JPH09200757A - 符号化装置、復号化装置およびデータ伝送装置 - Google Patents

符号化装置、復号化装置およびデータ伝送装置

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JPH09200757A
JPH09200757A JP668096A JP668096A JPH09200757A JP H09200757 A JPH09200757 A JP H09200757A JP 668096 A JP668096 A JP 668096A JP 668096 A JP668096 A JP 668096A JP H09200757 A JPH09200757 A JP H09200757A
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rotation angle
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JP668096A
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Katsuki Maruyama
活輝 丸山
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Nitsuko Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一方向の斜め線を含む画像データなどにつ
いても、高い符号化効率で符号化できるデータ伝送装置
を提供する。 【解決手段】 ブロック原画像データS2が符号化ブロ
ック3_1〜3_8に入力され、それぞれ回転部31に
おける回転処理、DCT処理部32における2次元DC
T処理、量子化部33における量子化処理および符号化
部34における符号化処理が行われる。符号化データS
3_1〜3_8が符号選択部4に出力され、最も符号化
効率の良い符号化データが選択され、その選択された符
号化データS4が伝送路8に出力される。符号化ブロッ
ク3_1〜3_8の回転部31では、回転角度をそれぞ
れ0°,22.5°,45.0°,67.5°,90.
0°,112.5°,135.0°および157.5°
だけ回転させる演算処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを効率
的に伝送および蓄積するための符号化装置、復号化装置
およびデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばテレビ電話やカメラなどに
よるモニタ監視などの分野において、静止画の画像デー
タを効率的に圧縮して伝送および蓄積する符号化方式の
ニーズが高まっている。かかるニーズに答える画像デー
タ圧縮規格としてJPEG(Joint Photographic Expert
Group) がある。JPEGアルゴリズムは、DCT(Dis
crete Cosine Transform:離散コサイン変換) を利用し
た方式と、2次元空間でDPCM(Differential Pulse
Code Modulation)を行う可逆符号化方式とに大別され
る。DCT方式は、画像データの垂直および水平方向の
周波数成分が統計的に低域に大きく分布していることに
着目した直交変換符号化方式である。DCT方式では、
例えば、ベースライン・プロセスの符号化アルゴリズム
が採用され、図6に示す符号化装置と復号化装置とが用
いられる。
【0003】図6に示す例では、原画像データを分割し
て生成された8×8画素のブロック原画像データ120
は、伝送元にある符号化装置100にて符号化され、か
かる符号化された符号化データが伝送路123を介し
て、伝送先にある復号化装置110に出力される。符号
化データは、復号化装置110にて復号化され、再生画
像データ121が生成される。符号化装置100は、D
CT処理部101、量子化部102および符号化部10
3で構成される。
【0004】DCT処理部101は、ブロック原画像デ
ータ120に対して所定の2次元DCT処理を行って6
4個のDCT係数を生成し、このDCT係数S101を
量子化部102に出力する。量子化部102は、量子化
テーブル124に基づいて、DCT係数S101を量子
化して量子化データを生成し、この量子化データS10
2を符号化部103に出力する。DCT方式では、高周
波数成分を低周波数成分に比べて粗いステップで量子化
を行う。これは、人間の視覚が高周波数成分に対して鈍
感であることから、高周波数成分に対して粗いステップ
で量子化を行うことで、画質の劣化を目立たさずに、情
報量を少なくすることができるためである。符号化部1
03は、符号化テーブル125に基づいて、量子化デー
タS102を符号化して符号化データを生成し、この符
号化データ126を伝送路123を介して復号化装置1
10に出力する。符号化部103における符号化手法と
しては、例えばエントロピー符号化であるハフマン符号
化などが用いられる。
【0005】復号化装置110は、IDCT処理部11
1、逆量子化部112および復号化部113で構成され
る。復号化部113は、符号化テーブル125に基づい
て、伝送路123からの符号化データ126を復号化し
て量子化データを生成し、量子化データS113を逆量
子化部112に出力する。逆量子化部112は、量子化
テーブル124に基づいて、量子化データS113から
DCT係数を生成し、このDCT係数S112をIDC
T処理部111に出力する。IDCT処理部111は、
DCT係数S112に対して、2次元IDCT(Inverse
Discrete Cosine Transform) 処理を行い、ブロック再
生画像データ121を生成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の符号化装置において行われる2次元DCT処理
を用いた符号化手法は、垂直および水平方向の周波数成
分に基づいてブロック原画像データを符号化するため、
例えば、ブロック原画像が同一方向の斜め線を含む場合
などには、ブロック原画像データには、垂直および水平
方向ともに低域から高域までの広範囲な周波数成分が含
まれ、比較的単純なブロック原画像データであっても、
符号化装置における符号化効率が低いという問題があ
る。
【0007】本発明は、上述した従来技術に鑑みてなさ
れ、同一方向に斜め線を有するブロック原画像など垂直
および水平方向ともに低域から高域までの広範囲な周波
数成分が含まれるデータについても、高い符号化効率で
符号化できる符号化装置、その復号化装置およびデータ
伝送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
符号化装置は、実空間のm×n(m,nは任意の整数)
画素の画像データを回転して、回転角度が相互に異なる
複数の回転後のデータを生成するデータ回転手段と、前
記回転後のデータをそれぞれ時間領域から周波数領域に
直交変換する変換手段と、前記直交変換されたデータを
それぞれ量子化する量子化手段と、前記量子化されたデ
ータをそれぞれ符号化する符号化手段と、前記符号化さ
れたデータのうち、符号化効率が適切なデータを1つ選
択して送出する選択手段と、前記選択されたデータに対
応する前記回転角度を送出する回転角度送出手段とを有
する。
【0009】また、本発明の復号化装置は、m×n
(m,nは任意の整数)画素の画像データを所定の回転
角度で回転した後に符号化を行ったデータを復号化する
復号化手段と、前記復号化されたデータを逆量子化する
逆量子化手段と、前記逆量子化されたデータを周波数領
域から時間領域に直交変換する変換手段と、前記原デー
タと同じ回転角度になるように、前記直交変換されたデ
ータを回転するデータ回転手段とを有する。
【0010】また、本発明のデータ伝送装置は、符号化
装置から伝送された画像データを復号化装置において復
号化するデータ伝送装置であって、前記符号化装置は、
実空間のm×n(m,nは任意の整数)画素の画像デー
タを回転して、回転角度が相互に異なる複数の回転後の
データを生成するデータ回転手段と、前記回転後のデー
タをそれぞれ時間領域から周波数領域に直交変換する変
換手段と、前記直交変換されたデータをそれぞれ量子化
する量子化手段と、前記量子化されたデータをそれぞれ
符号化する符号化手段と、前記符号化されたデータのう
ち、符号化効率が適切なデータを1つ選択して送出する
選択手段と、前記選択されたデータに対応する前記回転
角度を送出する回転角度送出手段とを有し、前記復号化
装置は、前記送出された符号化データを復号化する復号
化手段と、前記復号化されたデータを逆量子化する逆量
子化手段と、前記逆量子化されたデータを周波数領域か
ら時間領域に直交変換する変換手段と、前記送出された
回転角度に基づいて、前記回転前の回転角度になるよう
に、前記直交変換されたデータを回転するデータ回転手
段とを有する。
【0011】本発明の符号化装置では、データ回転手段
において、実空間のm×n(m,nは任意の整数)画素
の画像データを回転して、回転角度が相互に異なる複数
の回転後のデータを生成する。この複数の回転後のデー
タの各々は、変換手段、量子化手段および符号化手段を
経て符号化される。この符号化された複数のデータのう
ち、例えば最も符号長の短いデータが選択手段において
選択されて伝送される。そのため、例えば、データが同
一方向の斜め線を含み、垂直および水平方向ともに低域
から高域までの広範囲な周波数成分が含まれる場合など
でも、当該斜め線の傾きに対応した回転角度で回転され
たデータを選択することで、高い符号化効率のデータを
得ることができる。
【0012】また、本発明の復号化装置では、m×n
(m,nは任意の整数)画素の画像データを所定の回転
角度で回転した後に符号化を行ったデータが復号化手段
において復号化された後に、逆量子化手段において逆量
子化される。その後、変換手段において周波数領域から
時間領域に変換され、データ回転手段において、原デー
タと同じ回転角度になるように前記直交変換されたデー
タが回転され、再生画像データが得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
符号化装置、復号化装置およびデータ伝送装置について
説明する。第1実施形態 本実施形態に係わるデータ伝送装置は、以下に示す符号
化装置と復号化装置とで構成される。先ず、本実施形態
に係わる符号化装置について説明する。図1は、本実施
形態に係わる符号化装置の構成図である。図1に示すよ
うに、本実施形態に係わる符号化装置1は、ブロック分
割部2、8個の符号化ブロック3_1〜3_8、符号選
択部4、回転テーブル5、量子化テーブル6および符号
化テーブル7を有し、原画像データの伝送元に設けてあ
る。
【0014】ブロック分割部2は、入力した原画像デー
タを分割して8×8画素のブロック原画像データを生成
し、このブロック原画像データS2を符号化ブロック3
_1〜3_8に出力する。符号化ブロック3_1は、回
転部31、DCT処理部32、量子化部33および符号
化部34を有し、ブロック原画像データS2に対して以
下に示す符号化処理を行い、これによって生成した符号
化データS3_1を符号選択部4に出力する。回転部3
1は、回転テーブル5に記録された回転データに基づい
て、入力したブロック画像データS2に対して、その回
転角度を0°だけ回転させる(すなわち、回転させな
い)演算処理を施し、この演算結果をブロック画像デー
タS31としてDCT処理部32に出力する。回転部3
1は、例えば、図2(A)に示すブロック再生画像デー
タS2を入力した場合には、その回転角度を維持して図
2(B)に示すブロック再生画像データS31をDCT
処理部32に出力する。
【0015】DCT処理部32は、ブロック画像データ
S2に対して所定の2次元DCT処理による直交変換処
理を行い、64個のDCT係数を生成し、このDCT係
数S32を量子化部33に出力する。この2次元DCT
処理により、空間的な相関が除去され、一部の係数にエ
ネルギーが集中する。量子化部33は、量子化テーブル
6に基づいて、DCT係数S32を量子化して量子化デ
ータを生成し、この量子化データS33を符号化部34
に出力する。DCT方式では、高周波数成分に対して、
低周波数成分に比べて粗いステップで量子化を行ってい
る。これは、人間の視覚が高周波数成分に対して鈍感で
あることから、高周波数成分に対して粗いステップで量
子化を行うことで、画質の劣化を目立たさずに、情報量
を少なくすることができるためである。符号化部34
は、符号化テーブル7に基づいて、量子化データS33
を平均的な符号長が短くなるように符号化して符号化デ
ータを生成し、この符号化データS3_1を符号選択部
4に出力する。符号化部34における符号化手法として
は、例えばエントロピー符号化であるハフマン符号化な
どが用いられる。
【0016】ここで、ハフマン符号化は、概念的には以
下の(1)〜(6)に示す手順で行われる。 (1)情報源シンボルをその生起確率の大きいものから
順に並べる。 (2)出現確率が最も小さいシンボルと2番目に小さい
シンボルに対して、一方に0、他方に1を割り当てる。
どちらに何を割り当てるかは任意である。 (3)この2つのシンボルを併せて1つのシンボルと考
える。この合併されたシンボル生起確率は合併する前の
2つのシンボルの生起確率の和とする。 (4)これにより、情報源のシンボル数が1個減少する
ことになる。これを新たな情報源と考え、再びその情報
源シンボルを生起確率の大きいものから順に並べ直す。 (5)(2)〜(4)の処理をシンボル数が1になるま
で繰り返す。 (6)各シンボルに対して、ステップ(2)で割り当て
られていた数字を逆順に読み出しこれをそのシンボルに
対する符号語とする。
【0017】尚、符号化ブロック3_2〜3_8は、回
転部31における回転角度を除いて、符号化ブロック3
_1と同じ構成をしている。ここで、符号化ブロック3
_2,3_3,3_4,3_5,3_6,3_7,3_
8の回転部31は、それぞれブロック画像データS2に
対して、その回転角度をそれぞれ22.5°,45.0
°,67.5°,90.0°,112.5°,135.
0°および157.5°だけ回転させる演算処理を施
し、この演算結果をDCT処理部32にそれぞれ出力す
る。符号化ブロック3_2〜3_8の回転部31では、
図2(A)に示すブロック再生画像データS2に対し
て、それぞれ図2(C)〜(I)に示す回転角度のブロ
ック再生画像データS31に変換する演算を行う。符号
化ブロック3_2,3_3,3_4,3_5,3_6,
3_7,3_8のDCT処理部32、量子化部33およ
び符号化部34における処理は、前述した符号化ブロッ
ク3_1の場合と同じである。
【0018】符号選択部4は、図3のフローチャートに
示される処理を行う。すなわち、符号選択部4は、符号
化ブロック3_1〜3_8の符号化部34からそれぞれ
符号化データS3_1〜3_8を入力し、1ブロックの
画像データに関する符号化データS3_1〜3_8が揃
うと(S1)、符号化データS3_1〜3_8のうち、
符号化効率の最も良い(符号長の最も短い)符号化デー
タを選択する(S2)。次に、符号選択部4は、1フレ
ーム中の全てのブロックについてのステップS1,S2
の処理を終了したか否かを判断し(S3)、終了したと
判断した場合には、ステップ2において選択された1フ
レーム中の全てのブロックに関する符号化データを図1
に示す伝送路8に送出する(S4)。一方、符号選択部
4は、1フレーム中の全てのブロックについてのステッ
プS1,S2の処理を終了していないと判断した場合に
は、当該処理を終了していないブロックについてステッ
プ1以降の処理を再び実行する。また、符号選択部4
は、選択した符号化データに対応した回転角度を示す選
択信号S4aを図4に示す復号化装置20の逆回転部2
4に出力する。なお、選択信号S4aは、例えば、符号
化データS4の直前などに符号化データS4と対応付け
された状態で付加され、伝送路8を介して復号化装置2
0の逆回転部24に伝送される。
【0019】次に、図1に示す符号化装置1の動作につ
いて説明する。原画像データがブロック分割部2に入力
される。ブロック分割部2において、原画像データが、
複数の8×8画素のブロック原画像データに分割され、
これらのブロック原画像データS2が順次に出力され
る。ブロック分割部2から出力されたブロック原画像デ
ータS2は、符号化ブロック3_1〜3_8に並列的に
入力される。そして、符号化ブロック3_1〜3_8に
おいて、ブロック原画像データS2に対して、回転部3
1における回転処理、DCT処理部32における2次元
DCT処理、量子化部33における量子化処理および符
号化部34における符号化処理が行われ、それぞれの符
号化データS3_1〜3_8が符号選択部4に出力され
る。このとき、符号化ブロック3_1〜3_8の回転部
31においては、それぞれブロック画像データS2に対
して、その回転角度をそれぞれ0°,22.5°,4
5.0°,67.5°,90.0°,112.5°,1
35.0°および157.5°だけ回転させる演算処理
が行われる。
【0020】そして、符号選択部4において、図3に示
すフローチャートに従って、符号化ブロック3_1〜3
_8から入力した符号化データS3_1〜3_8のう
ち、平均的な符号長が最も短い符号化データ、すなわち
最も符号化効率の良い符号化データが選択され、その選
択された符号化データS4が伝送路8に出力される。す
なわち、符号化装置1では、符号化ブロック3_1〜3
_8の回転部31において、8種類の回転角度でブロッ
ク原画像データS2を回転させた後に、符号化処理を行
うことで、ブロック原画像データS2が垂直および水平
方向以外の同一方向の斜め線を含む場合でも、高い符号
化効率を得ることができる。
【0021】次に、本実施形態に係わる復号化装置20
について説明する。図4は、本実施形態に係わる復号化
装置20の構成図である。復号化装置20は、複号化部
21、逆量子化部22、IDCT処理部23、逆回転部
24およびブロック結合部25で構成される。復号化部
21は、図1に示す符号化テーブル7からの符号化デー
タS7に基づいて、伝送路8からの符号化データS8を
復号化して量子化データを生成し、量子化データS21
を逆量子化部22に出力する。逆量子化部22は、図1
に示す量子化テーブル6からの量子化データS6に基づ
いて、量子化データS21からDCT係数を生成し、こ
のDCT係数S22をIDCT処理部23に出力する。
【0022】IDCT処理部23は、DCT係数S22
に対して、2次元IDCT(InverseDiscrete Cosine Tr
ansform) 処理を行い、ブロック再生画像データS23
を生成する。逆回転部24は、図1に示す回転テーブル
5からの回転データS5および選択信号S4aに基づい
て、ブロック再生画像データS24に対して回転角度を
元に戻すように回転処理を行い、処理後のブロック再生
画像データS24をブロック結合部25に出力する。ブ
ロック結合部25は、逆回転部24からブロック再生画
像データS24を順次に入力し、これらを結合して再生
画像データS25を生成する。このように、復号化装置
20では、符号化装置1においてブロック原画像データ
S2を回転させて符号化を行った場合でも、回転テーブ
ル5の回転データS5および選択信号S4aを用いて、
所望のブロック再生画像データS24を生成することが
できる。
【0023】以上説明したように、本実施形態に係わる
符号化装置、復号化装置およびデータ伝送装置によれ
ば、ブロック原画像データS2に垂直および水平方向以
外の略同一方向の斜め線に関するデータが含まれる場合
でも、効率的に符号化を行い、その符号化データを適切
に復号化できる。また、本実施形態に係わる符号化装置
は、8種類の回転角度に対応した符号化処理を符号化ブ
ロック3_1〜3_8において並列的に行うことから、
高速処理が可能であり、静止画像のみならず動画像につ
いての符号化処理にも適用できる。
【0024】第2実施形態 本実施形態に係わるデータ伝送装置は、符号化装置の構
成を除いて、前述した第1実施形態に係わるデータ伝送
装置と同じである。図5は、本実施形態に係わる符号化
装置の構成図である。図5に示すように、本実施形態に
係わる符号化装置41は、ブロック分割部42、回転部
43、DCT処理部44、量子化部45、符号化部4
6、符号選択部47、回転テーブル5、量子化テーブル
6および符号化テーブル7を有し、原画像データの伝送
元に設けてある。
【0025】ブロック分割部42は、入力した原画像デ
ータを分割して8×8画素のブロック原画像データを生
成し、このブロック原画像データS42を回転部4に出
力する。回転部43は、回転テーブル5に記録された回
転データに基づいて、入力したブロック画像データS4
2に対して、その回転角度を0°22.5°,45.0
°,67.5°,90.0°,112.5°,135.
0°および157.5°だけ回転させる演算処理を順次
に行い、この演算結果をブロック画像データS43とし
てDCT処理部32に順次に出力する。DCT処理部4
4は、ブロック画像データS43に含まれる上記8種類
の回転角度に応じたデータの各々に対して、所定の2次
元DCT処理による直交変換処理を行い、64個のDC
T係数を順次に生成し、このDCT係数S44を量子化
部45に出力する。
【0026】量子化部45は、量子化テーブル6に基づ
いて、上記8種類の回転角度に応じたデータの各々につ
いて、DCT係数S44を量子化して量子化データを順
次に生成し、この量子化データS45を符号化部46に
出力する。符号化部46は、符号化テーブル7に基づい
て、上記8種類の回転角度に応じたデータの各々につい
て、量子化データS45を平均的な符号長が短くなるよ
うに符号化して符号化データを順次に生成し、この符号
化データS46を符号選択部47に順次に出力する。
【0027】符号選択部47は、符号化データS46に
含まれる上記8種類の回転角度に応じた符号化データを
順次に入力して比較し、符号長が最も短い符号化データ
を選択し、この符号化データS47を図1に示す伝送路
8を介して復号化装置20に出力する。符号選択部47
における選択処理は、例えば、最初に入力した所定の回
転角度に応じた符号化データを比較結果の初期値として
記憶し、その後、入力した符号化データを比較結果と順
次に比較し、比較結果の符号長の方が短い場合には比較
結果をそのまま維持する。一方、符号選択部47は、比
較結果の符号長の方が長い場合には新たに入力した符号
化データで比較結果を更新し、比較結果の最終値を選択
することで行われる。
【0028】以上説明したように、本実施形態に係わる
符号化装置によれば、ブロック原画像データS42に垂
直および水平方向以外の略同一方向の斜め線に関するデ
ータが含まれる場合でも、効率的に符号化を行い、その
符号化データを適切に復号化できる。また、本実施形態
に係わる符号化装置では、8種類の回転角度に応じた処
理を逐次に実行するため、簡単な装置構成で実現でき、
静止画像の処理に有効である。本発明は、上述した実施
形態には限定されない。例えば、上述した実施形態で
は、図1に示す8個の符号化ブロック3_1〜3_8の
回転部31および図5に示す回転部43において、ブロ
ック原画像データS2,S42を回転角度0°,22.
5°,45.0°,67.5°,90.0°,112.
5°,135.0°および157.5°だけ回転させる
場合について例示したが、符号化ブロックの数および回
転角度の値は符号化の効率の程度などに応じて任意に設
定可能である。
【0029】また、上述した実施形態では、符号選択部
4,47において最も符号化効率の良いものを選択する
場合について例示したが、一定要件の下、所定の符号化
率を満足する符号化データのうち、符号化効率の最も良
いもの以外の符号化データを選択するようにしてもよ
い。さらに、ブロック再生画像データS2,S42のう
ち、回転を行うことで高い符号化率を得られる部分のみ
を回転部31,43において回転し、それ以外の部分に
ついては回転しないような処理を行ってもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の符号化装
置、復号化装置およびデータ伝送装置によれば、同一方
向に斜め線を有するブロック原画像など垂直および水平
方向ともに低域から高域までの広範囲な周波数成分が含
まれるデータについても、高い符号化効率で符号化で
き、その符号化データを適切に復号化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる符号化装置の構
成図である。
【図2】図1に示す回転部31における処理を説明する
ための図である。
【図3】図1に示す符号選択部における処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係わる復号化装置の構成図
である。
【図5】本発明の第2実施形態に係わる符号化装置の構
成図である。
【図6】従来の符号化装置および復号化装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
1… 符号化装置 2… ブロック分割部 3_1〜3_8… 符号化ブロック 31… 回転部 32… DCT処理部 33… 量子化部 34… 符号化部 4… 符号選択部 5… 回転テーブル 6… 量子化テーブル 7… 符号化テーブル 8… 伝送路 20… 復号化装置 21… 複号化部 22… 量子化部 23… IDCT処理部 24… 逆回転部 25… ブロック結合部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実空間のm×n(m,nは任意の整数)画
    素の画像データを回転して、回転角度が相互に異なる複
    数の回転後のデータを生成するデータ回転手段と、 前記回転後のデータをそれぞれ時間領域から周波数領域
    に直交変換する変換手段と、 前記直交変換されたデータをそれぞれ量子化する量子化
    手段と、 前記量子化されたデータをそれぞれ符号化する符号化手
    段と、 前記符号化されたデータのうち、符号化効率が適切なデ
    ータを1つ選択して送出する選択手段と、 前記選択されたデータに対応する前記回転角度を送出す
    る回転角度送出手段とを有する符号化装置。
  2. 【請求項2】m×n(m,nは任意の整数)画素の画像
    データを所定の回転角度で回転した後に符号化を行った
    データを復号化する復号化手段と、 前記復号化されたデータを逆量子化する逆量子化手段
    と、 前記逆量子化されたデータを周波数領域から時間領域に
    直交変換する変換手段と、 前記原データと同じ回転角度になるように、前記直交変
    換されたデータを回転するデータ回転手段とを有する復
    号化装置。
  3. 【請求項3】符号化装置から伝送された画像データを復
    号化装置において復号化するデータ伝送装置であって、 前記符号化装置は、実空間のm×n(m,nは任意の整
    数)画素の画像データを回転して、回転角度が相互に異
    なる複数の回転後のデータを生成するデータ回転手段
    と、前記回転後のデータをそれぞれ時間領域から周波数
    領域に直交変換する変換手段と、前記直交変換されたデ
    ータをそれぞれ量子化する量子化手段と、前記量子化さ
    れたデータをそれぞれ符号化する符号化手段と、前記符
    号化されたデータのうち、符号化効率が適切なデータを
    1つ選択して送出する選択手段と、前記選択されたデー
    タに対応する前記回転角度を送出する回転角度送出手段
    とを有し、 前記復号化装置は、前記送出された符号化データを復号
    化する復号化手段と、前記復号化されたデータを逆量子
    化する逆量子化手段と、前記逆量子化されたデータを周
    波数領域から時間領域に直交変換する変換手段と、前記
    送出された回転角度に基づいて、前記回転前の回転角度
    になるように、前記直交変換されたデータを回転するデ
    ータ回転手段とを有するデータ伝送装置。
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