JPH10163890A - ラジオ受信装置 - Google Patents

ラジオ受信装置

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Publication number
JPH10163890A
JPH10163890A JP33017696A JP33017696A JPH10163890A JP H10163890 A JPH10163890 A JP H10163890A JP 33017696 A JP33017696 A JP 33017696A JP 33017696 A JP33017696 A JP 33017696A JP H10163890 A JPH10163890 A JP H10163890A
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JP
Japan
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service area
broadcast
radio
station
broadcast station
Prior art date
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Pending
Application number
JP33017696A
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English (en)
Inventor
Natsunori Ishida
奈都規 石田
Hiroshi Ogawa
浩 小川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10163890A publication Critical patent/JPH10163890A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手操作を必要とせず、各地域に応じたラジオ放
送を自動的に選択または変更することができるラジオ受
信装置を提供すること。 【解決手段】ラジオ放送を受信してそれに対応する識別
信号をラジオ放送受信部2から出力し、このラジオ受信
装置が存在する現在位置を位置検出手段7で検出し、識
別信号に対応する放送局名と既に放送局が決定されてい
るサービスエリア及び電界強度の強い放送局を優先する
サービスエリアの各データとを記憶手段に記憶し、検出
された現在位置が記憶手段から読み出された既に放送局
が決定されているサービスエリア及び電界強度の強い放
送局を優先するサービスエリア内にあるか否かを演算手
段8で判定し、その判定結果を表示装置4に表示し、演
算手段の判定に基づき、自動的にその放送局名を表示し
選局する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の移動体に
搭載され、AM、FM、FM多重放送などを受信するラ
ジオ受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラジオ受信装置はラジオ受信アン
テナを通してラジオ放送を受信した場合、受信した周波
数のうち最も電界強度が強い周波数の放送局を算出し、
算出された放送局のラジオ放送に関するデータをスピー
カを通して報知し、表示装置上に表示するようにしてい
た。
【0003】このような従来のラジオ受信装置として
は、例えば、図7に示すようなものがあった。図7は従
来例としてのラジオ受信装置の構成を示すブロック図で
ある。まず、図7を参照して、従来のラジオ受信装置の
構成を説明する。図7において、1はラジオ放送受信ア
ンテナ、2はチューナ、復調回路、パワーアンプ等から
構成されるラジオ放送受信部、3はマイクロコンピュー
タ等から構成され、ラジオ放送受信部2を制御するラジ
オ放送制御部、4はラジオ放送の受信時に放送局名及び
ラジオ放送データ等を表示する表示装置、5は各種操作
釦が装備された操作部である。操作部5の操作釦が操作
されるとラジオ制御部3から制御信号が受信部2及び表
示部4に送出されて受信周波数の制御及び表示の制御等
が行われる。
【0004】次に、図7を参照して、従来のラジオ受信
装置の動作を説明する。まず、ラジオ放送受信部2はラ
ジオ放送受信アンテナ1を介してラジオ放送を受信する
と、受信した周波数のうち最も電界強度が強い周波数の
放送局を算出してその放送局を選局するとともに、ラジ
オ放送制御部3に信号を送りそのラジオ放送に関するデ
ータを表示装置4に表示するようにしている。そこで、
操作部5の操作釦を操作してラジオ放送受信部2及びラ
ジオ放送制御部3に信号を送り、放送局の切替え及び表
示装置4における表示の切替えを行うようにすることも
できる。このようにして、放送局の選択は、まず電界強
度に基づき、一定の間隔で定期的且つ自動的に行われ、
操作釦を操作により手動で行うこともできる。
【0005】そこで、移動体に搭載されたラジオ受信装
置が他の放送局のサービスエリアに入ってきた場合で
も、その放送局の電界強度が現在受信中のラジオ放送の
電界強度より弱い場合には、自動的にその放送局のラジ
オ放送に切り換えることはできない。しかし、新しい放
送局のラジオ放送を聞きたい場合には、操作部5の操作
釦により表示装置4の表示を切り換えてそのラジオ放送
の受信を知り、まだ電界強度が弱くてもそのラジオ放送
に切り換えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明したような従来のラジオ受信装置では、例えば東京都
から神奈川県に移動する場合、東京都のラジオ放送局の
電界強度は神奈川県においてもかなり強いため、ラジオ
受信装置が神奈川県内を移動中の場合でも東京都の放送
局のラジオ放送を選択したままとなり、必要である神奈
川県の放送局のラジオ放送を選択するために放送局の選
択操作をしなければならず、操作が煩雑になるという問
題があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、移動により放送局のサービスエリア
が変わった場合でも、手操作を必要とせず、各地域に応
じたラジオ放送を自動的に選局または変更することがで
きるラジオ受信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるラジオ受信
装置は、ラジオ放送を受信してそのラジオ放送に対応す
る識別信号をラジオ放送受信部から出力し、このラジオ
受信装置が存在する現在位置を位置検出手段により検出
し、前記識別信号に対応する放送局の放送局名データと
既に放送局が決定されているサービスエリア及び電界強
度の強い放送局を優先するサービスエリアの各データと
を記憶手段に記憶し、検出された現在位置が記憶手段か
ら読み出された既に放送局が決定されているサービスエ
リア及び電界強度の強い放送局を優先するサービスエリ
ア内にあるか否かを演算手段により判定し、該演算手段
の判定結果を表示装置に表示するようにし、演算手段の
判定に基づき、現在位置が受信した識別信号に対応する
放送局の既に放送局が決定されているサービスエリア内
にあるか、その放送局の電界強度の強い放送局を優先す
るサービスエリア内にあるか、それら両サービスエリア
から出たかまたは他の放送局のサービスエリア内に入っ
たか否かを判定して自動的にその放送局名を表示し選局
するようにしたものである。
【0009】本発明によれば、移動により放送局のサー
ビスエリアが変わった場合でも、手操作を必要とせず、
現在位置に応じたラジオ放送を自動的に表示し、選局ま
たは放送局を変更することができるラジオ受信装置が得
られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ラジオ放送を受信して該受信したラジオ放送に対応
する識別信号を出力するラジオ放送受信部と、該ラジオ
放送受信部を有するラジオ受信装置が存在する現在位置
を検出する位置検出手段と、前記識別信号に対応する放
送局の放送局名データと第1のサービスエリア及び第2
のサービスエリアの各データとを記憶する記憶手段と、
前記検出された現在位置が前記前記記憶手段から読み出
された第1のサービスエリア及び第2のサービスエリア
内にあるか否かを判定する演算手段と、該演算手段の判
定結果を表示する表示装置とを具備し、前記演算手段の
判定に基づき、現在位置が受信した識別信号に対応する
放送局の第1のサービスエリア内にあるか、その放送局
の第2のサービスエリア内にあるか、第1及び第2のサ
ービスエリアから出たかまたは他の放送局のサービスエ
リア内に入ったか否かを判定して自動的にその放送局名
を表示し選局するようにしたことにより、移動により放
送局のサービスエリアが変わった場合でも、手操作を必
要とせず、現在位置に応じたラジオ放送を自動的に表示
し、選局または放送局を変更することができるという作
用を有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、前記演
算手段が、該演算手段の判定に基づき、現在位置が受信
した識別信号に対応する放送局の第1のサービスエリア
内にあるときはその放送局名を表示して選局し、現在位
置が第2のサービスエリア内にのみあるときはその放送
局名を表示して選局し、現在位置が隣接する放送局の第
2のサービスエリア内に入ったときはその放送局名を表
示して選局し、現在位置が前記受信した識別信号に対応
する放送局の第1及び第2のサービスエリア外に出たと
判定されたときはその放送局名を消去するよう自動的に
制御するようにしたことにより、移動により放送局のサ
ービスエリアが変わった場合でも、手操作によることな
く、ラジオ受信装置が存在する地域に対応した放送局の
ラジオ放送を自動的に表示し、選局または放送局を変更
することができるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、前記第
1のサービスエリアが既に放送局が決定されているサー
ビスエリアであり、前記第2のサービスエリアが電界強
度の強い放送局を優先するサービスエリアであるように
したことにより、各放送局の受信範囲を予め設定して、
手操作によることなく、ラジオ受信装置が存在する地域
に対応した放送局のラジオ放送を自動的に表示し、選局
または放送局を変更することができるという作用を有す
る。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、前記演
算手段が、放送局の送信アンテナの所在位置データと前
記ラジオ受信装置の現在位置のデータとに基づき算出さ
れた送信アンテナと現在位置間の距離が、前記第1及び
第2のサービスエリアの半径より大きいか否かにより、
現在位置が各サービスエリアの範囲内にあるか否かを判
定するようにしたことにより、各放送局の受信範囲を予
め設定して、手操作によることなく、ラジオ受信装置が
存在する地域に対応した放送局のラジオ放送を自動的に
表示し、選局または放送局を変更することができるとい
う作用を有する。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、前記現
在位置が同一周波数の複数放送局のサービスエリア内に
あると判定されたときには、前記表示装置に該複数の放
送局名およびラジオ放送データを表示すると共に受信可
能な放送局名を重複表示するようにしたことにより、放
送局が重複する地域においても適切な選局及びその表示
を行うことができるという作用を有する。
【0015】(実施の形態)以下、図1乃至図6を参照
して、本発明の一実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態におけるラジオ受信装置の
構成を示すブロック図、図2は図1のラジオ受信装置に
おける放送局テーブルの内容を示す図、図3は図1のラ
ジオ受信装置の表示装置における表示例を示す図、図4
は図1のラジオ受信装置における動作の流れを示すフロ
ーチャート、図5は図1のラジオ受信装置が受信するラ
ジオ放送の放送局のサービスエリア及び電界強度範囲を
示す図、図6は図1のラジオ受信装置の表示制御による
放送局名及びそのラジオ放送データの表示論理を示す図
である。
【0016】まず、図1を参照して、本発明の一実施の
形態におけるラジオ受信装置の構成について説明する。
図1において、1はラジオ放送受信アンテナ、2はチュ
ーナ、復調回路、パワーアンプ等から構成されラジオ放
送を受信して受信した周波数等に対応する識別信号をラ
ジオ放送制御部3に出力するラジオ放送受信部、3はマ
イクロコンピュータ等から構成され、ラジオ放送受信部
2及び表示装置4を制御するラジオ放送制御部、4はラ
ジオ放送の受信時に放送局名及びラジオ放送データ等を
表示する表示装置、5は各種操作釦が装備され、その操
作釦の操作によりラジオ制御部3から制御信号が受信部
2及び表示部4に送出されて、受信周波数の制御(選
局)及び放送局名及びラジオ放送データ等の表示の制御
を行わせる操作部である。
【0017】また、6は複数の人口衛星からの信号を受
信するアンテナ、7はアンテナ6で受信した受信信号に
基づき自動車の現在位置を演算して現在位置データを出
力するGPS(広域位置認識システム:Grobal Positio
ning System)受信装置であって、このGPS受信装置7
は受信信号を増幅する増幅回路、局部発振回路の発振出
力と受信信号とを混合する混合回路、中間増幅回路、検
波回路、及び信号処理回路等から構成され、受信信号に
含まれている各衛星の軌道データ、到達時刻情報等に基
づいて自動車の現在位置データ、例えば現在位置の緯度
データ及び経度データ等を算出して出力するもので、位
置検出手段ともいう。
【0018】8はマイクロコンピュータ等から構成され
る演算手段であって、この演算手段8には、複数の放送
局に関するラジオ放送データ、すなわち各放送局の周波
数データ、各放送局の送信アンテナの所在地の位置(緯
度、経度)データ、各放送局の既に放送局が決定されて
いるサービスエリア及び電界強度の強い放送局を優先す
るサービスエリアの各半径データ、各放送局の放送局名
データ等がそれぞれの放送局ごとに配列されている放送
局テーブルがラジオ放送制御部3からの識別信号に対応
して記憶されている記憶手段が含まれる。
【0019】図2は、上記放送局テーブルを概略示す図
である。この放送局テーブルは複数の放送局の予め定め
られた放送局データを周波数fの小さい順に記憶させた
ものである。各放送局データには、この例では、周波数
f、送信アンテナの所在位置の緯度データx及び経度デ
ータy、既に放送局が決定されているサービスエリアS
aの半径データra、電界強度の強い放送局を優先する
サービスエリアSbの半径データrb及び放送局名デー
タN等が含まれる。放送局テーブルには、同一周波数で
はあるが、放送局名が異なる放送局データも含まれてい
る。例えば、図2に示す例では、同一周波数f1の3つ
の放送局データf1、f1、f1が含まれている
ことを示している。なお、放送局テーブルに対する記憶
の順序は周波数fの大きい順であっても、隣接地域によ
る受信希望順であっても、または周波数の大小とは関係
なくランダムであってもよい。
【0020】図3は、表示装置4における放送局名及び
ラジオ放送データ等の表示の一例を示す図である。演算
手段8は、現在ラジオ放送受信部2から受けている受信
周波数とGPS受信装置7から受信した現在位置データ
とに基づき、現在受信している放送局の放送局名を判定
し、ラジオ放送制御部3を介してその放送局名とラジオ
放送データとを表示装置4に表示する。図3に示す表示
の一例においては、最上部に現在受信中の放送局名及び
ラジオ放送データとサービスとして道路交通情報を表示
し、以下受信順にラジオ放送データを列挙して表示して
いる。また、現在位置が同一周波数の複数の放送局の各
サービスエリア内にあると判定されたときは、表示装置
4にその放送局名およびラジオ放送データを表示すると
共に受信可能な放送局名を重複表示するようにしてい
る。
【0021】以下、図1及び図4を参照して、本発明の
一実施の形態におけるラジオ受信装置の動作について説
明する。通常、ラジオ放送受信部2はラジオ放送受信ア
ンテナ1を介してラジオ放送(例えば、周波数f1の放
送局のラジオ放送)を受信すると、以下で詳細に説明す
るように、受信したラジオ放送に対応する識別信号をラ
ジオ放送制御部3を通して演算手段8に送り、演算手段
8に含まれている記憶手段からそのラジオ放送に対応す
る放送局データを読み出し、以下で説明するように、放
送局の自動選局及び表示動作に入る。また、希望によ
り、操作部5の操作釦を操作することによりラジオ放送
受信部2及びラジオ放送制御部3に信号を送り、放送局
の切替え及び表示装置4におけるラジオ放送データの表
示の切替えを行うこともできる。
【0022】次に、主に図4に示すラジオ受信装置の動
作の流れを参照して、本実施の形態におけるラジオ受信
装置の動作を詳細に説明する。図4は、演算手段8にお
いて、一定時間毎に発生する割り込みによって起動され
る放送局の切替えと放送局名及びラジオ放送データの表
示の切替えとを行う動作フローを示す図である。
【0023】現在、上記で説明したように、ラジオ放送
受信部2により周波数f1の放送局を受信しているもの
とする(例えば、図3の表示の最上部に示す、FM 東
京80.0MHz の放送局)。一定時間毎に発生する
割り込みに従い、まずステップAに進み、放送局テーブ
ルを検索して、放送局テーブル内に列挙されている周波
数f1の複数の放送局データの最初の放送局データ、す
なわち図2における放送局テーブルのf1の放送局デ
ータ(f1、x1、y1、r1a、r1b、N1)を
読み出す。
【0024】次に、ステップBに進み、ステップAで読
み出した放送局データの周波数が周波数f1か否かを判
定する。ステップAで読み出した放送局データの周波数
はf1であるため、ステップBではイエスと判断される
のでステップCに進む。しかし、ステップBにおいてノ
ーと判定された場合には、受信している周波数と読み出
した放送局データの周波数とが一致していないのでステ
ップKに進み、電界強度の状態から判断したそのときま
での受信状態における放送局名及びラジオ放送データを
表示する。この場合、手操作に切り換えることも可能で
ある。そして、この動作の流れは終了して、次の割り込
みを待つ。尚、詳細は後述する。
【0025】上記のステップCにおいて、GPS受信装
置7から読み出された現在位置データ(緯度データx
p、経度データyp)と放送局テーブルから読み出され
た放送局データ内の緯度データx1及び経度データy1
とにより、周波数f1の送信アンテナの所在位置から
移動体に搭載されているラジオ受信装置の現在位置まで
の距離を計算する。次に、ステップDに進み、ステップ
Cで算出された距離と周波数f1の放送局の既に放送
局が決定されているサービスエリアSaの半径r1aと
を比較してその大小を判定する。
【0026】ここで、ラジオ受信装置の動作の説明を一
時中断し、図5を参照して、放送局のサービスエリアに
ついて説明する。図5において、Saは各放送局につい
て既に放送局が決定されているサービスエリア(第1の
サービスエリア)、r1aはその既に放送局が決定され
ているサービスエリア(第1のサービスエリア)の半
径、Sbはその放送局について電界強度の強い放送局を
優先するサービスエリア(第2のサービスエリア)、r
1bはその放送局について電界強度の強い放送局を優先
するサービスエリア(第2のサービスエリア)の半径で
ある。
【0027】これら各サービスエリアの半径は図2に示
す放送局データとして予め定められ、放送局テーブルに
格納されている。これら各サービスエリアの大きさにつ
いて、その放送局の電界強度の強い放送局を優先するサ
ービスエリアSbと隣の放送局の電界強度の強い放送局
を優先するサービスエリアとは重なるように設定される
が、既に放送局が決定されているサービスエリアSaと
隣の既に放送局が決定されているサービスエリアとは重
ならないように設定される。
【0028】さて、上記動作の説明におけるステップD
に戻り、放送局テーブルから読み出された放送局データ
に基づき、移動体の現在位置が、周波数f1の放送局
の既に放送局が決定されているサービスエリアSaの半
径r1a(図5に示す)内にあるか否かの判定を行う。
ステップDにおいて、イエス、すなわち、現在位置が周
波数f1の既に放送局が決定されているサービスエリ
アSaの半径r1a内にあると判定されると、ステップ
Hに進み、周波数f1の放送局に対応する選択受信フ
ラグをセットしてステップJに進む。ステップDでノー
と判定された場合には、ステップEに進み、ステップE
でこの放送局に対応する選択受信フラグをリセットして
ステップFに進む。
【0029】尚、ステップDでイエスと判定され、ステ
ップHで選択受信フラグがセットされると、前述のよう
に、移動体の現在位置が周波数f1の放送局の既に放
送局が決定されているサービスエリアSa内にあるとい
うことを示す。ということは、既に放送局が決定されて
いるサービスエリアSaは、隣の既に放送局が決定され
ているサービスエリアとは重ならないように設定されて
いるので、これ以上現在位置が電界強度の強い放送局を
優先するサービスエリアSb内に有るか否かを判定する
までもないので、それをスキップしてステップJに進む
ようにした。しかし、移動体の現在位置が周波数f1
の放送局の既に放送局が決定されているサービスエリア
Saを出た場合は、上記のようにステップDでノーと判
定されるのでステップDからステップEに進み、移動体
の現在位置が電界強度の強い放送局を優先するサービス
エリアSb内に有るか否かの判定を行う。
【0030】次に、ステップFでは、ステップCで算出
された、周波数f1の送信アンテナの所在位置から移
動体に搭載されているラジオ受信装置の現在位置までの
距離と電界強度の強い放送局を優先するサービスエリア
Sbの半径r1bとの大小が判定される。すなわち、ラ
ジオ受信装置の現在位置が周波数f1の放送局の電界
強度の強い放送局を優先するサービスエリア内にあるか
否かが判定される。ステップFで、現在位置が周波数f
1の放送局の電界強度の強い放送局を優先するサービ
スエリアSb内にあると判定されると、ステップGに進
み、ステップGでこの放送局の電界強度値をセツトまた
は記録してステップJに進む。
【0031】一方、ステップFでノーと判定された場合
は、移動体が既に周波数f1の放送局の電界強度の強
い放送局を優先するサービスエリアSbからも出たこと
になり、隣接する次の放送局の受信に進むためステップ
Iに進み、ステップIで周波数f1の放送局の電界強
度値を0にリセットしてステップJに進む。ステップJ
では、周波数f1の2番目の放送局データ(f1、x
2、y2、r2a、r2b、N2)を放送局テーブルか
ら読み出してステップBに戻る。ステップBでは、ステ
ップJで読み出された放送局データの周波数が周波数f
1か否かを判定する。この例では、ステップJで読み出
された2番目の放送局データの周波数はf1であるた
め、イエスと判定されてステップCに進む。この際、図
3に示すような次に受信した周波数の放送局を選択する
ようにしてもよい。
【0032】しかし、ステップBにおいてノーと判定さ
れた場合には、受信している周波数と読み出した放送局
データの周波数とが一致していないのでステップKに進
み、電界強度の状態から判断したそのときまでの受信状
態における放送局名及びラジオ放送データを表示する。
この場合、手操作に切り換えることも可能である。そし
て、この動作の流れは終了して、次の割り込みを待つ。
【0033】次に、ステップCでは、GPS受信装置か
ら読み出された現在位置データ(緯度データxp、経度
データyp)と、放送局テーブルから読み出されたデー
タ内の緯度データx2と経度データy2から、周波数f
1の送信アンテナの所在位置から移動体に搭載されて
いるラジオ受信装置の現在位置までの距離を計算する。
次に、ステップDに進み、ステップCで算出された距離
と周波数f1の放送局の既に放送局が決定されている
サービスエリアSaの半径r2aとの大小を判定する。
すなわち、現在位置が周波数f1の放送局の既に放送
局が決定されているサービスエリアSa内にあるか否か
の判定を行う。
【0034】ステップDにおいて、ラジオ受信装置の現
在位置が周波数f1の放送局の既に放送局が決定され
ているサービスエリアSa内にあると判定されると(前
述のように、2つの放送局の既に放送局が決定されてい
るサービスエリアSaは重なり合わないように設定され
ているので、この場合は周波数f1の放送局の既に放
送局が決定されているサービスエリアSa内に入ったと
いうことを意味する)ステップHに進み、そこで周波数
f1の放送局に対応する受信選択フラグをセットして
ステップJに進む。しかし、ステップDでラジオ受信装
置の現在位置がまだ周波数f1の放送局の既に放送局
が決定されているサービスエリアSa内入っていないと
判定された場合には、ステップEに進み、そこで周波数
f1の放送局に対応する受信選択フラグをリセットす
る。
【0035】次に、ステップFに進み、ステップCで算
出された周波数f1の送信アンテナの所在位置から移
動体に搭載されているラジオ受信装置の現在位置までの
距離が電界強度の強い放送局を優先するサービスエリア
Sbの半径r2b内にあるか否かが判定され、イエスと
判定されればステップGに進み、そこで電界強度値をセ
ットまたは記録する。
【0036】すなわち、前述のように、電界強度の強い
放送局を優先するサービスエリアSbは隣接する放送局
のものと重複するように設定されているので、現在受信
している周波数f1の放送局の電界強度の強い放送局
を優先するサービスエリアSb内にあっても、隣接する
周波数f1の放送局を検索する動作フローにおいて、
周波数f1の放送局の電界強度の強い放送局を優先す
るサービスエリアSb内に入ったことが認識されると、
その放送局のラジオ放送の受信に自動的に切替えられる
ことになる。
【0037】また、ステップFにおいて、ノーと判定さ
れると、周波数f1の放送局の電界強度の強い放送局
を優先するサービスエリアSbにまだ入っていないとい
うことを意味してステップIに進み、そこで周波数f1
の放送局の電界強度値を0にリセットする。次に、ス
テップJに進み、そこで放送局テーブルの3番目の放送
局データ(f1、x3、y3、r3a、r3b、N
3)を読み出す。以下同様の動作を繰り返す。
【0038】尚、ステップJにおいて、放送局テーブル
から4番目の放送局データを読み出した場合、ステップ
Bでこの放送局データの周波数がf1であるか否かが判
定されるが、希望する周波数はf1であり、4番目に
読み出された放送局データの周波数はf2であるため、
ステップBではノーと判定され、ステップKに進む。ス
テップKでは、図6に示すように、上記ステップE、
H、G、I等でセットまたはリセットされた受信選択フ
ラグ及び電界強度の値の状態に応じて放送局名及びラジ
オ放送データの表示を行うように制御される。
【0039】図6はステップKにおけるラジオ放送制御
部の表示制御による放送局名及びそのラジオ放送データ
の表示論理を示す図である。図6において、受信選択フ
ラグがセットされている場合は、その放送局の放送局名
及びラジオ放送データを表示する。受信選択フラグがリ
セットされている場合は、最も電界強度の強い放送局の
放送局名及びそのラジオ放送データを表示する。それ以
外の電界強度が0でないものについては放送局名のみ表
示する。尚、電界強度が0のものについては非表示とす
る。
【0040】以上説明した本実施の形態によれば、何ら
操作することなく、現在受信しているラジオ放送の放送
局名及びラジオ放送データの変更(放送局の切替え)及
び表示をラジオ受信装置が存在する地域に対応して自動
的に行うことができる。なお、本実施の形態では、ラジ
オ受信装置の現在位置を検出するためにGPS受信装置
を使用しているが、GPS受信装置に限らず、ナビゲー
ション装置等に使用する各種の現在位置検出手段を使用
することもできる。
【0041】
【発明の効果】本発明によるラジオ受信装置は、以上の
ように構成し、特に、予め各放送局に対する放送局デー
タに、既に放送局が決定されているサービスエリアと、
電界強度の強い放送局を優先するサービスエリアとを設
定して記憶し、位置検出手段により求めたラジオ受信装
置の現在位置が該2つのサービスエリア内にあるか否か
を判定するようにしたことにより、移動により放送局の
サービスエリアが変わった場合でも、手操作によること
なく、ラジオ受信装置が存在する地域に対応した放送局
のラジオ放送を自動的に表示し、選局を変更することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるラジオ受信装置
の構成を示すブロック図
【図2】図1のラジオ受信装置における放送局テーブル
の内容を示す図
【図3】図1のラジオ受信装置の表示装置における表示
例を示す図
【図4】図1のラジオ受信装置における動作の流れを示
すフローチャート
【図5】図1のラジオ受信装置が受信するラジオ放送の
放送局のサービスエリア及び電界強度範囲を示す図
【図6】図1のラジオ受信装置の表示制御による放送局
名及びそのラジオ放送データの表示論理を示す図
【図7】従来のラジオ受信装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 アンテナ 2 ラジオ放送受信部 3 ラジオ放送制御部 4 表示装置 5 操作部 6 人工衛星受信アンテナ 7 GPS受信装置 8 演算手段 Sa 既に放送局が決定されているサービスエリア r1a 既に放送局が決定されているサービスエリアの
半径 Sb 電界強度の強い放送局を優先するサービスエリア r1b 電界強度の強い放送局を優先するサービスエリ
アの半径

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジオ放送を受信して該受信したラジオ放
    送に対応する識別信号を出力するラジオ放送受信部と、
    該ラジオ放送受信部を有するラジオ受信装置が存在する
    現在位置を検出する位置検出手段と、前記識別信号に対
    応する放送局の放送局名データと第1のサービスエリア
    及び第2のサービスエリアの各データとを記憶する記憶
    手段と、前記検出された現在位置が前記前記記憶手段か
    ら読み出された第1のサービスエリア及び第2のサービ
    スエリア内にあるか否かを判定する演算手段と、該演算
    手段の判定結果を表示する表示装置とを具備し、前記演
    算手段の判定に基づき、現在位置が受信した識別信号に
    対応する放送局の第1のサービスエリア内にあるか、そ
    の放送局の第2のサービスエリア内にあるか、第1及び
    第2のサービスエリアから出たかまたは他の放送局のサ
    ービスエリア内に入ったか否かを判定して自動的にその
    放送局名を表示し選局するようにしたことを特徴とする
    ラジオ受信装置。
  2. 【請求項2】前記演算手段は、該演算手段の判定に基づ
    き、現在位置が受信した識別信号に対応する放送局の第
    1のサービスエリア内にあるときはその放送局名を表示
    して選局し、現在位置が第2のサービスエリア内にのみ
    あるときはその放送局名を表示して選局し、現在位置が
    隣接する放送局の第2のサービスエリア内に入ったとき
    はその放送局名を表示して選局し、現在位置が前記受信
    した識別信号に対応する放送局の第1及び第2のサービ
    スエリア外に出たと判定されたときはその放送局名を消
    去するよう自動的に制御することを特徴とする請求項1
    記載のラジオ受信装置。
  3. 【請求項3】前記第1のサービスエリアは既に放送局が
    決定されているサービスエリアであり、前記第2のサー
    ビスエリアは電界強度の強い放送局を優先するサービス
    エリアであることを特徴とする請求項1または2記載の
    ラジオ受信装置。
  4. 【請求項4】前記演算手段は、放送局の送信アンテナの
    所在位置データと前記ラジオ受信装置の現在位置のデー
    タとに基づき算出された送信アンテナと現在位置間の距
    離が、前記第1及び第2のサービスエリアの半径より大
    きいか否かにより、現在位置が各サービスエリアの範囲
    内にあるか否かを判定するようにしたことを特徴とする
    請求項1、2または3記載のラジオ受信装置。
  5. 【請求項5】前記現在位置が同一周波数の複数放送局の
    サービスエリア内にあると判定されたときは、前記表示
    装置に該複数の放送局名およびラジオ放送データを表示
    すると共に受信可能な放送局名を重複表示するようにし
    たことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のラ
    ジオ受信装置。
JP33017696A 1996-11-27 1996-11-27 ラジオ受信装置 Pending JPH10163890A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003152576A (ja) * 2001-11-15 2003-05-23 Denso Corp 移動体用放送受信装置の選局制御装置、交通情報報知装置
JP2011035883A (ja) * 2009-08-06 2011-02-17 Mitsubishi Electric Corp 車載用放送受信機

Cited By (2)

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JP2003152576A (ja) * 2001-11-15 2003-05-23 Denso Corp 移動体用放送受信装置の選局制御装置、交通情報報知装置
JP2011035883A (ja) * 2009-08-06 2011-02-17 Mitsubishi Electric Corp 車載用放送受信機

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