JPH07299553A - 金型用ガス抜き装置 - Google Patents
金型用ガス抜き装置Info
- Publication number
- JPH07299553A JPH07299553A JP9503494A JP9503494A JPH07299553A JP H07299553 A JPH07299553 A JP H07299553A JP 9503494 A JP9503494 A JP 9503494A JP 9503494 A JP9503494 A JP 9503494A JP H07299553 A JPH07299553 A JP H07299553A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- degassing
- gas venting
- mold
- block
- outlet
- Prior art date
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- Pending
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 極めて簡単な構成でもって、ガス抜き路か
ら溶湯が噴き出すような惧れがなく、しかも安価で且つ
格別なメンテナンスを不要とした金型用ガス抜き装置の
提供。 【構成】 底部を開放した減圧室7を有するガス抜き
ブロック3を金型キャビティ4と連通するガス抜き路2
の出口2a上に設置し、ガス抜きブロック3に減圧室7
の内と外とを連通させるための排気管5を設置すると共
に、エアー供給源に接続されたエアーパイプ6を減圧室
7に貫通させてその出口端部6aを排気管5の内に適宜
空間8をおいて同心状に配置せしめた。
ら溶湯が噴き出すような惧れがなく、しかも安価で且つ
格別なメンテナンスを不要とした金型用ガス抜き装置の
提供。 【構成】 底部を開放した減圧室7を有するガス抜き
ブロック3を金型キャビティ4と連通するガス抜き路2
の出口2a上に設置し、ガス抜きブロック3に減圧室7
の内と外とを連通させるための排気管5を設置すると共
に、エアー供給源に接続されたエアーパイプ6を減圧室
7に貫通させてその出口端部6aを排気管5の内に適宜
空間8をおいて同心状に配置せしめた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイカスト鋳造等にお
いて、金型を型閉めした後に、キャビティ内に滞留せる
外気等のガス成分を金型の外へ積極的に排出させるよう
にした金型用ガス抜き装置に関するものである。
いて、金型を型閉めした後に、キャビティ内に滞留せる
外気等のガス成分を金型の外へ積極的に排出させるよう
にした金型用ガス抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイカスト鋳造等において、キャビティ
内に滞留せる外気等のガス成分を金型の外へ積極的に排
出させる場合、従来では、金型キャビティと連通せるガ
ス抜き路に真空ポンプを接続させていた。その際、ガス
抜き路から溶湯が噴き出さないようにガス抜き路に複雑
な迂回路を形成したり、真空ポンプが溶湯でもって目詰
りしないように複雑なバルブ機構を設置していた。その
為に、設備が高価となると共に、煩雑なメンテナンスを
必要とするなどの不具合があった。
内に滞留せる外気等のガス成分を金型の外へ積極的に排
出させる場合、従来では、金型キャビティと連通せるガ
ス抜き路に真空ポンプを接続させていた。その際、ガス
抜き路から溶湯が噴き出さないようにガス抜き路に複雑
な迂回路を形成したり、真空ポンプが溶湯でもって目詰
りしないように複雑なバルブ機構を設置していた。その
為に、設備が高価となると共に、煩雑なメンテナンスを
必要とするなどの不具合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な従来
の不具合に鑑みてなされたものであり、極めて簡単な構
成でもって、ガス抜き路から金型の外部へ溶湯が噴き出
すような惧れがなく、しかも安価で且つ格別なメンテナ
ンスを必要としない金型用ガス抜き装置を提供せんとす
るものである。
の不具合に鑑みてなされたものであり、極めて簡単な構
成でもって、ガス抜き路から金型の外部へ溶湯が噴き出
すような惧れがなく、しかも安価で且つ格別なメンテナ
ンスを必要としない金型用ガス抜き装置を提供せんとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成する本発
明の金型用ガス抜き装置は、底部を開放した減圧室を有
するガス抜きブロックを金型キャビティと連通するガス
抜き路の出口上に設置して上記減圧室をガス抜き路の出
口に臨ませ、該ガス抜きブロックに上記減圧室の内と外
とを連通させるための排気管を設置すると共に、エアー
供給源に接続されたエアーパイプを前記ガス抜きブロッ
クの減圧室に貫通させてその出口端部を上記排気管の内
に適宜空間をおいて配置せしめてなる事を特徴としたも
のである。
明の金型用ガス抜き装置は、底部を開放した減圧室を有
するガス抜きブロックを金型キャビティと連通するガス
抜き路の出口上に設置して上記減圧室をガス抜き路の出
口に臨ませ、該ガス抜きブロックに上記減圧室の内と外
とを連通させるための排気管を設置すると共に、エアー
供給源に接続されたエアーパイプを前記ガス抜きブロッ
クの減圧室に貫通させてその出口端部を上記排気管の内
に適宜空間をおいて配置せしめてなる事を特徴としたも
のである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施の一例を図面に基づいて
説明する。図1において、Aはダイカストマシンを示
し、Bは対となる固定型1aと可動型1bとで構成され
る金型を示し、Cは本発明に係るガス抜き装置を示す。
説明する。図1において、Aはダイカストマシンを示
し、Bは対となる固定型1aと可動型1bとで構成され
る金型を示し、Cは本発明に係るガス抜き装置を示す。
【0006】本発明に係るガス抜き装置Cは、金型Bの
外側の上面、詳しくは金型Bを構成する固定型1aと可
動型1bとの型合せ面に形成されたガス抜き路2の出口
2a上に設置する。
外側の上面、詳しくは金型Bを構成する固定型1aと可
動型1bとの型合せ面に形成されたガス抜き路2の出口
2a上に設置する。
【0007】ガス抜き装置Cは、図2及び図3に詳しく
示す如く、ガス抜き路2の出口2aを覆うガス抜きブロ
ック3と、ガス抜き路2を通して吸い出した金型キャビ
ティ4内のガス成分をガス抜きブロック3の外へ排出さ
せるための排気管5と、エアー供給源(図示せず)に接
続されたエアーパイプ6とでもって構成される。
示す如く、ガス抜き路2の出口2aを覆うガス抜きブロ
ック3と、ガス抜き路2を通して吸い出した金型キャビ
ティ4内のガス成分をガス抜きブロック3の外へ排出さ
せるための排気管5と、エアー供給源(図示せず)に接
続されたエアーパイプ6とでもって構成される。
【0008】ガス抜きブロック3は、その内部に底部を
開放した減圧室7を形成せしめ、その減圧室7を金型B
の固定型1aと可動型1bとの型合せ面に形成されたガ
ス抜き路2の出口2a上に臨ませて、固定型1a側また
は可動型1b側に固着する。
開放した減圧室7を形成せしめ、その減圧室7を金型B
の固定型1aと可動型1bとの型合せ面に形成されたガ
ス抜き路2の出口2a上に臨ませて、固定型1a側また
は可動型1b側に固着する。
【0009】この際、ガス抜きブロック3を、図示実施
例の如く、固定型1a側に固着される部分3aと可動型
1b側に固着される部分3bとに分割して形成し、金型
Bの型開閉動作に伴って減圧室7の上部を開放し得るよ
うに構成しても良い。そうすれば、ガス抜きブロック3
内部の減圧室7のメンテナンスが一層容易となる。
例の如く、固定型1a側に固着される部分3aと可動型
1b側に固着される部分3bとに分割して形成し、金型
Bの型開閉動作に伴って減圧室7の上部を開放し得るよ
うに構成しても良い。そうすれば、ガス抜きブロック3
内部の減圧室7のメンテナンスが一層容易となる。
【0010】そして、ガス抜きブロック3に、減圧室7
の内と外とを連通させるための排気管5を設置すると共
に、エアー供給源に接続されたエアーパイプ6を減圧室
7に貫通させてその出口端部6aを上記排気管5の内に
適宜空間8をおいて同心状に配置せしめる。
の内と外とを連通させるための排気管5を設置すると共
に、エアー供給源に接続されたエアーパイプ6を減圧室
7に貫通させてその出口端部6aを上記排気管5の内に
適宜空間8をおいて同心状に配置せしめる。
【0011】而して、ガス抜きブロック3を金型Bのガ
ス抜き路2の出口2a上に設置してガス抜きブロツク3
の減圧室7とガス抜き路2とを連通させ、エアー供給源
からエアーパイプ6にエアーを流すと、図3に示す如
く、ガス抜きブロック3の減圧室7内のエアーが排気管
5を通してガス抜きブロック3の外へ排出される結果、
減圧室7内が減圧される。
ス抜き路2の出口2a上に設置してガス抜きブロツク3
の減圧室7とガス抜き路2とを連通させ、エアー供給源
からエアーパイプ6にエアーを流すと、図3に示す如
く、ガス抜きブロック3の減圧室7内のエアーが排気管
5を通してガス抜きブロック3の外へ排出される結果、
減圧室7内が減圧される。
【0012】すると、金型キャビティ4内に滞留した外
気等のガス成分がガス抜き路2を通してその出口2aか
らガス抜きブロック3の減圧室7内へ吸い出され、減圧
室7内を通してガス抜きブロック3の外へと排出させる
ようになる。
気等のガス成分がガス抜き路2を通してその出口2aか
らガス抜きブロック3の減圧室7内へ吸い出され、減圧
室7内を通してガス抜きブロック3の外へと排出させる
ようになる。
【0013】
【発明の効果】本発明の金型用ガス抜き装置は斯様に構
成したので、下記の効果を奏する。 構成部品として、ガス抜きブロックと排気管及びエ
アーパイプの3点だけの極めて簡単な構成で済むので、
その製造が簡単で安価に提供し得ると共に、格別なメン
テナンスを必要とせず、維持が頗る容易となる。
成したので、下記の効果を奏する。 構成部品として、ガス抜きブロックと排気管及びエ
アーパイプの3点だけの極めて簡単な構成で済むので、
その製造が簡単で安価に提供し得ると共に、格別なメン
テナンスを必要とせず、維持が頗る容易となる。
【0014】 仮に、ガス抜き路の出口から溶湯が噴
き出ても、ガス抜きブロックの減圧室内で拡散してまう
ので、排気管を目詰りさせるようなことがなし長期に亘
って使用し続けることが出来ると共に、金型の外部へ溶
湯が噴き出すような惧れが全くなく、安全に作業を行な
うことが出来る。
き出ても、ガス抜きブロックの減圧室内で拡散してまう
ので、排気管を目詰りさせるようなことがなし長期に亘
って使用し続けることが出来ると共に、金型の外部へ溶
湯が噴き出すような惧れが全くなく、安全に作業を行な
うことが出来る。
【図1】 本発明実施の一例を示すダイカストマシン
に組込んだ状態の断面図。
に組込んだ状態の断面図。
【図2】 要部の拡大断面図。
【図3】 図2の(3)−(3)線に沿う断面図。
A:ダイカストマシン B:金型 C:ガス抜き装置 1a:固定型 1b:可動型 2:ガス抜き路 2a:ガス抜き
路の出口 3:ガス抜きブロック 4:金型キャ
ビティ 5:排気管 6:エアーパ
イプ 6a:エアーパイプの出口端部 7:減圧室 8:空間
路の出口 3:ガス抜きブロック 4:金型キャ
ビティ 5:排気管 6:エアーパ
イプ 6a:エアーパイプの出口端部 7:減圧室 8:空間
Claims (1)
- 【請求項1】 底部を開放した減圧室を有するガス抜
きブロックを金型キャビティと連通するガス抜き路の出
口上に設置して上記減圧室をガス抜き路の出口に臨ま
せ、該ガス抜きブロックに上記減圧室の内と外とを連通
させるための排気管を設置すると共に、エアー供給源に
接続されたエアーパイプを前記ガス抜きブロックの減圧
室に貫通させてその出口端部を上記排気管の内に適宜空
間をおいて配置せしめてなる事を特徴とする金型用ガス
抜き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9503494A JPH07299553A (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | 金型用ガス抜き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9503494A JPH07299553A (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | 金型用ガス抜き装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07299553A true JPH07299553A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14126808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9503494A Pending JPH07299553A (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | 金型用ガス抜き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07299553A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105499539A (zh) * | 2015-12-08 | 2016-04-20 | 哈尔滨东安发动机(集团)有限公司 | 砂型反重力铸造排气压板 |
-
1994
- 1994-05-09 JP JP9503494A patent/JPH07299553A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105499539A (zh) * | 2015-12-08 | 2016-04-20 | 哈尔滨东安发动机(集团)有限公司 | 砂型反重力铸造排气压板 |
CN105499539B (zh) * | 2015-12-08 | 2020-01-07 | 哈尔滨东安发动机(集团)有限公司 | 砂型反重力铸造排气压板 |
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