JP3481112B2 - 動画像復号化装置 - Google Patents

動画像復号化装置

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JP3481112B2
JP3481112B2 JP35736297A JP35736297A JP3481112B2 JP 3481112 B2 JP3481112 B2 JP 3481112B2 JP 35736297 A JP35736297 A JP 35736297A JP 35736297 A JP35736297 A JP 35736297A JP 3481112 B2 JP3481112 B2 JP 3481112B2
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動画像復号化装
置に関し、例えばMPEG方式で圧縮符号化された信号
を復号化して、原画像の解像度より低い解像度の再生画
像を得るのに適した動画像復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、デジタルTVなどの分野にお
いて画像データを圧縮符号化するための画像符号化方式
として、MPEG(Moving Picture Expert Group)方式
が知られている。
【0003】MPEG方式の代表的なものに、MPEG
1とMPEG2とがある。MPEG1では、順次走査
(ノンインターレース)の画像のみ扱われていたが、M
PEG2では、順次走査の画像だけでなく、飛び越し走
査(インターレース走査)の画像も扱われるようになっ
た。
【0004】これらのMPEGの符号化には、動き補償
予測(時間的圧縮)、DCT(空間的圧縮)及びエント
ロピー符号化(可変長符号化)が採用されている。MP
EGの符号化では、まず、16(水平方向画素数)×1
6(垂直方向画素数)の大きさのマクロブロック単位ご
とに、時間軸方向の予測符号化(MPEG1ではフレー
ム予測符号化が、MPEG2ではフレーム予測符号化ま
たはフィールド予測符号化)が行われる。予測符号化方
式に対応してIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの3
種類の画像タイプが存在する。以下においては、フレー
ム予測符号化を例にとって説明する。
【0005】(1)Iピクチャ:フレーム内の情報のみ
から符号化された画面で、フレーム間予測を行わずに生
成される画面であり、Iピクチャ内の全てのマクロブロ
ック・タイプは、フレーム内情報のみで符号化するフレ
ーム内号化である。
【0006】(2)Pピクチャ:IまたはPピクチャか
らの予測を行うことによってできる画面であり、一般的
に、Pピクチャ内のマクロブロック・タイプは、フレー
ム内情報のみで符号化するフレーム内符号化と、過去の
再生画像から予測する順方向フレーム間予測符号化との
両方を含んでいる。
【0007】(3)Bピクチャ:双方向予測によってで
きる画面で、一般的に、以下のマクロブロック・タイプ
を含んでいる。 a.フレーム内情報のみで符号化するフレーム内号化 b.過去の再生画像から予測する順方向フレーム間予測
符号化 c.未来から予測する逆方向フレーム間予測符号化 d.前後両方の予測による内挿的フレーム間予測符号化 ここで、内挿的フレーム間予測とは、順方向予測と逆方
向予測の2つの予測を対応画素間で平均することをい
う。
【0008】MPEG符号器では、原画像の画像データ
は、16(水平方向画素数)×16(垂直方向画素数)
の大きさのマクロブロック単位に分割される。マクロブ
ロック・タイプがフレーム内号化以外のマクロブロッ
クに対しては、マクロブロック・タイプに応じたフレー
ム間予測が行われ、予測誤差データが生成される。
【0009】マクロブロック単位毎の画像データ(マク
ロブロック・タイプがフレーム内号化である場合)ま
たは予測誤差データ(マクロブロック・タイプがフレー
ム間予測符号化である場合)は、8×8の大きさの4つ
のサブブロックに分割され、各サブブロックの画像デー
タに直交変換の1種である2次元離散コサイン変換(D
CT:Discrete Cosine Transform )が数式5に基づい
て行われる。つまり、図4に示すように、8×8の大き
さのブロック内の各データf(i,j)に基づいて、u
v空間(u:水平周波数,v:垂直周波数)における各
DCT(直交変換)係数F(u,v)が得られる。
【0010】
【数5】
【0011】MPEG1では、DCTには、フレームD
CTモードのみであるが、MPEG2のフレーム構造で
は、マクロブロック単位でフレームDCTモードとフィ
ールドDCTモードに切り換えることができる。ただ
し、MPEG2のフィールド構造では、フィールドDC
Tモードのみである。
【0012】フレームDCTモードでは、16×16の
マクロブロックが、4分割され左上の8×8のブロッ
ク、右上の8列8行のブロック、左下の8×8のブロッ
ク、右下の8×8のブロック毎にDCTが行われる。
【0013】一方、フィールドDCTモードでは、16
×16のマクロブロックの左半分の8(水平方向画素
数)×16(垂直方向画素数)のブロック内の奇数ライ
ンのみからなる8×8のデータ群、左半分の8×16の
ブロック内の偶数ラインのみからなる8×8のデータ
群、右半分の8(水平方向画素数)×16(垂直方向画
素数)のブロック内の奇数ラインのみからなる8×8の
データ群および右半分の8×16のブロック内の偶数ラ
インのみからなる8×8のデータ群の各データ群毎にD
CTが行われる。
【0014】上記のようにして得られたDCT係数に対
して量子化が施され、量子化されたDCT係数が生成さ
れる。量子化されたDCT係数は、ジグザグスキャンま
たはオルタネートスキャンされて1次元に並べられ、可
変長符号器によって符号化される。MPEG符号器から
は、可変長符号器によって得られた変換係数の可変長符
号とともに、マクロブロック・タイプを示す情報を含む
制御情報および動きベクトルの可変長符号が出力され
る。
【0015】図3は、MPEG復号器の構成を示すブロ
ック図である。
【0016】変換係数の可変長符号は、可変長復号化器
101に送られる。マクロブロック・タイプを含む制御
信号はCPU110に送られる。動きベクトルの可変長
符号は、可変長復号化器109に送られて復号化され
る。可変長復号化器109によって得られた動きベクト
ルは、第1参照画像用メモリ106および第2参照画像
用メモリ107に、参照画像の切り出し位置を制御する
ための制御信号として送られる。
【0017】可変長復号化器101は、変換係数の可変
長符号を復号化する。逆量子化器102は、可変長復号
化器101から得られた変換係数(量子化されたDCT
係数)を逆量子化してDCT係数に変換する。
【0018】逆DCT回路103は、逆量子化器102
で生成されたDCT係数列を8×8のサブブロック単位
のDCT係数に戻すとともに、数式6に示す逆変換式に
基づいて8×8の逆DCTを行う。つまり、図4に示す
ように、8×8のDCT係数F(u,v)に基づいて、
8×8のサブブロック単位のデータf(i,j)が得ら
れる。また、4つのサブブロック単位のデータf(i,
j)に基づいて1つのマクロブロック単位の再生画像デ
ータまたは予測誤差データを生成する。
【0019】
【数6】
【0020】逆DCT回路103によって生成されたマ
クロブロック単位の予測誤差データには、そのマクロブ
ロック・タイプに応じた参照画像データが加算器104
によって加算されて、再生画像データが生成される。参
照画像データは、スイッチ112を介して加算器104
に送られる。ただし、逆DCT回路103から出力され
たデータがフレーム内号に対する再生画像データであ
る場合には、参照画像データは加算されない。
【0021】逆DCT回路103または加算器104に
よって得られたマクロブロック単位の画像データが、B
ピクチャに対する再生画像データである場合には、その
再生画像データはスイッチ113に送られる。
【0022】逆DCT回路103または加算器104に
よって得られたマクロブロック単位の再生画像データ
が、IピクチャまたはPピクチャに対する再生画像デー
タである場合には、その再生画像データはスイッチ11
1を介して第1参照画像用メモリ106または第2参照
画像用メモリ107に格納される。スイッチ111は、
CPU110によって制御される。
【0023】平均化部108は、メモリ106、107
から読出された再生画像データを平均して、内挿的フレ
ーム間予測符号化に用いられる参照画像データを生成す
る。
【0024】スイッチ112は、CPU110によって
次のように制御される。逆DCT回路103から出力さ
れたデータがフレーム内号に対する再生画像データで
ある場合には、スイッチ112の共通端子が接地端子に
切り換えられる。
【0025】逆DCT回路103から出力されたデータ
が順方向フレーム間予測符号に対する予測誤差データで
ある場合または逆方向フレーム間予測符号に対する予測
誤差データである場合には、スイッチ112の共通端子
が第1参照画像用メモリ106の出力が送られる端子ま
たは第2参照画像用メモリ107の出力が送られる端子
のいずれか一方を選択するように切り換えられる。な
お、参照画像用メモリ106、107から参照画像が読
み出される場合には、可変長復号化器109からの動き
ベクトルに基づいて、参照画像の切り出し位置が制御さ
れる。
【0026】逆DCT回路103から出力されたデータ
が内挿的フレーム間予測符号に対する予測誤差データで
ある場合には、スイッチ112の共通端子が平均化部1
08の出力が送られる端子を選択するように切り換えら
れる。
【0027】スイッチ113は、加算器104から送ら
れてくるBピクチャに対する再生画像データ、参照画像
用メモリ106に格納されたIピクチャまたはPピクチ
ャに対する再生画像データ、参照画像用メモリ107に
格納されたIピクチャまたはPピクチャに対する再生画
像データが原画像の順序と同じ順番で出力されるように
CPU110によって制御される。復号器から出力され
た画像データはモニタ装置に与えられ、モニタ装置の表
示画面に原画像が表示される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のMPEG復
号器では、参照画像用として2画面分のメモリが必要で
あり、メモリ容量が大きいという問題があった。
【0029】この発明は、メモリ容量の低減化が図れる
動画像復号化装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明による動画像復
号化装置は、入力信号から得られた所定の大きさのブロ
ック単位の直交変換係数のうち、垂直周波数の高域部分
を残し、且つ、水平周波数の高域部分の係数のみを除去
して変換係数を半分に削減する係数削減回路、前記係数
削減回路によって削減された変換係数を用いて逆直交変
換を行うことにより、ブロック単位毎に水平方向の画素
が1/2に削減された再生画像データまたは時間軸予
測誤差データを得る逆直交変換回路、前記逆直交変換回
路によって得られた時間軸予測誤差データと所定の参照
画像データとに基づいて、水平方向の画素数が1/2に
削減された再生画像データを生成する加算器、ならびに
当該加算器によって得られた再生画像データのうち参照
画像データを生成するために必要な再生画像データを記
憶する1または複数の参照画像用メモリを備えているこ
とを特徴とする。
【0031】前記所定のブロック単位が、水平方向
素数がMで、垂直方向画素数がNのM×Nの大きさの
ブロック単位であり、原画像の符号化時において直交変
換が数式7に基づいて行われたとすると、前記逆直交変
換回路としては数式8に基づいて逆直交変換を行うもの
が用いられる。
【0032】
【数7】
【0033】
【数8】
【0034】前記所定のブロック単位が、水平方向
素数が8で、垂直方向画素数が8の8×8の大きさの
ブロック単位であり、原画像の符号化時において直交変
換が数式9に基づいて行われたとすると、前記逆直交変
換回路としては数式10に基づいて逆変換を行うものが
用いられる。
【0035】
【数9】
【0036】
【数10】
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2を参照し
て、この発明をMPEG復号器に適用した場合の実施の
形態について説明する。
【0038】図1は、MPEG復号器の構成を示してい
る。
【0039】変換係数の可変長符号は、可変長復号化器
1に送られる。マクロブロック・タイプを含む制御信号
はCPU20に送られる。動きベクトルの可変長符号
は、可変長復号化器10に送られて復号化される。可変
長復号化器10によって得られた動きベクトルは、ベク
トル値変換回路11に送られ、動きベクトルの水平方向
の大きさが1/2になるように変換される。ベクトル値
変換回路11によって水平方向の大きさが1/2になる
ように変換された動きベクトルは、第1参照画像用メモ
リ7および第2参照画像用メモリ8に、参照画像の切り
出し位置を制御するための制御信号として送られる。
【0040】可変長復号化器1は、変換係数の可変長符
号を復号化する。逆量子化器2は、可変長復号化器1か
ら得られた変換係数(量子化されたDCT係数)を逆量
子化してDCT係数に変換する。水平高域係数除去回路
(係数削減回路)3は、図2(a)に示すように、逆量
子化器2で生成されたDCT係数列を8(水平方向画素
数)×8(垂直方向画素数)のサブブロック単位に対応
する8×8のDCT係数F(u,v)(ただし、u=
0,1,…7、v=0,1,…7)に戻すとともに、各
サブブロックの水平周波数の高域部分のDCT係数を除
去して、図2(b)に示すように4(水平周波数方向
u)×8(垂直周波数方向v)の数のDCT係数F
(u,v)(ただし、u=0,1,…3、v=0,1,
…7)に変換する。
【0041】逆DCT回路4は、水平高域係数除去回路
3で生成された4×8の数のDCT係数に、数式11で
示すような4×8の逆DCTを施して、図2(c)に示
すような元のサブブロック単位のデータが水平方向に1
/2に圧縮された4(水平方向画素数)×8(垂直方向
画素数)のデータ数からなるデータf(i,j)(ただ
し、i=0,1,…3、j=0,1,…7)を生成す
る。
【0042】
【数11】
【0043】また、このようにして得られた1つのマク
ロブロックを構成する4つのサブブロック単位に対応す
る画像データに基づいて水平方向が1/2に圧縮された
8×16の1つのマクロブロック単位の再生画像データ
または予測誤差データを生成する。したがって、逆DC
T回路4によって得られるマクロブロック単位のデータ
量は、原画像のマクロブロック単位の画像データ量の半
分となる。
【0044】逆DCT回路4によって生成された水平方
向が1/2に圧縮された8×16のマクロブロック単位
の予測誤差データには、そのマクロブロック・タイプに
応じた参照画像データ(水平方向が1/2に圧縮された
8×16のマクロブロック単位の参照画像データ)が加
算器5によって加算され、再生画像データが生成され
る。参照画像データは、スイッチ13を介して加算器5
に送られる。ただし、逆DCT回路4から出力された画
像データがフレーム内号に対する再生画像データであ
る場合には、参照画像データは加算されない。
【0045】逆DCT回路4または加算器5によって得
られた水平方向が1/2に圧縮された8×16のマクロ
ブロック単位の再生画像データが、Bピクチャに対する
再生画像データである場合には、その再生画像データは
スイッチ14に送られる。
【0046】逆DCT回路4または加算器5によって得
られたマクロブロック単位の再生画像データが、Iピク
チャまたはPピクチャに対する再生画像データである場
合には、その再生画像データはスイッチ12を介して第
1参照画像用メモリ7または第2参照画像用メモリ8に
格納される。第1参照画像用メモリ7または第2参照画
像用メモリ8に格納される画像データ量は従来の1/2
となる。スイッチ12は、CPU20によって制御され
る。
【0047】平均化部9は、第1参照画像用メモリ7お
よび第2参照画像用メモリ8から読出された画像データ
を平均して、内挿的フレーム間予測符号化に用いられる
8×16のマクロブロック単位の参照画像データを生成
する。
【0048】スイッチ13は、CPU20によって次の
ように制御される。逆DCT回路4から出力されたデー
タがフレーム内号化に対する再生画像データである場
合には、スイッチ13の共通端子が接地端子に切り換え
られる。
【0049】逆DCT回路4から出力されたデータが順
方向フレーム間予測符号に対する予測誤差データである
場合または逆方向フレーム間予測符号に対する予測誤差
データである場合には、スイッチ13の共通端子が第1
参照画像用メモリ7からの参照画像データが送られる端
子または第2参照画像用メモリ8からの参照画像データ
が送られる端子のいずれか一方を選択するように切り換
えられる。
【0050】なお、参照画像用メモリ7、8から参照画
像が読み出される場合には、ベクトル値変換回路11か
らの動きベクトルに基づいて、その切り出し位置が制御
される。ベクトル値変換回路11によって動きベクトル
の水平方向の大きさが1/2に変換されているのは、加
算器5から参照画像用メモリ7、8に送られるマクロブ
ロック単位の画像データが水平方向に1/2に圧縮され
たものとなっているためである。
【0051】逆DCT回路4から出力されたデータが内
挿的フレーム間予測符号に対する予測誤差データである
場合には、スイッチ13の共通端子が平均化部9の出力
が送られる端子を選択するように切り換えられる。
【0052】スイッチ14は、加算器5からスイッチ1
4に送られてきたBピクチャに対する再生画像データ、
参照画像用メモリ7に格納されたIピクチャまたはPピ
クチャに対する再生画像データ、参照画像用メモリ8に
格納されたIピクチャまたはPピクチャに対する再生画
像データが原画像の順序と同じ順番で出力されるように
CPU20によって制御される。スイッチ14から出力
された画像データは、フォーマット変換回路15によっ
てモニタ装置の水平および垂直走査線数に対応するよう
にフォーマット変換された後、モニタ装置に送られる。
【0053】上記実施の形態によれば、第1参照画像用
メモリ7および第2参照画像用メモリ8として、従来の
それらの容量の1/2のものを用いることができる。
【0054】ところで、逆量子化器2から得られるサブ
ブロック毎の8×8の変換係数のうち、水平周波数の高
域部分のみならず垂直周波数の広域部分を除去し、水平
および垂直周波数が共に低い領域の4×4の変換係数の
みを用いて4×4の逆変換を行って水平および垂直方向
に1/2に圧縮されたデータを生成することが考えられ
る。このようにすると、第1参照画像用メモリ7および
第2参照画像用メモリ8の容量を、従来の1/4にする
ことができる。
【0055】しかしながら、水平周波数の高域部分のみ
ならず垂直周波数の高域部分をも除去して、4×4の逆
変換を行った場合には、復号しようとする画像がインタ
ーレース画像である場合には、空間軸と時間軸とが混合
されて画像劣化が生じるという問題がある。このような
画像劣化が生じるのを防止するため、上記実施の形態で
は、水平周波数の高域部分の係数のみを除去し、垂直周
波数の高域部分の係数を残して、4×8の逆変換を行っ
ているのである。
【0056】この発明によれば、メモリ容量の低減化が
図れる動画像復号化装置が得られる。また、水平周波数
の高域部分の係数のみを除去し、垂直周波数の高域部分
の係数を残して、逆直交変換を行っているので、復号し
ようとする画像がインターレース画像である場合に、空
間軸と時間軸とが混合されて画像劣化が生じるのを防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MPEG復号器の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】水平高域係数除去回路によって水平空間周波数
の高域部分が除去された後のDCT係数を示すととも
に、逆DCT回路によって逆変換された後のデータを示
す模式図である。
【図3】従来のMPEG復号器の構成を示すブロック図
である。
【図4】MPEG符号器で行われるDCTおよび従来の
MPEG復号器で行われる逆DCTを説明するための模
式図である。
【符号の説明】
1 可変長復号化器 2 逆量子化器 3 水平高域係数除去回路 4 逆DCT回路 5 加算器 7 第1参照画像用メモリ 8 第2参照画像用メモリ 9 平均化部 10 可変長復号化器 11 ベクトル値変換回路 12、13、14 スイッチ 15 フォーマット変換回路 20 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 昭彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−247673(JP,A) 特開 平6−22291(JP,A) 特開 平6−197326(JP,A) 特開 平6−197334(JP,A) 特開 平8−116539(JP,A) 特開 平8−205161(JP,A) 特開 平9−247671(JP,A) 特開 平9−252469(JP,A) 米国特許5262854(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号から得られた所定の大きさのブ
    ロック単位の直交変換係数のうち、垂直周波数の高域部
    分を残し、且つ、水平周波数の高域部分の係数のみを除
    去して変換係数を半分に削減する係数削減回路、前記 係数削減回路によって削減された変換係数を用いて
    逆直交変換を行うことにより、ブロック単位毎に水平方
    の画素数が1/2に削減された再生画像データまたは
    時間軸予測誤差データを得る逆直交変換回路、前記 逆直交変換回路によって得られた時間軸予測誤差デ
    ータと所定の参照画像データとに基づいて、水平方向
    画素数が1/2に削減された再生画像データを生成する
    加算器、ならびに当該 加算器によって得られた再生画像データのうち前記
    参照画像データを生成するために必要な再生画像データ
    を記憶する1または複数の参照画像用メモリを備えてい
    る動画像復号化装置。
  2. 【請求項2】 前記所定のブロック単位は、水平方向
    画素数がMで、垂直方向画素数がNのM×Nの大きさ
    のブロック単位であり、原画像の符号化時において直交
    変換が数式1に基づいて行われたとすると、前記逆直交
    変換回路は数式2に基づいて逆直交変換を行うものであ
    る請求項1に記載の動画像復号化装置。 【数1】 【数2】
  3. 【請求項3】 前記所定のブロック単位は、水平方向
    画素数が8で、垂直方向画素数が8の8×8の大きさ
    のブロック単位であり、原画像の符号化時において直交
    変換が数式3に基づいて行われたとすると、前記逆直交
    変換回路は数式4に基づいて逆変換を行うものである請
    求項1に記載の動画像復号化装置。 【数3】 【数4】
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