JP3197425B2 - 符号化及び復号装置及びその方法 - Google Patents

符号化及び復号装置及びその方法

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JP3197425B2
JP3197425B2 JP6603394A JP6603394A JP3197425B2 JP 3197425 B2 JP3197425 B2 JP 3197425B2 JP 6603394 A JP6603394 A JP 6603394A JP 6603394 A JP6603394 A JP 6603394A JP 3197425 B2 JP3197425 B2 JP 3197425B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は符号化装置及び復号装
置、特に多値画像等の符号化、復号において、画質を良
好に保持しつつ発生する符号データ量を減じる符号化装
置及び復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7には、文献「カラー静止画符号化国
際標準方式(JPEG)の概要(その1)」、画像電子
学会誌vol.20、No.1等に示された、JPEG
(Joint Photographic Exper
ts Group)方式の必須要件として規定されてい
る離散コサイン変換(以下、DCTという)ベースの符
号化器と復号器が示されている。図において、71は原
画像から切り出された8×8画素のブロック、72はD
CTベース符号化器であり、符号化器72は入力された
原画像71を離散コサイン変換するDCT部721、D
CTの出力であるDCT係数を量子化テーブル75を用
いて量子化する量子化部722、量子化されたDCT係
数を符号化テーブル76を用いてエントロピー符号化す
る符号化部723より構成される。
【0003】また、73は符号化データを復号する復号
器であり、入力された符号化データを符号化に用いたテ
ーブルと同じ符号化テーブル76を用いて復号する復号
部731、復号されたデータを量子化テーブル75を用
いて逆量子化する逆量子化部732、逆量子化されたD
CT係数を逆離散コサイン変換するIDCT部733か
ら構成され、復号器は8×8の再生画像74を出力す
る。
【0004】符号化器72のDCT部721では、画像
の低周波成分に電力が集中していることを利用した高能
率な符号化を目的としている。
【0005】DCT部721の出力であるDCT係数を
そのままエントロピー符号化して伝送すれば、受信側で
原画像に極めて近い画像を復元できるが、さらに符号化
効率を上げるために、量子化部722でDCT係数Suv
(0≦u、v≦7)を量子化する。各DCT係数は量子
化テーブル75を用いてそれぞれ異なるステップサイズ
Quv(0≦u、v≦7)で線形量子化される。量子化さ
れた係数をruvで表すと、ruvは、 ruv=round(Suv/Quv) で求められる。ここで、roundは、最も近い整数へ
の整数化を意味する。量子化されたDCT係数ruvを符
号化部723でハフマン符号化する。
【0006】量子化されたDCT係数は、図8に示され
るように、符号化部723でDC係数とAC係数とで別
々に符号化される。すなわち、符号化部723は、DC
係数符号化部81及びAC係数符号化部82から構成さ
れる。
【0007】図9には、図8に示された符号化部723
の内、DC係数符号化部81の構成が示されている。な
お、DC係数は、図10に示されるように、1つ前のブ
ロックのDC係数との差分値ΔDCi で符号化される。
図9において、11はDC差分をグループ化するグルー
プ化部、12はDC符号テーブル13を用いてグループ
番号をハフマン符号化する1次元ハフマン符号化部であ
る。グループ化部11では、図15に従って符号化対象
データであるDC差分のグループを決定し、1次元ハフ
マン符号化部12でグループを示すグループ番号SSS
Sをハフマン符号化し、その後に図15に示されたグル
ープ内の他のデータと識別するための付加ビットを付加
し、最終的なDC符号とする。図15から理解されるよ
うに、絶対値の小さいデータほど付加ビット長が小さく
設定されるので、量子化によりDCT係数の絶対値を小
さくすることで、符号化量を減ずることができる。
【0008】また、図11には、図8に示された符号化
部723の内、AC係数符号化部82の構成が示されて
いる。図において、21はAC係数を図12に示す順序
で1次元に並び直すジグザグスキャン部である。AC係
数の符号化は連続する0係数(無効係数)の数を示すラ
ン長NNNNと0以外の係数(有効係数)の値を用い
る。すなわち、ランレングスカウンタ23でカウントア
ップされた無効係数のラン長NNNNとグループ化部2
2により出力された有効係数のグループ番号SSSSと
の組み合わせに対して、2次元ハフマン符号化部24で
AC符号テーブル25に従い、ハフマン符号を割り当て
る。ハフマン符号の後にグループ化部22から出力され
る付加ビットを付加することによりAC符号を生成す
る。グループ化部22での有効係数のグループ化の方法
は、DC差分のグループ化と同じである。
【0009】一方、図7の復号器73内の復号部731
でも、符号化部723と同様に、図13に示されるよう
にDC係数とAC係数を別々に復号する。すなわち、復
号部731はDC係数復号部131及びAC係数復号部
132から構成される。図14には図13に示されたD
C係数復号部131の構成が示されている。符号化で用
いたDC符号テーブル13を用いて1次元ハフマン復号
を行い、その出力であるグループ番号SSSSと付加ビ
ットから復元部33によりDC係数を復号する。図13
のAC係数部132も同様であり、符号化で用いたAC
符号テーブル25を用いて2次元ハフマン復号を行い、
無効係数のラン長NNNNと、グループ番号SSSSと
付加ビットにより復元される有効係数とによりAC係数
を得ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図7に示された従来の
符号化器において、画質及びデータ量の制御は量子化部
722で行われる。DCT係数の量子化は係数位置毎に
量子化テーブル75で与えられているステップサイズで
線形量子化される。量子化テーブルの値を小さくすれ
ば、量子化の際の誤差が小さくなるので画質の良い画像
を復元することができる。逆に、量子化テーブルの値を
大きくすれば、画質の劣化が大きくなるがDCT係数の
値は小さくなるので符号化時に付加される付加ビット長
が短くなり、符号量を減少させることができる。従っ
て、量子化部722では、量子化テーブル75を変更す
ることにより画質と符号量を調整することができる。
【0011】一方、画質をある程度劣化させても、さら
に符号量を削減したいという要求に対応するためには、
従来の量子化テーブルによる符号量の制御だけでは、画
質の劣化を抑制するために量子化における非線形演算処
理や複数の量子化テーブルを用いたテーブルの切り換え
等複雑な処理が必要となる問題があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、画質の劣化を抑制しつつ符号量
を削減でき、また、符号量を容易に調整できる符号化及
び復号装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、符号化対象データをグループ分けする手
段と、グループ分けされた符号化対象データの所属する
グループを示すグループ番号を符号化する手段と、符号
化されたグループ番号にそのグループ内の他の値と区別
するための識別子として付加ビットを付加する手段を備
えた符号化装置において、前記付加ビットのビット長を
減制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、グルー
プ毎に前記付加ビット長を減制御するものである。
【0014】ここで、 前記制御手段は、前記グループ
番号と前記付加ビット長とを対応させた少なくとも1つ
以上のテーブルの内のいずれかのテーブルを用いて前記
付加ビット長を減制御することが好適である。
【0015】本装置において、さらに、符号化データを
伝送するため転送バッファ手段を備え、前記制御手段は
前記転送バッファ手段の残量に基づいて前記付加ビット
長を減制御することが好適である。
【0016】また、本装置において、さらに、既に符号
化されたデータブロックの平均符号長を記憶する記憶手
段と、前記平均符号長を用いて前記付加ビット長を変更
するための基準となる基準符号量を演算する演算手段と
を有し、前記制御手段は前記基準符号量に基づき前記付
加ビット長を減制御することが好適である。
【0017】また、本装置において、さらに、既に符号
化されたデータブロックの符号長を記憶する記憶手段
と、一つ以上の前記データブロックの符号長を用いて前
記付加ビット長を変更するための基準となる基準符号量
を演算する演算手段とを有し、前記制御手段は前記基準
符号量に基づき前記付加ビット長を減制御することが好
適である。
【0018】また、本装置において、さらに、既に符号
化されたデータブロックの平均符号長を記憶する第1記
憶手段と、既に符号化されたデータブロックの符号長を
記憶する第2記憶手段と、前記平均符号長及び前記一つ
以上のデータブロックの符号長を用いて前記付加ビット
長を変更するための基準となる基準符号量を演算する演
算手段とを有し、前記制御手段は前記基準符号量に基づ
き前記付加ビット長を減制御することが好適である。
【0019】また、上記目的を達成するために、本発明
は、符号化対象データをグループ分けするステップと、
グループ分けされた符号化対象データの所属するグルー
プを示すグループ番号を符号化するステップと、符号化
されたグループ番号にそのグループ内の他の値と区別す
るための識別子として付加ビットを付加するステップを
備えた符号化方法において、前記付加ステップに前記付
加ビットのビット長を減制御するステップを有し、前記
減制御ステップは、グループ毎に前記付加ビット長を減
制御するものである。
【0020】ここで、前記減制御ステップは、前記グル
ープ番号と前記付加ビット長とを対応させた少なくとも
1つ以上のテーブルの内のいずれかのテーブルを用いて
前記付加ビット長を減制御することが好適である。
【0021】本方法において、さらに、既に符号化され
たデータを伝送するためにデータを保持するステップ
と、保持されたデータ量をフィードバックして前記付加
ビット長を制御するステップとを有することが好適であ
る。
【0022】また、本方法において、さらに、既に符号
化されたデータブロックの平均符号長を記憶するステッ
プと、記憶された前記平均符号長から前記付加ビット長
を変更するための基準となる基準符号量を演算するステ
ップとを有し、前記減制御ステップは前記基準符号量に
基づき前記付加ビット長を減制御することが好適であ
る。
【0023】また、本方法において、さらに、既に符号
化されたデータブロックの符号長を記憶するステップ
と、記憶された一つ以上の前記符号長を用いて前記付加
ビット長を変更するための基準となる基準符号量を演算
するステップとを有し、前記減制御ステップは前記基準
符号量に基づき前記付加ビット長を減制御することが好
適である。
【0024】また、本方法において、さらに、既に符号
化されたデータブロックの平均符号長を記憶するステッ
プと、既に符号化されたデータブロックの符号長を記憶
するステップと、記憶された前記平均符号長及び前記一
つ以上のデータブロックの符号長を用いて前記付加ビッ
ト長を変更するための基準となる基準符号量を演算する
ステップとを有し、前記減制御ステップは前記基準符号
量に基づき前記付加ビット長を減制御することが好適で
ある。
【0025】また、本発明は、グループ分けされた符号
化対象データの所属するグループを示すグループ番号が
符号化され、さらにそのグループ内の他の値と区別する
ための識別子としての付加ビットが減制御されて付加さ
れた符号化データを復号する復号装置において、前記付
加ビットにより決定される復号データにより指定される
減制御前のデータの範囲内の中間値を復号データとして
出力する復号手段を有するものである。
【0026】また、本発明は、グループ分けされた符号
化対象データの所属するグループを示すグループ番号が
符号化され、さらにそのグループ内の他の値と区別する
ための識別子としての付加ビットが減制御されて付加さ
れた符号化データを復号する復号装置において、前記付
加ビットにより決定される復号データにより指定される
減制御前のデータの範囲内で、既に復号されたデータの
統計量に基づく値を補填し復号データとして出力する復
号手段を有するものである。
【0027】また、本発明は、上記の符号化装置により
符号化されたデータを復号する復号装置であって、前記
制御手段での減制御の逆制御を行うことにより前記付加
ビットのビット長を決定しデータを復号して出力する復
号手段を有するものである。
【0028】また、本発明は、グループ分けされた符号
化対象データの所属するグループを示すグループ番号が
符号化され、さらにそのグループ内の他の値と区別する
ための識別子としての付加ビットが減制御されて付加さ
れた符号化データを復号する復号方法において、前記付
加ビットにより決定される復号データにより指定される
減制御前のデータの範囲内の中間値を復号データとする
ものである。
【0029】また、本発明は、グループ分けされた符号
化対象データの所属するグループを示すグループ番号が
符号化され、さらにそのグループ内の他の値と区別する
ための識別子としての付加ビットが減制御されて付加さ
れた符号化データを復号する復号方法において、前記付
加ビットにより決定される復号データにより指定される
減制御前のデータの範囲内で、既に復号されたデータの
統計量に基づく値を補填し復号データとするものであ
る。
【0030】また、本発明は、上記の符号化方法により
符号化されたデータを復号する復号方法であって、前記
減制御ステップでの減制御の逆制御を行うことにより前
記付加ビットのビット長を決定しデータを復号するもの
である。
【0031】また、本発明は、画像情報を符号化する符
号化装置及び符号化された画像情報を復号する復号装置
からなる画像伝送装置であって、前記符号化装置は、符
号化対象データをグループ分けする手段と、グループ分
けされた符号化対象データの所属するグループを示すグ
ループ番号を符号化する手段と、符号化されたグループ
番号にそのグループ内の他の値と区別するための識別子
として付加ビットを付加する手段と、前記付加ビットの
ビット長を減制御する制御手段とを有し、かつ、前記復
号装置は、前記制御手段により減制御された付加ビット
により決定される復号データ範囲内の中間値を復号デー
タとして出力する復号手段を有するものである。
【0032】また、本発明は、画像情報を符号化する符
号化装置及び符号化された画像情報を復号する復号装置
からなる画像伝送装置であって、前記符号化装置は、符
号化対象データをグループ分けする手段と、グループ分
けされた符号化対象データの所属するグループを示すグ
ループ番号を符号化する手段と、符号化されたグループ
番号にそのグループ内の他の値と区別するための識別子
として付加ビットを付加する手段と、前記付加ビットの
ビット長を減制御する制御手段とを有し、かつ、前記復
号装置は、前記付加ビットにより決定される復号データ
範囲内で、既に復号されたデータの統計量に基づく値を
補填し復号データとして出力する復号手段を有するもの
である。
【0033】
【0034】
【0035】
【作用】本発明では、符号化に際し、符号化対象データ
をグループ化し、符号化されたグループ番号に付加され
るグループ内の他の値と区別するための識別子(付加ビ
ット)のビット長を制御することにより、符号量の削減
を行う。また、グループ毎に定められた規則や、1つ以
上の付加ビットテーブルを切り替えることにより、付加
ビット長の制御を行う。さらに、データ伝送用の転送バ
ッファの残量や既に符号化済みの全てのデータブロック
の平均符号長または各データブロックの符号長から求め
られた基準符号量に基づき、付加ビット長を制御する。
【0036】一方、復号に際し、符号化側と同様の付加
ビット制御を用いて付加ビット長を判定することによ
り、符号化側と同じタイミングで付加ビット長を変更す
る。また、復号データを精度の減じられた付加ビットに
より定まる復号データの範囲内の中間値や既に復号され
たデータの統計量に基づく値で補填される。
【0037】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例について
説明する。なお、従来装置と同一部材については同一符
号を付し、その説明は省略する。
【0038】実施例1 図1には本発明をDCTと量子化を用いた符号化器に適
用した実施例における、DC係数符号化部の構成が示さ
れている。図において、11から13は図9に示された
従来のDC係数符号化部と同一である。16は制御スイ
ッチであり、付加ビット制御をするか否かの制御を行
う。14は付加ビット制御部であり、制御スッチ16が
ONの時、グループ化部11の出力である付加ビットを
付加ビットテーブル15で指定されるビット長だけ上位
ビットを出力する。制御スイッチ16がOFFの時は付
加ビットを縮小しない。なお、DC符号は、グループ番
号SSSSを1次元ハフマン符号化した符号の後に付加
ビット制御部14から出力された付加ビットを付加する
ものである。
【0039】図1において、制御スイッチ16がON
で、付加ビットテーブル15が例えば図16に設定され
ていた場合を例にとり説明する。
【0040】符号化対象データを完全に表現するために
は、従来技術で示した図15で与えられる付加ビット長
(グループ番号と同数)が必要である。しかしながら、
符号データを伝送する場合の伝送容量の制限や蓄積媒体
の蓄積容量の制限から、符号データを更に圧縮する必要
が生じる場合がある。本実施例では、図15でグループ
毎に指定されている付加ビット長の精度を、図16に示
すように減じることによりデータ量の削減を図るもので
ある。図1の付加ビット制御部14では、グループ化部
11から出力された付加ビットの内、図16で指定され
たビット長分だけ上位ビットを出力する。例えば、10
進数で“17”を符号化する場合、まず、グループ化部
11から、図15に従い、 グループ番号“5” 付加ビット“10001” が出力される。従来技術においては、グループ番号
“5”をハフマン符号化した符号の後に付加ビット“1
0001”を付加していたが、本実施例では、付加ビッ
ト制御部14において付加ビットテーブルを参照し、グ
ループ番号“5”の時の付加ビット長が2であるので、 付加ビット“10” に縮小されて付加される。
【0041】一方、図2には本実施例におけるAC係数
符号化部の構成が示されている。図2に示される21か
ら25は図11に示される従来技術のAC係数符号化部
と同一である。26は付加ビット制御部であり、制御ス
イッチ16がONとなっている時にグループ化部22か
ら出力された付加ビットを付加ビットテーブル27で指
定されたビット長だけ上位ビットを出力する。制御スイ
ッチ16がOFFの時は付加ビット長の縮小を行わず、
入力された付加ビットをそのまま出力する。AC符号
は、グループ番号SSSSとラン長NNNNを2次元ハ
フマン符号化した符号の後に付加ビット制御部26から
出力された付加ビットを付加するものである。
【0042】図2に示すAC係数符号化においても、D
C係数の符号化と同様に付加ビット制御部26は付加ビ
ットテーブル27に設定されている付加ビット長分だ
け、グループ化部22から入力された付加ビットを上位
ビットから出力し、付加ビットを縮小する。
【0043】図3にはDCT係数復号器内のDC係数復
号部の構成が示されている。31は受信したDC符号を
復号するハフマン復号部であり、復号したグループ番号
と付加ビットとを付加ビット制御部へ出力する。ハフマ
ン復号部31では、制御スイッチ16がONになってい
る時には付加ビットテーブルで指定されている付加ビッ
ト長分の付加ビットを出力し、OFFになっている時に
はグループ内の他のデータと識別するのに必要なビット
数(グループ番号と同じ、グループ番号が5のときは付
加ビット長も5)の付加ビットを出力する。32は入力
された付加ビットを補填する付加ビット制御部である。
但し、制御スイッチ16がOFFの時は、入力された付
加ビットをそのまま出力する。33は、グループ番号と
補填付加ビットからDC差分を復号する復元部である。
【0044】図3の制御スイッチ16がONで、付加ビ
ットテーブル15が図16のように設定されている場
合、1次元ハフマン復号部31は、最初にグループ番号
を復号した後、付加ビットテーブル14を参照し、グル
ープ番号とともに付加ビットを付加ビット制御部32へ
出力する。付加ビット制御部32では、入力された付加
ビット数がグループ内の他の値と識別するに足るビット
数より少ない時は、精度の低い付加ビットにより定まる
範囲内のいずれかの値、例えば中間値を指定できるよう
に付加ビットを追加した補填付加ビットをグループ番号
とともに出力する。例えば、前述の10進数“17”を
符号化した場合を例にとると、1次元ハフマン復号部3
1は符号データをハフマン復号し、グループ番号“5”
を得、付加ビットテーブル15を参照することにより、
ハフマン符号に引き続く2ビット、すなわち、“10”
を付加ビットと判定し、グループ番号“5”と付加ビッ
ト“10”とを付加ビット制御部32に出力する。グル
ープ番号“5”に属するデータを一意に復号するために
は、5ビットの付加ビットが必要となる。グループ番号
と縮小された付加ビット(2ビット)から復号されるデ
ータの範囲は “10000(16)”〜“10111(23)” に限定できるので、その中間値である、 “10011(19)” となるように付加ビット“10”の後に“011”を付
加して補填付加ビットとする。復元部33は従来通り、
グループ番号と補填付加ビットからDC差分を復号す
る。
【0045】図2に示すAC係数符号化に対する復号
は、DC係数の復号と同様に有効係数のグループ番号か
ら付加ビットを補填する付加ビット制御部を設けること
により達成される。なお、符号化及び復号に用いられる
付加ビットテーブルは、DC係数用とAC係数用で異な
るものを用いることが可能であり、同一のものを使用す
ることもできる。
【0046】実施例2 上述した実施例1の付加ビットテーブルはDC係数とA
C係数に対して1つあるいは各1つずつであり、削減さ
れるビット長は固定であった。しかし、図4に示される
ように付加ビットテーブルを複数用意しておき、これら
を切り替えることにより、一層柔軟な制御が可能であ
る。
【0047】また、送信用バッファ43の残量に応じて
テーブルを切り替えることにより、付加ビット長を変更
することもできる。例えば、DC係数の符号化のため
に、図17に示されるような3つの付加ビットテーブル
が予め用意されている場合、送信用バッファ内の未送信
データの残量Nに基づき、 N≦α0 ならば Table A1 α0 <N≦α1 ならば Table A2 α1 <N ならば Table A3 と使用するテーブルを変更し、これにより付加ビット長
を送信バッファの残量に応じて変更することができる。
【0048】実施例3 上述した実施例2のように、送信用バッファ43の残量
に応じて複数の付加ビットテーブルを切り替えて使用す
るのではなく、1つの付加ビットテーブルの付加ビット
長をグループ単位に変更することで、付加ビットテーブ
ルを変更することもできる。例えば、図18に示される
ように、送信用バッファ残量Nがx減少したら Tab
le B2 のようにグループ番号6以上のグループに属
する符号化データの付加ビット長を1ずつ減少させ、さ
らにy減少したら TableB3 のようにグループ番
号5に属する符号データの付加ビットも1減じるように
制御することにより、実施例2と同様に送信バッファ4
3の残量に応じて付加ビット長を変更することができ
る。
【0049】実施例4 上述した実施例2及び実施例3では、図4の送信バッフ
ァ43の残量により付加ビットテーブルを変更したが、
符号化済みの全てのデータブロックの総符号量に基づき
基準符号量を定め、付加ビット長を制御してもよい。例
えば、k個のデータブロックが符号化済みである時の平
均符号長を基準符号量とすれば、総符号量をLk の場
合、基準符号量Mk は Mk =Lk /k で求まる。そして、これを基準とし、例えば図17に示
されるように、 Mk <β0 ならば Table A1 β0 ≦Mk <β1 ならば Table A2 β1 ≦Mk ならば Table A3 を用いて付加ビット長を変更すれば、符号量の発生量を
一定に保つことが可能となる。
【0050】実施例5 上述した実施例4では符号化済みの全てのデータブロッ
クの総符号量に基づき付加ビット長を制御したが、画像
ブロック毎の符号長を記憶するための、図5に示される
ような符号長記憶用バッファを備え、符号化対象データ
ブロックB0 を符号化する場合に既に符号化済みの1つ
以上のデータブロックの平均符号量や符号量の期待値等
を符号量制御の基準符号量として求め、これに基づき付
加ビット長を制御してもよい。例えば、図5において、
符号化対象データブロックB0 の周辺に位置するブロッ
クB1 からB5 の各符号量Mi (1≦i≦5)から求ま
る平均符号長Ms は、 Ms =(M1 +M2 +M3 +M4 +M5 )/5 であり、これを基準符号量として、図17に示されるよ
うに Ms <β0 ならば Table A1 β0 ≦Ms <β1 ならば Table A2 β1 ≦Ms ならば Table A3 を用いて付加ビット長を変更すれば、各ブロックの符号
長を一定に保つことができる。
【0051】実施例6 上述した実施例4及び実施例5のそれぞれにおいて、符
号量制御の基準とした総符号長から算出される基準符号
量と符号化済みの1つ以上のデータブロックから算出さ
れる基準符号量との両方を用い、付加ビット長を制御す
ることもできる。例えば、テーブルの番号が大きいほど
付加ビット長を多く縮小することができる5つのテーブ
ルTable1〜Table5を用意し、k個のデータ
ブロックが符号化済みである時の平均符号長をMk 、符
号化対象データブロックB0 の周辺に位置するブロック
B0 〜B5 の各符号量Mi (1≦i≦5)から求まる平
均符号長Ms とすると、Mk 、Ms の両方を基準符号量
とし、図19に示されるような状態遷移表に従いテーブ
ルを切り替えてもよい。図19はある番号のテーブルを
使用している状態における基準符号量により、次のブロ
ックの符号化に使用するテーブルの番号を指定する状態
遷移表である。Mk が小さく(Mk <α0 )、かつ、M
s が小さい(Ms <β0 )ときは付加ビット長の縮小量
が少なくなるようにテーブルを切り替えるが、Mk が小
さくとも(Mk <α0 )、Ms が大きい場合には(β1
≦Ms )、付加ビット長の縮小量を少なくしない。同様
に、Mk が大きくても(α1 ≦Mk )、Ms が小さい場
合には(Ms <β0 )、付加ビット長の縮小量を多くし
ないように付加ビット長を変更する。
【0052】実施例7 上述した実施例1の復号においては、付加ビット制御部
14では入力された付加ビットにより定まる復号データ
の範囲内の中間値が復元されるように補填付加ビットを
出力しているが、復号データの発生頻度を計数し、この
統計情報に基づいて復号データの範囲内の値、例えば発
生頻度の一番高い値になるように補填付加ビットを出力
してもよい。
【0053】実施例8 上述した実施例2、3、及び4において、付加ビットテ
ーブルを変更して符号量の制御を行いつつ符号化する場
合、復号側では付加ビットテーブルの変更情報が必要と
なる。実施例2及び実施例3では送信用バッファ43の
残量に基づいて付加ビットテーブルを更新しているた
め、伝送速度や伝送誤りによる再送処理の影響により付
加ビットテーブル変更のタイミングが異なる。従って、
送信(符号化)側は受信(復号)側へ付加ビットテーブ
ルの変更情報を送信する必要がある。
【0054】しかしながら、伝送誤りがないという条件
の下で、送信用バッファ43の残量に基づき付加ビット
テーブルを更新する場合や、実施例5のように符号化済
みのデータブロックの符号量に基づいて付加ビットテー
ブルを変更する場合には、送信側で付加ビットテーブル
の変更情報を送信しなくても、受信側でテーブルの変更
を可能にすることができる。
【0055】すなわち、図6に示されるように復号器内
部に各データブロックの符号量を記憶しておくための符
号長記憶用バッファ62(図5参照)を用意し、復号し
ながら各データブロックの符号量を符号長記憶用バッフ
ァ62に記憶し、符号化側と同じ方法で計数される基準
符号量に基づき、付加ビット長を判定する。例えば、実
施例5の例を用いると、復号側でも図17の付加ビット
テーブルを用意し、図5の符号長記憶用バッファ62の
ブロックB1 からB5 の符号量Mi (1≦i≦5)を用
いて基準符号量となる平均符号長 Ms =(M1 +M2 +M3 +M4 +M5 )/5 を求め、 Ms <β0 ならば Table A1 (図17) β0 ≦Ms <β1 ならば Table A2 β1 ≦Ms ならば Table A3 を用いることにより、符号化側から付加ビット長の変更
情報を送信しなくても復号側で付加ビット長を判定で
き、正確に復号することができる。
【0056】実施例9 上述した実施例1では、付加ビット長の制御を付加ビッ
トテーブルを用いて行ったが、送信用バッファ残量や符
号量に応じて全てのグループの付加ビット長を1ビット
ずつ増減させたり、符号ビットのみ1ビットだけを送る
ように付加ビット長を変更すれば、付加ビットテーブル
を用意しなくても付加ビット長の制御が可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項14記載の符号化装置及び符号化方法、及び請求項2
1、請求項22記載の画像伝送装置によれば、量子化さ
れたDCT係数を符号化する場合に、同一グループ内の
他のデータと識別するための付加ビット長を減制御で
き、容易に符号化量を調整できる。
【0058】また、請求項2、請求項9記載の符号化装
置及び符号化方法によれば、グループ毎に定められた規
則に従って、付加ビット長をグループ単位に変更するこ
とにより、符号化対象データの絶対値に応じて誤差を制
御することができ、良好な画質を得ることができる。
【0059】また、請求項3、請求項10記載の符号化
装置及び符号化方法によれば、1つ以上の付加ビットテ
ーブルを切り替えて付加ビット長を制御することによ
り、符号量の制御を容易に行うことができ、かつ細かな
符号量の制御を行うことができる。
【0060】また、請求項4、請求項11記載の符号化
装置及び符号化方法によれば、付加ビット長を送信バッ
ファの残量に応じて変更することができる。
【0061】また、請求項5乃至請求項6記載の符号化
装置及び請求項12乃至請求項13記載の符号化方法に
よれば、既に符号化済みの全てのデータブロックの平均
符号長または1つ以上のデータブロックの符号長から求
められる基準符号量に基づき、付加ビット長を制御する
場合も、バッファのオーバフローやアンダーフローの発
生頻度を軽減することができ、伝送路を有効に用いるこ
とができる。
【0062】また、請求項7、請求項14記載の符号化
装置及び符号化方法によれば、符号化済みの全てのデー
タブロックの平均符号長から求められる基準符号量と、
1つ以上のデータブロックの符号長から求められる基準
符号量の両方に基づき、付加ビット長を変更することに
より、局所的な符号量の変化にも対応することができ
る。
【0063】また、請求項15乃至請求項16記載の復
号装置及び請求項18乃至請求項19記載の復号方法に
よれば、縮小された付加ビットを元に復号する場合に、
グループ番号と精度の減じられた付加ビットにより定ま
る復号データの範囲内の中間値や過去の発生頻度に基づ
いた値に補填することにより、復号後の誤差を小さくで
きる。
【0064】さらに、請求項17記載の復号装置及び請
求項20記載の復号方法によれば、復号側でも符号化側
と同様の方法により付加ビット長を制御することによ
り、符号化側から付加ビット長の変更情報を送信しなく
ても復号側で付加ビット長を判定でき、符号量を削減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1のDC係数符号化部を示す
構成ブロック図である。
【図2】 本発明の実施例1のAC係数符号化部を示す
構成ブロック図である。
【図3】 本発明の実施例1のDC係数復号部を示す構
成ブロック図である。
【図4】 本発明の実施例2及び実施例3の符号化部を
示す構成ブロック図である。
【図5】 本発明の実施例5及び実施例8の符号長記憶
用バッファの説明図である。
【図6】 本発明の実施例8の復号器を示す構成ブロッ
ク図である。
【図7】 従来装置の符号化及び復号器のシステム構成
図である。
【図8】 図7に示されたシステムにおける符号化部の
内部構成ブロック図である。
【図9】 図8に示されたDC係数符号化部の構成ブロ
ック図である。
【図10】 DC差分の概念説明図である。
【図11】 図8に示されたAC係数符号化部の構成ブ
ロック図である。
【図12】 ジグザグスキャンの説明図である。
【図13】 図7に示されたシステムにおける復号部の
内部構成ブロック図である。
【図14】 図13に示されたDC係数復号部の構成ブ
ロック図である。
【図15】 従来装置におけるDC差分及びAC係数の
グループ分けと付加ビット長を示す図である。
【図16】 本発明の符号化時の付加ビット長と復号値
の一例を示す図である。
【図17】 本発明の実施例2、実施例5、実施例8の
複数の付加ビットテーブルの一例を示す図である。
【図18】 本発明の実施例3の付加ビットテーブルを
示す図である。
【図19】 本発明の実施例6の付加ビットテーブルの
切り替えに用いられる状態遷移を示す図である。
【符号の説明】
11 グループ化部(DC係数符号化部内)、12 1
次元ハフマン符号化部、13 DC符号テーブル、14
付加ビット制御部(DC係数符号化部内)、15 付
加ビットテーブル(DC係数符号化部内)、16 制御
スイッチ、21 ジグザグスキャン部、22 グループ
化部(AC係数符号化部内)、23ランレングスカウン
タ部、24 2次元ハフマン符号化部、25 AC符号
テーブル、26 付加ビット制御部(AC係数符号化部
内)、27 付加ビットテーブル(AC係数符号化部
内)、31 1次元ハフマン復号部、32 付加ビット
制御部(DC係数復号部内)、33 復元部(DC係数
復元部内)、41,81 DC係数符号化部、42,8
2 AC係数符号化部、43 送信用バッファ、61,
731 復号部、62 符号長記憶用バッファ、71
原画像ブロック、72 符号化器、73 復号器、74
再生画像、75 量子化テーブル、76 符号化テー
ブル、131 DC係数復号部、132 AC係数復号
部、141 付加ビットテーブル変更部(DC係数符号
化部内)、261 付加ビットテーブル変更部(AC係
数符号化部内)、721 DCT部、722 量子化
部、723 符号化部、732 逆量子化部、733
IDCT部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 文孝 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 パーソナル情報機器開発研究所 内 (56)参考文献 特開 平5−153400(JP,A) 特開 平5−114240(JP,A) 特開 平5−316358(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 1/41 - 1/419

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化対象データをグループ分けする手
    段と、グループ分けされた符号化対象データの所属する
    グループを示すグループ番号を符号化する手段と、符号
    化されたグループ番号にそのグループ内の他の値と区別
    するための識別子として付加ビットを付加する手段を備
    えた符号化装置において、 前記付加ビットのビット長を減制御する制御手段と、 を有し、前記制御手段は、グループ毎に前記付加ビット
    長を減制御することを特徴とする符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の符号化装置において、 前記制御手段は、前記グループ番号と前記付加ビット長
    とを対応させた少なくとも1つ以上のテーブルの内のい
    ずれかのテーブルを用いて前記付加ビット長を減制御す
    ることを特徴とする符号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の符号化装
    置において、さらに、 符号化データを伝送するため転送バッファ手段を備え、 前記制御手段は前記転送バッファ手段の残量に基づいて
    前記付加ビット長を減制御することを特徴とする符号化
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の符号化装
    置において、さらに、 既に符号化されたデータブロックの平均符号長を記憶す
    る記憶手段と、 前記平均符号長を用いて前記付加ビット長を変更するた
    めの基準となる基準符号量を演算する演算手段と、 を有し、前記制御手段は前記基準符号量に基づき前記付
    加ビット長を減制御することを特徴とする符号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の符号化装
    置において、さらに、 既に符号化されたデータブロックの符号長を記憶する記
    憶手段と、 一つ以上の前記符号長を用いて前記付加ビット長を変更
    するための基準となる基準符号量を演算する演算手段
    と、 を有し、前記制御手段は前記基準符号量に基づき前記付
    加ビット長を減制御することを特徴とする符号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2記載の符号化装
    置において、さらに、 既に符号化されたデータブロックの平均符号長を記憶す
    る第1記憶手段と、 既に符号化されたデータブロックの符号長を記憶する第
    2記憶手段と、 前記平均符号長及び前記一つ以上のデータブロックの符
    号長を用いて前記付加ビット長を変更するための基準と
    なる基準符号量を演算する演算手段と、 を有し、前記制御手段は前記基準符号量に基づき前記付
    加ビット長を減制御することを特徴とする符号化装置。
  7. 【請求項7】 符号化対象データをグループ分けするス
    テップと、グループ分けされた符号化対象データの所属
    するグループを示すグループ番号を符号化するステップ
    と、符号化されたグループ番号にそのグループ内の他の
    値と区別するための識別子として付加ビットを付加する
    ステップを備えた符号化方法において、 前記付加ステップに前記付加ビットのビット長を減制御
    するステップを有し、 前記減制御ステップは、グルー
    プ毎に前記付加ビット長を減制御することを特徴とする
    符号化方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の符号化方法において、 前記減制御ステップは、前記グループ番号と前記付加ビ
    ット長とを対応させた少なくとも1つ以上のテーブルの
    内のいずれかのテーブルを用いて前記付加ビット長を減
    制御することを特徴とする符号化方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8記載の符号化方
    法において、さらに、 既に符号化されたデータを伝送するためにデータを保持
    するステップと、 保持されたデータ量をフィードバックして前記付加ビッ
    ト長を制御するステップと、 を有することを特徴とする符号化方法。
  10. 【請求項10】 請求項7または請求項8記載の符号化
    方法において、さらに、 既に符号化されたデータブロックの平均符号長を記憶す
    るステップと、 記憶された前記平均符号長から前記付加ビット長を変更
    するための基準となる基準符号量を演算するステップ
    と、 を有し、前記減制御ステップは前記基準符号量に基づき
    前記付加ビット長を減制御することを特徴とする符号化
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項7または請求項8記載の符号化
    方法において、さらに、 既に符号化されたデータブロックの符号長を記憶するス
    テップと、 記憶された一つ以上の前記符号長を用いて前記付加ビッ
    ト長を変更するための基準となる基準符号量を演算する
    ステップと、 を有し、前記減制御ステップは前記基準符号量に基づき
    前記付加ビット長を減制御することを特徴とする符号化
    方法。
  12. 【請求項12】 請求項7または請求項8記載の符号化
    方法において、さらに、 既に符号化されたデータブロックの平均符号長を記憶す
    るステップと、 既に符号化されたデータブロックの符号長を記憶するス
    テップと、 記憶された前記平均符号長及び前記一つ以上のデータブ
    ロックの符号長を用いて前記付加ビット長を変更するた
    めの基準となる基準符号量を演算するステップと、 を有し、前記減制御ステップは前記基準符号量に基づき
    前記付加ビット長を減制御することを特徴とする符号化
    方法。
  13. 【請求項13】 グループ分けされた符号化対象データ
    の所属するグループを示すグループ番号が符号化され、
    さらにそのグループ内の他の値と区別するための識別子
    としての付加ビットが減制御されて付加された符号化デ
    ータを復号する復号装置において、 前記付加ビットにより決定される復号データにより指定
    される減制御前のデータの範囲内の中間値を復号データ
    として出力する復号手段を有することを特徴とする復号
    装置。
  14. 【請求項14】 グループ分けされた符号化対象データ
    の所属するグループを示すグループ番号が符号化され、
    さらにそのグループ内の他の値と区別するための識別子
    としての付加ビットが減制御されて付加された符号化デ
    ータを復号する復号装置において、 前記付加ビットにより決定される復号データにより指定
    される減制御前のデータの範囲内で、既に復号されたデ
    ータの統計量に基づく値を補填し復号データとして出力
    する復号手段を有することを特徴とする復号装置。
  15. 【請求項15】 請求項3または請求項4または請求項
    5または請求項6記載の符号化装置により符号化された
    データを復号する復号装置であって、 前記制御手段での減制御の逆制御を行うことにより前記
    付加ビットのビット長を決定しデータを復号して出力す
    る復号手段を有することを特徴とする復号装置。
  16. 【請求項16】 グループ分けされた符号化対象データ
    の所属するグループを示すグループ番号が符号化され、
    さらにそのグループ内の他の値と区別するための識別子
    としての付加ビットが減制御されて付加された符号化デ
    ータを復号する復号方法において、 前記付加ビットにより決定される復号データにより指定
    される減制御前のデータの範囲内の中間値を復号データ
    とすることを特徴とする復号方法。
  17. 【請求項17】 グループ分けされた符号化対象データ
    の所属するグループを示すグループ番号が符号化され、
    さらにそのグループ内の他の値と区別するための識別子
    としての付加ビットが減制御されて付加された符号化デ
    ータを復号する復号方法において、 前記付加ビットにより決定される復号データにより指定
    される減制御前のデータの範囲内で、既に復号されたデ
    ータの統計量に基づく値を補填し復号データとすること
    を特徴とする復号方法。
  18. 【請求項18】 請求項9または請求項10または請求
    項11または請求項12記載の符号化方法により符号化
    されたデータを復号する復号方法であって、 前記減制御ステップでの減制御の逆制御を行うことによ
    り前記付加ビットのビット長を決定しデータを復号する
    ことを特徴とする復号方法。
  19. 【請求項19】 画像情報を符号化する符号化装置及び
    符号化された画像情報を復号する復号装置からなる画像
    伝送装置であって、 前記符号化装置は、 符号化対象データをグループ分けする手段と、 グループ分けされた符号化対象データの所属するグルー
    プを示すグループ番号を符号化する手段と、 符号化されたグループ番号にそのグループ内の他の値と
    区別するための識別子として付加ビットを付加する手段
    と、 前記付加ビットのビット長を減制御する制御手段と、 を有し、かつ、 前記復号装置は、 前記制御手段により減制御された付加ビットにより決定
    される復号データ範囲内の中間値を復号データとして出
    力する復号手段を有することを特徴とする画像伝送装
    置。
  20. 【請求項20】 画像情報を符号化する符号化装置及び
    符号化された画像情報を復号する復号装置からなる画像
    伝送装置であって、 前記符号化装置は、 符号化対象データをグループ分けする手段と、 グループ分けされた符号化対象データの所属するグルー
    プを示すグループ番号を符号化する手段と、 符号化されたグループ番号にそのグループ内の他の値と
    区別するための識別子として付加ビットを付加する手段
    と、 前記付加ビットのビット長を減制御する制御手段と、 を有し、かつ、 前記復号装置は、 前記付加ビットにより決定される復号データ範囲内で、
    既に復号されたデータの統計量に基づく値を補填し復号
    データとして出力する復号手段を有することを特徴とす
    る画像伝送装置。
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