子またはメチル基であり、Yは、結合す
るカルボキシ基ごとにそれぞれに対して独立に水素、N
a、K、NH4 、1/2Ca、1/2Mg、1/2F
e、1/3Al、1/3Feから選ばれるカチオンであ
る)で示されるアニオン単位の少なくとも1種とを有す
る特定両性高分子化合物(以下、特定両性高分子化合物
と略することもある)を必須成分として含むことを特徴
とするインクジェット記録媒体である。また、本発明の
インクジェット記録媒体では、特定両性高分子化合物
に、非イオン性高分子化合物、カチオン性高分子化合
物、アニオン性高分子化合物および特定両性高分子化合
物以外の両性高分子化合物から選ばれる少なくとも1種
を添加しても良い。さらに、本発明は、インクジェット
記録媒体に染料を含む水性インクの液滴を付着させるこ
とにより記録を行うインクジェット記録方法において、
前記記録媒体に、請求項1記載の特定両性高分子化合物
を存在させておくことを特徴とするインクジェット記録
方法である。
【0018】本発明のインクジェット記録媒体は、染料
を含むインクが付着しようとする記録媒体部分に、特定
両性高分子化合物を存在させることを必須技術要件とす
るものであり、この必須技術要件により水性インク画像
の耐水性および耐光性堅牢度を向上させたものである。
したがって、本発明において、特定両性高分子化合物を
含むインクジェット記録媒体とは、該媒体内部も含め全
体的に特定両性高分子化合物が分散されていても良く、
また、該媒体表面にのみ特定両性高分子化合物が存在し
ていても良い。また、表面の一部に特定両性高分子化合
物が存在していても構わない。
【0019】なお、本発明において、インクジェット記
録とは、近年著しく使用されてきているプロッタ記録も
含むものとする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明において、記録媒体は、記
録媒体の表面に特定両性高分子化合物を存在できるもの
なら特に限定しないが、特定両性高分子化合物の存在さ
せやすさから、主として、紙またはプラスチックフィル
ムであるが、布帛、皮等の記録媒体も使用できる。プラ
スチックフィルムの素材は、塩化ビニル、ポリプロピレ
ン、ポリエステル等を例示できる。
【0021】本発明において、特定両性高分子化合物
を、インクジェット記録媒体に存在させる方法として
は、以下の方法がある。 (1) 特定両性高分子化合物を水溶液とし、必要なら
ば、通常使用されるバインダー、例えば酸化デンプン、
ポリビニルアルコール等と混合し、サイズプレス、ロー
ルコーター等のコーターにより原紙に塗工する。 (2) 紙に、インク吸収能力の高い顔料(例えば合成
シリカ、合成アルミナ、炭酸カルシウム等)を含むバイ
ンダーで塗層し、形成したコート上の表面にエアナフコ
ーター、スプレー等で特定両性高分子化合物水溶液を適
用する。 (3) 上記顔料、バインダーからなる塗液中に上記の
特定両性高分子化合物を添加し、その塗液を塗層する。 (4) 基紙本体中に抄紙の際、特定両性高分子化合物
を添加しておく。 (5) プラスチック、布帛、皮製品等の表面に、特定
両性高分子化合物の水溶液を、塗布または浸漬すること
によってそれらの表面に付着させて塗層を形成する。 (6) インクジェット記録媒体に、染料を含む水性イ
ンクの液滴を付着させる直前に、インクジェット記録媒
体の少なくとも記録形成領域に特定両性高分子化合物を
付着させるようにする。
【0022】上記(1)で、特定両性高分子化合物を紙
に塗工するときは、例えば、0.03〜5W/V%の特
定両性高分子化合物を含む塗工液を製造し、塗工液量
を、通常、乾燥塗工量で1〜50g/m2 にすることが
できる。本発明のインクジェット記録媒体として、内部
にも特定両性高分子化合物を含む紙を製造するときは、
原料のパルプと共に、合成パルプや合成繊維を用いても
良く、さらに、特定両性高分子化合物と共に、白色性顔
料、例えば、酸化チタン、炭化カルシウム、ゼオライト
を内添して、紙の白色度を向上させることができる。
【0023】本発明のインクジェット記録媒体に画像を
形成するために使用される水性インクは染料として水溶
性の直接染料、酸性染料、反応性染料のうち少なくとも
1種を含有すべきである。かかる染料は分子中にスルホ
ン酸基、カルボキシル基などのアニオン基を有すること
により水溶性が付与されているが、かかる染料を被記録
体(インクジェット記録媒体)の表面に付着、吸収させ
ると、染料中のアニオン基と被記録媒体中のカチオン基
がイオン結合して水不溶性の塩が形成され、この際、高
イオン密度を有する特定両性高分子化合物が特に有効で
あるものと考えられる。
【0024】本発明に用いる特定両性高分子化合物は、
カチオン系モノマーとアニオン系モノマーとを共重合さ
せて得ることができる。
【0025】カチオン系モノマーの具体例としては、以
下のものが挙げられる。 (1) モノアリルアミン、N−メチルアリルアミン、
N−エチルアリルアミン、N,N−ジメチルアリルアミ
ン、N,N−ジエチルアリルアミン、N−シクロヘキシ
ルアリルアミン、N−メチル,N−シクロヘキシルアリ
ルアミン、N−,エチル,N−シクロヘキシルアリルア
ミン、N,N−ジシクロヘキシルアリルアミンなどのモ
ノアリルアミン類。
【0026】(2) ジアリルアミン、N−メチルジア
リルアミン、N−エチルジアリルアミン、N−ベンジル
ジアリルアミン、塩化ジアリルジメチルアンモニウム、
臭化ジアリルジメチルアンモニウム、沃化ジアリルジメ
チルアンモニウム、メチル硫酸ジアリルジメチルアンモ
ニウム、塩化ジアリルジエチルアンモニウム、臭化ジア
リルジエチルアンモニウム、沃化ジアリルジエチルアン
モニウム、メチル硫酸ジアリルジエチルアンモニウム、
塩化ジアリルメチルベンジルアンモニウム、臭化ジアリ
ルメチルベンジルアンモニウム、沃化ジアリルメチルベ
ンジルアンモニウム、メチル硫酸ジアリルメチルベンジ
ルアンモニウム、塩化ジアリルエチルベンジルアンモニ
ウム、臭化ジアリルエチルベンジルアンモニウム、沃化
ジアリルエチルベンジルアンモニウム、メチル硫酸ジア
リルエチルベンジルアンモニウム、塩化ジアリルジベン
ジルアンモニウム、臭化ジアリルジベンジルアンモニウ
ム、沃化ジアリルジベンジルアンモニウム、メチル硫酸
ジアリルジベンジルアンモニウム、などのジアリルアミ
ン類。
【0027】前記(1)または(2)のモノアリルアミ
ン類またはジアリルアミン類においては夫々のアミン類
の塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、りん酸塩などの無機酸塩、
または酢酸塩などの有機酸塩等を、共重合用の出発モノ
マーとしても良く、またこれらの塩類を出発モノマーと
しては用いず、下記のアニオン系モノマーとの共重合後
に上記の酸成分(無機酸または有機酸)を添加混合する
ことによって当該酸成分を共重合体の中に含ませること
ができる。
【0028】一方、アニオン系モノマーの具体例として
は、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン
酸、またはそれら酸のナトリウム塩、カリウム塩、アン
モニウム塩などが挙げられる。
【0029】本発明で特に好ましい特定両性高分子化合
物は、上記カチオン系モノマーとして、モノアリルアミ
ン、ジアリルアミン、N−メチルジアリルアミン、N−
ベンジルジアリルアミン、塩化ジアリルメチルアンモニ
ウム、塩化ジアリルジメチルアンモニウムのうちの少な
くとも1種を用い、これをアニオン系モノマーのマレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸のうちの少
なくとも1種と共重合させて得られる共重合体であり、
この共重合体において、カチオン単位/アニオン単位の
共重合モル比は5/1〜1/3が好ましく、3/1〜1
/2が特に好ましい。この共重合体の分子量は、通常、
1,000〜500,000であり、好ましくは、10
00〜200,000である。この特定両性高分子化合
物は、分子量が比較的小さく、そのため、水溶液にした
とき、粘度が高くならないので、取扱上、好ましい。
【0030】次に、特定両性高分子化合物の製造方法に
ついて述べる。まず、カチオン系モノマーとアニオン系
モノマーとを水に混合する。カチオン系モノマー/アニ
オン系モノマーのモル比は記述のように5/1〜1/3
が好ましく、3/1〜1/2が特に好ましい。上記モル
比が5/1を越える場合および1/3に満たない場合、
重合収率が急速に低下する。重合時の水中におけるモノ
マー濃度はモノマーの種類によって異なるが、通常10
〜75%である。
【0031】この共重合反応は、ラジカル重合反応であ
り、ラジカル重合触媒の存在下に行われる。ラジカル重
合触媒の種類は特に限定されるものではなく、t−ブチ
ルハイドロパーオキサイドなどの過酸化物、過硫酸アン
モニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウムなどの過
硫酸塩、アゾビス系、ジアゾ系などの水溶性アゾ化合物
が挙げられる。
【0032】ラジカル重合触媒の添加量は一般的にはモ
ノマーに対して1〜5モル%、好ましくは1〜3モル%
である。重合温度は一般的には20〜100℃、好まし
くは35〜75℃であり、重合時間は一般的には20〜
150時間、好ましくは30〜100時間である。重合
雰囲気は、大気中でも重合性に問題が生じないが、窒素
などの雰囲気で行うこともできる。
【0033】本発明においては、上記カチオン系単位と
アニオン系単位とからなる特定両性高分子化合物単独の
みによって構成してもよいが、上記特定両性高分子化合
物に所望により、従来公知の非イオン性高分子化合物、
カチオン性高分子化合物、アニオン性高分子化合物及
び、特定両性高分子化合物以外の両性高分子化合物(以
下、単に両性高分子化合物と記載することもある)から
選ばれる少なくとも1種の成分(以下副次成分という)
を添加することによって構成することもできる。
【0034】これらの従来公知の高分子化合物としては
以下のものが挙げられる。非イオン性高分子化合物とし
ては、非イオン性アクリルアミド系重合体、例えば、ポ
リアクリルアミドまたはポリメタクリルアミド;ポリビ
ニルアルコールまたはポリカルボン酸ビニルの部分加水
分解物を例示できる。
【0035】アニオン性高分子化合物としては、アニオ
ン性アクリルアミド系重合体、例えば;ポリアクリルア
ミドまたはポリメタクリルアミドの部分加水分解物;ア
クリル酸またはメタクリル酸とアクリルアミドまたはメ
タクリルアミドとの共重合体またはその塩類;アクリル
酸またはメタクリル酸と、アクリルアミドまたはメタク
リルアミドと、2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸、ビニルスルホン酸、ビニルメチルスルホ
ン酸から選ばれる酸との三元共重合体またはその塩類;
などを例示できる。
【0036】カチオン性高分子化合物としては;ジアル
キルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノア
ルキルメタクレート、ジアルキルアミノアルキルメタク
リルアミドまたはそれらの第4級化物または酸付加塩を
単位とする単独重合体;該単位のモノマーとアクリルア
ミドまたはメタクリルアミドとのモノマーとの共重合
体;ポリアクリルアミドまたはポリメタクリルアミドの
マンニッヒ変性物またはホフマン分解物;キトサンまた
はその酸付加塩;ビニルイミダゾリンの単独重合体また
はそれと重合可能なモノマーとの共重合体;ポリビニル
アミンまたはポリ(N−アシルビニルアミン)の部分加
水分解物、またはそれらの付加塩;ポリエチレンイミ
ン、エピハロヒドリン−アミン縮合物、ジシアンジアミ
ド−ホルマリン縮合物等の縮合物;モノアリルアミン、
ジアリルアミン、ジアリルジアルキルアンモニウムクロ
ライド等のアリルアミン系モノマーの単独重合体または
それらの付加塩、またはそれらアリルアミン系モノマー
間の共重合体、またはそれらモノマーとアクリルアミド
もしくはメタクリルアミドとの共重合体;などを例示で
きる。
【0037】副次成分として用いる両性高分子化合物と
しては、下記の(A)〜(C)に例示のモノマー中の
(A)に例示のカチオンモノマーの少なくとも1種と、
(B)に例示のアニオンモノマーの少なくとも1種との
共重合体;または、(A)に例示のカチオンモノマーの
少なくとも1種と,(B)に例示のアニオンモノマーの
少なくとも1種と,(C)に例示のノニオンモノマーの
少なくとも1種との共重合体などを例示できる。
【0038】(A)ジアルキルアミノアルキルアクリレ
ート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、ジア
ルキルアミノアルキルアクリルアミド、もしくはジアル
キルアミノアルキルメタクリルアミド、またはそれらの
塩化メチル塩等の4級化物またはそれらの酸付加塩;塩
化ジアリルジアルキルアンモニウム、ビニルピリジン、
アミノメチルスチレンなどの;カチオンモノマー。
【0039】(B)アクリル酸、メタクリル酸、ビニル
スルホン酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸,
またはそれらの塩類などのアニオンモノマー。
【0040】(C)アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキ
ルエステル、カルボン酸ビニルなどのノニオンモノマ
ー。上記副次成分の非イオン、アニオン、カチオン、両
性高分子化合物の分子量は、用途によって異なるが、
1,000〜20,000,000であるのが好まし
い。
【0041】特定両性高分子化合物を上記副次成分と併
用して用いるときの混合比は、目的によって変えること
ができるが、特定両性高分子化合物:副次成分=30〜
99:70〜1が好ましい。
【0042】
【作用】本発明のインクジェット記録媒体の好ましい特
性がいかなる作用によるものかは明らかではないが、本
発明で用いた特定両性高分子化合物は、イオン密度が高
いことにより溶解性が安定しており、さらに、カルボン
酸とアミンとの両方が存在することによりpH安定性が
良いと考えられる。特定両性高分子化合物のこれらの性
質が、記録媒体例えばパルプ繊維と、特定高分子化合物
と、染料との間で有効に働き、それらの働き例えばそれ
らの結合状態の安定化が、耐水性及び耐光性を向上させ
るためと推測される。
【0043】
【実施例】以下実施例によって本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。
【0044】(略号)本実施例で用いられる物質につい
て、略号をあらかじめ以下に示す。AA:モノアリルア
ミン、DA:ジアリルアミン、MDA:メチルジアリル
アミン、DADMAC:塩化ジメチルジアリルアンモニ
ウム、MA:マレイン酸、FA:フマル酸、Mah:無
水マレイン酸、IA:イタコン酸、DM(Q):ジメチ
ルアミノエチルメタクリレートの塩化メチル四級塩、A
cAm:アクリルアミド、AcAd:アクリル酸、DA
(Q):ジメチルアミノプロピルアクリルアミドの塩化
メチル四級塩、HCl:塩酸、NaOH:水酸化ナトリ
ウム、APS:過硫酸アンモニウム、V−50:アゾビ
スアミジノプロパン二塩酸塩。上記の略号の中で、単量
体の前にPを付けると高分子体を表わすものとする。例
えば、「P(AcAm)」は「ポリアクリルアミド」、
P(DA−MA)は、DA(ジアリルアミン)とMA
(マレイン酸)との共重合体を意味するものとする。
【0045】(合成例1) P(DA−MA)の合成 DA97g(1mol)と35%塩酸104gの混合物
中に、Mah98g(1mol)を添加し混合した後、
水85gで希釈し、APS4.5gを加えてN2 中、4
5℃、48時間重合反応させた。メタノール沈殿法によ
る両性高分子化合物P(DA−MA)の収率は99%で
あった。N/10−NaOHを溶媒として、濃度0.5
00g/dl、30℃で測定したこの特定両性子化合物
の固有粘度(以下断らない限り同じ条件)は、1.50
dl/gであった。
【0046】(合成例2) P(AA−MA)の合成 AA 107g(1.874mol)とMA 174g
(1.899mol)を水110g中に混合し、APS
13gを添加してN2 中で55℃で96時間、重合反
応させた。反応終了後、メタノール沈殿法で得られた特
定両性高分子化合物P(AA−MA)の収率は88%で
あった。この固有粘度は、0.5dl/gを示した。
【0047】(合成例3) P(DADMAC−MA)
の合成 DADMAC、MA、25%アンモニアをそれぞれ1
6.5g(0.1mol)、11g(0.1mol)、
32g(0.05mol)混合し、水11.5gを添加
してから、APS 0.5gを重合開始時と24時間後
に二分割して添加することによって、55℃、72時間
反応させた。アセトン沈殿で得た特定両性高分子化合物
P(DADMAC−MA)の収量は、26.6gであっ
た。固有粘度は1.02を示した。
【0048】(合成例4) P(MDA−FA)の合成 MDA 55.6g(0.5mol)とFA 34.8
g(0.3mol)を水 84.8gに加えてスラリー
となし、45℃で溶解した後、V−50を2.5g添加
し、55℃で70時間重合させた。本重合体の均一水溶
液の一部をメタノールで沈殿させて得た特定両性高分子
化合物P(MDA−FA)の収率は、89%、固有粘度
は1.35を示した。
【0049】(合成例5) P(DA−IA)の合成 DA 97.2g(1mol)、IA 130.1g
(1mol)、水 227.3gの混合物を調製した
後、55℃に昇温し、APS 2.28gを添加し、次
いで、55℃で24時間重合させた。重合が終了した
後、反応物10.0gを取り300mlのアセトンに再
沈させて、4.99gの特定両性高分子化合物P(DA
−IA)を得た(重合率99.8%)。この重合体は、
pHがおよそ1.8〜3.8の間で水に不溶であった。
【0050】実施例1〜7及び比較例1〜4 (実施例に使用した高分子化合物)実施例1〜5で使用
した高分子化合物は、それぞれ、合成例1〜5で合成し
た特定両性高分子化合物を用いた。実施例6で使用した
高分子化合物は、合成例1で得たP(DA−MA)とP
(DM(Q))との5:1混合物を用いた。ただし、P
(DM(Q))は、およその分子量(以下MWと略記す
る)130万のジメチルアミノエチルメタクリレートの
塩化メチル四級塩の重合体を用いた。実施例7で使用し
た高分子化合物は、合成例3で得たP(DADMAC−
MA)とP(AcAm−DM(Q))との4:1混合物
を、用いた。なお、P(AcAm−DM(Q))は、A
cAmとDM(Q)の仕込みモル比が2:1の共重合物
でMW150万のものを用いた。
【0051】(比較例に使用した高分子化合物)また、
比較として、従来使用されているもので、かつ、比較的
低分子量のカチオン系高分子化合物を用いた。すなわ
ち、比較例1では、ポリエチレンイミン((株)日本触
媒、エポミンP−1000,MW7万,略語PEI)、
比較例2では、DADMACとAcAmとの5:1共重
合体(MW20万,略語P(DADMAC−AcA
m))、比較例3では、塩化ジメチルジアリルアンモニ
ウム重合体(MW15万,略語P(DADMAC))、
比較例4では、ポリビニルアミン塩酸塩(MW50万,
略語PVAm・HCl)の高分子化合物を用いた。
【0052】(インクジェット記録媒体の製造)以上の
ような高分子化合物を用いて、下記組成の塗工用組成
物; 微粉ケイ酸 100重量部 ポリビニルアルコール 50重量部 高分子化合物 0.5重量部 水 500重量部 を調製した。
【0053】この塗工用組成物を秤量60g/m2 、ス
テキヒトサイズ度20秒の市販上質紙上にワイパーで乾
燥塗工量12g/m2 となるよう塗工し常法により乾燥
させて、それぞれ、実施例1〜7及び比較例1〜4のイ
ンクジェット記録媒体をインクジェット記録用紙として
製造した。
【0054】(品質試験)次に得られたインクジェット
記録紙の品質試験を行った。即ち、まずインクジェット
プリンター(キャノンA−1210)を使用して、赤イ
ンク、青インク、黄インク各色のベタ印刷を施した後、
下記の方法で耐水性と耐光性を評価した。
【0055】耐水性:上記印刷物を1×1cmの大きさに
切り25℃の水10mlに5分間浸漬し、水に溶出した染
料量を分光光度計を用いて吸光度を測定することにより
測定した。この場合、上記塗工用組成物において高分子
化合物を含有しない場合の吸光度をAとし、高分子化合
物を含有する場合の吸光度をBとし、B/Aによって耐
水性の尺度とした。言うまでもなくこの値の小さいほど
耐水性は大きい。
【0056】耐光性:上記印刷物をカーボンアークフエ
ードメーター(スガ試験機(株)製)で30時間照射し
照射前後の色濃度をマクベスデンシトメーターで測定し
照射後濃度を照射前濃度で徐した百分率を耐光性の尺度
とした。数値が高いほど耐光性は良好である。
【0057】それらの実施例および比較例の結果を表1
に示す。
【0058】
【表1】
【0059】表1から明らかなように特定両性高分子化
合物を用いた本発明のインクジェット記録媒体はポリエ
チレンイミン、ポリビニルアミン等を用いる従来品に比
べ耐水性、耐光性ともにはるかに優れている。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、耐水性及び耐光性とも
に極めて良好なインクジェット記録媒体が得られる。さ
らにまた、本発明で用いた特定両性高分子化合物は、水
に溶解したとき、粘度が小さい。そのため、例えば、高
濃度の溶液で添加可能である等長所がある。したがっ
て、特定両性高分子化合物で処理して、本発明のインク
ジェット記録媒体を製造する際に扱いやすい。そのた
め、本発明により、扱いやすい特定両性高分子化合物を
用いて、耐水性及び耐光性ともに極めて良好なインクジ
ェット記録媒体が得られ、該インクジェット記録媒体に
よってインクジェット記録方式の普及がさらに促進され
るものと期待される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構造式(I),(IIa ),(IIb
    ),(IIIa),(IIIb), 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 (ただし、上記式(I),(IIa ),(IIb ),(III
    a),(IIIb)中,R1 およびR2 は、それぞれに独立
    に水素原子、メチル基、エチル基またはシクロヘキシル
    基であり、R3 は、水素原子、メチル基、エチル基また
    はベンジル基あり、R4 およびR5 は、それぞれに独立
    に水素原子、メチル基、エチル基またはベンジル基あ
    り、Xは、アニオンである)で示されるアリルアミン系
    単位、その無機酸塩および有機酸塩から選ばれるカチオ
    ン単位の少なくとも1種と、下記の構造式(IV),(V
    ),(VI),(VII ) 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 (ただし上記式(IV),(V ),(VI),(VII )中、
    6 は、水素原子またはメチル基であり、Yは、結合す
    るカルボキシ基ごとにそれぞれに対して独立に水素、N
    a、K、NH4 、1/2Ca、1/2Mg、1/2F
    e、1/3Al、1/3Feから選ばれるカチオンであ
    る)で示されるアニオン単位の少なくとも1種とを有す
    る特定両性高分子化合物を必須成分として含むことを特
    徴とするインクジェット記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の特定両性高分子化合物
    に、非イオン性高分子化合物、カチオン性高分子化合
    物、アニオン性高分子化合物および請求項1記載の特定
    両性高分子化合物以外の両性高分子化合物から選ばれる
    少なくとも1種を添加してなることを特徴とするインク
    ジェット記録媒体。
  3. 【請求項3】 インクジェット記録媒体に染料を含む水
    性インクの液滴を付着させることにより記録を行うイン
    クジェット記録方法において、前記記録媒体に、請求項
    1記載の特定両性高分子化合物を存在させることを特徴
    とするインクジェット記録方法。
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