JPH10160546A - 振動式レベル検出装置および振動式レベル検出方法 - Google Patents

振動式レベル検出装置および振動式レベル検出方法

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JPH10160546A
JPH10160546A JP31811196A JP31811196A JPH10160546A JP H10160546 A JPH10160546 A JP H10160546A JP 31811196 A JP31811196 A JP 31811196A JP 31811196 A JP31811196 A JP 31811196A JP H10160546 A JPH10160546 A JP H10160546A
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vibration
resonance frequency
resonance
diaphragm
vibrating
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裕志 川勝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の影響による振動体の振動の減衰に対応
することができ、誤検出を容易かつ確実に回避できる振
動式レベル検出装置の提供。 【解決手段】 各振動片2a、2b、2c、2dは、各
々長さに応じた共振周波数特性を有しており、励振用圧
電素子51a、51b、51c、51dには特定の共振
周波数Jが与えられている。共振周波数Jと振動片2b
に対応する共振周波数特性f2とが重なっているため、
振動片2bが最大幅で振動している。この状態から、本
来の検出対象以外の要因、たとえばタンクの環境変化等
が生じ、共振帯域Fがシフトしても共振周波数Jは共振
帯域F内に位置し振動板2は振動を継続することが可能
である。これによって、振動減衰を免れて振動を維持
し、誤検出を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば粉粒や液
体などの検出対象を収容するタンク等の構造物に設置
し、粉粒等の増減が一定量に達したことを検知するため
の振動式レベル検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の振動式レベル検出装置を図29に
示す。タンク150には筒体104が取り付けられてお
り、この筒体104を閉塞する支持板104aは振動板
102のほぼ中央部を支持している。
【0003】支持板104aを境とする振動板102の
突出部102aはタンク150内に向けて突出してお
り、筒体104内に位置する収納部102bには励振用
圧電素子106、受信用圧電素子108が固定されてい
る。励振用圧電素子106は出力回路128からの信号
を受けて励振し、振動板102を振動させる。
【0004】ここで振動板102には、それぞれの特性
や取り付け環境に応じた固有の共振周波数がある。たと
えば、振動板102の長さや幅、厚み等の特性やタンク
の大きさや厚み等の取り付け環境によって、振動板10
2が最も効率的に振動を行う固有の共振周波数特性が決
定される。
【0005】出力回路128は、固有共振周波数で振動
板102を励振させるよう励振用圧電素子106に信号
を出力しており、振動板102は最大幅で振動してい
る。振動板102の振動は受信用圧電素子108で電気
的に変換され、入力回路122に取り込まれる。この電
気信号は増幅回路124で増幅された後、出力回路12
8を通じて励振用圧電素子106に与えられる。このよ
うな閉ループの回路構成によって、振動板102は固有
の共振周波数による振動を持続することができる。
【0006】タンク150内に収納されている粉粒や液
体等が増加し、振動板102のレベルに達したとする。
この場合、粉粒等が振動板102の突出部102aに接
触し、突出部102aが強制的に制限され振動板102
の振動が減衰する。この振動の減衰は増幅回路124か
らの出力の変化として、検出回路140に取り込まれ
る。検出回路140は、受けた出力信号が所定の基準電
圧よりも低くなったことに基づいてタンク150内の粉
粒等が検出レベルに達したことを認識し、たとえば警報
器等を作動させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の振動式レベ
ル検出装置には、次のような問題があった。上述のよう
に、振動板102は、取り付け環境等にしたがって固有
の共振周波数特性を有している。しかし、タンク150
等の環境変化によって振動板102の共振周波数特性が
影響を受け、振動板102の振動が減衰してしまうこと
がある。
【0008】たとえば検出器の振動板102の固定端条
件が変化することによって振動板102の共振周波数特
性が変化することがある。また粉粒や液体等をタンク内
に収納する過程でタンク自体の共振周波数特性が変動
し、これにより振動板102の共振周波数特性が変化す
ることもある。さらに、筒体104を長くして振動板1
02をタンク150の内部深くに位置させることがあ
る。このような場合にも、共振周波数特性が変化してし
まう。
【0009】共振周波数特性が変化したにもかかわら
ず、固有の共振周波数を有する閉ループの回路構成によ
って一定の共振周波数が維持され与えられている。この
ため、共振周波数特性が変化した振動板102は、最大
の振動を維持することができなくなり、振動板102の
振動は減衰してしまう。
【0010】以上のように従来の振動レベル検出装置で
は、振動板102の共振周波数特性が変化して、振動が
減衰することがあり、タンク150内の粉粒等が所定レ
ベルに達していないのに、検出信号が出力され誤検出が
生じるという問題がある。
【0011】このような問題を解決するため、本願出願
人は先に特開平7−198448号に開示されている振
動式レベル検出装置を出願している。この振動式レベル
検出装置においては、振動板に設けられた励振部が、異
なる2以上の共振周波数で振動板を振動させ、この2以
上の共振周波数は切り換え可能になっている。すなわ
ち、本来の検出対象以外の外的要因によって振動板の振
動が減衰した場合、共振周波数を切り換えることによっ
て、振動減衰を回避し誤検出を防止する。
【0012】しかし、かかる振動式レベル検出装置で
は、振動減衰を回避し得るような2以上の共振周波数を
適切に設定することが容易ではない。また、振動減衰が
発生した場合、共振周波数を切り換える必要がある。
【0013】そこで本発明は、種々の影響による振動体
の振動の減衰に対応することができ、誤検出を容易かつ
確実に回避できる振動式レベル検出装置の提供を目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る振動式レ
ベル検出装置は、検出対象が接触する位置に設けられた
振動体、振動体に固定されており、振動信号を受ける励
振部であって、振動体に対して当該振動信号に対応する
振動を与える励振部、振動体の振動を振動信号に変換し
て出力し、当該振動信号を励振部に与える受信部、受信
部が出力する振動信号を取り込み、当該振動信号に基づ
いて振動体の振動の減衰を検出する検出部、を備えてお
り、前記振動体は、複数の共振周波数特性の合成による
共振帯域を有している、ことを特徴としている。
【0015】請求項2に係る振動式レベル検出装置は、
請求項1に係る振動式レベル検出装置において、前記振
動体は、離散的な複数の共振周波数特性の合成による共
振帯域を有する、ことを特徴としている。
【0016】請求項3に係る振動式レベル検出装置は、
請求項1に係る振動式レベル検出装置において、前記振
動体は、連続的な複数の共振周波数特性の合成による共
振帯域を有する、ことを特徴としている。
【0017】請求項4に係る振動式レベル検出装置は、
請求項2に係る振動式レベル検出装置において、前記振
動体は、長さの異なる複数の振動片から構成され、各振
動片は長さに応じた異なる共振周波数特性を有してお
り、各振動片には、個別励振部が設けられており、複数
の振動片の共振周波数特性の合成によって共振帯域を得
る、ことを特徴としている。
【0018】請求項5に係る振動式レベル検出装置は、
請求項2に係る振動式レベル検出装置において、前記振
動体は、互いに幅の異なる側面部と平面部とを備え、当
該側面部および当該平面部に応じた異なる共振周波数特
性を有しており、側面部と平面部には、それぞれ個別励
振部が設けられており、側面部と平面部に対応した各共
振周波数特性の合成によって共振帯域を得る、ことを特
徴としている。
【0019】請求項6に係る振動式レベル検出装置は、
請求項2に係る振動式レベル検出装置において、前記振
動体には、段部が形成されており、当該段部に応じた異
なる共振周波数特性を有している、ことを特徴としてい
る。
【0020】請求項7に係る振動式レベル検出装置は、
請求項3に係る振動式レベル検出装置において、前記振
動体には、テーパ部が形成されており、当該テーパ部に
対応した連続的な複数の共振周波数特性の合成によって
共振帯域を得る、ことを特徴としている。
【0021】請求項8に係る振動式レベル検出方法は、
検出対象が接触する位置に振動板が設けられ、当該振動
板は振動しており、振動板に検出対象が接触し、振動板
の振動が減衰したことに基づいて検出対象のレベルを検
出する、振動式レベル検出方法において、前記振動板の
共振周波数特性の共振帯域は、検出対象の接触以外の外
的要因による共振周波数特性の共振帯域よりも広い、こ
とを特徴としている。
【0022】
【発明の効果】請求項1に係る振動式レベル検出装置に
おいては、振動体は、複数の共振周波数特性の合成によ
る共振帯域を有している。
【0023】これによって、たとえば本来の検出対象以
外の影響によって、複数の共振周波数特性がシフトして
変化しても、複数の共振周波数特性の合成によって比較
的広い共振帯域を有しているため、振動減衰を免れて振
動を維持できる。したがって、容易かつ確実に誤検出を
回避することができ、安定したレベル検出が可能とな
る。
【0024】請求項2に係る振動式レベル検出装置にお
いては、振動体は、離散的な複数の共振周波数特性の合
成による共振帯域を有する。
【0025】これによって、たとえば本来の検出対象以
外の影響によって、複数の共振周波数特性がシフトして
変化しても、離散的な複数の共振周波数特性の合成によ
って比較的広い共振帯域を有しているため、振動減衰を
免れて振動を維持できる。したがって、容易かつ確実に
誤検出を回避することができ、安定したレベル検出が可
能となる。
【0026】請求項3に係る振動式レベル検出装置にお
いては、振動体は、連続的な複数の共振周波数特性の合
成による共振帯域を有する。
【0027】これによって、たとえば本来の検出対象以
外の影響によって、複数の共振周波数特性がシフトして
変化しても、連続的な複数の共振周波数特性の合成によ
って比較的広い共振帯域を有しているため、振動減衰を
免れて振動を維持できる。したがって、容易かつ確実に
誤検出を回避することができ、安定したレベル検出が可
能となる。
【0028】請求項4に係る振動式レベル検出装置にお
いては、振動体は、長さの異なる複数の振動片から構成
され、各振動片は長さに応じた異なる共振周波数特性を
有している。そして、各振動片には、個別励振部が設け
られており、複数の振動片の共振周波数特性の合成によ
って共振帯域を得る。
【0029】これによって、たとえば本来の検出対象以
外の影響によって、複数の共振周波数特性がシフトして
変化しても、各振動片に応じた異なる共振周波数特性の
合成によって比較的広い共振帯域を有しているため、振
動減衰を免れて振動を維持できる。したがって、容易か
つ確実に誤検出を回避することができ、安定したレベル
検出が可能となる。
【0030】請求項5に係る振動式レベル検出装置にお
いては、振動体は、互いに幅の異なる側面部と平面部と
を備え、側面部および平面部に応じた異なる共振周波数
特性を有している。そして、側面部と平面部には、それ
ぞれ個別励振部が設けられており、側面部と平面部に対
応した各共振周波数特性の合成によって共振帯域を得
る。
【0031】これによって、たとえば本来の検出対象以
外の影響によって、複数の共振周波数特性がシフトして
変化しても、側面部、平面部に応じた共振周波数特性の
合成によって比較的広い共振帯域を有しているため、振
動減衰を免れて振動を維持できる。したがって、容易か
つ確実に誤検出を回避することができ、安定したレベル
検出が可能となる。
【0032】請求項6に係る振動式レベル検出装置にお
いては、振動体には、段部が形成されており、段部に応
じた異なる共振周波数特性を有している。
【0033】これによって、たとえば本来の検出対象以
外の影響によって、複数の共振周波数特性がシフトして
変化しても、段部に応じた異なる共振周波数特性の合成
によって比較的広い共振帯域を有しているため、振動減
衰を免れて振動を維持できる。したがって、容易かつ確
実に誤検出を回避することができ、安定したレベル検出
が可能となる。
【0034】請求項7に係る振動式レベル検出装置にお
いては、振動体には、テーパ部が形成されており、テー
パ部に対応した連続的な複数の共振周波数特性の合成に
よって共振帯域を得る。
【0035】これによって、たとえば本来の検出対象以
外の影響によって、複数の共振周波数特性がシフトして
変化しても、テーパ部に対応した連続的な複数の共振周
波数特性の合成によって比較的広い共振帯域を有してい
るため、振動減衰を免れて振動を維持できる。したがっ
て、容易かつ確実に誤検出を回避することができ、安定
したレベル検出が可能となる。
【0036】請求項8に係る振動式レベル検出方法にお
いては、振動板の共振周波数特性の共振帯域は、検出対
象の接触以外の外的要因による共振周波数特性の共振帯
域よりも広い。
【0037】これによって、たとえば本来の検出対象の
接触以外の外的要因によって、複数の共振周波数特性が
シフトして変化しても、振動板の共振周波数特性の共振
帯域は、この外的要因による共振周波数特性の共振帯域
よりも広いため、振動減衰を免れて振動を維持できる。
したがって、容易かつ確実に誤検出を回避することがで
き、安定したレベル検出が可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】上述のように 請求項1の振動式
レベル検出装置は、検出対象が接触する位置に設けられ
た振動体、振動体に固定されており、振動信号を受ける
励振部であって、振動体に対して当該振動信号に対応す
る振動を与える励振部、振動体の振動を振動信号に変換
して出力し、当該振動信号を励振部に与える受信部、
受信部が出力する振動信号を取り込み、当該振動信号に
基づいて振動体の振動の減衰を検出する検出部を備えて
おり、前記振動体は、複数の共振周波数特性の合成によ
る共振帯域を有している。
【0039】このように本発明においては、振動体の共
振周波数特性は、複数の共振周波数特性の合成による共
振帯域を有しており、比較的広い共振帯域を有してい
る。たとえば、タンク等の構造物特有の共振周波数特性
の共振帯域をT帯域とし、タンクに取り付けた状態の振
動板の共振帯域特性をS帯域とした場合、図22に示す
ように、タンク等の構造物の共振帯域Tが振動体の共振
帯域Sと離れている場合は、振動体の共振帯域Sは構造
物の共振帯域Tの影響を受けず、振動体は振動して適切
なレベル検知が行われる。
【0040】しかし、図23に示すように、種々の原因
で、タンク等の構造物の共振周波数特性の共振帯域T
に、単一周波数でかつ比較的Q特性の高い従来の振動体
のS帯域が一致すると、振動体のS帯域はタンク等の構
造物のT帯域に完全に包括され、振動板は振動しなくな
る。なお、図22、図23および後述の図24におい
て、縦軸は受信電圧(単位V)、横軸は周波数(単位H
z)である。
【0041】これに対して、本発明は図24に示すよう
に、振動体の共振帯域Sを広く、すなわちQ特性を低く
設定することで、振動板の共振周波数特性(帯域S)と
タンク等の構造物の共振周波数特性(帯域T)が一致し
た場合でも、構造物の共振周波数の帯域Tを越えた部分
によって振動減衰を免れて振動を維持できるようにして
いる。
【0042】このように、本発明においては、タンク等
の構造物の共振帯域特性よりも広い共振帯域特性を有す
る振動体を備えることによって、容易かつ確実に誤検出
を回避し、安定したレベル検出を可能としている。すな
わち本発明においては、振動体の共振帯域特性を広くす
る、すなわち振動体のQ特性を低く設定できるものであ
れば全て採用することができる。たとえば振動体の形
状、材質等を変えることによってQ特性の低い振動板を
得ることができる。
【0043】以下の実施形態は、図21に示すような折
り返し振動式のレベル検出装置に本発明を適用してい
る。図21Aは、振動式レベル検出装置の側面図であり
一部断面図である。
【0044】[本発明を適用する振動式レベル検出装置
の概要]図21Aに示すように、振動式レベル検出装置
は、基部6と振動部である検出部5を備えており、タン
ク10の壁面に固定される。タンク10には固定用の穴
が形成されており、この穴に振動式レベル検出装置を貫
通させて固定ネジ部7を填め込む。そして、タンク10
内側からナット8を螺合させて固定する。こうして、図
21Aに示すようにタンク10の内側に向けて検出部5
が突出して位置し、タンクの外側に基部6が位置する。
【0045】基部6には検出部5の振動を安定させるた
めの重量ウェイト6Wとともに、検出動作を行うための
回路部9が収納されている。本実施形態では重量ウェイ
ト6Wを収納しているが、設けないようにしてもよい。
一方、検出部5は厚みの薄い管状に形成された検出パイ
プ4によって構成されており、その先端部を閉塞するよ
うに閉塞部3が溶接によって取り付けられている。
【0046】閉塞部3には、検出パイプ4内に位置する
ように振動板2が固定されている。なお図21では、閉
塞部3を円柱形状とし、振動板2を1本の板状体として
いる。しかし、たとえば閉塞部3を平坦形状とし、この
閉塞部3から複数の振動板2を突出させてもよい。
【0047】本実施形態の振動板2には、図示の通り、
励振部としての励振用圧電素子12が固定されている。
励振用圧電素子12は、基部6内の回路部9とリード線
(図示せず)によって電気的に接続されており、回路部
9からの信号を受けて励振する。
【0048】図21Bは側面図であり、検出パイプ4、
振動板2の励振状態を概念的に示したものである。図2
1の例では、励振用圧電素子12は振動板2の平面部に
固定されている。このため、励振用圧電素子12が励振
した場合、振動板2は閉塞部3との接続部を固定端とし
て矢印90方向に振動する。またこの振動に応じて、検
出パイプ4は先端部が矢印91方向に振動する。このよ
うに、図21のレベル検出装置は折り返し運動を行う。
【0049】閉塞部3内には、受信部である加速度ピッ
クアップが設けられている(図示せず)。この加速度ピ
ックアップも基部6内の回路部9とリード線(図示せ
ず)によって電気的に接続されている。加速度ピックア
ップは、検出部5の振動(検出パイプ4および振動板2
の振動)を振動信号に変換して出力する。
【0050】なお、この加速度ピックアップは一方向検
出型、多方向検出型のいずれでもよい。一方向検出型の
場合はたとえば縦方向など特定方向の振動を電子信号に
変換し、多方向検出型の場合はたとえば縦方向及び横方
向の振動を、振動信号に変換して出力する。
【0051】一方向検出型の加速度ピックアップの場合
でも、たとえば45度傾けて設けることで、縦方向及び
横方向の振動を検出することができる。なお、加速度ピ
ックアップの代りに受信用圧電素子を用い、これを閉塞
部3または振動板2に固定して検出部5の振動を電気信
号に変換してもよい。
【0052】タンク10内に収納されている粉粒や液体
等が増加し、検出部5のレベルに達したとする。この場
合、粉粒等が検出部5に接触し、検出部5の動きが強制
的に制限され振動が減衰する。この振動の減衰は加速度
ピックアップから出力される振動信号の変化として取り
込まれ、タンク10内の粉粒等が所定レベルに達したこ
とが検出されて、たとえば警報器等が作動する。
【0053】なお、本実施形態では、図21に示す折り
返し振動式のレベル検出装置を適用している。しかし、
他の構造の振動式レベル検出装置、たとえば折り返し振
動を行わない図29に示すような振動板に対して本発明
を適用することもできる。この場合、たとえば振動板の
先端部に加速度ピックアップや受信用圧電素子を固定
し、振動を検出すればよい。
【0054】
【実施例】
[第1の実施例]図1に本発明に係る振動式レベル検出
装置および振動式レベル検出方法の第1の実施例を示
す。図1は本実施例における振動式レベル検出装置の閉
塞部3及び振動板2である。振動板2は、長さの異なる
4本の振動片2a、2b、2c、2dで構成されてい
る。これらの振動片2a、2b、2c、2dは、閉塞部
3から垂直方向に突設されている。なお、閉塞部3は細
長い平坦形状を備えている。
【0055】この閉塞部3は検出パイプ4の先端に固定
され、各振動片は検出パイプ4内に位置する(図21参
照)。ただし、本実施例では複数の振動片2a、2b、
2c、2dが平坦状の閉塞部3に突設されているため、
検出パイプ4は、この平坦状の閉塞部3と各振動片を収
納できる形状とする必要がある(図示せず)。なお、図
1において検出パイプ4その他の部分は省略されてい
る。
【0056】各振動片2a、2b、2c、2dの平面部
2e、2f、2g、2hには、それぞれ個別励振部とし
ての励振用圧電素子51a、51b、51c、51dが
固定されている。励振用圧電素子51a、51b、51
c、51dは基部6内部の回路部9(図21参照)に電
気的に接続されており、信号を受けて励振するようにな
っている。
【0057】振動片2a、2b、2c、2dは、それぞ
れの長さに応じた共振周波数特性f1、f2、f3、f
4を有している。そして、各励振用圧電素子51a、5
1b、51c、51dに特定の周波数の振動が与えられ
た場合、共振周波数特性が合致したいずれかの振動片2
a、2b、2c、2dが図1に示す矢印92、93方向
に振動する。図2は共振周波数特性f1、f2、f3、
f4を示している。図2中、縦軸は受信電圧(単位
V)、横軸は周波数(単位Hz)である。
【0058】図2に示すように、本実施例では離散的な
複数の共振周波数特性f1、f2、f3、f4の合成に
よって共振帯域Fが構成される。この結果、検出パイプ
4(図21)の先端も、図2に示す共振帯域Fにおいて
同方向(矢印92、93方向)に振動する。このよう
に、共振周波数特性f1、f2、f3、f4が合成され
ることによって、Q特性の低い帯域Fを得ることができ
る。
【0059】閉塞部3の内部には加速度ピックアップ6
1が設けられている。本実施例における加速度ピックア
ップ61は一方向検出型であり、振動片2a、2b、2
c、2dの矢印92、93方向の振動を振動信号に変換
して基部6内部の回路部9(図21)に出力する。
【0060】本実施例における励振、受信の閉ループの
回路構成を図4Aを用いて説明する。上述のように、矢
印92、93方向への振動は、受信部である加速度ピッ
クアップ61によって振動信号に変換されて出力され
る。
【0061】この振動信号は、回路部9のアンプG1で
増幅され、バンドパスフィルタBPFを通過する。そし
て、アンプG2によって増幅されて各励振用圧電素子5
1a、51b、51c、51dを励振させる。バンドパ
スフィルタBPFでは矢印92、93方向における固有
の振動数のみが通過するようになっている。なお、図4
Aに示すバンドパスフィルタBPFの代りにPLL(フ
ェーズロックドループ)方式を採用してもよい。PLL
方式を採用した回路図を図4Bに示す。
【0062】今、かりに励振用圧電素子51a、51
b、51c、51dに対して、図2に示すように共振周
波数Jが与えられており、この共振周波数Jが共振周波
数特性f2に重なって位置しているとする。この場合、
振動片2bのみが最大幅で振動しており、この振動片2
bの最大振動によって検出部5(図21)が振動してい
る。そして、他の振動片2a、2c、2dは共振周波数
Jに対して共振周波数特性がずれているため、最大幅で
は振動していない。
【0063】この状態から、たとえばタンク等の取り付
け環境に変化が生じ、共振周波数特性f1、f2、f
3、f4(共振帯域F)が図2に示す状態から図3に示
す状態にシフトしたとする。このシフトによって、振動
片2bの共振周波数特性f2から共振周波数Jが離脱し
てしまうため、振動片2bは最大幅で振動しなくなる。
なお、たとえばタンクへの取り付け状況に応じて振動板
2の長さを変えた場合にも、同様に共振周波数特性が変
化してしまう。
【0064】しかし本実施例では、複数の共振周波数特
性f1、f2、f3、f4の合成によって広い共振帯域
Fが構成されているため、各共振周波数特性がシフトし
ても共振周波数Jは共振帯域F内に位置しており、図3
に示す例では振動片2aが最大幅で振動を始める。この
振動片2aの最大幅の振動によって検出部5(図21)
の振動は持続される。
【0065】すなわち、この共振周波数特性がシフトし
ても、矢印92、93方向への振動が受信部である加速
度ピックアップ61によって振動信号に変換されて出力
され、回路部9のアンプG1で増幅され、バンドパスフ
ィルタBPFを通過し、アンプG2によって増幅されて
各励振用圧電素子51a、51b、51c、51dを励
振させる。
【0066】この結果、従来のように、使用中に誤動作
が生じることがなく、安定したレベル検出を可能とす
る。また、振動の減衰に応じて共振周波数を切り換える
必要はない。
【0067】[第2の実施例]次に、本発明に係る振動
式レベル検出装置および振動式レベル検出方法の第2の
実施例を図5、図6、図7および図8に掲げる。閉塞部
3が検出パイプ4先端に固定され、振動板2は検出パイ
プ4内に位置している点(図21参照)は、上記第1の
実施例と同様である。
【0068】本実施例においては、第1の実施例と異な
り、振動板2は単一部材で構成されており、平面部2h
と側面部2iに、それぞれ励振部としての励振用圧電素
子51、52が固定されている。そして、励振用圧電素
子51、52は基部6内部の回路部9(図21)に電気
的に接続されており、信号を受けて同時に励振するよう
になっている。
【0069】振動板2の平面部2hの幅L1と側面部2
iの幅L2とは、図5に示すように互いに異なる幅とし
て形成されている。このため、振動板2は平面部2hの
幅L1と側面部2iの幅L2に応じた共振周波数特性f
1、f2を有している。そして、励振用圧電素子51、
52に特定の周波数の振動が与えられた場合、共振周波
数特性が合致した平面部2hまたは側面部2iのいずれ
かに対応した振動が発生し、振動板2は矢印92、93
方向または矢印94、95方向へ振動する。図6は共振
周波数特性f1、f2を示している。図6中、縦軸は受
信電圧(単位V)、横軸は周波数(単位Hz)である。
【0070】図6に示すように、本実施例では離散的な
複数の共振周波数特性f1、f2の合成によって共振帯
域Fが構成される。この結果、検出パイプ4(図21)
の先端も、図6に示す共振帯域Fにおいて同方向(矢印
92、93方向または矢印94、95方向)に振動す
る。このように、共振周波数特性f1、f2が合成され
ることによって、Q特性の低い帯域Fを得ることができ
る。
【0071】閉塞部3の内部には加速度ピックアップ6
1が設けられている。本実施例における加速度ピックア
ップ61は、多方向検出型であり、縦方向及び横方向の
振動を振動信号に変換して出力する。
【0072】本実施例における励振、受信の閉ループの
回路構成を図8を用いて説明する。上述のように、振動
板2の矢印92、93方向への振動または矢印94、9
5方向への振動は、加速度ピックアップ61によって振
動信号に変換されて出力される。
【0073】この振動信号は、それぞれアンプG3、G
4で増幅された後加算され、バンドパスフィルタBPF
を通過し、アンプG5によって増幅されて各励振用圧電
素子51、52を励振させる。バンドパスフィルタBP
Fでは矢印92、93方向および矢印94、95方向に
おける固有の振動数が通過するようになっている。な
お、図8に示すバンドパスフィルタBPFの代りに、図
4Bに示すようなPLL方式を採用してもよい(図示せ
ず)。
【0074】今、かりに励振用圧電素子51、52に対
して、図6に示すような共振周波数Jが与えられてお
り、この共振周波数Jが共振周波数特性f2に重なって
位置しているとする。この場合、振動板2は矢印94、
95方向に最大幅で振動しており、この最大振動によっ
て検出部5(図21)が振動している。そして、矢印9
2、93方向については、共振周波数Jに対して共振周
波数特性がずれているため、最大幅では振動していな
い。
【0075】この状態から、たとえばタンク等の取り付
け環境に変化が生じ、共振周波数特性f1、f2(共振
帯域F)が図6に示す状態から図7に示す状態にシフト
したとする。このシフトによって、矢印94、95方向
の共振周波数特性f2から共振周波数Jが離脱してしま
うため、矢印94、95方向へは最大幅で振動しなくな
る。なお、たとえばタンクへの取り付け状況に応じて振
動板2の長さを変えた場合にも、同様に共振周波数特性
はシフトして変化してしまう。
【0076】しかし本実施例では、矢印92、93方向
および矢印94、95方向の共振周波数特性f1、f2
の合成によって広い共振帯域Fが構成されているため、
各共振周波数特性がシフトしても共振周波数Jは共振帯
域F内に位置しており、振動板2は矢印92、93方向
に最大幅で振動を始める。この矢印92、93方向への
最大幅の振動によって検出部5(図21)の振動は持続
される。
【0077】すなわち、この共振周波数特性がシフトし
ても、矢印92、93方向への振動が受信部である加速
度ピックアップ61によって振動信号に変換されて出力
され、回路部9のアンプG1で増幅され、バンドパスフ
ィルタBPFを通過し、アンプG2によって増幅されて
各励振用圧電素子51、52を励振させる。
【0078】この結果、従来のように、使用中に誤動作
が生じることがなく、安定したレベル検出を可能とす
る。また、振動の減衰に応じて共振周波数を切り換える
必要はない。
【0079】[第3の実施例]次に、本発明に係る振動
式レベル検出装置および振動式レベル検出方法の第3の
実施例を図9、図10、図11、図12および図13に
基づいて説明する。閉塞部3が検出パイプ4先端に固定
され、振動板2は検出パイプ4内に位置している点(図
21参照)は、上記第1の実施例と同様である。
【0080】本実施例は、振動板2の両側の側面部に4
段階の段部を設けて階段形状とし、側面部を閉塞部3か
らの長さL1、L2、L3、L4に分割している。そし
て、側面部において、その長さL1、L2、L3、L4
に応じた共振周波数特性f1、f2、f3、f4を有し
ている。
【0081】振動板2の平面部2eには、励振部として
の励振用圧電素子51が固定されている。励振用圧電素
子51は基部6内部の回路部9(図21参照)に電気的
に接続されており、信号を受けて励振する。励振用圧電
素子51が振動した場合、振動板2は図9に示す矢印9
2、93方向に振動する。
【0082】励振用圧電素子51に特定の周波数が与え
られた場合、共振周波数特性が合致したいずれかの長さ
L1、L2、L3、L4に応じた振動が発生し、振動板
2は矢印92、93方向に振動する。図10は共振周波
数特性f1、f2、f3、f4を示している。図10
中、縦軸は受信電圧(単位V)、横軸は周波数(単位H
z)である。
【0083】図10に示すように、本実施例では離散的
な複数の共振周波数特性f1、f2、f3、f4の合成
によって共振帯域Fが構成される。この結果、検出パイ
プ4(図21)の先端も、図10に示す共振帯域Fにお
いて同方向(矢印92、93方向)に振動する。このよ
うに、共振周波数特性f1、f2、f3、f4が合成さ
れることによって、Q特性の低い帯域Fを得ることがで
きる。
【0084】閉塞部3の内部には加速度ピックアップ6
1が設けられている。加速度ピックアップ61は、一方
向検出型であり、振動板2の矢印92、93方向の振動
を振動信号に変換して基部6内部の回路部9(図21)
に出力する。
【0085】本実施例における励振、受信の閉ループの
回路構成を図13を用いて説明する。上述のように、矢
印92、93方向への振動は、受信部である加速度ピッ
クアップ61によって振動信号に変換されて出力され
る。
【0086】この振動信号は、回路部9のアンプG6で
増幅され、バンドパスフィルタBPFを通過し、アンプ
G7によって増幅されて励振用圧電素子51を励振させ
る。バンドパスフィルタBPFでは矢印92、93方向
における固有の振動数のみが通過するようになってい
る。なお、図13に示すバンドパスフィルタBPFの代
りに、図4Bに示すようなPLL方式を採用してもよい
(図示せず)。
【0087】今、かりに励振用圧電素子51に対して、
図10に示すように共振周波数Jが与えられており、こ
の共振周波数Jが共振周波数特性f2に重なって位置し
ているとする。この場合、振動板2の長さL2に応じた
振動が発生しており、この振動によって検出部5(図2
1)が振動している。そして、他の長さL1、L3、L
4については共振周波数Jに対して共振周波数特性がず
れているため、これらに対応した振動は発生しない。
【0088】この状態から、たとえばタンク等の取り付
け環境に変化が生じ、共振周波数特性f1、f2、f
3、f4(共振帯域F)が図10に示す状態から図12
に示す状態にシフトしたとする。このシフトによって、
長さL2に対応した共振周波数特性f2から共振周波数
Jが離脱してしまうため、長さL2に対応する振動は発
生しなくなる。なお、たとえばタンクへの取り付け状況
に応じて振動板2の長さを変えた場合にも、同様に共振
周波数特性が変化してしまう。
【0089】しかし本実施例では、複数の共振周波数特
性f1、f2、f3、f4の合成によって広い共振帯域
Fが構成されているため、各共振周波数特性がシフトし
ても共振周波数Jは共振帯域F内に位置しており、図1
2に示す例では長さL1に対応した振動が発生する。こ
の振動によって検出部5(図21)の振動は持続され
る。
【0090】すなわち、この共振周波数特性がシフトし
ても、矢印92、93方向への振動が受信部である加速
度ピックアップ61によって振動信号に変換されて出力
され、回路部9のアンプG1で増幅され、バンドパスフ
ィルタBPFを通過し、アンプG2によって増幅されて
各励振用圧電素子51を励振させる。
【0091】この結果、従来のように、使用中に誤動作
が生じることがなく、安定したレベル検出を可能とす
る。また、振動の減衰に応じて共振周波数を切り換える
必要はない。
【0092】なお、図9に示す振動板2の代わりに、図
11に示すような振動板を採用してもよい。この振動板
2は先端部に段部が設けられ階段形状になっており、平
面部2eが閉塞部3からの長さL1、L2、L3、L4
に分割されている。そして、平面部2eにおいて、その
長さL1、L2、L3、L4に応じた共振周波数特性f
1、f2、f3、f4を有している。この振動板2の作
用については図9に示すものと同様である。
【0093】また、上記図9に示す振動板2は、閉塞部
3に近い部分が小さく、先端に向うにしたがって大きく
なるように形成されている。しかし、逆に閉塞部3に近
い部分を大きく形成し、先端に向うにしたがって小さく
なるように形成してもよい。
【0094】[第4の実施例]次に、本発明に係る振動
式レベル検出装置および振動式レベル検出方法の第4の
実施例を図14、図15、図16および図17に基づい
て説明する。閉塞部3が検出パイプ4先端に固定され、
振動板2は検出パイプ4内に位置している点(図21参
照)は、上記第1の実施例と同様である。本実施例にお
いては振動板2の両側の側面部にテーパ部を形成し、振
動板2はこのテーパ形状に応じたQ特性の低い共振周波
数特性Fを有している。
【0095】振動板2の平面部2eには、励振部として
の励振用圧電素子51が固定されている。励振用圧電素
子51は基部6内部の回路部9(図21参照)に電気的
に接続されており、信号を受けて励振する。励振用圧電
素子51が振動した場合、振動板2は図14に示す矢印
92、93方向に振動する。
【0096】この場合、振動板2の側面部にはテーパ部
が形成されているため、図15に示すように連続した複
数の共振周波数特性の合成によって振動板2は共振帯域
Fで振動する。この結果、検出パイプ4(図21)の先
端も共振帯域Fで同方向(矢印92、93方向)に振動
する。図15中、縦軸は受信電圧(単位V)、横軸は周
波数(単位Hz)である。
【0097】閉塞部3の内部には受信部としての加速度
ピックアップ61が設けられている。加速度ピックアッ
プ61は、一方向検出型であり、振動板2の矢印92、
93方向の振動を振動信号に変換して基部6内部の回路
部9(図21)に出力する。
【0098】本実施例における励振、受信の閉ループの
回路構成は、上記第3の実施例と同様である。すなわ
ち、図13に示す通り、矢印92、93方向への振動
は、受信部である加速度ピックアップ61によって振動
信号に変換されて出力される。
【0099】この振動信号は、回路部9のアンプG6で
増幅され、バンドパスフィルタBPFを通過し、アンプ
G7によって増幅されて励振用圧電素子51を励振させ
る。バンドパスフィルタBPFでは矢印92、93方向
における固有の振動数のみが通過するようになってい
る。なお、図13に示すバンドパスフィルタBPFの代
りに、図4Bに示すようなPLL方式を採用してもよい
(図示せず)。
【0100】今、かりに励振用圧電素子51に対して、
図15に示すような共振周波数Jが与えられており、振
動板2は矢印92、93方向に振動しているとする。こ
の状態から、たとえばタンク等の取り付け環境に変化が
生じ、共振帯域Fが図15に示す状態から図17に示す
状態にシフトしたとする。なお、たとえばタンクへの取
り付け状況に応じて振動板2の長さを変えた場合にも、
同様に共振周波数特性はシフトして変化してしまう。
【0101】このような場合であっても、本実施例では
Q特性の低い共振帯域Fで振動板2は振動するため、共
振帯域Fがシフトしても共振周波数Jは共振帯域F内に
位置しており、検出部5(図15)の振動は持続され
る。すなわち、矢印92、93方向への振動は、受信部
である加速度ピックアップ61によって振動信号に変換
されて出力され、回路部9のアンプG6で増幅され、バ
ンドパスフィルタBPFを通過し、アンプG7によって
増幅されて各励振用圧電素子51を励振させる。
【0102】この結果、従来のように、使用中に誤動作
が生じることがなく、安定したレベル検出を可能とす
る。また、振動の減衰に応じて共振周波数を切り換える
必要はない。
【0103】なお、図14に示す振動板2の代わりに、
図16に示すような振動板を採用してもよい。この振動
板2は先端部にテーパ部が形成されており、振動板2は
このテーパ形状に応じたQ特性の低い共振周波数特性F
を有している。この振動板2の作用については図14に
示すものと同様である。
【0104】また、上記図14に示す振動板2は、閉塞
部3に近い部分が小さく、先端に向うにしたがって大き
くなるように形成されている。しかし、逆に閉塞部3に
近い部分を大きく形成し、先端に向うにしたがって小さ
くなるように形成してもよい。
【0105】[第5の実施例]次に、本発明に係る振動
式レベル検出装置および振動式レベル検出方法の第5の
実施例を図18、図19および図20に基づいて説明す
る。閉塞部3が検出パイプ4先端に固定され、振動板2
は検出パイプ4内に位置している点(図21参照)は、
上記第1の実施例と同様である。本実施例は、振動板2
に側面方向に傾斜した斜面部89を形成し、この斜面部
89に励振用圧電素子51を固定している。そして、斜
面部89に応じたQ特性の低い共振周波数Fを発生させ
る。
【0106】励振用圧電素子51は基部6内部の回路部
9(図21参照)に電気的に接続されており、信号を受
けて励振する。振動板2の平面部2hの幅L1と側面部
2iの幅L2とは、上記第2の実施例と同様に、互いに
異なる幅として形成されている。
【0107】このため、振動板2は平面部2hの幅L1
と側面部2iの幅L2に応じた共振周波数特性f1、f
2を有している。そして、励振用圧電素子51に特定の
周波数の振動が与えられた場合、共振周波数特性が合致
した平面部2hまたは側面部2iのいずれかに対応した
振動が発生し、振動板2は矢印92、93方向または矢
印94、95方向へ振動する。図19は共振周波数特性
f1、f2を示している。図19中、縦軸は受信電圧
(単位V)、横軸は周波数(単位Hz)である。
【0108】図19に示すように、本実施例では離散的
な複数の共振周波数特性f1、f2の合成によって共振
帯域Fが構成される。この結果、検出パイプ4(図2
1)の先端も、図19に示す共振帯域Fにおいて同方向
(矢印92、93方向または矢印94、95方向)に振
動する。このように、共振周波数特性f1、f2が合成
されることによって、Q特性の低い帯域Fを得ることが
できる。
【0109】閉塞部3の内部には加速度ピックアップ6
1が設けられている。本実施例における加速度ピックア
ップ61は、多方向検出型であり、縦方向及び横方向の
振動を振動信号に変換して出力する。
【0110】本実施例における励振、受信の閉ループの
回路構成は、上記第3の実施例と同様である。すなわ
ち、図13に示す通り、矢印92、93方向または矢印
94、95方向への振動は、受信部である加速度ピック
アップ61によって振動信号に変換されて出力される。
【0111】この振動信号は、回路部9のアンプG6で
増幅され、バンドパスフィルタBPFを通過し、アンプ
G7によって増幅されて励振用圧電素子51を励振させ
る。バンドパスフィルタBPFでは矢印92、93方
向、矢印94、95方向における固有の振動数のみが通
過するようになっている。なお、図13に示すバンドパ
スフィルタBPFの代りに、図4Bに示すようなPLL
方式を採用してもよい(図示せず)。
【0112】今、かりに励振用圧電素子51に対して、
図19に示すような共振周波数Jが与えられており、こ
の共振周波数Jが共振周波数特性f2に重なって位置し
ているとする。この場合、振動板2は矢印94、95方
向に最大幅で振動しており、この最大振動によって検出
部5(図21)が振動している。そして、矢印92、9
3方向については、共振周波数Jに対して共振周波数特
性がずれているため、最大幅では振動していない。
【0113】この状態から、たとえばタンク等の取り付
け環境に変化が生じ、共振周波数特性f1、f2(共振
帯域F)が図19に示す状態から図20に示す状態にシ
フトしたとする。このシフトによって、矢印94、95
方向の共振周波数特性f2から共振周波数Jが離脱して
しまうため、矢印94、95方向へは最大幅で振動しな
くなる。なお、たとえばタンクへの取り付け状況に応じ
て振動板2の長さを変えた場合にも、同様に共振周波数
特性はシフトして変化してしまう。
【0114】しかし本実施例では、矢印92、93方向
および矢印94、95方向の共振周波数特性f1、f2
の合成によって広い共振帯域Fが構成されているため、
各共振周波数特性がシフトしても共振周波数Jは共振帯
域F内に位置しており、振動板2は矢印92、93方向
に最大幅で振動を始める。この矢印94、95方向への
最大幅の振動によって検出部5(図21)の振動は持続
される。
【0115】すなわち、この共振周波数特性がシフトし
ても、矢印94、95方向への振動が受信部である加速
度ピックアップ61によって振動信号に変換されて出力
され、回路部9のアンプG1で増幅され、バンドパスフ
ィルタBPFを通過し、アンプG2によって増幅されて
各励振用圧電素子51を励振させる。
【0116】この結果、従来のように、使用中に誤動作
が生じることがなく、安定したレベル検出を可能とす
る。また、振動の減衰に応じて共振周波数を切り換える
必要はない。
【0117】図25、図26に本実施例における実験デ
ータを示す。図27、図28は、従来の振動式レベル検
出装置におけるデータであり、図25、図26に対応す
る実測データである。図25、図27における縦軸は振
動板の振動に応じた電圧(単位V)、横軸は周波数(単
位Hz)である。また、図26、図28における縦軸は
振動板の振動に応じた電圧(単位V)、横軸は変化させ
た振動板の長さ(単位mm)である。
【0118】図25は振動板2の周波数特性を示してお
り、共振帯域BWは1.28Hz、共振周波数fcは3
18.36Hz、Q特性の値は248.72である。こ
れに対して、図27に示すように、従来の振動式レベル
検出装置では、共振帯域BWは0.64Hz、共振周波
数fcは372.92Hz、Q特性の値は582.67
である。このように、本実施例では共振帯域BWが広
く、従来例に比べてQ特性が低い。このため、上述のよ
うに共振周波数特性がシフトした場合でも、振動板2の
振動の減衰を回避できる。
【0119】図26は、共振周波数特性がシフトした場
合でも、振動板2の振動が減衰しないことを示すデータ
である。共振周波数特性をシフトさせるために、振動板
2が設けられた検出部5(図21)の長さを変化させ、
この変化に応じた振動を測定している。図28は従来の
振動式レベル検出装置における検出部の長さを、同様に
変化させた場合の振動である。図28は従来の振動式レ
ベル検出装置では、長さ500mm近傍で電圧が低下し
振動が減衰している。これに対して、本実施例では電圧
が安定しており、振動板2の振動が減衰しないことが示
されている。
【0120】なお、上記データは本実施例における実験
データであるが、第1の実施例ないし第4の実施例に係
る振動式レベル検出装置および振動式レベル検出方法に
関してもほぼ同様の結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動式レベル検出装置の第1の実
施例における閉塞部、振動板等を示す斜視図である。
【図2】第1の実施例に係る振動板の共振周波数特性を
示す受信電圧Vと周波数fの関係を示す図である。
【図3】第1の実施例に係る振動板の共振周波数特性を
示す受信電圧Vと周波数fの関係を示す図であり、共振
周波数特性がシフトした状態を示す図である。
【図4】Aは第1の実施例における励振、受信の回路図
であり、BはAに示すバンドパスフィルタの代りにPL
L方式を採用した回路図である。
【図5】本発明に係る振動式レベル検出装置の第2の実
施例における閉塞部、振動板等を示す斜視図である。
【図6】第2の実施例に係る振動板の共振周波数特性を
示す受信電圧Vと周波数fの関係を示す図である。
【図7】第2の実施例に係る振動板の共振周波数特性を
示す受信電圧Vと周波数fの関係を示す図であり、共振
周波数特性がシフトした状態を示す図である。
【図8】第2の実施例における励振、受信の回路図であ
る。
【図9】本発明に係る振動式レベル検出装置の第3の実
施例における閉塞部、振動板等を示す斜視図である。
【図10】第3の実施例に係る振動板の共振周波数特性
を示す受信電圧Vと周波数fの関係を示す図である。
【図11】本発明に係る振動式レベル検出装置の第3の
実施例における閉塞部、他の形状を備えた振動板等を示
す斜視図である。
【図12】第3の実施例に係る振動板の共振周波数特性
を示す受信電圧Vと周波数fの関係を示す図であり、共
振周波数特性がシフトした状態を示す図である。
【図13】第3の実施例における励振、受信の回路図で
ある。
【図14】本発明に係る振動式レベル検出装置の第4の
実施例における閉塞部、振動板等を示す斜視図である。
【図15】第4の実施例に係る振動板の共振周波数特性
を示す受信電圧Vと周波数fの関係を示す図である。
【図16】本発明に係る振動式レベル検出装置の第4の
実施例における閉塞部、他の形状を備えた振動板等を示
す斜視図である。
【図17】第4の実施例に係る振動板の共振周波数特性
を示す受信電圧Vと周波数fの関係を示す図であり、共
振周波数特性がシフトした状態を示す図である。
【図18】本発明に係る振動式レベル検出装置の第5の
実施例における閉塞部、振動板等を示す斜視図である。
【図19】第5の実施例に係る振動板の共振周波数特性
を示す受信電圧Vと周波数fの関係を示す図である。
【図20】第5の実施例に係る振動板の共振周波数特性
を示す受信電圧Vと周波数fの関係を示す図であり、共
振周波数特性がシフトした状態を示す図である。
【図21】Aは第1、第2、第3、第4の実施例におけ
る振動式レベル検出装置の全体構成を示す側面図であり
一部断面図、Bは振動式レベル検出装置の検出パイプ、
振動板の振動状態を概念的に示した側面図である。
【図22】タンクの共振帯域と振動体の共振帯域が離れ
ている場合の受信電圧Vと周波数fの関係を示す図であ
る。
【図23】タンクの共振帯域に振動体の共振帯域が一致
する場合の受信電圧Vと周波数fの関係を示す図であ
る。
【図24】タンクの共振帯域が振動体の共振帯域に包含
される場合の受信電圧Vと周波数fの関係を示す図であ
る。
【図25】第5の実施例に係る振動板の共振周波数特性
を示す実験データである。
【図26】第5の実施例に係る振動板の振動に応じた電
圧と、検出パイプの長さとの関係を示す実験データであ
る。
【図27】従来例における振動板の共振周波数特性を示
す実験データである。
【図28】従来例における振動板の振動に応じた電圧
と、検出パイプの長さとの関係を示す実験データであ
る。
【図29】従来の振動式レベル検出装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
2・・・・・振動板 2a、2b、2c、2d・・・・・振動片 2e、2f、2g、2h・・・・・平面部 3・・・・・閉塞部 51、52・・・・・励振用圧電素子 51a、51b、51c、51d・・・・・励振用圧電
素子 61・・・・・加速度ピックアップ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出対象が接触する位置に設けられた振動
    体、 振動体に固定されており、振動信号を受ける励振部であ
    って、振動体に対して当該振動信号に対応する振動を与
    える励振部、 振動体の振動を振動信号に変換して出力し、当該振動信
    号を励振部に与える受信部、 受信部が出力する振動信号を取り込み、当該振動信号に
    基づいて振動体の振動の減衰を検出する検出部、 を備えており、 前記振動体は、複数の共振周波数特性の合成による共振
    帯域を有している、ことを特徴とする振動式レベル検出
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に係る振動式レベル検出装置にお
    いて、 前記振動体は、離散的な複数の共振周波数特性の合成に
    よる共振帯域を有する、 ことを特徴とする振動式レベル検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1に係る振動式レベル検出装置にお
    いて、 前記振動体は、連続的な複数の共振周波数特性の合成に
    よる共振帯域を有する、 ことを特徴とする振動式レベル検出装置。
  4. 【請求項4】請求項2に係る振動式レベル検出装置にお
    いて、 前記振動体は、長さの異なる複数の振動片から構成さ
    れ、各振動片は長さに応じた異なる共振周波数特性を有
    しており、 各振動片には、個別励振部が設けられており、 複数の振動片の共振周波数特性の合成によって共振帯域
    を得る、 ことを特徴とする振動式レベル検出装置。
  5. 【請求項5】請求項2に係る振動式レベル検出装置にお
    いて、 前記振動体は、互いに幅の異なる側面部と平面部とを備
    え、当該側面部および当該平面部に応じた異なる共振周
    波数特性を有しており、 側面部と平面部には、それぞれ個別励振部が設けられて
    おり、 側面部と平面部に対応した各共振周波数特性の合成によ
    って共振帯域を得る、 ことを特徴とする振動式レベル検出装置。
  6. 【請求項6】請求項2に係る振動式レベル検出装置にお
    いて、 前記振動体には、段部が形成されており、当該段部に応
    じた異なる共振周波数特性を有している、 ことを特徴とする振動式レベル検出装置。
  7. 【請求項7】請求項3に係る振動式レベル検出装置にお
    いて、 前記振動体には、テーパ部が形成されており、 当該テーパ部に対応した連続的な複数の共振周波数特性
    の合成によって共振帯域を得る、 ことを特徴とする振動式レベル検出装置。
  8. 【請求項8】検出対象が接触する位置に振動板が設けら
    れ、当該振動板は振動しており、 振動板に検出対象が接触し、振動板の振動が減衰したこ
    とに基づいて検出対象のレベルを検出する、 振動式レベル検出方法において、 前記振動板の共振周波数特性の共振帯域は、検出対象の
    接触以外の外的要因による共振周波数特性の共振帯域よ
    りも広い、 ことを特徴とする振動式レベル検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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