JPH03144864A

JPH03144864A - 医用画像データ圧縮装置

Info

Publication number: JPH03144864A
Application number: JP1284008A
Authority: JP
Inventors: Tsunenori Kawasaki; 川崎　常紀; Minoru Ando; 稔安藤
Original assignee: Shimadzu Corp
Current assignee: Shimadzu Corp
Priority date: 1989-10-31
Filing date: 1989-10-31
Publication date: 1991-06-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

（産業上の利用分野］この発明は、医用画像機器の分野で医用画像データを蓄
積または伝送するときに用いられる医用画像データ圧縮
装置に関する。

【従来の技術】

医用画像データは大量のデータ量を有するものである。そこで、従来より、通信の高速化、データ蓄積装置の容
量の関係などから、医用画像データの圧縮符号化を行う
ようにしている。この場合、従来の医用画像データ圧縮
装置では、もとの医用画像データを一律にすべて圧縮符
号化）７ていた。

【発明が解決しようとする課題】

しかしながら、従来のように原画像データをすべて一律
に符号化することは、必ずしも符号化の必要がないと思
われるデータをも符号化してしまうことになり、そのデ
ータに対してはかえって冗長度を大きくしてしまって圧
縮率を劣化させてしまう原因となるという問題があった
。この発明は、もとの医用画像デー・夕をすべて一律に符
号化することによる弊害を除去し、医用画像データの効
率的な圧縮符号化を可能とする、医用画像データ圧縮装
置を提供することを目的とするゆ

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、この発明による医用画像デー
タ圧縮装置においては、医用画像データのビットプレー
ンを作成する手段と、この作成されたビットプレーンの
各々のエントロピーを求め、そのエントロピーが所定の
しきい値よりも大きいか小さいかを判定する判定手段と
、その判定結果にしたがいエントロピーが大きいビット
プレーンについては符号化を行わず、小さいビットプレ
ーンについては符号化を行なう圧縮符号化手段とが備え
られている。

【作　　用】

もとの医用画像データのビットプレーンンが作成される
。そして、この各々のビットプレーンのエントロピーが求
められ、その各々のエントロピーが所定のしきい値より
も大きいか、小さいかが判定される。この判定の結果、エントロピーがそのしきい値より大き
いビットプレーンンの場合には、圧縮符号化が行われず
、エントロピーがそのしきい値より小さいビットプレー
ンの場合には、圧縮符号化が行われる。したがって圧縮符号化が必要かどうかの判定を行って、
その判定結果に基づき、圧縮符号化を行うか否かを決定
しているため、符号１ヒすることによりかえって冗長度
が増すようなビットプレーンについては符号化を行わな
いことになる。このように符号化の不要なものについては符号化を行わ
ないため、医用画像データの効率的な圧縮符号化が可能
となる。なお、こうして圧縮符号化されたデータより原画像を再
生するためには、各々のビットプレーンについて符号化
を行ったか否かの情報を用いることとなる。

【実　施　例】

つぎにこの発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。第１図において、もとの医用画像データがグ
レイ変換器１により画素ごとにグレイ２進数に変換され
る。この変換後の医用画像データはビットプレーン作成
器２に送られる。このビットプレーン作成器２では、入力されたデータが
ｎビットであるとすると、その同じビット位置のデータ
の集合であるｎ個のビットプレーンを作成する。つまり
、たとえば画素＃１．＃２、・・・、＃Ｑの各々のデー
タがｎビットであるとすると、上位桁を左側に下位桁を
右側として、画素＃１についてのデータを一番上に、画
素＃Ｑについてのデータを一番下にするように縦方向に
並べる。そして、各桁の画素数Ｑ分だけのデータを取り出す。す
なわち、図の縦方向の各列ごとにｎ個のデータを取り出
し、ビットプレーン＃１、＃２、・・・＃ｎを得るので
ある。こうして作成された各ビットプレーンは、符号化判定器
３に送られるとともに、圧縮符号化装置４に送られる。符号化判定器３では、まず、各ビットプレーンを定常エ
ルゴード２値情報源と仮定して各々のエントロピー（平
均情報量）Ｈｋ（１≦に≦ｎ）を求める。そしてθｈを
しきい値とし、各エントロピー）１にとこのしきい値θ
ｈとの大小関係を判定する。この符号化判定器３は、あ
るビットプレーンについてＨｋ≦θｈと判定したとき、そのビットプレーンに対する圧縮符号
化を行わせる信号を圧縮符号化装置４に発生し、Ｈｋ＞θｈと判定したとき、そのビットプレーンに対する圧縮符号
化が行なわれないようにする信号を圧縮符号ｆヒ装置４
に送る。こうして符号化判定器３により、各ビットプレ
ーンについて符号化を行うか、行わないかの判定がなさ
れる。さらにこの符号化判定器３は、このｎ個のビット
プレーンのそれぞれについて符号化を行ったか否かの情
報（ｒｌビットのプレフィックス）をも発生する。このような判定のらとに圧縮符号化装置４において各ビ
ットプレーンが圧縮符号化され、あるいは符号化されず
もとのままとされる。なお、この圧縮符号化装置４にお
ける符号は、２値情報源に対する符号であればどのよう
なものでも使用可能である。たとえば算術符号、ハフマ
ン（Ｈｕｆ　ｆｍａｎ　）符号、Ｍ　Ｈ□１ｌｏｄｉｆ
ｉｅｄ　Ｈｕｆｆｍａｎ）符号、ＭＲ（Ｍ。ｄｉｆｉｅｄ　ＲＥＡＤ）符号、１１１２Ｒ（Ｍｏｄｉ
ｆｉｅｄ　Ｍｏｄｉｆｉｅｄ　ＲＥＡＤ）符号などが使
用できる。こうして符号化された（あるいは符号化され
ない）各ビットプレーンのデータは通信路（または蓄積
装置）５に送られて伝送（または蓄積）される。また、
上記のプレフィックスも通信路（または蓄積装置）５に
送られて伝送（または蓄積）される。この通信路くまたは蓄積装置）５からデータを受は取っ
た側では、まず復号化装置６において上記のプレフィッ
クスを参照しながら、符号化されたデータについてのみ
復号化を行い、符号化されずもとのままとされているデ
ータについては復号化を行わずそのまま転送する。つぎに、この復号化装置６から送られるデータはビット
プレーン逆変換器７により、ビットプレーンからもとの
画素ごとのｎビットのデータに戻される。さらに、自然
２進数変換器８において、グレイ２進数から自然２進数
への変換が行われる。こうしてもとの医用画像データが再生される。なお、上記ではグレイ変換器ｌを用いてグレイ変換を行
うとともに、自然２進数変換器８によりグレイ２進数か
らもとの自然２進数へ戻すようにしているが、原始用画
像データが２値情報であるときなどでは、このようなグ
レイ変換器１及び自然２進数変換器８によるデータ操作
は必ず！、も必要ない。また、上記ではハードウェア的な構成で示しているが、
ソフトウェアで構成することも可能であることはもちろ
んである。［発明の効果］この発明の医用画像データ圧縮装置によれば、大量のデ
ータを要する医用画像データの圧縮効率が向上するため
、医用画像データの高速伝送に貢献でき、あるいはデー
タ蓄積媒体の有効利用が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
はビットプレーンを説明するための図である。１・・・グレイ変換器、２・・・ビットプレーン作成器
、３・・・符号ｆヒ判定器、４・・・圧縮符号化装置、
５・・・通信路（または蓄積装置）、６・・・復号化装
置、７・・・ビットプレーン逆変換器、８・・・自然２
進数変換器。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）医用画像データのビットプレーンを作成する手段
と、この作成されたビットプレーンの各々のエントロピ
ーを求め、そのエントロピーが所定のしきい値よりも大
きいか小さいかを判定する判定手段と、その判定結果に
したがいエントロピーが大きいビットプレーンについて
は符号化を行わず、小さいビットプレーンについては符
号化を行なう圧縮符号化手段とを備えることを特徴とす
る医用画像データ圧縮装置。