JP2680460B2 - 折曲機の角度計測装置 - Google Patents

折曲機の角度計測装置

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JP2680460B2 JP2056325A JP5632590A JP2680460B2 JP 2680460 B2 JP2680460 B2 JP 2680460B2 JP 2056325 A JP2056325 A JP 2056325A JP 5632590 A JP5632590 A JP 5632590A JP 2680460 B2 JP2680460 B2 JP 2680460B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、曲げ加工中のワークの現在曲げ角を計測す
るのに適した折曲機の角度計測装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えば曲げ加工されたワークの曲げ角を測定す
る場合、ワークに所定の角度をもつスコヤーやプロトラ
クタなど角度測定用の治具を当て検査するのが一般的で
ある。
しかし、これらの方法では、測定者の個人誤差が生じ
ると共に測定に多くの時間がかかるといった問題があっ
た。また、工場の自動化の流れの中で、検査工程の自動
化が不可能であった。さらに、折曲機では、上金型(パ
ンチ)及び下金型(ダイ)の相対的な接近・離反動作に
より曲げ加工をしているが、曲げ加工中に角度計測し、
自動的な曲げ加工、すなわち金型の移動位置を最終曲げ
角が目標曲げ角となるように自動的に定めることができ
なかった。
そこで、従来、例えば特公昭63-2687号公報(プレス
ブレーキの板曲げ角度検出装置)では、曲げ加工中のワ
ーク端面を視覚センサで撮像することにより、ワークの
最小曲げ角を検出し、前述の自動的な曲げ加工を行うこ
とを試みている。
しかし、上記特公昭63-2687号をはじめとして、従来
よりのワークの曲げ角を視覚センサで検出する方式で
は、ワーク端面を撮像し、ワーク端面の曲げ角を検出す
るような方式であったため、曲げ角を正確に検出でき
ず、この検出値を利用して自動的な曲げ加工を行っても
高精度の曲げ加工を行うことができず、実用化できない
という問題点があった。
すなわち、曲げ加工される板状のワークにあっては、
その端面が素材の段階で歪んでいたり、バリが出ていた
り、断面がテーパ面になっているのが普通であり、ワー
ク端面形状から正規の曲げ角を検出するのは困難であ
る。
特に、反射式の撮像方式でワーク端面を撮像する場
合、素材のワーク端面がテーパ面となっている場合に
は、その反射光にムラが有り、この反射光により得られ
た像は実際形状と異なるものとなる。さりとて、透過方
式の撮像装置を構成する場合は、そのための投光器を設
けなければならず、それがため装置が大型化され、汎用
化するのが困難である。
また、ワーク端面での角度検出は、視覚センサの設定
位置がワーク端面方向に限定されるので、折曲機のフレ
ーム構成が限定されるという問題点もある。
加えて、ワーク端面での角度検出では、いわゆる中垂
れ現象により、第13図に示すように、ワークは折曲機前
方側から見て弓状に歪曲するので、検出された曲げ角は
ワーク曲げ角の代表値となっていないという問題点があ
った。
そこで、本発明者等は、折曲機の横方向から見てV字
形状に曲げ加工されたワーク九の被計測面としての2平
面の交差角を計測する角度計測方法として、前記2平面
にスリット光ないし線状ビームの走査による一つの面状
光を照射し、前記2平面にそれぞれ現われる線状の光線
パターンを前記2平面及び前記面状光の照射面と一定関
係にある撮像方向から一つの平面座標上に撮像し、撮像
された前記平面座標上での光線パターンの基準線に対し
為す角から前記2平面の交差角を計測する角度計測方法
を提案した。
この提案によれば、被計測面としての2平面に一つの
面状光を照射し、この面状光により各被計測面に現われ
る光線パターンを一つの撮像装置で撮像することによ
り、面状光の照射方向ないし姿勢、及び撮像方向の関係
から、2平面の交差角、すなわちワークの曲げ角を計測
することができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の如く提案される角度計測方法に
あっては、折曲機ではパンチ及びダイから成る金型間に
ワークを介在させ、両金型の接近・離反動作により前記
ワークを曲げ加工するものであるため、撮像したい位置
に金型が存在し、折曲機に実装するのが難しいという難
点があった。
なお、ワークの長手方向の中央部の折曲げ角を計測す
る構成として、例えば特開昭60-247415号公報、特開平
異2-30326号公報に示されるごとき構成もある。しかし
この先行例に係る構成は、分割されたダイの間隙内に計
測装置を配置する構成であるので、従来の長尺のダイを
そのまま使用することができず、また上記間隙の存在に
よりワークに擦り傷や圧痕を生じ易いという問題があ
る。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、
かつ上記提案を改善し、折曲機に実装でき、曲げ加工中
のワークの端面より内側部分の曲げ角度を高精度に計測
することができる折曲機の角度計測装置を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、左右方
向に延伸したダイとパンチとによって折曲げ加工される
板状のワークの曲げ角を計測する角度計測装置におい
て、前記ダイとパンチによるワークの折曲げ加工時に、
上記ワークの前後の2平面の上面に垂直に対して45°の
方向から折曲げ線付近に面状光を照射する複数の発光器
を設け、上記各発光器によって照射された前記2平面上
の各光線パターンを撮像する複数の視覚センサを垂直方
向に指向して設け、この各視覚センサによって撮像され
た画像を処理して前記ワークの折曲げ線と前記各光線パ
ターンとのなす角をそれぞれ演算し、この演算した各角
に基いて前記ワークの前記2平面のなす曲げ角を演算す
る画像処理装置を設けてなるものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を説明する。
まず、本発明を実施する折曲機の概要について示す
と、第2図に正面図で示すように、折曲機(ベンダー)
1は、側面側から見てC形となる側面フレーム2を有
し、この側面フレーム2を下方側及び上方側で結合する
下部フレーム3及び上部フレーム4を備えて成る。
前記下部フレーム3の上部には、ダイホルダを介して
左右方向に延伸されるダイ5が固定配置されている。
また、前記上部フレーム4には昇降自在のラムが設け
られ、このラム直下に前記ダイ5と対向するパンチ6が
接続されている。
前記ラムの上端はその上部両端に球状軸受を介して接
続されるシリンダ装置SyL,SyRが設けられ、両シリンダ
装置SyL,SyRの同時動作により、前記パンチ6を前記ダ
イ5に対して接近・離反させるようになっている。
前記パンチ6の動作、すなわち前記シリンダSyL,SyR
の動作状態は、前記側面フレーム2の内側に設けられた
リニアスケールを前記ラムの側部に設けたロータリエン
コーダで検出し、ラム位置を管理することにより行われ
ている。前記ラムの動作軸はデプス(D)軸と称され、
図示しない電気油圧サーボ回路により、前記ラムを位置
制御するようになっている。
位置制御方式の一例を示すと、予め作成された速度パ
ターンを用い、パンチ6の先端がダイ5の上に置かれた
ワークに接近するまではパンチ6を高速で下降させ、そ
の後ワークが曲げ目標角に近くなるまでは低速動作と
し、その後微速動作に切り換え、ワークのスプリングバ
ックを考慮して定められた最終曲げ位置で一時停止し、
その後上昇するような方式である。
上部フレーム4の左方には、水平面内で回転自在のア
ーム7が設けられ、その先端下方には操作盤としてのペ
ンダント8が吊下げられている。
ペンダント8の操作面には、表示器と各種の操作スイ
ッチが設けられている。また、図示しないが例えば図左
方にはNC操作盤が設けられる。
一方、本例の折曲機1では、前記パンチ6の前面側及
び後面側に角度計測のための撮像装置9が設けられ、地
上に置かれた画像処理装置10と電源線11及び信号線12を
介して接続されている。
画像処理装置10の盤面には角度表示器13と適宜の操作
キーが配置されている。この画像処理装置10は前記NC操
作盤と接続されている。
前記撮像装置9の詳細を第1図に示した。パンチ前後
に設けられた撮像装置をそれぞれ9F,9Bで示す。同様に
前後の配線11,12を11F,11B及び12F,12Bで示す。
図示のように、各撮像装置9F,9Bは、その内部に両金
型5,6間で曲げ加工されるワークの上面に向けて面状光
としてのスリット光を照射するレーザダイオード14と、
これら面状光によりワーク上面上に現われる線状の光線
パターンをそれぞれ撮像するCCDエリアセンサを備えた
視覚センサ15を備えて成る。
第3図及び第4図に前記撮像装置9の正面図及び右側
面図を示す。
図において、まず両視覚センサ15はパンチ6に沿って
垂直軸上に配置され、その直下のワークW上に現われる
光線パターンを撮像するものとする。
垂直軸をZ(ZF,ZB)、曲げ線方向をX、前後方向を
Y軸に取る。この場合、軸ZF,ZBは平行である。
この状態において、スリット光SLは、YZ平面を角度β
だけX軸方向に傾けた面状にあるとする。
第5図は、第4図の関係をモデル化して示す撮像装置
の取付け方式の説明図である。
第5図の関係において、今、両撮像軸ZF及びZBを一
致させて考えると、第6図に示すように、ワークWの前
後に対する2平面WF,WBの交差角α、すなわちワークW
の曲げ角は、Z軸に対して平面WF,WBの傾斜角αF,αB
の和として表わすことができる。
α=αF+αB …(1) よって、傾斜角αF,αBを計測し、その和を求めるこ
とにより、2平面の交差角αを求めることができる。
第7図(a)は第6図の平面図、第7図(b)は第6
図の正面図、第7図(c)は第6図の右側面図である。
図において、第7図(a)の平面図の上半分及び下半
分を各撮像装置9F,9Bの視覚センサ15の各エリアセンサ
上にそれぞれ撮像することができる。
そこで、第7図(a)の平面図において、前後の平面
に現われる光線パターンPF,PBのX軸と為す角をそれぞ
れθF,θB、正面図において各平面の高さをHF,HB、各
光線パターンPF,PBのX軸への投影長さをLF,LBとする
と、平面WFに対し次式が成り立つ。
これにより、αFは、 tanαF=tanθF・tanβF αF=tan-1(tanθF・tanβF …(5) で求められることがわかる。
同様にして、平面WBにおいて、 αB=tan-1(tanθB・tanβF …(6) となる。
よって、ワークの曲げ角αを(1)式により求めるこ
とができる。
βF=βB=45度とした場合、 α=θF+θB となるでの、(5),(6)式の演算を行なう必要が無
い。
上記実施例では、面状光をスリット光SLで構成した
が、面状光は線状ビームを照射面上で走査することによ
り得ることもできる。
また、上記実施例では、視覚センサ9としてCCDカメ
ラを用いているが、2次元の画像を撮像できるものであ
れば、他のものでもかまわない。また、発光器として、
レーザダイオード14によるスリット光SLを例にとってい
るが、面状の光を照射できるものであれば何でも良い。
ただし、面状の光の直線性が角度検出精度に影響を与え
るので、レーザ光のように直線性の高い発光器の方が精
度良く検出できる。
第8図は上記視覚センサ9と接続される画像処理装置
10の内部構成を示すブロック図である。
本例の画像処理装置10は、システムバス16に、CPU1
7、ROM18、RAM19、入出力装置(I/O)20、表示用インタ
フェイス21、画像メモリ22を接続して成り、この画像メ
モリ22には視覚センサ9の映像信号を2値化信号に変換
する2値化(A/D)回路23が設けられている。
表示用インタフェイス21には前記の表示器13が接続さ
れている。入出力装置20には、前記NC操作盤中に設けら
れるNC装置24が接続される。
上記構成において、画像メモリ22には、視覚センサ9
Fまたは9Bでそれぞれ撮像された画像が得られ、CPU17
で第9図に示す処理を実行して角度αF及びαBが求めら
れ、その和でワークWの曲げ角αが計測され、表示器13
またはNC装置24へ演算結果が出力される。
第9図において、ステップ901で角度β(βF,βB
が入力されているか否かが判別され、入力されていない
場合にはステップ902で角度βを設定する。
次いで、ステップ903では、画像データを入力し、ス
テップ904で光線パターンPF,PBより傾斜角θF,θB
検出し、検出できていない場合にはステップ908を介し
てステップ903へ戻るが、検出できている場合には、ス
テップ906へ移行して(1)〜(6)式よりワーク曲げ
角αを算出し、ステップ907で出力する。
計測された曲げ角αを入力したNC装置24は、特公昭63
-2687に示される制御方式と同様に自動的な曲げ加工を
行うことができる。
すなわち、NC装置24は現在曲げ角αを入力して、この
角αを目標角α0となるようパンチ6を位置制御して、
スプリングバック後の曲げ角が製品精度となるように制
御することができる。
ただし、本例で計測された曲げ角αは、ワークWの端
面形状から得られたものではなく、上記の如くワークW
の前後の2平面WF,WBを被計測面として端面より内側の
ワーク面を撮像して得られたものであるので、計測角を
ワーク曲げ角として取り扱うことができるものであり、
実用的見地から従来例のものと異なる効果が得られるも
のである。
第10図は、金型前後の撮像装置9F′,9B′をダイ5の
前後に設けた参考例である。第11図は右側面図でモデル
化して示す説明図である。第11図中WF′,WB′はワーク
下面の前方面及び後方面を示す。
この場合には、第1図のものと同様にワークWの下面
の撮像方向に示す傾斜角を検出することができ、ワーク
Wの曲げ角αを求めることができる。
しかし、ダイ5の幅がパンチ6の厚みより大きいの
で、その分だけワークの折曲げ部から離れることとな
り、ワークWの自重により撓みの影響を受け易くなる。
第12図と対応させて示すモデルは、パンチ後方及びダ
イ前方にそれぞれ撮像装置を設け、ワークWの後方上面
B及び前方下面WF′の撮像からワークWの曲げ角αを
求めるようにしたものである。
このように、角度計測装置は、ワーク後方及び前方の
撮像によりワーク傾斜角を求めることができる撮像装置
9の組み合わせで構成でき、必ずしもパンチ側、またダ
イ側において対向配置する必要はない。
また、説明の都合上、撮像装置9(9F,9B)をパンチ
6またはダイ5に直接固定して設置するかの如く示した
が、ホルダないしフレームに固定してもよく、また移動
自在に構成してもよい。
撮像装置9を移動自在に構成する例としては、撮像時
点で昇降駆動させ、あるいはワークWの長さに応じてワ
ークWの長手方向に移動させ、あるいは両者を組合わせ
た構造とすることができる。
さらに、ワーク長手方向に沿って複数組の撮像装置を
設け、複数位置で角度計測することにより、ワーク長さ
に応じた計測を行ったり、平均的な値の算出により、適
切な曲げ角αを得ることができる。
複数位置でのワーク曲げ角の計測によりワークの中垂
れ現象を実測し、中間板やシム調整量を適正化すること
もできる。また、中央シリンダを備える場合には、その
調整量を適正化することもできる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、適宜
の設計的変更を行うことにより、適宜態様で実施し得る
ものである。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本発明は、左右方向に延伸したダイ(5)とパン
チ(6)とによって折曲げ加工される板状のワーク
(W)の曲げ角を計測する角度計測装置において、前記
ダイ(5)とパンチ(6)によるワーク(W)の折曲げ
加工時に、上記ワーク(W)の前後の2平面(WF,WB
の上面に垂直に対して45°の方向から折曲げ線付近に面
状光を照射する複数の発光器(14)を設け、上記各発光
器(14)によって照射された前記2平面(WF,WB)上の
各光線パターンPF,PBを撮像する複数の視覚センサ(1
5)を垂直方向に指向して設け、この各視覚センサ(1
5)によって撮像された画像を処理して前記ワーク
(W)の折曲げ線(X)と前記各光線パターン(PF,
PB)とのなす角(θF,θB)をそれぞれ演算し、この演
算した各角(θF,θB)に基いて前記ワーク(W)の前
記2平面(WF,WB)のなす曲げ角(α)を演算する画像
処理装置(10)を設けてなるものである。
上記構成より明らかなように、本発明においては、ワ
ークWの前後の2平面の上面に垂直に対して45°の方向
から折曲げ線付近に面状光を照射する複数の発光器14を
設けてあり、かつ上記各発光器14によって前記2平面に
照射された各光線パターンPF,PBを撮像する視覚センサ
15が垂直方向に指向して複数設けてある。そして、各視
覚センサ15によって撮像された画像を処理して前記ワー
クWの前後の2平面のなす折曲げ角αを演算する画像処
理装置10が設けてある。
上記構成により、本発明においては、ワークの下面に
照射する場合に比較して、ワークWの折曲げ線により近
接した位置に面状光を照射でき(一般にダイの幅よりも
パンチの厚みが小さいので)、より精度の良い計測を行
うことができるものである。また、ワークWの折曲げ角
αの演算処理を迅速に行うことができ、フィードバック
制御を行う場合に制御し易いものである。
さらに、本発明によれば、ダイ5,パンチ6等に何等の
改造等を付加することなしに、ワークWの折曲げ加工時
に、折曲げ線に沿う方向の所望の位置の折曲げ角を計測
することができるものである。
すなわち、ワークWの前後の2平面の傾斜が垂直面に
対して異なる場合であっても上記2平面のなす折曲げ角
を正確に計測することができることは勿論のこと、パン
チ6,ダイ5等に何等の改善等を必要としないので、従来
の長尺のパンチ,ダイをそのまま使用することができ、
例えば分割ダイを使用することによる継目の圧痕等を付
与することなしに容易に折曲げ角を計測することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る撮像装置の金型取付構
造を示す斜視図、第2図は角度計測装置を備えた折曲機
の正面図、第3図及び第4図は第1図に示す撮像装置の
正面図及び右側面図、第5図は第4図をモデル化して示
す説明図、第6図は第1図及び第5図に示す実施例の光
学的関係を示す説明図、第7図(a),(b),(c)
は第6図の平面図及び正面図並びに右側面図、第8図は
画像処理装置のブロック図、第9図は角度計測のアルゴ
リズムを示すフローチャート、第10図は撮像装置の取付
構造について他の構想を示す説明図、第11図は第10図の
実施例についてのモデルを示す説明図、第12図は撮像装
置のさらに他の取付構造のモデルを示す説明図、第13図
は中垂れ現象を生じたワークの斜視図である。 5……ダイ 6……パンチ 9(9F,9B)……撮像装置 10……画像処理装置 14……レーザダイオード 15……視覚センサ 24……NC装置 W……ワーク WF……ワークの前面 WB……ワークの後面 PF,PB……光線パターン SL……スリット光 αF,αB……傾斜角 β……スリット光の照射角

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右方向に延伸したダイ(5)とパンチ
    (6)とによって折曲げ加工される板状のワーク(W)
    の曲げ角を計測する角度計測装置において、前記ダイ
    (5)とパンチ(6)によるワーク(W)の折曲げ加工
    時に、上記ワーク(W)の前後の2平面(WF,WB)の上
    面に垂直に対して45°の方向から折曲げ線付近に面状光
    を照射する複数の発光器(14)を設け、上記各発光器
    (14)によって照射された前記2平面(WF,WB)上の各
    光線パターンPF,PBを撮像する複数の視覚センサ(15)
    を垂直方向に指向して設け、この各視覚センサ(15)に
    よって撮像された画像を処理して前記ワーク(W)の折
    曲げ線(X)と前記各光線パターン(PF,PB)とのなす
    角(θF,θB)をそれぞれ演算し、この演算した各角
    (θF,θB)に基いて前記ワーク(W)の前記2平面
    (WF,WB)のなす曲げ角(α)を演算する画像処理装置
    (10)を設けてなることを特徴とする折曲機の角度計測
    装置。
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