JP2003219421A - 画像情報符号化装置及び方法、画像情報復号装置及び方法、並びにプログラム - Google Patents
画像情報符号化装置及び方法、画像情報復号装置及び方法、並びにプログラムInfo
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Abstract
れる場合に、飛び越し走査画像の場合にも、より高い符
号化効率を実現する。 【解決手段】 画像情報符号化装置10において、可逆
符号化部16の構成要素であるジグザグスキャン部17
又はオルタネートスキャン部18では、可逆符号化に先
立ち、入力画像が順次走査画像である場合にはジグザグ
スキャン方式でスキャンを行い、飛び越し走査画像であ
る場合には垂直方向優先のシングルスキャン方式及びダ
ブルスキャン方式でスキャンを行い、2次元配列である
変換係数を1次元配列に並べ替える。このスキャン方式
の情報は、出力される画像圧縮情報中に埋め込まれ、復
号側で用いられる。
Description
Picture Experts Group)、H.26xなどの様に、離
散コサイン変換又はカルーネン・レーベ変換等の直交変
換と動き補償とによって圧縮された画像情報(ビットス
トリーム)を、衛星放送、ケーブルTV若しくはインタ
ーネット等のネットワークメディアを介して受信する際
に、又は光ディスク、磁気ディスク若しくはフラッシュ
メモリ等の記憶メディア上で処理する際に用いられる画
像情報符号化装置及びその方法、画像情報復号装置及び
その方法、並びにプログラムに関するものである。
い、その際、効率の高い情報の伝送、蓄積を目的とし、
画像情報特有の冗長性を利用して、離散コサイン変換等
の直交変換と動き補償により圧縮するMPEGなどの方
式に準拠した装置が、放送局などの情報配信、及び一般
家庭における情報受信の双方において普及しつつある。
は、汎用画像符号化方式として定義されており、飛び越
し走査画像及び順次走査画像の双方、並びに標準解像度
画像及び高精細画像を網羅する標準で、プロフェッショ
ナル用途及びコンシューマー用途の広範なアプリケーシ
ョンに現在広く用いられている。MPEG2圧縮方式を
用いることにより、例えば720×480画素を持つ標
準解像度の飛び越し走査画像であれば4〜8Mbps、
1920×1088画素を持つ高解像度の飛び越し走査
画像であれば18〜22Mbpsの符号量(ビットレー
ト)を割り当てることで、高い圧縮率と良好な画質の実
現が可能である。
画質符号化を対象としていたが、MPEG1より低い符
号量(ビットレート)、つまりより高い圧縮率の符号化
方式には対応していなかった。しかし、携帯端末の普及
により、今後そのような符号化方式のニーズは高まると
思われ、これに対応してMPEG4符号化方式の標準化
が行われた。画像符号化方式に関しては、1998年1
2月にISO/IEC 14496-2としてその規格が国際標準に承
認された。
を当初の目的として、H.26L(ITU-T Q6/16 VCEG)
という標準の規格化が進んでいる。H.26Lは、MP
EG2やMPEG4といった従来の符号化方式に比べ、
その符号化、復号により多くの演算量が要求されるもの
の、より高い符号化効率が実現されることが知られてい
る。また、現在、MPEG4の活動の一環として、この
H.26Lをベースに、H.26Lではサポートされな
い機能をも取り入れ、より高い符号化効率を実現する標
準化がJoint Model of Enhanced-Compression Video Co
dingとして行われている。
・レーベ変換等の直交変換と動き補償とにより画像圧縮
を実現する画像情報符号化装置の概略構成を図5に示
す。図5に示すように、画像情報符号化装置100は、
A/D変換部101と、画面並べ替えバッファ102
と、加算器103と、直交変換部104と、量子化部1
05と、可逆符号化部106と、蓄積バッファ107
と、逆量子化部108と、逆直交変換部109と、フレ
ームメモリ110と、動き予測・補償部111と、レー
ト制御部112とにより構成されている。
力された画像信号をデジタル信号に変換する。そして、
画面並べ替えバッファ102は、当該画像情報符号化装
置100から出力される画像圧縮情報のGOP(Group
of Pictures)構造に応じて、フレームの並べ替えを行
う。ここで、画面並べ替えバッファ102は、イントラ
符号化が行われる画像に関しては、フレーム全体の画像
情報を直交変換部104に供給する。直交変換部104
は、画像情報に対して離散コサイン変換又はカルーネン
・レーベ変換等の直交変換を施し、変換係数を量子化部
105に供給する。量子化部105は、直交変換部10
4から供給された変換係数に対して量子化処理を施す。
係数に対して可変長符号化、算術符号化等の可逆符号化
を施し、符号化された変換係数を蓄積バッファ107に
供給して蓄積させる。この符号化された変換係数は、画
像圧縮情報として出力される。
12によって制御される。また、量子化部105は、量
子化後の変換係数を逆量子化部108に供給し、逆量子
化部108は、その変換係数を逆量子化する。逆直交変
換部109は、逆量子化された変換係数に対して逆直交
変換処理を施して復号画像情報を生成し、その情報をフ
レームメモリ110に供給して蓄積させる。
ンター符号化が行われる画像に関しては、画像情報を動
き予測・補償部111に供給する。動き予測・補償部1
11は、同時に参照される画像情報をフレームメモリ1
10より取り出し、動き予測・補償処理を施して参照画
像情報を生成する。動き予測・補償部111は、この参
照画像情報を加算器103に供給し、加算器103は、
参照画像情報を当該画像情報との差分信号に変換する。
また、動き補償・予測部111は、同時に動きベクトル
情報を可逆符号化部106に供給する。
情報に対して可変長符号化又は算術符号化等の可逆符号
化処理を施し、画像圧縮情報のヘッダ部に挿入される情
報を形成する。なお、その他の処理については、イント
ラ符号化を施される画像圧縮情報と同様であるため、説
明を省略する。
0に対応する画像情報復号装置の概略構成を図6に示
す。図6に示すように、画像情報復号装置120は、蓄
積バッファ121と、可逆復号部122と、逆量子化部
123と、逆直交変換部124と、加算器125と、画
面並べ替えバッファ126と、D/A変換部127と、
動き予測・補償部128と、フレームメモリ129とに
より構成されている。
力された画像圧縮情報を一時的に格納した後、可逆復号
部122に転送する。可逆復号部122は、定められた
画像圧縮情報のフォーマットに基づき、画像圧縮情報に
対して可変長復号又は算術復号等の処理を施し、量子化
された変換係数を逆量子化部123に供給する。また、
可逆復号部122は、当該フレームがインター符号化さ
れたものである場合には、画像圧縮情報のヘッダ部に格
納された動きベクトル情報についても復号し、その情報
を動き予測・補償部128に供給する。
ら供給された量子化後の変換係数を逆量子化し、変換係
数を逆直交変換部124に供給する。逆直交変換部12
4は、定められた画像圧縮情報のフォーマットに基づ
き、変換係数に対して逆離散コサイン変換又は逆カルー
ネン・レーベ変換等の逆直交変換を施す。
れたものである場合には、逆直交変換処理が施された画
像情報は、画面並べ替えバッファ126に格納され、D
/A変換部127におけるD/A変換処理の後に出力さ
れる。
たものである場合には、動き予測・補償部128は、可
逆復号処理が施された動きベクトル情報とフレームメモ
リ129に格納された画像情報とに基づいて参照画像を
生成し、加算器125に供給する。加算器125は、こ
の参照画像と逆直交変換部124の出力とを合成する。
なお、その他の処理については、イントラ符号化された
フレームと同様であるため、説明を省略する。
では、8×8離散コサイン変換処理及び量子化処理を行
った後、可逆符号化するのに先立ち、図7(A)、
(B)に示すように、図の番号順にスキャンし、係数の
並べ替えを行う。ここで、図7(A)、(B)に示す方
式は、それぞれジグザグスキャン、オルタネートスキャ
ンと呼ばれる方式であり、何れの方式を用いるかは、ピ
クチャ単位で切り替えることが可能である。なお、入力
画像情報が飛び越し走査画像である場合には、図7
(B)に示すオルタネートスキャンの方が高い符号化効
率を実現することが知られている。
×4離散コサイン変換が規定されており、量子化後のス
キャン方式としては、図8(A)、(B)に示す番号順
にスキャンされる2通りの方式が現在規定されている。
図8(A)に示された方式は、シングルスキャンと呼ば
れるものであり、イントラマクロブロックに対する輝度
信号で、且つ量子化バラメータQPが24未満である場
合以外に用いられる方式である。その他の信号に関して
は、図8(B)に示された、ダブルスキャンと呼ばれる
方式が用いられる。つまり、インターブロック、又は量
子化パラメータQPが24以上のイントラマクロブロッ
クでは、平均して4×4マクロブロックに対する非零の
係数は1つであるため1つのEOB(End Of Block)信
号で十分であるが、量子化パラメータQPが24未満で
あるイントラマクロブロックの輝度信号では、2つ以上
の非零の係数が存在し、1ビットのEOB信号では不十
分であるため、図8(B)に示すようなダブルスキャン
が行われる。
として順次走査画像のみが規定されているが、将来的に
飛び越し走査画像をも取り扱えるように標準化作業が行
われている。
たシングルスキャン及びダブルスキャン方式は、図7
(A)に示した、MPEG2のジグザグスキャンに相当
するものであるため、垂直方向成分にフィールド間の差
分という形で高域情報を含む飛び越し走査画像に対して
は、必ずしも最適な符号化効率を提供するものではな
い。
提案されたものであり、飛び越し走査画像の場合にも、
より高い符号化効率を実現する画像情報符号化装置及び
その方法、画像情報復号装置及びその方法、並びにプロ
グラムを提供することを目的とする。
ために、本発明に係る画像情報符号化装置、画像情報符
号化方法及びプログラムは、入力画像信号を4×4画素
のブロックにブロック化し、該ブロック単位で直交変換
を施し、得られた直交変換係数を量子化及び可逆符号化
して画像圧縮情報を生成する際に、上記入力画像信号が
飛び越し走査画像である場合に、上記可逆符号化に先立
ち、量子化パラメータの値、輝度信号であるか色差信号
であるかの情報、及びイントラマクロブロックであるか
インターマクロブロックであるかの情報に基づいて垂直
方向優先のシングルスキャン方式又はダブルスキャン方
式を選択して、2次元配列である上記直交変換係数を1
次元配列に並べ替える。
ータの値が24未満である場合以外には上記シングルス
キャン方式が用いられ、その他の信号に関しては上記ダ
ブルスキャン方式が用いられる。
の位置を(0,0)とし、それぞれの成分を(x,y)
{x,y=0,1,2,3}とした場合、上記シングル
スキャン方式では、(0,0)→(0,1)→(1,
0)→(1,1)→(0,2)→(0,3)→(1,
3)→(1,2)→(2,0)→(2,1)→(2,
2)→(2,3)→(3,0)→(3,1)→(3,
2)→(3,3)の順に係数がスキャンされる。
キャン方式の一方では、(0,0)→(1,0)→
(2,0)→(2,1)→(2,2)→(3,0)→
(3,1)→(3,2)の順に係数がスキャンされ、他
方では、(0,1)→(0,2)→(0,3)→(1,
3)→(1,2)→(1,1)→(2,3)→(3,
3)の順に係数がスキャンされる。
発明に係る画像情報復号装置、画像情報復号方法及びプ
ログラムは、画像情報符号化装置において生成された画
像圧縮情報に可逆復号及び逆量子化を施し、得られた1
次元配列の直交変換係数を4×4画素の2次元配列のブ
ロック単位で逆直交変換して画像信号に復号する際に、
上記画像圧縮情報が飛び越し走査画像である場合に、上
記可逆復号後に、垂直方向優先のシングルスキャン方式
又はダブルスキャン方式により上記1次元配列である上
記直交変換係数を上記2次元配列に並べ替える。
数のDC成分の位置を(0,0)とし、それぞれの成分
を(x,y){x,y=0,1,2,3}とした場合、
上記シングルスキャン方式では、(0,0)→(0,
1)→(1,0)→(1,1)→(0,2)→(0,
3)→(1,3)→(1,2)→(2,0)→(2,
1)→(2,2)→(2,3)→(3,0)→(3,
1)→(3,2)→(3,3)の順に上記1次元配列の
直交変換係数が上記2次元配列に並べ替えられる。
方式の一方では、(0,0)→(1,0)→(2,0)
→(2,1)→(2,2)→(3,0)→(3,1)→
(3,2)の順に上記1次元配列の直交変換係数が上記
2次元配列に並べ替えられ、他方では、(0,1)→
(0,2)→(0,3)→(1,3)→(1,2)→
(1,1)→(2,3)→(3,3)の順に上記1次元
配列の直交変換係数が上記2次元配列に並べ替えられ
る。
ダ内のsingle_scanフィールド及びdoub
le_scanフィールドにおいて、当該スライスのス
キャン方式の情報として、上記シングルスキャン方式又
は上記ダブルスキャン方式が独立に指定されており、こ
のスキャン方式の情報に基づいて、上記1次元配列であ
る上記直交変換係数が上記2次元配列に並べ替えられ
る。
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。この実施の形態は、本発明を、例えばH.26L方
式に従って入力画像信号を4×4画素のブロックにブロ
ック化し、該ブロック単位で直交変換を施して量子化を
行い、画像圧縮情報を生成する画像情報符号化装置、及
びその画像圧縮情報を逆量子化し、逆直交変換を施して
復号する画像情報復号装置に適用したものである。
化装置の概略構成を図1に示す。図1に示すように、本
実施の形態における画像情報符号化装置10は、A/D
変換部11と、画面並べ替えバッファ12と、加算器1
3と、直交変換部14と、量子化部15と、可逆符号化
部16と、ジグザグスキャン部17と、オルタネートス
キャン部18と、蓄積バッファ19と、逆量子化部20
と、逆直交変換部21と、フレームメモリ22と、動き
予測・補償部23と、レート制御部24とにより構成さ
れている。
された画像信号をデジタル信号に変換する。そして、画
面並べ替えバッファ12は、当該画像情報符号化装置1
0から出力される画像圧縮情報のGOP(Group of Pic
tures)構造に応じて、フレームの並べ替えを行う。こ
こで、画面並べ替えバッファ12は、イントラ符号化が
行われる画像に関しては、フレーム全体の画像情報を直
交変換部14に供給する。直交変換部14は、画像情報
に対して離散コサイン変換又はカルーネン・レーベ変換
等の直交変換を施し、変換係数を量子化部15に供給す
る。
された変換係数に対して量子化処理を施す。
数に対して可変長符号化又は算術符号化等の可逆符号化
を施し、符号化された変換係数を蓄積バッファ19に供
給して蓄積させる。この符号化された変換係数は、画像
圧縮情報として出力される。ここで、詳しくは後述する
が、可逆符号化に先立ち、可逆符号化部16の構成要素
であるジグザグスキャン部17又はオルタネートスキャ
ン部18において、入力画像が順次走査画像であるか飛
び越し走査画像であるかに応じたスキャンが行われ、2
次元配列である変換係数が1次元配列に並べ替えられ
る。
によって制御される。また、量子化部15は、量子化後
の変換係数を逆量子化部20に供給し、逆量子化部20
は、その変換係数を逆量子化する。
係数に対して逆直交変換処理を施して復号画像情報を生
成し、その情報をフレームメモリ22に供給して蓄積さ
せる。
ター符号化が行われる画像に関しては、画像情報を動き
予測・補償部23に供給する。動き予測・補償部23
は、同時に、参照される画像情報をフレームメモリ22
より取り出し、動き予測・補償処理を施して参照画像情
報を生成する。
報を加算器13に供給し、加算器13は、参照画像情報
を当該画像情報との差分信号に変換する。また、動き補
償・予測部23は、同時に動きベクトル情報を可逆符号
化部17に供給する。
報に対して可変長符号化又は算術符号化等の可逆符号化
処理を施し、画像圧縮情報のヘッダ部に挿入される情報
を形成する。なお、その他の処理については、イントラ
符号化を施される画像圧縮情報と同様であるため、説明
を省略する。
装置の概略構成を図2に示す。図2に示すように、本実
施の形態における画像情報復号装置30は、蓄積バッフ
ァ31と、可逆復号部32と、ジグザグ逆スキャン部3
3と、オルタネート逆スキャン部34と、逆量子化部3
5と、逆直交変換部36と、加算器37と、画面並べ替
えバッファ38と、D/A変換部39と、動き予測・補
償部40と、フレームメモリ41とにより構成されてい
る。
された画像圧縮情報を一時的に格納した後、可逆復号部
32に転送する。可逆復号部32は、定められた画像圧
縮情報のフォーマットに基づき、画像圧縮情報に対して
可変長復号又は算術復号等の処理を施し、量子化された
変換係数を逆量子化部33に供給する。また、可逆復号
部32は、当該フレームがインター符号化されたもので
ある場合には、画像圧縮情報のヘッダ部に格納された動
きベクトル情報についても復号し、その情報を動き予測
・補償部40に供給する。ここで、詳しくは後述する
が、可逆復号後には、可逆復号部32の構成要素である
ジグザグ逆スキャン部33又はオルタネート逆スキャン
部34において、画像圧縮情報が順次走査画像であるか
飛び越し走査画像であるかに応じた逆スキャンが行わ
れ、1次元配列である変換係数が2次元配列に並べ替え
られる。
給された量子化後の変換係数を逆量子化し、変換係数を
逆直交変換部36に供給する。逆直交変換部36は、定
められた画像圧縮情報のフォーマットに基づき、変換係
数に対して逆離散コサイン変換又は逆カルーネン・レー
ベ変換等の逆直交変換を施す。
れたものである場合には、逆直交変換部36は、逆直交
変換処理後の画像情報を画面並べ替えバッファ38に供
給する。画面並べ替えバッファ38は、この画像情報を
一時的に格納した後、D/A変換部39に供給する。D
/A変換部39は、この画像情報に対してD/A変換処
理を施して出力する。
たものである場合には、動き予測・補償部40は、可逆
復号処理が施された動きベクトル情報とフレームメモリ
41に格納された画像情報とに基づいて参照画像を生成
する。加算器37は、この参照画像と逆直交変換部36
の出力とを合成する。なお、その他の処理については、
イントラ符号化されたフレームと同様であるため、説明
を省略する。
における画像情報符号化装置10では、ジグザグスキャ
ン部17及びオルタネートスキャン部18において、可
逆符号化に先立ち、順次走査画像であるか飛び越し走査
画像であるかに応じたスキャンが行われる。そこで、以
下では、ジグザグスキャン部17又はオルタネートスキ
ャン部18におけるスキャン処理について説明する。
場合には、ジグザグスキャン部17において、前述した
図8(A)、(B)に示すような現行のH.26Lで規
定されている2通りの方式の何れかが用いられる。すな
わち、イントラマクロブロックに対する輝度信号で、且
つ量子化バラメータQPが24未満である場合以外に
は、図8(A)に示されたシングルスキャン方式が用い
られ、その他の信号に関しては、図8(B)に示された
ダブルスキャン方式が用いられる。
ラメータQPが24以上のイントラマクロブロックで
は、平均して4×4マクロブロックに対する非零の係数
は1つであるため1つのEOB(End Of Block)信号で
十分であるが、量子化パラメータQPが24未満である
イントラマクロブロックの輝度信号では、2つ以上の非
零の係数が存在し、1ビットのEOB信号では不十分で
あるため、図8(B)に示すようなダブルスキャンが行
われる。
たシングルスキャン及びダブルスキャン方式は、MPE
G2のジグザグスキャンに相当するものであり、垂直方
向成分にフィールド間の差分という形で高域情報を含む
飛び越し走査画像に対しては、必ずしも最適な符号化効
率を提供するものではない。
が飛び越し走査画像である場合には、オルタネートスキ
ャン部18において、図3(A)、(B)に示すような
垂直方向優先のスキャンが行われる。この場合にも、イ
ントラマクロブロックに対する輝度信号で、且つ量子化
バラメータQPが24未満である場合以外には、図3
(A)に示すシングルスキャン方式が用いられ、その他
の信号に関しては、図3(B)に示すダブルスキャン方
式が用いられる。
タネートスキャン部18において用いられたスキャン方
式に関する情報は、画像情報符号化装置10から出力さ
れる画像圧縮情報に埋め込まれる。なお、H.26Lに
おいては、スライス単位のランダムアクセスを可能とす
るため、ランダムアクセスに必要な情報がスライスヘッ
ダに含まれている。このため、スキャン方式に関する情
報もスライス単位で含まれる必要がある。
像圧縮情報のスライスヘッダには、オプションでsingle
_scan及びdouble_scanというフィールドを持つ。これら
のフィールドが存在する場合には、スキャン方式に関す
る情報は、UVLC(Universal Variable Length Cod
e)により符号化されて画像圧縮情報中に埋め込まれ
る。なお、この符号化方式は、UVLCに限定されるも
のではなく、FLC(Fixed Length Coding)によって
符号化して画像圧縮情報に埋め込むようにしても構わな
い。
フィールドは、図4に示すようなCode_Numberを取り得
る。すなわち、Code_Numberの値が0である場合には、
図8に示されたジグザグスキャン方式を示し、Code_Num
berの値が1である場合には、図3に示したオルタネー
トスキャン方式を示すものとする。
ールドでは、上述したジグザグスキャンとオルタネート
スキャンとを別個に指定することも可能である。すなわ
ち、シングルスキャンに関しては、図8に示されたジグ
ザグスキャン方式を用い、ダブルスキャンに関しては図
3に示されたオルタネートスキャン方式を用いるといっ
たことも可能である。
圧縮情報を入力し、可逆復号部32における可逆復号後
に、ジグザグ逆スキャン部33又はオルタネート逆スキ
ャン部34において、上述したスキャン方式に関する情
報に基づいて逆スキャンが行われ、1次元配列である変
換係数が2次元配列に並べ替えられる。すなわち、スラ
イスヘッダのsingle_scan及びdouble_scanフィールドの
それぞれにおいて、Code_Numberの値が0である場合に
は、図8に示されたジグザグスキャン方式が選択され、
ジグザグ逆スキャン部33において逆スキャンが行われ
る。一方、Code_Numberの値が1である場合には、図3
に示したオルタネートスキャン方式が選択され、オルタ
ネート逆スキャン部34において逆スキャンが行われ
る。
はdouble_scanフィールドが存在しない場合、当該スラ
イスに含まれるマクロブロックにおいては、直前のスラ
イスで指定されたスキャン方式が用いられる。シーケン
ス先頭のスライスヘッダにsingle_scan又はdouble_scan
フィールドが存在しない場合については、シングルスキ
ャン方式、ダブルスキャン方式ともに、デフォルトで図
8に示されたジグザグスキャン方式を用いるようにす
る。
る画像情報符号化装置10においては、可逆符号化に先
立ち、順次走査画像についてはジグザグスキャン部17
において、飛び越し走査画像についてはオルタネートス
キャン部18において、スキャンが行われ、2次元配列
である変換係数が1次元配列に並べ替えられる。また、
画像情報復号装置30においては、可逆復号後に、順次
走査画像についてはジグザグ逆スキャン部33におい
て、飛び越し走査画像についてはオルタネート逆スキャ
ン部34において、逆スキャンが行われ、1次元配列で
ある変換係数が2次元配列に並べ替えられる。
直方向優先のシングルスキャン方式又はダブルスキャン
方式が用いられるため、垂直方向成分にフィールド間の
差分という形で高域情報を含む飛び越し走査画像に対し
ても、より高い符号化効率を実現することができる。
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
ェアの構成として説明したが、これに限定されるもので
はなく、画像情報符号化装置10及び画像情報復号装置
30における処理を、それぞれCPU(Central Proces
sing Unit)にコンピュータプログラムを実行させるこ
とにより実現することも可能である。
画像情報符号化装置、画像情報符号化方法及びプログラ
ムは、入力画像信号を4×4画素のブロックにブロック
化し、該ブロック単位で直交変換を施し、得られた直交
変換係数を量子化及び可逆符号化して画像圧縮情報を生
成する際に、上記入力画像信号が飛び越し走査画像であ
る場合に、上記可逆符号化に先立ち、量子化パラメータ
の値、輝度信号であるか色差信号であるかの情報、及び
イントラマクロブロックであるかインターマクロブロッ
クであるかの情報に基づいて垂直方向優先のシングルス
キャン方式又はダブルスキャン方式を選択して、2次元
配列である上記直交変換係数を1次元配列に並べ替え
る。
ータの値が24未満である場合以外には上記シングルス
キャン方式が用いられ、その他の信号に関しては上記ダ
ブルスキャン方式が用いられる。
の位置を(0,0)とし、それぞれの成分を(x,y)
{x,y=0,1,2,3}とした場合、上記シングル
スキャン方式では、(0,0)→(0,1)→(1,
0)→(1,1)→(0,2)→(0,3)→(1,
3)→(1,2)→(2,0)→(2,1)→(2,
2)→(2,3)→(3,0)→(3,1)→(3,
2)→(3,3)の順に係数がスキャンされる。
キャン方式の一方では、(0,0)→(1,0)→
(2,0)→(2,1)→(2,2)→(3,0)→
(3,1)→(3,2)の順に係数がスキャンされ、他
方では、(0,1)→(0,2)→(0,3)→(1,
3)→(1,2)→(1,1)→(2,3)→(3,
3)の順に係数がスキャンされる。
は、垂直方向優先のシングルスキャン方式又はダブルス
キャン方式が用いられるため、垂直方向成分にフィール
ド間の差分という形で高域情報を含む飛び越し走査画像
に対しても、より高い符号化効率を実現することができ
る。
像情報復号方法及びプログラムは、画像情報符号化装置
において生成された画像圧縮情報に可逆復号及び逆量子
化を施し、得られた1次元配列の直交変換係数を4×4
画素の2次元配列のブロック単位で逆直交変換して画像
信号に復号する際に、上記画像圧縮情報が飛び越し走査
画像である場合に、上記可逆復号後に、垂直方向優先の
シングルスキャン方式又はダブルスキャン方式により上
記1次元配列である上記直交変換係数を上記2次元配列
に並べ替える。
数のDC成分の位置を(0,0)とし、それぞれの成分
を(x,y){x,y=0,1,2,3}とした場合、
上記シングルスキャン方式では、(0,0)→(0,
1)→(1,0)→(1,1)→(0,2)→(0,
3)→(1,3)→(1,2)→(2,0)→(2,
1)→(2,2)→(2,3)→(3,0)→(3,
1)→(3,2)→(3,3)の順に上記1次元配列の
直交変換係数が上記2次元配列に並べ替えられる。
方式の一方では、(0,0)→(1,0)→(2,0)
→(2,1)→(2,2)→(3,0)→(3,1)→
(3,2)の順に上記1次元配列の直交変換係数が上記
2次元配列に並べ替えられ、他方では、(0,1)→
(0,2)→(0,3)→(1,3)→(1,2)→
(1,1)→(2,3)→(3,3)の順に上記1次元
配列の直交変換係数が上記2次元配列に並べ替えられ
る。
ダ内のsingle_scanフィールド及びdoub
le_scanフィールドにおいて、当該スライスのス
キャン方式の情報として、上記シングルスキャン方式又
は上記ダブルスキャン方式が独立に指定されており、こ
のスキャン方式の情報に基づいて、上記1次元配列であ
る上記直交変換係数が上記2次元配列に並べ替えられ
る。
は、画像情報符号化装置において垂直方向優先のシング
ルスキャン方式又はダブルスキャン方式が用いられ、垂
直方向成分にフィールド間の差分という形で高域情報を
含む飛び越し走査画像に対しても、より高い符号化効率
が実現されており、復号側では、画像圧縮情報中に埋め
込まれたスキャン方式の情報に基づいて符号化側に対応
する処理を施し、1次元配列である直交変換係数を2次
元配列に並べ替えることができる。
略構成を説明する図である。
構成を説明する図である。
式を説明する図であり、同図(A)は、シングルスキャ
ンを示し、同図(B)は、ダブルスキャンを示す。
報のスライスヘッダに含まれるsingle_scan
及びdouble_scanフィールドのCode_N
umberと、画像圧縮情報において用いられるシング
ルスキャン方式及びダブルスキャン方式との対応関係を
説明する図である。
等の直交変換と動き予測補償とにより画像圧縮を実現す
る従来の画像情報符号化装置の概略構成を説明する図で
ある。
報復号装置の概略構成を説明する図である。
サイン変換係数を1次元配列に変換する際のスキャン方
式を説明する図であり、同図(A)は、ジグザグスキャ
ン方式を示し、同図(B)は、オルタネートスキャン方
式を示す。
サイン変換係数を1次元配列に変換する際のスキャン方
式を説明する図であり、同図(A)は、シングルスキャ
ンを示し、同図(B)は、ダブルスキャンを示す。
画面並べ替えバッファ、13 加算器、14 直交変
換部、15 量子化部、16 可逆符号化部、17 ジ
グザグスキャン部、18 オルタネートスキャン部、1
9 蓄積バッファ、20 逆量子化部、21 逆直交変
換部、22 フレームメモリ、23 動き予測・補償
部、24 レート制御部、30 画像情報復号装置、3
1 蓄積バッファ、32 可逆復号部、33 ジグザグ
逆スキャン部、34 オルタネート逆スキャン部、35
逆量子化部、36 逆直交変換部、37 加算器、3
8画面並べ替えバッファ、39 D/A変換部、40
動き予測・補償部、41フレームメモリ
Claims (35)
- 【請求項1】 入力画像信号を4×4画素のブロックに
ブロック化し、該ブロック単位で直交変換を施し、得ら
れた直交変換係数を量子化及び可逆符号化して画像圧縮
情報を生成する画像情報符号化装置において、 上記入力画像信号が飛び越し走査画像である場合に、上
記可逆符号化に先立ち、量子化パラメータの値、輝度信
号であるか色差信号であるかの情報、及びイントラマク
ロブロックであるかインターマクロブロックであるかの
情報に基づいて垂直方向優先のシングルスキャン方式又
はダブルスキャン方式を選択して、2次元配列である上
記直交変換係数を1次元配列に並べ替えるスキャン手段
を備えることを特徴とする画像情報符号化装置。 - 【請求項2】 上記スキャン手段は、輝度信号であり且
つ量子化パラメータの値が24未満である場合以外には
上記シングルスキャン方式を用い、その他の信号に関し
ては上記ダブルスキャン方式を用いることを特徴とする
請求項1記載の画像情報符号化装置。 - 【請求項3】 直交変換後の係数のDC成分の位置を
(0,0)とし、それぞれの成分を(x,y){x,y
=0,1,2,3}とした場合、上記スキャン手段は、
上記シングルスキャン方式として、(0,0)→(0,
1)→(1,0)→(1,1)→(0,2)→(0,
3)→(1,3)→(1,2)→(2,0)→(2,
1)→(2,2)→(2,3)→(3,0)→(3,
1)→(3,2)→(3,3)の順に係数をスキャンす
ることを特徴とする請求項1記載の画像情報符号化装
置。 - 【請求項4】 直交変換後の係数のDC成分を(0,
0)とし、それぞれの成分を(x,y){x,y=0,
1,2,3}とした場合、上記スキャン手段は、上記ダ
ブルスキャン方式におけるスキャン方式の1つとして、
(0,0)→(1,0)→(2,0)→(2,1)→
(2,2)→(3,0)→(3,1)→(3,2)の順
に係数をスキャンすることを特徴とする請求項1記載の
画像情報符号化装置。 - 【請求項5】 直交変換後の係数のDC成分を(0,
0)とし、それぞれの成分を(x,y){x,y=0,
1,2,3}とした場合、上記スキャン手段は、上記ダ
ブルスキャン方式におけるスキャン方式の1つとして、
(0,1)→(0,2)→(0,3)→(1,3)→
(1,2)→(1,1)→(2,3)→(3,3)の順
に係数をスキャンすることを特徴とする請求項1記載の
画像情報符号化装置。 - 【請求項6】 上記画像圧縮情報のスライスヘッダ内の
single_scanフィールド及びdouble_
scanフィールドにおいて、当該スライスのスキャン
方式の情報として、上記シングルスキャン方式又は上記
ダブルスキャン方式が独立に指定されることを特徴とす
る請求項1記載の画像情報符号化装置。 - 【請求項7】 上記single_scanフィールド
及び上記double_scanフィールドにおいて、
Code_Numberの値0がジグザグスキャン方式
に対応し、Code_Numberの値1が垂直方向優
先のオルタネートスキャン方式に対応することを特徴と
する請求項6記載の画像情報符号化装置。 - 【請求項8】 上記スキャン方式の情報は、UVLC
(Universal Variable Length Coding)により符号化さ
れて、上記single_scanフィールド及び上記
double_scanフィールドに格納されることを
特徴とする請求項6記載の画像情報符号化装置。 - 【請求項9】 上記スキャン方式の情報は、FLC(Fi
xed Length Coding)により符号化されて、上記sin
gle_scanフィールド及び上記double_s
canフィールドに格納されることを特徴とする請求項
6記載の画像情報符号化装置。 - 【請求項10】 入力画像信号を4×4画素のブロック
にブロック化し、該ブロック単位で直交変換を施し、得
られた直交変換係数を量子化及び可逆符号化して画像圧
縮情報を生成する画像情報符号化方法において、 上記入力画像信号が飛び越し走査画像である場合に、上
記可逆符号化に先立ち、量子化パラメータの値、輝度信
号であるか色差信号であるかの情報、及びイントラマク
ロブロックであるかインターマクロブロックであるかの
情報に基づいて垂直方向優先のシングルスキャン方式又
はダブルスキャン方式を選択して、2次元配列である上
記直交変換係数を1次元配列に並べ替えるスキャン工程
を有することを特徴とする画像情報符号化方法。 - 【請求項11】 上記スキャン工程では、輝度信号であ
り且つ量子化パラメータの値が24未満である場合以外
には上記シングルスキャン方式が用いられ、その他の信
号に関しては上記ダブルスキャン方式が用いられること
を特徴とする請求項10記載の画像情報符号化方法。 - 【請求項12】 直交変換後の係数のDC成分の位置を
(0,0)とし、それぞれの成分を(x,y){x,y
=0,1,2,3}とした場合、上記スキャン工程で
は、上記シングルスキャン方式として、(0,0)→
(0,1)→(1,0)→(1,1)→(0,2)→
(0,3)→(1,3)→(1,2)→(2,0)→
(2,1)→(2,2)→(2,3)→(3,0)→
(3,1)→(3,2)→(3,3)の順に係数がスキ
ャンされることを特徴とする請求項10記載の画像情報
符号化方法。 - 【請求項13】 直交変換後の係数のDC成分を(0,
0)とし、それぞれの成分を(x,y){x,y=0,
1,2,3}とした場合、上記スキャン工程では、上記
ダブルスキャン方式のスキャン方式の1つとして、
(0,0)→(1,0)→(2,0)→(2,1)→
(2,2)→(3,0)→(3,1)→(3,2)の順
に係数がスキャンされることを特徴とする請求項10記
載の画像情報符号化方法。 - 【請求項14】 直交変換後の係数のDC成分を(0,
0)とし、それぞれの成分を(x,y){x,y=0,
1,2,3}とした場合、上記スキャン工程では、上記
ダブルスキャン方式のスキャン方式の1つとして、
(0,1)→(0,2)→(0,3)→(1,3)→
(1,2)→(1,1)→(2,3)→(3,3)の順
に係数がスキャンされることを特徴とする請求項10記
載の画像情報符号化方法。 - 【請求項15】 入力画像信号を4×4画素のブロック
にブロック化し、該ブロック単位で直交変換を施し、得
られた直交変換係数を量子化及び可逆符号化して画像圧
縮情報を生成する処理をコンピュータに実行させるプロ
グラムにおいて、 上記入力画像信号が飛び越し走査画像である場合に、上
記可逆符号化に先立ち、量子化パラメータの値、輝度信
号であるか色差信号であるかの情報、及びイントラマク
ロブロックであるかインターマクロブロックであるかの
情報に基づいて垂直方向優先のシングルスキャン方式又
はダブルスキャン方式を選択して、2次元配列である上
記直交変換係数を1次元配列に並べ替えるスキャン工程
を有することを特徴とするプログラム。 - 【請求項16】 上記スキャン工程では、輝度信号であ
り且つ量子化パラメータの値が24未満である場合以外
には上記シングルスキャン方式が用いられ、その他の信
号に関しては上記ダブルスキャン方式が用いられること
を特徴とする請求項15記載のプログラム。 - 【請求項17】 直交変換後の係数のDC成分の位置を
(0,0)とし、それぞれの成分を(x,y){x,y
=0,1,2,3}とした場合、上記スキャン工程で
は、上記シングルスキャン方式として、(0,0)→
(0,1)→(1,0)→(1,1)→(0,2)→
(0,3)→(1,3)→(1,2)→(2,0)→
(2,1)→(2,2)→(2,3)→(3,0)→
(3,1)→(3,2)→(3,3)の順に係数がスキ
ャンされることを特徴とする請求項15記載のプログラ
ム。 - 【請求項18】 直交変換後の係数のDC成分を(0,
0)とし、それぞれの成分を(x,y){x,y=0,
1,2,3}とした場合、上記スキャン工程では、上記
ダブルスキャン方式のスキャン方式の1つとして、
(0,0)→(1,0)→(2,0)→(2,1)→
(2,2)→(3,0)→(3,1)→(3,2)の順
に係数がスキャンされることを特徴とする請求項15記
載のプログラム。 - 【請求項19】 直交変換後の係数のDC成分を(0,
0)とし、それぞれの成分を(x,y){x,y=0,
1,2,3}とした場合、上記スキャン工程では、上記
ダブルスキャン方式のスキャン方式の1つとして、
(0,1)→(0,2)→(0,3)→(1,3)→
(1,2)→(1,1)→(2,3)→(3,3)の順
に係数がスキャンされることを特徴とする請求項15記
載のプログラム。 - 【請求項20】 画像情報符号化装置において生成され
た画像圧縮情報に可逆復号及び逆量子化を施し、得られ
た1次元配列の直交変換係数を4×4画素の2次元配列
のブロック単位で逆直交変換して画像信号に復号する画
像情報復号装置において、 上記画像圧縮情報が飛び越し走査画像である場合に、上
記可逆復号後に、垂直方向優先のシングルスキャン方式
又はダブルスキャン方式により上記1次元配列である上
記直交変換係数を上記2次元配列に並べ替える逆スキャ
ン手段を備えることを特徴とする画像情報復号装置。 - 【請求項21】 上記2次元配列の直交変換係数のDC
成分の位置を(0,0)とし、それぞれの成分を(x,
y){x,y=0,1,2,3}とした場合、上記逆ス
キャン手段は、上記シングルスキャン方式として、
(0,0)→(0,1)→(1,0)→(1,1)→
(0,2)→(0,3)→(1,3)→(1,2)→
(2,0)→(2,1)→(2,2)→(2,3)→
(3,0)→(3,1)→(3,2)→(3,3)の順
に上記1次元配列の直交変換係数を上記2次元配列に並
べ替えることを特徴とする請求項20記載の画像情報復
号装置。 - 【請求項22】 上記2次元配列の直交変換係数のDC
成分を(0,0)とし、それぞれの成分を(x,y)
{x,y=0,1,2,3}とした場合、上記逆スキャ
ン手段は、上記ダブルスキャン方式のスキャン方式の1
つとして、(0,0)→(1,0)→(2,0)→
(2,1)→(2,2)→(3,0)→(3,1)→
(3,2)の順に上記1次元配列の直交変換係数を上記
2次元配列に並べ替えることを特徴とする請求項20記
載の画像情報復号装置。 - 【請求項23】 上記2次元配列の直交変換係数のDC
成分を(0,0)とし、それぞれの成分を(x,y)
{x,y=0,1,2,3}とした場合、上記逆スキャ
ン手段は、上記ダブルスキャン方式のスキャン方式の1
つとして、(0,1)→(0,2)→(0,3)→
(1,3)→(1,2)→(1,1)→(2,3)→
(3,3)の順に上記1次元配列の直交変換係数を上記
2次元配列に並べ替えることを特徴とする請求項20記
載の画像情報復号装置。 - 【請求項24】 上記画像圧縮情報のスライスヘッダ内
のsingle_scanフィールド及びdouble
_scanフィールドにおいて、当該スライスのスキャ
ン方式の情報として、上記シングルスキャン方式又は上
記ダブルスキャン方式が独立に指定されており、 上記逆スキャン手段は、上記スキャン方式の情報に基づ
いて、上記1次元配列である上記直交変換係数を上記2
次元配列に並べ替えることを特徴とする請求項20記載
の画像情報復号装置。 - 【請求項25】 上記スキャン方式の情報において、上
記single_scanフィールド及び上記doub
le_scanフィールドのそれぞれについて、Cod
e_Numberの値0がジグザグスキャン方式に対応
し、Code_Numberの値1が垂直方向優先のオ
ルタネートスキャン方式に対応することを特徴とする請
求項24記載の画像情報復号装置。 - 【請求項26】 上記逆スキャン手段は、上記スライス
ヘッダ内に上記single_scanフィールド又は
上記double_scanフィールドが存在しない場
合には、直前のスライスで用いられたスキャン方式を用
いることを特徴とする請求項25記載の画像情報復号装
置。 - 【請求項27】 上記逆スキャン手段は、シーケンス最
初の上記スライスヘッダ内に上記single_sca
nフィールド又は上記double_scanフィール
ドが存在しない場合には、上記ジグザグスキャン方式を
用いることを特徴とする請求項25記載の画像情報復号
装置。 - 【請求項28】 画像情報符号化装置において生成され
た画像圧縮情報に可逆復号及び逆量子化を施し、得られ
た1次元配列の直交変換係数を4×4画素の2次元配列
のブロック単位で逆直交変換して画像信号に復号する画
像情報復号方法において、 上記画像圧縮情報が飛び越し走査画像である場合に、上
記可逆復号後に、垂直方向優先のシングルスキャン方式
又はダブルスキャン方式により上記1次元配列である上
記直交変換係数を上記2次元配列に並べ替える逆スキャ
ン工程を有することを特徴とする画像情報復号方法。 - 【請求項29】 上記2次元配列の直交変換係数のDC
成分の位置を(0,0)とし、それぞれの成分を(x,
y){x,y=0,1,2,3}とした場合、上記逆ス
キャン工程では、上記シングルスキャン方式として、
(0,0)→(0,1)→(1,0)→(1,1)→
(0,2)→(0,3)→(1,3)→(1,2)→
(2,0)→(2,1)→(2,2)→(2,3)→
(3,0)→(3,1)→(3,2)→(3,3)の順
に上記1次元配列の直交変換係数を上記2次元配列に並
べ替えることを特徴とする請求項28記載の画像情報復
号方法。 - 【請求項30】 上記2次元配列の直交変換係数のDC
成分を(0,0)とし、それぞれの成分を(x,y)
{x,y=0,1,2,3}とした場合、上記逆スキャ
ン工程では、上記ダブルスキャン方式のスキャン方式の
1つとして、(0,0)→(1,0)→(2,0)→
(2,1)→(2,2)→(3,0)→(3,1)→
(3,2)の順に上記1次元配列の直交変換係数を上記
2次元配列に並べ替えることを特徴とする請求項28記
載の画像情報復号方法。 - 【請求項31】 上記2次元配列の直交変換係数のDC
成分を(0,0)とし、それぞれの成分を(x,y)
{x,y=0,1,2,3}とした場合、上記逆スキャ
ン工程では、上記ダブルスキャン方式のスキャン方式の
1つとして、(0,1)→(0,2)→(0,3)→
(1,3)→(1,2)→(1,1)→(2,3)→
(3,3)の順に上記1次元配列の直交変換係数を上記
2次元配列に並べ替えることを特徴とする請求項28記
載の画像情報復号方法。 - 【請求項32】 画像情報符号化装置において生成され
た画像圧縮情報に可逆復号及び逆量子化を施し、得られ
た1次元配列の直交変換係数を4×4画素の2次元配列
のブロック単位で逆直交変換して画像信号に復号する処
理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、 上記画像圧縮情報が飛び越し走査画像である場合に、上
記可逆復号後に、垂直方向優先のシングルスキャン方式
又はダブルスキャン方式により上記1次元配列である上
記直交変換係数を上記2次元配列に並べ替える逆スキャ
ン工程を有することを特徴とするプログラム。 - 【請求項33】 上記2次元配列の直交変換係数のDC
成分の位置を(0,0)とし、それぞれの成分を(x,
y){x,y=0,1,2,3}とした場合、上記逆ス
キャン工程では、上記シングルスキャン方式として、
(0,0)→(0,1)→(1,0)→(1,1)→
(0,2)→(0,3)→(1,3)→(1,2)→
(2,0)→(2,1)→(2,2)→(2,3)→
(3,0)→(3,1)→(3,2)→(3,3)の順
に上記1次元配列の直交変換係数を上記2次元配列に並
べ替えることを特徴とする請求項32記載のプログラ
ム。 - 【請求項34】 上記2次元配列の直交変換係数のDC
成分を(0,0)とし、それぞれの成分を(x,y)
{x,y=0,1,2,3}とした場合、上記逆スキャ
ン工程では、上記ダブルスキャン方式のスキャン方式の
1つとして、(0,0)→(1,0)→(2,0)→
(2,1)→(2,2)→(3,0)→(3,1)→
(3,2)の順に上記1次元配列の直交変換係数を上記
2次元配列に並べ替えることを特徴とする請求項32記
載のプログラム。 - 【請求項35】 上記2次元配列の直交変換係数のDC
成分を(0,0)とし、それぞれの成分を(x,y)
{x,y=0,1,2,3}とした場合、上記逆スキャ
ン工程では、上記ダブルスキャン方式のスキャン方式の
1つとして、(0,1)→(0,2)→(0,3)→
(1,3)→(1,2)→(1,1)→(2,3)→
(3,3)の順に上記1次元配列の直交変換係数を上記
2次元配列に並べ替えることを特徴とする請求項32記
載のプログラム。
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