JPH1016109A - シート状パック用基材 - Google Patents

シート状パック用基材

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JPH1016109A
JPH1016109A JP16803596A JP16803596A JPH1016109A JP H1016109 A JPH1016109 A JP H1016109A JP 16803596 A JP16803596 A JP 16803596A JP 16803596 A JP16803596 A JP 16803596A JP H1016109 A JPH1016109 A JP H1016109A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧料層の形成時における気泡の発生が防止
され、使用時に表面がべたつかず、短時間に被膜の形成
が完了し、かつ剥離時に被膜のちぎれや剥がれ残りが生
じないシート状パックを形成し得るシート状パック用基
材の提供。 【解決手段】 本発明のシート状パック用基材は、撥水
層と親水層とより構成された不織布からなり、該親水層
は化粧料からなる化粧料層を保持可能になされており、
該親水層上に該化粧料層を保持させた際に該化粧料層と
該不織布との界面剥離力が該化粧料層の破断強度以上で
あることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピールオフタイプ
のシート状パックに用いられるシート状パック用基材に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ピール
オフタイプのパックは、被膜形成性化粧料を皮膚表面に
適用し、一定時間放置して被膜が形成された後、その被
膜を皮膚から剥がすタイプの化粧料である。このピール
オフタイプのパックは、そこに使用されている化粧料の
構成成分にもよるが、一般に適用時に皮膚の角質層に水
分や保湿成分などを与え、皮膚から皮脂を吸収する作用
を有する。また、上記被膜の形成により皮膚に適度な緊
張を与え、血行を良くする作用も有する。更に、剥離時
には皮膚の汚垢や角栓などを取り去る作用も有する。こ
のため、ピールオフタイプのパックは、高いエモリエン
ト効果と清浄効果とを得るために重要なものとなってい
る。
【0003】従来、ピールオフタイプのパックの商品形
態としては、ゼリー状、ペースト状及び粉末状のものが
知られている。このうち、ゼリー状及びペースト状のも
のは、それをそのまま皮膚に適用し、被膜の形成後にこ
れを剥離するものである。また、粉末状のものは予め水
等の液体を加えて液状とし、それを皮膚に塗布し、被膜
の形成後にこれを剥離するものである。
【0004】これら従来のピールオフタイプのパックは
いずれの形態のものも、通常、そのパックを構成する化
粧料を指で適用するため、適用時に指に不要の化粧料が
付着して化粧料が無駄になると共に指が汚れ、また、皮
膚表面に均一に適用することもできないという問題点が
あった。また、皮膚に適用後、被膜の形成が完了するま
での放置時間が長いため、パックの使用が面倒なものに
なるという問題点もあった。更に、通常の使用量では形
成される被膜の強度が十分でないため、剥離時に被膜が
ちぎれたり皮膚表面に剥がれ残りが生じるという問題点
もあった。被膜の剥がれ残りが生じないようにするため
には、化粧料の適用量を多くして厚い被膜を形成するこ
とが有効であるが、この場合には適用後被膜形成が完了
するまでに要する時間が更に長くなるという問題点があ
った。
【0005】このような問題点に対して、近年、種々の
シート状パックが提案されれいる。例えば、ポリアクリ
ル酸類と架橋剤とからなる架橋型含水ゲルを不織布上に
塗布したシート状パック剤(特開昭58−180408
号公報)、アルギン酸、水溶性高分子物及び架橋剤を必
須成分とするシート状含水パック剤(特開平2−145
505号公報)、最上面を剥離シートで保護した複数層
の多層型シートであって、各層にそれぞれ異なった美容
成分を含有させ、顔面被膜マスクシートとしたパック剤
(特開平6−48917号公報)等の、水溶性高分子及
び水を使用した含水シート状パック剤が提案されてい
る。また、アスコルビン酸類のような薬用又は美肌成分
を配合した水溶性高分子を主剤とする乾燥性膜状化粧料
(特開昭58−216109号公報)、フィルム状物の
片面にポリアクリル酸ソーダのような糊料の乾燥薄層、
又は該糊料の微粉末を分散させた層を設けた美容パック
剤(特開昭60−165902号公報)、水と非水溶媒
に可溶性又は膨潤性を有する高分子と非水溶媒のみに可
溶性又は膨潤性を有する高分子とを必須とするシート状
パック剤(特開平3−294213号公報)、ポリビニ
ルアルコールとその他の高分子と多価アルコールとを配
合したシート状パック化粧料(特開平5−194180
号公報)、アルギン酸ナトリウム及び多価アルコールを
含有し、含水率が25重量%以下のフィルム状パック剤
(特開平6−65048号公報)等の、水溶性高分子及
び水を主剤としたペースト状被膜形成性化粧料を薄膜化
し乾燥状態にした乾燥シート状パック剤も提案されてい
る。この乾燥シート状パック剤は使用時に水または化粧
水で加湿して使用される。
【0006】これら従来のシート状パック剤は、従来の
パック剤に比較すると手軽に使用することができる。し
かしながら、使用時の表面のべたつき、被膜の形成完了
までの放置時間、剥離時の被膜のちぎれや皮膚表面への
剥がれ残りという点では、なお満足できるものではなか
った。また、化粧料をシート上に塗布して化粧料層を形
成する際に気泡が発生し、被膜の強度が低下し易いとい
う欠点もあった。
【0007】一方、シート状パック用基材としては、例
えば、基材の構成繊維に一定のループ状捲縮を有する繊
維を含んだ皮膚貼付シート(特開昭59−151956
号公報)、三次元クリンプを発現する潜在捲縮性繊維を
混合しクリンプを発現させ伸縮性をもたせたパップ剤用
基布(特開平1−321967号公報)、及び疎水性を
有する極細繊維より形成された緻密層からなる表面層と
伸縮層からなる裏面層とによって構成されている複合シ
ート状物(特開平3−241049号公報)などが提案
されている。しかし、これらのシート状パック用基材は
伸縮性を付与するために潜在捲縮繊維を使用しており、
また交絡手段としてニードルパンチ等を用い、その後、
捲縮を発現させるための熱処理工程等を用いるなどの特
殊で複雑な工程が必要であり、コスト的にも高くなる。
また極細繊維を使用することにより、薬剤の裏抜け防止
を満足することはできるが、同時に薬剤の含浸性を満足
できるものとはなっていなかった。
【0008】従って、本発明の目的は、化粧料層の形成
時における気泡の発生が防止され、容易に生産が可能で
あり、使用時に表面がべたつかず、短時間に被膜の形成
が完了し、かつ剥離時に被膜のちぎれや剥がれ残りが生
じないシート状パックを形成し得るシート状パック用基
材を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、ピールオフタイプのシート状パック用の基材と
して、撥水層と化粧料層を保持可能な親水層とより構成
された不織布であって、該化粧料層と該不織布との界面
剥離力を該化粧料層の破断強度以上としたものを用いる
ことにより上記目的が達成され得ることを知見した。
【0010】本発明は上記知見に基づきなされたもの
で、撥水層と親水層とより構成された不織布からなり、
該親水層は化粧料からなる化粧料層を保持可能になされ
ており、該親水層上に該化粧料層を保持させた際に該化
粧料層と該不織布との界面剥離力が該化粧料層の破断強
度以上であることを特徴とするシート状パック用基材を
提供することにより上記目的を達成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のシート状パック用基材の
好ましい実施形態を図面を参照して説明する。ここで、
図1は、本発明のシート状パック用基材の第1の実施形
態を示す概略断面図である。
【0012】図1に示す実施形態のシート状パック用基
材1は、撥水層2と親水層3とより構成された不織布か
らなる。上記不織布の種類に特に制限はなく、例えば、
スパンボンド法、カード法、スパンレース法、メルトブ
ローン法、及びニードルパンチ法等の公知の不織布製造
技術により製造されたものを用いることができる。
【0013】上記不織布における上記撥水層2は、撥水
性繊維、例えば、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊
維、ポリエステル繊維、ポリウレタン繊維、ポリアミド
繊維等の合成繊維を主体として構成されており、特にポ
リエチレン、ポリプロピレン又はポリエステル繊維を主
体として構成されていることが好ましい。また、上記撥
水性繊維として、撥水性合成樹脂からなる芯/鞘型の複
合繊維やサイド・バイ・サイド型の複合繊維等を用いる
こともできる。一方、上記不織布における上記親水層3
は、親水性繊維、例えば、レーヨンやアセテート等の再
生セルロース系繊維、コットン、麻及び羊毛等の天然繊
維、並びに上記撥水性繊維の表面を界面活性剤等により
親水化処理した繊維等を主体として構成されており、特
にレーヨン又はコットン繊維を主体として構成されてい
ることが好ましい。また、上記親水層3には、その親水
性及び化粧料層保持性を損なわない範囲で、不織布の形
態安定性を保つために、上記撥水性繊維を30〜90重
量%程度混紡してもよい。
【0014】上記不織布を構成する上記撥水性繊維及び
上記親水性繊維の繊維長に特に制限は無く、不織布の製
造方法によって、連続フィラメントやステープルファイ
バー等から適切なものを適宜選択して用いることができ
る。また、これらの繊維の繊維径にも特に制限は無い
が、化粧料層の保持性、化粧料の裏ぬけ防止、及び不織
布の風合い等の観点から1〜6デニールであることが好
ましく、2〜3デニールであることが更に好ましい。
【0015】上記不織布は、例えば、上記撥水層2を構
成する繊維と、上記親水層3を構成する繊維とをウエブ
化して両者を重ね合わせた後に、熱融着、接着剤又は繊
維交絡等の手段を用いて不織布化することにより製造す
ることができるが、かかる製造方法に制限されない。
【0016】上記不織布からなる本実施形態のシート状
パック用基材1は、その坪量が20〜50g/m2 であ
ることが好ましく、25〜35g/m2 であることが更
に好ましい。上記坪量が20g/m2 に満たないと化粧
料がしみ出してべたつき易くなり、また皮膚から剥がす
ときに強度不足による破れの生じるおそれがある。ま
た、上記坪量が50g/m2 を超えると当該貼付部の外
形状になじみにくくなり、コスト的にも有効でないこと
から、上記範囲内とすることが好ましい。この場合、上
記不織布における上記撥水層2の坪量は、10〜25g
/m2 であることが好ましく、15〜20g/m2 であ
ることが更に好ましい。一方、上記親水層3の坪量は、
10〜25g/m2 であることが好ましく、10〜15
g/m2 であることが更に好ましい。
【0017】上記不織布からなる本実施形態のシート状
パック用基材1の厚さに関し、上記親水層3の厚さにつ
いては、薄すぎると化粧料の保持力が低下すると共に膜
強度の向上作用も低下し、シート状パックを皮膚から剥
がすときに化粧料が皮膚に残りやすくなる。また厚すぎ
ると、化粧料の塗工量が多くなり、被膜形成が完了する
までの放置時間が長くなる。一方、上記撥水層2につい
ては薄すぎると、皮膚にシート状パックを適用するとき
に、該撥水層2上に化粧料がしみ出してべたつきの原因
となる。また、全体の厚さが厚すぎると、シート状パッ
クが、当該シート状パックの適用部位の外形になじみに
くくなる。従って、上記親水層3及び上記撥水層2それ
ぞれの厚さは各々0.2〜2mmが好ましく、0.3〜
1.5mmがより好ましい。また、上記不織布全体の厚
さは0.4〜3mmが好ましく、0.5〜1.5mmが
より好ましい。
【0018】上記不織布からなる本実施形態のシート状
パック用基材1における上記撥水層2は、撥水性である
がゆえに、上記シート状パック用基材1における上記親
水層3上に化粧料からなる化粧料層を保持させた際に、
該化粧料の浸透を防止する機能を有する(即ち、該化粧
料の該撥水層2側への裏ぬけを防止することができ
る)。その結果、上記シート状パック用基材1を用いた
シート状パックの使用時に、その表面(即ち、上記撥水
層側)のべとつきが効果的に防止される。
【0019】一方、上記不織布からなる本実施形態のシ
ート状パック用基材1における上記親水層3は、上記化
粧料からなる化粧料層を保持可能になされている。即
ち、上記親水層3は、該親水層3上に上記化粧料を塗布
した場合に、該化粧料の一部が該親水層3の内部に浸透
すると共に、該親水層3上に化粧料層が形成されるよう
になされている。更に、上記親水層3は、親水性である
がゆえに、上記化粧料層の形成の際に空気が混入して該
化粧料層中に気泡が発生することを抑えることができる
ので、上記シート状パック用基材1を用いたシート状パ
ックを皮膚に貼付した後に剥がす際における被膜のちぎ
れや剥がれ残りを効果的に防止することができる。
【0020】上記シート状パック用基材1においては、
上記親水層3上に上記化粧料層を保持させた際に、該化
粧料層と上記不織布との界面剥離力が、該化粧料層の破
断強度以上である。その結果、上記シート状パック用基
材1を用いたシート状パックを皮膚に貼付した後に剥が
す際における被膜のちぎれや皮膚表面への剥がれ残りを
効果的に防止することができる。上記界面剥離力を上記
破断強度以上とするためには、例えば、上記化粧料の配
合等との関係で上記親水層3の親水度を調整したり、上
記親水層3を構成する繊維の繊維径を調整したり、上記
親水層3の繊維密度(空隙率)を調整すればよく、特別
な手段は特に要求されない。なお、本明細書において、
「化粧料層の破断強度」とは、(1)本発明のシート状
パック用基材1を用いたシート状パックの使用前におけ
る化粧料層の破断強度、及び(2)該シート状パックを
皮膚に貼付した後に剥がす際における被膜(即ち、上記
化粧料層が乾燥したもの)の破断強度の双方を意味し、
本発明においては、上記界面剥離力が(1)及び(2)
の何れかの場合における破断強度以上であればよい。
【0021】上記シート状パック用基材1は、その親水
層3側の耐水圧が0.1g/cm2以上であることが好
ましく、2g/cm2 以上であることが更に好ましい。
上記耐水圧を0.1g/cm2 以上とすることによっ
て、上記化粧料の上記親水層3への浸透性を維持しつ
つ、上記撥水層2側への裏ぬけを効果的に防止すること
ができる。ここで、耐水圧は次のようにして測定した値
をいう。即ち、図2に示すように、断面積が9.6cm
2 の一対の円筒管20,20’に、一対のゴムパッキン
グ21,21’を介して不織布(シート状パック用基
材)22を挟み、該円筒管20の上部に設けた注入口か
らイオン交換水23を1分間に4gの注入速度で注入
し、そのイオン交換水が該不織布22を通って下に漏れ
るまでの時間を測定し、次式に従って耐水圧を求める。 耐水圧(g/cm2 )=測定時間(秒)×(4g/60
秒)/9.6cm2
【0022】上記シート状パック用基材1は、該基材を
用いたシート状パックを皮膚へ貼付する際の皮膚とのな
じみ性の向上の観点から、伸縮性を有することが好まし
い。この場合、伸縮性が高すぎると被膜の強度が低下し
て、その剥離性に影響がでるので、伸縮率が100%以
下程度の伸縮性であることが好ましい。上記シート状パ
ック用基材1に伸縮性を付与するためには、例えば、上
記不織布を構成する繊維として弾性繊維を用いればよ
い。そのような弾性繊維としては、例えば、SIS、S
BS、SEBS及びSEPS等のスチレン系熱可塑性エ
ラストマー(以下、「TPE」という)、EPM及びE
PDM等のオレフィン系TPE、塩ビ系TPE、ウレタ
ン系TPE、エステル系TPE、アミド系TPE並びに
その他のTPEからなる繊維が挙げられる。また、熱風
処理による熱収縮によってミクロクリンプを発現するよ
うな繊維を用いることもできる。なお、上記シート状パ
ック用基材1に伸縮性を付与する場合、その弾性は等方
的でもよく、又は特定の方向に異方的であってもよい。
【0023】上記シート状パック用基材1は、その空隙
率が70〜99%であることが好ましく、85〜99%
であることが更に好ましい。上記空隙率が70%に満た
ないと、上記化粧料層4の乾燥速度が遅くなる傾向があ
る。また、上記化粧料を上記親水層2上に塗布する際に
空気が混入し、上記化粧料層4中に気泡が発生するおそ
れもある。一方、上記空隙率が99%を超えると、シー
ト状パックの使用時に表面(即ち、上記シート状パック
用基材1の撥水層3側)がべたついたり、被膜の強度が
低下する傾向がある。また、シート状パックを皮膚から
剥がす際に被膜の剥がれ残りが生ずることがある。な
お、本明細書において、上記空隙率は下記式から算出さ
れる。 空隙率(%)=〔(ρ−ρ’)/ρ〕×100 (式中、ρは上記シート状パック用基材の真の比重を表
し、ρ’は上記シート状パック用基材の見掛けの比重を
表す)
【0024】次に、本発明のシート状パック用基材の第
2及び第3の実施形態について説明する。なお、これら
の実施形態においては、上記第1の実施形態と異なる点
についてのみ説明し、特に詳述しない点については上記
第1の実施形態に関して詳述した説明が適宜適用され
る。
【0025】本発明の第2の実施形態においては、撥水
性の繊維を主体とする不織布シートの一方の面側を、界
面活性剤等を用いて親水化処理することにより上記親水
層が形成されている。そして、上記不織布シートの他方
の面側を上記撥水層として用いている。上記撥水性の繊
維としては、上記第1の実施形態における上記撥水層を
構成する繊維として例示したものと同様のものを用いる
ことができる。
【0026】また、本発明の第3の実施形態において
は、親水性の繊維を主体とする不織布シートの一方の面
側を、シリコーンオイル等を用いて撥水化処理すること
により上記撥水層が形成されている。そして、上記不織
布シートの他方の面側を上記親水層として用いている。
上記親水性の繊維としては、上記第1の実施形態におけ
る上記親水層を構成する繊維として例示したものと同様
のものを用いることができる。
【0027】以上、本発明のシート状パック用基材をそ
の好ましい実施形態に基づいて説明したが、本発明は上
記実施形態に制限されず他の変更形態も可能である。例
えば、上記親水層と上記撥水層とは、明確に区別されて
いる必要はなく、シート状パック用基材の一方の面側が
親水性であって上記化粧料層が保持可能になされてお
り、他方の面側が撥水性であって上記化粧料の裏ぬけ防
止性があれば、親水層から撥水層へは漸次移行していて
もよい。また、本発明のシート状パック用基材に他の機
能を付与するために、上記親水層と上記撥水層との間
に、そのような機能を発現し得る層を設けてもよい。
【0028】次に、本発明のシート状パック用基材を用
いたシート状パックについて図3を参照して説明する。
ここで、図3は、本発明のシート状パック用基材を用い
たシート状パックの使用前の状態を示す概略断面図であ
る。
【0029】図3に示すシート状パック10は、上述の
第1実施形態のシート状パック用基材1における上記親
水層上に化粧料からなる化粧料層4が保持されている。
更に、該化粧料層4の上には、該化粧料層4を保護する
ための剥離シート5が配されている。使用に際しては上
記剥離シート5を剥がし、上記化粧料層4が皮膚に当接
するように上記シート状パック10を貼付する。
【0030】図3に示すシート状パック10について更
に詳述すると、上記化粧料層4は、上記親水層上に化粧
料を塗布して形成されている。該化粧料の塗布に際して
は、該化粧料の一部が上記親水層の内部に浸透すると共
に、該親水層上に上記化粧料層4(該親水層上に存在す
る)が形成される。上記化粧料の浸透により、上記化粧
料層4と上記不織布との界面剥離力が一層高まる。
【0031】上記化粧料としては、従来よりピールオフ
タイプのパックに使用されている種々の被膜形成性化粧
料を特に制限無く使用することができる。上記化粧料に
は被膜形成剤及び増粘剤が配合されている。該被膜形成
剤としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリ酢酸ビニルエマルジョン、及びカルボキシメ
チルセルロース等を挙げることができる。一方、増粘剤
としては、ペクチン、ゼラチン、キサンタンガム、カラ
ギーナン、アルギン酸ナトリウム、プルラン、メチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、及びカルボキシビニルポリマー等を
挙げることができる。
【0032】上記化粧料は、保湿用化粧料、皮脂吸収用
化粧料、角栓除去用化粧料の何れの用途の化粧料として
構成してもよく、用途に応じた各種有効成分を含有させ
ることができる。保湿用化粧料とする場合には、上記化
粧料中に保湿剤として、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、及びその他の
ポリエチレングリコール類;プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、及びその他のポリプロピレング
リコール類;1,3−ブチレングリコール、及び1,4
−ブチレングリコール等のブチレングリコール類;グリ
セリン、ジグリセリン、及びその他のポリグリセリン
類;ソルビトール、マンニトール、キシリトール、及び
マルチトール等の糖アルコール類;ガラクトース、グル
コース、及びフルクトース等の単糖類;マルトース、及
びラクトース等の多糖類等を含有させることができる。
また、油分(エモリエント成分)として、流動パラフィ
ン、スクワラン、ワセリン、及び固形パラフィン等の炭
化水素;オリーブ油、ホホバ油、月見草油、ヤシ油、及
び牛脂等の天然油;イソプロピルミリステート、セチル
イソオクタノエート、及びジカプリン酸ネオペンチルグ
リコール等のエステル油類;メチルポリシロキサン、メ
チルポリシクロシロキサン、及びメチルフェニルポリシ
ロキサン等のシリコーン油;イソステアリン酸、及びオ
レイン酸等の高級脂肪酸等を含有させることができる。
一方、角栓除去用化粧料とする場合には、特に強度の高
い被膜を形成し、皮膚中の角栓を被膜に取り込み、剥離
除去し得るように、被膜形成剤として、特開平5−97
627号公報の特許請求の範囲に記載されているよう
な、アニオン性、カチオン性、両イオン性の塩生成基、
より具体的にはカルボキシル基、スルホン酸基残基、硫
酸残基、リン酸残基、硝酸残基、アミノ基、アンモニウ
ム基等の塩生成基を含有する高分子化合物を使用するこ
とが好ましい。なかでも、ポリ塩化メタクリロイルオキ
シエチルトリメチルアンモニウムを含有するのが好まし
い。
【0033】また、上記化粧料には、何れの用途におい
ても、化粧料に通常配合される成分、例えば、ビタミン
Cやプラセンタエキス等の美白成分、グリチルリチン酸
塩等の消炎成分、色素、顔料、界面活性剤、防腐剤、及
び殺菌剤等を配合することができる。
【0034】上記剥離シート5は、上記化粧料層4と適
当な剥離力をもって密着している。該剥離シート5とし
ては、上記化粧料層4を保護し、その乾燥を防止し得る
ものであればその種類に特に制限は無い。例えば、上記
剥離シート5として、ポリエステル、ポリプロピレン、
ポリエチレン及びポリアミド等からなるフィルムを用い
ることができ、特に延伸ポリプロピレン(OPP)フィ
ルムを用いることが好ましい。また、上記剥離シート5
の上記化粧料層当接面にコロナ放電処理等の表面処理を
行い、該剥離シート5と該化粧料層4との間の剥離力を
適切な範囲に調整することもできる。
【0035】上記シート状パックは、その外形状につい
て特に制限はなく、所定の幅のシート状とし、皮膚への
貼付時に適宜カットして使用することができる。また、
予め、顔全体を覆う全顔パックに適した形状にカットし
ておいてもよく、あるいは額、頬、鼻等の部分パックに
適する形状にカットしておいてもよい。例えば、図4
(a)に示すような略三角形状に形成しておくことによ
り、同図(b)に示すように、鼻の部分パックを簡便に
行えるようになる。また、図5(a)に示すような略T
型にすることにより、同図(b)に示すように顔のTゾ
ーンに適合させることができ、図6(a)に示すように
略U型にすることにより顔のUゾーンに適合させること
ができる。
【0036】上記シート状パックの製造方法としては、
例えば、まず化粧料の構成成分を均一に攪拌し、水を加
え、粘度を調整し、化粧料の液状物を得る。この場合、
水の比率は10〜95重量%となるようにすることが好
ましい。次にこの液状物を、アプリケータを用いて、剥
離シート上に均一に展延塗布し、その上に上記シート状
パック用基材を重ね、該シート状パック用基材の親水層
に化粧料を含浸させる。この場合、該化粧料は、その粘
度が低い場合には自然に含浸されるが、粘度が高い場合
には、十分に含浸時間をとるか、あるいは剥離シート上
に化粧料を塗工し、その上にシート状パック用基材を重
ね、このシート状パック用基材を剥離シート側に押しつ
けるようにローラーで加圧してもよい。
【0037】また、上記シート状パックを、化粧料がペ
ースト状態のペーストタイプとする場合には、水分量を
調整した後、所定形状に切断する。そして、使用時まで
水分が揮発しないように、水分透過性のない容器に密封
保存する。一方、シート状パックを化粧料が乾燥状態の
ドライタイプとする場合には、乾燥させた後、所定形状
に切断する。乾燥は、室温あるいは加温下で数時間放置
することにより行うことができる。
【0038】このようにして得られたシート状パック
は、ペーストタイプの場合、通常、含水量30〜80重
量%、シート厚50〜2000μmとなる。またドライ
タイプの場合、通常、含水量0.1〜30重量%、シー
ト厚10〜1000μmとなる。
【0039】上記シート状パックの使用方法としては、
化粧料がペースト状態のものは、そのまま化粧料の面を
皮膚に貼着し、乾燥あるいは被膜形成後に皮膚から引き
剥がせばよい。また、化粧料が乾燥状態のものは、まず
シート状パックの化粧料の面あるいは貼付部位の皮膚に
水、化粧水等を供給し、その後ペースト状態のものと同
様に皮膚に貼付し、乾燥あるいは被膜形成後に皮膚から
引き剥がせばよい。
【0040】上記シート状パックの特に好ましい使用方
法としては、化粧料がペースト状の場合でも乾燥状態の
場合でも、貼付部位の皮膚に予め、水、化粧水等を供給
し、その後、シート状パックを皮膚に貼付する。これに
より水分中に化粧料が溶解し、その低粘度の溶液が皮膚
の肌目、毛穴等の細部に浸透し、このシート状パックと
皮膚との密着性が高くなり、パック効果を向上させるこ
とが可能となる。
【0041】また、化粧料が乾燥状態のものを使用した
場合には、上述の方法に従うと必要最小限の水分でシー
ト状パックを皮膚に貼付することができる。従って、乾
燥あるいは被膜形成完了までの放置時間を短縮すること
ができるので好ましい。
【0042】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるもので
はない。
【0043】〔実施例1〕シート状パック用基材とし
て、ヒートエンボス法で製造した100%ポリプロピレ
ン繊維からなる撥水性不織布(撥水層)(15g/
2 )と、ポリプロピレン繊維とレーヨン繊維(混合率
40%/60%)とからなる親水性不織布(親水層)
(10g/m2 )との二層構造不織布(25g/m2
を作製した。この不織布の親水層側からの耐水圧は、2
〜3g/cm2 であった。一方、ポリ塩化メタクリロイ
ルオキシエチルトリメチルアンモニウム25.0重量
%、ポリビニルアルコール5.0重量%、グリセリン
5.0重量%、エタノール10.0重量%、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油0.2重量%、メチルパラベン
0.1重量%、微量の香料、及び精製水54.7重量%
を混合し、攪拌機を用いて常温にて溶解させ、減圧脱気
して角栓除去用被膜形成性化粧料溶液を調製した。この
被膜形成性化粧料溶液をポリプロピレンフィルムからな
る剥離シート上に、厚さ約300μmになるように均一
に流延し、その直後に上記シート状パック用基材をその
親水層側から積層した。次いで、80℃の熱風乾燥炉を
通し、水分を蒸発させた。これにより、シート状パック
用基材の親水層のみが被膜形成性化粧料を含浸して保持
し、撥水層が表面層となっているシート状パックを得
た。この被膜形成性化粧料の水分含量は17〜19重量
%であった。
【0044】〔実施例2〕シート状パック用基材とし
て、ヒートエンボス法で作製した100%ポリエステル
/ポリプロピレン芯/鞘構造繊維からなる不織布(12
g/m2 )を撥水油剤処理したもの(撥水層)と、同繊
維からなる不織布(13g/m2 )を親水油剤処理した
もの(親水層)とを超音波法で貼り合わせた二重構造不
織布(親水側からの耐水圧0.15g/cm2 )を使用
する以外は、実施例1と同様にしてシート状パック(水
分含量:17〜19重量%)を得た。
【0045】〔実施例3〕被膜形成性化粧料として、ポ
リビニルアルコール8.0重量%、スクワラン5.0重
量%、ジプロピレングリコール5.0重量%、グリセリ
ン5.0重量%、エタノール10.0重量%、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油0.2重量%、メチルパラベン
0.1重量%、微量の香料、及び精製水66.7重量%
を混合し、保湿用被膜形成性化粧料を調製する以外は、
実施例1と同様にしてシート状パック(水分含量:17
〜19重量%)を作製した。
【0046】〔比較例1〕透湿性保持体として、スパン
ボンド法で作製した100%ポリエステル/ポリエチレ
ン芯/鞘構造繊維からなる撥水性の単層構造不織布(2
2g/m2 、耐水圧4.1g/cm2 )を使用する以外
は、実施例1と同様にしてシート状パック(水分含量:
17〜19重量%)を得た。
【0047】〔比較例2〕透湿性保持体として、スパン
ボンド法で作製した100%ポリエステル/ポリエチレ
ン芯/鞘構造繊維からなる不織布(22g/m2 )を親
水油剤処理した親水性の単層構造不織布(22g/
2 、耐水圧0.007g/cm2 )を使用する以外
は、実施例1と同様にしてシート状パック(水分含量:
17〜19重量%)を得た。
【0048】〔比較例3〕被膜形成性化粧料として、実
施例3と同様の化粧料を使用し、シート状パック用基材
として比較例1と同様の単層不織布を使用する以外は、
実施例1と同様にしてシート状パックを作製した。
【0049】以上、得られたシート状パックをパネラー
による使用テストに供した。シート状パックの使用方法
としては、シート状パックを予め図4(a)のように鼻
の形にカットした。次に、該シート状パックの貼付部位
となる皮膚に、まず水を適量塗布し、そこに、鼻の形に
カットしたシート状パックを押さえて図4(b)のよう
に貼付し、乾燥後パックを剥離した。そして、表面のべ
たつき、密着性、乾燥性、剥がし易さ、剥がれ残りのな
さ、角栓除去効果、肌のつるつる感について、各項目を
◎、○、△、×の4段階に評価した。その結果を表1に
示す。
【0050】また、得られたシート状パックの界面剥離
力及び化粧料層の破断強度の測定を行なった。界面剥離
力の測定方法としては、2.5cm×15cmの大きさ
の試験片をサンプリングし、この試験片を10分間放置
し乾燥させた。この試験片における不織布と化粧料層を
長さ方向に辺から5cmを正確にかつ丁寧に剥がし、オ
リエンテック(株)製「テンシロンRTA−100」の
引張り試験機にてチャック間隔5cm、引張り速度10
cm/minで5cmを剥離し、チャートに記録した。
この記録により、5点平均値を算出し、n=10の平均
値を測定値とした。その結果を表1に示す。化粧料層の
破断強度の測定方法としては、剥離シート上に化粧料を
均一に塗工し、2.5cm×15cmの大きさの試験片
をサンプリングする。この試験片を10分間放置し乾燥
させ、上記引張り試験機にて、チャック間隔10cm、
引張り速度10cm/minで測定し、n=10の平均
値を測定値とした。その結果を図1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】表1の結果から、シート状パック用基材が
撥水層と親水層の2層の構造となっている実施例のシー
ト状パックでは、界面剥離力が(剥離することができな
いので無限大)化粧料の破断強度以上であることが確認
され、使用後の表面のべたつき、密着性、乾燥性、剥が
し易さ、剥がれ残りのなさ、パック効果(角栓除去効
果、肌のつるつる感)の全ての評価項目について良好な
結果が得られることが判る。
【0053】これに対し、不織布が撥水層と親水層の2
層構造のものを使用することなく、撥水性の単層不織布
を使用した比較例1及び比較例3においては、界面剥離
力が化粧料の破断強度以下であり、使用後、剥がしにく
く、剥がれ残りが多くなる。親水性の単層不織布を使用
した比較例2においては、界面剥離力が化粧料の破断強
度以上であるが、パック表面のべたつきが強く、取扱性
が劣ることが判る。
【0054】
【発明の効果】本発明のシート状パック用基材によれ
ば、該基材をシート状パックの基材として用いた場合、
化粧料層の形成の際に気泡の発生が防止されると共に、
該シート状パックの使用時にその表面がべたつかず、短
時間に被膜の形成が完了し、しかも該シート状パックの
剥離時における被膜のちぎれや剥がれ残りを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート状パック用基材の第1の実施形
態を示す概略断面図である。
【図2】耐水圧の測定方法の説明図である。
【図3】本発明のシート状パック用基材を用いたシート
状パックの使用前の状態を示す概略断面図である。
【図4】図4(a)は略三角形のシート状パックの平面
形状を示す図であり、図4(b)はその使用態様の説明
図である。
【図5】図5(a)はTゾーン用のシート状パックの平
面形状を示す図であり、図5(b)はその使用態様の説
明図である。
【図6】図6(a)はUゾーン用のシート状パックの平
面形状を示す図であり、図6(b)はその使用態様の説
明図である。
【符号の説明】
1 シート状パック用基材 2 撥水層 3 親水層 4 化粧料層 5 剥離シート 10 シート状パック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撥水層と親水層とより構成された不織布
    からなり、該親水層は化粧料からなる化粧料層を保持可
    能になされており、該親水層上に該化粧料層を保持させ
    た際に該化粧料層と該不織布との界面剥離力が該化粧料
    層の破断強度以上であることを特徴とするシート状パッ
    ク用基材。
  2. 【請求項2】 上記親水層側の耐水圧が、0.1g/c
    2 以上である請求項1記載のシート状パック用基材。
  3. 【請求項3】 上記不織布は、その坪量が20〜50g
    /m2 であり、その0.5g/cm2 加重下での厚さが
    0.4〜3mmである請求項1又は2記載のシート状パ
    ック用基材。
  4. 【請求項4】 上記親水層が界面活性剤を用いた親水化
    処理により形成されてなる請求項1〜3の何れかに記載
    のシート状パック用基材。
  5. 【請求項5】 上記撥水層がポリエチレン、ポリプロピ
    レン又はポリエステル繊維を主体とし、上記親水層がレ
    ーヨン又はコットン繊維を主体として構成されてなる請
    求項1〜3の何れかに記載のシート状パック用基材。
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