JPH10163735A - アンテナ - Google Patents
アンテナInfo
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- JPH10163735A JPH10163735A JP32167696A JP32167696A JPH10163735A JP H10163735 A JPH10163735 A JP H10163735A JP 32167696 A JP32167696 A JP 32167696A JP 32167696 A JP32167696 A JP 32167696A JP H10163735 A JPH10163735 A JP H10163735A
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Landscapes
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- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Near-Field Transmission Systems (AREA)
Abstract
調整を容易に行うことができるアンテナを提供する。 【解決手段】モールド成形部16は、ボビン11及び該
ボビン11に惓着されたコイル12を封止し、イグニッ
ションキー4が挿入されるキーシリンダ2又は該シリン
ダ2を収容するロックボディ3に取着される。アモルフ
ァステープ18は、該キー4に備えられたトランスポン
ダ5から送出される電波の周波数に対応したコイル12
のインダクタンス値に調整すべく該コイル12と、キー
シリンダ2又はロックボディ3の少なくとも一方との間
における成形部16に取着され、該コイル12から発生
する磁界を遮蔽する。
Description
しくは予め設定された周波数の電波を受信するアンテナ
に用いられるコイルのインダクタンス値の調整に関する
ものである。
モビライザシステムが搭載されたものがある。この内、
エンジンイモビライザシステムは、イグニッションキー
に内蔵されIDコードを送信するトランスポンダと、車
両側に搭載されエンジン始動制御用のコンピュータ等に
接続された受信機とから構成されている。そして、コン
ピュータは、コイルをアンテナとする受信機を介して入
力したトランスポンダからのIDコードと、そのコンピ
ュータ内の識別コードとが一致するとエンジンの始動を
可能にし、イグニッションキーの操作によってエンジン
を始動させることができるようになる。一方、暗号コー
ドと識別コードとが一致しない場合、コンピュータは燃
料の供給を停止するので、イグニッションキーを操作し
てエンジンを始動させても、一定時間後にエンジンを停
止させるようになっている。従って、トランスポンダを
内蔵したキー以外ではエンジンを始動させても動作を継
続させることができず、自動車の盗難が防止されるよう
に工夫されている。
あって、受信機のコイルアンテナにより生成される磁界
によって所定の周波数で励磁されると、電気的エネルギ
ーをチャージし、その電気的エネルギーによって暗号コ
ードを所定に周波数で送信するようになっている。そし
て、トランスポンダを励磁する周波数及びトランスポン
ダの送信周波数はトランスポンダに予め設定されてい
る。そのため、受信機側の共振周波数を設定するため
に、コイルアンテナのインダクタンス(L)値の安定性
が重要となる。
アンテナのL値は、そのコイルアンテナが惓着されてい
るボビンの寸法のバラ付き、コイル巻線条件のバラ付き
等によって変動する。又、コイルアンテナの取付け相手
(コイルの取付け相手が金属の場合)との相対位置のバ
ラ付きによってもコイルアンテナのL値が変動する。こ
のコイルアンテナL値の変動に基づいて、受信機内のコ
ンデンサ(詳しくは増幅回路部内のコンデンサ)の容量
とによって決定される周波数が所望の周波数に対してば
らついてしまい、イモビライザシステムの通信作動距離
が低下する虞がある。
バラ付きを抑えるために、これらの部品等の製造基準を
厳しくするとコストアップにつながるという問題が生じ
る。又、コイルアンテナL値の変動に対して、受信機内
のコンデンサ(詳しくは増幅回路部内のコンデンサ)の
容量を変更して周波数を調整しようとすると、そのコン
デンサを選別して容量を細かく調節する必要があるの
で、コストアップを招くという問題が生じる。
れたものであって、その目的は、周波数に対応したコイ
ルのインダクタンス値に調整を容易に行うことができる
アンテナを提供することにある。
め、請求項1に記載の発明は、ボビンに惓着されたコイ
ルと、前記ボビン及びコイルを封止し、キーが挿入され
るキーシリンダ又は該シリンダを収容するロックボディ
に取着される成形部と、前記キーに備えられた送信機か
ら送出される電波の周波数に対応した前記コイルのイン
ダクタンス値に調整すべく該コイルと、前記キーシリン
ダ又はロックボディの少なくとも一方との間における前
記成形部に取着され、該コイルから発生する磁界を遮蔽
する遮蔽体とを備えたことを要旨とする。
のアンテナにおいて、前記遮蔽体は、軟磁性材料にて形
成したことを要旨とする。請求項3に記載の発明は、請
求項1又は2に記載のアンテナにおいて、前記成形部に
前記遮蔽体を取着するための凹部を形成し、該成形部を
前記キーシリンダ又はロックボディに対して取着すると
きに該遮蔽体がキーシリンダ又はロックボディに干渉し
ないようにしたことを要旨とする。
は、コイルを封止した成形部に対して該コイルと、キー
シリンダ又はロックボディの少なくとも一方との間に取
着される。従って、キーシリンダ又はロックボディに対
してコイルから発生する磁界を遮断して該コイルのイン
ダクタンス値を所望のインダクタンス値に容易に調整す
ることができる。
は、軟磁性材料にて形成される。従って、成形部に対し
て遮蔽体を容易に取着することができる。請求項3に記
載の発明によれば、成形部には遮蔽体を取着するための
凹部が形成され、該成形部をキーシリンダ又はロックボ
ディに対して取着するときに該遮蔽体がキーシリンダ又
はロックボディに干渉しない。従って、成形部をキーシ
リンダ又はロックボディに対して容易に取着することが
できる。
一形態を図1〜図4に従って説明する。図1又は図2
は、コイルアンテナを示す。コイルアンテナ1は、略円
環状に形成され、車両の運転席に備えられた金属製のキ
ーシリンダ2に嵌合するとともに、該シリンダ2を収容
しかつステアリングハンドルロック(SHL)を構成し
た金属製のロックボディ3に取着される。キーシリンダ
2にはキーとしてのイグニッションキー4が挿入され、
そのイグニッションキー4の回動操作によってエンジン
が始動されるようになっている。イグニッションキー4
の把持部には送信機としてのトランスポンダ5が内蔵さ
れている。トランスポンダ5は、コイルアンテナ1の磁
界によって励磁されると電気的エネルギーをチャージ
し、その電気的エネルギーによって暗号コードの信号を
所定の周波数で送信するようになっている。
れている。ボビン11は円環状に形成されており、その
ボビン11にはコイル12が惓着されている。コイル1
2は、そのインダクタンス(L)値がトランスポンダ5
から送信される信号の周波数に対応したインダクタンス
(L値)よりも若干小さくなるように設定され、そのコ
イル12に対応してボビン11が形成されている。ボビ
ン11には、ターミナル支持部13が突出形成され、そ
のターミナル支持部13にターミナル14,15が挿通
支持されている。
形部としてのモールド成形部16によってモールドさ
れ、外力等から保護されるようになっている。モールド
成形部16は、ターミナル14,15とともに、コネク
タ部17を形成している。
示すようにキーシリンダ2に当接する内周面16aに複
数箇所(本実施の形態では2箇所)に凹部17が形成さ
れている。この凹部17には、本実施の形態では、軟磁
性材料よりなる板状の遮蔽体としてのアモルファステー
プ18が接着剤にて貼着される。ここで、コイルアンテ
ナ1をキーシリンダ2及びロックボディ3に取着する
と、コイル12から発生する磁界が間近に位置する金属
製であるキーシリンダ2及びロックボディ3の影響を受
けて、該コイル12のL値が低下する。
部17(本実施の形態では一方の凹部)に貼着すること
によって、該テープ18は、コイル12とキーシリンダ
2との間に配置され、コイル12から発生する磁界を部
分的に遮蔽する。すると、コイル12のL値は増加す
る。そして、コイル12のL値は、アモルファステープ
18を凹部17に貼着することによって所望のL値とな
るように調整される。このとき、アモルファステープ1
8の形状、大きさ、取付け位置、取付け数等によって、
該テープ18の磁界の遮蔽量が異なりコイル12のL値
の増加量も異なるため、これらによりコイル12のL値
を微調整することができる。
テープ18を凹部17に適宜貼着することで容易にトラ
ンスポンダ5から送信される信号の周波数に対応したL
値に設定することが可能である。このコイル12のL値
の調整は該コイル12のモールド成形後に行われるた
め、キーシリンダ2及びロックボディ3との相対位置関
係のバラ付によるL値の変動が防止される。又、アモル
ファステープ18は、前記モールド成形部16の凹部1
7に貼着されるため、該成形部16の内周面16aより
内側に突出することがなくキーシリンダ2と干渉しない
ようになっている。
12は、図3に示すように、増幅回路部21を介してコ
ンピュータ22に接続される。コンピュータ22は、キ
ーシリンダ2にイグニッションキー4が挿入されたか否
かを検出することができるようになっている。そして、
イグニッションキー4がキーシリンダ2に挿入される
と、コンピュータ22は増幅回路部21を介してコイル
アンテナ1に電流を流して磁界を発生させ、トランスポ
ンダ5を励磁する。又、コンピュータ22は、トランス
ポンダ5から送信される暗号コードの信号をコイルアン
テナ1及び増幅回路部21を介して入力すると、燃料制
御装置(図示略)に信号を出力してエンジンに燃料を供
給させる。
5から暗号コードの信号を入力しない場合、設定された
時間後燃料制御装置に信号を出力して燃料の供給を停止
するようになっている。従って、トランスポンダ5を内
蔵しないイグニッションキーを使用した場合、エンジン
に設定された時間後に燃料が供給されなくなるので、エ
ンジンを継続して動作させることができない。
以下の効果を有する。 (1)コイル12は、凹部17にアモルファステープ1
8を貼着して該コイル12のL値を所望のL値となるよ
うに調整される。従って、コイル12を容易に所望のL
値に設定することができる。
きさ、取付け位置、取付け数等によってコイル12のL
値の微調整が可能である。従って、コイル12をさらに
容易に所望のL値に設定することができる。
には、複数箇所にアモルファステープ18を貼着するた
めの凹部17が形成される。従って、アモルファステー
プ18は、モールド成形部16の内周面16aより内側
に突出することがなくキーシリンダ2と干渉しない。そ
の結果、コイルアンテナ1をキーシリンダ2に容易に取
着することができる。
材料よりなる。従って、凹部17が曲面であっても、該
テープ18を容易に取着することができる。 (5)コイル12のL値の調整が該コイル12のモール
ド成形後に行われる。従って、キーシリンダ2及びロッ
クボディ3との相対位置関係のバラ付によるL値の変動
を防止することができる。
く、その場合にも同様の作用及び効果が得られる。 (1)上記実施の形態では、アモルファステープ18を
貼着するための凹部17をモールド成形部16の内周面
16aに形成したが、これに限定されるものではなく、
図5に示すように特にロックボディ3からの影響を低減
すべくモールド成形部16の該ロックボディ3が当接す
る後端面16bに凹部17aを形成して該凹部17aに
アモルファステープ18を貼着してもよい。又、アモル
ファステープ18を貼着するための凹部17,17aを
特に形成しなくてもよい。
りなる板状のアモルファステープ18を使用したが、キ
ーシリンダ2又はロックボディ3に対してコイル12か
ら発生する磁界が遮蔽できれば、他の金属であってもよ
い。又、非金属であってもその表面等に磁界を遮断でき
る金属が貼着されていてもよい。
テープ18を凹部17に接着剤にて貼着したが、これに
限定されるものではなく、例えば両面テープで貼着して
もよい。
ル14,15を省略し、増幅回路部21に接続するため
のケーブルを直接コイルアンテナ1のコイル12に接続
するようにしてもよい。
システムに用いられるコイルアンテナ1に具体化した
が、他のシステムに用いられるコイルのアンテナに応用
して実施してもよい。
明したが、各形態から把握できる請求項以外の技術思想
について、以下にそれらの効果とともに記載する。 (イ)請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナにおい
て、前記遮蔽体の形状、大きさ、取付け位置、取付け数
の内で少なくとも1つを変更して前記コイルのインダク
タンス値を調整したことを特徴とするアンテナ。このよ
うに構成すれば、コイルのインダクタンス値の微調整を
容易に行うことがきる
周波数に対応したコイルのインダクタンス値に調整を容
易に行うことができるアンテナを提供することができ
る。
キーシリンダ又はロックボディに対して容易に取着する
ことができる。
図。
図。
のイグニッションキー、5…送信機としてのトランスポ
ンダ、11…ボビン、12…コイル、16…成形部とし
てのモールド成形部、17…凹部、18…遮蔽体として
のアモルファステープ。
Claims (3)
- 【請求項1】 ボビン(11)に惓着されたコイル(1
2)と、 前記ボビン(11)及びコイル(12)を封止し、キー
(4)が挿入されるキーシリンダ(2)又は該シリンダ
(2)を収容するロックボディ(3)に取着される成形
部(16)と、 前記キー(4)に備えられた送信機(5)から送出され
る電波の周波数に対応した前記コイル(12)のインダ
クタンス値に調整すべく該コイル(12)と、前記キー
シリンダ(2)又はロックボディ(3)の少なくとも一
方との間における前記成形部(16)に取着され、該コ
イル(12)から発生する磁界を遮蔽する遮蔽体(1
8)とを備えたことを特徴とするアンテナ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のアンテナにおいて、 前記遮蔽体(18)は、軟磁性材料にて形成したことを
特徴とするアンテナ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のアンテナにおい
て、 前記成形部(16)に前記遮蔽体(18)を取着するた
めの凹部(17)を形成し、該成形部(16)を前記キ
ーシリンダ(2)又はロックボディ(3)に対して取着
するときに該遮蔽体(18)がキーシリンダ(2)又は
ロックボディ(3)に干渉しないようにしたことを特徴
とするアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32167696A JPH10163735A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32167696A JPH10163735A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10163735A true JPH10163735A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18135180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32167696A Pending JPH10163735A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10163735A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003523867A (ja) * | 2000-02-02 | 2003-08-12 | ヴァレオ エレクトロニク | 車両、特に自動車の不動固定回路のための表示装置 |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP32167696A patent/JPH10163735A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003523867A (ja) * | 2000-02-02 | 2003-08-12 | ヴァレオ エレクトロニク | 車両、特に自動車の不動固定回路のための表示装置 |
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