JPH10162141A - 板状材の形状認識方法 - Google Patents
板状材の形状認識方法Info
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- JPH10162141A JPH10162141A JP8320237A JP32023796A JPH10162141A JP H10162141 A JPH10162141 A JP H10162141A JP 8320237 A JP8320237 A JP 8320237A JP 32023796 A JP32023796 A JP 32023796A JP H10162141 A JPH10162141 A JP H10162141A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 板状材の有無を検知する端面検出器の最適な
スキャニングにより、短時間に板状材の2次元実績形状
を認識する。 【解決手段】 形状認識の対象となる板状材は通常、形
状が所定のばらつき範囲であり、ティーチング点Tを基
準とする相対位置関係で示される測定開始点R1〜R7
で予め予測することができる。従って形状認識に際して
はまずティーチング点Tを指定する。その後、ティーチ
ング点T、及び測定開始点R1〜R7近傍の範囲のみ、
端面検出器のスキャニングによる形状認識を行う。従っ
て、スキャニングする範囲が限定され、形状認識の時間
を短縮することができる。
スキャニングにより、短時間に板状材の2次元実績形状
を認識する。 【解決手段】 形状認識の対象となる板状材は通常、形
状が所定のばらつき範囲であり、ティーチング点Tを基
準とする相対位置関係で示される測定開始点R1〜R7
で予め予測することができる。従って形状認識に際して
はまずティーチング点Tを指定する。その後、ティーチ
ング点T、及び測定開始点R1〜R7近傍の範囲のみ、
端面検出器のスキャニングによる形状認識を行う。従っ
て、スキャニングする範囲が限定され、形状認識の時間
を短縮することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状材の有無を検
知する端面検出器の検出点をスキャニングすることで、
所定の2次元規格形状を目標として製造される該板状材
の、実際の2次元実績形状を認識するようにした板状材
の形状認識方法に係り、特に、板状材の有無を検知する
端面検出器の最適なスキャニングにより、短時間に板状
材の2次元実績形状を認識することができる板状材の形
状認識方法に関する。
知する端面検出器の検出点をスキャニングすることで、
所定の2次元規格形状を目標として製造される該板状材
の、実際の2次元実績形状を認識するようにした板状材
の形状認識方法に係り、特に、板状材の有無を検知する
端面検出器の最適なスキャニングにより、短時間に板状
材の2次元実績形状を認識することができる板状材の形
状認識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板等、圧延された金属帯板は、所定の
製品サイズに調整するために、又端部の形状不良部分を
除去するために、一般に、周囲の余り部の切断除去、即
ち耳屑処理がなされて、矩形の製品材が切り出される。
このような金属帯板の耳屑処理等、板状材に対する自動
切断やマーキングその他の処理に当たって、板状材の形
状認識を行う必要がある。一般には、たとえ所定の2次
元規格形状を目標として板状材が製造される場合でも、
製造上でのバラつきがあり、実際の2次元実績形状を認
識することが必要となる。
製品サイズに調整するために、又端部の形状不良部分を
除去するために、一般に、周囲の余り部の切断除去、即
ち耳屑処理がなされて、矩形の製品材が切り出される。
このような金属帯板の耳屑処理等、板状材に対する自動
切断やマーキングその他の処理に当たって、板状材の形
状認識を行う必要がある。一般には、たとえ所定の2次
元規格形状を目標として板状材が製造される場合でも、
製造上でのバラつきがあり、実際の2次元実績形状を認
識することが必要となる。
【0003】ここで、従来行われている板状材の形状認
識方法は、1個のカメラ又は端面検出器を用いて、個々
の板状材の端面を検出しながら行っている。具体的には
従来行う板状材の形状認識方法では、例えば板状材の有
無を検知する端面検出器を用いる場合は、形状認識しよ
うとする板状材の表面で、板幅方向の該端面検出器の検
出点のスキャニングを板状材の長手方向の一方の端から
他方の端へと順次行うものであり、形状認識対象となる
板状材表面一面に対してスキャニングを行っていた。
識方法は、1個のカメラ又は端面検出器を用いて、個々
の板状材の端面を検出しながら行っている。具体的には
従来行う板状材の形状認識方法では、例えば板状材の有
無を検知する端面検出器を用いる場合は、形状認識しよ
うとする板状材の表面で、板幅方向の該端面検出器の検
出点のスキャニングを板状材の長手方向の一方の端から
他方の端へと順次行うものであり、形状認識対象となる
板状材表面一面に対してスキャニングを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに板状材の形状認識の際に表面全体を一面にスキャニ
ングするのでは、最終的に形状認識されるまでに長い時
間を要してしまうという問題がある。スキャニング速度
は、現状では(2m/分)程度が上限となっている。
うに板状材の形状認識の際に表面全体を一面にスキャニ
ングするのでは、最終的に形状認識されるまでに長い時
間を要してしまうという問題がある。スキャニング速度
は、現状では(2m/分)程度が上限となっている。
【0005】又板状材の形状認識を行うためにカメラを
用いる場合でも、カメラの解像度の限界により、形状認
識しようとする板状材の一部撮影を、上述した端面検出
器の場合と同様に板状材表面一面で順次スキャニングさ
せる必要があった。このためこのようなカメラを用いる
場合でもスキャニング時間が長くなってしまうという問
題がある。
用いる場合でも、カメラの解像度の限界により、形状認
識しようとする板状材の一部撮影を、上述した端面検出
器の場合と同様に板状材表面一面で順次スキャニングさ
せる必要があった。このためこのようなカメラを用いる
場合でもスキャニング時間が長くなってしまうという問
題がある。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたものであり、板状材の有無を検知する端面検
出器の最適なスキャニングにより、短時間に板状材の2
次元実績形状を認識することができる板状材の形状認識
方法を提供することを目的とする。
くなされたものであり、板状材の有無を検知する端面検
出器の最適なスキャニングにより、短時間に板状材の2
次元実績形状を認識することができる板状材の形状認識
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、板状材の有無
を検知する端面検出器の検出点をスキャニングすること
で、所定の多角形の2次元規格形状を目標として製造さ
れる該板状材の、実際の2次元実績形状を認識するよう
にした板状材の形状認識方法において、実際の形状認識
以前に予め、前記2次元実績形状の認識の基準座標とな
るティーチング点を設定しておくと共に、前記2次元実
績形状の多角形形状の輪郭形状を把握するための、前記
端面検出器を用いて座標が測定される1つ以上の輪郭形
状端面特徴点の、それぞれの近傍にある該測定の開始点
を前記ティーチング点を基準とした相対位置関係として
設定しておき、実際の形状認識に際しては、大まかな前
記2次元実績形状を把握して、まず今回の測定対象の板
状材での前記ティーチング点を指定し、今回の該ティー
チング点を基準とした前記相対位置関係に基づいて、形
状認識対象の板状材での前記測定開始点を求め、該測定
開始点から前記端面検出器をスキャニングして前記輪郭
形状端面特徴点の座標を測定することで、前記2次元実
績形状を認識するようにして、前記課題を解決したもの
である。
を検知する端面検出器の検出点をスキャニングすること
で、所定の多角形の2次元規格形状を目標として製造さ
れる該板状材の、実際の2次元実績形状を認識するよう
にした板状材の形状認識方法において、実際の形状認識
以前に予め、前記2次元実績形状の認識の基準座標とな
るティーチング点を設定しておくと共に、前記2次元実
績形状の多角形形状の輪郭形状を把握するための、前記
端面検出器を用いて座標が測定される1つ以上の輪郭形
状端面特徴点の、それぞれの近傍にある該測定の開始点
を前記ティーチング点を基準とした相対位置関係として
設定しておき、実際の形状認識に際しては、大まかな前
記2次元実績形状を把握して、まず今回の測定対象の板
状材での前記ティーチング点を指定し、今回の該ティー
チング点を基準とした前記相対位置関係に基づいて、形
状認識対象の板状材での前記測定開始点を求め、該測定
開始点から前記端面検出器をスキャニングして前記輪郭
形状端面特徴点の座標を測定することで、前記2次元実
績形状を認識するようにして、前記課題を解決したもの
である。
【0008】なお上記の大まかな前記2次元実績形状の
把握は、例えば後述する実施形態では目視で行い、人が
判断している。
把握は、例えば後述する実施形態では目視で行い、人が
判断している。
【0009】又、本発明の上記板状材の形状認識方法に
おいて、前記板状材の矩形の4つの頂点の内側近傍それ
ぞれに1つずつ、前記測定開始点を設定すると共に、4
つの該測定開始点それぞれについて、接近する2辺の最
近点を前記輪郭形状端面特徴点として、合計8つの該輪
郭形状端面特徴点を設定し、実際の形状認識に際して
は、該測定開始点それぞれについて、前記端面検出器の
検出点を前記板状材の外側方向へ、又端面未検出時には
他方向へも、該測定開始点から所定検出移動距離の範囲
内で順次スキャニングさせながら、該測定開始点に対応
する輪郭形状端面特徴点の座標を順次測定することで、
前記2次元実績形状を認識するようにして、一般に矩形
あるいはこれに近い形状の板状材を形状認識する際に、
前記端面検出器の最適なスキャニングを行えるように
し、形状認識に要する時間を更に短縮するようにしたも
のである。
おいて、前記板状材の矩形の4つの頂点の内側近傍それ
ぞれに1つずつ、前記測定開始点を設定すると共に、4
つの該測定開始点それぞれについて、接近する2辺の最
近点を前記輪郭形状端面特徴点として、合計8つの該輪
郭形状端面特徴点を設定し、実際の形状認識に際して
は、該測定開始点それぞれについて、前記端面検出器の
検出点を前記板状材の外側方向へ、又端面未検出時には
他方向へも、該測定開始点から所定検出移動距離の範囲
内で順次スキャニングさせながら、該測定開始点に対応
する輪郭形状端面特徴点の座標を順次測定することで、
前記2次元実績形状を認識するようにして、一般に矩形
あるいはこれに近い形状の板状材を形状認識する際に、
前記端面検出器の最適なスキャニングを行えるように
し、形状認識に要する時間を更に短縮するようにしたも
のである。
【0010】又本発明の上記の板状材の形状認識方法に
おいて、複数の前記端面検出器を用いて、複数の前記輪
郭形状端面特徴点の座標を同時に測定し、前記2次元実
績形状を認識することで、本発明における上記の輪郭形
状端面特徴点の座標測定は複数の端面検出器を用いれば
同時に測定できる点に着目し、板状材の形状認識に要す
る時間の短縮を更に図ったものである。
おいて、複数の前記端面検出器を用いて、複数の前記輪
郭形状端面特徴点の座標を同時に測定し、前記2次元実
績形状を認識することで、本発明における上記の輪郭形
状端面特徴点の座標測定は複数の端面検出器を用いれば
同時に測定できる点に着目し、板状材の形状認識に要す
る時間の短縮を更に図ったものである。
【0011】以下、本発明の作用について簡単に説明す
る。
る。
【0012】耳屑処理の自動切断やマーキング等の前述
したような金属帯板の種々の処理を行うに当たっては、
板状材の製造上のばらつきや、板状材の搭載時の位置ず
れ等があるため、予め板状材の形状認識を行う必要があ
る。しかしながらこのようにばらつきがあるものの、板
状材は通常、所定の多角形の2次元規格形状を目標とし
て製造され、形状のばらつきは所定範囲内であるはずで
ある。又自動切断やマーキング等にあたっての板状材搭
載時の位置ずれについても、所定範囲内であるのが一般
的である。なお上記2次元規格形状は矩形に限定される
ものではない。
したような金属帯板の種々の処理を行うに当たっては、
板状材の製造上のばらつきや、板状材の搭載時の位置ず
れ等があるため、予め板状材の形状認識を行う必要があ
る。しかしながらこのようにばらつきがあるものの、板
状材は通常、所定の多角形の2次元規格形状を目標とし
て製造され、形状のばらつきは所定範囲内であるはずで
ある。又自動切断やマーキング等にあたっての板状材搭
載時の位置ずれについても、所定範囲内であるのが一般
的である。なお上記2次元規格形状は矩形に限定される
ものではない。
【0013】本発明はこのような点に着目し、形状認識
対象となる板状材の所定の多角形の2次元規格形状を予
め把握しておき、実際の形状認識に際しては板状材の幾
つかの要所の端面の座標を測定することで、全体的な実
際の2次元実績形状を認識するようにしている。即ち本
発明では、板状材の有無を検知する端面検出器の検出点
のスキャニングを、形状認識しようとする板状材表面全
体に行うというようなことはしない。本発明ではスキャ
ニングは、板状材の形状認識に必要な輪郭部分の要所の
み行っている。この形状認識の際の輪郭部分の要所は、
ティーチング点と称する1点を基準とした幾つかの測定
開始点の近傍周辺であり、該近傍周辺のスキャニングに
よって板状材の形状特徴把握を行う。
対象となる板状材の所定の多角形の2次元規格形状を予
め把握しておき、実際の形状認識に際しては板状材の幾
つかの要所の端面の座標を測定することで、全体的な実
際の2次元実績形状を認識するようにしている。即ち本
発明では、板状材の有無を検知する端面検出器の検出点
のスキャニングを、形状認識しようとする板状材表面全
体に行うというようなことはしない。本発明ではスキャ
ニングは、板状材の形状認識に必要な輪郭部分の要所の
み行っている。この形状認識の際の輪郭部分の要所は、
ティーチング点と称する1点を基準とした幾つかの測定
開始点の近傍周辺であり、該近傍周辺のスキャニングに
よって板状材の形状特徴把握を行う。
【0014】実際の形状認識に際しては、板状材の輪郭
形状を大まかに把握すれば、このようなティーチング点
は容易に指定できる。例えば板状材の搭載位置がほぼ定
められていれば、ティーチング点は定点としてもよい。
あるいは形状認識しようとする板状材の搭載位置や搭載
方向を目視で確認して、このようなティーチング点を指
定してもよい。この場合、大まかな2次元実績形状の把
握は、目視確認によるものである。
形状を大まかに把握すれば、このようなティーチング点
は容易に指定できる。例えば板状材の搭載位置がほぼ定
められていれば、ティーチング点は定点としてもよい。
あるいは形状認識しようとする板状材の搭載位置や搭載
方向を目視で確認して、このようなティーチング点を指
定してもよい。この場合、大まかな2次元実績形状の把
握は、目視確認によるものである。
【0015】このように一旦ティーチング点が指定され
れば本発明によれば、板状材の形状特徴点となる複数の
測定開始点周辺でそれぞれ、限られた範囲内で輪郭部分
の特徴点を速やかに認識でき、これらを総合すれば板状
材の全体の2次元実績形状の輪郭形状を認識することが
できる。なお、測定開始点周辺では、輪郭部分の座標を
測定する。本発明では、このように座標が測定される輪
郭部分の特徴点を輪郭形状端面特徴点と称しており、複
数の輪郭形状端面特徴点によって、板状材の形状を多角
形形状として把握することができる。
れば本発明によれば、板状材の形状特徴点となる複数の
測定開始点周辺でそれぞれ、限られた範囲内で輪郭部分
の特徴点を速やかに認識でき、これらを総合すれば板状
材の全体の2次元実績形状の輪郭形状を認識することが
できる。なお、測定開始点周辺では、輪郭部分の座標を
測定する。本発明では、このように座標が測定される輪
郭部分の特徴点を輪郭形状端面特徴点と称しており、複
数の輪郭形状端面特徴点によって、板状材の形状を多角
形形状として把握することができる。
【0016】以上説明したとおり本発明によれば、板状
材の輪郭形状の要所の端面検出器によるスキャニングを
行うようにしているので、板状材の有無を検知する端面
検出器の最適なスキャニングにより、短時間に板状材の
2次元実績形状を認識することができる。
材の輪郭形状の要所の端面検出器によるスキャニングを
行うようにしているので、板状材の有無を検知する端面
検出器の最適なスキャニングにより、短時間に板状材の
2次元実績形状を認識することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態を詳細に説明する。
形態を詳細に説明する。
【0018】本発明が適用された板状材の形状認識方法
の実施形態は、図1を用いて詳しく後述する如くに、テ
ィーチング点を基準とした相対位置関係にある複数の測
定開始点近傍にて、端面検出器の検出点のスキャニング
を行う。このようにスキャニングしながら、板状材1の
2次元実績形状を多角形形状の輪郭形状として把握する
ための、輪郭形状の要所となる複数の輪郭形状端面特徴
点の座標を測定する。該測定に際し、2つの端面検出器
を必要に応じ同時に用い、形状認識を効果的に行う。又
本実施形態の板状材の形状認識では、図2に示されるよ
うな板状材切断装置を利用し、加熱溶断トーチの近傍に
設けられた端面検出器17A及び17Bを形状認識に用
いるようにしている。これら端面検出器17A及び17
Bには、レーザセンサが用いられている。
の実施形態は、図1を用いて詳しく後述する如くに、テ
ィーチング点を基準とした相対位置関係にある複数の測
定開始点近傍にて、端面検出器の検出点のスキャニング
を行う。このようにスキャニングしながら、板状材1の
2次元実績形状を多角形形状の輪郭形状として把握する
ための、輪郭形状の要所となる複数の輪郭形状端面特徴
点の座標を測定する。該測定に際し、2つの端面検出器
を必要に応じ同時に用い、形状認識を効果的に行う。又
本実施形態の板状材の形状認識では、図2に示されるよ
うな板状材切断装置を利用し、加熱溶断トーチの近傍に
設けられた端面検出器17A及び17Bを形状認識に用
いるようにしている。これら端面検出器17A及び17
Bには、レーザセンサが用いられている。
【0019】又本実施形態の板状材の形状認識方法で
は、形状認識を行う以前に予め、図3に示される上位ホ
ストコンピュータ22にて形状認識対象となる板状材の
寸法に関する情報が設定され、記憶されている。このよ
うな情報は実際の形状認識に際しては、ライン操業用パ
ーソナルコンピュータ26A〜26Cへと転送される。
なお、後述するティーチング点Tは作業者が目視判断し
て決定し、測定開始点R0〜R7はNC装置28A〜2
8C内で演算し決定する。設定の基準となるデータはラ
イン操業用パーソナルコンピュータ26A〜26Cに持
っているが、演算はNC装置28A〜28C側で行う。
は、形状認識を行う以前に予め、図3に示される上位ホ
ストコンピュータ22にて形状認識対象となる板状材の
寸法に関する情報が設定され、記憶されている。このよ
うな情報は実際の形状認識に際しては、ライン操業用パ
ーソナルコンピュータ26A〜26Cへと転送される。
なお、後述するティーチング点Tは作業者が目視判断し
て決定し、測定開始点R0〜R7はNC装置28A〜2
8C内で演算し決定する。設定の基準となるデータはラ
イン操業用パーソナルコンピュータ26A〜26Cに持
っているが、演算はNC装置28A〜28C側で行う。
【0020】本実施形態について具体的に説明すると、
まず図1は、本実施形態が対象とする板状材の一例の平
面図である。
まず図1は、本実施形態が対象とする板状材の一例の平
面図である。
【0021】この図1に示される板状材1は、所定の板
幅及び長手方向寸法で規定される、所定の矩形形状の2
次元規格形状を目標として製造される。又これら板幅及
び長手方向寸法は、図3に示す上位ホストコンピュータ
22に記憶されており、板状材1の形状認識の際には中
継パーソナルコンピュータ24へと転送され、更に形状
認識しようとする設備に対応するライン操業用パーソナ
ルコンピュータ26A〜26Cのいずれかに転送され
る。
幅及び長手方向寸法で規定される、所定の矩形形状の2
次元規格形状を目標として製造される。又これら板幅及
び長手方向寸法は、図3に示す上位ホストコンピュータ
22に記憶されており、板状材1の形状認識の際には中
継パーソナルコンピュータ24へと転送され、更に形状
認識しようとする設備に対応するライン操業用パーソナ
ルコンピュータ26A〜26Cのいずれかに転送され
る。
【0022】図1において符号Tはティーチング点であ
る。又符号R1〜R7は、上記のティーチング点Tを基
準とした相対位置関係として設定される測定開始点であ
る。なお本実施形態では、作業者によるティーチング点
の変更がない場合、測定開始点のオフセット量がゼロと
なり、ティーチング点Tは測定開始点R0と一致する。
通常の操業では測定開始点R0はティーチング点Tより
内側に設定している。本実施形態では、上記のように転
送される板状材の板幅及び長手方向寸法に基づいて、形
状認識しようとする設備に対応するNC装置28A〜2
8Cにおいて、これらティーチング点T及び測定開始点
R1〜R7の個々の座標が設定される。
る。又符号R1〜R7は、上記のティーチング点Tを基
準とした相対位置関係として設定される測定開始点であ
る。なお本実施形態では、作業者によるティーチング点
の変更がない場合、測定開始点のオフセット量がゼロと
なり、ティーチング点Tは測定開始点R0と一致する。
通常の操業では測定開始点R0はティーチング点Tより
内側に設定している。本実施形態では、上記のように転
送される板状材の板幅及び長手方向寸法に基づいて、形
状認識しようとする設備に対応するNC装置28A〜2
8Cにおいて、これらティーチング点T及び測定開始点
R1〜R7の個々の座標が設定される。
【0023】形状認識を行うための端面検出器の検出点
のスキャニングは、これらティーチング点T及び測定開
始点R1〜R7を開始点とする所定検出移動距離の範囲
内で行われる。本実施形態でも本発明を適用し、測定開
始点R1〜R7を始点とした範囲にスキャニング範囲が
限定されており、スキャニング距離や時間が短縮されて
いる。上記の所定検出移動距離は、図1では模式的にテ
ィーチング点Tや測定開始点R1〜R7を開始点とす
る、実線や破線の矢印の長さで示される。
のスキャニングは、これらティーチング点T及び測定開
始点R1〜R7を開始点とする所定検出移動距離の範囲
内で行われる。本実施形態でも本発明を適用し、測定開
始点R1〜R7を始点とした範囲にスキャニング範囲が
限定されており、スキャニング距離や時間が短縮されて
いる。上記の所定検出移動距離は、図1では模式的にテ
ィーチング点Tや測定開始点R1〜R7を開始点とす
る、実線や破線の矢印の長さで示される。
【0024】ここで、これらティーチング点T及び測定
開始点R1〜R7について説明する。
開始点R1〜R7について説明する。
【0025】まず、ティーチング点T及び測定開始点R
1〜R3は、板状材1の矩形形状の4つの頂点の、該板
状材1の内側の近傍それぞれに1つずつ設定されてい
る。これらの座標設定は、中継パーソナルコンピュータ
24を経由して上位ホストコンピュータ22から転送さ
れる板状材1の2次元規格形状の板幅及び長手方向寸法
に加えて、前述の所定検出移動距離をライン操業用パー
ソナルコンピュータ26A〜26Cにて加味し、NC装
置28A〜28Cにおいて決定される。これらティーチ
ング点T及び測定開始点R1〜R3は、矩形の2次元規
格形状の4つの頂点から内側に、本実施形態では所定検
出移動距離の半分程度の距離に自動的に座標が決定され
る。
1〜R3は、板状材1の矩形形状の4つの頂点の、該板
状材1の内側の近傍それぞれに1つずつ設定されてい
る。これらの座標設定は、中継パーソナルコンピュータ
24を経由して上位ホストコンピュータ22から転送さ
れる板状材1の2次元規格形状の板幅及び長手方向寸法
に加えて、前述の所定検出移動距離をライン操業用パー
ソナルコンピュータ26A〜26Cにて加味し、NC装
置28A〜28Cにおいて決定される。これらティーチ
ング点T及び測定開始点R1〜R3は、矩形の2次元規
格形状の4つの頂点から内側に、本実施形態では所定検
出移動距離の半分程度の距離に自動的に座標が決定され
る。
【0026】次に測定開始点R4〜R7について説明す
ると、NC装置28A〜28Cでは、上位ホストコンピ
ュータ22から転送された板状材1の2次元規格形状の
板幅及び長手方向寸法に応じて、矩形の2次元規格形状
の4辺に対して、測定開始点R4〜R7の数や座標を決
定する。板幅や長手方向寸法が長くなれば、これら測定
開始点R4〜R7の数は増加される。又これら測定開始
点R4〜R7は、矩形の2次元規格形状の最も近い辺か
ら、それぞれ前述の所定移動距離のほぼ半分の距離だけ
内側とされた位置に設定される。なお、測定開始点R4
〜R7間の移動中は端面の検出や座標の測定は行わな
い。なお矩形の2次元規格形状において、それぞれの辺
におけるティーチング点T及び測定開始点R1〜R7の
配置間隔は、通常等間隔とされる。
ると、NC装置28A〜28Cでは、上位ホストコンピ
ュータ22から転送された板状材1の2次元規格形状の
板幅及び長手方向寸法に応じて、矩形の2次元規格形状
の4辺に対して、測定開始点R4〜R7の数や座標を決
定する。板幅や長手方向寸法が長くなれば、これら測定
開始点R4〜R7の数は増加される。又これら測定開始
点R4〜R7は、矩形の2次元規格形状の最も近い辺か
ら、それぞれ前述の所定移動距離のほぼ半分の距離だけ
内側とされた位置に設定される。なお、測定開始点R4
〜R7間の移動中は端面の検出や座標の測定は行わな
い。なお矩形の2次元規格形状において、それぞれの辺
におけるティーチング点T及び測定開始点R1〜R7の
配置間隔は、通常等間隔とされる。
【0027】なお上記の所定検出移動距離については、
長くなる程スキャニング距離が延長される可能性が増大
し、板状材の形状認識に要する時間が延長される虞があ
る。しかしながら、このように所定検出移動距離を長く
すれば、2次元規格形状に対する2次元実績形状の偏差
の増大や、板状材の形状認識時の定位置からのずれが増
大しても、確実に形状認識を行うことができる。例えば
所定検出移動距離が長くなれば、前提となっていた位置
に対して板状材が傾いているような場合にも、2次元実
績形状の形状認識を行える確率が上昇する。従ってこの
ような所定検出移動距離は、形状認識対象となる板状材
の2次元実績形状のばらつき傾向や、形状認識時の配置
や傾きの偏差に応じて決定すればよい。
長くなる程スキャニング距離が延長される可能性が増大
し、板状材の形状認識に要する時間が延長される虞があ
る。しかしながら、このように所定検出移動距離を長く
すれば、2次元規格形状に対する2次元実績形状の偏差
の増大や、板状材の形状認識時の定位置からのずれが増
大しても、確実に形状認識を行うことができる。例えば
所定検出移動距離が長くなれば、前提となっていた位置
に対して板状材が傾いているような場合にも、2次元実
績形状の形状認識を行える確率が上昇する。従ってこの
ような所定検出移動距離は、形状認識対象となる板状材
の2次元実績形状のばらつき傾向や、形状認識時の配置
や傾きの偏差に応じて決定すればよい。
【0028】なお、矩形の2次元規格形状の4つの頂点
のいずれかの内側に設定するティーチング点Tは、現場
において作業者に最も近く、又、板状材1の搬入方向の
先端側(トップ側)の、該板状材1の矩形の頂点の内側
へと設定する。これは作業者のティーチング点の設定な
どの作業上の便宜を図るためである。
のいずれかの内側に設定するティーチング点Tは、現場
において作業者に最も近く、又、板状材1の搬入方向の
先端側(トップ側)の、該板状材1の矩形の頂点の内側
へと設定する。これは作業者のティーチング点の設定な
どの作業上の便宜を図るためである。
【0029】なお上記のようにティーチング点T及び測
定開始点R1〜R7はライン操業用パーソナルコンピュ
ータ26A〜26Cにて、その数や配置間隔、更には個
々の座標については自動的に設定することができるが、
これらの設定をライン操業用パーソナルコンピュータ2
6A〜26Cにおいて作業者が自由に変更することも可
能となっている。このように設定はライン操業用パーソ
ナルコンピュータ26A〜26Cで行っているが、演算
はNC装置28A〜28C側で行う。
定開始点R1〜R7はライン操業用パーソナルコンピュ
ータ26A〜26Cにて、その数や配置間隔、更には個
々の座標については自動的に設定することができるが、
これらの設定をライン操業用パーソナルコンピュータ2
6A〜26Cにおいて作業者が自由に変更することも可
能となっている。このように設定はライン操業用パーソ
ナルコンピュータ26A〜26Cで行っているが、演算
はNC装置28A〜28C側で行う。
【0030】次に、図2を用いて、形状認識に用いる金
属帯板切断装置の構造を説明する。
属帯板切断装置の構造を説明する。
【0031】図2に示す被切断材テーブル5に搭載した
板状材1に対して、図1を用いて説明したティーチング
点T及び測定開始点R1〜R7の個々の座標が設定され
ると、図2に示すような金属帯板切断装置に取り付けら
れた2つの端面検出器17A及び17Bを用いて、直下
の板状材1の有無を検知しながら、板状材1の形状認識
を実際に行う。
板状材1に対して、図1を用いて説明したティーチング
点T及び測定開始点R1〜R7の個々の座標が設定され
ると、図2に示すような金属帯板切断装置に取り付けら
れた2つの端面検出器17A及び17Bを用いて、直下
の板状材1の有無を検知しながら、板状材1の形状認識
を実際に行う。
【0032】この図2の金属帯板切断装置においては、
板状材1を搭載する被切断材テーブル5の両側に設けら
れた走行用レール12A及び12B上を、板状材1の長
手方向に走行可能なブリッジ部14を備えている。この
ブリッジ部14は、被切断材テーブル5及び該被切断材
テーブル5上の板状材1を跨ぎながら、この図2では左
右方向に走行する。
板状材1を搭載する被切断材テーブル5の両側に設けら
れた走行用レール12A及び12B上を、板状材1の長
手方向に走行可能なブリッジ部14を備えている。この
ブリッジ部14は、被切断材テーブル5及び該被切断材
テーブル5上の板状材1を跨ぎながら、この図2では左
右方向に走行する。
【0033】又このブリッジ部14においては、板状材
1の板幅方向、即ち走行用レール12Aや12Bに直交
する方向に独立して走行可能なトーチブロック15A及
び15Bが設けられている。これらトーチブロック15
A及び15Bそれぞれには、トーチ前後装置16Aある
いは16Bが設けられている。これらトーチ前後装置1
6A及び16Bは、板状材1の長手方向、即ち走行用レ
ール12A及び12B上のブリッジ部14の走行方向と
同一方向に、互いに独立して前後移動可能となってい
る。又これらトーチ前後装置16A及び16Bにはそれ
ぞれ、前述した端面検出器17A及び17Bの近傍の箇
所へ、加熱溶断ガストーチが取り付けられている。
1の板幅方向、即ち走行用レール12Aや12Bに直交
する方向に独立して走行可能なトーチブロック15A及
び15Bが設けられている。これらトーチブロック15
A及び15Bそれぞれには、トーチ前後装置16Aある
いは16Bが設けられている。これらトーチ前後装置1
6A及び16Bは、板状材1の長手方向、即ち走行用レ
ール12A及び12B上のブリッジ部14の走行方向と
同一方向に、互いに独立して前後移動可能となってい
る。又これらトーチ前後装置16A及び16Bにはそれ
ぞれ、前述した端面検出器17A及び17Bの近傍の箇
所へ、加熱溶断ガストーチが取り付けられている。
【0034】従ってこのような金属帯板切断装置では、
ブリッジ部14が走行用レール12A及び12B上を走
行することで、加熱溶断ガストーチ近傍にそれぞれ設け
られた端面検出器17A及び17Bは相互に一定の相対
位置関係を保ちながら、共に板状材1の長手方向に移動
可能となっている。又これら端面検出器17A及び17
Bは、トーチ前後装置16A及び16Bの互いに独立し
た前後移動によって、板状材1の長手方向にそれぞれ独
立して移動可能となっており、ブリッジ部14上でのト
ーチブロック15A及び15Bの互いに独立した走行に
よって、板状材1の板幅方向にそれぞれ独立して移動可
能となっている。トーチ前後装置16A及び16Bは3
50mmの範囲で前後動作が可能であり、該前後動作に
よって端面検出器17A及び17Bが前後動作可能とな
っている。このような金属帯板切断装置では、端面検出
器17A及び17Bは一部、相互の独立した移動も可能
となっている。このように相互独立移動が可能であれ
ば、複数の端面検出器を効果的に用いることができ、従
って板状材の輪郭形状の端面特徴点の座標測定を複数同
時に行い、2次元実績形状の認識を能率良く行うことが
できる。
ブリッジ部14が走行用レール12A及び12B上を走
行することで、加熱溶断ガストーチ近傍にそれぞれ設け
られた端面検出器17A及び17Bは相互に一定の相対
位置関係を保ちながら、共に板状材1の長手方向に移動
可能となっている。又これら端面検出器17A及び17
Bは、トーチ前後装置16A及び16Bの互いに独立し
た前後移動によって、板状材1の長手方向にそれぞれ独
立して移動可能となっており、ブリッジ部14上でのト
ーチブロック15A及び15Bの互いに独立した走行に
よって、板状材1の板幅方向にそれぞれ独立して移動可
能となっている。トーチ前後装置16A及び16Bは3
50mmの範囲で前後動作が可能であり、該前後動作に
よって端面検出器17A及び17Bが前後動作可能とな
っている。このような金属帯板切断装置では、端面検出
器17A及び17Bは一部、相互の独立した移動も可能
となっている。このように相互独立移動が可能であれ
ば、複数の端面検出器を効果的に用いることができ、従
って板状材の輪郭形状の端面特徴点の座標測定を複数同
時に行い、2次元実績形状の認識を能率良く行うことが
できる。
【0035】なお、被切断材テーブル5上に、2枚以上
の板状材1を搭載することも考えられる。このような場
合には、それぞれ別のトーチ前後装置16A、16B・
・・に取り付けられた2つ以上の端面検出器17A、1
7B・・・を用いて、複数枚の板状材1の形状認識を並
行して行うこともできる。例えばトーチ前後装置を4つ
とし、これらにそれぞれ取り付けられた4つの端面検出
器を用いる。
の板状材1を搭載することも考えられる。このような場
合には、それぞれ別のトーチ前後装置16A、16B・
・・に取り付けられた2つ以上の端面検出器17A、1
7B・・・を用いて、複数枚の板状材1の形状認識を並
行して行うこともできる。例えばトーチ前後装置を4つ
とし、これらにそれぞれ取り付けられた4つの端面検出
器を用いる。
【0036】このように複数枚の板状材1の形状認識を
行う際には、トーチ前後装置それぞれの前後動作で端面
検出器間の相対位置関係を補正することができ、例えば
各板状材1の搭載時のずれによる相互位置関係に応じて
補正することができる。
行う際には、トーチ前後装置それぞれの前後動作で端面
検出器間の相対位置関係を補正することができ、例えば
各板状材1の搭載時のずれによる相互位置関係に応じて
補正することができる。
【0037】以上のように補正すれば、ブリッジ部14
が特定の走行位置で、複数の板状材1の形状認識のスタ
ート点の位置にそれぞれ端面検出器17A、17B・・
・を同時に位置決めでき、形状認識を同時にスタートす
ることができる。従って形状認識に要する時間を短縮す
ることができる。
が特定の走行位置で、複数の板状材1の形状認識のスタ
ート点の位置にそれぞれ端面検出器17A、17B・・
・を同時に位置決めでき、形状認識を同時にスタートす
ることができる。従って形状認識に要する時間を短縮す
ることができる。
【0038】次に、図3を用いて本実施形態の制御構成
について説明する。
について説明する。
【0039】本実施形態では図3に示されるようなコン
ピュータやNC装置が用いられる。この図3において、
前述したように上位ホストコンピュータ22には板状材
1の矩形の2次元規格形状の板幅及び長手方向寸法が予
め記憶されている。又このように記憶される板幅及び長
手方向寸法等の情報は、中継パーソナルコンピュータ2
4を経由して、用いている金属帯板切断装置を制御する
ライン操業用パーソナルコンピュータ26A〜26Cへ
と転送される。
ピュータやNC装置が用いられる。この図3において、
前述したように上位ホストコンピュータ22には板状材
1の矩形の2次元規格形状の板幅及び長手方向寸法が予
め記憶されている。又このように記憶される板幅及び長
手方向寸法等の情報は、中継パーソナルコンピュータ2
4を経由して、用いている金属帯板切断装置を制御する
ライン操業用パーソナルコンピュータ26A〜26Cへ
と転送される。
【0040】これらライン操業用パーソナルコンピュー
タ26A〜26Cは、前述したようなティーチング点T
及び測定開始点R1〜R7の自動設定や手動設定を行う
ことに加え、板状材1の切断を行う際の金属帯板切断装
置の機械的な動作に必要なNC(numerical control )
データの作成を行う。即ち、このような制御に際して、
走行用レール12A及び12B上のブリッジ部14の走
行、又ブリッジ部14上のトーチブロック15A及び1
5Bの走行、更にはこれらトーチ前後装置16A及び1
6Bの前後動作は、該当するライン操業用パーソナルコ
ンピュータ26A〜26Cによって作成されたNCデー
タに基づき、対応するNC装置28A〜28Cによって
数値制御(NC制御)される。
タ26A〜26Cは、前述したようなティーチング点T
及び測定開始点R1〜R7の自動設定や手動設定を行う
ことに加え、板状材1の切断を行う際の金属帯板切断装
置の機械的な動作に必要なNC(numerical control )
データの作成を行う。即ち、このような制御に際して、
走行用レール12A及び12B上のブリッジ部14の走
行、又ブリッジ部14上のトーチブロック15A及び1
5Bの走行、更にはこれらトーチ前後装置16A及び1
6Bの前後動作は、該当するライン操業用パーソナルコ
ンピュータ26A〜26Cによって作成されたNCデー
タに基づき、対応するNC装置28A〜28Cによって
数値制御(NC制御)される。
【0041】以下、本実施形態での形状認識の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0042】実際の板状材1の形状認識に際して、本実
施形態ではまず、ティーチング点Tの設定を必要に応じ
て行う。このティーチング点Tの設定に際しては、板状
材1の大まかな2次元実績形状の把握もなされており、
該把握は必要に応じてなされる作業者の目視確認によ
る。通常、このティーチング点Tの設定は被切断材テー
ブル5上に板状材1が常時同一方向に搭載されるため、
板内のほぼ同一位置に設定されている。しかしながら、
何等かの要因で製品採取位置がずれる場合、作業者はこ
のような異常を目視で確認し、製品採取位置の座標の修
正を、使用中の金属帯板切断装置に対応するライン操業
用パーソナルコンピュータ26A〜26Cの画面操作に
て行う。
施形態ではまず、ティーチング点Tの設定を必要に応じ
て行う。このティーチング点Tの設定に際しては、板状
材1の大まかな2次元実績形状の把握もなされており、
該把握は必要に応じてなされる作業者の目視確認によ
る。通常、このティーチング点Tの設定は被切断材テー
ブル5上に板状材1が常時同一方向に搭載されるため、
板内のほぼ同一位置に設定されている。しかしながら、
何等かの要因で製品採取位置がずれる場合、作業者はこ
のような異常を目視で確認し、製品採取位置の座標の修
正を、使用中の金属帯板切断装置に対応するライン操業
用パーソナルコンピュータ26A〜26Cの画面操作に
て行う。
【0043】次に、板状材1の矩形形状の2次元規格形
状の4つの頂点に対応するティーチング点T及び測定開
始点R1〜R3についてはそれぞれ、実線の矢印のスキ
ャニング方向M0A〜M3A、M0B〜M3Bに示され
る如く、端面検出器17Aあるいは17Bの検出点をま
ず板状材1の外側方向へスキャニングさせながら、板状
材1の有無を検知しながら端面の座標を求める。このよ
うなスキャニング及び端面の座標の検出は図1中の矢印
の長さ寸法で示される所定検出移動距離の範囲内で行わ
れる。又これらのティーチング点T及び測定開始点R1
〜R3それぞれで板状材1の無しが検知される場合に
は、この図1中で破線矢印で示される如く、逆方向の所
定検出移動距離の範囲内でのスキャニングを行って、板
状材1の端面の検出及びその座標測定を行う。
状の4つの頂点に対応するティーチング点T及び測定開
始点R1〜R3についてはそれぞれ、実線の矢印のスキ
ャニング方向M0A〜M3A、M0B〜M3Bに示され
る如く、端面検出器17Aあるいは17Bの検出点をま
ず板状材1の外側方向へスキャニングさせながら、板状
材1の有無を検知しながら端面の座標を求める。このよ
うなスキャニング及び端面の座標の検出は図1中の矢印
の長さ寸法で示される所定検出移動距離の範囲内で行わ
れる。又これらのティーチング点T及び測定開始点R1
〜R3それぞれで板状材1の無しが検知される場合に
は、この図1中で破線矢印で示される如く、逆方向の所
定検出移動距離の範囲内でのスキャニングを行って、板
状材1の端面の検出及びその座標測定を行う。
【0044】次に図1の測定開始点R4〜R7について
も、実線の矢印のスキャニング方向M4〜M7で示され
るように、端面検出器17Aあるいは端面検出器17B
を板状材1の外側へスキャニングさせながら、該板状材
1の端面の検出、及びその座標測定を行う。又、万一板
状材1の無しが検知される場合には、それぞれの測定開
始点R4〜R7において図1中破線矢印で示される逆方
向へ、端面検出器17Aあるいは17Bのスキャニング
を行いながら、端面の検出及びその座標測定を行う。
も、実線の矢印のスキャニング方向M4〜M7で示され
るように、端面検出器17Aあるいは端面検出器17B
を板状材1の外側へスキャニングさせながら、該板状材
1の端面の検出、及びその座標測定を行う。又、万一板
状材1の無しが検知される場合には、それぞれの測定開
始点R4〜R7において図1中破線矢印で示される逆方
向へ、端面検出器17Aあるいは17Bのスキャニング
を行いながら、端面の検出及びその座標測定を行う。
【0045】以上説明したようなスキャニング方向M0
A〜M3A、M0B〜M3B、M4〜M7の実線矢印で
示される方向のスキャニング、あるいは必要に応じて行
う破線矢印で示される逆方向のスキャニングによって得
られた、板状材1の端面の座標はいずれも、本発明では
輪郭形状端面特徴点と称している。例えば図1の板状材
1の場合、図4に示す符号P0A〜P3A、P0B〜P
3B、P4〜P7がいずれも輪郭形状端面特徴点とな
る。この輪郭形状端面特徴点によって、板状材1の2次
元実績形状を多角形形状の輪郭形状として把握すること
ができる。ここで、図4では太線の破線で板状材1の輪
郭が示され、輪郭形状端面特徴点P0A〜P3A、P0
B〜P3B、P4〜P7を結ぶ実線の直線で、実際に認
識された板状材1の多角形の2次元実績形状が示され
る。この図4では、太線の破線で板状材1の輪郭と、実
線直線の板状材1の多角形の2次元実績形状とがほぼ一
致しており、板状材の効果的な形状認識方法がなされた
ことがわかる。
A〜M3A、M0B〜M3B、M4〜M7の実線矢印で
示される方向のスキャニング、あるいは必要に応じて行
う破線矢印で示される逆方向のスキャニングによって得
られた、板状材1の端面の座標はいずれも、本発明では
輪郭形状端面特徴点と称している。例えば図1の板状材
1の場合、図4に示す符号P0A〜P3A、P0B〜P
3B、P4〜P7がいずれも輪郭形状端面特徴点とな
る。この輪郭形状端面特徴点によって、板状材1の2次
元実績形状を多角形形状の輪郭形状として把握すること
ができる。ここで、図4では太線の破線で板状材1の輪
郭が示され、輪郭形状端面特徴点P0A〜P3A、P0
B〜P3B、P4〜P7を結ぶ実線の直線で、実際に認
識された板状材1の多角形の2次元実績形状が示され
る。この図4では、太線の破線で板状材1の輪郭と、実
線直線の板状材1の多角形の2次元実績形状とがほぼ一
致しており、板状材の効果的な形状認識方法がなされた
ことがわかる。
【0046】なお、上記の実線矢印方向あるいは逆方向
の破線矢印方向のいずれにも所定検出移動距離の範囲で
スキャニングして端面が検出できない場合、再座標測定
動作としてそれぞれの方向へのスキャニングを行って、
端面検出とその座標測定を行う。この再座標測定動作は
2回まで行う。
の破線矢印方向のいずれにも所定検出移動距離の範囲で
スキャニングして端面が検出できない場合、再座標測定
動作としてそれぞれの方向へのスキャニングを行って、
端面検出とその座標測定を行う。この再座標測定動作は
2回まで行う。
【0047】以上説明した通り、本実施形態によれば本
発明を適用し、ティーチング点を基準とした相対位置関
係として予め設定された測定開始点からの端面検出器1
7Aや17Bのスキャニングによって前述の輪郭形状端
面特徴点の座標を測定することができ、これら輪郭形状
端面特徴点座標により2次元実績形状を多角形形状とし
て把握できる。即ち、ティーチング点Tや測定開始点R
1〜R7から、スキャニング方向M0A〜M3A、M0
B〜M3B、M4〜M7に対応する合計12の測定開始
点の座標を測定することができ、これらの座標に基づい
て多角形形状として2次元実績形状を認識することがで
きる。又このような形状認識の際に、本実施形態では板
状材1の表面全面に対して端面検出器17Aや17Bの
検出点のスキャニングは行わず、限られた範囲内でのス
キャニングのみとなっている。従って、板状材の有無を
検知する端面検出器の最適なスキャニングを行うことが
でき、短時間に板状材の2次元実績形状を認識すること
ができる。
発明を適用し、ティーチング点を基準とした相対位置関
係として予め設定された測定開始点からの端面検出器1
7Aや17Bのスキャニングによって前述の輪郭形状端
面特徴点の座標を測定することができ、これら輪郭形状
端面特徴点座標により2次元実績形状を多角形形状とし
て把握できる。即ち、ティーチング点Tや測定開始点R
1〜R7から、スキャニング方向M0A〜M3A、M0
B〜M3B、M4〜M7に対応する合計12の測定開始
点の座標を測定することができ、これらの座標に基づい
て多角形形状として2次元実績形状を認識することがで
きる。又このような形状認識の際に、本実施形態では板
状材1の表面全面に対して端面検出器17Aや17Bの
検出点のスキャニングは行わず、限られた範囲内でのス
キャニングのみとなっている。従って、板状材の有無を
検知する端面検出器の最適なスキャニングを行うことが
でき、短時間に板状材の2次元実績形状を認識すること
ができる。
【0048】本実施形態ではティーチング点Tのティー
チングは1回だけであり、作業者の手間を省いている。
又、形状認識しようとする板材材1の搭載ずれが無けれ
ばティーチング作業は大幅に省略される。
チングは1回だけであり、作業者の手間を省いている。
又、形状認識しようとする板材材1の搭載ずれが無けれ
ばティーチング作業は大幅に省略される。
【0049】又本実施形態においては、板状材1の矩形
の2次元実績形状を効果的に形状認識するために、特に
矩形の4つの頂点の内側近傍それぞれに1つずつ、ティ
ーチング点T及び測定開始点R1〜R3を設けている。
更にこれらティーチング点T及び測定開始点R1〜R3
それぞれについては、接近する2辺の次に述べるような
近傍点を輪郭形状端面特徴点として設定し、これら合計
8つの輪郭形状端面特徴点の座標を測定するためにスキ
ャニング方向M0A〜M3A及びM0B〜M3Bのスキ
ャニング動作を行うようにしている。例えばティーチン
グ点Tについては、1つの輪郭形状端面特徴点の座標を
測定するために、スキャニング方向M0Aのスキャニン
グ動作を行い、もう1つの輪郭形状端面特徴点の座標を
測定するために、スキャニング方向M0Bのスキャニン
グ動作を行っている。従って、矩形形状であることに適
合した、2次元実績形状の形状認識を最適なスキャニン
グで行うことが可能となっている。又このようなスキャ
ニングは測定開始点から所定検出移動距離の範囲内で限
定されているため、不必要に長く端面検出器17Aや1
7Bのスキャニングが行われて、形状認識を行う時間が
延長されてしまうことがない。
の2次元実績形状を効果的に形状認識するために、特に
矩形の4つの頂点の内側近傍それぞれに1つずつ、ティ
ーチング点T及び測定開始点R1〜R3を設けている。
更にこれらティーチング点T及び測定開始点R1〜R3
それぞれについては、接近する2辺の次に述べるような
近傍点を輪郭形状端面特徴点として設定し、これら合計
8つの輪郭形状端面特徴点の座標を測定するためにスキ
ャニング方向M0A〜M3A及びM0B〜M3Bのスキ
ャニング動作を行うようにしている。例えばティーチン
グ点Tについては、1つの輪郭形状端面特徴点の座標を
測定するために、スキャニング方向M0Aのスキャニン
グ動作を行い、もう1つの輪郭形状端面特徴点の座標を
測定するために、スキャニング方向M0Bのスキャニン
グ動作を行っている。従って、矩形形状であることに適
合した、2次元実績形状の形状認識を最適なスキャニン
グで行うことが可能となっている。又このようなスキャ
ニングは測定開始点から所定検出移動距離の範囲内で限
定されているため、不必要に長く端面検出器17Aや1
7Bのスキャニングが行われて、形状認識を行う時間が
延長されてしまうことがない。
【0050】なお上記の接近近傍点は、ティーチング点
T及び測定開始点R1〜R3それぞれから、走行用レー
ル12A,12Bに対して平行又は垂直方向に移動した
線と、板状材1端面との交点である。あるいはこれら接
近近傍点は、ティーチング点T及び測定開始点R1〜R
3それぞれに最も近い辺上の最近の点、及び2番目に近
い辺上の最近の点としてもよく、本発明はこのような接
近近傍点や最近点を最近点と称して、具体的に限定する
ものではない。
T及び測定開始点R1〜R3それぞれから、走行用レー
ル12A,12Bに対して平行又は垂直方向に移動した
線と、板状材1端面との交点である。あるいはこれら接
近近傍点は、ティーチング点T及び測定開始点R1〜R
3それぞれに最も近い辺上の最近の点、及び2番目に近
い辺上の最近の点としてもよく、本発明はこのような接
近近傍点や最近点を最近点と称して、具体的に限定する
ものではない。
【0051】又本実施形態で形状認識に用いる金属帯板
切断装置では、2つの端面検出器17A及び17Bが設
けられている。又トーチブロック15A及び15Bを互
いに独立してブリッジ部14上を走行させ、あるいはト
ーチ前後装置16A及び16Bの互いに独立した前後移
動によって、端面検出器17A及び17Bは互いに独立
して前後移動可能となっている。従って本実施形態では
このような2つの端面検出器17A及び17Bを効果的
に用い、ティーチング点T及び測定開始点R1〜R7を
開始点とするスキャニングによる板状材1の端面の検
知、又その座標測定を複数同時に行うことも可能であ
る。このように複数同時に行えば、短時間に形状認識を
行うことができる。又被切断材テーブル5に複数の板状
材1が搭載される場合、これらを同時に形状認識するこ
ともできる。
切断装置では、2つの端面検出器17A及び17Bが設
けられている。又トーチブロック15A及び15Bを互
いに独立してブリッジ部14上を走行させ、あるいはト
ーチ前後装置16A及び16Bの互いに独立した前後移
動によって、端面検出器17A及び17Bは互いに独立
して前後移動可能となっている。従って本実施形態では
このような2つの端面検出器17A及び17Bを効果的
に用い、ティーチング点T及び測定開始点R1〜R7を
開始点とするスキャニングによる板状材1の端面の検
知、又その座標測定を複数同時に行うことも可能であ
る。このように複数同時に行えば、短時間に形状認識を
行うことができる。又被切断材テーブル5に複数の板状
材1が搭載される場合、これらを同時に形状認識するこ
ともできる。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、板
状材の有無を検知する端面検出器の最適なスキャニング
により、短時間に板状材の2次元実績形状を認識するこ
とができる板状材の形状認識方法を提供することができ
るという優れた効果を得ることができる。
状材の有無を検知する端面検出器の最適なスキャニング
により、短時間に板状材の2次元実績形状を認識するこ
とができる板状材の形状認識方法を提供することができ
るという優れた効果を得ることができる。
【図1】本発明の板状材の形状認識方法が適用される実
施形態におけるティーチング点及び測定開始点を示す板
状材の平面図
施形態におけるティーチング点及び測定開始点を示す板
状材の平面図
【図2】上記実施形態で用いる端面検出器を有する金属
帯板切断装置の上面図
帯板切断装置の上面図
【図3】前記実施形態における制御装置の構成を示すブ
ロック図
ロック図
【図4】前記実施形態によって認識された前記板状材の
2次元実績形状を示す平面図
2次元実績形状を示す平面図
1…板状材 5…被切断材テーブル 12A、12B…走行用レール 14…ブリッジ部 15A、15B…トーチブロック 16A、16B…トーチ前後装置 17A、17B…端面検出器 22…上位ホストコンピュータ 24…中継パーソナルコンピュータ 26A〜26C…ライン操業用パーソナルコンピュータ 28A〜28C…NC装置 T…ティーチング点 R1〜R7…測定開始点 M0A〜M3A、M0B〜M3B、M4〜M7…スキャ
ニング方向 P0A〜P3A、P0B〜P3B、P4〜P7…輪郭形
状端面特徴点
ニング方向 P0A〜P3A、P0B〜P3B、P4〜P7…輪郭形
状端面特徴点
Claims (3)
- 【請求項1】板状材の有無を検知する端面検出器の検出
点をスキャニングすることで、所定の多角形の2次元規
格形状を目標として製造される該板状材の、実際の2次
元実績形状を認識するようにした板状材の形状認識方法
において、 実際の形状認識以前に予め、前記2次元実績形状の認識
の基準座標となるティーチング点を設定しておくと共
に、 前記2次元実績形状の多角形形状の輪郭形状を把握する
ための、前記端面検出器を用いて座標が測定される1つ
以上の輪郭形状端面特徴点の、それぞれの近傍にある該
測定の開始点を前記ティーチング点を基準とした相対位
置関係として設定しておき、 実際の形状認識に際しては、大まかな前記2次元実績形
状を把握して、まず今回の測定対象の板状材での前記テ
ィーチング点を指定し、 今回の該ティーチング点を基準とした前記相対位置関係
に基づいて、形状認識対象の板状材での前記測定開始点
を求め、 該測定開始点から前記端面検出器をスキャニングして前
記輪郭形状端面特徴点の座標を測定することで、前記2
次元実績形状を認識するようにしたことを特徴とする板
状材の形状認識方法。 - 【請求項2】請求項1において、 前記板状材の矩形の4つの頂点の内側近傍それぞれに1
つずつ、前記測定開始点を設定すると共に、 4つの該測定開始点それぞれについて、接近する2辺の
最近点を前記輪郭形状端面特徴点として、合計8つの該
輪郭形状端面特徴点を設定し、 実際の形状認識に際しては、該測定開始点それぞれにつ
いて、前記端面検出器の検出点を前記板状材の外側方向
へ、又端面未検出時には他方向へも、該測定開始点から
所定検出移動距離の範囲内で順次スキャニングさせなが
ら、該測定開始点に対応する輪郭形状端面特徴点の座標
を順次測定することで、前記2次元実績形状を認識する
ようにしたことを特徴とする板状材の形状認識方法。 - 【請求項3】請求項1又は2において、 複数の前記端面検出器を用いて、複数の前記輪郭形状端
面特徴点の座標を同時に測定し、前記2次元実績形状を
認識するようにしたことを特徴とする板状材の形状認識
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8320237A JPH10162141A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 板状材の形状認識方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8320237A JPH10162141A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 板状材の形状認識方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10162141A true JPH10162141A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18119260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8320237A Pending JPH10162141A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 板状材の形状認識方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10162141A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014191906A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Toyota Motor Corp | ガス拡散層付き膜電極接合体の製造方法およびその製造装置 |
JP2014202597A (ja) * | 2013-04-04 | 2014-10-27 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼板の寸法測定支援システム及び方法 |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP8320237A patent/JPH10162141A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014191906A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Toyota Motor Corp | ガス拡散層付き膜電極接合体の製造方法およびその製造装置 |
JP2014202597A (ja) * | 2013-04-04 | 2014-10-27 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼板の寸法測定支援システム及び方法 |
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