JPH10162990A - X線透視撮影装置 - Google Patents

X線透視撮影装置

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JPH10162990A
JPH10162990A JP8319700A JP31970096A JPH10162990A JP H10162990 A JPH10162990 A JP H10162990A JP 8319700 A JP8319700 A JP 8319700A JP 31970096 A JP31970096 A JP 31970096A JP H10162990 A JPH10162990 A JP H10162990A
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JP
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ray
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light collection
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Application number
JP8319700A
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English (en)
Inventor
Tomomi Katayama
智視 片山
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 胸部のホトタイマ撮影が行な得るX線透視撮
影装置を提供する。 【解決手段】 I.I.4の出力光像をホトマル6の採
光面に結像するようにし、ホトマル6の前面に液晶マス
ク15を配置し、採光野設定器16で液晶マスク15の遮光領
域を制御し、採光野の位置、採光領域を変更設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線透視撮影装
置、特に、被検体透過X線像を可視光像に変換する変換
手段の出力光を採光して自動的にX線曝射時間を制御
し、所定黒化度(濃度)のX線写真が得られるようにす
る自動露出制御(ホトタイマ)機能を備えたX線透視撮
影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホトタイマ機能を備えたこの種X線透視
撮影装置の構成を図4に示す。図において、1はX線
管、2は被検体、3はX線フィルム、4は被検体透過X
線像を可視光像に変換する変換手段としてのイメージイ
ンテンシファイア(I.I.)、5は光学系(光分配
器)、6は光分配器5で配分されたI.I.出力光を検
出し電気信号に変換するホトマル(光電変換手段)、7
は積分器8と比較器9を有する自動露出制御器(ホトタ
イマ)、10はテレビカメラ、11はテレビモニタ、12は高
電圧装置、13はX線制御器、14は透視/撮影条件等を設
定する制御卓であり、前記ホトマル6の出力をホトタイ
マ7の積分器8で積分し、積分値信号Vsと濃度の基準
値信号Vrとを比較器9で比較し、積分値信号Vsが基
準値信号Vrに達した際に比較器9よりX線遮断信号S
を出力し、この遮断信号SをX線制御器13を介して高電
圧装置12に送ってX線曝射時間を制御してフィルムの黒
化度が設定された基準値になるX線曝射量としている。
【0003】なお、ホトマル6は、図5に示すように光
学系でI.I.4の出力面の中央部の領域を採光野と
し、この採光野の光を検出するようにされている。この
種X線透視撮影装置は、主に消化管の透視撮影に使用さ
れるものであるが、近年簡易的に胸部の撮影にも使用さ
れるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のX線透視撮影装
置で胸部のホトタイマ撮影を行なう場合に次の問題があ
る。すなわち、ホトマルの検出領域、すなわち、採光野
がI.I.出力面の中央とされているのに対し、胸部撮
影で診断部位となる肺が中央に位置していないことか
ら、採光野を肺の位置に設定できず、肺部を適正濃度と
するホトタイマ撮影ができないという問題がある。な
お、肺をI.I.視野の中央部に位置させれば、ホトタ
イマ撮影が可能であるが、胸部正面撮影では左右の両肺
を撮影することができない。
【0005】したがって、胸部撮影には図6に示す胸部
撮影装置が使用されている。この装置は、図7に示すよ
うに肺に対応する位置に左右に矩形の採光野W1 、W2
を有する検出器Dをフィルム3の前面(または後面)に
位置させ、検出器Dよりの検出信号をホトタイマ7に導
びきX線曝射時間を制御するようにしたものである。な
お、図7中W3 は胸部側面撮影用の採光野で中央部に設
けられている。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑み、採光野を像
変換手段の出力面の如何なる位置にも設定できるように
し、胸部撮影も含め、どのような部位のホトタイマ撮影
をも可能ならしめたX線透視撮影装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のX線透視撮影装置は、被検体透過X線像
を可視光像に変換する像変換手段(通常イメージインテ
ンシファイア以下I.I.という)の出力光像の結像部
に設けられた光電変換手段の前段に遮光領域を可変でき
る遮光手段を設けると共に、遮光手段を制御し採光野を
設定する採光野設定手段を設けたことを特徴とする。
【0008】このような構成により、光電変換手段の前
段に配置された遮光手段の遮光領域が採光野設定手段で
制御され、設定された採光野を通った光のみが光電変換
手段に入射する。その結果、遮光手段によりI.I.出
力像の任意の位置、領域の採光野を設定でき、設定され
た採光野の検出光でX線曝射時間が制御されるので、胸
部に限らずどのような部位のホトタイマ撮影をも行なう
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1は、この発明に係る一実施例の
X線透視撮影装置の一実施例の構成を示すブロック図
で、図4と同一部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。図において、15は光分配器5で分配されたI.
I.4の出力像の結像部に配置したホトマル6の前面に
設けられた遮光手段としての液晶マスク、16は液晶マス
ク15の遮光領域を設定する操作卓14に設けられた採光野
設定器、17は採光野設定器16で設定された採光野を形成
するパターン信号を発生するパターン信号発生器、18は
パターン信号発生器17のパターン信号を受け、採光野設
定器16で設定された採光野が透明となるように液晶マス
ク15を駆動する液晶ドライバーである。
【0010】液晶パネルの遮光領域は、例えば、胸部正
面撮影の場合には図2(a) に示すように左右二つの矩形
の採光野M1 、M2 が規定されるように、胸部側面撮影
の場合には同図(b) に示すように中央上部に一つの矩形
の採光野M3 が規定されるように、消化管撮影の場合に
は同図(c) に示すように中央部に円形の採光野M0 が規
定されるように制御される。
【0011】つぎに、このように構成された装置の撮影
動作について説明する。まず、操作卓14に設けられた採
光野設定器16により撮影部位、例えば、胸部正面撮影を
選択する。この設定信号がパターン信号発生器17に与え
られ、パターン信号発生器17が、図2(a) のように胸部
正面撮影に適した左右二つの矩形採光野M1 、M2 を透
明にするパターン信号を発生し、このパターン信号が液
晶ドライバー18を介して液晶マスク15が駆動される。こ
れにより、液晶マスク15は、図2(a) に示す採光野
1 、M2 を形成する。
【0012】また、操作卓14により被検体2に応じた撮
影条件、すなわち、撮影管電圧、さらに、予想される撮
影管電流積に対してX線管が過負荷にならない範囲で撮
影管電流と撮影時間(これはホトタイマ撮影時のバック
アップタイマとして作用する)を設定すると共に、フィ
ルムに適切な黒化度を与える濃度基準信号Vr を濃度設
定器で設定する。設定された撮影条件は、X線制御器13
に出力され、また、濃度設定器からの濃度基準信号Vr
はホトタイマ7の比較器9に出力される。
【0013】つぎに、撮影スイッチ(図示せず)が押さ
れると、X線曝射信号がX線制御器13へ出力され、X線
制御器13は設定された撮影条件で高電圧装置12を動作さ
せ、X線管1より被検体2に向けてX線が曝射される。
被検体2、その背面に置かれたX線フィルム3を透過し
たX線がI.I.4で可視光像に変換され、I.I.4
の出力蛍光面に表示された可視光像は光分配器5でホト
マル6とテレビカメラ10に分配される。ホトマル6側に
分配された可視光像は二次レンズによりホトマル6の採
光面上に結像される。ホトマル6の前面には液晶マスク
15が設けられており、液晶マスク15は撮影部位に応じて
遮光領域が制御/選択されて、選択された採光野のみの
可視光がホトマル6の採光面に結像する。ホトマル6か
らの光電流は光電流積分器8で積分され、比較器9で濃
度基準信号Vrと比較され、積分値信号Vsが濃度基準
信号Vrに達するとX線遮断信号SがX線制御器13に送
られX線が遮断される。
【0014】なお、濃度設定器で設定される濃度基準信
号は、例えば、図2に示すように胸部正面撮影では液晶
マスクで設定される採光野は2つであり、胸部側面撮影
では採光野は1つであり、1つの採光野の大きさが同じ
であるとすると、前者の光量が後者の2倍となるので、
後者の採光野1つの場合の濃度基準信号を基準とする場
合は、前者の採光野2つを選択した場合は、比較器に与
える濃度基準信号は自動的に2分の1にされる。このよ
うに、液晶マスク15でI.I.の出力面上で採光野の位
置、大きさ等が設定できるので、撮影部位に対応して、
X線曝射時間が自動的に制御されフィルムに一定量のX
線が到達し黒化度が一定になり失敗のない写真が得られ
る。
【0015】図3は他の実施例を示すもので、X線透視
撮影装置では位置決めのために撮影に先立ち透視が行な
われることに鑑み、透視時に撮影部位に適合した採光野
を設定できるようにしたものである。この実施例におい
ては、透視時のテレビモニタ11に映出された透視像上で
採光野を指定するポインティングディバイス、例えば、
ライトペン19を設け、ライトペン19で指定された採光野
をパターン信号発生器17でパターン認識するようにし、
パターン信号発生器17からのパターン信号で液晶ドライ
バー18を介して液晶マスク15を駆動するように構成され
ている。
【0016】この構成によれば、テレビモニタ11に表示
された透視像上でライトペン19で採光野の位置、大きさ
を指定するとパターン信号発生器17が透視像、換言すれ
ば、I.I.出力光像上での指定された採光野パターン
を認識し、指定した採光野が得られるように液晶マスク
15の遮光領域を制御する。
【0017】なお、上記の実施例では遮光手段として液
晶マスクを使用したが、例えば、種々の採光野を備えた
マスク板を配置し、撮影部位に応じて対応するマスク板
をホトマルの前段に挿入する等、機械的に採光野を可変
設定するものであってもよい。しかしながら、実施例の
ように液晶マスクを用いれば、採光野をI.I.出力像
上の位置、大きさを撮影部位、撮影目的に応じて任意に
設定することが可能で、且つ、設定操作も容易である。
また、実施例では光電変換手段としてホトマルチプライ
ヤを用いたが、ホトダイオード等を使用してもよい。さ
らに、実施例では液晶マスクで1つまたは2つの採光野
を設定できるようにしたが、撮影部位、撮影目的に応じ
て3個以上設定できるようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】この発明のX線透視撮影装置によれば撮
影領域内における採光野の位置、採光領域の設定変更が
可能であるので、撮影部位、撮影方向、被検体に応じた
胸部撮影も含め、どのような撮影部位、被検体に対して
もホトタイマ撮影を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】液晶マスクの説明用図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す図である。
【図4】従来のX線透視撮影装置のブロック図である。
【図5】I.I.出力面と採光野の関係を示す図であ
る。
【図6】従来の胸部撮影装置のブロック図である。
【図7】図6の装置に用いるホトタイマの検出器を示す
図である。
【符号の説明】
1:X線管 2:被検体 3:X線
フィルム 4:イメージインテンシファイア(像変換手段) 5:光学系(光分配器) 6:ホト
マル(光電変換手段) 7:自動露出制御器(ホトタイマ) 8:積分
器 9:比較器 10:テレビカメラ 11:テレ
ビモニタ 12:高電圧装置 13:X線制御器 14:制御
卓 15:液晶マスク(遮光手段) 16:採光
野設定器 17:パターン信号発生器 18:液晶
ドライバー 19:ライトペン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体にX線を曝射するX線管と、被検
    体を透過したX線を受像し光像に変換する画像変換手段
    と、変換手段の出力光を光電変換手段で検出し、その検
    出光量に基づいてX線曝射時間を制御するようにしたX
    線透視撮影装置において、前記光電変換手段の前段に少
    なくとも遮光領域が変更可能な遮光手段を設けると共
    に、前記遮光手段の遮光領域を制御し採光野を設定する
    採光野設定手段とを設けたことを特徴とするX線透視撮
    影装置。
JP8319700A 1996-11-29 1996-11-29 X線透視撮影装置 Pending JPH10162990A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003049616A1 (fr) * 2001-12-10 2003-06-19 Hitachi Medical Corporation Appareil de tomographie par ordinateur (ct) a rayons x
JP2006288739A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Hitachi Medical Corp X線ct装置

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