JPH10164583A - ブロック符号化方式 - Google Patents

ブロック符号化方式

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JPH10164583A
JPH10164583A JP10010108A JP1010898A JPH10164583A JP H10164583 A JPH10164583 A JP H10164583A JP 10010108 A JP10010108 A JP 10010108A JP 1010898 A JP1010898 A JP 1010898A JP H10164583 A JPH10164583 A JP H10164583A
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篤道 村上
Yuri Hasegawa
由里 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化装置と復号化装置において、フォーマ
ットが異なるマクロブロックを扱えるようにする。 【解決手段】 符号化装置あるいは復号化装置に間引き
手段を設けて、(a)の4:4:4フォーマットから#
9と#10と#11と#12のブロックの符号化データ
を間引くことにより、(a)とは異なる(b)の4:
2:2フォーマットに変換し、(b)のフォーマットか
ら#7と#8のブロックの符号化データを間引くことに
より、(b)とは異なる(c)の4:2:0フォーマッ
トに変換できる。また、符号化装置あるいは復号化装置
に追加手段を設け、補間処理あるいはフィルタリング処
理を行って新たなブロックの符号化データを追加するこ
とにより、(a)から(b)、(b)から(c)のフォ
ーマットに変換できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像の直交変換
符号化方式、特にマクロブロックを直交変換符号化する
ことに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来のマクロブロックを説明
するためのインターレース構造を成す画像を1画面分示
す図である。図において、50はインターレース構造を
成す画面である。51はインターレース構造を構成する
第1フィールド、52は同様にインターレース構造を構
成する第2フィールドである。53は水平方向m画素、
垂直方向2n画素(m,nは自然数)から構成されるブ
ロックである。このようにインターレース構造を成す画
像は、まず第1フィールドの情報を画面に表示した後、
第1フィールドの間に第2フィールドの情報を表示する
ことにより1画面分の画像を表示する。
【0003】次に図13は水平方向、垂直方向共に2つ
のブロックからなる従来のマクロブロックの構成例であ
り、同図中(a)は4:4:4フォーマットを、(b)
は4:2:2フォーマットを、(c)は4:2:0フォ
ーマットを示したものである。
【0004】画像信号はいくつかの信号成分によって構
成されている。たとえば、3チャネルの信号成分がある
ものとし、ここでは各チャネルが赤、緑、青の信号成分
によって構成される場合を図13(a)に示している。
また、3チャネルの信号成分として、輝度及び2チャネ
ルの色差信号によって構成される場合を図13(b)と
図13(c)に示している。また各信号成分の画素数の
比が1:1:1で構成されるような場合を4:4:4フ
ォーマットという。また各信号成分の画素数の比が2:
1:1で構成されるような場合を4:2:2フォーマッ
トと呼んでいる。さらに各信号成分の画素数の比が4:
1:1で構成されるような場合を4:2:0フォーマッ
トと呼んでいる。
【0005】ここで示したマクロブロックは、例えば、
現フレームの画素値、あるいは現フレームと前フレーム
の差分値によって構成される場合がある。この現フレー
ムの画素値を送るかあるいは現フレームと前フレームの
差分値を送るかはシステムによって適宜決定されるもの
であるが、代表的な例としては、まず最初の画像を送る
場合には、その画像全体を示す現フレームの画素値を符
号化し、その後は現フレームと前フレームの差分値を符
号化し、伝送する情報の量の削減を図っていることが多
い。
【0006】図13(a),(b),(c)いずれの場
合においても、水平方向m画素、垂直方向2n画素
(m,nは自然数)のブロック単位で直交変換を行う
が、ここで図12に示すようなインターレース構造を成
す画像のようにフィールドの概念のある信号について
は、符号化効率を上げるため、動きの大小に応じて、上
下2つのブロックを対にしてブロックの再構成を行って
いる。
【0007】図14は、図13においてフィールドの概
念のある信号、すなわち図13(c)のCb,Crを除
く信号について、上下2ブロックの構成例を示したもの
である。同図(a)はフレームブロックを、同図(b)
はフィールドブロックを示したものである。なお、図中
実線の矢印は第1フィールド、破線は第2フィールドを
示している。従来のマクロブロック直交変換符号化方式
は、図14(a)に示すようなフィールドの混ざったフ
レームブロック、あるいは、図14(b)に示すような
フィールドを別々にしたフィールドブロック(第1フィ
ールドブロック61、第2フィールドブロック62)に
ブロッキングを行い、再構成されたブロックに対して直
交変換を行っているため、いずれのブロックに対しても
水平方向m画素、垂直方向2n画素の同じ大きさで処理
を行っている。その後、直交変換係数について量子化を
行い、図13中に示した番号の順番(#1,#2,#3
・・・・・・・・ )に従って符号化を行っていく。
ここでm=8,n=4とすると、例えばMPEG2にお
けるマクロブロックの構成となり、すべて同じサイズの
ブロック単位で直交変換符号化を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のマクロブロック
直交変換符号化方式は、図13(a)に示したような、
4:4:4フォーマットで符号化したものは4:4:4
フォーマットで復号化するというような1対1の関係で
フォーマットの符号化、復号化を行っており、符号化、
復号化の際にフォーマットを変更できないという問題点
があった。
【0009】この発明は、上記の問題点を解決するため
になされたもので、符号化装置と復号化装置において、
フォーマットが異なるマクロブロックを扱えるようにし
たブロック符号化方式を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係わるブロック符号化方式では、たとえば
4:2:0フォーマットに対して新たなブロックを追加
して4:2:2フォーマットに変更する追加手段を備え
たものであり、以下の要素を有するものである。 (a)複数種類の信号成分によって構成される画像情報
を所定のサイズのブロックに区切り、各信号成分毎に所
定個数集めた複数のブロックをマクロブロックとし、こ
のマクロブロックを符号化する符号化手段、(b)上記
符号化手段より符号化されたマクロブロックに対して、
さらに、異なるブロックの符号化データを追加する追加
手段。
【0011】また、次の発明に係わるブロック符号化方
式では、たとえば、4:2:2フォーマットから4:
2:0フォーマットに変更するためのブロックの符号化
データを間引く間引き手段を備えたものであり、以下の
要素を有するものである。 (a)複数種類の信号成分によって構成される画像情報
を所定のサイズのブロックに区切り、各信号成分毎に所
定個数集めた複数のブロックをマクロブロックとし、こ
のマクロブロックを符号化する符号化手段、(b)上記
符号化手段より符号化されたマクロブロックから、ひと
つ以上のブロックの符号化データを間引く間引き手段。
【0012】本発明におけるブロック符号化方式では、
符号化装置あるいは復号化装置の何れかに符号化装置に
よって符号化されたマクロブロックに対して新たなブロ
ックの符号化データを追加する追加手段を設けたので、
復号化装置がマクロブロックを復号する場合には、符号
化装置が符号化したフォーマットとは異なるフォーマッ
トのマクロブロックを復号することが可能になる。
【0013】また、本発明におけるブロック符号化方式
では、符号化装置あるいは復号化装置の何れかに符号化
装置により符号化されたマクロブロックからブロックの
符号化データを間引く間引き手段を設けたので、復号化
装置が復号するマクロブロックのフォーマットは符号化
装置が符号化したマクロブロックと異なるフォーマット
で行うことが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、本発明の一実施の形態における
マクロブロック直交変換符号化方式の一構成例を示す図
である。図において、1はマクロブロック直交変換符号
化回路である。2はフレーム記憶回路である。3は水平
方向m画素、垂直方向2n画素(m,nは自然数)から
構成されるブロックを直交変換符号化するブロック直交
変換符号化回路である。4は各ブロックを水平方向m画
素、垂直方向n画素からなる第1フィールドのみより構
成されるサブブロックと水平方向m画素、垂直方向n画
素からなる第2フィールドのみより構成されるサブブロ
ックの二つのサブブロックに対して直交変換符号化を行
うサブブロック直交変換符号化回路である。5はブロッ
ク直交変換符号化回路3とサブブロック直交変換符号化
回路4を切り換えて動作させる切り換え回路である。6
は画像情報を入力してフレーム記憶回路2に記憶するた
めの入力線である。7はブロック直交変換符号化回路3
あるいはサブブロック直交変換符号化回路4により符号
化された符号化データを出力する出力線である。
【0015】次に、図1に示したマクロブロック直交変
換符号化回路1の動作についてフレームブロックを伝送
する場合とフィールドブロックを伝送する場合に分けて
説明する。図2及び図3はフレームブロックを伝送する
場合の一例を示す図であり、図4と図5はフィールドブ
ロックを伝送する場合の一例を示したものである。
【0016】図2は、特にブロック直交変換符号化回路
3の動作を説明するものであり、本発明におけるフレー
ムブロックを符号化する場合のマクロブロックの一構成
例を示したもので、各ブロック毎に直交変換符号化を行
うモードについて、水平方向2ブロック、垂直方向2ブ
ロックより構成された場合の図である。ここで示したマ
クロブロックは、たとえば現フレームの画素値、あるい
は現フレームと前フレームの差分値によって構成されて
いる。同図(a)は4:4:4フォーマットの時のマク
ロブロック構成を、同図(b)は4:2:2フォーマッ
トの時のマクロブロック構成を、同図(c)は4:2:
0フォーマットの時のマクロブロック構成を示したもの
で、同図中枠で囲まれた部分がブロックに相当する。
【0017】図3は、図2におけるブロックの構成を示
したもので、図中実線の矢印は第1フィールド、破線の
矢印は第2フィールドを示したものである。このように
構成されたブロックに対して、図2に示した番号の順番
(#1,#2,#3 ・・・・・ )にしたがって
直交変換符号化を行う。
【0018】図4は、特にサブブロック直交変換符号化
回路4の動作を説明するための図であり、本発明におけ
るフィールドブロックを符号化する場合のマクロブロッ
クの一構成例を示したもので、各ブロックを2つのサブ
ブロック毎に直交変換符号化を行うモードにおいて、水
平方向2ブロック、垂直方向2ブロックより構成された
場合の図である。ここで示したマクロブロックは、例え
ば現フレームの画素値、あるいは現フレームと前フレー
ムの差分値によって構成されており、同図(a)は4:
4:4フォーマットの時のマクロブロック構成を、同図
(b)は4:2:2フォーマットの時のマクロブロック
構成を、同図(c)は4:2:0フォーマットの時のマ
クロブロック構成を示したものである。同図中枠で囲ま
れた部分がサブブロックに相当する。
【0019】図5は、図4におけるブロックの構成例を
示したもので、図中実線の矢印は第1フィールド、破線
の矢印は第2フィールドを示したものである。例えば図
4において“A“となっている部分には、第1フィール
ドのデータ、“B“となっている部分には、第2フィー
ルドのデータが対応している。このように構成されたサ
ブブロックに対して、例えば図4に示した番号の順番
(#1A,#1B,#2A,#2B,#3A,#3B
・・・・・ )にて直交変換符号化を行う。
【0020】フレーム記憶回路2は入力線6から入力さ
れる画像情報をフレーム単位に記憶するものであり、こ
のフレーム記憶回路2に記憶される画像情報は現フレー
ムの画素値である場合あるいは現フレームと前フレーム
の差分値である場合とがある。現フレームの画素値ある
いは現フレームと前フレームの差分値の何れが記憶され
るかは入力線6以前にある他のシステムによって決定さ
れるものであり、フレーム記憶回路2はいずれであるか
を意識することなく画像情報を記憶する。同様にブロッ
ク直交変換符号化回路3及びサブブロック直交変換符号
化回路4はフレーム記憶回路2に記憶された値が現フレ
ームの画素値あるいは現フレームと前フレームの差分値
の何れであるかを意識せずに符号化する。
【0021】切り換え回路5はフレームブロックを符号
化する場合にはブロック直交変換符号化回路3を動作さ
せ、フィールドブロックを符号化する場合にはサブブロ
ック直交変換符号化回路4を動作させるように切り換え
る。フレームブロックかフィールドブロックの何れかを
符号化するのを識別するのは外部から与えられた要求に
よるものであり、切り換え回路5はこの外部からの要求
あるいは外部からの識別信号に基づいて切り換え動作を
行う。
【0022】以上のように、この実施の形態は、いくつ
かの信号成分によって構成されるインターレース構造を
なす画像において、第1及び第2フィールドを合成した
1フレームの画面上で、水平方向m画素、垂直方向2n
画素(m,nは自然数)から構成されるものをブロック
とし、各ブロック毎に直交変換符号化を行うモードと、
各ブロックを水平方向m画素、垂直方向n画素からなる
第1フィールドのみより構成されるサブブロックと、水
平方向m画素、垂直方向n画素からなる第2フィールド
のみより構成されるサブブロックの2つのサブブロック
に分け、各サブブロック毎に直交変換符号化を行うモー
ドをもち、各信号成分よりブロックを複数個集めたマク
ロブロックに対し、信号の重要度の高い順に符号化を行
うことを特徴とする。
【0023】実施の形態2.上記実施の形態1において
は、切り換え回路5がブロック直交変換符号化回路3と
サブブロック直交変換符号化回路4を適応的に切り換え
ることにより直交変換符号化を行う場合を示したが、フ
レームブロックのみを符号化するようなシステムにおい
ては、ブロック直交変換符号化回路3のみを有している
場合でもかまわない。反対にフィールドブロックのみを
符号化するようなシステムにおいてはサブブロック直交
変換符号化回路4のみを有しているような場合であれば
かまわない。
【0024】実施の形態3.図6、図7、図8は第2及
び第3の発明に係るブロック符号化方式を説明するため
の図である。図6において、11は実施の形態1で説明
したようなブロック符号化方式を備えた符号化装置、1
2は復号化装置、13は符号化装置11により符号化さ
れたマクロブロックに対して、さらに追加のブロックを
生成する追加手段である。14は符号化装置11により
符号化されたマクロブロックからひとつ以上のブロック
を削除する間引き手段である。図6(a)においては、
追加手段13が符号化装置11に存在し、図6(b)に
おいては追加手段が復号化装置に存在している。また図
6(c)においては間引き手段が符号化装置に存在し、
図6(d)においては間引き手段14が復号化装置に存
在している。
【0025】次に、図7は、画像情報が3チャネルの信
号成分、例えば、赤、緑、青によって構成される場合を
示した図であり、図7(a)のフォーマットから間引き
手段が#9と#10と#11と#12のブロックの符号
化データを間引くことにより図7(b)のフォーマット
に変換することを示している。さらに図7(b)のフォ
ーマットから#7と#8のブロックの符号化データを間
引くことにより図7(c)のフォーマットに変換できる
ことを示している。このように図7(b)のような4:
2:2フォーマットの画像において、#1から#8まで
符号化を行った場合は従来どおり4:2:2の画像を得
ることができ、間引き手段により#7と#8を間引いて
#1から#6まで符号化を行った場合、図2(c)のよ
うな4:2:0の画像を得ることができる。反対に図7
(c)に対して、補間処理あるいはフィルタリング処理
等を行うことによって#7と#8の新たなブロックの符
号化データを生成することにより、図7(b)のフォー
マットを生成することが可能である。また、図7(b)
のフォーマットに対して同様に追加手段が補間処理ある
いはフィルタリング処理を行うことによって、新たなブ
ロックの符号化データを追加することにより、図7
(a)のフォーマットに変換することが可能である。次
に、図8は、信号成分が3チャネルの信号成分であっ
て、輝度及び2チャネルの色差信号によって構成される
場合を示したものであり、図8(a)から(c)に向か
って間引き手段がブロックの符号化データを間引くこと
によりフォーマットの変換ができることを示した図であ
る。例えば、図8(b)のような4:2:2フォーマッ
トの画像において、#1Aから#8Bまで符号化を行っ
た場合従来どおり4:2:2の画像を得ることができる
が、間引き手段により#7A〜#8Bを間引いて、#1
Aから#6Bまで符号化を行った場合、図8(c)のよ
うな4:2:0の画像を得ることができる。同様に図8
(c)から(a)に向かって追加手段により新たなブロ
ックの符号化データを追加することによりフォーマット
の変換が可能である。
【0026】以上のように、この実施の形態は、3チャ
ネルの成分、例えば赤緑青によって構成される信号系列
で、各成分の画素数の比が1:1:1で構成されるよう
な4:4:4フォーマットの画像において上記実施の形
態1に述べた符号化モードをもち、各信号成分よりブロ
ックを1:1:1の割合で複数個集めたマクロブロック
に対し、あらかじめ定めたブロック順で、1または複数
個のブロックの符号化データを間引いてスケーラブルに
符号化することを特徴とする。
【0027】また、3チャネルの成分、例えば輝度及び
2チャネルの色差信号によって構成される信号系列で、
輝度信号に比べて色差信号の水平方向の画素数を半分に
間引き、各成分の画素数の比が2:1:1で構成される
ような4:2:2フォーマットの画像において上記実施
の形態1に述べた符号化モードをもち、各信号成分より
ブロックを2:1:1の割合で複数個集めたマクロブロ
ックに対し、あらかじめ定めたブロック順で、1または
複数個のブロックの符号化データを間引いたり追加して
スケーラブルに符号化することを特徴とする。
【0028】また、3チャネルの成分、例えば輝度及び
2チャネルの色差信号によって構成される信号系列で、
輝度信号に比べて色差信号の水平方向及び垂直方向の画
素数を半分に間引き、各成分の画素数の比が4:1:1
で構成されるような4:2:0フォーマットの画像にお
いて、上記実施の形態1に述べた符号化モードをもち、
各信号成分よりブロックを4:1:1の割合で複数個集
めたマクロブロックに対し、あらかじめ定めたブロック
順で、1または複数個のブロックの符号化データを追加
してスケーラブルに符号化することを特徴とする。
【0029】実施の形態4.上記実施の形態3において
は、4:4:4フォーマットと4:2:2フォーマット
と4:2:0フォーマットの3つのフォーマットの間
で、ブロックの符号化データを追加する場合、あるいは
ブロックの符号化データを間引く場合について説明した
が、その他のフォーマットに変換するためのブロックの
符号化データの追加、あるいは、間引きであってもかま
わない。
【0030】実施の形態5.上記実施の形態3におい
て、間引き手段がブロックの符号化データを間引く場合
には、単にそのブロックを削除する場合に係わらず、複
数のブロックからの情報をそれぞれ抽出してひとつのブ
ロックとするような方法であってもかまわない。たとえ
ば、#5と#7のブロックから#5のブロックにする場
合には単に#7を削除する場合に限らず、#5と#7の
ブロック内にある情報から必要な情報を抽出して新たな
#5のブロックを作成するような場合でもかまわない。
【0031】実施の形態6.図9は、第4の発明に係わ
るブロック符号化方式の一実施の形態を示す図である。
図において、21はブロック符号化回路である。22は
第1フィールドを直交変換符号化する第1フィールド直
交変換符号化回路である。30は第1フィールド直交変
換符号化回路22にある画素符号化回路である。23は
第2フィールドを直交変換符号化する第2フィールド直
交変換符号化回路である。31は第1フィールドと第2
フィールドの差分信号を生成する差分信号生成回路であ
る。32は生成された差分信号を符号化する差分信号符
号化回路である。
【0032】図10、図11は、図9に示したブロック
符号化回路の動作を説明するためのブロックの構成例を
示したもので、図中実線の矢印は第1フィールド、破線
の矢印は第2フィールドを示したものである。図10に
示した図は、従来例で説明した図14(b)のフィール
ドブロックと同様の構成を取っているものであるが、図
10において、実線の矢印を有しているブロックは第1
フィールドの画素値そのままをデータとし、破線の矢印
を有しているブロックには実線で示した第1フィールド
の画素値と第2フィールドの画素値の差分値をデータと
して有している。また、図11は実施の形態1で説明し
た図5と同様のブロック構成を示しており、図11にお
いて実線の矢印を有しているブロックは第1フィールド
の画素値そのままをデータとし、破線の矢印を有してい
るブロックには実線で示した第1フィールドの画素値と
第2フィールドの画素値の差分値をデータとして有して
いる。このように構成されたブロックに対して、例え
ば、図4に示したAの部分においては画素値そのままを
データとし、Bの部分に関してはAの部分との差分値を
データとして、図4に示した番号の順番(例えば#1
A,#1B,#2A,#2B,#3A,#3B ・・
・・・ )にて直交変換符号化を行う。
【0033】以上のように、図10においては、水平方
向m画素、垂直方向2n画素(m,nは自然数)からな
るブロックにおいて、水平方向m画素、垂直方向2n画
素からなる第1フィールドのみより構成される第1のブ
ロックと、水平方向m画素、垂直方向2n画素からなる
第2フィールドのみより構成される第2のブロックの2
つのブロックを用い、各ブロック毎に直交変換符号化を
行う場合、第1のブロックについては、画素そのものを
直交変換符号化を行い、第2のブロックについては、第
1のブロックとの差分信号の直交変換符号化を行うこと
を特徴とする。
【0034】また、図11においては、水平方向m画
素、垂直方向2n画素(m,nは自然数)からなるブロ
ックにおいて、各ブロックを水平方向m画素、垂直方向
n画素からなる第1フィールドのみより構成される第1
のサブブロックと、水平方向m画素、垂直方向n画素か
らなる第2フィールドのみより構成される第2のサブブ
ロックの2つのサブブロックに分け、各サブブロック毎
に直交変換符号化を行う場合、第1のサブブロックにつ
いては、画素そのものの直交変換符号化を行い、第2の
サブブロックについては、第1のサブブロックとの差分
信号の直交変換符号化を行うことを特徴とする。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、実際に
符号化手段がマクロブロック単位で符号化制御を行って
いる場合に、マクロブロックを構成するブロックを追加
や、削除することによって、符号化制御の単位も変化さ
せることができ、より効果的な符号化制御を行うことを
可能とする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態におけるマクロブロ
ック直交変換符号化方式を示す図である。
【図2】 この発明の一実施の形態におけるマクロブロ
ック構成例を示す図である。
【図3】 この発明の一実施の形態におけるマクロブロ
ック構成例のブロック構成を示す図である。
【図4】 この発明の一実施の形態におけるマクロブロ
ック構成例を示す図である。
【図5】 この発明の一実施の形態におけるマクロブロ
ック構成例のブロック構成を示す図である。
【図6】 この発明の一実施の形態における追加手段及
び間引き手段の構成例を示す図である。
【図7】 この発明の一実施の形態におけるフォーマッ
ト変換を説明するため図である。
【図8】 この発明の一実施の形態におけるフォーマッ
ト変換を説明するため図である。
【図9】 この発明の一実施の形態におけるブロック符
号化回路の構成例を示す図である。
【図10】 この発明の一実施の形態におけるマクロブ
ロック構成例のブロック構成を示す図である。
【図11】 この発明の一実施の形態におけるマクロブ
ロック構成例のブロック構成を示す図である。
【図12】 従来のマクロブロックを説明するためのイ
ンターレース構造をなす画像を示す図である。
【図13】 従来のマクロブロック構成例を示す図であ
る。
【図14】 従来のブロック構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 マクロブロック直交変換符号化回路、2 フレーム
記憶回路、3 ブロック直交変換符号化回路、4 サブ
ブロック直交変換符号化回路、5 切り換え回路、6
入力線、7 出力線、11 符号化装置、12 復号化
装置、13 追加手段、14 間引き手段、21 ブロ
ック符号化回路、22 第1フィールド直交変換符号化
回路、23、第2フィールド直交変換符号化回路、30
画素符号化回路、31 差分信号生成回路、32 差
分信号符号化回路、50 インタレース構造を成す画
像、51 第1フィールド、52 第2フィールド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有するブロック符号化方式 (a)複数種類の信号成分によって構成される画像情報
    を所定のサイズのブロックに区切り、各信号成分毎に所
    定個数集めた複数のブロックをマクロブロックとし、こ
    のマクロブロックを符号化する符号化手段、 (b)上記符号化手段より符号化されたマクロブロック
    に対して、さらに、異なるブロックの符号化データを追
    加する追加手段。
  2. 【請求項2】 以下の要素を有するブロック符号化方式 (a)複数種類の信号成分によって構成される画像情報
    を所定のサイズのブロックに区切り、各信号成分毎に所
    定個数集めた複数のブロックをマクロブロックとし、こ
    のマクロブロックを符号化する符号化手段、 (b)上記符号化手段より符号化されたマクロブロック
    から、ひとつ以上のブロックの符号化データを間引く間
    引き手段。
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