JPH10164310A - キャリアシート及び原稿読取り装置 - Google Patents

キャリアシート及び原稿読取り装置

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JPH10164310A
JPH10164310A JP8319515A JP31951596A JPH10164310A JP H10164310 A JPH10164310 A JP H10164310A JP 8319515 A JP8319515 A JP 8319515A JP 31951596 A JP31951596 A JP 31951596A JP H10164310 A JPH10164310 A JP H10164310A
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sheet
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carrier sheet
carrier
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JP8319515A
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Inventor
Hiroshi Nakai
洋志 中井
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナ等の原稿読取り装置に使用されるキ
ャリアシートにおいて、厚紙原稿を挟んで搬送する場合
のローラへの噛み込み性の向上、原稿とシートとのずれ
による通紙不良の防止を実現し、搬送できる原稿の種類
を広げる。 【解決手段】 キャリアシートを構成する上下のシート
1,2の特に搬送用駆動ローラの位置する側のシートに
厚紙原稿5のずれを防止するストッパ部2aとなる穴や
スリット2aまたは保持部を設け、原稿をキャリアシー
トにセットする際に、原稿角部もしく辺部をこのストッ
パ部に挿入し、原稿とキャリアシートを略一体化する。
また、キャリアシートを構成する上下のシートに、使用
時に一時的に上下シートを一体化するための係止部また
は粘着部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリアシート及
び原稿読取り装置、詳細には、例えば、下シート及び透
明の上シートの間に原稿を挟持し、シートスルータイプ
のスキャナやファクシミリ等の原稿読取装置に使用され
る原稿送り用のキャリアシート及び原稿送り装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のキャリアシートは、図21に示す
ように、プラスチック等により作られた不透明の下シー
ト1及び透明の上シート2を有し、これら上下のシート
は原稿進入方向の先端部が溶着等により接着されてい
た。このようにしてキャリアシートの先端部には細紐状
の接着部3が形成されていた。このように構成されたキ
ャリアシートは、下シート1及び上シート2の間に原稿
Gを挟み、スキャナ等の読取装置に原稿進入方向先端即
ち接着代3側から挿入され、原稿の読取が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら図2
1に示す従来のキャリアシートでは、シリアルスキャナ
により読み取りを行う場合、次の様な欠点があった。
【0004】即ち、駆動ローラ11とピンチローラ12
により、写真付葉書等の厚紙の原稿を挟持したキャリア
シートを搬送する場合に、図20に示すように、上シー
ト2と下シート1がずれて厚紙形状に段差が発生し、前
記駆動ローラ11やピンチローラ12の径が小さなプリ
ンタの場合、前記段差部がローラに噛み込まず、スリッ
プした状態で搬送できないことがあった。また、前記の
スリップした状態で更に搬送動作が続くと、図19に示
すように、搬送力の働く前記駆動ローラ11側にある前
記上シート2だけが送られる場合があり、スキャナヘッ
ド21と擦れたりして搬送不良を起こすことがあった。
更には、前記上シート2と前記下シート1がずれること
により、原稿とシートの間に空気層ができ互いに滑りや
すい状態になり、前記写真付葉書等厚紙とキャリアシー
トがずれて、キャリアシートだけが搬送され、前記写真
付葉書等厚紙は前記段差部がローラに噛み込まれないま
ま搬送されないことがあった。このため、ある程度、搬
送できる原稿が限られていた。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は上述従
来例の欠点に鑑みてなされたもので、厚紙を送れること
ができるキャリアシートを提供することを目的とする。
【0006】本発明によれば、不透明のシート透明のシ
ートを有し、該両シートは原稿進入方向に見て先端部が
細紐状の接着部で接着されているとともに、前記シート
の少なくともどちらか一方に、原稿のずれを防止するス
トッパ部を少なくとも一ヶ所設けるようにしたものであ
る。
【0007】この構成により、写真葉書等の比較的厚み
のある原稿をキャリアシートに挟持して搬送する場合、
原稿先端側に生じる段差によるキャリアシートとローラ
とのスリップ及び不送り、駆動ローラによる片側のシー
トのみの搬送、また原稿と上下シートとの滑りによるキ
ャリアシートのみの搬送等を防止できる。これによつて
搬送できる原稿の種類が広がる。
【0008】また、前記下シートと上シートをキャリア
使用時に一時的に略一体化することでも、上記目的は達
成できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)本発明に係るキャリアシートの第1の
実施例を図1から図5及び図10により説明する。
【0010】図1において、1は不透明(例えば白濁
色)の下シートで、2は透明な上シートであり、これら
のシートはプラスチックのシート材により構成されるこ
とが望ましい。下シート1及び上シート2は原稿進入方
向に見て先端部が溶着等により接着され、細紐状の接着
部3が形成される。該接着部3の幅は5mm程度以下が
好ましい。前記キャリアシートは前記上下のシートの間
に原稿Gを挟み、スキャナ等の原稿読取り装置に挿入さ
れる。
【0011】ここでスキャナ装置の一例をあげ、更に説
明する。
【0012】図3はシリアルスキャナの模式断面図、図
10は該スキャナの概略斜視図である。
【0013】図3、図10において、11はモータM1
により回転される駆動ローラ、12はバネ12Aにより
付勢されたピンチローラ、13はバネ13Aにより付勢
された排紙ローラ、14は拍車である。15はキャリジ
で、該キャリジはガイドバーローラ12により案内さ
れ、モータM2により回転されるリードスクリュー16
により駆動されて、原稿進行方向に対し直交方向に往復
運動し、キャリジ15に支持されたスキャナヘッド21
により原稿の読み取りが行われる。17はプラテンで原
稿を水平に安定させると共に、原稿が大きくスキャナヘ
ッド21から遠ざかることを防いでいる。ローラ12と
ローラ13の回転中心は原稿の進行面に対し略直交方向
に可動であり、該ローラは回転中心固定のローラ11及
び14に圧接するため、原稿読取間距離ηは原稿の厚み
に関係なく一定になる構造となっている。キャリアシー
トを使用する場合、原稿読取間距離ηはシート2の厚み
分加算される為、精度良い読み取りを行うにはシート2
はできるだけ薄くしなければならない。
【0014】またシート1も、原稿読み取り時の光の屈
折等を考慮すると薄い方が良い。従って下シート2、上
シート1は共に剛性に乏しく、厚紙原稿を搬送する場合
に、従来例にあげたような不具合が起こることがあっ
た。
【0015】よって本実施例では、写真付葉書等の比較
的厚みのある原稿の角部を差し込むことにより、原稿と
キャリアシートのずれを防止するストッパ部となる穴部
2a(またはスリット状の切り込み)を上シート2に設
けた。図2において、破線5はキャリアシートに挟まれ
た写真付葉書等厚紙5(原稿)で上シート2の下にあ
る。上シート2には写真付葉書等厚紙5の搬送方向後側
の2つの角部5aの近傍に、斜め45°に傾斜した穴部
2aを2ヵ所設けてあり、写真付葉書等厚紙5を搬送す
る場合には、角部5aを穴部2aに差し込んでキャリア
シートにセットする。ここで上シート2の穴部は、その
形状は想定する原稿に合わせて適宜決定でき、その配置
等も、図4のように、サイズの違う原稿5及び6に対し
てそれぞれ2a、2bと複数箇所設けても良いし、図5
のように、1つの原稿の四隅を差し込むような2a(後
端側)、2c(先端側)を設けても良く、さまざまな組
合わせが可能である。
【0016】これにより写真付葉書等厚紙5はキャリア
シート上で搬送方向後側にずれることも、横方向にずれ
ることも、傾くことも無くなる。また駆動ローラ11側
の上シート2に穴部2aを設けているため、上シート2
に伝わる搬送力が直接写真付葉書等厚紙5にも伝達され
るので、図11で示したような不具合も起こらず、写真
付葉書等厚紙5の先端部のローラへの噛み込み性も向上
し、搬送できる原稿の種類を広げることができる。
【0017】(第2の実施例)本発明に係るキャリアシ
ートの第2の実施例を図6から図8により説明する。た
だし第1の実施例と重複し同一符号を有するスキャナ装
置やキャリアシート等の説明は省略する。
【0018】図8は、上シート2の下側に挟まれた破線
で示す写真付葉書等厚紙5の搬送方向後側の一辺の略中
央部5bをくわえ込むように保持し、原稿とキャリアシ
ートのずれを防止するストッパ部となる保持部2dをキ
ャリアシートの上シート2に設けたものである。
【0019】図6、図7は該保持部2d付近の拡大平面
図で、保持部2dは上シート2にコの字状の穴もしくは
スリット2d′等を設けることで、形成されている。写
真付葉書等厚紙5のセット方法は、まず図6に示すよう
に、保持部2dを少し下方に押して、上シート2の下側
から搬送方向後側の一辺の略中央部5bが保持部2dの
上側に来るよう滑り込ませ、図7のような状態にすれば
良い。また保持部2dの写真付葉書等厚紙5の保持力や
保持安定性を向上させるためには、保持部2dの根元の
幅Lを大きく設定する、保持部2dを一辺に対し複数箇
所(例えば2つの角部5aに寄りに2ヶ所)設ける、ま
たは複数の辺に保持部2dをそれぞれ設ける等の方法が
簡単に実施可能である。さらに、前記の保持部2dの形
状はコの字状として説明したが、三角形や半円形状など
適宜設定可能であり、前述の保持部2dの大きさ、設置
位置、個数等と合わせて、さまざまな設定が可能であ
る。
【0020】これにより写真付葉書等厚紙5のキャリア
シート上での搬送方向後側へのずれや横方向へのずれ、
そして傾き等を防止することができる。また駆動ローラ
11側の上シート2に穴部を設けているため、上シート
2に伝わる搬送力が直接写真付葉書等厚紙5にも伝達さ
れるので、図11で示したような不具合も起こらず、写
真付葉書等厚紙5の先端部のローラへの噛み込み性も向
上し、搬送できる原稿の種類を広げることができる。
【0021】以上の実施例において、原稿とキャリアシ
ートのずれを防止するまたストッパ部となる穴部2a、
2b、2cや保持部2dをキャリアシートの上シート2
側に設けるよう説明しているが、これは例に示したスキ
ャナ装置の駆動ローラがキャリアシートの上側に位置し
ているためであり、キャリアシートの下側に駆動ローラ
がある装置で使用するならば、下シート1に本実施例の
構成を施すことで同様の効果が得られる。また、どちら
の装置でも使用可能にするために、下シート1と上シー
ト2の両方に設けても当然構わない。さらに、ストッパ
部を上下シートに一体に形成するように説明している
が、別部材の例えば繰返し貼ったり剥がしたりできる粘
着層をシート側に設けても良い。
【0022】また原稿とキャリアシートのずれを防止す
るストッパ部となる穴部や保持部をキャリアシートの上
シート2側に設ける場合において、高性能なスキャナ装
置により読み取ると、穴部や保持部の影が画像に現れて
しまうことがある。これを回避するためには、保持部2
d(穴部でも同様)の設置位置を図9に示すように、想
定される最大サイズの原稿4(二点鎖線)の画像部分も
しくは原稿そのものより外側に設けるようにすれば良
い。
【0023】以上説明したように、本発明の第1、第2
の実施例によれば、キャリアシートを構成する上下のシ
ートに、写真付葉書等の比較的厚みのある厚紙原稿とキ
ャリアシートの滑りを防止するためのストッパ部を駆動
ローラ側に設けることで、厚紙原稿の先端部のローラへ
の突入時に発生し易い原稿とシートのずれを無くし、そ
れに伴う通紙不良を防止すると共に、駆動ローラからの
搬送力をシートを介して直接原稿に伝達することがで
き、厚紙原稿の先端部のローラへの噛み込み性を向上さ
せ、原稿読み取り装置における原稿読み取りを円滑にす
るとともに、搬送できる原稿の種類を広げることができ
るものである。
【0024】(第3の実施例)本発明に係るキャリアシ
ートの第3の実施例を図11から図15により説明す
る。図11において1は不透明(例えば白濁色)の下シ
ートで、32は透明な上シートであり、これらのシート
はプラスチックのシート材により構成されることが好ま
しい。下シート31及び上シート32は原稿進入方向に
見て先端部が容着等により接着され、細紐状の接着部3
3が形成される。該接着部33の幅は5mm程度以下が
好ましい。キャリアシートは上下のシートの間に原稿G
を挟み、スキャナ等の原稿読取り装置に挿入される。
【0025】よって本実施例では図11、図12のよう
に、二点鎖線で示す写真付葉書等厚紙5(原稿)が載置
される位置の搬送方向に見て左右側で、想定する最大サ
イズの原稿4(二点鎖線)の載置範囲の外側に、下シー
ト31と上シート32を一時的に一体化する係止部(3
1a,32a)を設けた。係止部は、下シート31に形
成される穴部31aと、上シート32に形成される片部
32aにより構成され、写真付葉書等厚紙5の載置時
に、図13のように片部32aを矢印のように穴部31
aに挿入し図14の状態にすることで、上下シートの搬
送方向に見て前後方向へのずれ及び上下方向への離間を
防止することができるものである。これにより原稿とシ
ートの間に空気層ができず、前記写真付葉書等厚紙とキ
ャリアシートが略一体化し、ずれることもない。係止部
(31a,32a)は図15に示すように、写真付葉書
等厚紙5(原稿)が載置される位置の搬送方向に見て前
後方向の長さaの範囲内に、少なくともその一部が係る
ように配置されるのが好ましく、搬送方向先端側に配置
する方がより効果的であり、その大きさや形状は、上下
シートが一時的に一体化できうる形状であるならば、適
宜決定可能である。また係止部は図16に示すように、
写真付葉書等厚紙5が載置される位置が不定または複数
箇所の場合、もしくはサイズの異なる厚紙原稿が使用さ
れる場合には、第二(もしくはそれ以上)の係止部とし
て穴部31bと片部32bを更に配置することでいかよ
うにも対応可能である。
【0026】前述の実施例では、写真付葉書等の厚紙原
稿5が載置される位置の搬送方向に見て左右側で、想定
する最大サイズの原稿4の載置範囲の外側に係止部を設
けるように説明したが、図17のように、想定する最大
サイズの原稿4の載置範囲の内側に係止部を設けること
も当然可能である。この場合、原稿によっては画像部と
片部32aが重なりあうことになるが、上シート32が
透明であることから、その形状がスキャナ装置に読み取
られた画像に与える影響は少ない。また下シートに穴部
を、そして上シートに片部を設けるように説明している
が、逆に下シートに片部を、そして上シートに穴部を設
けても同様の効果が得られることは、言うまでもない。
【0027】(第4の実施例)本発明に係るキャリアシ
ートの第4の実施例を図9により説明する。ただし第3
の実施例と重複し同一符号を有するスキャナ装置やキャ
リアシート等の説明は省略する。
【0028】図18において、31dは繰返し貼り付け
及び剥離が可能な粘着層で、写真付葉書等厚紙5が載置
される位置の搬送方向に見て左右側で、想定する最大サ
イズの原稿4の載置範囲の外側に、下シート31と上シ
ート32を一時的に一体化し、ずれや離間を防ぐストッ
パ部である。粘着部31dは、下シート31側に塗布ま
たは接着されており、原稿を挟み下シート31と上シー
ト32を合わせたときに、下シート31と上シート32
を一時的に接着し一体化するもので、原稿を取り出す際
には上シート32を容易に剥離することができる。従っ
て、原稿搬送時に下シート31と上シート32を一時的
に接着し一体化することにより、上下シートのずれや離
間を防ぐとともに、原稿とシートの間に空気層ができな
いため、前記写真付葉書等厚紙とキャリアシートが略一
体化し、ずれることもない。また接着部31dは、図1
5に示すのと同様に、写真付葉書等厚紙5(原稿)が載
置される位置の搬送方向に見て前後方向の長さaの範囲
内に、少なくともその一部が係るように配置されるのが
好ましく、その面積及び粘着力は、上下シートが写真付
葉書等厚紙5等の搬送時に十分一体化できうるものであ
れば、適宜決定可能である。また粘着部31dは、写真
付葉書等厚紙5が載置される位置が不定または複数箇所
の場合、もしくはサイズの異なる厚紙原稿が使用される
場合には、それに対応して配置場所や長さ等を適宜決定
可能である。
【0029】前述の実施例では、写真付葉書等の厚紙原
稿5が載置される位置の搬送方向に見て左右側で、想定
する最大サイズの原稿4の載置範囲の外側に粘着部を設
けるように説明したが、図18の粘着部31eのように
想定する最大サイズの原稿4の載置範囲の内側に粘着部
を設けることも当然可能である。この場合、原稿によっ
ては載置範囲と粘着部31eが重なりあうことになる
が、粘着部31eは再剥離可能な粘着剤であるため、原
稿を傷つける心配も少ない。また下シートに粘着部を設
けるように説明しているが、逆に上シートに粘着部を設
けるようにしても同様の効果が得られることは、言うま
でもない。
【0030】接着部としては、粘性部材(のり)とかフ
ァスナー(いわゆるマジクファスナーと呼ばれるもの)
がある。
【0031】以上説明したように、本発明の第3、第4
の実施例によれば、キャリアシートを構成する上下のシ
ートを一時的に一体化する係止部または粘着部を設ける
ことで、上下のシートのずれや離間を防止し、それによ
り写真付葉書等の比較的厚みのある厚紙原稿とキャリア
シートの滑りを防止することが可能となる。従って厚紙
原稿の先端部のローラへの突入時に発生し易い原稿とシ
ートのずれを無くし、それに伴う通紙不良を防止し、厚
紙原稿の先端部のローラへの噛み込み性を向上させ、原
稿読取り装置における原稿読み取りを円滑にするととも
に、搬送できる原稿の種類を広げることができるもので
ある。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
厚紙原稿の先端部のローラへの突入時に発生し易い原稿
とシートのずれを無くし、それに伴う通紙不良を防止で
きる。
【0033】また、駆動ローラからの搬送力をシートを
介して直接原稿に伝達することができ、厚紙原稿の先端
部のローラへの噛み込み性を向上させ、原稿読取り装置
における原稿読み取りを円滑にするとともに、搬送でき
る原稿の種類を広げることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のキャリアシートの1つを説明す
るための外観斜視図。
【図2】第1の実施例のキャリアシートの1つを説明す
るための平面図。
【図3】シリアルスキャナの動作、構成を説明するため
の模式断面図。
【図4】第1の実施例のキャリアシートの1つを説明す
るための部分平面図。
【図5】第1の実施例のキャリアシートの1つを説明す
るための部分平面図。
【図6】第2の実施例のキャリアシートで原稿セット前
の状態を説明するための部分平面図。
【図7】第2の実施例のキャリアシートで原稿セット後
の状態を説明するための部分平面図。
【図8】第2の実施例のキャリアシートの1つ説明する
ための平面図。
【図9】本発明のキャリアシートの1つ説明するための
平面図。
【図10】シリアルスキャナの動作、構成を説明するた
めの内部構造概略斜視図。
【図11】第3の実施例のキャリアシートの1つを説明
するための外観斜視図。
【図12】第3の実施例のキャリアシートの1つを説明
するための外観斜視図。
【図13】第3の実施例のキャリアシートで厚紙原稿セ
ット時の状態を説明するための部分斜視図。
【図14】第3の実施例のキャリアシートで厚紙原稿セ
ット時の状態を説明するための部分斜視図。
【図15】第3の実施例のキャリアシートの1つを説明
するための平面図。
【図16】第3の実施例のキャリアシートの1つを説明
するための平面図。
【図17】第3の実施例のキャリアシートの1つを説明
するための平面図。
【図18】第4の実施例のキャリアシートの1つ説明す
るための外観斜視図。
【図19】従来例の不具合の1つを説明するの模式断面
図。
【図20】従来例の不具合の1つを説明するの模式断面
図。
【図21】従来例のキャリアシートの構成を説明する外
観斜視図。
【符号の説明】 1,31 下シート 2,32 上シート 2a,2b,2c 穴部 2d 保持部 3 接着部 4 最大原稿サイズ 5 写真付葉書等厚紙原稿 11 駆動ローラ 12 ピンチローラ 13 排紙ローラ 14 拍車 15 キャリッジ 17 プラテン 21 スキャナヘッド 31a,31b,31c 穴部 31d,31e 粘着部 32a,32b,32c 片部 33 接着部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿読み取り用のキャリアシートであっ
    て、 透明のシートと不透明のシートを有し、該両シートは原
    稿進入方向に見て先端部が細紐状の接着部で接着されて
    いるとともに、 前記両シートの少なくともどちらか一方に、原稿のずれ
    を防止するストッパ部を少なくとも一ヶ所設けることを
    特徴とするキャリアシート。
  2. 【請求項2】 ストッパ部は透明シートに形成されてい
    て、原稿のコーナー部が差し込まれるスリット状の切り
    込みである請求項1に記載のキャリアシート。
  3. 【請求項3】 ストッパ部は透明シートに形成されてい
    て、原稿の端部が差し込まれるコの字の溝である請求項
    1に記載のキャリアシート。
  4. 【請求項4】 前記キャリアシートは、前記ストッパ部
    が定形サイズの原稿が載置される範囲を回避した位置に
    配置されることを特徴とする請求項1に記載のキャリア
    シート。
  5. 【請求項5】 前記キャリアシートは、前記ストッパ部
    が前記上シート及び下シートに一体に形成されることを
    特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の
    キャリアシート。
  6. 【請求項6】 前記キャリアシートは、前記ストッパ部
    が前記両シートのうちでスキャナやファクシミリ等の搬
    送用ローラ群の駆動ローラに接する側のシートに配置さ
    れることを特徴とする請求項1から請求項3記載のキャ
    リアシート。
  7. 【請求項7】 原稿を送る上下一対の搬送ローラと、こ
    の搬送ローラの下流側にあって原稿の上面を読み取る読
    取り手段と、を備え、請求項1に記載のキャリアシート
    に原稿を挟んで送ることを特徴とする原稿読取り装置。
  8. 【請求項8】 原稿読み取り用のキャリアシートであっ
    て、 透明のシートと不透明のシートを有し、該両シートは原
    稿進入方向に見て先端部が細紐状の接着部で接着されて
    いるとともに、 前記両シートを前記キャリアシート使用時に一時的に略
    一体化するストッパ部を少なくとも一ヶ所設けることを
    特徴とするキャリアシート。
  9. 【請求項9】 透明シートが上で、不透明シートが下で
    ある請求項1に記載のキャリアシート。
  10. 【請求項10】 前記ストッパ部は、前記上シートもし
    くは下シートに設けた突設部と、前記突設部に対応する
    位置に前記下シートもしくは上シートに設けた穴やスリ
    ット部または切欠き部とが、係合することで構成される
    ことを特徴とする請求項9記載のキャリアシート。
  11. 【請求項11】 前記ストッパ部は、前記上シートもし
    くは下シートに設けた粘着層により前記キャリアシート
    の使用時に前記上シートと下シートを一時的に貼り合わ
    せることを特徴とする請求項9記載のキャリアシート。
  12. 【請求項12】 前記ストッパ部は、前記上シート及び
    下シートに一体に形成されることを特徴とする請求項9
    または請求項10記載のキャリアシート。
  13. 【請求項13】 前記ストッパ部は、前記キャリアシー
    トの写真付葉書等の厚紙原稿が載置される位置の、原稿
    進入方向に見て前記厚紙原稿の両側の範囲に少なくとも
    その一部が存在するよう配置したことを特徴とする請求
    項8から請求項12に記載のキャリアシート。
  14. 【請求項14】 前記ストッパ部は、前記キャリアシー
    トで使用を想定している最大サイズの原稿が載置される
    範囲を回避した位置に配置されることを特徴とする請求
    項8から請求項13記載のキャリアシート。
  15. 【請求項15】 原稿を送る上下一対の搬送ローラと、
    この搬送ローラの下流側にあって、原稿の上面を読み取
    る読取り手段と、を備え、請求項1に記載のキャリアシ
    ートに原稿を挟んで送ることを特徴とする原稿読取り装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002007959A (ja) * 2000-06-19 2002-01-11 Kobayashi Kirokushi Co Ltd Ocr用キャリアシート
JP2013104835A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Advantest Corp 試験用キャリア及び試験用キャリアの組立方法
US9340044B2 (en) 2014-02-14 2016-05-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Holding member, cutting apparatus and non-transitory computer-readable medium storing cutting operation control program

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