JPH10166094A - 格子状鉄筋の折り曲げ装置 - Google Patents
格子状鉄筋の折り曲げ装置Info
- Publication number
- JPH10166094A JPH10166094A JP32298596A JP32298596A JPH10166094A JP H10166094 A JPH10166094 A JP H10166094A JP 32298596 A JP32298596 A JP 32298596A JP 32298596 A JP32298596 A JP 32298596A JP H10166094 A JPH10166094 A JP H10166094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holding plate
- reinforcing bar
- work table
- lattice
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D11/00—Bending not restricted to forms of material mentioned in only one of groups B21D5/00, B21D7/00, B21D9/00; Bending not provided for in groups B21D5/00 - B21D9/00; Twisting
- B21D11/10—Bending specially adapted to produce specific articles, e.g. leaf springs
- B21D11/12—Bending specially adapted to produce specific articles, e.g. leaf springs the articles being reinforcements for concrete
- B21D11/125—Bending wire nets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 縦筋と横筋を固着した格子状鉄筋を折り曲げ
装置から簡単に排出できるようにする。 【解決手段】 ワークテーブル2上に格子状鉄筋1を挟
着する押えプレート3を配置し、ワークテーブル2と押
えプレート3とを昇降用シリンダ15,16、支持用シリン
ダ20、ガイド用シリンダ21で連結する。ワークテーブル
2の前後には、挟着した格子状鉄筋1を折曲する可動ア
ーム4を起伏自在に軸架する。そして、押えプレート3
と一方の昇降用シリンダ16及びその外側に配したガイド
用シリンダ21を押えプレート3と接離自在に連結するこ
とにより、格子状鉄筋1の折曲工程後、他方のシリンダ
15と支持用シリンダ21で押えプレート3を片持状に支持
し、ワークテーブル2と押えプレート3との隙間と連続
する排出口30から折り曲げた格子状鉄筋1を抜き取る。
装置から簡単に排出できるようにする。 【解決手段】 ワークテーブル2上に格子状鉄筋1を挟
着する押えプレート3を配置し、ワークテーブル2と押
えプレート3とを昇降用シリンダ15,16、支持用シリン
ダ20、ガイド用シリンダ21で連結する。ワークテーブル
2の前後には、挟着した格子状鉄筋1を折曲する可動ア
ーム4を起伏自在に軸架する。そして、押えプレート3
と一方の昇降用シリンダ16及びその外側に配したガイド
用シリンダ21を押えプレート3と接離自在に連結するこ
とにより、格子状鉄筋1の折曲工程後、他方のシリンダ
15と支持用シリンダ21で押えプレート3を片持状に支持
し、ワークテーブル2と押えプレート3との隙間と連続
する排出口30から折り曲げた格子状鉄筋1を抜き取る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
体に埋設する鉄筋、特に縦筋と横筋を固着した格子状鉄
筋を折曲加工する格子状鉄筋の折り曲げ装置に関する。
体に埋設する鉄筋、特に縦筋と横筋を固着した格子状鉄
筋を折曲加工する格子状鉄筋の折り曲げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からコンクリート構造体に埋設する
鉄筋を折曲加工する折り曲げ装置が知られている。この
ような折り曲げ装置として特公昭57−55491号に
は、ボックス型の機枠の内部に正逆転自動切換式モータ
の駆動軸を設け、その駆動軸を機枠の上板から突出させ
て駆動軸の突出端に鉄筋曲げ作動アームを連結し、前記
モータの回転によって鉄筋曲げ作動アームを水平方向に
回転させ、機枠の上部にクランプした鉄筋を折り曲げる
ように構成した鉄筋曲げ機が開示されている。ところで
この種の鉄筋曲げ機は、一本の鉄筋を折り曲げ加工する
ものであるが、例えば各種のコンクリートブロックやコ
ンクリートからなる建築物などにおいては、コンクリー
トに複数の縦筋と複数の横筋とをスポット溶接して一体
化した格子状鉄筋が埋設され、このような格子状鉄筋を
折り曲げる場合、格子状鉄筋を構成する縦筋あるいは横
筋を一本ずつ折り曲げることは実質的に不可能であり、
こうした格子状鉄筋を折り曲げ加工するには、格子状鉄
筋を全体的に折曲することが可能な大型鉄筋曲げ装置が
必要である。このような大型鉄筋曲げ装置は、構造的に
格子状鉄筋を構成する複数の縦筋あるいは横筋を全体的
に上下で挟み付けてクランプした状態で縦筋あるいは横
筋を一斉に折り曲げることになるから、例えば、格子状
鉄筋を載置する広いワークテーブルと、格子状鉄筋を挟
み付ける横長な押えプレートが不可欠となる。さらに、
大型な押えプレートを安定的に昇降させ、かつ、押えプ
レートとワークテーブルで格子状の鉄筋を強固に挟み付
けるためには、押えプレートを昇降させるための油圧シ
リンダなどの昇降装置を押えプレートの両端側に連結さ
せ、これら一対の昇降装置で押えプレートを昇降させる
ことが必要となる。しかし、このように押えプレートの
両端側に昇降装置を連結してしまうと、折り曲げ加工後
の鉄筋を撤去する際、鉄筋を前後方向側からしか抜けな
くなってしまう。つまり、折り曲げ加工する鉄筋は、押
えプレートを昇降させる一対の昇降装置の間に挿入する
ことになるから、折り曲げ加工後の鉄筋を左右いずれか
の方向に抜こうとしても昇降装置が邪魔になって抜くこ
とができない。このため、格子状鉄筋をL型あるいはコ
字型に折り曲げ、その折り曲した鉄筋を引き出す場合、
垂直に折り曲げた鉄筋の進路が押えプレートによって阻
まれ、極めて引き出しにくくなる。このため、折り曲げ
た格子状鉄筋を前後方向から抜こうとすると、押えプレ
ートを、垂直に折り曲げた鉄筋より高く上昇させる必要
があり、押えプレートの昇降ストロークを極端に長く設
定しなければならず、装置が大型化するうえ、押えプレ
ートの作動に時間がかかり、作業能率も悪くなる。
鉄筋を折曲加工する折り曲げ装置が知られている。この
ような折り曲げ装置として特公昭57−55491号に
は、ボックス型の機枠の内部に正逆転自動切換式モータ
の駆動軸を設け、その駆動軸を機枠の上板から突出させ
て駆動軸の突出端に鉄筋曲げ作動アームを連結し、前記
モータの回転によって鉄筋曲げ作動アームを水平方向に
回転させ、機枠の上部にクランプした鉄筋を折り曲げる
ように構成した鉄筋曲げ機が開示されている。ところで
この種の鉄筋曲げ機は、一本の鉄筋を折り曲げ加工する
ものであるが、例えば各種のコンクリートブロックやコ
ンクリートからなる建築物などにおいては、コンクリー
トに複数の縦筋と複数の横筋とをスポット溶接して一体
化した格子状鉄筋が埋設され、このような格子状鉄筋を
折り曲げる場合、格子状鉄筋を構成する縦筋あるいは横
筋を一本ずつ折り曲げることは実質的に不可能であり、
こうした格子状鉄筋を折り曲げ加工するには、格子状鉄
筋を全体的に折曲することが可能な大型鉄筋曲げ装置が
必要である。このような大型鉄筋曲げ装置は、構造的に
格子状鉄筋を構成する複数の縦筋あるいは横筋を全体的
に上下で挟み付けてクランプした状態で縦筋あるいは横
筋を一斉に折り曲げることになるから、例えば、格子状
鉄筋を載置する広いワークテーブルと、格子状鉄筋を挟
み付ける横長な押えプレートが不可欠となる。さらに、
大型な押えプレートを安定的に昇降させ、かつ、押えプ
レートとワークテーブルで格子状の鉄筋を強固に挟み付
けるためには、押えプレートを昇降させるための油圧シ
リンダなどの昇降装置を押えプレートの両端側に連結さ
せ、これら一対の昇降装置で押えプレートを昇降させる
ことが必要となる。しかし、このように押えプレートの
両端側に昇降装置を連結してしまうと、折り曲げ加工後
の鉄筋を撤去する際、鉄筋を前後方向側からしか抜けな
くなってしまう。つまり、折り曲げ加工する鉄筋は、押
えプレートを昇降させる一対の昇降装置の間に挿入する
ことになるから、折り曲げ加工後の鉄筋を左右いずれか
の方向に抜こうとしても昇降装置が邪魔になって抜くこ
とができない。このため、格子状鉄筋をL型あるいはコ
字型に折り曲げ、その折り曲した鉄筋を引き出す場合、
垂直に折り曲げた鉄筋の進路が押えプレートによって阻
まれ、極めて引き出しにくくなる。このため、折り曲げ
た格子状鉄筋を前後方向から抜こうとすると、押えプレ
ートを、垂直に折り曲げた鉄筋より高く上昇させる必要
があり、押えプレートの昇降ストロークを極端に長く設
定しなければならず、装置が大型化するうえ、押えプレ
ートの作動に時間がかかり、作業能率も悪くなる。
【0003】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、格子状鉄筋の排出が容易な格子状鉄筋の
折り曲げ装置を提供することを目的とする。
とするもので、格子状鉄筋の排出が容易な格子状鉄筋の
折り曲げ装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、縦筋
と横筋を固着した格子状鉄筋を載置するワークテーブル
と、このワークテーブルの前後に起伏回動自在に枢着さ
れた可動アームと、前記ワークテーブル上に位置して前
記格子状鉄筋を挟み付ける押えプレートと、前記ワーク
テーブルと押えプレートの両端側に位置してこれら前記
押えプレートとワークテーブルとを連結する一対の昇降
装置とを具備し、前記ワークテーブルと押えプレートと
で挟着保持した前記格子状鉄筋を前記可動アームで折曲
する格子状鉄筋の折り曲げ装置であって、前記一方の昇
降装置と前記押えプレートとを連結する係脱自在なスト
ッパ手段を設け、前記押えプレートの上限位置におい
て、前記一方の昇降装置と前記押えプレートとを離反さ
せて前記ワークテーブルと押えプレートとの隙間と連続
する排出口を開口させたものである。
と横筋を固着した格子状鉄筋を載置するワークテーブル
と、このワークテーブルの前後に起伏回動自在に枢着さ
れた可動アームと、前記ワークテーブル上に位置して前
記格子状鉄筋を挟み付ける押えプレートと、前記ワーク
テーブルと押えプレートの両端側に位置してこれら前記
押えプレートとワークテーブルとを連結する一対の昇降
装置とを具備し、前記ワークテーブルと押えプレートと
で挟着保持した前記格子状鉄筋を前記可動アームで折曲
する格子状鉄筋の折り曲げ装置であって、前記一方の昇
降装置と前記押えプレートとを連結する係脱自在なスト
ッパ手段を設け、前記押えプレートの上限位置におい
て、前記一方の昇降装置と前記押えプレートとを離反さ
せて前記ワークテーブルと押えプレートとの隙間と連続
する排出口を開口させたものである。
【0005】格子状鉄筋の折り曲げに際しては、一方の
昇降手段と押えプレートとをストッパ部材で連結してお
く。そして、一対の昇降手段により、押えプレートを上
昇させて押えプレートを上限位置で停止させた後、押え
プレートとワークテーブルとの隙間に格子状鉄筋を挿入
し、各昇降手段を降下させて押えプレートとワークテー
ブルとで格子状鉄筋を上下に挟み付ける。この後、可動
アームを起立方向に回転させ、押えプレートとワークテ
ーブルで挟着した格子状鉄筋を折り曲げる。このとき、
格子状鉄筋を押えプレートの両端に連結した昇降装置で
押圧することによって、折曲加工時に格子状鉄筋がずれ
ることなく、正確に位置決めした状態で折り曲げられ
る。そして、格子状鉄筋の折り曲げ加工後、各昇降装置
により、押えプレートを上限位置で停止させる。そし
て、一方の昇降装置と押えプレートとを連結していたス
トッパ部材を抜き取った状態でその昇降装置をワークテ
ーブルの下方まで降下させて押えプレートの一端側を支
持していた昇降装置を押えプレートから切り離す。この
とき押えプレートは、残った他方の昇降用シリンダによ
って片持状に支持され、ワークテーブルと押えプレート
との隙間と連続する排出口が形成されるから、折り曲げ
た格子状鉄筋を横方向にスライドさせるだけで、排出口
から格子状鉄筋を簡単に抜き出すことができる。
昇降手段と押えプレートとをストッパ部材で連結してお
く。そして、一対の昇降手段により、押えプレートを上
昇させて押えプレートを上限位置で停止させた後、押え
プレートとワークテーブルとの隙間に格子状鉄筋を挿入
し、各昇降手段を降下させて押えプレートとワークテー
ブルとで格子状鉄筋を上下に挟み付ける。この後、可動
アームを起立方向に回転させ、押えプレートとワークテ
ーブルで挟着した格子状鉄筋を折り曲げる。このとき、
格子状鉄筋を押えプレートの両端に連結した昇降装置で
押圧することによって、折曲加工時に格子状鉄筋がずれ
ることなく、正確に位置決めした状態で折り曲げられ
る。そして、格子状鉄筋の折り曲げ加工後、各昇降装置
により、押えプレートを上限位置で停止させる。そし
て、一方の昇降装置と押えプレートとを連結していたス
トッパ部材を抜き取った状態でその昇降装置をワークテ
ーブルの下方まで降下させて押えプレートの一端側を支
持していた昇降装置を押えプレートから切り離す。この
とき押えプレートは、残った他方の昇降用シリンダによ
って片持状に支持され、ワークテーブルと押えプレート
との隙間と連続する排出口が形成されるから、折り曲げ
た格子状鉄筋を横方向にスライドさせるだけで、排出口
から格子状鉄筋を簡単に抜き出すことができる。
【0006】
【発明の実施形態】以下、本発明の鉄筋の折り曲げ装置
の一実施例を図1〜図6を参照しながら説明する。な
お、本発明の折り曲げ装置は、図6に示すように縦筋1
Aと横筋1Bと溶接して格子状に組んだ格子状鉄筋1を
折曲するものである。そして、この大型の格子状鉄筋1
を折り曲げ加工する折り曲げ装置は、格子状鉄筋1を載
置するワークテーブル2と、格子状鉄筋1を押える押え
プレート3と、このワークテーブル2と押えプレート3
で上下で挟み付けた格子状鉄筋1を折り曲げる前後一対
の可動アーム4,4とを具備している。
の一実施例を図1〜図6を参照しながら説明する。な
お、本発明の折り曲げ装置は、図6に示すように縦筋1
Aと横筋1Bと溶接して格子状に組んだ格子状鉄筋1を
折曲するものである。そして、この大型の格子状鉄筋1
を折り曲げ加工する折り曲げ装置は、格子状鉄筋1を載
置するワークテーブル2と、格子状鉄筋1を押える押え
プレート3と、このワークテーブル2と押えプレート3
で上下で挟み付けた格子状鉄筋1を折り曲げる前後一対
の可動アーム4,4とを具備している。
【0007】前記ワークテーブル2は、左右一対の側板
10と、この両側板10の上部及び下部に架設した前後一対
の溝型鋼11からなる上部フレーム11Aと下部フレーム11
Bとで構成され、前記上部フレーム11Aの上面に前記格
子状鉄筋1を載置する。
10と、この両側板10の上部及び下部に架設した前後一対
の溝型鋼11からなる上部フレーム11Aと下部フレーム11
Bとで構成され、前記上部フレーム11Aの上面に前記格
子状鉄筋1を載置する。
【0008】格子状鉄筋1を押える押えプレート3は、
横長な帯板状の平板部12と、この平板部12の前後に固定
して前記格子状鉄筋1をカール状に成形する断面半円状
の突状部13とを備え、昇降装置を構成する左右一対の昇
降用シリンダ15,16により前記ワークテーブル2の上部
フレーム11Aと平行するようにしてワークテーブル2の
上方に昇降自在に配置されている。この押えプレート3
を昇降する前記昇降用シリンダ15,16は、前記ワークテ
ーブル2の側板10の内側に位置して前記上部フレーム11
Aの下面側に固定され、そのピストンロッド15A,16A
が前記上部フレーム11Aを構成する両溝型鋼11間の隙間
を通って上部フレーム11A上に突出し、そのピストンロ
ッドの15A,16Aの先端側に前記押えプレート3の両端
寄りを連結している。また、前記押えプレート3の一端
は、前記側板10の上端縁に開口する切欠溝18を貫通して
側板10の外側に突出しており、この押えプレート3の突
出端部に、側板10の外側に固定した支持手段となる支持
用シリンダ20が連結されている。さらに、他方の側板10
の外側には、支持用シリンダ20と対向して前記押えプレ
ート3を案内するガイド用シリンダ21が固定され、この
ガイド用シリンダ21のピストンロッド21Aには、側板10
に固定するガイドレール22に沿って昇降するガイドフレ
ーム23が連結されている。このガイドフレーム23には、
前記押えプレート3の他端側を挿入して押えプレート3
を支持する溝部24が形成されている。つまり、ガイド用
シリンダ21に固定したガイドフレーム23と押えプレート
3とは、単にガイドフレーム23の溝部24に押えプレート
3の他端側を挿入して支持しているにすぎず、押えプレ
ート3を停止した状態でガイド用シリンダ21のピストン
ロッド21Aを縮退すれば、押えプレート3とガイドフレ
ーム23とが切り離されるようになっている。
横長な帯板状の平板部12と、この平板部12の前後に固定
して前記格子状鉄筋1をカール状に成形する断面半円状
の突状部13とを備え、昇降装置を構成する左右一対の昇
降用シリンダ15,16により前記ワークテーブル2の上部
フレーム11Aと平行するようにしてワークテーブル2の
上方に昇降自在に配置されている。この押えプレート3
を昇降する前記昇降用シリンダ15,16は、前記ワークテ
ーブル2の側板10の内側に位置して前記上部フレーム11
Aの下面側に固定され、そのピストンロッド15A,16A
が前記上部フレーム11Aを構成する両溝型鋼11間の隙間
を通って上部フレーム11A上に突出し、そのピストンロ
ッドの15A,16Aの先端側に前記押えプレート3の両端
寄りを連結している。また、前記押えプレート3の一端
は、前記側板10の上端縁に開口する切欠溝18を貫通して
側板10の外側に突出しており、この押えプレート3の突
出端部に、側板10の外側に固定した支持手段となる支持
用シリンダ20が連結されている。さらに、他方の側板10
の外側には、支持用シリンダ20と対向して前記押えプレ
ート3を案内するガイド用シリンダ21が固定され、この
ガイド用シリンダ21のピストンロッド21Aには、側板10
に固定するガイドレール22に沿って昇降するガイドフレ
ーム23が連結されている。このガイドフレーム23には、
前記押えプレート3の他端側を挿入して押えプレート3
を支持する溝部24が形成されている。つまり、ガイド用
シリンダ21に固定したガイドフレーム23と押えプレート
3とは、単にガイドフレーム23の溝部24に押えプレート
3の他端側を挿入して支持しているにすぎず、押えプレ
ート3を停止した状態でガイド用シリンダ21のピストン
ロッド21Aを縮退すれば、押えプレート3とガイドフレ
ーム23とが切り離されるようになっている。
【0009】次に前記押えプレート3と昇降用シリンダ
15,16との連結構造について説明する。昇降用シリンダ
15,16のピストンロッド15A,16Aには取付アーム25が
それぞれ固定され、その取付アーム25には、図4に示す
ように、押えプレート3と係合する溝部26が形成されて
いる。さらに、取付アーム25には、前記溝部26に貫通す
る位置に取付孔27が設けられており、この取付孔27に対
応するように押えプレート3にも同様な取付孔27Aが形
成されている。そして、この両取付孔27,27Aにストッ
パピン28,29を挿入して前記押えプレート3と昇降用シ
リンダ15,16とを連結しているが、前記ガイド用シリン
ダ21と近接する図示右側の昇降用シリンダ16のストッパ
ピン29は、前記両取付孔27,27Aに着脱自在され、一
方、図示左側の昇降用シリンダ15のストッパピン29は前
記両取付孔27,27Aに抜け止め状態で加締固定されてい
る。つまり、ワークテーブル2の一端側(図示右側)に
配置したガイド用シリンダ21及び昇降用シリンダ16と押
えプレート3とは接離自在に連結され、押えプレート3
の上限位置で停止させた状態で前記各シリンダ16,21を
縮退させることににより、図1に示すように、ワークテ
ーブル2と押えプレート3との間に形成される隙間が開
口し、これによりワークテーブル2の一端側に前記格子
状鉄筋1の排出口30が形成される。なお、前記図示右側
の昇降用シリンダ16を押えプレート3から切り離して排
出口30を形成するとき、昇降用シリンダ16のピストンロ
ッド16Aに固定した取付アーム25を上部フレーム11Aの
上面から突出しない位置まで降下させる必要があるた
め、図示右側の昇降用シリンダ16のストロークは、図示
左側の昇降用シリンダ15のストロークより長く設定され
ている。
15,16との連結構造について説明する。昇降用シリンダ
15,16のピストンロッド15A,16Aには取付アーム25が
それぞれ固定され、その取付アーム25には、図4に示す
ように、押えプレート3と係合する溝部26が形成されて
いる。さらに、取付アーム25には、前記溝部26に貫通す
る位置に取付孔27が設けられており、この取付孔27に対
応するように押えプレート3にも同様な取付孔27Aが形
成されている。そして、この両取付孔27,27Aにストッ
パピン28,29を挿入して前記押えプレート3と昇降用シ
リンダ15,16とを連結しているが、前記ガイド用シリン
ダ21と近接する図示右側の昇降用シリンダ16のストッパ
ピン29は、前記両取付孔27,27Aに着脱自在され、一
方、図示左側の昇降用シリンダ15のストッパピン29は前
記両取付孔27,27Aに抜け止め状態で加締固定されてい
る。つまり、ワークテーブル2の一端側(図示右側)に
配置したガイド用シリンダ21及び昇降用シリンダ16と押
えプレート3とは接離自在に連結され、押えプレート3
の上限位置で停止させた状態で前記各シリンダ16,21を
縮退させることににより、図1に示すように、ワークテ
ーブル2と押えプレート3との間に形成される隙間が開
口し、これによりワークテーブル2の一端側に前記格子
状鉄筋1の排出口30が形成される。なお、前記図示右側
の昇降用シリンダ16を押えプレート3から切り離して排
出口30を形成するとき、昇降用シリンダ16のピストンロ
ッド16Aに固定した取付アーム25を上部フレーム11Aの
上面から突出しない位置まで降下させる必要があるた
め、図示右側の昇降用シリンダ16のストロークは、図示
左側の昇降用シリンダ15のストロークより長く設定され
ている。
【0010】次に、格子状鉄筋1を折り曲げる可動アー
ム4,4の構成について説明する。図4に示すように、
前記ワークテーブル2の側板10に軸架した前後一対の軸
35,35にカラー36,36が回動自在に外装され、このカラ
ー36,36に前記可動アーム4,4が水平方向に突設され
ている。また、可動アーム4,4から取付板37,37が一
体的に垂設され、この両取付板37,37に可動アーム4,
4を回動させる左右一対の駆動用シリンダ38,38のピス
トンロッド38Aがそれぞれ連結されている。なお、この
駆動用シリンダ38,38は前記ワークテーブル2の上部及
び下部フレーム11A,11Bに架け渡した受板39に揺動自
在に枢着されている。
ム4,4の構成について説明する。図4に示すように、
前記ワークテーブル2の側板10に軸架した前後一対の軸
35,35にカラー36,36が回動自在に外装され、このカラ
ー36,36に前記可動アーム4,4が水平方向に突設され
ている。また、可動アーム4,4から取付板37,37が一
体的に垂設され、この両取付板37,37に可動アーム4,
4を回動させる左右一対の駆動用シリンダ38,38のピス
トンロッド38Aがそれぞれ連結されている。なお、この
駆動用シリンダ38,38は前記ワークテーブル2の上部及
び下部フレーム11A,11Bに架け渡した受板39に揺動自
在に枢着されている。
【0011】以上のように構成される本実施例の作用に
ついて説明する。まず、図示右側の昇降用シリンダ16と
押えプレート3とをストッパピン29で連結しておく。そ
して、前記昇降用シリンダ15,16と支持用シリンダ20及
びガイド用シリンダ21を一斉に上昇させ、押えプレート
3を上昇させる。このとき、ガイド用シリンダ21に連結
したガイドフレーム23が側板10に固定したガイドレール
22に沿って垂直に移動し、押えプレート3が安定的に案
内される。そして、図2に示すように、各シリンダ15,
16,20,21を停止させて上限位置で押えプレート3を停
止させ、この押えプレート3とワークテーブル2の上部
フレーム11Aとの隙間に格子状鉄筋1を挿入する。この
後、各シリンダ15,16,20,21を降下させて押えプレー
ト3とワークテーブル2とで格子状鉄筋1を上下から挟
み付ける。そして、駆動用シリンダ38,38を伸延作動さ
せて可動アーム4,4を起立方向に回転させ、押えプレ
ート3とワークテーブル2で挟着した格子状鉄筋1を押
えプレート3の突状部13に沿わせ折り曲げることによっ
て、図5に示すように、格子状鉄筋1の折曲部分が突状
部13に形状に沿ってカール状に折り曲げられてL型に屈
曲する。なお、格子状鉄筋1を折曲する前後の駆動用シ
リンダ38,38は、それぞれ単独で作動することも可能で
あり、前後いずれかの駆動用シリンダ38,38を駆動すれ
ば格子状鉄筋1がL型に折り曲げられ、前後の駆動用シ
リンダ38,38を同時に駆動すれば格子状鉄筋1はコ字型
に折り曲げることができる。そして、格子状鉄筋1の折
り曲げ加工が終わった段階で、前述した折曲工程と逆動
作させる。つまり、駆動用シリンダ38,38を縮退させ、
可動アーム4,4を倒すととともに、各シリンダ15,1
6,20,21を伸張させて押えプレート3を上昇させて上
限位置で停止させる。そして、図示右側の昇降用シリン
ダ16と押えプレート3とを連結していたストッパピン29
を抜き取って昇降用シリンダ16を縮退させ、昇降用シリ
ンダ16のピストンロッド16Aに固定した取付アーム25を
上部フレーム11Aから突出しない位置まで降下させる。
これとともに、昇降用シリンダ16と近接するガイド用シ
リンダ21を縮退させ、ガイド用シリンダ21のピストンロ
ッド21Aに固定したガイドフレーム23を、前記取付アー
ム25と同様に上部フレーム11Aから突出した位置まで降
下させる。このように、押えプレート3と昇降用シリン
ダ16及びガイド用シリンダ21を切り離すことによって、
図1に示すように押えプレート3は、残った図示左側の
昇降用シリンダ15によって支持されることになるが、昇
降用シリンダ15の外側に、押えプレート3に連結した支
持用シリンダ20が配置されているため、これら昇降用シ
リンダ15と支持用シリンダ20の二点で押えプレート3が
支持され、押えプレート3は、ワークテーブル2の上部
フレーム11Aと平行度を保ったまま支持される。これに
より、図1に示すようにワークテーブル2と押えプレー
ト3との間に形成する隙間と連続する排出口30が形成さ
れる。したがって、折り曲げた格子状鉄筋1を横方向に
スライドさせるだけで、排出口30から格子状鉄筋1を簡
単に抜き出すことができる。そして、再度、格子状鉄筋
1を折り曲げるには、降下させた昇降用シリンダ16とガ
イド用シリンダ21を上昇させ、取付アーム25とガイドフ
レーム23の各溝部26,24に押えプレート3を挿入し、取
付アーム25と押えプレート3の取付孔27,27Aにストッ
パピン29を挿入して昇降用シリンダ16と押えプレート3
とを連結し、以後、同様な手順を繰り返えば漸次格子状
鉄筋1の折り曲げ加工を行うことができる。
ついて説明する。まず、図示右側の昇降用シリンダ16と
押えプレート3とをストッパピン29で連結しておく。そ
して、前記昇降用シリンダ15,16と支持用シリンダ20及
びガイド用シリンダ21を一斉に上昇させ、押えプレート
3を上昇させる。このとき、ガイド用シリンダ21に連結
したガイドフレーム23が側板10に固定したガイドレール
22に沿って垂直に移動し、押えプレート3が安定的に案
内される。そして、図2に示すように、各シリンダ15,
16,20,21を停止させて上限位置で押えプレート3を停
止させ、この押えプレート3とワークテーブル2の上部
フレーム11Aとの隙間に格子状鉄筋1を挿入する。この
後、各シリンダ15,16,20,21を降下させて押えプレー
ト3とワークテーブル2とで格子状鉄筋1を上下から挟
み付ける。そして、駆動用シリンダ38,38を伸延作動さ
せて可動アーム4,4を起立方向に回転させ、押えプレ
ート3とワークテーブル2で挟着した格子状鉄筋1を押
えプレート3の突状部13に沿わせ折り曲げることによっ
て、図5に示すように、格子状鉄筋1の折曲部分が突状
部13に形状に沿ってカール状に折り曲げられてL型に屈
曲する。なお、格子状鉄筋1を折曲する前後の駆動用シ
リンダ38,38は、それぞれ単独で作動することも可能で
あり、前後いずれかの駆動用シリンダ38,38を駆動すれ
ば格子状鉄筋1がL型に折り曲げられ、前後の駆動用シ
リンダ38,38を同時に駆動すれば格子状鉄筋1はコ字型
に折り曲げることができる。そして、格子状鉄筋1の折
り曲げ加工が終わった段階で、前述した折曲工程と逆動
作させる。つまり、駆動用シリンダ38,38を縮退させ、
可動アーム4,4を倒すととともに、各シリンダ15,1
6,20,21を伸張させて押えプレート3を上昇させて上
限位置で停止させる。そして、図示右側の昇降用シリン
ダ16と押えプレート3とを連結していたストッパピン29
を抜き取って昇降用シリンダ16を縮退させ、昇降用シリ
ンダ16のピストンロッド16Aに固定した取付アーム25を
上部フレーム11Aから突出しない位置まで降下させる。
これとともに、昇降用シリンダ16と近接するガイド用シ
リンダ21を縮退させ、ガイド用シリンダ21のピストンロ
ッド21Aに固定したガイドフレーム23を、前記取付アー
ム25と同様に上部フレーム11Aから突出した位置まで降
下させる。このように、押えプレート3と昇降用シリン
ダ16及びガイド用シリンダ21を切り離すことによって、
図1に示すように押えプレート3は、残った図示左側の
昇降用シリンダ15によって支持されることになるが、昇
降用シリンダ15の外側に、押えプレート3に連結した支
持用シリンダ20が配置されているため、これら昇降用シ
リンダ15と支持用シリンダ20の二点で押えプレート3が
支持され、押えプレート3は、ワークテーブル2の上部
フレーム11Aと平行度を保ったまま支持される。これに
より、図1に示すようにワークテーブル2と押えプレー
ト3との間に形成する隙間と連続する排出口30が形成さ
れる。したがって、折り曲げた格子状鉄筋1を横方向に
スライドさせるだけで、排出口30から格子状鉄筋1を簡
単に抜き出すことができる。そして、再度、格子状鉄筋
1を折り曲げるには、降下させた昇降用シリンダ16とガ
イド用シリンダ21を上昇させ、取付アーム25とガイドフ
レーム23の各溝部26,24に押えプレート3を挿入し、取
付アーム25と押えプレート3の取付孔27,27Aにストッ
パピン29を挿入して昇降用シリンダ16と押えプレート3
とを連結し、以後、同様な手順を繰り返えば漸次格子状
鉄筋1の折り曲げ加工を行うことができる。
【0012】以上のように、本実施例では、押えプレー
ト3の一端を支持する昇降用シリンダ16と押えプレート
3とを着脱自在なストッパピン29で連結することによっ
て、格子状鉄筋1を折り曲げるときには、ストッパピン
29によって押えプレート3と昇降用シリンダ16とを連結
して左右の昇降用シリンダ15,16の油圧力で押えプレー
ト3で格子状鉄筋1を押圧することにより、格子状鉄筋
1を強固に押え付けた状態で格子状鉄筋1を折り曲げ加
工することができるため、折曲加工時に格子状鉄筋1が
ずれたりせず、正確に位置決めした状態で格子状鉄筋1
を折り曲げることができる。一方、折曲加工後の格子状
鉄筋1の排出にあたり、昇降用シリンダ16と押えプレー
ト3とを連結するストッパピン29を抜き取って昇降用シ
リンダ16と押えプレート3及び押えプレート3とガイド
用シリンダ21とを離すことによって、押えプレート3の
一端にワークテーブル2と押えプレート3との隙間と連
続する排出口30が形成され、折り曲げた格子状鉄筋1を
横方向にスライドさせるだけで、排出口30から格子状鉄
筋1を極めて容易に抜き出すことができ、格子状鉄筋1
の折り曲げに伴う作業性を改善することができる。ま
た、押えプレート3と昇降用シリンダ16とガイド用シリ
ンダ21を切り離した際、押えプレート3の他端側を昇降
用シリンダ15と支持用シリンダ20の二点で支持すること
で押えプレート3が傾くことなく、ワークテーブル2の
上部フレーム11Aと平行度を保ったまま安定的に支持さ
れる。なお、このように昇降用シリンダ15とその外側に
配置した支持用シリンダ20によって片持状に支持した状
態で支持用シリンダ20のピストンロッド20Aを縮退すれ
ば押えプレート3が昇降用シリンダ15と連結するストッ
パピン28を中心として排出口30が広がるように傾斜させ
ることも可能であり、よりいっそう格子状鉄筋1が抜き
取りやすくなる。
ト3の一端を支持する昇降用シリンダ16と押えプレート
3とを着脱自在なストッパピン29で連結することによっ
て、格子状鉄筋1を折り曲げるときには、ストッパピン
29によって押えプレート3と昇降用シリンダ16とを連結
して左右の昇降用シリンダ15,16の油圧力で押えプレー
ト3で格子状鉄筋1を押圧することにより、格子状鉄筋
1を強固に押え付けた状態で格子状鉄筋1を折り曲げ加
工することができるため、折曲加工時に格子状鉄筋1が
ずれたりせず、正確に位置決めした状態で格子状鉄筋1
を折り曲げることができる。一方、折曲加工後の格子状
鉄筋1の排出にあたり、昇降用シリンダ16と押えプレー
ト3とを連結するストッパピン29を抜き取って昇降用シ
リンダ16と押えプレート3及び押えプレート3とガイド
用シリンダ21とを離すことによって、押えプレート3の
一端にワークテーブル2と押えプレート3との隙間と連
続する排出口30が形成され、折り曲げた格子状鉄筋1を
横方向にスライドさせるだけで、排出口30から格子状鉄
筋1を極めて容易に抜き出すことができ、格子状鉄筋1
の折り曲げに伴う作業性を改善することができる。ま
た、押えプレート3と昇降用シリンダ16とガイド用シリ
ンダ21を切り離した際、押えプレート3の他端側を昇降
用シリンダ15と支持用シリンダ20の二点で支持すること
で押えプレート3が傾くことなく、ワークテーブル2の
上部フレーム11Aと平行度を保ったまま安定的に支持さ
れる。なお、このように昇降用シリンダ15とその外側に
配置した支持用シリンダ20によって片持状に支持した状
態で支持用シリンダ20のピストンロッド20Aを縮退すれ
ば押えプレート3が昇降用シリンダ15と連結するストッ
パピン28を中心として排出口30が広がるように傾斜させ
ることも可能であり、よりいっそう格子状鉄筋1が抜き
取りやすくなる。
【0013】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の
要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、押えプレートの上限位置で昇降用シリ
ンダと支持用シリンダの二点で押えプレートを片持ち支
持した例を示したが、図7で示すように、ワークテーブ
ル2の側板10に支持手段としての位置規制板40を固定
し、押えプレート3の上限位置で押えプレート3の上端
部と位置規制板40とを当接させて押えプレート3の回転
を規制するようにすれば、構造を簡略化することができ
る。また、押えプレート3と昇降用シリンダ16とを着脱
自在なストッパピン29で連結した例を示したが、例え
ば、押えプレート側にピンを固定的に設け、昇降用シリ
ンダにピンと係脱するアクチェータ機構を組み込ん、そ
のアクチェータ機構により昇降用シリンダと押えプレー
トとを自動的に係脱すれば、昇降用シリンダと押えプレ
ートとの係合及びその係合解除が自動化され、より作業
能率を高めることができる。さらに、押えプレートの昇
降装置として油圧式シリンダを用いた例を示したが、各
種アクチェタあいるいは電動モータで駆動するラックと
ピニオンなど各種のものを用いてもよいものであり、折
り曲げ装置の基本的構造や昇降装置の構成あるいは押え
プレートを連結する係脱自在なストッパ手段の構成など
は適宜選定すればよいものである。
明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の
要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、押えプレートの上限位置で昇降用シリ
ンダと支持用シリンダの二点で押えプレートを片持ち支
持した例を示したが、図7で示すように、ワークテーブ
ル2の側板10に支持手段としての位置規制板40を固定
し、押えプレート3の上限位置で押えプレート3の上端
部と位置規制板40とを当接させて押えプレート3の回転
を規制するようにすれば、構造を簡略化することができ
る。また、押えプレート3と昇降用シリンダ16とを着脱
自在なストッパピン29で連結した例を示したが、例え
ば、押えプレート側にピンを固定的に設け、昇降用シリ
ンダにピンと係脱するアクチェータ機構を組み込ん、そ
のアクチェータ機構により昇降用シリンダと押えプレー
トとを自動的に係脱すれば、昇降用シリンダと押えプレ
ートとの係合及びその係合解除が自動化され、より作業
能率を高めることができる。さらに、押えプレートの昇
降装置として油圧式シリンダを用いた例を示したが、各
種アクチェタあいるいは電動モータで駆動するラックと
ピニオンなど各種のものを用いてもよいものであり、折
り曲げ装置の基本的構造や昇降装置の構成あるいは押え
プレートを連結する係脱自在なストッパ手段の構成など
は適宜選定すればよいものである。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、縦筋と横
筋を固着した格子状鉄筋を載置するワークテーブルと、
このワークテーブルの前後に起伏回動自在に枢着された
可動アームと、前記ワークテーブル上に位置して前記格
子状鉄筋を挟み付ける押えプレートと、前記ワークテー
ブルと押えプレートの両端側に位置してこれら前記押え
プレートとワークテーブルとを連結する一対の昇降装置
とを具備し、前記ワークテーブルと押えプレートとで挟
着保持した前記格子状鉄筋を前記可動アームで折曲する
格子状鉄筋の折り曲げ装置であって、前記一方の昇降装
置と前記押えプレートとを連結する係脱自在なストッパ
手段を設け、前記押えプレートの上限位置において、前
記一方の昇降装置と前記押えプレートとを離反させて前
記ワークテーブルと押えプレートとの隙間と連続する排
出口を開口させたものであるから、縦筋と横筋を固着し
た格子状鉄筋を折り曲げる際、押えプレートとワークテ
ーブルとで格子状鉄筋を強固に挟着して格子状鉄筋を正
確に折り曲げることができるとともに、折り曲げ加工し
た格子状鉄筋を排出する際、押えプレートと一方の昇降
装置とを切り離せば、押えプレートとワークテーブルの
隙間と連続する排出口から格子状鉄筋を簡単に抜き出す
ことができる。
筋を固着した格子状鉄筋を載置するワークテーブルと、
このワークテーブルの前後に起伏回動自在に枢着された
可動アームと、前記ワークテーブル上に位置して前記格
子状鉄筋を挟み付ける押えプレートと、前記ワークテー
ブルと押えプレートの両端側に位置してこれら前記押え
プレートとワークテーブルとを連結する一対の昇降装置
とを具備し、前記ワークテーブルと押えプレートとで挟
着保持した前記格子状鉄筋を前記可動アームで折曲する
格子状鉄筋の折り曲げ装置であって、前記一方の昇降装
置と前記押えプレートとを連結する係脱自在なストッパ
手段を設け、前記押えプレートの上限位置において、前
記一方の昇降装置と前記押えプレートとを離反させて前
記ワークテーブルと押えプレートとの隙間と連続する排
出口を開口させたものであるから、縦筋と横筋を固着し
た格子状鉄筋を折り曲げる際、押えプレートとワークテ
ーブルとで格子状鉄筋を強固に挟着して格子状鉄筋を正
確に折り曲げることができるとともに、折り曲げ加工し
た格子状鉄筋を排出する際、押えプレートと一方の昇降
装置とを切り離せば、押えプレートとワークテーブルの
隙間と連続する排出口から格子状鉄筋を簡単に抜き出す
ことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す排出工程時の折り曲げ
装置の正面図である。
装置の正面図である。
【図2】同上折り曲げ加工時の折り曲げ装置の正面図で
ある。
ある。
【図3】同上折り曲げ装置の側面図である。
【図4】同上図1のA−A線断面図である。
【図5】同上折り曲げ工程を示す押えプレート付近の断
面図である。
面図である。
【図6】同上格子状鉄筋を示す斜視図である。
【図7】本発明の支持手段の変形例を示す折り曲げ装置
の正面図である。
の正面図である。
1 格子状鉄筋 1A 縦筋 1B 横筋 2 ワークテーブル 3 押えプレート 4 可動アーム 15,16 昇降用シリンダ(昇降装置) 29 ストッパピン(ストッパ手段) 30 排出口
Claims (1)
- 【請求項1】 縦筋と横筋を固着した格子状鉄筋を載置
するワークテーブルと、このワークテーブルの前後に起
伏回動自在に枢着された可動アームと、前記ワークテー
ブル上に位置して前記格子状鉄筋を挟み付ける押えプレ
ートと、前記ワークテーブルと押えプレートの両端側に
位置してこれら前記押えプレートとワークテーブルとを
連結する一対の昇降装置とを具備し、前記ワークテーブ
ルと押えプレートとで挟着保持した前記格子状鉄筋を前
記可動アームで折曲する格子状鉄筋の折り曲げ装置であ
って、前記一方の昇降装置と前記押えプレートとを連結
する係脱自在なストッパ手段を設け、前記押えプレート
の上限位置において、前記一方の昇降装置と前記押えプ
レートとを離反させて前記ワークテーブルと押えプレー
トとの隙間と連続する排出口を開口させたことを特徴と
する格子状鉄筋の折り曲げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32298596A JPH10166094A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 格子状鉄筋の折り曲げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32298596A JPH10166094A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 格子状鉄筋の折り曲げ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10166094A true JPH10166094A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18149863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32298596A Pending JPH10166094A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 格子状鉄筋の折り曲げ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10166094A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010174597A (ja) * | 2009-02-02 | 2010-08-12 | Aoi Techno Service Kk | コンクリート舗装用荷重伝達筋保持具 |
CN110605315A (zh) * | 2019-10-22 | 2019-12-24 | 邳州市政隆建设有限公司 | 一种汽车头枕杆弯管设备 |
CN112371797A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-02-19 | 云南腾启机械模具制造有限公司 | 混凝土预埋钢筋成型机 |
-
1996
- 1996-12-03 JP JP32298596A patent/JPH10166094A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010174597A (ja) * | 2009-02-02 | 2010-08-12 | Aoi Techno Service Kk | コンクリート舗装用荷重伝達筋保持具 |
CN110605315A (zh) * | 2019-10-22 | 2019-12-24 | 邳州市政隆建设有限公司 | 一种汽车头枕杆弯管设备 |
CN112371797A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-02-19 | 云南腾启机械模具制造有限公司 | 混凝土预埋钢筋成型机 |
CN112371797B (zh) * | 2020-10-27 | 2022-06-10 | 云南腾启机械模具制造有限公司 | 混凝土预埋钢筋成型机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101737678B1 (ko) | 가위형 승강 테이블 | |
JP2010530308A (ja) | 曲げ機械 | |
KR101014509B1 (ko) | 차체 조립지그의 클램프장치 | |
KR101511713B1 (ko) | 붐박스 가접위치 셋팅장치 | |
JPH10166094A (ja) | 格子状鉄筋の折り曲げ装置 | |
CN110560600A (zh) | 一种叠合板浇注用钢筋折弯设备 | |
CN211529791U (zh) | 线圈骨架插脚自动装配机 | |
JPH08112619A (ja) | タークスヘッドロールスタンド | |
CN210340124U (zh) | 一种方便夹持的纸卷吊运设备 | |
CN210551279U (zh) | 一种夹砖机械卡爪 | |
JP4106290B2 (ja) | 折曲げ加工機 | |
CN220179229U (zh) | 一种轴承拉拔器 | |
CN220264498U (zh) | 收纸分垛机构 | |
JP3294012B2 (ja) | パレット自動交換装置 | |
CN215438615U (zh) | 一种墙板夹持装置及出板装置 | |
CN217882531U (zh) | 一种进线柜元器件安装装置 | |
CN215146181U (zh) | 带定位销的四面夹紧机构 | |
CN214490421U (zh) | 液压式桩腿应急拔销装置 | |
JP2575239B2 (ja) | 連続鋳造設備におけるモールド交換装置 | |
CN110745570B (zh) | 立体三角钢筋桁架码垛装置 | |
KR19980015035U (ko) | 스티칭에 의한 강판 자동 연결장치 | |
JP7061821B1 (ja) | 抄紙機のフレーム開放装置 | |
CN220461949U (zh) | 一种压机自动换模双工位台车 | |
CN218452517U (zh) | 一种缝纫机机架加工用输送折弯装置 | |
CN209999843U (zh) | 一种石墨烯定岛型超纤革膜上图案转印结构 |