JPH10166134A - 吸引鋳造装置 - Google Patents

吸引鋳造装置

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JPH10166134A
JPH10166134A JP32859996A JP32859996A JPH10166134A JP H10166134 A JPH10166134 A JP H10166134A JP 32859996 A JP32859996 A JP 32859996A JP 32859996 A JP32859996 A JP 32859996A JP H10166134 A JPH10166134 A JP H10166134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
reduced pressure
suction passage
suction
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP32859996A
Other languages
English (en)
Inventor
Taichi Okamoto
太一 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabeya Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nabeya Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nabeya Kogyo Co Ltd filed Critical Nabeya Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH10166134A publication Critical patent/JPH10166134A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減圧吸引通路を介してキャビティ内を減圧吸
引する際に、金型相互間のパーティングラインを介して
キャビティ内に外気が吸引されて、製品に巣が生じたり
するおそれを防止することができる吸引鋳造装置を提供
する。 【解決手段】 複数の金型13,14,15を接離可能
に組み付けて、それらの間にキャビティ17を形成す
る。キャビティ17内を減圧吸引するための減圧吸引通
路20,25を、金型13,14,15の相互間のパー
ティングライン21,26を通るように形成する。減圧
吸引通路20,25を介してキャビティ17内を減圧吸
引することにより、キャビティ17内に溶湯19を充填
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金型キャビティ
内に溶湯を充填して、製品を鋳造する吸引鋳造装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の吸引鋳造装置としては、
例えば次のような構成のものが知られている。すなわ
ち、複数の金型が接離可能に組み付けられ、それらの金
型間にはキャビティが形成されている。キャビティの上
部に連通するように、金型には減圧吸引通路が形成され
ている。そして、この減圧吸引通路を介してキャビティ
内を減圧吸引することにより、キャビティ内に溶湯が吸
引充填されて、製品が鋳造されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
吸引鋳造装置においては、キャビティの上部の金型を通
して減圧吸引通路が形成され、この減圧吸引通路を介し
てキャビティ内を減圧吸引するようになっている。その
ため、このキャビティの減圧吸引時に、金型相互間のパ
ーティングラインを介してキャビティ内に外気が吸引さ
れ、製品に巣が生じたりして鋳造製品の品質の低下を招
くという問題があった。
【0004】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、減圧吸引通路を介してキャビティ内を減
圧吸引する際に、金型相互間のパーティングラインを介
してキャビティ内に外気が吸引されて、製品に巣が生じ
たりするおそれを防止することができる吸引鋳造装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、複数の金型を接離可
能に組み付けて、それらの金型間にキャビティを形成
し、そのキャビティ内を減圧吸引することにより、キャ
ビティ内に溶湯を充填するようにした吸引鋳造装置にお
いて、前記キャビティ内を減圧吸引するための減圧吸引
通路を、金型相互間のパーティングラインを通るように
形成したものである。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の吸引鋳造装置において、前記パーティングラインの
外周に連通するように、金型相互間にポケットを形成し
たものである。
【0007】さて、請求項1に記載の吸引鋳造装置にお
いては、減圧吸引通路を介してキャビティ内が減圧吸引
され、これによりキャビティ内に溶湯が吸引充填され
て、製品が鋳造される。このとき、減圧吸引通路が金型
相互間のパーティングラインを通るように形成されてい
るため、金型相互間のパーティングラインからキャビテ
ィ内に外気が吸引されることはない。よって、キャビテ
ィ内への外気の吸引に起因して、製品に巣が生じたりす
るおそれはない。
【0008】請求項2に記載の吸引鋳造装置において
は、パーティングラインの外周に連通形成されたポケッ
トにより、減圧吸引通路中に大きなクリアランスが確保
されている。このため、減圧吸引通路が金型相互間のパ
ーティングラインを通るように形成されていても、その
減圧吸引通路を介してキャビティ内を効率よく減圧吸引
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態
を、図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すよう
に、固定盤11は保温炉12上に設置され、その上面に
は第1金型13が配設されている。第2金型14は第1
金型13上に上下方向へ接離可能に配設されている。第
3金型15は第2金型14上に上下方向へ接離可能に配
設され、その下面には中子16が突設されている。
【0010】キャビティ17は前記各金型13,14,
15間に形成されている。ストーク18はキャビティ1
7と連通するように、固定盤11の中央に保温炉12内
へ向かって突設されている。そして、キャビティ17内
が減圧されたとき、保温炉12内の溶湯19がストーク
18を介してキャビティ17内へ吸引充填されるように
なっている。
【0011】図2及び図3に示すように、第1減圧吸引
通路20は、前記第2金型14と第3金型15との間の
パーティングライン21、及び第3金型15と中子16
との接合面22を通るように形成されている。そして、
この第1減圧通路20の内端が、キャビティ17に連通
されている。
【0012】第1ポケット23は前記第1減圧吸引通路
20中において、パーティングライン21の外周に連通
するように形成されている。複数の放射溝24は中子1
6のフランジ部上面に所定間隔おきで形成されている。
そして、この第1ポケット23及び放射溝24によっ
て、第1減圧吸引通路20のクリアランスが拡張されて
いる。
【0013】第2減圧吸引通路25は、前記第1金型1
3と第2金型14とのパーティングライン26を通るよ
うに形成され、その内端がキャビティ17に連通されて
いる。第2ポケット27は第2減圧吸引通路25中にお
いて、パーティングライン26の外周に連通するように
形成されている。そして、この第2ポケット27によっ
て、第2減圧吸引通路25のクリアランスが拡張されて
いる。
【0014】減圧室28は前記第3金型15の上部のカ
バー31内に形成され、第1減圧吸引通路20の上端が
この減圧室28内に連通されている。第1減圧パイプ2
9は減圧室28に連結され、その先端が図示しない減圧
吸引装置に接続されている。第2減圧パイプ30は前記
第2ポケット27に連結され、その先端が減圧吸引装置
に接続されている。なお、カバー31は、シリンダ32
により開閉される。
【0015】前記第1金型13と第2金型14との接合
面、第2金型14と第3金型15との接合面等には、シ
ール31が介装されている。そして、これらのシール3
1により、金型13,14,15の相互間の気密が保持
されている。
【0016】さて、図示しない減圧吸引装置が作動され
ると、第1減圧パイプ29、減圧室28及び第1減圧吸
引通路20を介してキャビティ17内が減圧吸引される
とともに、第2減圧パイプ30及び第2減圧吸引通路2
5を介してキャビティ17内が減圧吸引される。これに
より、保温炉12内からストーク18を介して、キャビ
ティ17内へ溶湯19が吸引充填され、製品が鋳造され
る。
【0017】このとき、第1減圧吸引通路20が金型1
4,15間のパーティングライン21を通るように形成
されるとともに、第2減圧吸引通路25が金型13,1
4間のパーティングライン26を通るように形成されて
いる。このため、キャビティ17内の減圧吸引時に、金
型13,14,15の相互間のパーティングライン2
1,26からキャビティ17内に外気が吸引されること
はない。よって、キャビティ17内への外気の吸引によ
り、製品に巣が生じたりして品質の低下を招くおそれは
ない。
【0018】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 (a) この実施形態の吸引鋳造装置においては、キャ
ビティ17内を減圧吸引するための減圧吸引通路20,
25が、金型13,14,15の相互間のパーティング
ライン21,26を通るように形成されている。このた
め、減圧吸引通路20,25を介してキャビティ17内
を減圧吸引する際に、パーティングライン21,26を
介してキャビティ17内に外気が吸引されて、製品に巣
が生じるおそれを防止することができる。
【0019】(b) この実施形態の吸引鋳造装置にお
いては、パーティングライン21,26の外周に連通す
るように、金型13,14,15の相互間にポケット2
3,27が形成されている。そのため、このポケット2
3,27により減圧吸引通路20,25中に大きなクリ
アランスを確保することができて、キャビティ17内を
効率よく減圧吸引することができる。
【0020】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (1) 第2減圧吸引通路25を省略し、第1減圧吸引
通路20のみを介して、キャビティ17内を減圧吸引す
るように構成すること。
【0021】(2) 金型14が横方向へ開閉するタイ
プの吸引鋳造装置に、この発明を具体化すること。
【0022】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、減圧吸引通路を介してキャビティ内を減圧
吸引する際に、金型相互間のパーティングラインを介し
てキャビティ内に外気が吸引されて、製品に巣が生じた
りるおそれを防止することができる。
【0023】請求項2に記載の発明によれば、ポケット
により減圧吸引通路中に大きなクリアランスを確保する
ことができて、キャビティ内を効率よく減圧吸引するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の吸引鋳造装置の一実施形態を示す
断面図。
【図2】 その吸引鋳造装置の要部を拡大して示す部分
断面図。
【図3】 金型の中子を示す部分平面図。
【符号の説明】
13…第1金型、14…第2金型、15…第3金型、1
7…キャビティ、19…溶湯、20…第1減圧吸引通
路、21…パーティングライン、23…第1ポケット、
25…第2減圧吸引通路、26…パーティングライン、
27…第2ポケット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金型を接離可能に組み付けて、そ
    れらの金型間にキャビティを形成し、そのキャビティ内
    を減圧吸引することにより、キャビティ内に溶湯を充填
    するようにした吸引鋳造装置において、 前記キャビティ内を減圧吸引するための減圧吸引通路
    を、金型相互間のパーティングラインを通るように形成
    した吸引鋳造装置。
  2. 【請求項2】 前記パーティングラインの外周に連通す
    るように、金型相互間にポケットを形成した請求項1に
    記載の吸引鋳造装置。
JP32859996A 1996-12-09 1996-12-09 吸引鋳造装置 Pending JPH10166134A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016087657A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 助川電気工業株式会社 鋳造用金型
EP3263247A4 (en) * 2015-02-24 2018-05-16 Nissan Motor Co., Ltd. Casting device and casting method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016087657A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 助川電気工業株式会社 鋳造用金型
EP3263247A4 (en) * 2015-02-24 2018-05-16 Nissan Motor Co., Ltd. Casting device and casting method
US10286449B2 (en) 2015-02-24 2019-05-14 Nissan Motor Co., Ltd. Casting device and casting method

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