JP3384738B2 - 動画像復号化方法 - Google Patents
動画像復号化方法Info
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Description
置に関し、特にMPEG方式で圧縮符号化された信号を
復号化して、原画像の解像度より低い解像度の再生画像
を得るのに適した動画像復号化方法に関する。
いて画像データを圧縮符号化するための画像符号化方式
として、MPEG(Moving Picture Expert Group)方式
が知られている。
1とMPEG2とがある。MPEG1では、順次走査
(ノンインターレース)の画像のみ扱われていたが、M
PEG2では、順次走査の画像だけでなく、飛び越し走
査(インターレース走査)の画像も扱われるようになっ
た。
予測(時間的圧縮)、DCT(空間的圧縮)及びエント
ロピー符号化(可変長符号化)が採用されている。MP
EGの符号化では、まず、マクロブロックごとに、時間
軸方向の予測符号化(MPEG1ではフレーム予測符号
化が、MPEG2ではフレーム予測符号化またはフィー
ルド予測符号化)が行われる。
トの場合、16(水平方向画素数)×16(垂直方向画
素数)の大きさのY信号(輝度信号)と、8(水平方向
画素数)×8(垂直方向画素数)の大きさのCb信号
(色差信号)と、8(水平方向画素数)×8(垂直方向
画素数)の大きさのCr信号(色差信号)とからなる。
のみ説明する。予測符号化方式に対応してIピクチャ、
Pピクチャ、Bピクチャの3種類の画像タイプが存在す
る。以下においては、フレーム予測符号化を例にとって
説明する。
から符号化された画面で、フレーム間予測を行わずに生
成される画面であり、Iピクチャ内の全てのマクロブロ
ック・タイプは、フレーム内情報のみで符号化するフレ
ーム内予測符号化である。
らの予測を行うことによってできる画面であり、一般的
に、Pピクチャ内のマクロブロック・タイプは、フレー
ム内情報のみで符号化するフレーム内符号化と、過去の
再生画像から予測する順方向フレーム間予測符号化との
両方を含んでいる。
きる画面で、一般的に、以下のマクロブロック・タイプ
を含んでいる。 a.フレーム内情報のみで符号化するフレーム内予測符
号化 b.過去の再生画像から予測する順方向フレーム間予測
符号化 c.未来から予測する逆方向フレーム間予測符号化 d.前後両方の予測による内挿的フレーム間予測符号化 ここで、内挿的フレーム間予測とは、順方向予測と逆方
向予測の2つの予測を対応画素間で平均することをい
う。
は、16(水平方向画素数)×16(垂直方向画素数)
の大きさのマクロブロック単位に分割される。マクロブ
ロック・タイプがフレーム内予測符号化以外のマクロブ
ロックに対しては、マクロブロック・タイプに応じたフ
レーム間予測が行われ、予測誤差データが生成される。
ロブロック・タイプがフレーム内予測符号化である場
合)または予測誤差データ(マクロブロック・タイプが
フレーム間予測符号化である場合)は、8×8の大きさ
の4つのサブブロックに分割され、各サブブロックの画
像データに直交変換の1種である2次元離散コサイン変
換(DCT:Discrete Cosine Transform )が数式1に
基づいて行われる。つまり、図8に示すように、8×8
の大きさのブロック内の各データf(i,j)に基づい
て、uv空間(u:水平周波数,v:垂直周波数)にお
ける各DCT(直交変換)係数F(u,v)が得られ
る。
CTモードのみであるが、MPEG2のフレーム構造で
は、マクロブロック単位でフレームDCTモードとフィ
ールドDCTモードに切り換えることができる。ただ
し、MPEG2のフィールド構造では、フィールドDC
Tモードのみである。
マクロブロックが、4分割され左上の8×8のブロッ
ク、右上の8列8行のブロック、左下の8×8のブロッ
ク、右下の8×8のブロック毎にDCTが行われる。
×16のマクロブロックの左半分の8(水平方向画素
数)×16(垂直方向画素数)のブロック内の奇数ライ
ンのみからなる8×8のデータ群、左半分の8×16の
ブロック内の偶数ラインのみからなる8×8のデータ
群、右半分の8(水平方向画素数)×16(垂直方向画
素数)のブロック内の奇数ラインのみからなる8×8の
データ群および右半分の8×16のブロック内の偶数ラ
インのみからなる8×8のデータ群の各データ群毎にD
CTが行われる。
して量子化が施され、量子化されたDCT係数が生成さ
れる。量子化されたDCT係数は、ジグザグスキャンま
たはオルタネートスキャンされて1次元に並べられ、可
変長符号器によって符号化される。MPEG符号器から
は、可変長符号器によって得られた変換係数の可変長符
号とともに、マクロブロック・タイプを示す情報を含む
制御情報および動きベクトルの可変長符号が出力され
る。
ック図である。
101に送られる。マクロブロック・タイプを含む制御
信号はCPU110に送られる。動きベクトルの可変長
符号は、可変長復号化器109に送られて復号化され
る。可変長復号化器109によって得られた動きベクト
ルは、第1参照画像用メモリ106および第2参照画像
用メモリ107に、参照画像の切り出し位置を制御する
ための制御信号として送られる。
長符号を復号化する。逆量子化器102は、可変長復号
化器101から得られた変換係数(量子化されたDCT
係数)を逆量子化してDCT係数に変換する。
で生成されたDCT係数列を8×8のサブブロック単位
のDCT係数に戻すとともに、数式2に示す逆変換式に
基づいて8×8の逆DCTを行う。つまり、図8に示す
ように、8×8のDCT係数F(u,v)に基づいて、
8×8のサブブロック単位のデータf(i,j)が得ら
れる。また、4つのサブブロック単位のデータf(i,
j)に基づいて1つのマクロブロック単位の再生画像デ
ータまたは予測誤差データを生成する。
クロブロック単位の予測誤差データには、そのマクロブ
ロック・タイプに応じた参照画像データが加算器104
によって加算されて、再生画像データが生成される。参
照画像データは、スイッチ112を介して加算器104
に送られる。ただし、逆DCT回路103から出力され
たデータがフレーム内予測符号に対する再生画像データ
である場合には、参照画像データは加算されない。
よって得られたマクロブロック単位の画像データが、B
ピクチャに対する再生画像データである場合には、その
再生画像データはスイッチ113に送られる。
よって得られたマクロブロック単位の再生画像データ
が、IピクチャまたはPピクチャに対する再生画像デー
タである場合には、その再生画像データはスイッチ11
1を介して第1参照画像用メモリ106または第2参照
画像用メモリ107に格納される。スイッチ111は、
CPU110によって制御される。
から読出された再生画像データを平均して、内挿的フレ
ーム間予測符号化に用いられる参照画像データを生成す
る。
次のように制御される。逆DCT回路103から出力さ
れたデータがフレーム内予測符号に対する再生画像デー
タである場合には、スイッチ112の共通端子が接地端
子に切り換えられる。
が順方向フレーム間予測符号に対する予測誤差データで
ある場合または逆方向フレーム間予測符号に対する予測
誤差データである場合には、スイッチ112の共通端子
が第1参照画像用メモリ106の出力が送られる端子ま
たは第2参照画像用メモリ107の出力が送られる端子
のいずれか一方を選択するように切り換えられる。な
お、参照画像用メモリ106、107から参照画像が読
み出される場合には、可変長復号化器109からの動き
ベクトルに基づいて、参照画像の切り出し位置が制御さ
れる。
が内挿的フレーム間予測符号に対する予測誤差データで
ある場合には、スイッチ112の共通端子が平均化部1
08の出力が送られる端子を選択するように切り換えら
れる。
れてくるBピクチャに対する再生画像データ、参照画像
用メモリ106に格納されたIピクチャまたはPピクチ
ャに対する再生画像データ、参照画像用メモリ107に
格納されたIピクチャまたはPピクチャに対する再生画
像データが原画像の順序と同じ順番で出力されるように
CPU110によって制御される。復号器から出力され
た画像データはモニタ装置に与えられ、モニタ装置の表
示画面に原画像が表示される。
像度より低い解像度の再生画像を得る場合に、DCT係
数のうちの一部のみを使用して逆DCTを行って得た画
像に基づいて第1の再生画像を生成し、当該第1の再生
画像に対して水平方向間引きおよび垂直方向間引きのう
ち、少なくとも垂直方向間引きを行って、原画像に対し
て解像度の低い第2の再生画像を生成することが考えら
れる。
き率がm/8で、mが2,4,6というように偶数であ
る場合には、第1の再生画像を8×8のブロック単位で
垂直方向間引きを行っても、間引き後の第2再生画像に
おける奇数フィールドの水平ラインと偶数フィールドの
水平ラインを、m/2ずつ均等にすることができる。
8で、mが1,3,5,7というように奇数である場合
には、第1の再生画像を8×8のブロック単位で垂直方
向間引きを行うと、間引き後の第2再生画像における奇
数フィールドの水平ラインと偶数フィールドの水平ライ
ンとの数を均等にすることはできない。例えば、垂直方
向の間引き率が3/8である場合には、間引き後の第2
再生画像における奇数フィールドの水平ライン数を2と
すると、間引き後の第2再生画像における偶数フィール
ドの水平ライン数は1となり、再生画像の画質が劣化す
るという問題がある。
を使用して8×8のブロック単位で逆DCTを行って得
た画像に基づいて第1の再生画像を生成し、当該第1の
再生画像に対して水平方向間引きおよび垂直方向間引き
のうち、少なくとも垂直方向間引きを行って、原画像に
対して解像度の低い第2の再生画像を生成する動画像復
号化方法において、垂直方向の間引き率がm/8で、m
が奇数である場合に、再生画像の画質の向上化が図れる
動画像復号化方法を提供することを目的とする。
号化方法は、MPEG方式によって圧縮符号化された信
号を復号化する動画像復号化方法であって、DCT係数
のうちの一部のみを使用して逆DCTを行って得た画像
に基づいて第1の再生画像を生成し、当該第1の再生画
像に対して水平方向間引きおよび垂直方向間引きのう
ち、少なくとも垂直方向間引きを行って、原画像に対し
て解像度の低い第2の再生画像を生成する動画像復号化
方法において、原画像がインターレース画像であり、垂
直方向の間引き率がm/8でかつmが奇数である場合に
は、輝度信号に対しては、逆DCTを行って得た画像に
基づいて垂直方向画素数が16のマクロブロック単位の
第1の再生画像を生成し、マクロブック単位の第1の再
生画像に対して、16本の水平ラインが間引き後の第2
の再生画像において2m本の水平ラインに変換されるよ
うに、かつ間引き後の第2の再生画像において奇数フィ
ールドの水平ライン数と偶数フィールドの水平ライン数
とが同じになるように、垂直方向間引きを行うことを特
徴とする。
去した後に逆DCTを行って得た画像に基づいて生成し
てもよいし、DCT係数の一部を0に置換した後に逆D
CTを行って得た画像に基づいて生成してもよい。
の発明をMPEG復号器に適用した場合の実施の形態に
ついて説明する。
る。
1に送られる。マクロブロック・タイプを含む制御信号
はCPU30に送られる。動きベクトルの可変長符号
は、可変長復号化器21に送られて復号化される。可変
長復号化器21によって得られた動きベクトルは、ベク
トル値変換回路22に送られる。
の水平方向の大きさが1/2になるように、かつ動きベ
クトルの垂直方向の大きさが3/8になるように動きベ
クトルを変換して出力する。ベクトル値変換回路22の
出力は、第1参照画像用メモリ11および第2参照画像
用メモリ12に、参照画像の切り出し位置を制御するた
めの制御信号として送られる。
の水平方向の大きさが1/2になるように、かつ動きベ
クトルの垂直方向の大きさが3/8になるように動きベ
クトルが変換されているのは次のような理由による。
の逆DCTが行われることにより、逆DCT回路4また
は加算器5によって、原画像に対して水平方向が1/2
に圧縮された第1の再生画像が得られる。また、逆DC
T回路4または加算器5によって得られた第1の再生画
像に対して、間引き回路7、8によって間引き率3/8
の垂直方向間引きが行われることにより、原画像に対し
て水平方向が1/2に圧縮され、垂直方向が3/8に圧
縮された第2の再生画像が生成される。このようにして
生成された第2の再生画像が、第1参照画像用メモリ1
1および第2参照画像用メモリ12に格納されるからで
ある。
号を復号化する。逆量子化器2は、可変長復号化器1か
ら得られた変換係数(量子化されたDCT係数)を逆量
子化してDCT係数に変換する。水平高域係数除去回路
(係数削減回路)3は、図2(a)に示すように、逆量
子化器2で生成されたDCT係数列を8(水平方向画素
数)×8(垂直方向画素数)のサブブロック単位に対応
する8×8のDCT係数F(u,v)(ただし、u=
0,1,…7、v=0,1,…7)に戻すとともに、各
サブブロックの水平周波数の高域部分のDCT係数を除
去して、図2(b)に示すように4(水平周波数方向
u)×8(垂直周波数方向v)の数のDCT係数F
(u,v)(ただし、u=0,1,…3、v=0,1,
…7)に変換する。
3で生成された4×8の数のDCT係数に、数式3で示
すような4×8の逆DCTを施して、図2(c)に示す
ような元のサブブロック単位のデータが水平方向に1/
2に圧縮された4(水平方向画素数)×8(垂直方向画
素数)のデータ数からなるデータf(i,j)(ただ
し、i=0,1,…3、j=0,1,…7)を生成す
る。
数がC信号である場合には、逆DCTによって得られた
4(水平画素数)×8(垂直画素数)のマクロブロック
単位の再生画像データまたは予測誤差データをそのまま
出力する。
れた係数がY信号である場合には、逆DCTによって得
られた1つのマクロブロックを構成する4つのサブブロ
ック単位に対応する画像データに基づいて8(水平画素
数)×16(垂直画素数)の1つのマクロブロック単位
の再生画像データまたは予測誤差データを生成して出力
する。
ブロック単位の予測誤差データには、そのマクロブロッ
ク・タイプに応じた参照画像データが加算器5によって
加算され、再生画像データが生成される。参照画像デー
タは、スイッチ20を介して加算器5に送られる。ただ
し、逆DCT回路4から出力された画像データがフレー
ム内予測符号に対する再生画像データである場合には、
参照画像データは加算されない。
られたY信号に対する8×16のマクロブロック単位の
第1の再生画像データは、スイッチ6を介してY用間引
回路7に送られる。Y用間引回路7は、送られてきたY
信号に対する第1再生画像データを、マクロブロック単
位で垂直方向に3/8に間引くことにより、第1再生画
像データの垂直方向が3/8に圧縮された8(水平画素
数)×6(垂直画素数)のマクロブロック単位の第2の
再生画像データを生成する。したがって、Y用間引回路
7によって得られるマクロブロック単位の画像データ量
は、原画像のマクロブロック単位の画像データ量の3/
16となる。
られたC信号に対する4×8のマクロブロック単位の第
1の再生画像データは、スイッチ6を介してC用間引回
路8に送られる。C用間引回路8は、送られてきたC信
号に対する第1再生画像データを、マクロブロック単位
で垂直方向に3/8に間引くことにより、第1再生画像
データの垂直方向が3/8に圧縮された4×3のマクロ
ブロック単位の第2の再生画像データを生成する。した
がって、C用間引回路8によって得られるマクロブロッ
ク単位の画像データ量は、原画像のマクロブロック単位
の画像データ量の3/16となる。
きの詳細およびC用間引回路8による垂直方向間引きの
詳細は後述する。
って得られたマクロブロック単位の第2の再生画像デー
タが、Bピクチャに対する再生画像データである場合に
は、その再生画像データはスイッチ9に送られる。
って得られたマクロブロック単位の第2の再生画像デー
タが、IピクチャまたはPピクチャに対する再生画像デ
ータである場合には、その再生画像データはスイッチ1
0を介して第1参照画像用メモリ11または第2参照画
像用メモリ12に格納される。スイッチ10は、CPU
30によって制御される。
参照画像用メモリ11から読み出された場合には、読み
出されたY信号に対する画像はスイッチ13を介して第
1のY用内挿回路14に送られる。第1のY用内挿回路
14は、第1参照画像用メモリ11から読み出されたY
信号に対する8×6のマクロブロック単位の参照画像デ
ータに対して、垂直方向の内挿を行って、つまりY用間
引回路7によって間引かれた水平ラインを補間して、8
×16のマクロブロック単位の参照画像データを生成す
る。
参照画像用メモリ12から読み出された場合には、読み
出されたY信号に対する画像はスイッチ16を介して第
2のY用内挿回路17に送られる。第2のY用内挿回路
17は、第2参照画像用メモリ12から読み出されたY
信号に対する8×6のマクロブロック単位の参照画像デ
ータに対して、垂直方向の内挿を行って、つまりY用間
引回路7によって間引かれた水平ラインを補間して、8
×16のマクロブロック単位の参照画像データを生成す
る。
参照画像用メモリ11から読み出された場合には、読み
出されたC信号に対する画像はスイッチ13を介して第
1のC用内挿回路15に送られる。第1のC用内挿回路
15は、第1参照画像用メモリ11から読み出されたC
信号に対する4×3のマクロブロック単位の参照画像デ
ータに対して、垂直方向の内挿を行って、つまりC用間
引回路8によって間引かれた水平ラインを補間して、4
×8のマクロブロック単位の参照画像データを生成す
る。
参照画像用メモリ12から読み出された場合には、読み
出されたC信号に対する画像はスイッチ16を介して第
2のC用内挿回路18に送られる。第2のC用内挿回路
18は、第2参照画像用メモリ12から読み出されたC
信号に対する4×3のマクロブロック単位の参照画像デ
ータに対して、垂直方向の内挿を行って、つまりC用間
引回路8によって間引かれた水平ラインを補間して、4
×8のマクロブロック単位の参照画像データを生成す
る。スイッチ13、16はCPU30によって制御され
る。
内挿処理の詳細、C用内挿回路15、18によって行わ
れる内挿処理の詳細は、後述する。
および第2のY用内挿回路17から得られた画像データ
または第1のC用内挿回路15および第2のC用内挿回
路18から得られた画像データを平均して、内挿的フレ
ーム間予測符号化に用いられるマクロブロック単位の参
照画像データを生成する。
ように制御される。逆DCT回路4から出力されたデー
タがフレーム内予測符号化に対する再生画像データであ
る場合には、スイッチ20の共通端子が接地端子に切り
換えられる。
方向フレーム間予測符号に対する予測誤差データである
場合または逆方向フレーム間予測符号に対する予測誤差
データである場合には、スイッチ20の共通端子が第1
のY用内挿回路14若しくは第1のC用内挿回路15か
らの参照画像データが送られる端子、または第2のY用
内挿回路15若しくは第2のC用内挿回路18からの参
照画像データが送られる端子のいずれか一方を選択する
ように切り換えられる。
挿的フレーム間予測符号に対する予測誤差データである
場合には、スイッチ20の共通端子が平均化部19の出
力が送られる端子を選択するように切り換えられる。
照画像が読み出される場合には、ベクトル値変換回路2
2からの動きベクトルに基づいて、その切り出し位置が
制御される。
間引回路8からスイッチ9に送られてきたBピクチャに
対する再生画像データ、参照画像用メモリ11に格納さ
れたIピクチャまたはPピクチャに対する再生画像デー
タ、参照画像用メモリ12に格納されたIピクチャまた
はPピクチャに対する再生画像データが原画像の順序と
同じ順番で出力されるようにCPU30によって制御さ
れる。スイッチ9から出力された画像データは、フォー
マット変換回路23によってモニタ装置の水平および垂
直走査線数に対応するようにフォーマット変換された
後、モニタ装置に送られる。
ータを、8×16のマクロブロック単位毎に、Y用間引
き回路7によって垂直方向に間引き率3/8で間引いて
8×6のマクロブロック単位の第2の再生画像データを
生成する方法および第2の再生画像データをY用内挿回
路14(17)によって内挿して8×16のマクロブロ
ック単位の画像データを生成する方法を示している。
画像データを示している。MBj-1、MBj 、MBj+1
は、マクロブロックを示している。図3(b)は、Y信
号に対する第1の再生画像データに対して垂直方向に間
引き率3/8で間引処理が行われた後の第2の再生画像
データを示している。図3(c)は、Y信号に対する第
2の再生画像データに対して内挿処理が行われた後の画
像データを示している。図3では、奇数フィールドにお
ける水平ラインは実線で表されており、偶数フィールド
における水平ラインは破線で表されている。
データを垂直方向に3/8に間引く場合について説明す
る。マクロブロックMBj 内の16本の水平ラインA1
〜A16は、6本の水平ラインB1〜B6に変換され
る。マクロブロックMBj 内の各水平ラインA1〜A1
6上の各画素位置iに対する画素値をA1(i)〜A1
6(i)で表し、間引き後の6本の各水平ラインB1〜
B6上の各画素値をB1(i)〜B6(i)とすると、
間引き後の6本の各水平ラインB1〜B6上の各画素値
B1(i)〜B6(i)は次の数式4で表される。
処理について説明する。マクロブロックMBj に対応す
る内挿処理後のデータを構成する16本の水平ラインC
1〜C16の画素値C1(i)〜C16(i)は、次の
数式5で表される。
ータを、4×8のマクロブロック単位毎に、C用間引き
回路8によって垂直方向に間引き率3/8で間引いて4
×3のマクロブロック単位の第2の再生画像データを生
成する方法および第2の再生画像データをC用内挿回路
15(18)によって内挿して4×8のマクロブロック
単位の画像データを生成する方法を示している。
画像データを示している。MBj は、マクロブロックを
示している。図4(b)は、図4(a)に示されている
マクロブロックMBj がそれを含む1画面の上から奇数
番目のマクロブロックである場合の間引処理後の第2の
再生画像データを示している。
マクロブロックMBj がそれを含む1画面の上から偶数
番目のマクロブロックである場合の間引処理後の第2の
再生画像データを示している。図4(d)は、図4
(b)に示されている第2の再生画像データに対して内
挿処理が行われた後の画像データを示している。
MBj がそれを含む1画面の上から奇数番目のマクロブ
ロックである場合の間引処理について説明する。マクロ
ブロックMBj 内の各水平ラインA1〜A8上の各画素
iに対する画素値をA1(i)〜A8(i)で表し、間
引き後の3本の水平ラインB1〜B3上の各画素値をB
1(i)〜B3(i)とすると、間引き後の3本の各水
平ラインB1〜B6上の各画素値B1(i)〜B3
(i)は次の数式6で表される。
MBj がそれを含む1画面の上から偶数番目のマクロブ
ロックである場合の間引処理について説明する。間引き
後の3本の水平ラインC1〜C3の各画素値C1(i)
〜C3(i)は、次の数式7で表される。
データに対する内挿処理後のデータを構成する8本の水
平ラインD1〜D8の画素値D1(i)〜D8(i)
は、次の数式8で表される。
データに対する内挿処理についても、図4(b)に示さ
れている第2の再生画像データに対する内挿処理と考え
方は同じであるので、その説明を省略する。
間引き率(垂直方向間引き率)が3/8の場合について
説明したが、間引き率が1/8、5/8、7/8の場合
にもこの発明を適用することができる。間引き率が5/
8である場合の垂直方向間引きおよび内挿処理について
説明しておく。
ータを、8×16のマクロブロック単位毎に、Y用間引
き回路7によって垂直方向に間引き率5/8で間引いて
8×10のマクロブロック単位の第2の再生画像データ
を生成する方法および第2の再生画像データをY用内挿
回路14(17)によって内挿して8×16のマクロブ
ロック単位の画像データを生成する方法を示している。
画像データを示している。図5(b)は、Y信号に対す
る第1の再生画像データに対して垂直方向に間引き率5
/8で間引処理が行われた後の第2の再生画像データを
示している。図5(c)は、Y信号に対する第2の再生
画像データに対して内挿処理が行われた後の画像データ
を示している。
データを垂直方向に5/8に間引く場合について説明す
る。マクロブロックMBj 内の16本の水平ラインA1
〜A16は、10本の水平ラインB1〜B10に変換さ
れる。間引き後の10本の各水平ラインB1〜B10上
の各画素値B1(i)〜B6(i)は次の数式9で表さ
れる。
処理について説明する。マクロブロックMBj に対応す
る内挿処理後のデータを構成する16本の水平ラインC
1〜C16の画素値C1(i)〜C16(i)は、次の
数式10で表される。
ータを、4×8のマクロブロック単位毎に、C用間引き
回路8によって垂直方向に間引き率5/8で間引いて4
×5のマクロブロック単位の第2の再生画像データを生
成する方法および第2の再生画像データをC用内挿回路
15(18)によって内挿して4×8のマクロブロック
単位の画像データを生成する方法を示している。
画像データを示している。図6(b)は、図6(a)に
示されているマクロブロックMBj がそれを含む1画面
の上から奇数番目のマクロブロックである場合の間引処
理後の第2の再生画像データを示している。
マクロブロックMBj がそれを含む1画面の上から偶数
番目のマクロブロックである場合の間引処理後の第2の
再生画像データを示している。図6(d)は、図6
(b)に示されている第2の再生画像データに対して内
挿処理が行われた後の画像データを示している。
MBj がそれを含む1画面の上から奇数番目のマクロブ
ロックである場合の間引処理について説明する。間引き
後の5本の水平ラインB1〜B5上の各画素値B1
(i)〜B5(i)は次の数式11で表される。
MBj がそれを含む1画面の上から偶数番目のマクロブ
ロックである場合の間引処理について説明する。間引き
後の5本の水平ラインC1〜C5の各画素値C1(i)
〜C5(i)は、次の数式12で表される。
データに対する内挿処理後のデータを構成する8本の水
平ラインD1〜D8の画素値D1(i)〜D8(i)
は、次の数式13で表される。
データに対する内挿処理についても、図6(b)に示さ
れている第2の再生画像データに対する内挿処理と考え
方は同じであるので、その説明を省略する。
を除去した後に逆DCTを行って得た画像に基づいて第
1の再生画像を生成しているが、DCT係数の一部を0
に置換した後に逆DCTを行って得た画像に基づいて第
1の再生画像を生成するようにしてもよい。
一部のみを使用して8×8のブロック単位で逆DCTを
行って得た画像に基づいて第1の再生画像を生成し、当
該第1の再生画像に対して水平方向間引きおよび垂直方
向間引きのうち、少なくとも垂直方向間引きを行って、
原画像に対して解像度の低い第2の再生画像を生成する
動画像復号化方法において、垂直方向の間引き率がm/
8で、mが奇数である場合に、再生画像の画質の向上化
が図れる。
る。
の高域部分が除去された後のDCT係数を示すととも
に、逆DCT回路によって逆変換された後のデータを示
す模式図である。
向に間引き率3/8で間引いて8×6のマクロブロック
単位の第2の再生画像データを生成する方法および第2
の再生画像データを内挿して8×16のマクロブロック
単位の画像データを生成する方法を説明するための模式
図である。
向に間引き率3/8で間引いて4×3のマクロブロック
単位の第2の再生画像データを生成する方法および第2
の再生画像データを内挿して4×8のマクロブロック単
位の画像データを生成する方法を説明するための模式図
である。
向に間引き率5/8で間引いて8×10のマクロブロッ
ク単位の第2の再生画像データを生成する方法および第
2の再生画像データを内挿して8×16のマクロブロッ
ク単位の画像データを生成する方法を説明するための模
式図である。
向に間引き率5/8で間引いて4×5のマクロブロック
単位の第2の再生画像データを生成する方法および第2
の再生画像データを内挿して4×8のマクロブロック単
位の画像データを生成する方法を説明するための模式図
である。
である。
MPEG復号器で行われる逆DCTを説明するための模
式図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 MPEG方式によって圧縮符号化された
信号を復号化する動画像復号化方法であって、DCT係
数のうちの一部のみを使用して逆DCTを行って得た画
像に基づいて第1の再生画像を生成し、当該第1の再生
画像に対して水平方向間引きおよび垂直方向間引きのう
ち、少なくとも垂直方向間引きを行って、原画像に対し
て解像度の低い第2の再生画像を生成する動画像復号化
方法において、 原画像がインターレース画像であり、垂直方向の間引き
率がm/8でかつmが奇数である場合には、輝度信号に
対しては、逆DCTを行って得た画像に基づいて垂直方
向画素数が16のマクロブロック単位の第1の再生画像
を生成し、マクロブック単位の第1の再生画像に対し
て、16本の水平ラインが間引き後の第2の再生画像に
おいて2m本の水平ラインに変換されるように、かつ間
引き後の第2の再生画像において奇数フィールドの水平
ライン数と偶数フィールドの水平ライン数とが同じにな
るように、垂直方向間引きを行うことを特徴とする動画
像復号化方法。 - 【請求項2】 DCT係数の一部を除去した後に逆DC
Tを行って得た画像に基づいて第1の再生画像が生成さ
れる請求項1に記載の動画像復号化方法。 - 【請求項3】 DCT係数の一部を0に置換した後に逆
DCTを行って得た画像に基づいて第1の再生画像が生
成される請求項1に記載の動画像復号化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04402598A JP3384738B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 動画像復号化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11243549A JPH11243549A (ja) | 1999-09-07 |
JP3384738B2 true JP3384738B2 (ja) | 2003-03-10 |
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Family Applications (1)
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JP04402598A Expired - Fee Related JP3384738B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 動画像復号化方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3384738B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-25 JP JP04402598A patent/JP3384738B2/ja not_active Expired - Fee Related
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