JPH08141987A - 裁断装置 - Google Patents

裁断装置

Info

Publication number
JPH08141987A
JPH08141987A JP6277722A JP27772294A JPH08141987A JP H08141987 A JPH08141987 A JP H08141987A JP 6277722 A JP6277722 A JP 6277722A JP 27772294 A JP27772294 A JP 27772294A JP H08141987 A JPH08141987 A JP H08141987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
image
workpiece
length
work piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6277722A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Minami
利之 南
Hitoshi Matsumoto
斉 松本
Tomoya Okazaki
知也 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6277722A priority Critical patent/JPH08141987A/ja
Publication of JPH08141987A publication Critical patent/JPH08141987A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Control Of Cutting Processes (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者の負担を軽減し、生産効率のよい裁断
装置を得る。 【構成】 予め与えられた裁断データに基づき被加工物
103を裁断加工する裁断機1において、裁断のための
レーザを発生するレーザ発振器101と、被加工物10
3を搬送する搬送コンベア104と、被加工物103の
始端出しを行うためのセンサ反射板109及びセンサ1
10と、被加工物103の終端部の検出を行うためのI
TVカメラ2、カメラ視野3及び画像処理装置4と、搬
送コンベア104により搬送されてきた被加工物103
を加工室102において裁断加工する裁断手段と、これ
らを制御する制御装置105を備えた裁断装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばレーザ、ナイ
フ等を用いて被加工物を裁断する裁断装置に関するもの
であり、特に生地長さ計測手段、裁断情報入力手段、生
地柄合わせ手段を備えた裁断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図23は、従来における裁断装置の全体
構成の斜視図であり、図において、100は裁断機本
体、101は裁断のためのレーザを発生するレーザ発振
器、102は裁断を行う裁断手段(図示せず)を有する
加工室、103は裁断対象となる定寸物の被加工物(こ
こで、定寸物とは予めある長さに切られている被加工物
を指す。)、104は被加工物103を同図の矢印A方
向に搬送する搬送コンベア、105はレーザ発振器10
1、搬送コンベア104を制御し、裁断全体の制御を行
う制御装置であり、図示していないCAD等で予め作成
された裁断データに基づいて被加工物103の裁断を実
行する。また、106は被加工物103上の柄等の画像
を取り込むITVカメラ、107はITVカメラ106
を同図の矢印B方向に移動させるためのカメラ移動機
構、108はITVカメラ106から取り込まれた画像
をCRTに表示し、CRTに映し出された映像に対して
作業者が位置教示することにより柄合わせを行う柄合わ
せ装置、109は被加工物103の端(始端)を初期位
置に設定するためのセンサ反射板、110はセンサ反射
板109を検出するためのセンサである。
【0003】図24は、従来の裁断装置の概略動作フロ
ーチャートである。図において、S200〜S208は
各処理ステップを示す。次に図24を用いて、従来の裁
断装置の概略動作を説明する。また、以下の説明におい
て、搬送コンベア104の上方部分は、「延反・柄合わ
せ領域」、「裁断領域」、「ピックアップ領域」に分か
れているものとし、被加工物103として布等の生地
(布地)を例として取り上げる。
【0004】まず、ステップS200で搬送コンベア1
04の「延反・柄合わせ領域」に生地103を載せる。
この作業を延反と呼ぶ。次に、ステップS201で延反
された生地103の生地搬送方向(生地の長手方向)の
長さをメジャー等で計測する。この計測は作業者により
手作業で行われ、この計測した生地長さを計測生地長さ
として制御装置105に入力する。生地103の長さ計
測は、これから実行する裁断において、生地103の長
さが足りる(裁断可能)かどうかをチェックするための
前処理である。次に、ステップS202で、作業者はこ
れから実行する裁断に関して裁断データファイル名、加
工条件などの裁断データを制御装置105に入力する。
ここで、加工条件とは、裁断速度とレーザ発振器出力の
関係を設定するものである。次に、ステップS203
で、作業者はステップS201で計測した計測生地長さ
と、制御装置105がステップS202で指示された裁
断データに基づき生地長さを算出し、制御装置105の
CRTに表示されている算出された生地長さと、の比較
を行う。ここで、算出された生地長さが計測生地長さよ
りも長い場合、裁断不可能と判断しNGとする。一方、
算出された生地長さが計測生地長さよりも短い場合、裁
断可能と判断し、ステップS204で始端出しを行う。
ステップS204の始端出しは、搬送コンベア104上
に延反された生地103を初期位置に設定するための動
作であり、制御装置105は搬送コンベア104により
生地103を矢印A方向に搬送させ、センサ110が生
地103の始端部に載せられているセンサ反射板109
を検出すると、搬送コンベア104を停止する。従っ
て、この場合の初期位置とは生地の始端がセンサ110
下に位置する状態である。
【0005】次に、ステップS205で、柄合わせの有
無(生地103上に柄等があり、その柄に合わせた裁断
を行うかどうか)をチェックする。柄合わせを行わない
場合は、生地103を搬送コンベア104により加工室
102内に搬送し、ステップS207で裁断を実行す
る。柄合わせを行う場合は、ステップS206に進み柄
合わせを行う。ここで、作業者は柄合わせ装置108の
CRT上に映し出された、ITVカメラ106から取り
込まれた生地画像に対し、マウス等のポインティングデ
バイスにより位置教示することにより、柄合わせを行
う。そして、柄合わせ装置108は指示された位置より
柄とのズレ量(補正量)を算出し、裁断データを補正
し、生地の柄に合った裁断を行う準備をする。次に、裁
断を行うため生地103を搬送コンベア104により加
工室102内に搬送し、ステップS207で裁断が実行
される。
【0006】裁断は図23の裁断領域単位に実行される
ため、生地の長さによっては数回に分けて裁断される場
合もある。この場合には、裁断と搬送コンベア104に
よる生地搬送処理は繰り返し実行されることになり、ス
テップS207で1回目の裁断が終了すると、裁断され
た部品(以後、パーツと記す)を加工室102の外部に
搬出し、ステップS208でパーツの取り出し(以後、
ピックアップと記す)を行い、このピックアップ中に
は、再度ステップS207で2回目の裁断が実行されて
いることになる。
【0007】以上は、従来の裁断装置における概略動作
であるが、生地延反前に予め別の場所で計測されている
場合は、ステップS201における生地長さ計測処理
は、この概略動作フローチャートから省略できる。ま
た、ステップS206の柄合わせ処理の有無は、裁断毎
に選択可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の裁
断装置においては、被加工物の長さを計測する手段を備
えていないため、作業者は裁断を実行する前に予めメジ
ャー等により長さを計測しなければならなかった。ま
た、計測値をメモ等に記録するなどして計測結果を覚え
ておかなくてはならなかった。更に、生地長さの確認に
おいては、CAD等で予め作成された裁断データに基づ
いて算出され、制御装置のCRTに表示されている生地
長さと計測結果とを作業者が比較して裁断の可否を判断
しなくてはならなかった。このため作業者の負担は多
く、生産効率が悪いという問題点があった。
【0009】また、被加工物毎に設定された裁断データ
ファイル名、加工条件を作業者が裁断毎に制御装置に入
力しなくてはならなかった。これらの入力作業も作業者
には大きな負担となり、生産効率が悪いという問題点が
あった。
【0010】一方、柄合わせを行う場合においては、I
TVカメラから取り込まれた生地画像を柄合わせ装置の
CRTに表示し、作業者はCRT上に映し出された映像
に対し、裁断されるパーツ毎にマウス等のポインティン
グデバイスにより位置教示しなくてはならないため、作
業者の負担が多かった。また、柄合わせを行う場合にお
いて作業者がCRT上に映し出された生地画像を認識し
辛い場合は、カメラ視野の変更を行い、より認識しやす
い状態にする必要があるが、このカメラ視野の変更のた
めの、ITVカメラの取り付け位置を変更する作業は非
常に時間がかかり面倒な作業である。また、このときス
ケーリングもやり直す必要がある。また、従来における
裁断機の構成上、作業者による位置教示後、裁断を行う
ためには搬送コンベアによる被加工物の加工室への搬送
動作が必要となるため、搬送コンベアの移動精度が裁断
データ補正後の裁断に影響を及ぼすという問題点があっ
た。また、被加工物を搬送コンベア上に厳密に延反する
必要があった。
【0011】また、従来の裁断装置のカメラ移動機構に
おいては、カメラ視野を変更したい場合、カメラ取り付
け位置の変更を作業者が手作業で行い、その都度スケー
リングもやり直す必要があった。これにより作業が中断
し、生産効率が低下するという問題点があった。
【0012】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、作業者の負担を軽減するととも
に、生産効率の良い裁断装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る裁断装置
は、被加工物を搬送する搬送手段と、前記被加工物の始
端部及び前記被加工物の終端部を計測し前記被加工物の
長さを算出する長さ計測手段と、予め与えられた裁断デ
ータに基づき裁断に必要な被加工物の長さを算出すると
ともに、この算出された被加工物の長さと前記計測され
た被加工物の長さとを比較し、前記計測された被加工物
の裁断の可否を判定する長さ比較判定手段と、前記搬送
手段により搬送されてきた被加工物を前記裁断データに
基づき裁断加工する裁断手段とを備えたものである。
【0014】また、この発明に係る長さ計測手段は、被
加工物の始端を検出し前記搬送手段を停止する始端出し
手段と、この始端出し手段により位置決めされた被加工
物の終端部の画像を取り込む画像入力手段と、前記画像
入力手段により取り込まれた画像を画像処理し被加工物
の終端部の位置を検出するとともに、画像処理結果より
被加工物の長さを算出する画像処理手段とを備えたもの
である。
【0015】さらに、この発明に係る長さ計測手段は、
被加工物の画像を取り込む複数の画像入力手段と、この
複数の画像入力手段により取り込まれた画像を順次画像
処理し、被加工物の始端部及び終端部の位置を検出する
とともに、被加工物の長さを算出する画像処理手段とを
備えたものである。
【0016】また、この発明に係る長さ計測手段は、被
加工物の画像を取り込む画像入力手段の姿勢を変更し、
前記搬送手段上の任意の領域を撮像可能とする姿勢変更
手段と、この姿勢変更手段により変更される画像入力手
段の姿勢を制御する姿勢制御手段と、前記画像入力手段
の姿勢を前記姿勢変更手段により変更しながら取り込ま
れた画像を常時監視し、前記被加工物の始端部の位置を
検出したとき及び前記被加工物の終端部の位置を検出し
たときの前記画像入力手段の姿勢から、被加工物の長さ
を算出する画像処理手段とを備えたものである。
【0017】また、この発明に係る長さ計測手段は、レ
ーザ光を前記搬送手段上の所望の位置に照射可能とする
揺動ミラーと、この揺動ミラーの姿勢を制御する制御手
段と、レーザ光の有無を検出する検出手段と、前記揺動
ミラーの回転角により被加工物の長さを算出する算出手
段とを備え、加工室内に設置したものである。
【0018】さらに、この発明に係る長さ計測手段は、
被加工物の端面とレーザ光の有無を検出する検出手段と
の寸法差による誤差を補正するための補正手段を備えた
ものである。
【0019】また、この発明に係る長さ計測手段は、レ
ーザ光を前記搬送手段上の所望の位置に照射可能とする
揺動ミラーと、この揺動ミラーの姿勢を制御する制御手
段と、レーザ光を全反射させる全反射鏡と、レーザ光を
半反射させるハーフミラーと、レーザ光の有無を検出す
る検出手段と、揺動ミラーの回転角により被加工物の長
さを算出する算出手段とを備え、加工室内に設置したも
のである。
【0020】また、この発明に係る裁断装置は、被加工
物を搬送する搬送手段と、前記被加工物の始端部に貼ら
れた情報コードの持つ裁断情報を取り込む情報入力手段
と、この情報入力手段からの情報に基づき前記搬送手段
を停止し、裁断情報を処理する裁断情報処理手段と、前
記裁断データに基づき前記搬送手段により搬送されてき
た被加工物を裁断加工する裁断手段とを備えたものであ
る。
【0021】さらにまた、この発明に係る裁断装置は、
前記被加工物の始端部に置かれ、予め定められたいくつ
かの特徴的な形状をした情報板の画像を取り込む画像入
力手段と、この画像入力手段からの情報を画像処理し、
情報板の認識を行い、認識結果より裁断情報を決定する
裁断情報処理手段とを備えたものである。
【0022】また、この発明に係る裁断装置は、前記被
加工物を搬送する搬送手段と、前記被加工物の始端を検
出し前記搬送手段を停止する始端出し手段と、前記被加
工物の柄画像を取り込む画像入力手段と、前記画像入力
手段を上下左右に移動可能とする画像入力部移動手段
と、前記画像入力手段からの画像をCRTに映し出し、
映し出された柄映像に対して位置教示を行う柄合わせ手
段とを備えたものである。
【0023】さらにまた、この発明に係る画像入力部移
動手段は、前記画像入力手段を上下に移動し、最下点と
最上点においてそれぞれスケーリングを行うことによ
り、前記画像入力手段の上下位置が変わってもその都度
スケーリングを行う必要のないオートスケーリング手段
を備えたものである。
【0024】また、この発明に係る裁断装置は、被加工
物を搬送する搬送手段と、加工室内に設置され、被加工
物上に貼られたマークの画像を取り込む画像入力手段
と、前記画像入力手段により取り込まれた画像を画像処
理しマーク位置の認識を行い、前記裁断データの補正を
行う画像処理手段と、補正された裁断データに基づき前
記搬送手段により搬送されてきた被加工物を裁断加工す
る裁断手段とを備えたものである。
【0025】
【作用】この発明による裁断装置において、長さ計測手
段は被加工物の始端部及び被加工物の終端部を計測し被
加工物の長さを算出し、長さ比較判定手段は予め与えら
れた裁断データに基づき裁断に必要な被加工物の長さを
算出するとともに、この算出された被加工物の長さと計
測された被加工物の長さとを比較し、計測された被加工
物の裁断の可否を判定する。
【0026】また、長さ計測手段において、始端出し手
段は搬送されてくる被加工物の始端を検出すると搬送手
段を停止し、画像入力手段はこの始端出し手段により位
置決めされた被加工物の終端部の画像を取り込み、画像
処理手段は画像入力手段により取り込まれた画像を画像
処理し被加工物の終端部の位置を検出するとともに画像
処理結果より被加工物の長さを算出する。
【0027】また、長さ計測手段において、画像処理手
段は複数の画像入力手段により取り込まれた画像を順次
画像処理し、被加工物の始端部及び終端部の位置を検出
するとともに、被加工物の長さを算出する。
【0028】また、長さ計測手段において、姿勢変更手
段は被加工物の画像を取り込む画像入力手段の姿勢を変
更し、搬送手段上の任意の領域を撮像可能とし、姿勢制
御手段はこの姿勢変更手段により変更される画像入力手
段の姿勢を制御し、画像処理手段は画像入力手段の姿勢
を姿勢変更手段により変更しながら取り込まれた画像を
常時監視し、被加工物の始端部の位置を検出したとき及
び被加工物の終端部の位置を検出したときの画像入力手
段の姿勢から、被加工物の長さを算出する。
【0029】また、加工室内に設置された長さ計測手段
において、制御手段は揺動ミラーの姿勢を制御してレー
ザ光を搬送手段上の所望の位置に照射し、算出手段は検
出手段により検出されるレーザ光の有無における揺動ミ
ラーの回転角に基づき被加工物の長さを算出する。
【0030】さらに、補正手段は被加工物の端面とレー
ザ光の有無を検出する検出手段との寸法差による誤差を
補正する。
【0031】また、加工室内に設置された長さ計測手段
において、制御手段は揺動ミラーの姿勢を制御してレー
ザ光を搬送手段上の所望の位置に照射し、検出手段は全
反射鏡で全反射され、ハーフミラーで半反射されたレー
ザ光の有無を検出し、算出手段は検出手段により検出さ
れるレーザ光の有無における揺動ミラーの回転角に基づ
き被加工物の長さを算出する。
【0032】この発明による裁断装置において、裁断情
報処理手段は情報入力手段が取り込んだ被加工物の始端
部に貼られた情報コードの持つ裁断情報に基づき搬送手
段を停止するとともに裁断情報を処理し、裁断手段は予
め与えられた裁断データに基づき搬送手段により搬送さ
れてきた被加工物を裁断加工する。
【0033】この発明による裁断情報処理手段は、取り
込んだ画像入力手段が取り込んだ被加工物の始端部に置
かれ、予め定められたいくつかの特徴的な形状をした情
報板の画像情報を画像処理し、情報板の認識を行い、認
識結果より裁断情報を決定する。
【0034】また、この発明に係る裁断装置において、
始端出し手段は被加工物の始端を検出し搬送手段を停止
し、画像入力部移動手段は被加工物の柄画像を取り込む
画像入力手段を上下左右に移動し、柄合わせ手段により
画像入力手段からの画像をCRTに映し出し、映し出さ
れた柄映像に対して位置教示を行う。
【0035】さらに、この発明に係るオートスケーリン
グ手段は、画像入力手段を上下に移動し、最下点と最上
点においてそれぞれスケーリングを行う。
【0036】また、この発明に係る裁断装置において、
画像処理手段は加工室内に設置された画像入力手段によ
り取り込まれた被加工物上に貼られたマークの画像を画
像処理しマーク位置の認識を行い、裁断データの補正を
行う。
【0037】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の一実施例である裁断装置
の全体構成の斜視図である。図において、101〜10
5、109、110は上記従来の裁断機と同一のもので
あり、その説明を省略する。2は搬送コンベア104上
の「延反・長さ計測領域」の上方で、かつセンサ110
から一定距離離れた位置に設けられているITVカメ
ラ、3はITVカメラ2により得られる画像の範囲を示
すカメラ視野、4はITVカメラ2により取り込まれた
カメラ視野3の画像を処理する画像処理装置である。以
下、被加工物103として布等の生地(布地)を例にと
り説明する。
【0038】図2は、この発明の一実施例である裁断装
置の概略動作フローチャートである。図において、S1
〜S7は各処理ステップを示す。次に図2を用いて、こ
の発明の裁断装置の概略動作を説明する。まず、ステッ
プS1で搬送コンベア104上の「延反・長さ計測領
域」の所定範囲内に任意の長さの生地103を載せる
(この作業を延反と呼ぶ。)。ここで、所定範囲とは生
地103の始端を検出するためのセンサ110からカメ
ラ視野3を含むまでの範囲を指す。次に、ステップS2
で作業者がこれから行う裁断に関するデータファイル
名、加工条件を制御装置105に入力する。ここで、加
工条件とは、裁断速度とレーザ発振器出力の関係を設定
するものである。
【0039】ステップS3で搬送コンベア104上に延
反された生地103を同図の矢印A方向に搬送し、始端
出しを行う。始端出しは、生地長さを計測するにあた
り、生地103の始端を基準とする必要があるために行
うもので、搬送コンベア104上に延反された生地10
3を初期位置に設定する動作である。生地103を矢印
A方向に搬送することによりセンサ110は生地103
の始端に載せられたセンサ反射板109を検出し、搬送
コンベア104を停止する仕組みになっている。従っ
て、この場合の初期位置とは生地103の始端がセンサ
110の位置にある状態である。
【0040】始端出し終了後、ステップS4で画像処理
装置4は生地103の終端周辺部の画像をITVカメラ
2により取り込み、画像処理により生地終端部のエッジ
位置を検出し、センサ110の位置(生地始端部の位
置)と生地終端部のエッジ位置までの距離を生地長さと
して算出する。この時、生地終端部がカメラ視野3内に
入っていなかった場合には、生地長さの算出ができない
ためエラーとする。生地長さが算出できた場合は、生地
長さ判定処理を行うためにステップS5に処理が移され
る。
【0041】ステップS5で制御装置105は、ステッ
プS2で指示された裁断データに基づき算出した裁断に
必要な生地長さとステップS4で計測された生地長さと
を比較し、ステップS4で計測された生地長さの方が短
かった場合には裁断不可能としてNGとする。一方、ス
テップS4で計測された生地長さの方が長かった場合に
は裁断可能とし、ステップS6へ処理を移す。
【0042】裁断可能と判断された生地は、搬送コンベ
ア104を同図の矢印A方向に駆動し、加工室102内
に搬送され、ステップS6で図1の「裁断領域」で裁断
が実行される。裁断は裁断領域単位に実行されるため、
生地の長さによっては裁断を数回に分けねばならず、こ
の場合には裁断と搬送コンベア104による生地搬送の
処理は繰り返し実行されることになる。
【0043】裁断が終了したら搬送コンベア104を矢
印A方向に駆動し、裁断された部品(パーツ)を加工室
102外へ搬送し、ステップS7で裁断されたパーツの
取り出し(ピックアップ)作業を行う。
【0044】この実施例によれば、作業者がメジャー等
を用いて被加工物としての生地103の長さを計測した
り、測定値を記録する必要がなく、また、長さの確認も
行う必要がなくなるので、作業が簡略化され、作業者の
負担が軽減されるとともに、作業者の計測ミスなどによ
るトラブルもなくなり、生産効率が向上する。
【0045】実施例2.図3は、この発明の他の実施例
の裁断装置の全体構成の斜視図である。図において、1
01〜105は上記従来裁断装置と同一のものであり、
その説明を省略する。2a、2b、2c、2dは搬送コ
ンベア104の「延反・長さ計測領域」の上方に設置さ
れたITVカメラ、3a、3b、3c、3dはITVカ
メラ2a、2b、2c、2dより得られる画像の範囲を
示すカメラ視野、4はカメラ視野3a、3b、3c、3
dの画像処理を行う画像処理装置である。また、ITV
カメラ2a、2b、2c、2dは切れ目のない連続した
カメラ視野3a、3b、3c、3dが得られるように設
置してある。
【0046】図4は、この発明の他の実施例の裁断装置
の概略動作フローチャートである。図において、S10
〜S15は各処理ステップを示す。次に図4を用いて、
実施例2の裁断装置の概略動作を説明する。ステップS
10で搬送コンベア104上の「延反・長さ計測領域」
の所定範囲内に任意の長さの生地を載せる。所定範囲と
はカメラ視野3a、3b、3c、3d全てを指す。次
に、ステップS11で作業者がこれから行う裁断に関す
るデータファイル名、加工条件を制御装置105に入力
する。加工条件とは、裁断速度とレーザ発振器出力の関
係を設定するものである
【0047】次に、ステップS12で画像処理により、
生地始端部のエッジ位置及び生地終端部のエッジ位置と
に基づき生地長さの計測を行う。画像処理装置4は生地
長さの計測にあたり、生地始端部のエッジ位置を検知す
るため、まず、カメラ視野3aの画像を取り込み、その
画像の中に生地始端部があるかどうかを画像処理により
チェックし、生地始端部があればそのエッジ位置を画像
処理により検知する。もしカメラ視野3aの画像の中に
生地始端部がなければ、次にカメラ視野3bの画像を取
り込み、その画像の中に生地始端部があるかどうかを画
像処理によりチェックする。このようにして、カメラ視
野3a、カメラ視野3b、カメラ視野3c、カメラ視野
3dの順に生地始端部のエッジ位置が検知できるまで、
画像を順次取り込み画像処理を行う。生地始端部のエッ
ジ位置の検知後は、生地終端部のエッジ位置の検知を行
う。
【0048】ここで、生地始端部のエッジ位置の検知
と、生地終端部のエッジ位置の検知と、生地始端部及び
生地終端部のエッジ位置の検知後の生地長さを計測する
までを図3を例に説明する。画像処理装置4は、まず、
カメラ視野3aの画像を取り込み、その画像の中に生地
始端部を見つけ、そのエッジ位置を画像処理により検知
する。次は生地終端部のエッジ位置を検知するため、カ
メラ視野3bの画像を取り込むが、カメラ視野3bの画
像の中には生地終端部はないので、次にカメラ視野3c
の画像を取り込む。カメラ視野3cの画像の中には生地
終端部があるので生地終端部のエッジ位置を画像処理に
より検知する。次に、検知した生地始端部のエッジ位置
と、生地終端部のエッジ位置と、始端及び終端がなく全
て生地であるカメラ視野3bの画像データから生地長さ
を算出する。
【0049】また、例えば、生地始端部と生地終端部が
カメラ視野3aに収まってしまうような短い長さの生地
も、画像処理により生地長さを計測できる。一方、所定
範囲を越えるような長い生地は、カメラ視野3a、3
b、3c、3dの画像からは生地始端部と生地終端部を
検知できないため、長さ計測はできずエラーとする。ま
た、図3ではITVカメラを4台使用している例を示し
たが、計測する生地長さによりITVカメラを増減する
ことが可能である。
【0050】生地長さの計測が終了すると、ステップS
13で制御装置105は、ステップS11で指示された
裁断データに基づき算出した裁断に必要な生地長さと、
ステップS12で計測された生地長さを比較し、ステッ
プS12で計測された生地長さの方が短かった場合には
裁断不可能としてNGとする。一方、ステップS12で
計測された生地長さの方が長かった場合には裁断可能と
し、ステップS14へ処理を移す。
【0051】なお、ステップS14(生地長さ計測後の
裁断方法)、ステップS15(ピックアップ方法)は上
記実施例1で説明した図2のステップS6、ステップS
7と同様であるので、その説明を省略する。
【0052】この実施例によれば、作業者がメジャー等
を用いて被加工物103の長さを計測したり、測定値を
記録する必要がなく、また、長さの確認も行う必要がな
くなるので、作業が簡略化され、作業者の負担が軽減さ
れるとともに、作業者の計測ミスなどによるトラブルも
なくなり、生産効率が向上する。また、この実施例によ
れば、被加工物103の長さの計測に際して搬送コンベ
ア104を駆動する必要がないため、計測精度の向上も
期待できる。
【0053】実施例3.図5は、この発明の更に他の実
施例の裁断装置の全体構成の斜視図である。図におい
て、101〜105は上記従来裁断装置と同一のもので
あり、その説明を省略する。2は搬送コンベア104上
の「延反・長さ計測領域」の上方に設置され、同図の矢
印C方向に姿勢が変更可能なITVカメラ、3はITV
カメラ2により得られる画像の範囲を示すカメラ視野、
4はITVカメラ2により取り込まれたカメラ視野3の
画像を処理する画像処理装置である。裁断機20は、レ
ーザ発振器101から制御装置105及びITVカメラ
2から画像処理装置4より構成される。また、この実施
例3による裁断装置の概略動作は、上記実施例2の図4
と同じであるので、詳細動作の異るステップS12の生
地長さ計測手段の内容について説明する。ここで、搬送
コンベア104の上方部分は、「延反・長さ計測領
域」、「裁断領域」、「ピックアップ領域」に分かれて
いる。
【0054】図6は、この発明の実施例3の生地長さ計
測手段の説明図である。図において、21はITVカメ
ラ2の姿勢制御部、Hは搬送コンベア104面からのI
TVカメラ2の設置高さ、A1、A2は図5でITVカ
メラ2が真下を向いた位置からの矢印C方向の傾き角
度、L1、L2は傾き角度A1、A2に対応した搬送コ
ンベア104面上での長さ、P1、P2、P3はITV
カメラ2の各姿勢でのカメラ視野3を示す。
【0055】まず、生地長さ計測が開始される時、IT
Vカメラ2はカメラ視野3がP1の位置となる姿勢にあ
る。そこで、ITVカメラ2は同図の矢印D方向に走査
を開始する。走査の間、画像処理装置4は、ITVカメ
ラ2から常に画像を取り込み画像処理し、被加工物10
3の始端の検出を行う。画像処理装置4は、カメラ視野
3がP2の位置となったとき被加工物103の始端であ
ることを検出する。この時のITVカメラ2の矢印C方
向の傾き角度により角度A1を算出する。
【0056】再びITVカメラ2は矢印D方向に走査を
開始する。この時も同様に走査の間、画像処理装置4
は、ITVカメラ2から常に画像を取り込み画像処理
し、被加工物103の終端の検出を行う。画像処理装置
4は、カメラ視野3がP3の位置となったとき被加工物
103の終端であることを検出する。この時のITVカ
メラ2の矢印C方向の傾き角度により角度A2を算出す
る。
【0057】次に、算出された角度A1より長さL1を
算出し、角度A2より長さL2を算出する。算出された
長さL1、L2の和が被加工物103の長さとなる。
【0058】この実施例の画像処理による被加工物10
3の始端及び終端の検出においては、認識しやすいよう
にするため、被加工物103とその背景(搬送コンベア
104面)の色は対照的であることが望ましい。例え
ば、被加工物103が白系統の色であれば、その背景は
黒系統であることが望ましい。ただし、被加工物103
の始端及び終端に認識可能なマーク等を付加する場合は
この限りでない。また、図5では姿勢変更を可能とした
ITVカメラを1台使用している例を示したが、計測す
る生地長さにより複数の姿勢変更を可能としたITVカ
メラを使用することが可能であり、また、実施例2、3
で示した姿勢固定型のITVカメラと組み合わせ使用し
てもよい。
【0059】この実施例によれば、作業者がメジャー等
を用いて被加工物103の長さを計測したり、測定値を
記録する必要がなく、また、長さの確認も行う必要がな
くなるので、作業が簡略化され、作業者の負担が軽減さ
れるとともに、作業者の計測ミスなどによるトラブルも
なくなり、生産効率が向上する。また、この実施例によ
れば、ITVカメラの姿勢変更を可能としたので、広範
囲にわたる被加工物103の長さの計測を複数のITV
カメラを使用しなくとも、1台のITVカメラ2にて実
行できる。
【0060】実施例4.図7は、この発明の実施例4の
全体構成図である。図において、103は被加工物、1
04aは矢印L方向に被加工物を搬送するための搬送コ
ンベア、49はレーザ発振器、50はレーザ発振器49
から発振されるレーザ光(例えば、He−Neレーザ、
半導体レーザ、など)、51はレーザ光50を搬送コン
ベア104の上面に走査させるための揺動ミラー、52
は揺動ミラー51を駆動させるためのサーボモータ、5
3aはレーザ光50を受光したかどうかを判断する検出
手段、56は搬送コンベア104a及び揺動ミラー51
を所望の位置に制御するための制御手段、Kは裁断原点
である。搬送コンベア104aは、2分割されており、
レーザ光50は搬送コンベア104aの2分割されたす
き間を通過して検出手段53aに照射される。ただし、
レーザ光50の走査線上に被加工物103が存在する場
合は、レーザ光50は被加工物103により遮断され、
検出手段53aではレーザ光を検出することはできな
い。
【0061】次に、この実施例の動作について、図8、
図9及び図10を参照しながら説明する。図8は被加工
物103の長さが揺動ミラー基準位置Cより短い場合の
動作を説明する図、図9は被加工物103の長さが前記
揺動ミラー基準位置Cより長い場合の動作を説明する
図、図10は動作のフローチャートである。図8におい
て、102は加工室、点Aは被加工物103の始端(端
面)位置(揺動ミラー51の姿勢はA)、点Bは被加工
物103の終端(端面)位置(揺動ミラー51の姿勢は
B)、点Cは揺動ミラーの基準位置(揺動ミラー51の
姿勢はC)、Xは被加工物103の長さ、Rは揺動ミラ
ー51から搬送コンベア104aの上面までの鉛直方向
の高さ、xAは点A、C間の距離、xBは点B、C間の距
離、θAはレーザ光50が前記点Aを照射するときの揺
動ミラー51の姿勢Aとレーザ光50が前記点Cを照射
するときの揺動ミラー51の姿勢Cとのなす角度、θB
はレーザ光50が前記点Bを照射するときの揺動ミラー
51の姿勢Bとレーザ光50が前記点Cを照射するとき
の揺動ミラー51の姿勢Cとのなす角度、θは累積回転
角、Lは被加工物103の搬送方向である。
【0062】また、図9において、点Dは被加工物10
3の終端(端面)位置(揺動ミラー51の姿勢はD)、
xDは点C、D間の距離、θDはレーザ光50が前記点C
を照射するときの揺動ミラー51の姿勢Cとレーザ光5
0が前記点Dを照射するときの揺動ミラー51の姿勢D
とのなす角度である。
【0063】図10は、この発明の実施例6の裁断機の
概略動作のフローチャートである。図において、S50
〜S59は各処理ステップを示す。図10により、実施
例4の動作を説明する。まず、ステップS50で被加工
物103を搬送コンベア104aに設置し、矢印L方向
に搬送コンベア104aを駆動させて、被加工物103
の端面を裁断原点Kに合わせる(始端出し)。始端出し
が完了したら揺動ミラー51を駆動させ、レーザ光50
を基準位置Cに移動させる。次に、ステップS51で揺
動ミラー51を駆動させ、レーザ光50を被加工物10
3の端面まで移動させる。次に、ステップS52で揺動
ミラー51の姿勢Cと姿勢Aとのなす角θA より、次式
を用いてxAを算出する。 xA=R・tan2θA ・・・・・ 式1 このとき、レーザ光50は、被加工物103に遮断され
検出手段53aには照射されていないため、検出手段5
3aの検出信号はOFFである。ステップS53では、
累積回転角θを初期化する。次に、ステップS54で揺
動ミラー51を微小角(単位角度θ’)だけ回転させ、
レーザ光50を点Cに近づける方向に移動させる。次
に、ステップS55で微小角だけ回転後、累積回転角θ
を加算し、更新する。
【0064】次に、ステップS56で、検出手段53a
の検出信号がONしているかどうか判断する。Noの場
合(検出手段53aの検出信号がONしていない場合、
すなわちレーザ光50が被加工物103に遮断され検出
手段53aに照射されていない状態の場合)、被加工物
103が走査線上に存在するため、ステップS54に戻
り、さらにレーザ光50を点Cに近づける方向に移動さ
せる。Yesの場合(検出手段53aの検出信号がON
している場合、すなわちレーザ光50が被加工物103
に遮断されず検出手段53aに照射されている状態の場
合(点B及び点D))、被加工物103が走査線上に存
在しないため、被加工物103の終端(端面)と判断
し、ステップS57に進む。
【0065】次に、ステップS57では、前記ステップ
S56でYesと判断された時の累積回転角θと揺動ミ
ラー51の姿勢Cと姿勢Aとのなす角θAとを比較し、
式2の条件を満足するかどうか判断する。 θ≦θA ・・・・・ 式2 θ≦θAを満足した場合(図8の場合。ステップS57
でYesの分岐)は、ステップS58で式3、式4及び
式5より被加工物103の長さXを算出する。 θB=θA−θ ・・・・・ 式3 xB=R・tan2θB ・・・・・ 式4 X=xA−xB ・・・・・ 式5 また、θ≦θAを満足しない場合(図9の場合。ステッ
プS57でNoの分岐)は、ステップS59で式6、式
7及び式8により被加工物103の長さXを算出する。 θD=θ−θA ・・・・・ 式6 xD=R・tan2θD ・・・・・ 式7 X=xA+xD ・・・・・ 式8
【0066】この実施例では、加工室102内の裁断領
域で被加工物103の長さを計測し、裁断可能であれば
すぐ裁断を実行することができるためようにしたので、
生産性を低下させることなく、被加工物103の長さを
計測することができる。また、レーザ光50を使用する
ため、被加工物103の端面がカメラ等で認識しづらい
環境、例えばカメラ視野内が暗い場合や、被加工物10
3と被加工物103の背景との濃淡差が小さい場合で
も、被加工物103の長さを計測することができる。
【0067】実施例5.図11は実施例4の搬送コンベ
ア104aの断面付近の拡大図、図12はこの発明の実
施例4の動作のフローチャートである。図12におい
て、S50〜S61は各処理ステップを示す。次に、こ
の発明の実施例5の動作を図11及び図12を参照しな
がら説明する。図11において、搬送コンベア104a
の厚さHが大きくなると、レーザ光50が検出手段53
aに対して斜めに入射するため、実際の被加工物103
の長さと計測された長さとの間の誤差xHが大きくな
る。そのため、被加工物の長さ算出(ステップS58及
びステップS59)後、被加工物の長さを補正する(ス
テップS60及びステップS61)必要がある。補正長
さxH及び補正後の被加工物の長さX’は式9及び式1
0及び式11及び式12より算出する。 xH =H・tan2θB ・・・・・ 式9 X’=xA−xB+xH ・・・・・ 式10 xH =H・tan2θD ・・・・・ 式11 X’=xA+xD−xH ・・・・・ 式12
【0068】前述のように構成すれば、搬送コンベア1
04aの厚さに関係なく、被加工物103の長さを精度
良く計測することができる。
【0069】実施例6.図13は、この発明の実施例6
の被加工物103の長さが揺動ミラー基準位置Cより長
い場合の動作を説明する図である。図において、53b
は検出手段、54はレーザ光50を半反射させるハーフ
ミラー(半反射鏡)、55はレーザ光50を全反射させ
る全反射鏡である。ここで、全反射鏡の曲率半径はrで
ある。
【0070】検出手段53bがレーザ光50を検出する
ときのレーザ光50の経路が実施例6と異なるが、動作
の流れは実施例4の図10のフローチャートと同一であ
り、以下図13でのレーザ光50の経路について説明す
る。走査線上に被加工物103が存在しない場合(点D
の状態)、レーザ光50の経路は、まずハーフミラー5
4を透過し、揺動ミラー51で反射され、全反射鏡55
で反射し、再び揺動ミラー51で反射し、ハーフミラー
54で反射され、検出手段53bに入光される。このと
き、検出手段53bは検出信号をONさせる。反対に、
走査線上に被加工物103が存在する場合(点Aの状
態)、レーザ光50の経路は、ハーフミラー54を透過
し、揺動ミラー51で反射し、被加工物103で遮断さ
れる。このため、検出手段53bにはレーザ光50が入
光されないため、検出手段53bは検出信号をOFFさ
せる。
【0071】この実施例では、加工室102内の裁断領
域で被加工物103の長さ計測をするようにしたので、
裁断可能であればすぐにでも裁断を実行することができ
るため生産性を低下させることなく、被加工物103の
長さを計測することができる。また、レーザ光50をを
使用するため、被加工物103の端面がカメラ等で認識
しづらい環境、例えばカメラ視野内が暗い場合や、被加
工物103と被加工物103の背景との濃淡差が小さい
場合でも、被加工物103の長さを計測することができ
る。また、搬送コンベア104aの厚さ(揺動ミラー5
1と搬送コンベア104a間の鉛直方向の高さ)に関係
なく、被加工物103の長さを精度良く計測することが
できる。
【0072】実施例7.図14は、この発明の実施例7
の裁断装置の全体構成の斜視図である。図において、1
01〜105は従来の技術の図23に示されるものと同
じであるので、その説明は省略する。61は加工室10
2内に設置され、被加工物103の始端部に貼られたバ
ーコードを読み取るバーコードリーダ、62は裁断デー
タファイル名、加工条件、生地長さ等の裁断情報を持
ち、被加工物103の始端部に貼られたバーコード、情
報源としては同図の(a)となる。63はバーコードリ
ーダ61によりバーコード62を検出すると、搬送コン
ベア104を停止させるとともに、バーコード62より
得た情報を制御装置105に転送する機能を持つ裁断情
報処理装置である。裁断機60は、レーザ発振器101
から制御装置105及びバーコードリーダ61から裁断
情報処理装置63より構成される。
【0073】図15は、この発明の実施例7の裁断装置
の概略動作フローチャートである。図において、S80
〜S83は各処理ステップを示す。次に、図15を用い
てこの実施例7の裁断機の概略動作を説明する。ここ
で、搬送コンベア104の上方部分は、「延反領域」、
「裁断領域」、「ピックアップ領域」に分かれている。
まず、ステップS80で搬送コンベア104の「延反領
域」に生地を延反する。生地が延反されると、作業者は
ただちに生地始端出しのため制御装置105の起動スイ
ッチ(図示せず)を押す。これにより、搬送コンベア1
04は図の矢印A方向に生地を加工室102内まで搬送
する。ステップS81で、裁断情報処理装置63はバー
コードリーダ61により生地の始端部に貼られたバーコ
ード62の検出を随時行っている。生地の始端が加工室
102内のバーコードリーダ61下方に搬送されてきた
とき、バーコード62は検出される。検出されると、裁
断情報処理装置63は搬送コンベア104を停止させ、
バーコード62が持つ裁断情報を制御装置105に転送
する。ステップS82で制御装置105は、裁断情報処
理装置63から転送されてきた裁断情報に基づき裁断デ
ータの準備を行い裁断を実行する。裁断は図14の裁断
領域で実行される。
【0074】裁断は裁断領域単位に実行されるため、生
地の長さによっては裁断を数回に分けねばならず、この
場合には裁断と搬送コンベア104による生地搬送処理
は繰り返し実行されることになる。1回目の裁断が終了
すると、ステップS83で裁断されたパーツを加工室1
02の外部に搬出し、パーツのピックアップを行う。ピ
ックアップ中には、2回目の裁断が実行されていること
になる。上記S80〜S83の各ステップは、必要な限
り繰り返し実行される。
【0075】この実施例によれば、バーコード62で被
加工物103の始端出しと裁断情報入力を行うので、作
業者が裁断情報を入力する必要がなくなり、作業が簡略
化され、作業者の負担が軽減されるとともに、作業者の
入力ミスなどによるトラブルもなくなり、生産効率が向
上する。
【0076】なお、上記実施例では図14の62を裁断
データファイル名、加工条件、生地長さ等の裁断情報を
持ち、被加工物103の始端部に貼られたバーコードと
したが、特徴的な形状をし、その形状は予め制御装置1
05内に持つ裁断情報と関連づけられている情報板(情
報源としては同図の(b))としてもよく、この場合に
は61は加工室102内に設置され、被加工物103の
始端部に置かれた情報板の画像を取り込むためのITV
カメラ、63はITVカメラ61により情報板62を検
出すると、搬送コンベア104を停止させるとともに、
情報板62の画像を画像処理し、情報板62の認識結果
を制御装置105に転送する機能を持つ裁断情報処理装
置に対応付けされ、裁断機60は、レーザ発振器101
から制御装置105及びITVカメラ61から裁断情報
処理装置63より構成される。
【0077】また、図15のフローチャートにおいてス
テップS81で、裁断情報処理装置63はITVカメラ
61により生地の始端部に置かれた情報板62の検出を
随時行っている。生地の始端が加工室102内のITV
カメラ61下方に搬送されてきたとき、情報板62は検
出される。検出されると、裁断情報処理装置63は搬送
コンベア104を停止させ、情報板62の認識処理を開
始し、認識結果を制御装置105に転送する。
【0078】情報板62の認識結果と制御装置105内
の裁断情報の関係については、例えば、図14(b)に
示すように情報板62として、丸(○)、四角(□)、
三角(△)の3種類があるとする。これらはそれぞれ特
徴的な図形であることは明らかである。そこで、裁断情
報処理装置63が行う認識処理として、図形の面積を画
像処理により得る方法、図形の屈曲部の数を画像処理に
より得る方法などがある。これらの方法によれば3種類
の図形の判別は可能である。制御装置105は、この結
果を受け、丸(○)なら情報A、四角(□)なら情報
B、三角(△)なら情報Cという具合に裁断情報を選定
する。裁断情報としては、裁断データファイル名、加工
条件、生地長さ等が格納されている。
【0079】上記実施例では、実施例7のように情報源
が特別な読み取り機器でないと解釈できないものに対し
て、情報源として形状別に設定された情報板としている
ため、作業者はその形状を感覚的に解釈することがで
き、被加工物に間違った情報板が設定されていた場合な
どに発生する誤裁断を未然に防ぐことができる。
【0080】実施例8.図16は、この発明の実施例8
の裁断装置の全体構成の斜視図である。図において、1
01〜110は従来の技術の図23に示されるものと同
じであるので、その説明は省略する。ただし、カメラ移
動機構107においては、ITVカメラ106を同図の
矢印G方向にも移動可能としている。図17は、カメラ
移動機構107とカメラ移動機構107に搭載されてい
るITVカメラ106の位置とCRT映像との関係を示
した図であり、同図(a)はITVカメラ106が最下
点にある場合の状態とCRT映像を示し、同図(b)は
ITVカメラ106が最上点にある場合の状態とCRT
映像を示す。図において、71はカメラ移動機構107
の中で、ITVカメラ106を矢印B方向に移動するた
めの左右移動機構、72はカメラ移動機構107の中
で、ITVカメラ106を矢印G方向に移動するための
上下移動機構、73はスケーリングを行うためのスケー
リングワークである。
【0081】スケーリングとは、ITVカメラ106で
取り込まれた映像は画素という単位で記録あるいはCR
T表示される。例えば、画素は縦512画素、横512
画素あり、全体で26万もの画素で構成される。ITV
カメラ106で取り込まれた映像から長さの計測等を行
うためには、画素と長さ(mm)の関係が設定されてい
る必要がある。そこで、予め縦横の長さが判った四角板
をITVカメラ106で映像として取り込み、1画素あ
たりの長さを設定しておくものである。四角板の縦横の
長さは、事前に柄合わせ装置108に入力されている。
【0082】74は柄合わせ装置108のCRT画面、
75はITVカメラ106で取り込まれCRT画面74
に表示されているスケーリングワーク映像である。裁断
機70は、レーザ発振器101からセンサ110より構
成される。
【0083】また、この実施例による裁断装置の概略動
作は、従来の技術の図24に示されるものと同じである
ので、その説明は省略する。ただし、図24のステップ
S206の柄合わせにおいて、カメラ視野を変更したい
場合、上下移動機構72により自由に変更可能としてい
るので、その内容について説明する。ここで、搬送コン
ベア104の上方部分は、「延反・柄合わせ領域」、
「裁断領域」、「ピックアップ領域」に分かれている。
以下、被加工物103として布等の生地(布地)を例に
とり説明する。
【0084】カメラ視野の変更は次の場合に行われる。
例えば、柄合わせ対照生地の柄がこれまでの柄よりも細
かいものになったとすると、これまでのカメラ視野では
CRT映像上で柄を認識し位置教示することが困難とな
る。そこで、ITVカメラ106の位置を上下移動機構
72により変更し、最適なカメラ視野を得るものであ
る。上下移動機構72の制御は、左右移動機構71の制
御と合わせて柄合わせ装置108により行われる。
【0085】次に、図18のスケーリング処理手順フロ
ーチャートを用いてスケーリングについて説明する。図
において、S90〜S94は各処理ステップを示す。カ
メラ視野を変更するたびに実行しなくてはならないのが
スケーリングである。上下移動機構72によりITVカ
メラ106の位置が変更されると、その都度スケーリン
グを実行しなければならない。しかし、上下移動機構7
2によりカメラ視野の変更を容易にしたにもかかわら
ず、スケーリングを毎回実行しなくてはならないのは非
効率的である。そこで、スケーリングを簡略化するため
の方法を図18を用いて説明する。これは、裁断機70
を稼動させたときに1回だけ実行するものであり、電源
投入毎に実行するものではない。
【0086】まず、ステップS90で作業者はスケーリ
ングワークの縦横寸法を柄合わせ装置108に入力す
る。次に、ITVカメラ106最下点での映像が柄合わ
せ装置108のCRTに表示されるため、スケーリング
ワークをカメラ視野に入るようにセットする。そして、
ステップS91でマウス等のポインティングデバイスに
より、同図の(a)に示すように始点の教示を行う。次
にステップS92で同図の(b)に示すように終点の教
示を行う。次にステップS93で、ITVカメラ106
は最上点に移動し、同図の(c)の映像を表示するた
め、最上点での始点の教示を行う。次にステップS94
で同図の(d)に示すように終点の教示を行う。以上で
スケーリング処理は終了し、柄合わせ装置108にはI
TVカメラ106最下点での画素と長さの関係と最上点
での画素と長さの関係が設定される。ITVカメラ10
6の位置と1画素あたりの長さの関係は、線形的な関係
であるとみなし、以降、ITVカメラ106の位置が変
更されると、1画素あたりの長さが算出される。
【0087】この実施例によれば、ITVカメラ106
を上下に移動できるようにしたので、柄合わせ中にIT
Vカメラ106の視野を自由に変えることができ、常に
被加工物の柄にあった最適な視野が得られる。また、オ
ートスケーリング手段を備えたので、ITVカメラ10
6の視野を変えてもその都度スケーリングを行う必要が
なく、作業を中断しなくてよくなる。
【0088】実施例9.図19は、この発明の実施例9
の裁断機及びその付加装置の全体構成の斜視図である。
図において、101〜105は従来の技術の図23に示
されるものと同じであるので、その説明は省略する。8
1a、81bは被加工物103上に貼られている基準マ
ークの画像を取り込むITVカメラ、82はITVカメ
ラ81a、81bから取り込まれる画像を画像処理し、
基準マークの位置認識を行い、裁断データ補正量の算出
を行う画像処理装置である。裁断機80は、レーザ発振
器101から制御装置105及びITVカメラ81a、
81bと画像処理装置82より構成される。ここで、搬
送コンベア104の上方部分は、「延反領域」、「裁断
領域」、「ピックアップ領域」に分かれている。以下、
被加工物103として布等の生地(布地)として説明す
る。
【0089】図20は、実施例9において被加工物10
3が裁断機80中を移動し、柄合わせ裁断を実行する様
子を示した図である。図において、83a、83bはI
TVカメラ81a、81bにより得られる画像の範囲を
示すカメラ視野、84は裁断の基準となる座標原点、8
5a、85b、85cは被加工物103上に貼られた基
準マークである。この基準マークはシール状の物で被加
工物103に容易に貼ることのできるものとする。基準
マーク85a、85b、85cは被加工物103を延反
領域に延反したとき、あるいは、延反前工程において貼
られるものである。基準マーク85aは、基準マーク8
5aから基準マーク85b間にあるパーツの基準とな
り、基準マーク85bは、基準マーク85bから基準マ
ーク85c間にあるパーツの基準となる。基準マーク8
5a、85b、85cのマーク位置の条件としては、カ
メラ視野83a、83bに入る位置で、なおかつ被加工
物103の柄に合わせて貼られている必要がある。一
方、予めCAD等で作成される裁断データの条件として
は、柄合わせ対照となるパーツが被加工物103の柄に
合った位置関係でパーツ配置されている必要がある。
【0090】図20は、被加工物103の動きを時間の
経過に対応して上から順に並べたものであり、同図
(a)は基準マーク85a、85b、85cが貼られた
被加工物103が搬送コンベア104上に延反されてい
る状態を示し、同図(b)は搬送コンベア104が駆動
されて始端出しをし、基準マーク85a、85bの認識
を行っている状態を示し、同図(c)は1回目の柄合わ
せ裁断が終了し、搬送コンベア104が駆動されて裁断
されたパーツがピックアップ領域に移動されるととも
に、基準マーク85b、85cの認識を行っている状態
を示す。
【0091】図21はこの発明の実施例9に係る柄合わ
せ補正量の説明図である。ここで、図21により裁断デ
ータ補正量について説明する。2台のITVカメラ81
a、81bは座標原点84に対して位置決めされてお
り、そこで基準マークの認識を行う。同図(a)は基準
マーク85aの位置認識の結果、座標原点84からX方
向にdx、Y方向にdyずれている状態である。このよ
うな場合、裁断データに対してdx、dyの補正がされ
る。また、同図(b)は基準マーク85aと基準マーク
85bの位置認識の結果、角度daだけ生地が傾いてい
る状態である。このような場合、裁断データに対してd
aだけ回転補正される。また、これらの補正は裁断デー
タに対して、同時にされることもある。
【0092】図22はこの発明の実施例9に係る裁断装
置の概略動作フローチャートである。図において、S1
00〜S110は各処理ステップを示す。次に図22に
より実施例9の動作を説明する。まず、ステップS10
0で搬送コンベア104の「延反領域」に生地を延反す
る。次に、ステップS101で作業者がこれから行う裁
断に関するデータファイル名、加工条件を作業者が制御
装置105に入力する。次に、ステップS102で搬送
コンベア104は図19の矢印A方向に生地を加工室1
02内まで搬送する。このとき、画像処理装置82はI
TVカメラ81aにより生地の始端部の検出を随時行っ
ている。生地の始端が加工室102内のITVカメラ8
1a下方に搬送されてきたとき、生地始端部は検出され
る。検出されると、画像処理装置82は搬送コンベア1
04を停止させる。このとき、ステップS103でカメ
ラ視野83a、83bに入っている基準マーク85a、
85bの位置認識を行う。次に、ステップS104で基
準マーク85aの認識結果より補正量dx、dyを算出
する。また、ステップS105で基準マーク85aと基
準マーク85bの認識結果より回転補正量daを算出す
る。算出された補正量は、制御装置105に転送され
る。制御装置105は、ステップS106で裁断データ
に対して、転送されてきた補正量を考慮して裁断を実行
する。
【0093】1回目の裁断が終了し、搬送コンベア10
4が駆動されて裁断されたパーツがピックアップ領域に
移動される。次に、ステップS107で基準マーク85
b、85cはカメラ視野83a、83bに入っているた
め(図20(c))、これらの位置認識を行う。次に、
ステップS108で基準マーク85bの認識結果より補
正量dx、dyを算出する。また、ステップS109で
基準マーク85bと基準マーク85cの認識結果より回
転補正量daを算出する。算出された補正量は、制御装
置105に転送される。制御装置105は、ステップS
110で裁断データに対して、転送されてきた補正量を
かけて裁断を実行する。
【0094】この実施例によれば、被加工物103に貼
られた基準マーク85a、85b、85cを加工室10
2内で位置認識し、その状態で裁断するようにしたので
高精度な柄合わせ裁断が可能となる。また、基準マーク
85a、85b、85cの認識を行い裁断データの補正
を行うようにしたので、作業者による位置教示作業が不
要となるため作業者の負担が軽減される。また、被加工
物103の延反が簡単になるなどの効果がある。
【0095】上記実施例ではレーザを使用して裁断する
場合について述べたが、ナイフ、水ジェット切断等、他
の裁断方法による裁断であっても同様の効果が得られ
る。
【0096】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果がある。
【0097】長さ計測手段と長さ比較判定手段を備えた
ので、作業者がメジャー等を用いて被加工物の長さを計
測し、長さ判定をする必要がなくなったので、作業が簡
略化され、作業者の負担が軽減される。また、作業者の
計測ミスなどにより、裁断途中での被加工物の長さ不足
により発生する裁断不良などのトラブルもなくなり、生
産効率が向上する。
【0098】また、長さ計測手段を始端出し手段と画像
入力手段及び画像処理手段で構成したので、簡単な構成
と処理で被加工物の長さが計測できる。
【0099】さらに、長さ計測手段を複数の画像入力手
段と画像処理手段で構成したので、画像入力手段で取り
込むことのできる領域内での任意の長さの被加工物の長
さが計測できる。また、被加工物全体の画像を取り込み
処理するため搬送手段上のどの位置に被加工物が延反さ
れているかが判る。これにより、始端出し手段で用いて
いた機器が不要となるため、裁断機の構成が簡素化でき
る。
【0100】さらにまた、長さ計測手段を姿勢変更可能
な画像入力手段と画像入力手段の姿勢制御を行う手段と
画像処理手段で構成したので、複数の画像入力手段は必
要なく、画像入力手段の姿勢変更可能な範囲で任意の長
さの被加工物の長さが計測できる。
【0101】また、長さ計測手段を裁断可能範囲におい
て、レーザ光とその検出手段を用い、揺動ミラーの回転
角により被加工物の長さを計測するようにしたので、被
加工物の長さ計測後、裁断可能であればすぐにでも裁断
を実行することができるため生産性を低下させることな
く、被加工物の長さを計測することができる。また、被
加工物の端面がカメラ等で認識しづらい環境、例えばカ
メラ視野内が暗い場合や、被加工物と被加工物の背景と
の濃淡差が小さい場合でも、被加工物の長さを計測する
ことができる。
【0102】さらに、被加工物の端面とレーザ光の有無
を検出する検出手段との寸法差による誤差を補正する補
正手段を備えたので、搬送コンベアの厚さに関係なく、
被加工物の長さが精度良く計測できる。
【0103】また、長さ計測手段を裁断可能範囲におい
て、レーザ光と全反射鏡により反射したレーザ光を検出
する手段を用い、揺動ミラーの回転角により被加工物の
長さを計測するようにしたので、被加工物の長さ計測
後、裁断可能であればすぐにでも裁断を実行することが
できるため生産性を低下させることなく、被加工物の長
さを計測することができる。また、被加工物の端面がカ
メラ等で認識しづらい環境、例えばカメラ視野内が暗い
場合や、被加工物と被加工物の背景との濃淡差が小さい
場合でも、被加工物の長さを計測することができる。ま
た、搬送コンベアの厚さに関係なく、被加工物の長さが
精度良く計測できる。
【0104】また、情報コードを読み取る情報入力手段
と裁断情報処理手段を備えたので、作業者が裁断情報を
入力する必要がなくなり、作業が簡略化され、作業者の
負担が軽減されるとともに、作業者の入力ミスなどによ
るトラブルもなくなり、生産効率が向上する。
【0105】さらに、情報板の画像を取り込む情報入力
手段と裁断情報処理手段を備えたので、作業者が裁断情
報を入力する必要がなくなり、作業が簡略化され、作業
者の負担が軽減されるとともに、作業者の入力ミスなど
によるトラブルもなくなり、生産効率が向上する。ま
た、情報板で形状別に設定されていることにより作業者
はその形状を感覚的に解釈することができ、被加工物に
間違った情報板が設定されていた場合などに発生する誤
裁断を未然に防ぐことができる。
【0106】また、画像入力手段を上下左右に移動可能
な画像入力部移動手段を備えたので、柄合わせ中に画像
入力手段の視野を自由に変えることができるので、常に
被加工物の柄にあった最適な視野が得られる。
【0107】さらに、オートスケーリング手段を備えた
ので、画像入力手段の視野を変えてもその都度スケーリ
ングを行う必要がないため、作業を中断しなくてよくな
る。
【0108】また、基準マークの画像を取り込む画像入
力手段と、そのマークの認識を行い裁断データの補正を
行う画像処理手段で構成したので、柄合わせにおいて、
作業者による位置教示作業が不要となり、高精度な柄合
わせ裁断が可能となる。またた、被加工物の延反が簡単
になる。
【0109】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例である裁断装置の全体構
成の斜視図である。
【図2】 この発明の一実施例である裁断装置の概略動
作フローチャートである。
【図3】 この発明の実施例2に係る裁断装置の全体構
成の斜視図である。
【図4】 この発明の実施例2に係る裁断装置の概略動
作フローチャートである。
【図5】 この発明の実施例3に係る裁断装置の全体構
成の斜視図である。
【図6】 この発明の実施例3に係る生地長さ計測手段
の説明図である。
【図7】 この発明の実施例4の全体構成図である。
【図8】 被加工物の長さが揺動ミラー基準値Cより短
い場合の動作を説明する図である。
【図9】 被加工物の長さが揺動ミラー基準値Cより長
い場合の動作を説明する図である。
【図10】 この発明の実施例4の動作のフローチャー
トである。
【図11】 この発明の実施例5に係る搬送コンベアの
断面付近の拡大図である。
【図12】 この発明の実施例5の動作のフローチャー
トである。
【図13】 この発明の実施例6に係る、被加工物の長
さが揺動ミラー基準値より長い場合の動作を説明する図
である。
【図14】 この発明の実施例7の裁断装置の全体構成
の斜視図である。
【図15】 この発明の実施例7に係る裁断装置の概略
動作フローチャートである。
【図16】 この発明の実施例8の裁断装置の全体構成
の斜視図である。
【図17】 カメラ移動機構とカメラ移動機構に搭載さ
れているITVカメラの位置とCRT映像との関係を示
した図である。
【図18】 この発明の実施例8に係るスケーリング処
理手順フローチャートである。
【図19】 この発明の実施例9の裁断装置の全体構成
の斜視図である。
【図20】 この発明の実施例9に係る被加工物が裁断
機中を移動し、柄合わせ裁断を実行する様子を示した図
である。
【図21】 この発明の実施例9に係る柄合わせ補正量
の説明図である。
【図22】 この発明の実施例9に係る裁断装置の概略
動作フローチャートである。
【図23】 従来における裁断装置の全体構成の斜視図
である。
【図24】 従来における裁断装置の概略動作フローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 裁断装置の全体構成、 2,2a,2b,2c,2
d ITVカメラ、3,3a,3b,3c,3d カメ
ラ視野、 4 画像処理装置、 10 裁断装置の全体
構成、 20 裁断装置の全体構成、 21 姿勢制御
部、49 レーザ発振器、 50 レーザ光、 51
揺動ミラー、 52 サーボモータ、53a,53b
レーザ光検出手段、 54 ハーフミラー、 55 全
反射鏡、 56 搬送コンベアと揺動ミラー制御手段、
60 裁断装置の全体構成、 61 バーコードリー
ダ(またはITVカメラ)、 62 バーコード(また
は情報板)、 63 裁断情報処理装置、 70 裁断
装置の全体構成、 71 左右移動機構、 72 上下
移動機構、 73 スケーリングワーク、 74 裁断
情報処理装置のCRT画面、 75 スケーリングワー
ク映像、 80実施例10の裁断機本体、 81a,8
1b ITVカメラ、 82 画像処理装置、 83
a,83b カメラ視野、 84 座標原点、 85
a,85b,85c 基準マーク、100 従来の裁断
機本体、 101 レーザ発振器、102 加工室、
103 被加工物、 104,104a 搬送コンベ
ア、105 制御装置、 106 柄合わせ用ITVカ
メラ、 107 カメラ移動機構、 108 柄合わせ
装置 、 109 センサ反射板 、 110 セン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡崎 知也 名古屋市北区東大曽根町上五丁目1071番地 三菱電機エンジニアリング株式会社名古 屋事業所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め与えられた裁断データに基づき被加
    工物を裁断加工する裁断装置において、前記被加工物を
    搬送する搬送手段と、前記被加工物の始端部及び前記被
    加工物の終端部を計測し前記被加工物の長さを算出する
    長さ計測手段と、前記裁断データより裁断に必要な被加
    工物の長さを算出するとともに、この算出された被加工
    物の長さと前記計測された被加工物の長さとを比較し、
    前記計測された被加工物の裁断の可否を判定する長さ比
    較判定手段と、前記裁断データに基づき前記搬送手段に
    より搬送されてきた被加工物を前記裁断データに基づき
    裁断加工する裁断手段と、を備えた裁断装置。
  2. 【請求項2】 前記長さ計測手段を、被加工物の始端を
    検出し前記搬送手段を停止する始端出し手段と、前記始
    端出し手段により位置決めされた被加工物の終端部の画
    像を取り込む画像入力手段と、前記画像入力手段により
    取り込まれた画像を画像処理し被加工物の終端部の位置
    を検出するとともに、画像処理結果より被加工物の長さ
    を算出する画像処理手段と、から構成することを特徴と
    する請求項1記載の裁断装置。
  3. 【請求項3】 前記長さ計測手段を、被加工物の画像を
    取り込む複数の画像入力手段と、前記画像入力手段によ
    り取り込まれた画像を順次画像処理し、被加工物の始端
    部及び終端部の位置を検出するとともに、被加工物の長
    さを算出する画像処理手段と、から構成することを特徴
    とする請求項1記載の裁断装置。
  4. 【請求項4】 前記長さ計測手段を、被加工物の画像を
    取り込む画像入力手段と、前記画像入力手段の姿勢を変
    更し、前記搬送手段上の任意の領域を撮像可能とする姿
    勢変更手段と、この姿勢変更手段により変更される画像
    入力手段の姿勢を制御する姿勢制御手段と、前記画像入
    力手段の姿勢を前記姿勢変更手段により変更しながら取
    り込まれた画像を常時監視し、前記被加工物の始端部の
    位置を検出したとき及び前記被加工物の終端部の位置を
    検出したときの前記画像入力手段の姿勢から、前記被加
    工物の長さを算出する画像処理手段と、から構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の裁断装置。
  5. 【請求項5】 前記長さ計測手段を、レーザ光を前記搬
    送手段上の所望の位置に照射可能とする揺動ミラーと、
    前記揺動ミラーの姿勢を制御する制御手段と、前記レー
    ザ光の有無を検出する検出手段と、前記揺動ミラーの回
    転角により被加工物の長さを算出する算出手段と、から
    構成し、加工室内に設置することを特徴とする請求項1
    記載の裁断装置。
  6. 【請求項6】 被加工物の端面とレーザ光の有無を検出
    する検出手段との寸法差による誤差を補正するための補
    正手段を有することを特徴とする請求項5記載の裁断装
    置。
  7. 【請求項7】 前記長さ計測手段を、レーザ光を前記搬
    送手段上の所望の位置に照射可能とする揺動ミラーと、
    前記揺動ミラーの姿勢を制御する制御手段と、前記レー
    ザ光を全反射させる全反射鏡と、前記レーザ光を半反射
    させるハーフミラーと、前記レーザ光の有無を検出する
    検出手段と、前記揺動ミラーの回転角により被加工物の
    長さを算出する算出手段と、から構成し、加工室内に設
    置することを特徴とする請求項1記載の裁断装置。
  8. 【請求項8】 予め与えられた裁断データに基づき被加
    工物を裁断加工する裁断機において、前記被加工物を搬
    送する搬送手段と、前記被加工物の始端部に貼られた情
    報コードの持つ裁断情報を取り込む情報入力手段と、こ
    の情報入力手段からの情報に基づき前記搬送手段を停止
    し、裁断情報を処理する裁断情報処理手段と、前記裁断
    データに基づき前記搬送手段により搬送されてきた被加
    工物を裁断加工する裁断手段と、を備えた裁断装置。
  9. 【請求項9】 前記情報入力手段を、前記被加工物の始
    端部に置かれ、予め定められたいくつかの特徴的な形状
    をした情報板の画像を取り込む画像入力手段とし、前記
    裁断情報処理手段を前記画像入力手段からの情報を画像
    処理し、情報板の認識を行い、認識結果より裁断情報を
    決定することを特徴とする請求項8記載の裁断装置。
  10. 【請求項10】 予め与えられた裁断データに基づき被
    加工物を裁断加工する裁断機において、前記被加工物を
    搬送する搬送手段と、前記被加工物の始端を検出し前記
    搬送手段を停止する始端出し手段と、前記被加工物の柄
    画像を取り込む画像入力手段と、前記画像入力手段を上
    下左右に移動可能とする画像入力部移動手段と、前記画
    像入力手段からの画像をCRTに映し出し、映し出され
    た柄映像に対して位置教示を行う柄合わせ手段と、を備
    えた裁断装置。
  11. 【請求項11】 前記画像入力部移動手段において、前
    記画像入力手段を上下に移動し、最下点と最上点におい
    てそれぞれスケーリングを行うことにより、前記画像入
    力手段の上下位置が変わってもその都度スケーリングを
    行う必要のないオートスケーリング手段を備えたことを
    特徴とする請求項10記載の裁断装置。
  12. 【請求項12】 予め与えられた裁断データに基づき被
    加工物を裁断加工する裁断装置において、前記被加工物
    を搬送する搬送手段と、加工室内に設置され、被加工物
    上に貼られたマークの画像を取り込む画像入力手段と、
    前記画像入力手段により取り込まれた画像を画像処理し
    マーク位置の認識を行い、前記裁断データの補正を行う
    画像処理手段と、補正された裁断データに基づき前記搬
    送手段により搬送されてきた被加工物を裁断加工する裁
    断手段と、を備えた裁断装置。
JP6277722A 1994-11-11 1994-11-11 裁断装置 Pending JPH08141987A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6277722A JPH08141987A (ja) 1994-11-11 1994-11-11 裁断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6277722A JPH08141987A (ja) 1994-11-11 1994-11-11 裁断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08141987A true JPH08141987A (ja) 1996-06-04

Family

ID=17587415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6277722A Pending JPH08141987A (ja) 1994-11-11 1994-11-11 裁断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08141987A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003014662A1 (fr) * 2001-08-08 2003-02-20 Technowave, Ltd. Dispositif permettant de mesurer la forme d'un article
JP2006146536A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Daicel Chem Ind Ltd 解析プログラム
JP2008188148A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Juki Corp 玉縁縫いミシン
JP2013049933A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Gunze Ltd 生地裁断方法及び生地裁断装置
JP2013119125A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Gunze Ltd 生地裁断装置
CN107931857A (zh) * 2017-11-16 2018-04-20 秦科 一种自动激光切割机
JP2019051564A (ja) * 2017-09-14 2019-04-04 株式会社川上製作所 パーツ製造ライン
WO2019009830A3 (en) * 2016-11-21 2019-06-06 Dener Makina Sanayi Ve Ticaret Limited Sirketi Automatic plate measurement system with camera that determines the width, length, cutting starting point and rotation angle of the plate
EP2239109B1 (en) 2007-10-22 2019-12-04 Formax, Inc. A food article slicing machine with a food article end sensor
CN113118647A (zh) * 2021-04-20 2021-07-16 海峡(晋江)伞业科技创新中心有限公司 一种全自动雨伞布小裁机的使用方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003014662A1 (fr) * 2001-08-08 2003-02-20 Technowave, Ltd. Dispositif permettant de mesurer la forme d'un article
JP2006146536A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Daicel Chem Ind Ltd 解析プログラム
JP4625682B2 (ja) * 2004-11-19 2011-02-02 ダイセル化学工業株式会社 解析プログラム
JP2008188148A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Juki Corp 玉縁縫いミシン
EP2239109B1 (en) 2007-10-22 2019-12-04 Formax, Inc. A food article slicing machine with a food article end sensor
JP2013049933A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Gunze Ltd 生地裁断方法及び生地裁断装置
JP2013119125A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Gunze Ltd 生地裁断装置
WO2019009830A3 (en) * 2016-11-21 2019-06-06 Dener Makina Sanayi Ve Ticaret Limited Sirketi Automatic plate measurement system with camera that determines the width, length, cutting starting point and rotation angle of the plate
JP2019051564A (ja) * 2017-09-14 2019-04-04 株式会社川上製作所 パーツ製造ライン
CN107931857A (zh) * 2017-11-16 2018-04-20 秦科 一种自动激光切割机
CN113118647A (zh) * 2021-04-20 2021-07-16 海峡(晋江)伞业科技创新中心有限公司 一种全自动雨伞布小裁机的使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8010224B2 (en) Automatic cutting device and production method for beveled product
US8338743B2 (en) Method and device for controlling robots for welding workpieces
EP2267658B1 (en) Shape detection system
EP0275322B1 (en) Method of detecting position data in arc welding
EP0796704A1 (en) Apparatus and method for correcting a travelling route for a robot
US5715375A (en) Robot control system for executing multi-layer welding
EP1342527A1 (en) Cutting apparatus
EP3630404B1 (en) An apparatus and a method for automated seam welding of a work piece comprising a base plate with a pattern of upstanding profiles
JPH08141987A (ja) 裁断装置
JP2002082060A (ja) 表面欠陥検査方法および表面欠陥検査装置
JP3958815B2 (ja) Nc工作機械における工具位置測定方法
CN113195142B (zh) 自动焊接系统、电梯轿厢室部件的制造方法及自动焊接方法
JPH05228634A (ja) 溶接線認識方法並びに溶接線認識装置および溶接方法
JP2680460B2 (ja) 折曲機の角度計測装置
JP3137254B2 (ja) 自動溶接方法
JP2818441B2 (ja) 折曲加工装置
JP3712572B2 (ja) プラズマ溶接装置
JP3137253B2 (ja) 自動溶接方法
JPH09155543A (ja) 自動溶接装置
US6141599A (en) Method for setting conveying data for a lead frame
JP4756299B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JPS629885A (ja) 対象物の位置決定方法並びにロボツト設備
JPH05337785A (ja) 研削ロボットの研削経路修正装置
JPH05138354A (ja) 溶接自動倣い装置
JPS6325871B2 (ja)