JPH1016145A - 透湿性シート - Google Patents
透湿性シートInfo
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- JPH1016145A JPH1016145A JP17612696A JP17612696A JPH1016145A JP H1016145 A JPH1016145 A JP H1016145A JP 17612696 A JP17612696 A JP 17612696A JP 17612696 A JP17612696 A JP 17612696A JP H1016145 A JPH1016145 A JP H1016145A
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Abstract
および表面の触感に優れ、ホットメルト接着剤を使用し
て製造した場合にも、そのホットメルト接着剤のしみ抜
けが生じない、紙おむつ用バックシートに好適な透湿性
シートの提供。 【解決手段】通気性フィルムと、エチレン系重合体を主
成分とする樹脂からなる長繊維不織布とをホットメルト
接着剤で積層してなる透湿性シート。
Description
し、特に、透湿性および耐水性に優れるとともに、柔軟
性および触感に優れる、紙おむつ等の吸収性物品のバッ
クシートに好適な透湿性シートに関する。
液を吸収して保持する吸収材を、吸収性物品の内側に配
置されるフェーシング材と、外側に配置されるバックシ
ートとで包み、内包する構造を有する。内側に配置され
るフェーシング材は、肌と接触し、排出される体液を透
過させて内部の吸収材に吸収させるとともに、吸収材か
ら体液を逆戻りさせない機能が求められる。一方、バッ
クシートは、内部の吸収材に吸収された体液を外部に漏
らさないとともに、外側からは液体を内部に透過させな
い機能が求められる。さらに吸収性物品の使用中に内側
に生じる湿気によるムレを防止するために、吸収性物品
の内部の湿気を透過させて外部に逸散させるために、適
度な透湿性を有することが求められる。また、このバッ
クシートは、吸収性物品の外表面を構成するため、風合
いに優れ、良好な触感を有することが求められる。
感を得るために、外表面として不織布を使用し、吸収材
と接する内側の層として多孔質のポリエチレンフィルム
を使用し、不織布と多孔質のポリエチレンフィルムをホ
ットメルト接着剤で接着してなる複層シートが知られて
いる。
層シートは、柔軟性に劣り、いわゆるごわごわとした硬
い感触を生じたり、あるいは紙鳴りを生じ、触感が未だ
不十分なものであった。
層シートを得るために、フィルムまたは不織布を薄くす
ることが考えられる。しかし、フィルムを薄くすること
には限界があるため、不織布を薄くせざるを得ない。薄
い不織布を使用すると、フィルムと不織布とをホットメ
ルト接着剤を使用して接着した場合には、そのホットメ
ルト接着剤が不織布を浸透して外側に滲出する現象、い
わゆる接着剤のしみ抜けが発生し、外側表面の触感を損
じる問題があった。
性に優れるとともに、柔軟性および表面の触感に優れ、
ホットメルト接着剤を使用して製造した場合にも、その
ホットメルト接着剤のしみ抜けが生じない、紙おむつ用
バックシートに好適な透湿性シートを提供することにあ
る。
に、本発明は、通気性フィルムと、エチレン系重合体を
主成分とする樹脂からなる長繊維不織布とをホットメル
ト接着剤で積層してなる透湿性シートを提供するもので
ある。
発明のシート」という)について詳細に説明する。
維不織布とを積層してなる複層を有するシートである。
気を透過させる透湿性を有するとともに、水等の液体を
透過させない耐水性を有するフィルムである。この通気
性フィルムは、透湿度が1000g/m2 ・24hr以
上、好ましくは2000〜6000g/m2 ・24hr
の透湿性を有するフィルムである。ここで、本発明にお
いて、透湿度とは、JIS P0208に準拠する透湿
性試験で求められる測定値を言う。
レフィン樹脂、またはポリオレフィン樹脂を主成分とす
る樹脂組成物が用いられる。ポリオレフィン樹脂として
は、例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、エチレン・α−オレフィ
ン共重合体、ポリプロピレン、プロピレン・α−オレフ
ィン共重合体、またはこれらの1種以上あるいは2種以
上の混合物などからなるものが挙げられる。本発明にお
いて、通気性フィルムは、1種の素材からなるものでも
よいし、2種以上の混合物からなるものでもよい。
してのポリオレフィン樹脂として用いられるエチレン・
α−オレフィン共重合体は、エチレンと炭素原子数4〜
12のα−オレフィンとからなる共重合体である。エチ
レンとの共重合に用いられる炭素原子数4〜12のα−
オレフィンとしては、例えば、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オ
クテン、1−デセン、1−ドデセン等が挙げられる。エ
チレン・α−オレフィン共重合体は、これらの炭素原子
数4〜12のα−オレフィンを1種単独でも2種以上の
組合せを含んでいてもよい。これらのα−オレフィンの
中でも、特に、炭素原子数4〜6のα−オレフィンが好
ましい。
おいて、エチレンから導かれる繰返し構成単位(以下、
「エチレン単位」という)と、炭素原子4〜12のα−
オレフィンから導かれる繰返し構成単位(以下、「α−
オレフィン単位」という)は、エチレン単位50重量%
以上100重量%未満に対して、α−オレフィン単位5
0重量%以下の割合、好ましくはエチレン単位55〜9
9重量%に対して、α−オレフィン単位1〜45重量%
の割合、さらに好ましくはエチレン単位65〜98重量
%に対して、α−オレフィン単位2〜35重量%の割
合、特に好ましくはエチレン単位70〜96重量%に対
して、α−オレフィン単位4〜30重量%の割合で含む
ことが望ましい。
分以外の成分として、例えば、エチレン系重合体、プロ
ピレン系重合体等の熱可塑性樹脂を含んでいてもよい。
ィン樹脂は、キャスト法によって安定して引裂強度等の
機械的強度に優れるフィルムに成形することができ、ま
た、成形したフィルムを延伸等の処理によって良好な加
工性で多孔化でき、通気性に優れるものとすることがで
きる点で、メルトフローレート(MFR)が1〜25g
/10分、さらに2〜15g/10分の範囲にあるもの
が好ましい。本発明において、メルトフローレート(M
FR)は、ASTM D 1238−65Tに準拠して
測定されるものである。
な範囲のオルゼン剛性を有し、腰のあるフィルムが得ら
れ、肌にくっつかず、ベタつき感がなく、しかも機械的
強度に優れるフィルムが得られる点で、密度が0.88
〜0.93g/cm3 、好ましくは0.90〜0.92
g/cm3 の範囲にあるものが望ましい。
は、従来公知のスリップ剤、親水剤、無機フィラー、熱
安定剤等の添加剤を、練り込み成形等の方法によって、
本発明の目的を損なわない範囲で配合することができ
る。
れるポリオレフィン樹脂を主成分とする樹脂組成物は、
前記ポリオレフィン樹脂(A)以外に、充填材(B)を
含むものである。この充填材は、特に制限されず、無機
系充填材または有機系充填材のいずれでもよく、両者の
組合せでもよい。この充填材の具体例として、無機系充
填材としては、例えば、アルカリ土類金属、周期律表第
III 族元素の酸化物、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩、ケイ
酸塩等が挙げられ、有機系充填材としては、例えば、木
粉、パルプ等のモルロース粉末、シリコーン、フェノー
ル等の架橋物粉末などが挙げられる。これらは1種単独
でも2種以上を組み合わせても用いられる。これらの中
でも、コスト、品質の安定性を考慮して、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム等が好ましい。
μm程度であり、好ましくは0.5〜5μm程度であ
る。
(A)/充填材(B)の含有割合は、(A)/(B)の
重量比が30/70〜80/20の割合である。
場合、その含有量は、通常、樹脂組成物中のポリオレフ
ィン樹脂および充填材の合計100重量部に対して0.
1〜2.0重量部程度、好ましくは0.5〜1.8重量
部程度である。
剤以外に、必要に応じて紫外線吸収剤、抗菌剤、防かび
剤、発錆防止剤、滑剤、顔料、耐熱安定剤等の添加剤
を、本発明の目的を損なわない範囲で含んでいてもよ
い。
あるいは各種物性を調整するために、エチレン系、スチ
レン系等のオレフィン系エラストマーを本発明の目的を
損なわない範囲で含んでいてもよい。これらのオレフィ
ン系エラストマーを含む場合、その含有量は、通常、ポ
リオレフィン樹脂100重量部に対して、20重量部以
下の割合となる量である。
樹脂、またはポリオレフィン樹脂と充填材、ならびに必
要に応じて配合される各種の配合剤を、ヘンシェルミキ
サー、タンブラー型混合機、V型混合機等の常用の混合
機を用いて混合する方法にしたがって行うことができ
る。
または樹脂組成物は、フィルムまたはシートに成形され
る。このフィルムの成形は、ポリオレフィン樹脂または
樹脂組成物を溶融混練してフィルムまたはシート状に成
形できる方法であればよく、いずれの方法にしたがって
行ってもよい。例えば、ポリオレフィン樹脂または樹脂
組成物を、一軸もしくは二軸のスクリュー押出機、二軸
混練機等の常用の装置を用いて溶融混練した後、インフ
レーション成形、Tダイによる押出成形等によってフィ
ルムまたはシートに成形することができる。溶融混練時
の温度は、通常、200〜280℃の範囲である。
円筒状に一軸延伸または二軸延伸されたフィルムを引出
し、さらにロール延伸により一軸延伸を行うことができ
る。また、Tダイによる成形では、未配向のシートまた
はフィルムを成形後、ロール延伸により一軸延伸、ある
いはテンター方式による二軸延伸を行うことができる。
たポリオレフィン樹脂または樹脂組成物は、延伸処理さ
れ、通気性フィルムを得ることができる。この延伸処理
は、一軸延伸でも、二軸延伸でもよく、適宜選択され
る。例えば、一軸延伸の場合には、簡易に延伸処理を行
うことができる利点があり、強度の異方性を問題としな
い場合には、一軸延伸が有利である。また、二軸延伸の
場合には、さらに薄膜化が可能であり、剛性の低下によ
る肌ざわり性の向上、強度の異方性の解消の目的に有効
である。
いられ、一段または二段以上の多段で行ってもよい。こ
のとき、延伸温度は、室温から樹脂原料の融点の範囲に
調整され、延伸倍率1.2〜8倍、好ましくは2〜6倍
に延伸することによって、空孔率50%以上で、剛性が
低く、肌ざわりのよい通気性フィルムを得ることができ
る。
が行われる。このとき、延伸温度は室温から樹脂原料の
融点の範囲に調整され、延伸倍率は1.2〜8倍、好ま
しくは2〜6倍で空孔率50%以上で、剛性が低く、肌
ざわりのよい通気性フィルムを得ることができる。
処理を行うと、寸法安定性に優れる通気性フィルムを得
ることができるため、有効である。熱処理は、80℃か
らフィルムの融点までの範囲の温度で行うことができ、
通常、高温で短時間に行われる。
率が50%以上のものが、透気性および透湿性が良好
で、かつ風合いに優れる点で、好ましく、さらに空孔率
が60〜80%であるものが好ましい。また、この通気
性フィルムは、ヤング率が70〜300MPaのものが
好ましく、さらに引裂強度がMD方向(縦方向)で40
N/cm以上であるものが好ましい。
の厚さは、通常、10〜30μm程度であり、好ましく
は10〜25μmである。また、透湿度は、2000〜
6000g/m2 ・24hrであるものが好適である。
に積層される不織布は、エチレン系重合体を主成分とす
る樹脂からなるものであり、エチレン系重合体からなる
繊維のみからなる不織布でもよく、また、エチレン系重
合体からなる繊維と、エチレン系重合体以外の他の樹脂
からなる繊維とが混在する不織布でもよい。また、エチ
レン系重合体と他の樹脂とを併有する混合樹脂からなる
繊維から構成されるものでもよい。例えば、エチレン系
重合体と、エチレン系重合体以外のポリオレフィン樹脂
とからなるバイコンポネント繊維から構成される不織布
でもよい。この不織布の主成分であるエチレン系重合体
は、エチレンの単独重合体であるポリエチレン、または
エチレンと他のα−オレフィンとの共重合体であるエチ
レン・α−オレフィン共重合体である。これらの中で
も、ポリエチレンおよびエチレン・α−オレフィン共重
合体からなる繊維から構成される不織布が、柔らかい肌
ざわりを有するため、好ましい。エチレン・α−オレフ
ィン共重合体としては、前記通気性フィルムの構成成分
として挙げられているエチレンと炭素数4〜12のα−
オレフィンとからなる共重合体と同じものが挙げられ
る。
有量は、好ましくは95mol%以上、特に好ましくは
95〜99.9mol%である。また、エチレン・α−
オレフィン共重合体は、オレフィン含有量が、通常、
0.1mol%以上、特に好ましくは0.1〜5.0m
ol%であるものである。また、エチレン系重合体以外
の他の樹脂としては、例えば、ポリプロピレン等のポリ
オレフィン、PET等が挙げられ、これらは1種単独で
も2種以上の組合せを用いてもよい。これらの中では、
偏芯芯鞘型またはバイコンポネント繊維からなる不織布
の場合は、特に、MFRが10〜50g/10分、好ま
しくは10〜40g/10分のエチレン系重合体と、M
FRが5〜100g/10分、好ましくは10〜70g
/10分のポリプロピレンとの組合せであって、両者の
MFRの差が10g/10分以上である樹脂原料を使用
して、バイコンポネント繊維の各部を形成すると、捲縮
した繊維からなる不織布を得ることができるため、柔軟
性および触感の向上に有効である。エチレン系重合体
と、ポリプロピレンとの組合せを使用する場合、その使
用割合は、エチレン系重合体/ポリプロピレンの割合で
9/1〜1/9であり、好ましくは9/1〜5/5であ
る。また、同芯芯鞘型またはバイコンポネント繊維から
なる不織布の場合は、MFRの差に拘わらず、エチレン
系重合体/ポリプロピレンの割合が9/1〜5/5であ
る。エチレン系重合体が多い方が、良好な肌ざわりを有
する不織布が得られる点で、好ましい。さらに、長繊維
不織布として、バイコンネント繊維としてサイドバイサ
イド型の構造を有する繊維からなる不織布を用いてもよ
い。
ルトブローン法、フラッシュ紡糸法等の原料樹脂を溶融
または溶解した後、繊維化かつ不織布に成形する方法の
いずれの方法にしたがって製造したものでもよい。特
に、柔軟性に優れ、引張強度に優れる透湿性シートが得
られるため、スパンボンド法によって製造された不織布
が、好ましい。
は、通常、10〜35μm程度であり、指先で触れた際
のひっかかり感が低減する点で、好ましくは10〜25
μmである。
g/m2 であり、厚さの薄い透湿性シートが得られる点
で、好ましくは10〜25g/m2 である。また、この
不織布の厚さは、通常、0.1〜0.5mm程度であ
る。
布と、前記構成の通気性フィルムととを、ホットメルト
接着剤を介して重ね合わせた後、ロールで加熱加圧処理
して両者を接着する方法にしたがって行うことができ
る。
水度が1000mmH2 O以上、透湿度が3000g/
m2 ・24hr以上であり、かつMD方向の柔軟性(ク
ラーク法)が50mm以下であるものは、紙おむつ用バ
ックシートとして好適なものである。この透湿性シート
からなる紙おむつ用バックシートは、紙おむつの吸収材
に接する内側に透湿性フィルム層が配置され、外気に接
する外側に、不織布からなる表面層が配置されるよう
に、使用されるものである。本発明において、MD方向
とは、透湿性シートの縦方向を言う。また、柔軟性は、
JIS L1096にC法として記載されているクラー
ク法によって測定される数値である。
本発明をより具体的に説明する。なお、以下の実施例お
よび比較例における耐水度、透湿度、柔軟度、ホットメ
ルト接着剤のしみ抜け性および表面の触感の評価または
測定は、下記の方法にしたがって行った。
準拠し、低水圧耐水度試験装置(テスター産業製)を用
いて求めた。
法)に準拠して求めた。
して求めた。
重なり合った透湿性シートの一方の透湿性シートの不織
布の表面と、他方の透湿性シートの通気性フィルムの裏
面との付着の度合いを目視によって調べ、下記の基準で
評価した。 ○‥‥ホットメルト接着剤のしみ抜け部でのフィルム破
れ(ピンホール)なし ×‥‥ホットメルト接着剤のしみ抜け部でのフィルム破
れ(ピンホール)あり
先への繊維の引っ掛かり感の有無を調べる試験を10人
の試験者によって行い、下記の基準で評価した。 ◎‥‥引っ掛かり感を指摘した試験者なし △‥‥引っ掛かり感を指摘した試験者が10人中1〜5
人 ×‥‥引っ掛かり感を指摘した試験者が10人中6人以
上
炭酸カルシウム(竹原化学社製、WS♯1500、平均
粒径:2.5μm)50重量部とを、タンブラーで攪拌
混合して樹脂組成物を調製した。得られた樹脂組成物
を、二軸押出機(日本製鋼社製、TEX−44、スクリ
ュー径:44mm)に供給してシリンダー温度:120
/140/190℃で溶融混練した後、ダイス温度:2
20℃のTダイから押出し、フィルムに成形した。得ら
れたフィルムを、延伸温度:100℃、延伸速度:15
m/min、および延伸倍率:4倍で一軸延伸して、厚
さ25μmの通気性フィルムを得た。ポリエチレン(M
FR:20g/10分)からなるスパンボンド不織布
(平均繊維径:4.0d、目付量:23g/m2 )と、
上記に得られた通気性フィルムとを、SIS(スチレン
・イソプレン・スチレン共重合体)系ホットメルト接着
剤(塗布量:2g/m2 )で貼り合わせて、透湿性シー
トを製造した。得られた透湿性シートについて、耐水
度、透湿度、柔軟度、ホットメルト接着剤のしみ抜け性
および表面の触感の評価または測定した。結果を表1に
示す。
ボンド不織布の代わりに、ポリプロピレンからなるスパ
ンボンド不織布(平均繊維径:2.6d、目付量:23
g/m2 )を使用した以外は、実施例1と同様にして透
湿性シートを製造し、その耐水度、透湿度、柔軟度、ホ
ットメルト接着剤のしみ抜け性および表面の触感の評価
または測定した。結果を表1に示す。
性フィルムの貼合せを、エンボスの刻印サイズ:1.1
8×1.18mm(正方形)、ピッチ:2.0×2.0
mm、エンボス刻印率:34.8%のエンボスロールに
よって、115℃で行った以外は、実施例1と同様にし
て透湿性シートを製造し、その耐水度、透湿度、柔軟
度、ホットメルト接着剤のしみ抜け性および表面の触感
の評価または測定した。結果を表1に示す。
耐水性に優れるとともに、柔軟性および表面の触感に優
れ、ホットメルト接着剤を使用して製造した場合にも、
そのホットメルト接着剤のしみ抜けが生じない、紙おむ
つ用バックシートに好適なものである。
Claims (6)
- 【請求項1】通気性フィルムと、エチレン系重合体を主
成分とする樹脂からなる長繊維不織布とをホットメルト
接着剤で積層してなる透湿性シート。 - 【請求項2】前記エチレン系重合体が、ポリエチレンお
よびエチレン・α−オレフィン共重合体から選ばれる少
なくとも1種である請求項1に記載の透湿性シート。 - 【請求項3】前記通気性フィルムが、ポリオレフィン樹
脂からなるものである請求項1に記載の透湿性シート。 - 【請求項4】前記エチレン系重合体が、α−オレフィン
含有量が0.1〜5.0mol%であるエチレン・α−
オレフィン共重合体である請求項1に記載の透湿性シー
ト。 - 【請求項5】前記不織布が、前記エチレン系重合体と、
ポリプロピレンを含む樹脂との偏芯もしくは同芯の芯鞘
型またはサイドバイサイド型の複合繊維で構成されるも
のである請求項1に記載の透湿性シート。 - 【請求項6】耐水度が1000mmH2 O以上、透湿度
が3000g/m2 ・24hr以上であり、かつMD方
向の柔軟性(クラーク法)が50mm以下である請求項
1に記載の透湿性シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17612696A JPH1016145A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 透湿性シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17612696A JPH1016145A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 透湿性シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1016145A true JPH1016145A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16008133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17612696A Pending JPH1016145A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 透湿性シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1016145A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11348163A (ja) * | 1998-06-03 | 1999-12-21 | Mitsui Chem Inc | 吸収性物品用バックシート材 |
-
1996
- 1996-07-05 JP JP17612696A patent/JPH1016145A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11348163A (ja) * | 1998-06-03 | 1999-12-21 | Mitsui Chem Inc | 吸収性物品用バックシート材 |
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