JPH10163378A - 配線基板およびその製造方法 - Google Patents

配線基板およびその製造方法

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JPH10163378A
JPH10163378A JP8323978A JP32397896A JPH10163378A JP H10163378 A JPH10163378 A JP H10163378A JP 8323978 A JP8323978 A JP 8323978A JP 32397896 A JP32397896 A JP 32397896A JP H10163378 A JPH10163378 A JP H10163378A
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film
thin film
layer
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暢男 岩瀬
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原  徹
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0306Inorganic insulating substrates, e.g. ceramic, glass
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal

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  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜導体を利用した配線基板においては、簡
易な膜構成で、熱処理工程を経た後においてもAu等の
拡散を再現性よく防止して、接合強度を保持すると共
に、拡散バリア層の構成元素自体の表面側への拡散等を
抑制することによって、ボンディング性や半田付け性等
の低下を防止することが求められている。 【解決手段】 窒化物系セラミックス基板1等の基板上
に、M2 N(MはTi、ZrおよびHfから選ばれる少
なくとも 1種の元素)を主体とする中間層2を拡散バリ
ア層として設け、この中間層2を介してAu、Ag、C
u、Pt、Ni、Pd、Sn等を主成分とする薄膜導体
層3を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体パッケー
ジ、ハイブリッドIC、半導体モジュール、表面実装部
品、半導体素子等の各種電子部品に使用される配線基板
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の搭載用等として用いられる
配線基板やパッケージ基体等には、樹脂材料やセラミッ
クス材料等が用いられているが、近年の半導体素子の高
集積化や高出力化等に伴って、高放熱化が期待できるセ
ラミックス材料が多用されるようになってきている。中
でも窒化アルミニウム(AlN)等の窒化物系セラミッ
クス材料は、熱膨張係数がシリコンの熱膨張係数とほぼ
等しく、半導体素子の熱的応力を十分小さくできると共
に、高熱伝導率を有していることから半導体素子の高集
積化や高速化に伴う発熱量の増大にも十分対応できるも
のとして注目されている。
【0003】上述したようなAlN等の窒化物系セラミ
ックス基板の表面に回路パターンを形成する方法として
は、活性金属法や銅直接接合法等を適用して銅回路板を
接合する方法が一般的であるが、このような方法では微
細な回路パターンの実現が難しいことから、高密度配線
の形成方法としてはスパッタ法や蒸着法等の薄膜形成法
を利用することが検討されている。
【0004】例えば、AlN基板上に薄膜導体を形成す
る場合、表面粗さRa を 100nm以下としたAlN基板の
表面に、スパッタ法等でTi/Ni/Auの順に金属薄
膜を形成することが行われている。TiはAlNとの接
合を主目的とするものであり、NiはAuの拡散防止を
主目的とするものであり、またAuは低抵抗配線の実現
やワイヤボンディング性の確保、さらにはNiの酸化防
止等を主目的とするものである。Ni部分には、同族の
8族材料であるPdやPtを使用することも行われてい
る。このように形成するTi/Ni/Auの厚さはおお
むね50nm/500nm/100nmであるが、ワイヤボンディング性
を高める目的からAuを 1〜 4μm 程度の厚さで形成す
る場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような構成を
有する従来の薄膜導体層においては、Niの拡散防止作
用が十分ではなく、はんだ付け、ろう付け、アニール等
の473K以上の熱処理工程によりNiの拡散防止効果(バ
リア層効果)が薄れることから、AuがAlN/Ti反
応層に拡散して接合強度を低下させたり、さらにはAl
Nマトリクスにまで拡散が進行して薄膜導体層の接台強
度を低下させるというような問題を招いていた。薄膜導
体層の接合強度の低下は、搭載部品(ピン、受動チップ
部品、半導体チップ、ボンデイングワイヤ、半導体パッ
ケージ等)の脱落や剥がれ等を引き起こすことになる。
【0006】また、上記したような熱処理工程によって
Ni(特にNi酸化物)がAu層に拡散し、ワイヤボン
ディング性や半田付け性等を低下させるという問題も生
じている。このような問題には、通常、Au層の厚さを
厚くすることで対処しているが、Au層を前述したよう
に 1〜 4μm 程度と厚くすることにより、製造コストが
大幅に上昇してしまう。さらに、Niはスパッタレート
が低く、作業工数の増加を招く上に、 3ターゲットのス
パッタ装置そのものが高価であること等から、工業化の
促進のために薄膜導体層の構成の簡素化が求められてい
た。
【0007】上述したように、従来の薄膜導体層におい
ては、簡易な膜構成で、熱処理工程を経た後においても
Au等の拡散を再現性よく防止することによって、接合
強度の保持を可能にすると共に、拡散バリア層の構成元
素自体の表面側への拡散等を抑制することによって、ボ
ンディング性や半田付け性等の低下を防止することが課
題とされていた。
【0008】本発明は、このような課題に対処するため
になされたもの、簡易な膜構成で、各種熱処理工程後に
おいても安定して導体層の接合強度を保持することがで
き、かつ導体層のボンディング性や半田付け性等の低下
を防止することを可能にした配線基板およびその製造方
法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の配線基板は、請
求項1に記載したように、基板と、前記基板上にM2
(ただし、MはTi、ZrおよびHfから選ばれる少な
くとも 1種の元素を示す。以下同じ)を主体とする中間
層を介して設けられた導体層とを具備することを特徴と
している。
【0010】また、本発明の他の配線基板は、請求項2
に記載したように、セラミックス基板と、前記セラミッ
クス基板上にM2 Nを主体とする中間層を介して設けら
れた、Au、Ag、Cu、Pt、Ni、PdおよびSn
から選ばれる少なくとも 1種を主成分とする薄膜導体層
とを具備することを特徴としている。
【0011】本発明における第1の配線基板の製造方法
は、請求項3に記載したように、基板上に、M元素の薄
膜を形成した後に熱処理を施して、M2 Nを主体とする
中間層を形成する工程と、前記M2 Nを主体とする中間
層上に、薄膜導体層を形成する工程とを具備することを
特徴としている。
【0012】また、第2の配線基板の製造方法は、請求
項4に記載したように、基板上に、M金属膜を介して、
あるいは直接M2 N薄膜からなる中間層を形成する工程
と、前記中間層上に薄膜導体層を形成する工程とを具備
することを特徴としている。Ti2 N、Zr2 N、Hf
2 N等のM2 Nは、Au、Al、Cu等の導体層構成元
素に対して高い高温バリア性を有することから、はんだ
付け、ろう付け、アニール等の473K以上の熱処理工程を
経ても、基板と導体層との間の元素移動を有効に抑制す
ることができる。従って、基板/中間層界面の接合が良
好に保持され、その結果として各種熱処理工程後におい
ても安定して導体層の接合強度を維持することが可能と
なる。また、Ti2 Nに代表されるM2 N自体が導体層
側に拡散することもないため、導体層を厚くすることな
く、良好なボンディング性や半田付け性等を得ることが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施するための形
態について説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態の配線基板を
示す断面図である。同図において、1は窒化アルミニウ
ム(AlN)基板、窒化ケイ素(Si3 4 )基板、窒
化ホウ素(BN)基板等の窒化物系セラミックス基板で
ある。この窒化物系セラミックス基板1上には、M2
(M=Ti,Zr,Hf)を主体とする中間層2を介し
て薄膜導体層3が形成されており、これらによって配線
基板4が構成されている。薄膜導体層3には、用途等に
応じて各種の金属を用いることができ、例えばAu、A
g、Cu、Pt、Ni、PdおよびSnから選ばれる少
なくとも 1種を主成分とする薄膜が用いられる。
【0015】上述した中間層2はTi2 N、Zr2 N、
Hf2 N等のM2 Nを主体とする層である。Ti2 Nに
代表されるM2 Nは、Au、Al、Cu等の薄膜導体層
3の構成元素に対して高い高温バリア性を有することか
ら、はんだ付け、ろう付け、アニール等の473K以上の熱
処理工程を経ても、窒化物系セラミックス基板1と薄膜
導体層3との間の元素移動、具体的には薄膜導体層3か
ら窒化物系セラミックス基板1への元素移動を有効に抑
制することができる。すなわち、中間層2は窒化物系セ
ラミックス基板1と薄膜導体層3との間の拡散バリア層
として良好に機能する。また、後に詳述するように、M
2 Nを主体とする中間層2は、窒化物系セラミックス基
板1への接合層としても機能するものである。
【0016】このように、薄膜導体層3から窒化物系セ
ラミックス基板1への元素移動を防止することによっ
て、窒化物系セラミックス基板1/中間層2界面の接合
が保持され、その結果として各種熱処理工程後において
も安定して薄膜導体層3の接合強度を維持することが可
能となる。また、Ti2 Nに代表されるM2 N自体が薄
膜導体層3側に拡散することもないため、薄膜導体層3
を厚くすることなく、良好なボンディング性や半田付け
性等を得ることができる。
【0017】ここで、上記したような薄膜導体層3の構
成元素の拡散バリア効果とそれ自体の拡散防止性とは、
Ti2 Nに代表されるM2 N化合物によって初めてもた
らされるものである。通常、AlN基板等の表面にTi
膜等を形成して熱処理した場合、AlN等と反応してT
i等の窒化物が形成されるが、単に熱処理を施しただけ
ではTiN等の化合物が主として生成される。このTi
N等の化合物やTiメタルは拡散バリア効果等を有して
いない。本発明はあくまでもTi2 Nに代表されるM2
Nを主体とする中間層2を用いることに特徴を有するも
のである。
【0018】図2は、AlN基板上に厚さ 100nmのTi
2 N層と厚さ50nmのAu層とを順に形成した試料の膜形
成後と、それに873K×10min の条件で大気中熱処理を施
した後に、それぞれTi2 N層/Au層界面におけるラ
ザフォート後方散乱分析装置(RBS(1.5MeV,H
+ ))で組成の深さ方向分布を測定した結果を示すも
のである。図2から明らかなように、熱処理後において
も深さ方向の組成変動はほとんどなく、Ti2 Nに代表
されるM2 Nを主体とする中間層2は、極めて良好な薄
膜導体層3の構成元素の拡散バリア効果とそれ自体の拡
散防止性とを有していることが分かる。
【0019】一方、図3はAlN基板上に厚さ 100nmの
Ti層と厚さ50nmのAu層とを順に形成した試料の膜形
成後と、それに873K×10min の条件で大気中熱処理を施
した後に、それぞれTi層/Au層界面における組成の
深さ方向分布を上記と同様に測定した結果を示すもので
ある。図3から明らかなように、熱処理後にTiおよび
Auが拡散しており、本発明のような薄膜導体層3の構
成元素の拡散バリア効果とそれ自体の拡散防止性とは得
られていないことが分かる。また、図4は従来のTi(5
0 nm) /Ni(500nm) /Au(100nm) 構造膜を形成した
AlN基板に773K×5minの条件で大気中熱処理を施した
後、オージェ電子分光装置(AES)で深さ方向の組成
分布を測定した結果である。図4から、従来構造の積層
膜ではAuのAlN/Ti界面への拡散やNiOの表面
方向への拡散が生じていることが分かる。
【0020】上述した中間層2は、M2 Nを主体とする
層であればよいが、具体的にはM2Nを50体積% 以上含
む層であることが好ましい。さらには、後述する窒化物
系セラミックス基板1との界面側に形成される反応生成
物を除いて、ほぼM2 Nからなる層であることが望まし
い。このような中間層2の厚さは、良好な拡散バリア効
果を得るために10nm以上とすることが好ましい。ただ
し、あまり厚くすると中間層2自体の剥離等を招くおそ
れがあることから、 2μm 以下とすることが好ましい。
【0021】M2 Nを主体とする中間層2は例えば以下
のようにして形成する。すなわち、まず窒化物系セラミ
ックス基板1上に、Ti膜、Zr膜、Hf膜等の金属膜
(M元素膜)をスパッタ法、蒸着法等の各種薄膜形成法
で形成し、これら金属膜に対して制御された条件下で熱
処理を施して、M2 Nを生成する。M2 Nを生成する際
の条件としては、熱処理雰囲気中の窒素分圧と温度が重
要であり、例えばAr雰囲気のような実質的にN2 を含
まない雰囲気中で熱処理する場合には、800K以上の高温
で熱処理することが好ましい。一方、N2 とArとの混
合雰囲気中等で熱処理する場合には、雰囲気中のN2
圧を 1×10-3〜 1Paとすると共に、 800〜 1300Kの温度
で熱処理することが好ましい。このような熱処理条件か
ら外れると、M2 Nの生成量が不十分となったり、また
TiN等のMN化合物が優先して生成してしまう。
【0022】このように、まずM金属膜を形成した後に
熱処理を施して、M2 Nを主体とする中間層2を形成す
る場合には、成膜時や熱処理時にTi膜等のM金属膜と
窒化物系セラミックス基板1とが界面で反応し、TiA
3 等の界面反応物が生成することによって、窒化物系
セラミックス基板1と中間層2とが強固に接合する。M
2 Nを主体とする中間層2は、反応性スパッタ等で直接
形成することも可能である。このような場合には、M2
N中のTi等のM元素の窒化物系セラミックス基板1に
対する反応性を利用して、窒化物系セラミックス基板1
と中間層2とを接合してもよいし、また窒化物系セラミ
ックス基板1上に予めTi膜等のM金属膜を形成し、こ
のM金属膜上にM2 N膜を形成してもよい。
【0023】上述したように、窒化物系セラミックス基
板1と薄膜導体層3との間に、M2Nを主体とする中間
層2を介在させることによって、窒化物系セラミックス
基板1と薄膜導体層3間での元素移動を良好に防止する
ことができる上に、中間層2の構成元素自体の拡散等を
招くこともない。また、中間層2自体は窒化物系セラミ
ックス基板1および薄膜導体層3に対して強固な接合力
を発揮する。
【0024】従って、各種熱処理工程後においても、窒
化物系セラミックス基板1/中間層2界面の接合が保持
されるため、薄膜導体層3の接合強度を安定して維持す
ることが可能となる。また、薄膜導体層3への元素拡散
等を招くこともないため、導電性、ボンディング性、半
田付け性等を確保し得る範囲で薄膜導体層3の厚さを薄
くすることができる。これは、薄膜導体層3に高価なA
u等を用いる場合に製造コストの低減に繋がる。さら
に、上述したような作用・効果をM2 Nを主体とする中
間層2/薄膜導体層3という簡易な膜構成で得られるた
め、従来構造の積層膜に対して成膜コストの低減を図る
ことが可能となる。膜構成の簡素化に加えて、従来の拡
散バリア層であるNi膜(スパッタ時間:20nm/min(R
F出力500W))に比べてM2 Nを主体とする中間層2
は、成膜時間自体を短くすることができることから、成
膜工数の低減ならびに製造コストの低減を図ることがで
きる。またさらに、M2 Nを主体とする中間層2を熱処
理で形成することによって、場所による厚さ変化や膜質
変化が少なく、均一で再現性の良い膜が得られる。
【0025】上記した実施形態では窒化物系セラミック
ス基板1を使用した配線基板4について説明したが、本
発明の配線基板は図5に示すように、アルミナ(Al2
3)基板等の酸化物系セラミックス基板5を用いる場
合にも適用することができ、上述した実施形態と同様な
効果を得ることができる。酸化物系セラミックス基板5
上にM2 Nを主体とする中間層2を形成する場合には、
M元素の酸化・還元作用によって、酸化物系セラミック
ス基板5と中間層2とが強固に接合される。
【0026】また、酸化物系セラミックス基板5を適用
した際のM2 Nを主体とする中間層2の形成方法として
は、M2 N膜を反応性スパッタ等で直接形成してもよい
し、N2 とArとの混合雰囲気中等でM金属膜に熱処理
を施し、雰囲気中からNを供給することによって、M2
Nを生成することもできる。このような場合の熱処理条
件は、雰囲気中のN2 分圧を 1×10-3〜 1Paとし、熱処
理温度を 800〜 1300Kの範囲とすることが好ましい。
【0027】図6は、本発明の他の実施形態を示す図で
あり、同図において11はSi基板等の半導体基板であ
る。この半導体基板11上には、前述した実施形態と同
様なM2 Nを主体とする中間層12を介して、Al配線
等の薄膜導体層13が形成されている。ここで、Al配
線にアニール処理等を施すと、Alの拡散が生じて半導
体基板11の特性劣化等を招くおそれがある。これに対
して、M2 Nを主体とする中間層12は、前述したよう
にAl等の拡散バリア効果を有することから、Al等の
拡散に伴う特性劣化等を防止することができる。このよ
うに、本発明は半導体基板上の配線用薄膜導体層等に対
しても有効である。
【0028】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例について説明
する。
【0029】実施例1 AlN製セラミックス基板・TAN170(商品名、(株)東
芝製)(形状:50.8mm×50.8mm×厚さ0.6mm)を用意し、
まずこのAlN製セラミックス基板の表面を、表面粗さ
a =30nm まで鏡面状に研磨した。この研磨面上にRF
スパッタ法によりTi膜を成膜した。成膜条件は、基板
温度298K、RF周波数13.56MHz、RF出力500W、Tiタ
ーゲット純度99.99%、Arガス雰囲気(純度99.9999
%)、初期Arガス圧 2×10-4Pa、作業時Ar圧力 6×1
0-1Paとした。
【0030】上述したような条件下でTiを 100nm堆積
した後(所要時間10分)、上記高純度のAr雰囲気を有
する同一スパッタ装置内で、連続的に基板温度を773Kに
上昇させ、この温度で 5分間保持することによって、T
2 Nを生成させた。熱処理後の膜のX線回折結果(C
u−Kα/ 0.5°)を図7に示す。図7からTi2 Nが
生成していることが確認できる。
【0031】上記した熱処理の後に、冷却して基板温度
が303K以下に低下したことを確認してから、RFスパッ
タ法で連続して厚さ50nmのAu膜を成膜した。Auの成
膜条件は、上記Ti膜の成膜条件と同一とした。基板を
スパッタ装置から取り出し、電解Auめっきを実施し
て、電極形成を終了した。
【0032】この後、周知の方法によりAu膜およびT
2 N膜の積層膜を所望の配線形状にエッチングして、
目的とする配線基板を得た。このようにして形成した配
線層の機械的特性として接合強度を測定した。接合強度
は、成膜後の配線層と上記配線基板に大気中で773K×5m
inの熱処理を施した後にそれぞれ実施した。AuSnは
んだやAuSi共晶マウントを実施する場合には、おお
むねこのような温度条件に晒されることから、上記熱処
理条件を決定した。表1にその測定結果を、従来のTi
(50nm)/Ni(500nm) /Au(100nm) 構造膜を形成した
AlN基板(比較例1)に同様な熱処理を施した後の配
線層の接合強度と比較して示す。
【0033】表1から明らかなように、実施例1による
配線基板では、熱処理後においても十分な接合強度を有
しており、高温安定性が確認できた。また、実施例1に
よる成膜工程は比較例1の成膜工程に対して 3/4に減少
し、製造の容易化および製造時間の短縮が図れた。さら
に、得られた配線基板を用いてモジュールを作製したと
ころ、導体抵抗や半導体マウント等で良好な特性が得ら
れた。
【0034】実施例2 AlN製セラミックス基板・TAN170(商品名、(株)東
芝製)(形状:50.8mm×50.8mm×厚さ0.600mm)を用意し、
まずこのAlN製セラミックス基板の表面を、表面粗さ
a =30nm まで鏡面状に研磨した。この研磨面上にRF
スパッタ法によりTi膜を成膜した。成膜条件は、基板
温度298K、RF周波数13.56MHz、RF出力 1kW、Tiタ
ーゲット純度99.99%、Arガス雰囲気(純度99.9999
%)、初期Arガス圧 2×10-4Pa、作業時Ar圧力 6×1
0-1Paとした。このような条件下でTiを50nm堆積
(所要時間 2分30秒)した。
【0035】引き続いて、連続的にΤi2 N膜を同様な
条件下で反応性スパッタ法により形成した。ターゲット
にはTiNx (x=0.5)合金ターゲットを使用し、Ar/
2混合ガス雰囲気(Ar/N2 圧力比=0.53Pa/0.1Pa)
中で成膜した。この状態ではアモルファス状であるた
め、アニール処理として同一チャンバ内で、基板をWハ
ロケンランプアニールにより 773〜873Kに昇温し、N2
雰囲気圧力を制御しながら約30秒間熱処理した。
【0036】上記した熱処理の後に、冷却して基板温度
が303K以下に低下したことを確認してから、RFスパッ
タ法で連続して厚さ50nmのAu膜を成膜した。Auの成
膜条件は、上記Ti膜の成膜条件と同一とした。基板を
スパッタ装置から取り出し、電解Auめっきを実施し
て、電極形成を終了した。
【0037】この後、周知の方法によりAu膜およびT
2 N膜の積層膜を所望の配線形状にエッチングして、
目的とする配線基板を得た。このようにして形成した配
線層の機械的特性として接合強度を、実施例1と同様に
して測定した。表1に測定結果を示す。実施例2による
配線基板では、熱処理後においても十分な接合強度を有
しており、高温安定性が確認できた。また実施例1によ
る配線基板と同様に、製造の容易化や製造時間の短縮が
図れ、さらに導体抵抗や半導体マウント等においても良
好な特性が得られた。
【0038】実施例3 AlN製セラミックス基板として、熱伝導率200W/m Kを
有するパッケージ用多層基板(形状:50.8mm×50.8mm×
厚さ0.600mm)を用意した。多層基板は、予め半導体パッ
ケージとしての内部配線が 6層以上形成されている。基
板組成はAlNが97重量% で、残部の元素構成はイット
リウム(Y)が主体の酸窒化物である。このパッケージ
用多層基板の表面を平均粗さRa =30nm まで鏡面状に研
磨した。上記パッケージ用多層基板の研磨面上に、RF
スパッタ法によりTi膜を成膜した。成膜条件は、基板
温度298K、RF周波数13.56MHz、RF出力500W、Tiタ
ーゲット純度99.99%、Arガス雰囲気(純度99.9999
%)、初期Arガス圧 2×10-4Pa、作業時Ar圧力 6×1
0-1Paとした。
【0039】上述したような条件下でTiを 100nm堆積
した後(所要時間10分)、上記高純度のAr雰囲気を有
する同一スパッタ装置内で、連続的に基板温度を773Kに
上昇(タングステンハロゲンランプアニール法による)
させ、この温度で 1分間保持することによって、Ti2
Nを生成させた。
【0040】上記した熱処理の後に、冷却して基板温度
が303K以下に低下したことを確認してから、RFスパッ
タ法で連続して厚さ50nmのAu膜を成膜した。Auの成
膜条件は、上記Ti膜の成膜条件と同一とした。基板を
スパッタ装置から取り出し、電解Auめっきを実施し
て、電極形成を終了した。
【0041】この後、周知の方法によりワイヤボンディ
ングパターン、電源バイパスコンデンサ用電極パター
ン、Ι/O用電極パターンほかをエッチングし、Au膜
およびTi2 N膜の積層膜を所望の配線形状にエッチン
グして所望の回路を形成し、目的とする配線基板を得
た。このようにして形成した配線層の機械的特性として
接合強度を、実施例1と同様にして測定した。表1にそ
の測定結果を、従来のTi(50nm)/Ni(500nm) /Au
(100nm) 構造膜を形成したAlN多層基板(比較例2)
に同様な熱処理を施した後の配線層の接合強度と比較し
て示す。
【0042】表1から明らかなように、実施例3による
配線基板では、熱処理後においても十分な接合強度を有
しており、高温安定性が確認できた。また、実施例3に
よる成膜工程は比較例2の成膜工程に対して 3/4に減少
し、製造の容易化および製造時間の短縮が図れた。さら
に、得られた多層基板にLSIチップのマウント、Au
Snはんだによる封止(作業温度:573K)を実施したとこ
ろ、熱抵抗および気密性共に良好な特性が得られた。
【0043】
【表1】 実施例4 実施例1で用いたAlN基板に代えて、Al2 3 基板
を用いて実施例1と同様な条件で配線層の形成を行った
ところ、実施例1と同様な結果を得た。
【0044】実施例5 実施例1で用いたAlN基板に代えて、Si基板を用い
て実施例1と同様な条件で配線層の形成を行ったとこ
ろ、実施例1と同様な結果を得た。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配線基板
によれば、簡易な膜構成で、各種熱処理工程後において
も導体層の接合強度を保持することができると共に、良
好なボンディング性や半田付け性等を安定して得ること
ができ、さらには製造工数ならびに製造コストの低減を
図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の配線基板の一実施形態を示す断面図
である。
【図2】 本発明の代表的な配線基板におけるTi2
/Au界面のRBS測定結果を示す図である。
【図3】 本発明との比較としてのTiN/Au界面の
RBS測定結果を示す図である。
【図4】 従来構造の配線基板におけるAES測定結果
を示す図である。
【図5】 図1に示す配線基板の変形例を示す断面図で
ある。
【図6】 本発明の配線基板の他の実施形態を示す断面
図である。
【図7】 実施例1により形成した中間層のX線回折結
果を示す図である。
【符号の説明】
1……窒化物系セラミックス基板 2、12……Ti2 Nを主体とする中間層 3、13……薄膜導体層 4、14……配線基板 5……酸化物系セラミックス基板 11…半導体基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板上にM2 N(ただし、
    MはTi、ZrおよびHfから選ばれる少なくとも 1種
    の元素を示す)を主体とする中間層を介して設けられた
    導体層とを具備することを特徴とする配線基板。
  2. 【請求項2】 セラミックス基板と、前記セラミックス
    基板上にM2 N(ただし、MはTi、ZrおよびHfか
    ら選ばれる少なくとも 1種の元素を示す)を主体とする
    中間層を介して設けられた、Au、Ag、Cu、Pt、
    Ni、PdおよびSnから選ばれる少なくとも 1種を主
    成分とする薄膜導体層とを具備することを特徴とする配
    線基板。
  3. 【請求項3】 基板上に、M元素(ただし、MはTi、
    ZrおよびHfから選ばれる少なくとも 1種の元素を示
    す)の薄膜を形成した後に熱処理を施して、M2 Nを主
    体とする中間層を形成する工程と、 前記M2 Nを主体とする中間層上に、薄膜導体層を形成
    する工程とを具備することを特徴とする配線基板の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 基板上に、M金属膜(ただし、MはT
    i、ZrおよびHfから選ばれる少なくとも 1種の元素
    を示す)を介して、あるいは直接M2 N薄膜からなる中
    間層を形成する工程と、 前記中間層上に薄膜導体層を形成する工程とを具備する
    ことを特徴とする配線基板の製造方法。
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